JP2011021663A - 自動変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】エアブリーザ室からのオイル噴出しを防止すると共に、変速機ケーシングの形状単純化及び小型化を図ることができる自動変速機を提供すること。
【解決手段】複数の回転体(駆動ギア11,従動ギア12,駆動ギア41,従動ギア42)を有する変速機構TM及びパーキング機構Pを収容する変速機ケーシング8と、変速機ケーシング8に設けられ、外気と連通するエアブリーザ室61と、変速機ケーシング8内に開放し、エアブリーザ室61と変速機ケーシング8内とを連通するブリーザ室開口62と、を備えた自動変速機3において、パーキング機構Pは、ブリーザ室開口62と回転体11,12,41,42の径方向との中間位置に設け、ブリーザ室開口62は、回転体11,12,41,42の少なくともいずれかの上方であって、パーキング機構Pの外周且つ近接する位置に設けた。
【選択図】図6

Description

本発明は、エアブリーザ機構を有する自動変速機に関するものである。
通常、車両の変速を行う自動変速機は、変速機ケーシング内に所定量のオイルが蓄えられている。一方、変速機ケーシングの上部位置には、自動変速機が作動した際に上昇する変速機ケーシング内の圧力(内圧)を逃がすため、外気と変速機ケーシング内とを連通するエアブリーザ室を設けている。
ここで、変速機構のギア等の回転体の回転に伴って変速機ケーシング内のオイルが撹拌されたとき、エアブリーザ室から空気と共にオイルが噴き出るおそれがある。このオイル噴出しを防止するため、変速機ケーシングの内側面に互い違いに位置する複数の突起を設け、これらの突起を対向させることでエアブリーザ室内をラビリンス構造としている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭63-246568号公報
ところで、従来の自動変速機にあっては、変速機ケーシングの内側面に複数の突起を設けてラビリンス構造としているため、変速機ケーシングの形状が複雑になるという問題が生じていた。また、ラビリンス構造を形成するための空間が必要になり、変速機ケーシングが大型化するという問題もあった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、エアブリーザ室からのオイル噴出しを防止しつつ、変速機ケーシングの形状単純化及び小型化を図ることができる自動変速機を提供すること目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、複数の回転体を有する変速機構及びパーキング機構を収容する変速機ケーシングと、該変速機ケーシングに設けられ、外気と連通するエアブリーザ室と、前記変速機ケーシング内に開放し、前記エアブリーザ室と前記変速機ケーシング内とを連通するブリーザ室開口と、を備えた自動変速機において、
前記パーキング機構は、前記ブリーザ室開口と前記回転体の径方向との中間位置に設け、
前記ブリーザ室開口は、前記回転体の上方であって、前記パーキング機構の外周且つ近接する位置に設けたことを特徴とする。
よって、本発明の自動変速機にあっては、変速機構の回転体によって変速機ケーシング内のオイルが撹拌された際に、ブリーザ室開口と回転体の径方向との中間位置に設けられたパーキング機構により、オイルの飛散経路を阻害してオイルがブリーザ室開口に直接侵入することを防止できる。そのため、ラビリンス構造を形成しなくても、エアブリーザ室からのオイル噴出しを防止することができる。そして、変速機ケーシングによるラビリンス構造が不要になるため、変速機ケーシングの形状単純化及び小型化を図ることができる。
実施例1の自動変速機を搭載したパワートレーンを模式的に示すシステム図である。 実施例1の自動変速機を示す断面展開図である。 実施例1の自動変速機においてコンバータハウジングを外した状態での図2における矢印A方向からの平面図である。 実施例1の自動変速機におけるパーキング機構を示す斜視図である。 実施例1の自動変速機におけるトランスミッションケースを示す平面図である。 (a)は図3におけるB−B断面図であり、(b)は図3におけるC−C断面図である。 実施例1の自動変速機におけるベアリングリテーナを示す平面図である。
以下、本発明の自動変速機を実施するための形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1に示すパワートレーンは、駆動源であるエンジン1と、このエンジン1に駆動結合されるトルクコンバータ2と、このトルクコンバータ2に駆動結合される自動変速機3と、この自動変速機3からドライブシャフト6aを経て動力が出力される車輪6,6と、を有する。また、自動変速機3は、後述する無段変速機構20を制御する無段変速制御部7aと、後述する副変速機構30を制御する副変速制御部7bと、を有する変速制御部7により変速制御される。
そして、自動変速機3は、変速機ケーシング8内に収容される変速機構TM及びパーキング機構Pと、変速機ケーシング8に設けられたエアブリーザ機構Bと、を有している。
変速機ケーシング8は、図2に示すように、コンバータハウジング8aと、トランスミッションカバー8bと、トランスミッションケース(中間壁)8cと、ベアリングリテーナ(軸支持壁)8dと、を有している。
コンバータハウジング8aは、内側にトルクコンバータ2が装着される凹部81aを有し、変速機ケーシング8のトルクコンバータ側の外郭面を構成する。このコンバータハウジング8aには、トルクコンバータ2の出力軸2aが挿入される入力軸貫通孔82aが形成されると共に、ドライブシャフト6aが突出するドライブシャフト貫通孔83aが形成されている。なお、入力軸貫通孔82aは、凹部81aの中央位置に形成される。さらに、変速機出力軸4を支持する出力軸受84aが設けられている。
トランスミッションカバー8bは、後述する無段変速機構20のプライマリプーリ21及びセカンダリプーリ22の軸方向端面を覆い、変速機ケーシング8の外郭面を構成する。このトランスミッションカバー8bには、プライマリプーリ21を支持するプライマリプーリ軸受81bと、セカンダリプーリ22を支持するセカンダリプーリ軸受82bとが設けられると共に、プライマリプーリ21の回転数を検出するプライマリプーリ回転数センサKS1及びセカンダリプーリ22の回転数を検出するセカンダリプーリ回転数センサKS2が貫通固定されている。
トランスミッションケース8cは、コンバータハウジング8aとトランスミッションカバー8bとの間に挟持され、変速機ケーシング8の内部を分割する中間壁を構成する。
すなわち、トランスミッションカバー8bとトランスミッションケース8cとにより、無段変速機構20を収容する第1トランスミッション領域S1が区画され、コンバータハウジング8aとトランスミッションケース8cとにより、パーキング機構Pを収容する第2トランスミッション領域S2が区画されることとなる。
そして、このトランスミッションケース8cには、トルクコンバータ2の出力軸2aを支持する入力軸軸受81cと、プライマリプーリ21の入力軸を貫通支持するプライマリプーリ軸受82cと、セカンダリプーリ22の出力軸を貫通支持するセカンダリプーリ軸受83cとが設けられると共に、ドライブシャフト6aが突出するドライブシャフト貫通孔84cが形成されている。さらに、このトランスミッションケース8cは、内側に副変速機構30が装着される凹部85cを有している。この凹部85cの中心位置にセカンダリプーリ軸受83cが配置される。
ベアリングリテーナ8dは、トランスミッションケース8cの凹部85cを覆うように固定され、第2トランスミッション領域S2から凹部85cの内側を区画する。すなわち、トランスミッションケース8cとベアリングリテーナ8dとにより、副変速機構30を収容する第3トランスミッション領域S3が区画されることとなる。
そして、このベアリングリテーナ8dには、図7に示すように、副変速機構30に駆動結合した変速機出力軸4を貫通支持する出力軸受81dが設けられると共に、第2トランスミッション領域S2側に突出するリブ82dが形成されている。ここで、リブ82dは、出力軸受81dの外周に沿って延びる周方向リブ83dと、出力軸受81dから径方向に延在された複数の径方向リブ84dとを有している。なお、複数の径方向リブ84dは、任意の間隔をおいて形成されている。
次に、変速機構TMについて説明する。変速機構TMは、図1及び図2に示すように、変速歯車機構10と、無段変速機構20と、副変速機構30と、ファイナルドライブギア機構40と、を有している。
変速歯車機構10は、トルクコンバータ2の出力軸2aに取り付けられた駆動ギア(回転体)11と、無段変速機構20のプライマリプーリ21の入力軸に取り付けられた従動ギア(回転体)12とにより構成されている。なお、変速比は、駆動ギア11と従動ギア12とのギア比により任意に設定される。
無段変速機構20は、入力軸に従動ギア12が取り付けられ、変速歯車機構10から動力が入力するプライマリプーリ21と、出力軸が副変速機構30に連結されたセカンダリプーリ22と、これら両プーリ21,22間に掛け渡されたベルト23とを有する既存のベルト式無段変速機構である。そして、プライマリプーリ21及びセカンダリプーリ22には、それぞれオイルが供給されており、その油圧に応じてプーリ幅を自由に変更することができる。これにより、無段変速機構20は、プライマリプーリ21への供給油圧とセカンダリプーリ22への供給油圧を制御することで、変速比を無段階に変更することができる。
そして、プライマリプーリ21は、トランスミッションカバー8bに設けられたプライマリプーリ軸受81bと、トランスミッションケース8cに設けられたプライマリプーリ軸受82cとに支持されている。また、セカンダリプーリ22は、トランスミッションカバー8bに設けられたセカンダリプーリ軸受82bと、トランスミッションケース8cに設けられたセカンダリプーリ軸受83cとに支持されている。これにより、無段変速機構20は、トランスミッションカバー8bとトランスミッションケース8cとにより区画された第1トランスミッション領域S1に収容されることとなる。
副変速機構30は、ラビニオ遊星歯車機構の複合サンギア31に無段変速機構20のセカンダリプーリ22を駆動結合することで、当該サンギア31を入力にする一方、キャリア32を変速機出力軸4に駆動結合することで当該キャリア32を出力としている有段変速機構である。そして、複合サンギア31はローブレーキ(第1速選択用ブレーキ)L/Bを介して変速機ケーシング8に固定され、キャリア32はハイクラッチ(第2速選択用クラッチ)H/Cを介してリングギア33に駆動結合されている。さらに、リングギア33は、リバースブレーキR/Bを介して変速機ケーシング8に固定されている。
この副変速機構30では、ローブレーキL/B、ハイクラッチH/C及びリバースブレーキR/Bにもそれぞれオイルを供給することができ、その供給油圧に応じて締結及び解放を自由に行うことができる。これにより、副変速機構30は、前進1速、前進2速、後進1速をそれぞれ選択することができる。
なお、前進1速の場合は、ローブレーキL/Bのみを締結する。また、前進2速の場合は、ハイクラッチH/Cのみを締結する。さらに後進1速の場合は、リバースブレーキR/Bのみを締結する。下記に示す表1に副変速機構30の制御にあたっての締結及び解放の関係を示す。表中○は締結し示し、×は解放を示す。
Figure 2011021663
そして、この副変速機構30により変速を行う際には、無段変速機構20との協調制御を実行することで変速ショックを抑制する。
さらに、この副変速機構30は、入力軸がトランスミッションケース8cのセカンダリプーリ軸受83cに支持されたセカンダリプーリ22に駆動結合し、出力軸がベアリングリテーナ8dの出力軸受81dに支持された変速機出力軸4に駆動結合している。これにより、副変速機構30は、トランスミッションケース8cとベアリングリテーナ8dとにより区画された第3トランスミッション領域S3に収容されることとなる。
ファイナルドライブギア機構40は、ベアリングリテーナ8dからコンバータハウジング8a側に突出した変速機出力軸4に取り付けられた駆動ギア(回転体)41と、車輪6,6に繋がると共に、コンバータハウジング8a及びトランスミッションケース8cを貫通するドライブシャフト6aに取り付けられた従動ギア(回転体)42と、により構成されている。なお、減速比は、駆動ギア41と従動ギア42とのギア比により任意に設定される。
そして、このファイナルドライブギア機構40は、駆動ギア41及び従動ギア42がコンバータハウジング8aとトランスミッションケース8cとの間に位置するので、第2トランスミッション領域S2に収容されることとなる。また、駆動ギア41の上部外周は、トランスミッションケース8cに固定された断面L字状のカバー43(図3参照)により覆われている。
次に、パーキング機構Pについて説明する。パーキング機構Pは、図3及び図4に示すように、マニュアルシャフト51と、パーキングロッド52と、サポートアクチュエータ53と、パーキングポール54と、パーキングギア55と、を有している。
マニュアルシャフト51は、トランスミッションケース8cを上下に貫通した状態で回動可能に取り付けられると共に、トランスミッションケース8cから突出した上端部に設けられたパーキングプレート51a及び伝達機構51b介してシフトレバーLに連結されている。そして、運転者のシフトレバー操作に連動して回動する。
パーキングロッド52は、マニュアルシャフト51に固定されたディテントプレート51cに連結されると共に、マニュアルシャフト51の軸方向に対して直交すると共に変速機出力軸4と直交する方向に延在するように配置され、マニュアルシャフト51の回転に伴って軸方向に移動するようになっている。また、このパーキングロッド52は、プライマリプーリ21に取り付けられ、第2トランスミッション領域S2位置する従動ギア12及び変速機出力軸4に取り付けられた駆動ギア41の上方に位置している(図6(a),(b)参照)。
なお、ディテントプレート51cの周縁の一部には、トランスミッションケース8cに固定ネジN1を介して固定されたディテントスプリング51dに係脱可能に係合する複数の凹部が形成されている。これら凹部は、シフトレバーLのシフト位置に対応して設けられており、シフト位置に応じてディテントスプリング51dの係合位置が変化する。
さらに、パーキングロッド先端部52aには、先端先細り形状を呈するカム56が摺動可能に嵌装されている。このカム56は、パーキングロッド52とカム56との間に介挿されたスプリング56aによってパーキングロッド先端部52a側に付勢され、パーキングロッド先端で抜け止めされている。
サポートアクチュエータ53は、カム56を支持すると共に、パーキングロッド52の移動に伴ってカム56が乗り上げるための斜面53aを有している。このサポートアクチュエータ53は、図4に示すように、コンバータハウジング8aに固定されている。
パーキングポール54は、パーキングギア55の上方位置に配置され、このパーキングギア55の外周面に沿って周方向に延在する。このパーキングポール54は、図4に示すように、コンバータハウジング8aに固定ネジN2で固定された固定プレート54aと、コンバータハウジング8aとの間に挟持され、ベアリングリテーナ8dに沿って設けられている。そして、このパーキングポール54は、長さ方向中央部54bが回動可能になっており、ベアリングリテーナ8dに沿って回動する。また、パーキングポール54の一端部には、カム56に当接するカム受け部54cが形成され、他端部には、パーキングギア55に係脱可能に係合する爪54dが突設されている。さらに、パーキングポール54は、スプリング54eによってパーキングギア55から離反する方向(図3において時計回り方向)に付勢されている。
なお、コンバータハウジング8aには、パーキングポール54の初期位置(パーキングロッド52で押圧されていない状態での位置)を規制するストッパー57が取り付けられている(図4参照)。
パーキングギア55は、変速機出力軸4上のベアリングリテーナ8dから突出した位置に固定されている。なお、このパーキングギア55は、ここでは、ファイナルドライブギア機構40の駆動ギア41とコンバータハウジング8aとの間に配置されている(図2参照)。
そして、このパーキング機構Pでは、シフトレバーLが駐車位置(Pレンジ)を選択すると、マニュアルシャフト51が回動してパーキングロッド52を移動させる。これによりカム56がサポートアクチュエータ53の斜面53aに乗り上げ、パーキングポール54のカム受け部54cの下側に入り込む。そして、カム56によりカム受け部54cが押圧され、パーキングポール54が長さ方向中央部54bを中心に回動して、爪54dがパーキングギア55に噛合する。これにより、変速機出力軸4がロックされる。
また、パーキングギア55がコンバータハウジング8aとベアリングリテーナ8dとの間に位置し、マニュアルシャフト51及びパーキングロッド52がトランスミッションケース8cに支持され、サポートアクチュエータ53及びパーキングポール54がコンバータハウジング8aに固定されているので、このパーキング機構Pは、コンバータハウジング8aとトランスミッションケース8cとにより区画された第2トランスミッション領域S2に配置されることとなる。
次に、エアブリーザ機構Bについて説明する。エアブリーザ機構Bは、図5及び図6に示すように、トランスミッションケース8cに形成されている。なお、このエアブリーザ機構Bは、変速機ケーシング8の上部に位置する。そして、エアブリーザ機構Bは、トランスミッションケース8cに形成されたブリーザ孔61aを介して外気と連通するエアブリーザ室61と、変速機ケーシング8内に開放し、エアブリーザ室61と変速機ケーシング8内とを連通するブリーザ室開口62とを有している。なお、ブリーザ孔61aにはブリーザパイプ63が差込固定され、図示しないホース等を接続可能になっている。
エアブリーザ室61は、トランスミッションケース8cからコンバータハウジング8aに向かって起立するブリーザ室壁64によって区画されている。
ブリーザ室開口62は、ブリーザ室壁64に囲まれたエアブリーザ室61の開口部であり、コンバータハウジング8aに対向している。また、このブリーザ室開口62は、図6(a)及び(b)に示すように、変速歯車機構10の従動ギア12及びファイナルドライブギア機構40の駆動ギア41の上方であって、パーキング機構Pに近接する位置、ここではパーキングロッド52の斜め上方に設けられている。さらに、このブリーザ室開口62は、第2トランスミッション領域S2に開放している。これにより、第2トランスミッション領域S2がエアブリーザ機構Bを介して外気に連通することとなる。
なお、図2において、70はオイルポンプ、71はバルブコントロールユニット、72はオイルパンである。ここで、オイルポンプ70は、トルクコンバータ2の出力軸2aにチェーンCHを介して連結しており、出力軸2aの回転によって駆動する。
次に、作用を説明する。
実施例1の自動変速機における作用を、「ケース形状単純化作用」「オイル噴出し防止作用」に分けて説明する。
[ケース形状単純化作用]
実施例1の自動変速機3では、変速機構TM及びパーキング機構P等が変速機ケーシング8内に収容され、さらに、この変速機ケーシング8には、エアブリーザ機構Bが設けられている。
ここで、エアブリーザ機構Bはエアブリーザ室61を有しているが、このエアブリーザ室61は、トランスミッションケース8cに形成されたブリーザ室壁64によって区画形成されている。一方、エアブリーザ室61の開口部であるブリーザ室開口62が対向するコンバータハウジング8aにはリブ等は形成しない。したがって、変速機ケーシング8の形状単純化を図ることが可能となる。
さらに、コンバータハウジング8aの内側面からのリブ等がないため、コンバータハウジング8aとトランスミッションケース8cとの距離を小さくすることができ、変速機ケーシング8の小型化を図ることができる。
[オイル噴出し防止作用]
エンジン1からの駆動力がトルクコンバータ2を介して自動変速機3に入力すると、第2トランスミッション領域S2では、変速歯車機構10の駆動ギア11及び従動ギア12、ファイナルドライブギア機構40の駆動ギア41及び従動ギア42の回転によってオイルが攪拌され、この攪拌に伴って各ギア11,12,41,42の上方に向かってオイルが飛散する。
ここで、エアブリーザ機構Bのブリーザ室開口62は、各ギア11,12,41,42の上方であって、コンバータハウジング8aに対向すると共に、パーキング機構Pの外周且つ近接する位置に設けられている。一方、パーキング機構Pは、ブリーザ室開口62と各ギア11,12,41,42の径方向との中間位置に設けられており、変速歯車機構10の従動ギア12の上方、及びファイナルドライブギア機構40の駆動ギア41の上方に位置している。
このため、各ギア11,12,41,42からのオイル飛散経路とブリーザ室開口62との間にパーキング機構Pが位置することになり、オイルの飛散をパーキング機構Pで阻害してブリーザ室開口62内にオイルが直接浸入することを防止できる。この結果、ラビリンス構造を形成しなくても、エアブリーザ室61からのオイル噴出しを防止することができる。
また、実施例1の自動変速機3では、パーキング機構Pが運転者のシフトレバー操作に連動して軸方向に移動するパーキングロッド52と、このパーキングロッド52の移動に伴ってパーキングロッド先端部52aのカム56が乗り上げる斜面53aを有したサポートアクチュエータ53と、カム56が斜面53aに乗り上げた際にカム56により押圧されて移動し、変速機出力軸4に設けられたパーキングギア55に噛合するパーキングポール54と、を有している。
このため、既存のパーキング機構Pを利用してオイルの飛散を阻害し、ブリーザ室開口62へのオイル浸入を防止することができるので、複雑な構造を用いなくともオイル噴出しを防止することができる。
さらに、実施例1の自動変速機3では、変速機ケーシング8内が、プライマリプーリ21及びセカンダリプーリ22を支持するトランスミッションケース8cにより、無段変速機構20を収容する第1トランスミッション領域S1と、パーキング機構Pを収容する第2トランスミッション領域S2と、に区画されている。そして、ブリーザ室開口62は、パーキング機構Pに近接して位置するため、第2トランスミッション領域S2に開放している。
すなわち、トランスミッションケース8cにより、無段変速機構20からブリーザ室開口62を分離することができ、無段変速機構20の各プーリ21,22の回転によって飛散するオイルをトランスミッションケース8cで遮断することができる。この結果、ブリーザ室開口62へのオイルの侵入をさらに効果的に防止することができ、オイル噴出しの防止効果を高めることができる。
なお、トランスミッションケース8cにより区画された第1トランスミッション領域S1と第2トランスミッション領域S2とは、トランスミッションケース8cに設けられたプライマリプーリ21を支持するプライマリプーリ軸受82cと、セカンダリプーリ22を支持するセカンダリプーリ軸受83cを介して連通している。
そのため、各プーリ21,22の回転によって飛散したオイルの浸入をプライマリプーリ軸受82c及びセカンダリプーリ軸受83cで防止しつつも、第1トランスミッション領域S1内の圧力変動を確実に抑制することができる。
さらに、実施例1の自動変速機3では、セカンダリプーリ22と変速機出力軸4との間に副変速機構30を設ける。そして、この副変速機構30を、変速機出力軸4を支持するベアリングリテーナ8dにより、第2トランスミッション領域S2から区画された第3トランスミッション領域S3に配置している。一方、パーキング機構Pのパーキングポール54をベアリングリテーナ8dに沿って設け、これによりパーキングポール54がベアリングリテーナ8dに沿って回動する。
そのため、変速機出力軸4に取り付けられたファイナルドライブギア機構40の駆動ギア41と、エアブリーザ機構Bのブリーザ室開口62とが無駄なスペースなく上下方向にほぼ重複する配置になり、変速機ケーシング8の大型化を抑制しつつ、パーキング機構Pによりオイル噴き出しを阻害するラビリンス効果を確保できる。その結果、エアブリーザ機構Bからのオイル噴き出しを効果的に防止することができる。
なお、副変速機構30を無段変速機構20と変速機出力軸4との間に配置したことで、無段変速機構20の各プーリ21,22の径を小さくして軽量化・小型化を図りつつ、変速機構TMの変速比幅(レシオカバレージ)を大きく確保することができる。この結果、燃費の向上と出足のよさを両立することができる。
そして、実施例1の自動変速機3では、第2トランスミッション領域S2と第3トランスミッション領域S3を区画するベアリングリテーナ8dに、第2トランスミッション領域S2、すなわちファイナルドライブギア機構40の駆動ギア41及び従動ギア42側に突出するリブ82dが形成されている。そのため、駆動ギア41や従動ギア42で撹拌されたオイルの飛沫をリブ82dで阻害して飛散することが防止できる。これにより、エアブリーザ機構Bからのオイル噴き出しをさらに効果的に防止することができる。
なお、実施例1の自動変速機3では、プライマリプーリ21に取り付けられた従動ギア12の上部外周を断面L字状のカバー43で覆うことで、オイルの飛散をさらに抑制することができる。
次に、効果を説明する。
実施例1の自動変速機にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 複数の回転体(駆動ギア11,従動ギア12,駆動ギア41,従動ギア42)を有する変速機構TM及びパーキング機構Pを収容する変速機ケーシング8と、該変速機ケーシング8に設けられ、外気と連通するエアブリーザ室61と、前記変速機ケーシング8内に開放し、前記エアブリーザ室61と前記変速機ケーシング8内とを連通するブリーザ室開口62と、を備えた自動変速機3において、前記パーキング機構Pは、前記ブリーザ室開口62と前記回転体11,12,41,42の径方向との中間位置に設け、前記ブリーザ室開口62は、前記回転体11,12,41,42の少なくともいずれかの上方であって、前記パーキング機構Pの外周且つ近接する位置に設ける構成とした。
これにより、ブリーザ室開口62へのオイル浸入を抑制してエアブリーザ室61からのオイル噴出しを防止すると共に、変速機ケーシング8の形状単純化及び小型化を図ることができる。
(2) 前記パーキング機構Pは、運転者のシフトレバーL操作に連動して軸方向に移動するパーキングロッド52と、該パーキングロッド52の移動に伴ってパーキングロッド先端部52aのカム56が乗り上げる斜面53aを有したサポートアクチュエータ53と、前記カム56が前記斜面53aに乗り上げた際に前記カム56により押圧されて移動し、変速機出力軸4に設けられたパーキングギア55と噛合するパーキングポール54と、を有する構成とした。
これにより、既存のパーキング機構Pを利用してオイルの飛散を阻害し、ブリーザ室開口62へのオイル浸入を防止することができる。
(3) 前記変速機構TMは、入力側のプライマリプーリ21と、出力側のセカンダリプーリ22と、前記プライマリプーリ21と前記セカンダリプーリ22との間に掛け渡したベルト23とを有する無段変速機構20を有し、前記変速機ケーシング8内は、前記プライマリプーリ21及び前記セカンダリプーリ22を支持する中間壁(トランスミッションケース8c)により、前記無段変速機構20を収容する第1トランスミッション領域S1と、前記パーキング機構Pを収容する第2トランスミッション領域S2と、に区画され、前記ブリーザ室開口62は、前記第2トランスミッション領域S2に開放する構成とした。
これにより、トランスミッションケース8cで無段変速機構20によって飛散したオイルがブリーザ室開口62に浸入することを防止でき、ブリーザ室開口62へのオイル浸入をさらに効果的に防止することができる。
(4) 前記第1トランスミッション領域S1と前記第2トランスミッション領域S2とは、前記プライマリプーリ21を支持するプライマリプーリ軸受82c及び前記セカンダリプーリ22を支持するセカンダリプーリ軸受83cを介して連通する構成とした。
これにより、各プーリ21,22によって飛散したオイルをプライマリプーリ軸受82c及びセカンダリプーリ軸受83cで防止しつつ、第1トランスミッション領域S1内の圧力変動を確実に抑制することができる。
(5) 前記セカンダリプーリ22と前記変速機出力軸4との間に副変速機構30を設け、前記副変速機構30は、前記変速機出力軸4を支持する軸支持壁(ベアリングリテーナ8d)により、前記第2トランスミッション領域S2から区画された第3トランスミッション領域S3に配置し、前記パーキング機Pは、前記軸支持壁8dに沿って設け、該パーキング機構Pは前記軸支持壁8dに沿って回動する構成とした。
これにより、変速機出力軸4に取り付けられた駆動ギア41の軸方向位置と、エアブリーザ機構Bのブリーザ室開口62の位置とが上下に無駄なスペースなくほぼ重複する配置になり、変速機ケーシング8の大型化を抑制しつつ、パーキング機構Pによるラビリンス効果を確保してオイル噴き出しを効果的に防止することができる。
(6) 前記軸支持壁(ベアリングリテーナ8d)は、前記第2トランスミッション領域S2側に突出するリブ82dを形成した。
これにより、ファイナルドライブギア機構40の駆動ギア41や従動ギア42で撹拌されたオイルの飛沫をリブ82dで阻害して飛散することが防止できる。
以上、本発明の自動変速機を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、ブリーザ室開口62とパーキング機構Pとが、変速機出力軸4等の軸方向に沿ってオフセットした状態で配置されている(図6(a),(b)参照)が、例えば、ブリーザ室開口62のほぼ真下にパーキング機構Pが配置されてもよいし、ブリーザ室開口62とパーキング機構P(特にパーキングロッド52)との上下方向位置がほぼ一致するように配置してもよい。
要するに、変速歯車機構10やファイナルドライブギア機構40によってかき上げられて飛散するオイルの飛散経路上にパーキング機構Pを配置し、このパーキング機構Pが、オイルが直接ブリーザ室開口62に浸入することを阻害できる位置にあればよい。
また、実施例1では、変速機構TMが、エンジン1側から順に変速歯車機構10、無段変速機構20、副変速機構30、ファイナルドライブギア機構40の順に動力伝達がなされる構成になっているが、これに限らない。例えば、副変速機構30を、変速歯車機構10と無段変速機構20との間に配置してもよい。また、無段変速機構20ではなく、有段変速機構であってもよい。
さらに、実施例1では、変速歯車機構10の従動ギア12と、ファイナルドライブギア機構40の駆動ギア41の上方にブリーザ室開口62が位置しているが、例えば駆動ギア11や従動ギア42の上方にブリーザ室開口62が位置してもよい。
3 自動変速機
4 変速機出力軸
8 変速機ケーシング
8a コンバータハウジング
8b トランスミッションカバー
8c トランスミッションケース(中間壁)
82c プライマリプーリ軸受
83c セカンダリプーリ軸受
8d ベアリングリテーナ(軸支持壁)
82d リブ
TM 変速機構
11 駆動ギア(回転体)
12 従動ギア(回転体)
20 無段変速機構
21 プライマリプーリ
22 セカンダリプーリ
23 ベルト
30 副変速機構
40 ファイナルドライブギア機構
41 駆動ギア(回転体)
42 従動ギア(回転体)
P パーキング機構
52 パーキングロッド
52a パーキングロッド先端部
53 サポートアクチュエータ
53a 斜面
54 パーキングポール
55 パーキングギア
56 カム
L シフトレバー
B エアブリーザ機構
61 エアブリーザ室
62 ブリーザ室開口
S1 第1トランスミッション領域
S2 第2トランスミッション領域
S3 第3トランスミッション領域

Claims (6)

  1. 複数の回転体を有する変速機構及びパーキング機構を収容する変速機ケーシングと、該変速機ケーシングに設けられ、外気と連通するエアブリーザ室と、前記変速機ケーシング内に開放し、前記エアブリーザ室と前記変速機ケーシング内とを連通するブリーザ室開口と、を備えた自動変速機において、
    前記パーキング機構は、前記ブリーザ室開口と前記回転体の径方向との中間位置に設け、
    前記ブリーザ室開口は、前記回転体の上方であって、前記パーキング機構の外周且つ近接する位置に設けたことを特徴とする自動変速機。
  2. 請求項1に記載された自動変速機において、
    前記パーキング機構は、運転者のシフトレバー操作に連動して軸方向に移動するパーキングロッドと、該パーキングロッドの移動に伴ってパーキングロッド先端部のカムが乗り上げる斜面を有したサポートアクチュエータと、前記カムが前記斜面に乗り上げた際に前記カムにより押圧されて移動し、変速機出力軸に設けられたパーキングギアと噛合するパーキングポールと、を有することを特徴とする自動変速機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載された自動変速機において、
    前記変速機構は、入力側のプライマリプーリと、出力側のセカンダリプーリと、前記プライマリプーリと前記セカンダリプーリとの間に掛け渡したベルトとを有する無段変速機構を有し、
    前記変速機ケーシング内は、前記プライマリプーリ及び前記セカンダリプーリを支持する中間壁により、前記無段変速機構を収容する第1トランスミッション領域と、前記パーキング機構を収容する第2トランスミッション領域と、に区画され、
    前記ブリーザ室開口は、前記第2トランスミッション領域に開放していることを特徴とする自動変速機。
  4. 請求項3に記載された自動変速機において、
    前記第1トランスミッション領域と前記第2トランスミッション領域とは、前記プライマリプーリを支持するプライマリプーリ軸受及び前記セカンダリプーリを支持するセカンダリプーリ軸受を介して連通していることを特徴とする自動変速機。
  5. 請求項3又は請求項4に記載された自動変速機において、
    前記セカンダリプーリと前記変速機出力軸との間に副変速機構を設け、
    前記副変速機構は、前記変速機出力軸を支持する軸支持壁により、前記第2トランスミッション領域から区画された第3トランスミッション領域に配置され、
    前記パーキングポールは前記軸支持壁に沿って設けられ、該パーキングポールが前記軸支持壁に沿って回動することを特徴とする自動変速機。
  6. 請求項5に記載された自動変速機において、
    前記軸支持壁は、前記第2トランスミッション領域側に突出するリブを形成したことを特徴とする自動変速機。
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