JP2007186309A - 搬送用ローラの支持装置、記録装置及び液体噴射装置 - Google Patents

搬送用ローラの支持装置、記録装置及び液体噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】搬送用駆動ローラと搬送用従動ローラ間の位置設定を簡単な構成によって容易に実行できるコンパクトで安価な搬送用ローラの支持装置1を提供すること。
【解決手段】上流から搬送案内ユニット3に給送された被記録材Pを搬送し記録ポジション12に導く搬送用駆動ローラ32と搬送用従動ローラ33とによって構成される搬送用ローラ31に適用され、搬送用駆動ローラ32の回転軸32Aを軸支する軸受部30Aと、搬送用従動ローラ33の回転軸33Aを軸支する軸受部30Bとを単一の案内ベース30に対して一体に形成するようにした。
【選択図】図6

Description

本発明は、上流から搬送案内ユニットに給送された被記録材を搬送し記録ポジションに導く搬送用駆動ローラと搬送用従動ローラとによって構成される搬送用ローラの支持装置及び該搬送用ローラの支持装置を備えた記録装置に関する。
更に本発明は、インク等の液体をそのヘッドから吐出(噴射)して被記録材(被液体噴射材)に記録を実行する(液体を付着する)インクジェット式記録装置などの液体噴射装置及び該液体噴射装置において設けられる搬送用ローラの支持装置に関するものである。
ここで液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録材に記録を行なうプリンタ、プロッタ、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録材に相当する被液体噴射材に噴射して、前記液体を前記被液体噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
以下、液体噴射装置、そして記録装置の一例であるインクジェットプリンタを例に採って説明する。従来は下記の特許文献1に示すように搬送用駆動ローラと搬送用従動ローラは、すべての部品を機能ごとに分けることなく一体に組み合わせたプリンタ本体の一部の構成部品として設けられていた。このうち搬送用駆動ローラは、用紙の下面に当接して案内する搬送案内部材によって支持されており、一方、搬送用従動ローラは、回動軸を中心にして所定の角度回動するローラホルダによって支持されていた。そして、搬送用駆動ローラと搬送用従動ローラが当接するニップ点(厳密にはローラ幅方向に延びる線状の微小面積として現れる)の位置がずれると、用紙搬送時に用紙に傾き(スキュー)を生じさせ、用紙の搬送不良を招いたり、傾いた状態で用紙に記録が実行される等の多大な影響を及ぼすため、搬送用ローラの支持装置は、他の部品に比べても高い寸法精度と組立精度が要求され、位置調整等の手間も必要になってくる。
また、搬送用駆動ローラと搬送用従動ローラの位置設定は、両者の間に複数の部品が介在されるという構造を採用していることと関係して非常に困難になっている。即ち搬送用駆動ローラと搬送用従動ローラの位置関係を所定の範囲内に収めるように設定しようとすれば、両者を含め両者の間に介在されているすべての部品の寸法精度を管理しなければならず、これらの部品を組み立てる際の管理対象部品も多数に上ってしまう。従って、部品点数、部品の加工工数、部品の組立工数及び部品の管理工数が増加してしまい、製品コストの増大を招くことにつながってしまう。
また、搬送用ローラによって搬送された用紙は、用紙搬送方向の下流に設けられている排出用ローラに受け渡されることになるが、その受け渡しのタイミングや両ローラの速度比が用紙の円滑な搬送、排出を図る上で極めて重要な要素になっている。従って、搬送用駆動ローラを支持する支持部材と排出用駆動ローラを支持する支持部材とが異なれば、その分、搬送用駆動ローラと排出用駆動ローラ間の距離設定が困難になってしまう。また、上記搬送用駆動ローラと搬送用従動ローラの位置設定や搬送用駆動ローラと排出用駆動ローラの距離設定が所定の範囲内に収まっているか否かの確認は、従来プリンタ本体を構成する部品がすべて組み立てられた後でなければ行うことができなかった。従って、上記位置設定や距離設定が所定の範囲内に収まっていなかった場合には、再びプリンタ本体を分解して上記位置設定や距離設定をやり直さなければならず管理作業の煩雑化を招いていた。
特開2002−192782号公報
そこで本発明は、このような背景技術が抱えていた問題点の存在を踏まえてなされたものであって、他部品に比べて高い寸法精度と組立精度が要求され、管理の手間がかかる搬送用駆動ローラと搬送用従動ローラ間の位置設定を簡単な構成によって容易に実行することができるコンパクトで安価な搬送用ローラの支持装置及び該搬送用ローラの支持装置を備えた記録装置等を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の第1の態様に係る搬送用ローラの支持装置は、上流から搬送案内ユニットに給送された被記録材を搬送し記録ポジションに導く搬送用駆動ローラと搬送用従動ローラとによって構成される搬送用ローラの支持装置であって、前記搬送用駆動ローラの回転軸を軸支する軸受部と、前記搬送用従動ローラの回転軸を軸支する軸受部とを単一の案内ベースに対して一体に形成するようにしたことを特徴とするものである。
本発明の第1の態様によれば、前記搬送用駆動ローラの回転軸を軸支する軸受部と、前記搬送用従動ローラの回転軸を軸支する軸受部とが単一の案内ベースに対して一体に形成されているので、搬送用駆動ローラと搬送用従動ローラ間の位置関係が一定になり、部品加工時に要求される寸法精度や部品組立時に要求される組立精度が向上し、上記位置関係が所定の範囲内に収まっていなかった場合に必要となる調整等の管理の手間が大幅に軽減する。
また、搬送用駆動ローラと搬送用従動ローラ間には単一の案内ベースのみが存在しているだけであるから、不要な支持部品等を排除でき、部品点数を削減し、部品コスト及び製品コストの軽減が図られる。
本発明の第2の態様に係る搬送用ローラの支持装置は、本発明の第1の態様において、前記搬送用従動ローラの回転軸には自由回転可能な状態で複数個の搬送用従動ローラが取り付けられており、隣接する搬送用従動ローラ間の回転軸に対して搬送用従動ローラを搬送用駆動ローラ側に付勢する付勢手段の作用端が押圧状態で当接するようにしたことを特徴とするものである。
本発明の第2の態様によれば、付勢手段の作用端を搬送用従動ローラの回転軸を支持する支持部品としても使用しているから部品の有効利用を通じて部品点数の削減、部品加工工数及び部品組立工数の減少を図ることができる。
本発明の第3の態様に係る搬送用ローラの支持装置は、本発明の第2の態様において、前記搬送用従動ローラの回転軸は複数本設けられており、1本の回転軸に対して2個の搬送用従動ローラが軸方向に自由摺動可能な状態で取り付けられていることを特徴とするものである。
本発明の第3の態様によれば、回転軸の長さを短くできるから回転軸の剛性を高めることができ、回転軸の撓み量を小さくすることができる。また、回転軸には搬送用従動ローラの取付位置を規制するための部品や構造が設けられていないから、部品点数及び部品加工工数の削減を図ることができる。
本発明の第4の態様に係る搬送用ローラの支持装置は、本発明の第1〜第3のいずれか1つの態様において、前記搬送用従動ローラの回転軸を軸支する軸受部は搬送用従動ローラの回転軸における周胴部の円周方向の一部の範囲のみを保持するよう、軸受部の一部に間隙部が設けられており、該間隙部を挟んで対峙する少なくとも一方の部材が弾性係止片になっていて、該弾性係止片の弾性変形を利用して前記間隙部から搬送用従動ローラの回転軸を装着し取り外すようにしたことを特徴とするものである。
本発明の第4の態様によれば、搬送用従動ローラの回転軸の軸受部に対する装着を単に間隙部に該回転軸を押し込むだけででき、該回転軸の軸受部からの取り外しを単に間隙部から該回転軸を引き抜くだけで行うことができる。また、弾性係止片の弾性変形によって装着された回転軸の軸受部からの脱落が防止されており、回転軸の脱落を防止する係止部材等を省略することが可能になっている。
本発明の第5の態様に係る搬送用ローラの支持装置は、本発明の第1〜第4のいずれか1つの態様において、前記案内ベースには排出用駆動ローラの回転軸を軸支する軸受部が一体に形成されていることを特徴とするものである。
本発明の第5の態様によれば、搬送用駆動ローラと排出用駆動ローラ間の距離設定が容易且つ正確になり、円滑で傾きのない被記録材の搬送と排出が可能となる。
本発明の第6の態様に係る記録装置は、自動的に被記録材を連続して給送する自動給送ユニットと、該自動給送ユニットによって給送された被記録材を搬送して記録ポジションに向けて案内し、更に記録実行後の被記録材を排出用スタッカの載置面上に排出する搬送案内ユニットと、該搬送案内ユニットに対して設けられる搬送用駆動ローラと搬送用従動ローラとによって構成される搬送用ローラの支持装置とを備える記録装置であって、搬送用ローラの支持装置として本発明の第1〜第5のいずれか1つの態様の搬送用ローラの支持装置を適用したことを特徴とするものである。
本発明の第6の態様によれば、他部品に比べて高い寸法精度と組立精度が要求され、管理の手間がかかる搬送用駆動ローラと搬送用従動ローラ間の位置設定を簡単な構成によって容易に実行することができるコンパクトで安価な搬送用ローラの支持装置を備えた記録装置を提供することが可能となる。また、被記録材の円滑で高精度の搬送が実行されるため、被記録材の傾きに起因する被記録材の搬送不良が防止でき記録品質の向上が図られる。
本発明の第7の態様に係る記録装置は、本発明の第6の態様において、前記記録装置は被記録材の搬送や記録の実行の為の機能ごとに分けられた前記自動給送ユニットと搬送案内ユニットを含む複数の機能ユニットを組み合わせることによって基本的に構成されており、前記搬送用ローラの支持装置の組み立て及び機能確認検査は前記搬送案内ユニット単体で行われる組み立て及び機能確認検査において実行されるようにしたことを特徴とするものである。
本発明の第7の態様によれば、搬送案内ユニットを組み立てた段階で搬送用ローラの支持装置の機能確認検査を行うことができ、所望の機能が発揮されない場合には直ちに搬送用ローラの位置調整等を行うことができる。また、機能が確認保証された搬送案内ユニットを使用することによって記録装置全体の組立工数や検査、調整等に要する管理工数等が大幅に削減される。
本発明の第8の態様に係る液体噴射装置は、自動的に被液体噴射材を連続して給送する自動給送ユニットと、該自動給送ユニットによって給送された被液体噴射材を搬送して液体噴射ポジションに向けて案内し、更に液体噴射実行後の被液体噴射材を排出用スタッカの載置面上に排出する搬送案内ユニットと、該搬送案内ユニットに対して設けられる搬送用駆動ローラと搬送用従動ローラとによって構成される搬送用ローラの支持装置とを備える液体噴射装置であって、前記搬送用ローラの支持装置は前記搬送用駆動ローラの回転軸を軸支する軸受部と、前記搬送用従動ローラの回転軸を軸支する軸受部とを単一の案内ベースに対して一体に形成したことを特徴とするものである。
以下、本願発明に係る搬送用ローラの支持装置及び該搬送用ローラの支持装置を備えた液体噴射装置の一例である記録装置について説明する。最初に本願発明の液体噴射装置、そしてその一例である記録装置を実施するための最良の形態としてインクジェットプリンタ100を採り上げて、その全体構成の概略を図面に基づいて説明する。
図1は使用状態のインクジェットプリンタの外観を示す斜視図、図2は未使用状態のインクジェットプリンタの外観を示す斜視図である。図3は本体ケーシングを取り外した状態のインクジェットプリンタの外観を示す斜視図、図4はユニット構造体とユニット構造体を構成する複数の機能ユニットを示す斜視図である。また図5はインクジェットプリンタの内部構造の概略を示す側断面図である。
尚、ここで説明するインクジェットプリンタ100は例えば葉書サイズ以下の被液体噴射材の一例である被記録材P(以下単に用紙Pともいう)を対象にした極めてコンパクトで持ち運びができる比較的シンプルな構造のインクジェットプリンタである。またこのインクジェットプリンタ100はパーソナルコンピュータに接続しなくても直接用紙Pに記録の実行ができるいわゆるダイレクトプリンタと呼ばれているタイプのインクジェットプリンタである。
このインクジェットプリンタ100は、図1、図2に示すような角箱状の本体ケーシング10を備えている。本体ケーシング10は、本体ケーシング10の前面、後面、左右の側面及び底面を閉塞する深底容器状のケーシング本体13と、図2に示す非使用状態では本体ケーシング10の上面を閉塞し、図1に示す使用状態では後述する給送用トレイ20のペーパーサポート(トレイサポートとも言える)として機能する上面パネル14と、図2に示す未使用状態において上記上面パネル14の下方に位置するよう、ケーシング本体13の上部開口を閉塞するように設けられる操作パネル15と、上記ケーシング本体13の前面の一部を開口し、当該前面開口を閉塞するように開閉自在に設けられる前面パネルを兼ねた排出用スタッカ16と、上記ケーシング本体13の左右の側面に対して回動可能な状態で接続される門型をした手提げハンドル17とを備えている。
そして、上記操作パネル15上には、中央に液晶モニタ15A、液晶モニタ15Aの周囲と前面側の隅部に操作ボタン15Bが設けられており、操作パネル15の後部には、後述する自動給送ユニット2に対して用紙Pを供給するための給送用開口15Cが形成されている。また、上面パネル14の中央には、上面パネル14を閉塞した状態でも上記液晶モニタ15Aを外部から視認できるようにする表示窓14Aが設けられている。また、排出用スタッカ16は、下部の左右のコーナー部に回動支点を備えており、この回動支点を中心にして約90°の範囲に亘って上下に回動できるようになっている。また、排出用スタッカ16の裏面は、図1に示す使用状態では上面に位置するように構成されており、記録実行後の用紙Pを受け取る被液体噴射材受け部の一例である排出用スタッカ16の載置面16Aとなっている。
また、ケーシング本体13の前面開口の上部には、デジタルカメラ等で撮影した画像データを収録したメモリーカード等を挿入するためのメモリー挿入口13Aが設けられている。そして、このインクジェットプリンタ100は、図2に示す非使用状態では外部に操作ボタン15Bや排出用スタッカ16を拡開するための指掛け部等が一切露出しない極めてシンプルですっきりしたデザインの外観となっている。また、この状態ではインクジェットプリンタ100を動作させることはできず、上面パネル14を拡開し、所定の操作ボタン15Bを押すことによってインクジェットプリンタ100を動作させることができるように構成されている。
そして、インクジェットプリンタ100の上記本体ケーシング10を図3、図4に示すように取り外すと、図示のようなユニット構造体11が現れる。このユニット構造体11は、用紙Pの搬送や記録の実行に欠かすことができない機能ごとに分けられた複数の機能ユニットを組み合わせることによって基本的に構成されている。これらの機能ユニットは、それぞれ独立した機能を有しており、各機能ユニット単独で組み立て、動作の確認及び機能検査等が実行できるようになっている。因みに、図示のインクジェットプリンタ100におけるユニット構造体11は、自動給送ユニット2、搬送案内ユニット3、キャリッジ駆動ユニット4、記録ヘッド・インク吸引ユニット5、チョークバルブユニット6、インク供給路ユニット7、インクチューブユニット8及びインクカートリッジ着脱ユニット9の8つの機能ユニットによって構成されている。
このようなユニット構造体11の背面側の上部には自動給送ユニット2が設けられている。自動給送ユニット2は、自動的に用紙Pを連続して給送するという機能を有する機能ユニットである。また、この自動給送ユニット2は、用紙Pの左右の側縁E(エッジとも言う)に対して共動する2つの可動エッジガイド24、25を当接させて給送用トレイ20上に積畳状態で載置された用紙Pを中央に位置合わせする中央位置合わせタイプの自動給送ユニットである。
自動給送ユニット2は、用紙Pを複数枚積畳し得る被液体噴射材積畳部の一例である給送用トレイ20と、給送用トレイ20上の用紙Pを給送用ローラ23に向けて押し上げる動作実行手段の一例であるホッパ26と、ホッパ26との挟圧送り作用によって給送用トレイ20上の上位の用紙Pをピックアップする同じく動作実行手段の一例である給送用ローラ23と、最上位の用紙Pのみが給送されるように重送された後続の用紙Pを最上位の用紙Pから分離する分離作用部の一例である斜面度当て式の分離用斜面21等とを備えている。また、自動給送ユニット2には用紙Pの左右の側縁Eに当接する2つの可動エッジガイド24、25と、これら2つの可動エッジガイド24、25を接近、離反方向に共動させることによって用紙Pを中央に位置合わせする図示しない中央位置合わせ機構とが設けられている。
次に、用紙Pの搬送経路に従ってインクジェットプリンタ100の内部構造の概略を説明する。給送用トレイ20上に載置され可動エッジガイド24、25によって左右の側縁Eが規制された用紙Pは、給送用ローラ23の回転軸27の回転に伴って、ホッパ26が所定のタイミングで上昇し、給送用ローラ23に向けて押し上げられる。そして、給送用ローラ23の回転に伴って最上位に位置する用紙Pから順番に給送用ローラ23近傍に設けられている分離作用部の一例である分離用斜面21や図示しない戻しレバー等の力を借りて単位数ずつピックアップされ、ピックアップされた用紙Pは可動エッジガイド24、25によって左右の両側縁Eが案内されて用紙搬送方向下流に向けて搬送される。
給送用ローラ23の下流には、用紙Pの搬送経路の一部を形作っている経路案内部材22が設けられており、この経路案内部材22によって案内された用紙Pは用紙搬送方向下流に位置する搬送案内ユニット3に導かれる。搬送案内ユニット3は、上記自動給送ユニット2によって上流から給送された用紙Pを搬送して記録ポジション12に向けて案内し、更に記録実行後の用紙Pを本体ケーシング10に対して設けられている排出用スタッカ16の載置面16A上に排出するという機能を有する機能ユニットである。
搬送案内ユニット3には一体に成形された単一の案内ベース30が設けられており、該案内ベース30における用紙搬送方向の最も上流側には搬送案内ローラ34が自由回転可能な状態で設けられている。この搬送案内ローラ34は、用紙Pが上記給送用ローラ23と後述する搬送用ローラ31の双方によって挟持されることによって生ずる引張力の増加に伴う搬送抵抗を効果的に低減させて円滑な用紙Pの搬送を実行するために設けられている部材である。そして、搬送案内ローラ34の下流には搬送用駆動ローラ32と搬送用従動ローラ33とによって構成される上記搬送用ローラ31が設けられている。
そして、搬送用ローラ31によって挟圧された状態で搬送される用紙Pは、下流の液体噴射ポジションの一例である記録ポジション12に向けて案内される。
記録ポジション12には用紙Pに記録を実行する液体噴射実行手段の一例である記録実行手段の主たる構成要素として、液体噴射ヘッドの一例である記録ヘッド51が設けられている。記録ヘッド51は、記録ヘッド51の図示しないノズル開口に詰まったインクを取り除く液体吸引装置の一例であるインク吸引装置53と一体になって記録ヘッド・インク吸引ユニット5を構成している。記録ヘッド・インク吸引ユニット5は、記録ヘッド装置50とインク吸引装置53とによって構成されており、このうち記録ヘッド装置50は上記記録ヘッド51と、該記録ヘッド51を下面に装着した状態で保持するヘッドベース52とを備えることによって構成されている。
ヘッドベース52は、次に述べるキャリッジ駆動ユニット4におけるキャリッジ40の前面に水平な姿勢で取り付けられている部材である。また、ヘッドベース52の上方空間は、後述するインクチューブユニット8におけるインクチューブ80やFFC(フレキシブルフラットケーブル)81の撓み変形許容空間として利用されている。また、ヘッドベース52の上方空間の側方寄りの一部とヘッドベース52の内部空間には、インクチューブ80から流入した各色のインクを記録ヘッド51の図示しない所定のノズル開口に導く、図示しないインクの供給経路が設けられている。
一方、インク吸引装置53は、上記記録ヘッド装置50がホームポジションに位置する時の下方空間に設けられている装置で、フラッシング時やヘッドクリーニング時においてノズル開口に詰まったインクを吸引除去する役割を有している。そして、インク吸引装置53は、上記搬送用駆動ローラ32や排出用駆動ローラ36から動力を得るギヤ列54と、ギヤ列54の出力ギヤに接続されて動作する吸引ポンプ55と、吸引時において記録ヘッド51の下面に当接してノズル開口を閉塞するキャップ部56と、吸引ポンプ55とキャップ部56を接続する図示しないポンプチューブとを備えることによって基本的に構成されている。
キャリッジ駆動ユニット4は、キャリッジ40を主走査方向X(用紙Pの幅方向と一致する)に往復可能に走行させる機能ユニットであり、走行主体であるキャリッジ40と、キャリッジ40の往復駆動手段である図示しないモータと、モータの回転運動をキャリッジ40の直線的な往復運動に変換する2つの図示しないプーリ及び2つのプーリ間に巻回される無端ベルト41と、キャリッジ40の往復運動を案内するキャリッジガイド軸42とを備えることによって基本的に構成されている。
また、上記記録ヘッド・インク吸引ユニット5には、ユニット構造体11の下部に設けられるインクカートリッジ着脱ユニット9に装着されたインクカートリッジ90から供給されたインクが途中チョークバルブユニット6及びインク供給路ユニット7を通り、更にインクチューブユニット8におけるインクチューブ80を経て供給されるようになっている。インクカートリッジ着脱ユニット9は、比較的大容量の一体型のインクカートリッジ90を比較的小さな力で装着し取り外すことができる機能ユニットである。具体的にはインクカートリッジ着脱ユニット9は、てこの原理を利用しており、ユニット構造体11の背面側に設けられた操作レバー91を操作することによってインクカートリッジ90をユニット構造体11の背面側から出し入れできるように構成されている。
チョークバルブユニット6は、インクカートリッジ90から供給されたインクのインク供給路70への流入と流入の遮断を弁の開閉によって切り替える機能ユニットである。チョークバルブユニット6は、上記排出用駆動ローラ36の回転軸36Aの一端に取り付けられる伝達ギヤ60と噛み合って動力を得るギヤ列61と、ギヤ列61からの動力と図示しない磁石の磁力及び付勢バネの付勢力とによって開閉制御される図示しないチョークバルブとを備えることによって基本的に構成されている。
インク供給路ユニット7は、インク供給路70に流入した各色のインクを当該インクの色に対応したそれぞれのインクチューブ80に導く機能ユニットである。インク供給路ユニット7は、インクカートリッジ90の図示しないインク吐出孔に刺さるインク供給針71と、該インク供給針71と上記チョークバルブ間及び上記チョークバルブとインクチューブ80間を接続する各色のインクごとに区分されたインク供給路70とを備えることによって基本的に構成されている。
上記記録ヘッド51の下方には、記録ヘッド51と対向して記録ヘッド51下面の図示しないノズル開口との間のギャップPGを規定するプラテン38が設けられている。プラテン38は、搬送案内ユニット3における案内ベース30の上面に形成された案内リブ状の部材であり、用紙幅方向に亘って複数設けられている。そして、記録ヘッド51とプラテン38との間に用紙Pを主走査方向Xと直交する副走査方向Y(用紙Pの搬送方向と一致する)に所定の搬送量で搬送する動作と、記録ヘッド51を主走査方向Xに一往復させる間に記録ヘッド51下面の図示しないノズル開口から用紙Pに向けてインクを吐出する動作とを相互に繰り返すことによって、用紙Pの被記録面の全面に亘って所望の記録が実行される。尚、上記ギャップPGは、高精度の記録を実行する上で極めて重要な要素になっており、用紙Pの厚さの変化等に応じて適宜調節されるようになっている。
記録ヘッド51の下流には排出用駆動ローラ36と、排出用従動ローラ37とによって構成される被液体噴射材排出手段の一例である排出用ローラ35が設けられている。尚、該排出用ローラ35は、搬送案内ユニット3の構成部材の1つになっている。そして、排出用ローラ35によって排出された用紙Pは、更に搬送方向下流に位置する被液体噴射材受け部の一例である上記排出用スタッカ16の載置面16A上に排出されるようになっている。
排出用従動ローラ37は、その外周に複数の歯を有する歯付きローラであり、図示しない支持フレーム等によって自由回転可能な状態で軸支されている。また、上記搬送用従動ローラ33は、搬送用駆動ローラ32よりその軸芯位置が幾分搬送方向下流側に位置するように配設されており、一方上記排出用従動ローラ37は、排出用駆動ローラ36より軸芯位置が幾分搬送方向上流側に位置するように配設されている。このような配設態様をとることによって用紙Pは、搬送用ローラ31と排出用ローラ35との間において僅かに下に凸となる「逆ぞり」と呼ばれる湾曲状態が形成されている。そして、用紙Pがこのような形状をとることによって、記録ヘッド51に対して対向する位置にある用紙Pは、プラテン38上に押し付けられ、用紙Pの浮き上がりが防止されて正常に記録が実行されるようになっている。
[実施例]
次に、このようなインクジェットプリンタ100に対して設けられる本発明の搬送用ローラの支持装置1について図面に基づいて具体的に説明する。
図6は本発明の搬送用ローラの支持装置を適用した搬送案内ユニットを示す斜視図、図7は同上、平面図である。また図8は本発明の搬送用ローラの支持装置を適用した搬送案内ユニットを示す側断面図である。
本発明の一実施例に係る搬送用ローラの支持装置1は、前述した搬送案内ユニット3に対して設けられており、用紙Pの下面に摺接して用紙Pの搬送、排出を案内する案内ベース30の構造と、搬送用従動ローラ33の支持構造とに特徴を有している。具体的には搬送用ローラの支持装置1は、搬送用駆動ローラ32の回転軸32Aを軸支する軸受部30Aと、搬送用従動ローラ33の回転軸33Aを軸支する軸受部30Bとを単一の案内ベース30に対して一体に形成することによって基本的に構成されている。また、上記案内ベース30には、排出用駆動ローラ36の回転軸36Aを軸支する軸受部30Cも一体に形成されている。
上記軸受部30A、30B、30Cのうち、搬送用従動ローラ33の回転軸33Aを軸支する軸受部30Bを除く、残りの2つの軸受部30A、30Cは、それぞれの回転軸32A、36Aを軸方向から挿入し、適宜の固定手段を使用して回転可能な状態で取り付けられている。また、軸受部30A、30Cは、それぞれの回転軸32A、36Aの周胴部の円周方向の全範囲に亘って保持するように構成されている。一方、搬送用従動ローラ33の回転軸33Aを軸支する軸受部30Bは、搬送用従動ローラ33の回転軸33Aにおける周胴部の円周方向の一部の範囲のみを保持するよう、軸受部30Bの一部に間隙部300が設けられている。具体的には軸受部30Bは、上記に間隙部300を有するフック形状に形成されており、前面側に位置する部分が上記間隙部300を広げたり、狭める方向に弾性変形する弾性係止片301になっている。
搬送用従動ローラ33の回転軸33Aは2本設けられており、1本の回転軸33Aに対して2個の搬送用従動ローラ33が軸方向に自由摺動可能で軸回りに自由回転可能な状態で取り付けられている。そして、1本の回転軸33Aの中間、即ち隣接する2個の搬送用従動ローラ33の中間位置Oには、搬送用従動ローラ33を搬送用駆動ローラ32側に付勢する付勢手段の一例であるねじりコイルバネ33Bの作用端302が押圧状態で当接するように構成されている。
また、このような状態で回転軸33Aに挿嵌されている搬送用従動ローラ33を軸受部30Bに取り付ける場合には、軸受部30Bの間隙部300に上方から回転軸33Aを押し込むだけでよく、該回転軸33Aの押込力によって上記弾性係止片301が間隙部300を広げる方向に弾性変形して回転軸33Aは間隙部300に係止された状態になる。そして、このようにして回転軸33Aが軸受部30Bに係止された状態では、搬送用従動ローラ33は、軸受部30Bによって軸方向の移動が規制され、回転軸33Aの軸回りに自由回転可能な状態になっている。尚、軸受部30Bのうち上記ねじりコイルバネ33Bの作用端302が作用する部位に位置する軸受部30Bについては、上記作用端302との干渉を防ぐためにスリット303が形成されている。
次に、このようにして構成される図示の搬送用ローラの支持装置1の作用を整理し、(1)軸受部を案内ベースに一体化させたことによる作用と、(2)搬送用従動ローラの支持構造を改変したことによる作用と、(3)インクジェットプリンタを機能ユニット化したことによる作用とに分けて説明する。
(1)軸受部を案内ベースに一体化させたことによる作用
搬送用駆動ローラ32の軸受部30Aと搬送用従動ローラ33の軸受部30Bと排出用駆動ローラ36の軸受部30Cが単一の案内ベース30に対して一体に形成されていることにより、各軸受部30A、30B、30C間の距離が一定になるため、部品の寸法精度や組立精度等に影響されることなく、搬送用駆動ローラ32と搬送用従動ローラ33間の位置設定や搬送用駆動ローラ32と排出用駆動ローラ36間の距離設定を容易に行うことができる。
また、搬送用駆動ローラ32と搬送用従動ローラ33間や搬送用駆動ローラ32と排出用駆動ローラ36間に設けられていた中間部品等を排除でき、部品点数を削減して部品コスト及び製品コストの軽減が図られる。
(2)搬送用従動ローラの支持構造を改変したことによる作用
ローラホルダを使用した従来の搬送用従動ローラの支持構造に代えて、搬送用従動ローラ33の回転軸33Aを案内ベース30に設けた軸受部30Bに直接支持させる搬送用従動ローラの支持構造を採用したことにより、部品の有効利用を通じて部品点数の削減と、支持構造の簡素化が図れ、部品加工工数及び部品組立工数の減少を図ることができる。また、軸受部30Bに間隙部300を設けて弾性係止片301を弾性変形させる構成を採用したことにより、搬送用従動ローラ33の装着及び取り外しがワンタッチで行えるようになり、組立工数の一層の減少を図ることができる。
(3)インクジェットプリンタを機能ユニット化したことによる作用
インクジェットプリンタ100を機能ユニット化したことにより、搬送案内ユニット3を組み立てた段階で搬送用ローラの支持装置1の機能確認検査を行うことができる。従って、当該機能確認検査によって搬送用ローラの支持装置1が所望の機能を発揮し得ないと判断された場合には、直ちに搬送用駆動ローラ32、搬送用従動ローラ33ないし排出用駆動ローラ36の取付位置の調整等を行うことができる。従って、このように機能が機能ユニットの段階で確認保証された搬送案内ユニット3を使用することによって、インクジェットプリンタ100として組み上げた状態での機能検査を省略でき、これに伴う管理工数等が大幅に削減される。
[他の実施例]
本願発明に係る搬送用ローラの支持装置1及び該搬送用ローラの支持装置1を備えた記録装置100等は、以上述べたような構成を基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行なうことも勿論可能である。例えば、搬送用従動ローラ33の数や搬送用従動ローラ33の回転軸33Aの数は、前述した実施例で示した数に限定されることはなく、適宜増減することが可能である。また、これに伴って搬送用従動ローラ33の回転軸33Aを軸支する軸受部30Bの数を増減することが可能である。
また、1本の回転軸33Aに対して1本のねじりコイルバネ33Bを作用させる他、1本の回転軸33Aに対して複数本のねじりコイルバネ33Bを作用させたり、1本のねじりコイルバネ33Bによって複数本の回転軸33Aや1本の回転軸33Aの複数の部位を同時に押圧保持し得るように構成することも可能である。また、ねじりコイルバネ33Bに代えて板バネ等、他の付勢手段を採用することも可能である。この他、軸受部30Bにおける弾性係止片301を間隙部300を挟んで対峙するように2個設けることも可能である。
使用状態のインクジェットプリンタの外観を示す斜視図。 未使用状態のインクジェットプリンタの外観を示す斜視図。 本体ケーシングを取り外した状態のインクジェットプリンタの外観を示す斜視図。 ユニット構造体とユニット構造体を構成する複数の機能ユニットを示す斜視図。 インクジェットプリンタの内部構造の概略を示す側断面図。 搬送用ローラの支持構造を適用した搬送案内ユニットを示す斜視図。 搬送用ローラの支持構造を適用した搬送案内ユニットを示す平面図。 搬送用ローラの支持構造を適用した搬送案内ユニットを示す側断面図。
符号の説明
1 搬送用ローラの支持装置、2 自動給送ユニット、3 搬送案内ユニット、
4 キャリッジ駆動ユニット、5 記録ヘッド・インク吸引ユニット、
6 チョークバルブユニット、7 インク供給路ユニット、
8 インクチューブユニット、9 インクカートリッジ着脱ユニット、
10 本体ケーシング、11 ユニット構造体、12 記録ポジション、
13 ケーシング本体、13A メモリー挿入口、14 上面パネル、14A 表示窓、15 操作パネル、15A 液晶モニタ、15B 操作ボタン、15C 給送用開口、
16 排出用スタッカ、16A 載置面、17 手提げハンドル、20 給送用トレイ、21 分離用斜面、22 経路案内部材、23 給送用ローラ、24 可動エッジガイド
25 可動エッジガイド、26 ホッパ、27 回転軸(給送用ローラの)、
30 案内ベース、30A 軸受部、30B 軸受部、30C 軸受部、
31 搬送用ローラ、32 搬送用駆動ローラ、32A 回転軸、
33 搬送用従動ローラ、33A 回転軸、33B ねじりコイルバネ、
34 搬送案内ローラ、35 排出用ローラ、36 排出用駆動ローラ、36A 回転軸
37 排出用従動ローラ、38 プラテン、40 キャリッジ、41 無端ベルト、
42 キャリッジガイド軸、50 記録ヘッド装置、51 記録ヘッド、
52 ヘッドベース、53 インク吸引装置、54 ギヤ列、55 吸引ポンプ、
56 キャップ部、60 伝達ギヤ、61 ギヤ列、70 インク供給路、
71 インク供給針、80 インクチューブ、
81 FFC(フレキシブルフラットケーブル)、90 インクカートリッジ、
91 操作レバー、100 インクジェットプリンタ(記録装置)、300 間隙部、
301 弾性係止片、302 作用端、303 スリット、P 用紙(被記録材)、
X 主走査方向、Y 副走査方向、PG ギャップ、E 側縁(エッジ)、O 中間位置

Claims (8)

  1. 上流から搬送案内ユニットに給送された被記録材を搬送し記録ポジションに導く搬送用駆動ローラと搬送用従動ローラとによって構成される搬送用ローラの支持装置であって、
    前記搬送用駆動ローラの回転軸を軸支する軸受部と、前記搬送用従動ローラの回転軸を軸支する軸受部とを単一の案内ベースに対して一体に形成したことを特徴とする搬送用ローラの支持装置。
  2. 請求項1において、前記搬送用従動ローラの回転軸には自由回転可能な状態で複数個の搬送用従動ローラが取り付けられており、隣接する搬送用従動ローラ間の回転軸に対して搬送用従動ローラを搬送用駆動ローラ側に付勢する付勢手段の作用端が押圧状態で当接するようにしたことを特徴とする搬送用ローラの支持装置。
  3. 請求項2において、前記搬送用従動ローラの回転軸は複数本設けられており、1本の回転軸に対して2個の搬送用従動ローラが軸方向に自由摺動可能な状態で取り付けられていることを特徴とする搬送用ローラの支持装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、前記搬送用従動ローラの回転軸を軸支する軸受部は、搬送用従動ローラの回転軸における周胴部の円周方向の一部の範囲のみを保持するよう、軸受部の一部に間隙部が設けられており、該間隙部を挟んで対峙する少なくとも一方の部材が弾性係止片になっていて、該弾性係止片の弾性変形を利用して前記間隙部に対して搬送用従動ローラの回転軸を装着し取り外すようにしたことを特徴とする搬送用ローラの支持装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、前記案内ベースには排出用駆動ローラの回転軸を軸支する軸受部が一体に形成されていることを特徴とする搬送用ローラの支持装置。
  6. 自動的に被記録材を連続して給送する自動給送ユニットと、該自動給送ユニットによって給送された被記録材を搬送して記録ポジションに向けて案内し、更に記録実行後の被記録材を排出用スタッカの載置面上に排出する搬送案内ユニットと、該搬送案内ユニットに対して設けられる搬送用駆動ローラと搬送用従動ローラとによって構成される搬送用ローラの支持装置とを備える記録装置であって、
    前記搬送用ローラの支持装置は請求項1〜5のいずれか1項に記載した搬送用ローラの支持装置であることを特徴とする記録装置。
  7. 請求項6において、前記記録装置は被記録材の搬送や記録の実行の為の機能ごとに分けられた前記自動給送ユニット及び搬送案内ユニットを含む複数の機能ユニットを組み合わせることによって基本的に構成されており、前記搬送用ローラの支持装置の組み立て及び機能確認検査は前記搬送案内ユニット単体で行われる組み立て及び機能確認検査において実行されるように構成されていることを特徴とする記録装置。
  8. 自動的に被液体噴射材を連続して給送する自動給送ユニットと、該自動給送ユニットによって給送された被液体噴射材を搬送して液体噴射ポジションに向けて案内し、更に液体噴射実行後の被液体噴射材を排出用スタッカの載置面上に排出する搬送案内ユニットと、該搬送案内ユニットに対して設けられる搬送用駆動ローラと搬送用従動ローラとによって構成される搬送用ローラの支持装置とを備える液体噴射装置であって、
    前記搬送用ローラの支持装置は前記搬送用駆動ローラの回転軸を軸支する軸受部と、前記搬送用従動ローラの回転軸を軸支する軸受部とを単一の案内ベースに対して一体に形成したことを特徴とする液体噴射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016222394A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 キヤノン株式会社 シート搬送装置及び画像形成装置

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