JP2011023707A - セラミック電子部品 - Google Patents

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Taiji Yamashita
泰治 山下
Koji Kato
浩二 加藤
Kenichi Okajima
健一 岡島
Naoto Muranishi
直人 村西
Hiroki Fukunaga
大樹 福永
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Abstract

【課題】絶縁抵抗の劣化が十分に抑制されたセラミック電子部品を提供する。
【解決手段】セラミック電子部品1は、直方体状のセラミック素体10と、一対の内部電極11,12とを備えている。一対の内部電極11,12のそれぞれは、セラミック素体10の内部に配置されており、第1の端面10eまたは第2の端面10fに露出している。一対の内部電極11,12のそれぞれは、第1及び第2の主面10a、10bと平行である。一対の内部電極11,12は、高さ方向において互いに対向している。電子部品1では、内部電極11,12の幅方向における両端部11b、11c、12b、12cには、異相領域が形成されている。異相領域が形成されている内部電極11,12の両端部の長さ方向及び高さ方向に沿った断面において、異相領域の占有率が85%以上である。
【選択図】図3

Description

本発明は、セラミック電子部品に関し、詳細には、セラミック素体の内部に内部電極が形成されているセラミック電子部品に関する。
近年、携帯電話や携帯音楽プレイヤーなどの電子機器の小型化が進むにつれて、電子機器に搭載されるコンデンサなどのセラミック電子部品の小型化が急速に進んできている。例えば、積層セラミックコンデンサに代表される積層セラミック電子部品においては、チップサイズを小さくしつつ、所定の特性を確保することを目的として、一対の内部電極間に位置するセラミック層を薄層化する試みがなされている。
セラミック層が薄層化されると、セラミック層1層あたりに印加される電界強度が高くなる。また、セラミック層の薄層化に伴い、セラミック層1層あたりのグレインの数も少なくなるため、絶縁抵抗の高い粒界の数が少なくなる。従って、セラミック層の絶縁抵抗の劣化が顕著になってきている。通常、セラミック層の絶縁抵抗の劣化は、セラミック層の全体で一様に生じるものではなく、セラミック層のうち、局所的に薄い部分や、内部電極の端部近傍に位置する部分などの電界が集中する部分で生じやすい。
このような問題に鑑み、例えば、下記の特許文献1では、セラミック電子部品の絶縁抵抗の劣化を抑制する方法として、誘電体層及び内部電極層のうちの少なくとも一方に、Mg及びMn元素を含有する異相を形成する方法が提案されている。
特開2006−73623号公報
しかしながら、特許文献1に記載のように、セラミック電子部品の絶縁抵抗の劣化を抑制する方法として、誘電体層及び内部電極層のうちの少なくとも一方に、Mg及びMn元素を含有する異相を形成した場合であっても、セラミック電子部品の絶縁抵抗の劣化を十分に抑制することが困難な場合があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、絶縁抵抗の劣化が十分に抑制されたセラミック電子部品を提供することにある。すなわち、絶縁抵抗の高いセラミック電子部品を提供することにある。
本発明に係るセラミック電子部品は、直方体状のセラミック素体と、一対の内部電極とを備えている。セラミック素体は、第1及び第2の主面と、第1及び第2の側面と、第1及び第2の端面とを有する。第1及び第2の主面は、長さ方向及び幅方向に沿って延びている。第1及び第2の側面は、長さ方向及び高さ方向に沿って延びている。第1及び第2の端面は、幅方向及び高さ方向に沿って延びている。一対の内部電極のそれぞれは、セラミック素体の内部に配置されている。一対の内部電極のそれぞれは、第1の端面または第2の端面に露出している。一対の内部電極のそれぞれは、第1及び第2の主面と平行である。一対の内部電極は、高さ方向において互いに対向している。本発明に係る第2のセラミック電子部品では、内部電極の幅方向における両端部には、内部電極を構成する金属の酸化物にセラミック素体を構成するセラミックに含まれる金属の酸化物が固溶してなる異相領域が形成されている。異相領域が形成されている内部電極の両端部の長さ方向及び高さ方向に沿った断面において、異相領域の占有率は、85%以上である。
本発明に係るセラミック電子部品のある特定の局面では、一対の内部電極には、第1の端面に露出するようにセラミック素体の内部に形成されている第1の内部電極と、第2の端面に露出するようにセラミック素体の内部に形成されている第2の内部電極とが含まれ、第1の内部電極に接続されている第1の外部電極と、第2の内部電極に接続されている第2の外部電極とをさらに備え、第1及び第2の外部電極の一部は、セラミック素体の第1及び第2の側面の上に位置している。
本発明に係るセラミック電子部品の別の特定の局面では、内部電極は、Ni、Cu,Ag,Pd及びAuのうちの少なくとも一種の金属を含む。
本発明に係るセラミック電子部品のさらに他の特定の局面では、内部電極は、Niを含む。
本発明に係るセラミック電子部品のさらに別の特定の局面では、異相領域には、Mg、Mn、Ni、Li、Si、Ti及びBaのうちの少なくともひとつが含まれている。
本発明に係るセラミック電子部品のまた他の特定の局面では、異相領域には、Mgが含まれている。
本発明に係るセラミック電子部品のまた別の特定の局面では、内部電極は、Niを主成分として含み、異相領域は、NiOとMgOの固溶体からなる。
本発明に係るセラミック電子部品のさらにまた他の特定の局面では、異相領域の電気抵抗率は、内部電極の電気抵抗率よりも高く、セラミック素体の電気抵抗率よりも低い。
本発明に係るセラミック電子部品では、内部電極の幅方向における両端部には、内部電極を構成する金属の酸化物にセラミック素体を構成するセラミックに含まれる金属の酸化物が固溶してなる異相領域が形成されており、異相領域が形成されている内部電極の両端部の長さ方向及び高さ方向に沿った断面において、異相領域の占有率が85%以上であるため、絶縁抵抗の劣化を十分に抑制することができる。
セラミック電子部品の略図的斜視図である。 図1におけるII−II線で切り出した部分の略図的断面図である。 図1におけるIII−III線で切り出した部分の略図的断面図である。 図3におけるIV−IV線で切り出した部分の略図的断面図である。 図3におけるV−V線で切り出した部分の略図的断面図である。 生のセラミック積層体の斜視図である。 図6のVII−VII線で切り出した部分の断面図である。 図6のVIII−VIII線で切り出した部分の断面図である。 ギャップを形成する工程を説明するための模式的斜視図である。 集合体を各チップに分断する工程を説明するための模式的斜視図である。 生のセラミック積層体を固定するための治具の略図的斜視図である。 内部電極の断面の電子顕微鏡写真である。 内部電極の断面の電子顕微鏡写真を二値化したものである。 異相率を測定する工程を説明するための略図的断面図である。 高さ方向における最も外側に位置する内部電極の略図的断面図である。 内部電極の幅方向及び長さ方向に沿った略図的断面図である。 異相領域が形成されているセラミック電子部品の一部の高さ方向H及び幅方向Wに沿った断面の電子顕微鏡写真である。 異相領域が形成されていないセラミック電子部品の一部の高さ方向H及び幅方向Wに沿った断面の電子顕微鏡写真である。 セラミック電子部品の一部の長さ方向L及び幅方向Wに沿った断面の電子顕微鏡写真である。
以下、本発明を実施した好ましい形態について、図1に示すセラミック電子部品を例に挙げて説明する。
図1は、本実施形態に係るセラミック電子部品の略図的斜視図である。図2は、図1におけるII−II線で切り出した部分の略図的断面図である。図3は、図1におけるIII−III線で切り出した部分の略図的断面図である。図4は、図3におけるIV−IV線で切り出した部分の略図的断面図である。図5は、図3におけるV−V線で切り出した部分の略図的断面図である。
図1〜図3に示すように、セラミック電子部品1は、直方体状のセラミック素体10を備えている。図1及び図2に示すように、セラミック素体10は、長さ方向L及び幅方向Wに沿って延びる第1及び第2の主面10a、10bを有する。セラミック素体10は、図1及び図3に示すように、高さ方向H及び長さ方向Lに沿って延びる第1及び第2の側面10c、10dを有する。また、図2に示すように、高さ方向H及び幅方向Wに沿って延びる第1及び第2の端面10e、10fを有する。
なお、本明細書において、「直方体状」には、角部や稜線部が面取り状またはR面取り状である直方体が含まれるものとする。すなわち、「直方体状」の部材とは、第1及び第2の主面、第1及び第2の側面並びに第1及び第2の端面とを有する部材全般を意味する。また、主面、側面、端面の一部または全部に凹凸などが形成されていてもよい。
セラミック素体10の寸法は、特に限定されないが、例えば、セラミック素体10の高さ寸法、長さ寸法及び幅寸法のそれぞれは、0.1mm〜10mm程度とすることができる。
セラミック素体10は、ある程度以上の絶縁性を有する材料により形成されたものである限りにおいて特に限定されない。本実施形態では、セラミック素体10は、セラミックにより形成されている。具体的には、セラミック素体10は、複数のセラミック層が高さ方向Hに積層されたセラミック層積層体により構成されている。
セラミック素体10を形成するセラミックの種類は、特に限定されず、所望するセラミック電子部品1の特性に応じて適宜選択することができる。
例えば、セラミック電子部品1が、コンデンサである場合は、セラミック素体10を誘電体セラミックにより形成することができる。誘電体セラミックの具体例としては、例えば、BaTiO3、CaTiO3、SrTiO3、CaZrO3などが挙げられる。
例えば、セラミック電子部品1が、圧電部品である場合は、セラミック素体10を圧電セラミックにより形成することができる。圧電セラミックの具体例としては、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)系セラミックなどが挙げられる。
例えば、セラミック電子部品1が、サーミスタである場合は、セラミック素体10を半導体セラミックにより形成することができる。半導体セラミックの具体例としては、例えば、スピネル系セラミックなどが挙げられる。
例えば、セラミック電子部品1が、インダクタである場合は、セラミック素体10を磁性体セラミックにより形成することができる。磁性体セラミックの具体例としては、例えば、フェライトセラミックなどが挙げられる。
図2及び図3に示すように、セラミック素体10の内部には、略矩形状の複数の第1及び第2の内部電極11,12が高さ方向に沿って等間隔に交互に配置されている。第1及び第2の内部電極11,12のそれぞれは、第1及び第2の主面10a、10bと平行である。第1及び第2の内部電極11,12は、高さ方向Hにおいて、セラミック層10gを介して、互いに対向している。なお、セラミック層10gの厚さは、特に限定されないが、例えば、0.5〜10μm程度とすることができる。第1及び第2の内部電極11,12のそれぞれの厚さも、特に限定されないが、例えば、0.5μm〜2.0μm程度とすることができる。また、第1及び第2の内部電極11,12のそれぞれの厚さは、例えば、0.5μm未満であってもよい。
第1及び第2の内部電極11,12のそれぞれは、第1の端面10e及び第2の端面10fのうちの一方のみに露出している。詳細には、第1の内部電極11は、図2に示すように、第1の端面10eに露出している。図2及び図3に示すように、第1の内部電極11は、第2の端面10f、第1及び第2の主面10a、10b並びに第1及び第2の側面10c、10dには露出していない。第2の内部電極12は、図2に示すように、第2の端面10f図2及び図3に示すように、第2の内部電極12は、第1の端面10e、第1及び第2の主面10a、10b並びに第1及び第2の側面10c、10dには露出していない。このため、図3に示すように、セラミック素体10の幅方向Wの両端部には、第1及び第2の内部電極11,12が配置されていないギャップ10hが形成されている。なお、ギャップ10hの幅方向Wに沿った寸法は、特に限定されないが、例えば、0.02mm〜0.5mm程度とすることができる。
第1及び第2の内部電極11,12は、適宜の導電材料を含む。第1及び第2の内部電極11,12は、例えば、Ni、Cu,Ag,Pd及びAuのうちの1種以上の金属を含んでいることが好ましい。第1及び第2の内部電極11,12は、例えば、Ag−Pdなどの合金により形成されていてもよい。
図1に示すように、セラミック電子部品1は、第1及び第2の外部電極13,14を備えている。第1の外部電極13は、図2及び図4に示すように、第1の内部電極11に接続されている。一方、第2の外部電極14は、図2及び図5に示すように、第2の内部電極12に接続されている。
図1,図2,図4及び図5に示すように、第1及び第2の外部電極13,14のそれぞれは、両端面10e、10fから、第1及び第2の主面10a、10b並びに第1及び第2の側面10c、10dに至るように形成されている。換言すれば、第1及び第2の外部電極13,14のそれぞれの一部は、第1及び第2の主面10a、10b並びに第1及び第2の側面10c、10d上に位置している。
詳細には、第1の外部電極13は、第1の端面10e上に形成されている第1の部分13aと、第1の主面10a上に形成されている第2の部分13bと、第2の主面10b上に形成されている第3の部分13cと、第1の側面10c上に形成されている第4の部分13dと、第2の側面10d上に形成されている第5の部分13eとを有する。第2の外部電極14は、第2の端面10f上に形成されている第1の部分14aと、第1の主面10a上に形成されている第2の部分14bと、第2の主面10b上に形成されている第3の部分14cと、第1の側面10c上に形成されている第4の部分14dと、第2の側面10d上に形成されている第5の部分14eとを有する。
第1及び第2の外部電極13,14は、適宜の導電材料を含む導電膜または、導電膜を含む積層膜により形成されている。本実施形態では、具体的には、第1及び第2の外部電極13,14のそれぞれは、第1,第2の端面10e、10f上に形成されている1または複数の下地層と、下地層の上に形成されている1または複数のめっき層とを有する。
下地層は、例えば、焼結金属層により形成されるが、めっき層や、熱硬化性樹脂または光硬化性樹脂に導電性フィラーを添加した導電性樹脂からなる導電性樹脂層により下地層を構成してもよい。焼結金属層は、第1及び第2の内部電極11,12と同時焼成したコファイアによるものであってもよいし、導電性ペーストを塗布して焼き付けたポストファイアによるものであってもよい。
下地層に含ませる導電材料は、特に限定されないが、下地層に含ませる導電材料の具体例としては、例えば、Cu,Ni,Ag,Pd,Auなどの金属、Ag−Pdなどの上記金属の1種以上を含む合金などが挙げられる。
下地層の最大厚みは、例えば、20μm〜100μmとすることができる。
めっき層は、例えば、Cu,Ni,Sn,Ag,Pd,Auなどの金属、Ag−Pdなどの上記金属の1種以上を含む合金などにより形成することができる。
めっき層1層あたりの最大厚みは、例えば、1μm〜10μmとすることができる。
なお、下地層とめっき層との間に、応力緩和用の樹脂層を配置してもよい。
(異相領域)
図3〜図5に示すように、本実施形態では、第1及び第2の内部電極11,12の幅方向Wにおける両端部11b、11c、12b、12cには、内部電極11,12を構成する金属の酸化物にセラミック素体10を構成するセラミックに含まれる金属の酸化物が固溶してなる異相領域が形成されている。図4及び図5に模式的に示すように、異相領域は、第1及び第2の内部電極11,12の長さ方向Lの一方側の端部から他方側の端部にわたって連続的に分布している。第1及び第2の内部電極11,12の幅方向Wにおける両端部11b、11c、12b、12cの長さ方向L及び高さ方向Hに沿った断面において、第1及び第2の内部電極11,12における異相領域の占有率が85%以上である。詳細には、両端部11b、11c、12b、12cの長さ方向L及び高さ方向Hに沿った断面のそれぞれにおいて、第1及び第2の内部電極11,12における異相領域の占有率が85%以上である。
図17は、異相領域が形成されているセラミック電子部品の一部の高さ方向H及び幅方向Wに沿った断面の電子顕微鏡写真である。図18は、異相領域が形成されていないセラミック電子部品の一部の高さ方向H及び幅方向Wに沿った断面の電子顕微鏡写真である。図19は、セラミック電子部品の一部の長さ方向L及び幅方向Wに沿った断面の電子顕微鏡写真である。
図18では、内部電極に色調の異なる部分が観察されないのに対して、図17では、内部電極の幅方向Wにおける端部に色調の異なる部分が観察される。また、図19に示すように、内部電極の幅方向Wの端部は、長さ方向Lに沿って連続的に色調が異なっている。このように、内部電極に異相領域が形成されている場合は、内部電極の他の部分と異なる色調の部分が生じる。従って、電子顕微鏡による観察で異相領域の有無を確認することができる。
異相領域では、内部電極を構成する金属の酸化物にセラミックに含まれる金属の酸化物(主にセラミックの副成分)が取り込まれる形で固溶しているものと推測される。この根拠として、発明者がTEM(Transmission Electron Microscope)で解析を行ったところ、異相領域の結晶格子型は内部電極を構成する金属の酸化物と同じ(例えば、NiOであればNaCl型)であり、セラミックの結晶格子型(例えば、セラミックがBaTiO3であればペロブスカイト型)とは異なる、という結果が得られたことが挙げられる。異相領域は、セラミック素体10の焼成工程や、アニール工程において、セラミック素体10を構成するセラミックと第1及び第2の内部電極11,12を構成する金属とが反応して形成され得る。
また、異相領域の電気抵抗率は、第1及び第2の内部電極11,12の電気抵抗率よりも高く、セラミック素体10の電気抵抗率よりも低い。通常、隣接する第1及び第2の内部電極11,12の端部同士の間には電界が集中しやすい傾向にあるが、本実施形態のように、内部電極の端部において内部電極より比較的電気抵抗率の高い異相領域が形成されることにより、異相領域に電流が比較的流れにくい状態となり、電界の集中が緩和されると推測される。このため、内部電極間の絶縁破壊が生じにくくなり、絶縁抵抗の劣化を抑制することが可能となると推測される。
セラミック素体から異相領域に固溶している金属酸化物の具体例としては、例えば、Mg、Mn、Ni、Li、Si、Ti及びBa等の酸化物が挙げられる。これらの2種以上が異相領域に固溶していてもよい。
例えば、第1及び第2の内部電極11,12がNiを含み、セラミック素体10にMgがドープされている場合は、焼成時に第1及び第2の内部電極11,12においてNiが酸化し、さらに、セラミック素体10からMgが固溶していくことで、NiOとMgOとの固溶体からなる異相領域が形成される。
以上説明したように、本実施形態では、異相領域が、第1及び第2の内部電極11,12の幅方向Wにおける両端部11b、11c、12b、12cの長さ方向Lの一方側端部から他方側端部にわたって連続的に分布している。換言すれば、第1及び第2の内部電極11,12の幅方向Wにおける両端部11b、11c、12b、12cの長さ方向L及び高さ方向Hに沿った断面において、第1及び第2の内部電極11,12における異相領域の占有率が85%以上である。このため、下記の実施例においても実証されるように、絶縁抵抗の劣化を抑制でき、高い絶縁抵抗を有するセラミック電子部品1を得ることができる。
なお、本実施形態において、異相領域は、第1及び第2の内部電極11,12の幅方向Wにおける両端部11b、11c、12b、12cに少なくとも形成されていればよく、例えば、第1及び第2の内部電極11,12の両端部11b、11c、12b、12c以外の部分の端部や表面にも異相領域が形成されていてもよい。
例えば、図15に示すように、高さ方向における最も外側の内部電極11,12(すなわち、第1及び第2の主面10a、10bに最も近い内部電極11,12)においては、内部電極11,12の幅方向の両端部のみならず、内部電極11,12の主面側表層全体に異相領域が形成されていてもよい。
また、例えば、図16に示すように、内部電極11,12の長さ方向Lにおける端部にも異相領域が形成されることがある。なお、図3,4,5,13,15及び16において、内部電極11,12のうち、他の部分と異なるハッチングが附されている部分が異相領域である。
(セラミック電子部品1の製造方法)
セラミック電子部品1の製造方法は、特に限定されず、例えば、公知の製造方法によりセラミック電子部品1を製造することができる。但し、両端部11b、11c、12b、12cに異相を効率的に形成する観点からは、焼成時に、両端部11b、11c、12b、12cとセラミック素体10とが密着していることが好ましい。このため、本実施形態のセラミック電子部品1の好ましい製造方法として下記の製造方法が挙げられる。
まず、セラミックグリーンシートと、内部電極形成用導電性ペーストと、外部電極形成用導電性ペーストとを用意する。セラミックグリーンシートや各導電性ペーストには、バインダや溶剤が含まれる。バインダや溶剤としては、公知のバインダや溶剤を用いることができる。外部電極形成用導電性ペーストは、ガラス成分を含んでいてもよい。
次に、セラミックグリーンシート上に、スクリーン印刷法などの公知の印刷法により、内部電極形成用導電性ペーストを塗布し、内部電極形成用パターンを形成する。
次に、内部電極形成用パターンが形成されていないセラミックグリーンシートを複数積層し、その上に、内部電極形成用パターンを形成したセラミックグリーンシートを複数積層し、さらにその上に、内部電極形成用パターンが形成されていないセラミックグリーンシートを複数積層することにより生のマザー積層体を形成する。必要に応じて、静水圧プレスなどにより、積層方向にマザー積層体をプレスして、積層されたセラミックグリーンシートを圧着させてもよい。
次に、生のマザー積層体を所定のサイズにカットし、生のセラミック積層体を形成する。図6は、この生のセラミック積層体の斜視図である。図7は、図6のVII−VII線で切り出した部分の断面図であり、図8は、図6のVIII−VIII線で切り出した部分の断面図である。図6〜図8に示すように、生のセラミック積層体20は、第1及び第2の内部電極11,12が内部に形成されている積層体本体21を備えている。第1及び第2の内部電極11,12は、積層体本体21の両側面21c、21dに露出している。すなわち、生のセラミック積層体20は、ギャップを有していない。このように、切り出しにより第1及び第2の内部電極11,12の端部を露出させる場合、内部電極11,12の端面が切り立った状態(内部電極面に対して垂直に近い状態)となる。一方、切り出しにより第1及び第2の内部電極11,12の端部を露出させない場合は、内部電極11,12の端面が傾斜した状態となる。すなわち、印刷時の導電性ペーストの形状がそのまま残る。
次に、生のセラミック積層体20にギャップを形成する。具体的には、図9に示すように、第1の側面21cが上を向くようにマトリクス状に生のセラミック積層体20を整列した集合体22を枠体23内にはめ込む。この際、ギャップの厚さ分だけ、集合体22の表面が枠体23の表面から低い位置に位置するようにしておく。そして、ギャップ形成用ペースト24をスキージ25を用いて塗布し、乾燥させることにより、第1の側面21c上にギャップを形成する。ギャップ形成用ペースト24は、第1の側面21cからたれ落ちないような高粘度のものであることが好ましい。なお、ギャップ形成用ペースト24の組成は、生のセラミック積層体20の組成と同じであってもよいし、異なっていてもよい。少なくとも、ギャップ形成用ペースト24には、異相領域に固溶する成分が含まれていることが好ましい。ギャップ形成用ペースト24と、生のセラミック積層体20との両方に、異相領域に固溶する成分が含まれていることがさらに好ましい。この場合、ギャップ10hと、内部電極11,12が高さ方向Hにおいて対向しているギャップ10h以外の部分との両方に、例えばMgなどの異相領域に固溶する成分が含まれることとなる。なお、ギャップ形成用ペースト24と、生のセラミック積層体20とで、異相領域に固溶する成分の含有量は等しいことが好ましい。
次に、同様にして、第2の側面21d上にもギャップを形成する。
このように、ギャップを別個に形成することにより、生のセラミック積層体20及びギャップと、第1及び第2の内部電極11,12とを密着させることができる。このため、後の焼成工程において、異相領域を好適に形成することができる。
次に、ギャップを形成した集合体22を各チップに分断する。分断の方法は、特に限定されないが、例えば、図10に示すように、分断ローラ26を用いてローラーブレイク方式により集合体22を各チップに分断してもよい。
次に、各チップを焼成する。これにより、内部に第1及び第2の内部電極11,12が形成されたセラミック素体10が形成されると共に、第1及び第2の内部電極11,12に異相領域が形成される。焼成温度は、第1及び第2の内部電極11,12の材料や用いるセラミックの種類に応じて適宜設定できる。焼成温度は、例えば、900℃〜1300℃程度とすることができる。焼成時の雰囲気は、大気雰囲気であってもよいし、窒素ガス雰囲気、水蒸気を含む窒素ガス雰囲気などであってもよい。なかでも、焼成時の雰囲気は、窒素ガス雰囲気などの不活性ガス雰囲気、または還元性雰囲気であることが好ましい。焼成時の雰囲気において、酸素分圧は、1.05×10−9MPa〜1.83×10−9MPaの範囲内であることが好ましい。
次に、セラミック素体10の両端面10e、10fに外部電極形成用導電性ペーストを塗布し、焼き付けを行う。焼き付けの温度は、例えば、700〜900℃程度であることが好ましい。焼き付け時の雰囲気は、大気雰囲気であってもよいし、窒素ガス雰囲気、水蒸気を含む窒素ガス雰囲気などであってもよい。
さらに、必要に応じてめっき層を形成することにより、第1及び第2の外部電極13,14を形成する。
なお、ギャップの形成工程は、集合体22を形成せず、例えば、図11に示すような、生のセラミック積層体20と実質的に同じ形状寸法の開口または凹部が形成されている治具30に生のセラミック積層体20を固定して行ってもよい。
(実験例)
下記の条件で、上記製造方法に基づいて、セラミック電子部品のサンプル1〜6を作製した。
セラミック電子部品サイズ:長さ1.6mm×幅0.8mm×高さ0.5mmセラミックグリーンシート及びセラミックペーストに含まれるセラミック材料:BaTiO3を主成分とするセラミック。但し、サンプル2〜6では、下記の表1に示す割合でMgを添加した。
セラミック層の厚み:2.0μm
内部電極の材料:Ni
内部電極の厚み:1.0μm
内部電極の総数:140枚
外部電極の材料:Cu
外部電極の厚み:40μm
焼成温度:1200℃(最高温度)
焼成時間:24時間
焼成雰囲気:還元性雰囲気(1200℃における酸素分圧が1.05×10−9MPa)
外部電極の焼き付け温度:800℃(最高温度)
外部電極の焼き付け時間:1時間
外部電極の焼き付け雰囲気:還元性雰囲気
次に、得られたサンプル1〜6のそれぞれから、異相領域が観察されるまで、ギャップを削り落とし、断面を顕微鏡で観察した。そして、顕微鏡の観察結果に基づいて、内部電極の両端部の長さ方向L及び高さ方向Hに沿った断面における異相領域の占有率(異相率)を、以下の要領で算出した。
まず、異相を観察する部位については、第1の主面から10層目の内部電極、第2の主面から10層目の内部電極、第2の主面よりもセラミック素体の高さ寸法の1/4程度第1の主面側の部分に位置する内部電極、第2の主面よりもセラミック素体の高さ寸法の1/2程度第1の主面側の部分に位置する内部電極、第2の主面よりもセラミック素体の高さ寸法の3/4程度第1の主面側の部分に位置する内部電極の合計5つの部位を観察した。
また、図14に示すように、焼成時に生じる収縮などに起因して、実際に得られるサンプルでは、内部電極の幅方向Wにおける端部の位置が一定していないことがある。このため、まず、内部電極11,12が露出するまでセラミック電子部品1のサンプルの端面を削ってそのサンプルを電子顕微鏡により観察し、内部電極11,12のうちの異相が発生している端部11c、12cの位置を確認した。次に、その確認結果に基づいて、上記観察対象となる5つの部位の異相が生じている部分が露出するように、サンプルの側面を削った。具体的には、図14に示すサンプルでは、一点破線Cまでサンプルの側面を削ることにより、内部電極の異相が発生している部分を露出させた。なお、一度の研削で上記観察対象となる5つの部位が一度に観察できない場合は、段階的に研削し、その都度、異相が生じている部分が露出した部位について上記の電子顕微鏡による観察を行った。
その後、上記観察対象となる5つの部位の電子顕微鏡写真を撮影し、その画像を二値化した。図12に撮影した電子顕微鏡写真の一例を示し、図13に二値化した電子顕微鏡写真を示す。図13において、白色の部分が金属Niであり、黒色の部分が異相領域である。そして、二値化した電子顕微鏡写真から、異相領域の占有率を算出した。結果を下記の表1に示す。なお、異相率は5つの部位の平均値となっている。但し、各サンプルにおいて、観察した5つの部位の異相率には、実質的にばらつきはなかった。
また、サンプル1〜6について、絶縁破壊電圧(BDV:BreakDown Voltage)を、直流電源を用いて50V/sで昇圧し破壊電圧を測定することにより測定し、高温負荷試験(HALT:High Accelerated Life Test)を、150℃、印加電圧:12.6Vの条件で行い、平均故障寿命(MTTF:Mean Time To Failure)をワイブルプロットにより算出した。結果を、下記の表1に示す。
表1に示すように、内部電極の両端部における異相率が85%未満である場合は、絶縁破壊電圧が低く、平均故障寿命が短いのに対して、内部電極の両端部における異相率が85%以上である場合は、絶縁破壊電圧が高く、平均故障寿命が長いことが分かる。この結果から、内部電極の両端部における異相率を85%以上にすること、すなわち、長さ方向に連続的に異相領域を生成させることにより、絶縁抵抗を高くすることができ、従って、絶縁破壊の発生を効果的に抑制できることが分かる。また、内部電極の両端部における異相率を93%以上にすることにより、絶縁抵抗をさらに高くできることが分かる。
1…セラミック電子部品
10…セラミック素体
10a…セラミック素体の第1の主面
10b…セラミック素体の第2の主面
10c…セラミック素体の第1の側面
10d…セラミック素体の第2の側面
10e…セラミック素体の第1の端面
10f…セラミック素体の第2の端面
10g…セラミック層
10h…ギャップ
11…第1の内部電極
11b、11c…第1の内部電極の端部
12…第2の内部電極
12b、12c…第2の内部電極の端部
13…第1の外部電極
13a…第1の外部電極の第1の部分
13b…第1の外部電極の第2の部分
13c…第1の外部電極の第3の部分
13d…第1の外部電極の第4の部分
13e…第1の外部電極の第5の部分
14…第2の外部電極
14a…第2の外部電極の第1の部分
14b…第2の外部電極の第2の部分
14c…第2の外部電極の第3の部分
14d…第2の外部電極の第4の部分
14e…第2の外部電極の第5の部分
20…セラミック積層体
21…積層体本体
21c…積層体本体の第1の側面
21d…積層体本体の第2の側面
22…集合体
23…枠体
24…ギャップ形成用ペースト
25…スキージ
26…分断ローラ
30…治具

Claims (8)

  1. 長さ方向及び幅方向に沿って延びる第1及び第2の主面と、長さ方向及び高さ方向に沿って延びる第1及び第2の側面と、幅方向及び高さ方向に沿って延びる第1及び第2の端面とを有する直方体状のセラミック素体と、
    それぞれ、前記第1の端面または前記第2の端面に露出するように、前記セラミック素体の内部に、前記第1及び第2の主面と平行に配置されており、高さ方向において互いに対向する一対の内部電極とを備え、
    前記内部電極の幅方向における両端部には、前記内部電極を構成する金属の酸化物に前記セラミック素体を構成するセラミックに含まれる金属の酸化物が固溶してなる異相領域が形成されており、
    前記異相領域が形成されている前記内部電極の両端部の長さ方向及び高さ方向に沿った断面において、前記異相領域の占有率が85%以上である、セラミック電子部品。
  2. 前記一対の内部電極には、前記第1の端面に露出するように前記セラミック素体の内部に形成されている第1の内部電極と、前記第2の端面に露出するように前記セラミック素体の内部に形成されている第2の内部電極とが含まれ、
    前記第1の内部電極に接続されている第1の外部電極と、
    前記第2の内部電極に接続されている第2の外部電極とをさらに備え、
    前記第1及び第2の外部電極の一部は、前記セラミック素体の第1及び第2の側面の上に位置している、請求項1に記載のセラミック電子部品。
  3. 前記内部電極は、Ni、Cu,Ag,Pd及びAuのうちの少なくとも一種の金属を含む、請求項1または2に記載のセラミック電子部品。
  4. 前記内部電極は、Niを含む、請求項3に記載のセラミック電子部品。
  5. 前記異相領域には、Mg、Mn、Ni、Li、Si、Ti及びBaのうちの少なくともひとつが含まれている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のセラミック電子部品。
  6. 前記異相領域には、Mgが含まれている、請求項5に記載のセラミック電子部品。
  7. 前記内部電極は、Niを含み、前記異相領域は、NiOとMgOの固溶体からなる、請求項1〜6のいずれか一項に記載のセラミック電子部品。
  8. 前記異相領域の電気抵抗率は、前記内部電極の電気抵抗率よりも高く、前記セラミック素体の電気抵抗率よりも低い、請求項1〜7のいずれか一項に記載のセラミック電子部品。
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