JP4492329B2 - 自動変速機 - Google Patents

自動変速機 Download PDF

Info

Publication number
JP4492329B2
JP4492329B2 JP2004353835A JP2004353835A JP4492329B2 JP 4492329 B2 JP4492329 B2 JP 4492329B2 JP 2004353835 A JP2004353835 A JP 2004353835A JP 2004353835 A JP2004353835 A JP 2004353835A JP 4492329 B2 JP4492329 B2 JP 4492329B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
planetary gear
gear
input shaft
clutch
pinion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004353835A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006161947A (ja
Inventor
正宏 早渕
直司 加藤
悟 糟谷
博 加藤
康尋 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP2004353835A priority Critical patent/JP4492329B2/ja
Priority to CNB2005101127496A priority patent/CN100482971C/zh
Priority to US11/258,268 priority patent/US7377874B2/en
Priority to DE102005058226A priority patent/DE102005058226A1/de
Publication of JP2006161947A publication Critical patent/JP2006161947A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4492329B2 publication Critical patent/JP4492329B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/44Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion using gears having orbital motion
    • F16H3/62Gearings having three or more central gears
    • F16H3/66Gearings having three or more central gears composed of a number of gear trains without drive passing from one train to another
    • F16H3/663Gearings having three or more central gears composed of a number of gear trains without drive passing from one train to another with conveying rotary motion between axially spaced orbital gears, e.g. RAVIGNEAUX
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H2200/00Transmissions for multiple ratios
    • F16H2200/003Transmissions for multiple ratios characterised by the number of forward speeds
    • F16H2200/0052Transmissions for multiple ratios characterised by the number of forward speeds the gear ratios comprising six forward speeds
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H2200/00Transmissions for multiple ratios
    • F16H2200/20Transmissions using gears with orbital motion
    • F16H2200/2002Transmissions using gears with orbital motion characterised by the number of sets of orbital gears
    • F16H2200/201Transmissions using gears with orbital motion characterised by the number of sets of orbital gears with three sets of orbital gears
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H2200/00Transmissions for multiple ratios
    • F16H2200/20Transmissions using gears with orbital motion
    • F16H2200/202Transmissions using gears with orbital motion characterised by the type of Ravigneaux set
    • F16H2200/2023Transmissions using gears with orbital motion characterised by the type of Ravigneaux set using a Ravigneaux set with 4 connections
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H2200/00Transmissions for multiple ratios
    • F16H2200/20Transmissions using gears with orbital motion
    • F16H2200/203Transmissions using gears with orbital motion characterised by the engaging friction means not of the freewheel type, e.g. friction clutches or brakes
    • F16H2200/2043Transmissions using gears with orbital motion characterised by the engaging friction means not of the freewheel type, e.g. friction clutches or brakes with five engaging means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H2200/00Transmissions for multiple ratios
    • F16H2200/20Transmissions using gears with orbital motion
    • F16H2200/2097Transmissions using gears with orbital motion comprising an orbital gear set member permanently connected to the housing, e.g. a sun wheel permanently connected to the housing

Description

本発明は、入力軸に連結された単式プラネタリギヤの各要素を複式プラネタリギヤの各要素にクラッチを介して連結可能とするとともに、ブレーキを介して固定可能とすることにより、入力軸の回転を複数段に変速して出力軸に伝達する自動変速機に関する。
入力軸が連結された第1リングギヤ、トランスミッションケースに固定された第1サンギヤおよび第1リングギヤと第1サンギヤとに噛合するピニオンを支承する第1キャリアからなる単式プラネタリギヤと、第2および第3サンギヤ、第2サンギヤに直接噛合し第3サンギヤに中間ピニオンを介して噛合するロングピニオン、該ロングピニオンおよび中間ピニオンを支承する共通キャリア、並びに前記ロングピニオンと噛合する共通リングギヤを有する複式プラネタリギヤとを設け、該複式プラネタリギヤの共通リングギヤを出力軸に直結し、入力軸の回転より回転数が減速された単式プラネタリギヤの第1キャリアの回転を第1および第3クラッチを介して複式プラネタリギヤの第3および第2サンギヤに選択的に伝達し、入力軸の回転を第2クラッチを介して複式プラネタリギヤのキャリアに選択的に伝達し、複式プラネタリギヤの第2サンギヤおよび共通キャリアを第1および第2ブレーキを介して夫々選択的に固定して前進6速、後退速の変速段を成立する自動変速機が特許文献1に開示されている。
また、特許文献2には、エンジンのクランクシャフト14をトルクコンバータ10のインペラ12に直結し、タービン16に入力軸44を直結し、入力軸44に直結されたキャリア74、固定されたサンギヤ70および入力軸44の回転を増速して回転されるリングギヤ72により単式プラネタリギヤ52を構成し、2個のプラネタリギヤ50,48のリングギヤ64とキャリア58とを直結し、キャリア66とリングギヤ56とをクラッチCL1により連結可能として複式プラネタリギヤ50,48を構成した自動変速機が記載されている(Fig.1参照)。プラネタリギヤ50,48のサンギヤ62はクラッチCL3を介してキャリア74に連結可能であり、又はブレーキB2により固定可能である。キャリア66はワンウエイクラッチ82により逆転を阻止され、キャリア66にクラッチCL1により連結されたリングギヤ56はワンウエイクラッチ82により逆転を阻止される。キャリア66はクラッチCL2を介してプラネタリギヤ52のリングギヤ72に連結可能であり、又はブレーキB1により固定可能である。直結されたリングギヤ64およびキャリア58は出力軸90に直結され、プラネタリギヤ48のサンギヤ54は入力軸44に直結されている。
特開平4−219553号公報(第〔0030〕および〔0034〕欄、図3) 米国特許第5,542,889号明細書(第3,4欄、Fig.1)
特許文献1に記載された自動変速機では、エンジンの出力回転が単式プラネタリギヤにより減速されて複式プラネタリギヤに入力されるので、複式プラネタリギヤに増大されたトルクが伝達される。さらに、エンジンの出力特性が、例えばジーゼルエンジンのように比較的低い出力回転で高いトルクを出力する場合、伝達トルクがさらに大きくなり、高トルクに対応するために、各部のサイズを大きくし、クラッチ、ブレーキの容量を大きくする必要がある。
この問題を解消するために、特許文献2に記載された自動変速機のように、エンジンによりトルクコンバータを介して回転駆動される入力軸の回転を単式プラネタリギヤ52により増速して複式プラネタリギヤ48,50に入力している。低速回転で出力トルクが大きい例えばジーゼルエンジンを搭載した自動車では、トルクコンバータに替えて発進クラッチを徐々に接続して自動車を発進させることが行われているが、特許文献2に記載された自動変速機は、トルクコンバータを介して回転駆動されるため、流体による伝達ロスによって伝達効率の低下が避けられない。また、自動変速機内の単式プラネタリギヤの変更が必要となるため、高回転となるガソリンエンジンと比較的低回転、高トルクとなるジーゼルエンジンのバリエーションに対応させようとした場合、部品の変更が多く必要になるため、コストの増加につながる。本発明は従来の係る問題を解消するためになされたもので、エンジンの出力回転が発進クラッチを介して増速用プラネタリギヤに伝達され増速されて入力軸に伝達され、入力軸の回転が単式プラネタリギヤおよび複式プラネタリギヤにより変速されることにより、自動変速機各部の分担トルクを減少して各部サイズおよび各摩擦係合要素の容量を小さくできる自動変速機を提供することである。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明の構成上の特徴は、トランスミッションケースに入力軸および出力軸が共通軸線上で回転可能に軸承され、複数の摩擦係合要素により連結または固定して前記入力軸の回転を複数段に変速して前記出力軸に伝達する自動変速機において、エンジンの出力回転が伝達される駆動部材が前記トランスミッションケースのフロント側に前記共通軸線上で回転可能に支承され、前記駆動部材に発進クラッチを介して連結可能である第1回転要素と、前記入力軸に直結された第2回転要素と、前記トランスミッションケースに固定された第3回転要素とを有し、エンジンの出力回転を常時増速して前記入力軸に伝達可能な増速用プラネタリギヤを備え、前記発進クラッチの油圧サーボ部を前記増速用プラネタリギヤより後方で前記駆動部材に設け、前記トランスミッションケースには、前記入力軸を軸承する支持部材が前記共通軸線上に突設された中間壁部が、前記複数の摩擦係合要素を収納するリアケース部と、前記増速用プラネタリギヤおよび前記発進クラッチを収納するフロントケース部との間に設けられ、前記第3回転要素は前記中間壁部から延びる前記支持部材に回転不能に連結され、前記駆動部材の後壁が前記中間壁部と前記増速用プラネタリギヤとの間で前記中間壁部に回転可能に支承され、前記発進クラッチの油圧サーボ部のシリンダが前記駆動部材の後壁に形成され、前記油圧サーボ部のシリンダに連通する作動油路が前記駆動部材と前記支持部材との間に設けられ、前記油圧サーボ部の遠心油圧キャンセラおよび前記増速用プラネタリギヤの各部に潤滑油を供給するための潤滑油路が前記入力軸に穿設されていることである。
請求項に記載の発明の構成上の特徴は、請求項において、前記作動油路の一端は、前記作動部材と前記支持部材との間に前記作動油路内の油の漏れを防止するシール手段を有することである。
請求項3に記載の発明の構成上の特徴は、請求項1又は2において、前記発進クラッチは、前記油圧サーボ部のシリンダに供給された油圧により作動するピストンにより押圧され、該ピストンに対して、前記油圧サーボ部のシリンダと反対側に、前記油圧サーボ部内の油に作用する遠心油圧を相殺するためのキャンセル油室が形成され、該キャンセル油室には、前記第2回転要素と前記入力軸とを連結する連結体と前記作動油路との間に形成された連通油路を介して、前記潤滑油路から潤滑油が供給されることである。

請求項に記載の発明の構成上の特徴は、請求項において、前記潤滑油路は前記連結体より前方に開口する開口部と、前記連結体より後方側において前記連通油路に連通する分岐油路を有することである。
請求項5に記載の発明の構成上の特徴は、請求項において、前記増速用プラネタリギヤはシングルピニオンプラネタリギヤであり、前記第1回転要素、第2回転要素、第3回転要素はそれぞれキャリア、リングギヤ、サンギヤであり、前記入力軸と前記出力軸との間に前記入力軸に連結された単式プラネタリギヤおよび前記出力軸に連結された複式プラネタリギヤを設け、前記単式プラネタリギヤは、前記入力軸に直結された第1リングギヤと、前記トランスミッションケースに固定された第1サンギヤと、前記第1リングギヤおよび第1サンギヤに噛合するピニオンを支承する第1キャリアとを備えたシングルピニオンプラネタリギヤであり、前記複式プラネタリギヤは、第2および第3サンギヤ、前記第2サンギヤに直接噛合し前記第3サンギヤに中間ピニオンを介して噛合するロングピニオン、該ロングピニオンおよび前記中間ピニオンを支承する共通キャリア、並びに前記ロングピニオンと噛合する共通リングギヤにより構成されたラビニヨ式プラネタリギヤであり、前記第2サンギヤは第3クラッチを介して前記第1キャリアに連結可能であるとともに、第1ブレーキを介して固定可能であり、前記共通キャリアは第2クラッチを介して前記入力軸に連結可能であるとともに、第2ブレーキを介して固定可能であり、前記共通リングギヤは前記出力軸に直結され、前記第3サンギヤは第1クラッチを介して前記第1キャリアに連結可能であることである。
上記のように構成した請求項1に係る発明においては、車両の発進時にエンジンの出力回転が伝達される駆動部材が発進クラッチを介して増速用プラネタリギヤのキャリアに徐々に連結される。発進クラッチが係合されると、駆動部材の回転は増速用プラネタリギヤにより増速されてリングギヤに直結された入力軸に伝達される。この入力軸に伝達された回転は、単式プラネタリギヤおよび出力軸に連結された複式プラネタリギヤの各要素が複数の摩擦係合要素により選択的に連結または固定されることにより、複数段に変速して出力軸に伝達される。
これにより、駆動部材の回転が増速用プラネタリギヤにより増速されて、単式および複式プラネタリギヤに入力されるので、この入力されるトルクが減少し、各部のサイズおよびクラッチ、ブレーキの容量を小さくすることができる。また、ガソリンエンジンに回転連結された入力軸の回転を単式プラネタリギヤにより減速して複式プラネタリギヤに入力するようにした従来のガソリンエンジン用自動変速機と大部分を共通化し、トルクコンバータに替えて、エンジンの出力回転が伝達される駆動部材と、増速用プラネタリギヤのリングギヤとを発進クラッチにより連結可能とすることにより、ガソリンエンジンより低回転数で高トルクを出力する例えばジーゼルエンジンに適した自動変速機を、各部のサイズおよびクラッチ、ブレーキの容量を大きくすることなく提供することができる。
さらに、発進クラッチの油圧サーボ部が増速用プラネタリギヤより後側で駆動部材に設けられているので、この油圧サーボ部に作動油を給排するために作動油路および増速用プラネタリギヤに潤滑油を供給するための潤滑油路を容易に形成することができる。
また、高回転となるガソリンエンジンと比較的低回転、高トルクとなるジーゼルエンジンのバリエーションに対応させる場合でも、発進クラッチ及び増速用プラネタリギヤのアッシーを、例えば増速用プラネタリギヤを排した発進クラッチ装置や、トルクコンバータなどに変更さえすればよく、自動変速機本体をガソリンエンジン用とジーゼルエンジン用とで共通化できるため、バリエーションを増やしてもコスト増加を最小限に抑制することができる。
さらに、請求項に係る発明においては、トランスミッションケースには、単式プラネタリギヤ、複式プラネタリギヤおよび複数の摩擦係合要素を収納するリアケース部と、増速用プラネタリギヤおよび発進クラッチを収納するフロントケース部との間に、入力軸を軸承する支持部材が突設された中間壁部が設けられている。この中間壁部と増速用プラネタリギヤとの間で該中間壁部に、駆動部材の後壁が回転可能に支承されている。発進クラッチの油圧サーボ部のシリンダがこの後壁に形成され、このシリンダに連通する作動油路が中間壁部に設けられ、油圧サーボ部の遠心油圧キャンセラおよび増速用プラネタリギヤの各部に潤滑油を供給するための潤滑油孔が入力軸に穿設されている。
これにより、発進クラッチの油圧サーボ部に作動油を給排するために作動油路を中間壁部に形成し、油圧サーボ部の遠心油圧キャンセラおよび増速用プラネタリギヤの各部に潤滑油を供給するための潤滑油路を入力軸に、作動油路と確実に分離して容易に形成することができる。
上記のように構成した請求項に係る発明においては、シンプルな構造で作動油の漏れを防止できるため、発進クラッチの制御性が向上する。
上記のように構成した請求項に係る発明においては、作動油路と連結体との間の連通油路を設けたため、例えば、スプライン連結部を貫通させるなど、複雑な油路構造を採ることなく潤滑油をキャンセル油室に供給できる。したがって、連通油路の管路抵抗が減少し、キャンセル油室に確実に潤滑油を供給できるため、油圧サーボに作用する遠心油圧を確実に相殺でき、発進クラッチの制御性が向上する。
上記のように構成した請求項に係る発明においては、連結体の前方と後方の両側に潤滑油を供給できるため、連結体の前後に設けられた被潤滑物、例えばスラストベアリング、を確実に潤滑することができる。
上記のように構成した請求項に係る発明においては、増速用プラネタリギヤはシングルピニオンプラネタリギヤで構成されている。単式プラネタリギヤは、入力軸に直結された第1リングギヤと、トランスミッションケースに固定された第1サンギヤと、第1リングギヤおよび第1サンギヤに噛合する第1ピニオンを支承するキャリアにより構成されている。複式プラネタリギヤは、第2および第3サンギヤ、第2サンギヤに直接噛合し第3サンギヤに中間ピニオンを介して噛合するロングピニオン、ロングピニオンおよび中間ピニオンを支承する共通キャリア、並びにロングピニオンと噛合する共通リングギヤにより構成されている。車両の発進時にエンジンの出力回転が伝達される駆動部材が発進クラッチを介して増速用プラネタリギヤのキャリアに徐々に連結される。発進クラッチが係合されると、第2サンギヤは第3クラッチを介して第1キャリアに選択的に連結され、又は第1ブレーキを介して選択的に固定される。共通キャリアは第2クラッチを介して入力軸に選択的に連結され、又は第2ブレーキを介して選択的に固定される。共通リングギヤは出力軸に直結されている。第3サンギヤは第1クラッチを介して第1キャリアに選択的に連結される

これにより、請求項1に係る発明と同様の効果を奏するとともに、全長が短いコンパクトな構成で、駆動部材の回転を適切に離間した前進6速、後退速に変速して出力軸に出力することができる。
以下、図面に基づいて本発明に係る自動変速機の実施の形態について説明する。図1において、10は本発明に係る自動変速機で、例えば自動車のジーゼルエンジンの出力回転が伝達される駆動部材11の回転を変速して駆動輪に伝達するために使用される。自動変速機10は、車体に取り付けられたトランスミッションケース12内に共通軸線13上に順次支承された駆動部材11、増速用プラネタリギヤ19、単式プラネタリギヤ15、複式プラネタリギヤ16、出力軸17、発進クラッチC-S、クラッチC-1乃至C-3、およびブレーキB-1,B-2で構成されている。
増速用プラネタリギヤ19は、トランスミッションケース12に固定されたサンギヤS4、駆動部材11に発進クラッチC-Sを介して連結可能であり、サンギヤS4と噛合するピニオン20を支承するキャリアC4、およびピニオン20と噛合し入力軸14に直結されたリングギヤR4により構成されている。
単式プラネタリギヤ15は、ケース12に固定された第1サンギヤS1、該第1サンギヤS1と噛合するピニオン18を支承する第1キャリアC1、および該ピニオン18と噛合し入力軸14に直結された第1リングギヤR1により構成されている。
複式プラネタリギヤ16は、共通軸線13上に回転可能に支承された第2および第3サンギヤS2,S3、第2サンギヤS2に直接噛合し第3サンギヤS3に中間ピニオン24を介して噛合するロングピニオン23、該ロングピニオン23および中間ピニオン24を支承する共通キャリアC2,C3、並びにロングピニオン23と噛合する共通リングギヤR2,R3により構成されている。
複式プラネタリギヤ16の第2サンギヤS2は、第3クラッチC-3を介して単式プラネタリギヤ15の第1キャリアC1に連結可能であるとともに、第1ブレーキB-1を介してケース12に固定可能である。共通キャリアC2,C3は、第2クラッチC-2を介して入力軸14に連結可能であるとともに、第2ブレーキB-2を介してケース12に固定可能である。共通キャリアC2,C3は、第2ブレーキB-2と並列に配置されたワンウエイクラッチF-1を介してケース12に連結され逆転を阻止されるようになっている。共通リングギヤR2,R3は出力軸17に直結されている。第3サンギヤS3は第1クラッチC-1を介して第1キャリアC1に連結可能である。
トランスミッションケース12には、カウンタ軸25が共通軸線13と平行に回転可能に軸承され、カウンタ軸25に固定されたドリブンギヤ26は出力軸17に形成されたドライブギヤ27と噛合されている。カウンタ軸25にはドリブンギヤ26より小径のデフドライブピニオン28が固定され、デフドライブピニオン28は出力軸17の回転を車両の左右前輪に伝達するデファレンシャル装置29のデフリングギヤ30に噛合されている。
以上のように構成された自動変速機10は、発進時に発進クラッチC-Sが徐々に係合され、エンジンの出力回転が伝達される駆動部材11と増速用プラネタリギヤ19のキャリアC4とが連結され、リングギヤR4に直結された入力軸14が駆動部材11の回転を増速して回転される。その後に、第1乃至第3クラッチC-1〜C-3、および第1、第2ブレーキB-1,B-2が選択的に係合されて、入力軸14、出力軸17、単式プラネタリギヤ15および複式プラネタリギヤ16の各要素が選択的に連結、或いは固定されることにより、前進6速、後退速の変速段が達成される。図2の係合表において、各変速段に対応する各クラッチ、ブレーキの欄に丸が付されている場合、クラッチであれば連結状態、ブレーキであれば固定状態にあることを示す。
発進クラッチC-Sおよび第1乃至第3クラッチC-1〜C-3、並びに第1および第2ブレーキB-1,B-2は、2部材を係脱可能に連結する摩擦係合要素として機能し、各摩擦係合要素は摩擦係合部と油圧サーボ部とで構成されている。摩擦係合部は、係脱可能に連結される2部材の各々に相対回転を規制して軸線方向に相対移動可能にスプライン係合された複数の摩擦プレートが交互に配置され、油圧サーボ部は、シリンダに摺動可能に嵌合されたピストンが作動油により圧縮スプリングのばね力に抗して前進され摩擦プレートを圧接させて2部材を連結し、圧縮スプリングのばね力により後退されて2部材を非連結するようになっている。
単式プラネタリギヤ15および複式プラネタリギヤ16のシングルピニオンプラネタリギヤ21においては、サンギヤの回転数Ns、キャリアの回転数Nc、リングギヤの回転数Nrとシングルピニオンプラネタリギヤのギヤ比λとの関係は、式(1)で示され、複式プラネタリギヤ16のダブルピニオンプラネタリギヤ22においては、サンギヤの回転数Ns、キャリアの回転数Nc、リングギヤの回転数Nrとダブルピニオンプラネタリギヤのギヤ比λとの関係は、式(2)で示され、各変速段におけるギヤ比は、式(1)、(2)に基づいて算出される。第1乃至第3サンギヤS1,S2,S3の歯数をZs1,Zs2,Zs3、第1および共通リングギヤR1およびR2,R3の歯数をZr1, Zr23とすると、単式プラネタリギヤ15、シングルピニオンプラネタリギヤ21、ダブルピニオンプラネタリギヤ22、のギヤ比はλ1=Zs1/Zr1,λ2=Zs2/Zr23,λ3=Zs3/Zr23である。
Nr=(1+λ)Nc−λNs・・・(1)
Nr=(1−λ)Nc+λNs・・・(2)
第1乃至第3クラッチC-1〜C-3を選択的に係合し、第1および第2ブレーキB-1,B-2を選択的に係合したとき、単式プラネタリギヤ15および複式プラネタリギヤ16の各要素の速度比は、図3に示す速度線図のようになる。速度線図は、プラネタリギヤのサンギヤ、キャリア、リングギヤからなる各要素を横軸方向にギヤ比に対応させた間隔で配置し、縦軸方向に各要素に対応してその速度比を取ったものである。図3には、単式プラネタリギヤ15および複式プラネタリギヤ16の速度線図が左右に並べて記載されている。複式プラネタリギヤ16では、シングルピニオンプラネタリギヤ21およびダブルピニオンプラネタリギヤ22のキャリアC2およびC3、リングギヤR2およびR3が夫々共用されているので、C2,C3およびR2,R3が夫々付された各1本の縦線上に共通キャリアC2,C3、共通リングギヤR2,R3の速度比を表している。単式プラネタリギヤ15については、第1キャリアC1の縦線とサンギヤS1の縦線との間隔を1とみなし、リングギヤR1の縦線が第1キャリアC1の縦線からサンギヤS1の縦線の反対側に間隔λ1だけ離して配置されている。シングルピニオンプラネタリギヤ21については、共通キャリアC2,C3の縦線とサンギヤS2縦線との間隔を1とみなし、共通リングギヤR2,R3の縦線が共通キャリアC2,C3の縦線からサンギヤS2の縦線の反対側に間隔λ2だけ離して配置されている。ダブルピニオンプラネタリギヤ22については、共通キャリアC2,C3の縦線とサンギヤS3の縦線との間隔を1とみなし、共通リングギヤR2,R3の縦線を共通キャリアC2,C3の縦線からサンギヤS3の縦線と同じ側にギヤ比λ3だけ離して配置されている。速度線図には、第1乃至第3クラッチC-1〜C-3、第1および第2ブレーキB-1,B-2が選択的に作動された点にC-1〜C-3、B-1,B-2が記入されている。
このように作成された複式プラネタリギヤ16の速度線図において、4本の各縦線に対応する要素を縦線の左から並び順に第1、第2、第3、第4要素とする。実施の形態の場合、複式プラネタリギヤ16の第2サンギヤS2が第1要素、共通キャリアC2,C3が第2要素、共通リングギヤR2,R3が第3要素、第3サンギヤS2が第4要素である。
自動変速機10の制御装置を図4に示すブロック図に基づいて説明する。CPUを内蔵した制御装置35は、エンジンの回転数Neを検出するエンジン回転数センサ36、入力軸14の回転数Niを検出する入力回転数センサ37、出力軸17の回転数Nvを検出する出力回転数センサ38、シフトレバーがドライブレンジD、ニュートラルレンジN、リバースレンジRにシフトされているとき、検出信号D,N,Rを送出するレンジ位置センサ39、アクセルの踏み込み量Ssを検出するスロットル開度センサ40等から各検出信号が入力され、これら検出信号に基づいて最適な変速段を選択し、制御電流を各クラッチ、ブレーキを作動させる各油圧サーボ部に出力して第1乃至第3クラッチC-1〜C-3、第1および第2ブレーキB-1,B-2を図2に示すように選択的に係脱して前進6速、後退1速を達成する。発進時に制御装置35は、漸減する制御電流を油圧サーボ部62に出力して発進クラッチC-Sを徐々に係合させる。
第1速(1st)は、制御装置35による第1クラッチC-1の係合とワンウエイクラッチF-1の自動係合により達成される。入力軸14の回転を減速した単式プラネタリギヤ15の第1キャリアC1の回転が、複式プラネタリギヤ16の第3サンギヤS3に第1クラッチC-1を介して入力され、共通キャリアC2,C3がワンウエイクラッチF-1により逆転を阻止されて反力を受けるので、共通リングギヤR2,R3においては出力軸17は第1速のギヤ比で減速して正回転される。
下り坂道でエンジンブレーキをかける場合、駆動輪により回転される共通リングギヤR2,R3の回転がエンジン側から第2サンギヤS2に伝達される回転数より大きくなり、共通キャリアC2,C3に作用する反力の方向が逆転する。このために、エンジンブレーキをかけるときは、図2において(○)で示すように共通キャリアC2,C3は第2ブレーキB-2の係合により固定される。
第2速(2nd)は、第1クラッチC-1と第1ブレーキB-1の係合により達成される。入力軸14の回転を減速した第1キャリアC1の回転が第1クラッチC-1を介して複式プラネタリギヤ16の第3サンギヤS3に入力され、第2サンギヤS2が第1ブレーキB-1により固定されるので、共通リングギヤR2,R3においては出力軸17は第2速のギヤ比で減速して正回転される。
第3速(3rd)は、第1および第3クラッチC-1,C-3の係合により達成される。入力軸14の回転を減速した第1キャリアC1の回転が複式プラネタリギヤ16の第3および第2サンギヤS3,S2に第1および第3クラッチC-1,C-3を介して入力され、複式プラネタリギヤ16が一体回転され、共通リングギヤR2,R3においては出力軸17は第3速のギヤ比で第1キャリアC1と同一回転数で正回転される。
第4速(4th)は、第1および第2クラッチC-1,C-2の係合により達成される。入力軸14の回転を減速した第1キャリアC1の回転が第1クラッチC-1を介して複式プラネタリギヤ16の第3サンギヤS3に入力され、入力軸14の回転が第2クラッチC-2を介して共通キャリアC2,C3に入力されるので、共通リングギヤR2,R3においては出力軸17は第4速のギヤ比で減速して正回転される。
第5速(5th)は、第2および第3クラッチC-2,C-3の係合により達成される。入力軸14の回転を減速した第1キャリアC1の回転が第3クラッチC-3を介して複式プラネタリギヤ16の第2サンギヤS2に入力され、入力軸14の回転が第2クラッチC-2を介して共通キャリアC2,C3に入力されるので、共通リングギヤR2,R3においては出力軸17は第5速のギヤ比で増速して正回転される。
第6速(6th)は、第2クラッチC-2および第1ブレーキB-1の係合により達成される。入力軸14の回転が第2クラッチC-2を介して複式プラネタリギヤ16のキャリアC2,C3に入力され、第2サンギヤS2が第1ブレーキB-1を介して固定されるので、リングギヤR2,R3においては出力軸17は第6速のギヤ比で増速して正回転される。
後退速(REV)は、第3クラッチC-3および第2ブレーキB-2の係合により達成される。入力軸14の回転を減速した第1キャリアC1の回転が第3クラッチC-3を介して複式プラネタリギヤ16の第2サンギヤS2に入力され、共通キャリアC2,C3がブレーキB-2により固定されるので、共通リングギヤR2,R3においては出力軸17は後退速のギヤ比で減速して逆回転される。
単式プラネタリギヤ15、シングルピニオンプラネタリギヤ21、ダブルピニオンプラネタリギヤ22、および増速用プラネタリギヤ19の各ギヤ比λ1,λ2,λ3,λ4(サンギヤの歯数/リングギヤの歯数)を、例えば0.556,0.458,0.375,0.639に設定し、各変速段におけるギヤ比を、式(1)、(2)に基づいて算出すると、各変速段における駆動部材11(キャリアC4)と出力軸17(共通リングギヤR2,R3)との回転比すなわちギヤ比は、図2に示すように、第1速で4.067、第2速で2.354、第3速で1.564、第4速で1.161、第5速で0.857、第6速で0.684、後退速で3.389となり、各変速段で適当な割合で減少し、本実施形態に係る自動変速機によれば適切に離間した前進6速、後退1速のギヤ比を得ることができる。
次に、従来のガソリンエンジン用自動変速機と大部分を共通化し、トランスミッションケース12のフロントケース部12fにトルクコンバータに替えて、ジーゼルエンジンの出力回転が伝達される駆動部材11、増速用プラネタリギヤ19、および駆動部材11と増速用プラネタリギヤ19のリングギヤR4とを連結するために発進クラッチC-Sとを収納したジーゼルエンジン用自動変速機10の駆動部材11、増速用プラネタリギヤ19、および発進クラッチC-S部分の具体的な構成を図5に基づいて説明する。
トランスミッションケース12は底壁を有する円筒状のリアケース部12rと、リアケース部12rの前面に固定されたフロントケース部12fと、リアケース部12rの前面にフロントケース部12fの内側で固定された中間壁部12wとから構成されている。リアケース部12r内には、単式プラネタリギヤ15と、複式プラネタリギヤ16と、単式プラネタリギヤおよび複式プラネタリギヤの各要素を連結または固定する複数の摩擦係合要素が収納され、フロントケース部12f内には、駆動部材11、増速用プラネタリギヤ19、および発進クラッチC-Sが収納されている。
トランスミッションケース12の中間壁部12wには円筒状の支持部材12cが共通軸線13上に突設され、その中心孔に入力軸14がメタル軸受41により回転可能に軸承されている。駆動部材11の後壁11rには、円筒状の支持部材12cと隙間を持って嵌合する前筒状部11mおよび後筒状部nが前後方向に突設され、後筒状部11nは、中間壁部12wと増速用プラネタリギヤ19との間で中間壁部12wの中心孔にニードルベアリング42により共通軸線13上で回転可能に支承されている。増速用プラネタリギヤ19のサンギヤS4に形成された円筒状の固定部S4cは、前筒状部11mの内孔とシール部材60を介在して嵌合するとともに中間壁部12wの支持部材12cの外周にスプライン嵌合されている。入力軸14にはリングギヤR4に固定された連結体43がサンギヤS4の前方でスプライン嵌合されている。連結体43の前面とスラスト軸受を介して当接する駆動部材11の前壁11fには軸部11sが前方に突設され、ジーゼルエンジンのクランクシャフトに回転連結されている。駆動部材11の後壁11rと前壁11fとは、増速用プラネタリギヤ19より大径の円筒部11cで一体的に連結されている。増速用プラネタリギヤ19のキャリアC4の後側壁C4rおよび前側壁C4fには、ピニオン軸44の両端が夫々固着され、ピニオン軸44にはサンギヤS4及びリングギヤR4に噛合するピニオン45が回転可能に支承されている。
増速用プラネタリギヤ19のキャリアC4の後側壁C4rには、リングギヤC4の外方で共通軸線13方向に延在する円筒状の係合部C4cが形成され、係合部C4cの外周面と、駆動部材11の円筒部11cの内周面に発進クラッチC-Sの摩擦係合部46の複数の摩擦プレートが交互にスプライン係合されている。駆動部材11の後壁11rの増速用プラネタリギヤ19と対向する面側および前筒状部11mの外周側には、発進クラッチC-Sの油圧サーボ部47の環状シリンダ48が形成されている。シリンダ48には環状ピストン49がシールされて摺動可能に嵌合され、環状ピストン49の大径側から外方に突設されたフランジ部49eが発進クラッチC-Sの摩擦係合部46の後端側と対向している。前筒状部11m前端部には、油圧サーボ部47の遠心油圧キャンセラ50の環状プレート51の内径側が嵌合されてスナップリングにより抜け止されている。環状プレート51の外径側は環状ピストン49の外径側に略同径に形成された内周面に液密的に摺動可能に嵌合されている。環状ピストン49と環状プレート51との間に形成されたキャンセル油室52内には、フランジ部49eが摩擦係合部46から開離する方向に環状ピストン49を付勢するための圧縮スプリング53が介在されている。
駆動部材11の前筒状部11mには環状シリンダ48に開口するポート54が穿設され、後筒状部11nと支持部材12cとの間および中間壁部12wには、作動油を環状シリンダ48のポート54を介して給排するための作動油路55が形成されている。発進時に圧力制御された作動油が作動油路55、ポート54を通って環状シリンダ室48に供給されると、環状ピストン49が圧縮スプリング53のばね力に抗して前進され、摩擦係合部46の摩擦プレートが圧接されて発進クラッチC-Sが徐々に係合され、ジーゼルエンジンのクランクシャフトに回転連結された駆動部材11が増速用プラネタリギヤ19のキャリアC4に連結される。発進クラッチC-Sの係合により、ジーゼルエンジンの出力回転が伝達される駆動部材11の回転は増速用プラネタリギヤ19により増速されて入力軸14に伝達される。作動油路55がリザーバに連通されると、環状シリンダ48内の圧力が低下し、環状ピストン49が圧縮スプリング53のばね力により後退され、摩擦係合部46の摩擦プレートが解放されて発進クラッチC-Sが遮断され、ジーゼルエンジンの出力回転が入力軸14に伝達されなくなる。
サンギヤS4の固定部S4cの外周と駆動部材11の前筒状部11mの内孔との間はシール部材60によりシールされ、固定部S4cの内周と中間壁部12wの支持部材12cの外周とはスプライン嵌合のガタをなくすことでシールされている。このようにして、作動油路55の一端(前側)は、駆動部材11と支持部材12cとの間に作動油路55内の油の漏れを防止するシール手段が形成される。
入力軸14には、油圧サーボ部47の遠心油圧キャンセラ50および増速用プラネタリギヤ19の各部に潤滑油を供給するための潤滑油孔56が潤滑油路として軸線上に穿設され、潤滑油孔56は連結体43より前方で入力軸14の前端面に開口して開口部56aを形成している。入力軸14には、連結体43より後方側において潤滑油孔56と連通する分岐孔57が分岐油路として半径方向に穿設されて、サンギヤS4の固定部S4cの内周面と入力軸14の外周面との間の隙間および固定部S4cに半径方向に穿設された連通孔58からなる連通通路61に連通されている。即ち、潤滑油路56は連結体43より前方に開口する開口部56aと、連結体43より後方側において連通油路61に連通する分岐油路57を有する。前筒状部11mには、潤滑油をキャンセル油室52に供給するためのポート59が半径方向に穿設されている。潤滑油孔56に供給された潤滑油は、分岐孔57、連通孔58、ポート59を通ってキャンセル油室52内に流入する。
キャンセル油室52には、作動油路55と第2回転要素であるリングギヤR4と入力軸14とを連結する連結体43との間に形成された連通油路61を介して、潤滑油56から潤滑油が供給される。油圧サーボ部47が回転したとき、環状シリンダ48内の作動油が環状ピストン49に作用する遠心力は、キャンセル油室52内の潤滑油が環状ピストン49に作用する遠心力により相殺される。また、潤滑油孔56に供給された潤滑油は、分岐孔57、連通孔58、および入力軸14の先端開口部56aを通って増速用プラネタリギヤ19の各部に供給されて潤滑する。

本発明に係る自動変速装置の実施の形態を示すスケルトン図。 本実施の形態の各変速段におけるブレーキおよびクラッチの係合状態およびギヤ比を示す図。 本実施の形態の各変速段におけるプラネタリギヤの各要素の回転比を示す速度線図。 制御装置を示すブロック図。 本実施の形態係る自動変速機の増速用プラネタリギヤおよび発進クラッチ部分の具体的な構成を示す断面図。
符号の説明
10…自動変速機、11…駆動部材、12…トランスミッションケース、13…共通軸線、14…入力軸、15…増速用単式プラネタリギヤ、16…変速用複式プラネタリギヤ、17…出力軸、19…増速用プラネタリギヤ、21…シングルピニオンプラネタリギヤ、22…ダブルピニオンプラネタリギヤ、23…ロングピニオン、24…中間ピニオン、26…ドリブンギヤ、35…制御装置、41…メタル軸受、42…ニードルベアリング、43…連結体、44…ピニオン軸、45…ピニオン、46…摩擦係合部、47…油圧サーボ部、48…環状シリンダ、49…環状ピストン、50…遠心油圧キャンセラ、51…環状プレート、52…キャンセル油室、53…圧縮スプリング、54,59…ポート、55…作動油路、56…潤滑油孔(潤滑油路)、57…分岐孔(分岐油路)、58…連通孔、60…シール部材、61…連通油路。

Claims (5)

  1. トランスミッションケースに入力軸および出力軸が共通軸線上で回転可能に軸承され、複数の摩擦係合要素により連結または固定して前記入力軸の回転を複数段に変速して前記出力軸に伝達する自動変速機において、
    エンジンの出力回転が伝達される駆動部材が前記トランスミッションケースのフロント側に前記共通軸線上で回転可能に支承され、
    前記駆動部材に発進クラッチを介して連結可能である第1回転要素と、前記入力軸に直結された第2回転要素と、前記トランスミッションケースに固定された第3回転要素とを有し、前記エンジンの出力回転を常時増速して前記入力軸に伝達可能な増速用プラネタリギヤを備え、
    前記発進クラッチの油圧サーボ部を前記増速用プラネタリギヤより後方で前記駆動部材に設け、
    前記トランスミッションケースには、前記入力軸を軸承する支持部材が前記共通軸線上に突設された中間壁部が、前記複数の摩擦係合要素を収納するリアケース部と、前記増速用プラネタリギヤおよび前記発進クラッチを収納するフロントケース部との間に設けられ、
    前記第3回転要素は前記中間壁部から延びる前記支持部材に回転不能に連結され、
    前記駆動部材の後壁が前記中間壁部と前記増速用プラネタリギヤとの間で前記中間壁部に回転可能に支承され、
    前記発進クラッチの油圧サーボ部のシリンダが前記駆動部材の後壁に形成され、
    前記油圧サーボ部のシリンダに連通する作動油路が前記駆動部材と前記支持部材との間に設けられ、
    前記油圧サーボ部の遠心油圧キャンセラおよび前記増速用プラネタリギヤの各部に潤滑油を供給するための潤滑油路が前記入力軸に穿設されていることを特徴とする自動変速機。
  2. 請求項において、前記作動油路の一端は、前記駆動部材と前記支持部材との間に前記作動油路内の油の漏れを防止するシール手段を有することを特徴とする自動変速機。
  3. 請求項1又は2において、前記発進クラッチは、前記油圧サーボ部のシリンダに供給された油圧により作動するピストンにより押圧され、
    該ピストンに対して、前記油圧サーボ部のシリンダと反対側に、前記油圧サーボ部内の油に作用する遠心油圧を相殺するためのキャンセル油室が形成され、
    該キャンセル油室には、前記第2回転要素と前記入力軸とを連結する連結体と前記作動油路との間に形成された連通油路を介して、前記潤滑油路から潤滑油が供給されることを特徴とする自動変速機。
  4. 請求項において、前記潤滑油路は前記連結体より前方に開口する開口部と、前記連結体より後方側において前記連通油路に連通する分岐油路を有することを特徴とする自動変速機。
  5. 請求項において、前記増速用プラネタリギヤはシングルピニオンプラネタリギヤであり、前記第1回転要素、第2回転要素、第3回転要素はそれぞれキャリア、リングギヤ、サンギヤであり、
    前記入力軸と前記出力軸との間に前記入力軸に連結された単式プラネタリギヤおよび前記出力軸に連結された複式プラネタリギヤを設け、
    前記単式プラネタリギヤは、前記入力軸に直結された第1リングギヤと、前記トランスミッションケースに固定された第1サンギヤと、前記第1リングギヤおよび第1サンギヤに噛合するピニオンを支承する第1キャリアとを備えたシングルピニオンプラネタリギヤであり、
    前記複式プラネタリギヤは、第2および第3サンギヤ、前記第2サンギヤに直接噛合し前記第3サンギヤに中間ピニオンを介して噛合するロングピニオン、該ロングピニオンおよび前記中間ピニオンを支承する共通キャリア、並びに前記ロングピニオンと噛合する共通リングギヤにより構成されたラビニヨ式プラネタリギヤであり、
    前記第2サンギヤは第3クラッチを介して前記第1キャリアに連結可能であるとともに、第1ブレーキを介して固定可能であり、
    前記共通キャリアは第2クラッチを介して前記入力軸に連結可能であるとともに、第2ブレーキを介して固定可能であり、
    前記共通リングギヤは前記出力軸に直結され、
    前記第3サンギヤは第1クラッチを介して前記第1キャリアに連結可能であることを特徴とする自動変速機。
JP2004353835A 2004-12-07 2004-12-07 自動変速機 Expired - Fee Related JP4492329B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004353835A JP4492329B2 (ja) 2004-12-07 2004-12-07 自動変速機
CNB2005101127496A CN100482971C (zh) 2004-12-07 2005-10-12 自动变速器
US11/258,268 US7377874B2 (en) 2004-12-07 2005-10-26 Automatic transmission
DE102005058226A DE102005058226A1 (de) 2004-12-07 2005-12-06 Automatikgetriebe

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004353835A JP4492329B2 (ja) 2004-12-07 2004-12-07 自動変速機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006161947A JP2006161947A (ja) 2006-06-22
JP4492329B2 true JP4492329B2 (ja) 2010-06-30

Family

ID=36575061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004353835A Expired - Fee Related JP4492329B2 (ja) 2004-12-07 2004-12-07 自動変速機

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7377874B2 (ja)
JP (1) JP4492329B2 (ja)
CN (1) CN100482971C (ja)
DE (1) DE102005058226A1 (ja)

Families Citing this family (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4569443B2 (ja) * 2005-11-02 2010-10-27 マツダ株式会社 自動変速機
JP2009236264A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Aisin Aw Co Ltd 自動変速機の制御装置
US8571772B2 (en) * 2008-05-09 2013-10-29 Volvo Lastvagnar Ab Method and device for securing lubrication of an automated manual transmission in a vehicle
CN101749394B (zh) * 2008-12-12 2014-03-26 吴志强 一种复合型转臂输出行星锥式无级变速兼起动器
CN101761632B (zh) * 2008-12-12 2014-01-08 吴志强 一种复合型内锥输出行星锥式无级变速兼起动器
CN101761629B (zh) * 2008-12-12 2014-02-26 吴志强 一种复合型锥盘环盘式无级变速兼起动器
CN101749395B (zh) * 2008-12-12 2014-02-26 吴志强 一种复合型钢环分离锥式无级变速兼起动器
CN101761627B (zh) * 2008-12-12 2014-02-26 吴志强 一种复合型菱锥式无级变速兼起动器
CN101761630B (zh) * 2008-12-12 2014-01-08 吴志强 一种复合型封闭行星锥式无级变速兼起动器
CN101839314B (zh) * 2009-03-19 2012-11-14 本田技研工业株式会社 装备有行星齿轮机构的自动变速器
CN102022509B (zh) * 2009-09-09 2014-06-25 吴志强 一种复合型溢流阀外置式液力变矩器
CN102022511B (zh) * 2009-09-09 2014-07-30 吴志强 一种复合型双泵轮液力变矩器
CN102312976B (zh) * 2010-07-07 2015-09-02 吴志强 一种复合型恒充式液力偶合器
CN102312979B (zh) * 2010-07-07 2014-10-22 吴志强 一种复合异向外啮合行星齿轮传动的液力偶合器
CN102312983B (zh) * 2010-07-07 2015-01-28 吴志强 一种复合同向内啮合行星齿轮传动的液力偶合器
CN102312981B (zh) * 2010-07-07 2014-08-06 吴志强 一种复合型阀控充液式液力偶合器
CN102312980B (zh) * 2010-07-07 2015-01-28 吴志强 一种复合型后置齿轮箱体式液力偶合器
CN102312978B (zh) * 2010-07-07 2014-10-22 吴志强 一种复合型外壳带侧辅室的液力偶合器
CN102390280B (zh) * 2011-09-30 2013-06-19 上海瑞尔实业有限公司 带自动变速的电动汽车动力总成
KR101315821B1 (ko) * 2012-02-29 2013-10-08 현대 파워텍 주식회사 자동변속기용 파워트레인
US20150369342A1 (en) * 2013-03-28 2015-12-24 Aisin Aw Co., Ltd. Automatic transmission
JP6197469B2 (ja) * 2013-08-12 2017-09-20 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 車両用駆動装置
JP6232979B2 (ja) 2013-09-09 2017-11-22 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 変速装置
JP6191419B2 (ja) * 2013-11-29 2017-09-06 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 多段変速機
DE102013226474A1 (de) * 2013-12-18 2015-06-18 Zf Friedrichshafen Ag Getriebe
DE102013226471A1 (de) * 2013-12-18 2015-06-18 Zf Friedrichshafen Ag Getriebe
DE102013226473B4 (de) 2013-12-18 2022-02-03 Zf Friedrichshafen Ag Getriebe
DE102013226479B4 (de) * 2013-12-18 2022-08-18 Zf Friedrichshafen Ag Getriebe
CN104633042A (zh) * 2014-12-12 2015-05-20 吴志强 一种复合型外壳带侧辅室的液力偶合器以及起动器
CN105909754A (zh) * 2014-12-12 2016-08-31 吴志强 一种复合行星齿轮传动的液力变矩器以及起动器
CN105840748B (zh) * 2015-01-15 2019-07-02 上海通用汽车有限公司 自动变速器和车辆
CN104806711A (zh) * 2015-04-03 2015-07-29 周媛 车用自动变速器
DE102016207422A1 (de) * 2016-04-29 2017-11-02 Zf Friedrichshafen Ag Getriebe für ein Kraftfahrzeug, sowie Antriebsstrang für ein Kraftfahrzeug
DE102016207401A1 (de) * 2016-04-29 2017-11-02 Zf Friedrichshafen Ag Getriebe für ein Kraftfahrzeug, sowie Antriebsstrang für ein Kraftfahrzeug mit einem solchen Getriebe
DE102016207408A1 (de) * 2016-04-29 2017-11-02 Zf Friedrichshafen Ag Getriebe für ein Kraftfahrzeug, sowie Antriebsstrang für ein Kraftfahrzeug mit einem solchen Getriebe
CN107606079B (zh) * 2017-09-19 2023-09-08 陕西法士特齿轮有限责任公司 一种自动变速器
EP3807113B1 (en) 2018-06-13 2022-12-14 Volvo Construction Equipment AB Hybrid system for a vehicle and vehicle comprising the same
CN111577844B (zh) * 2020-04-28 2022-11-25 东华大学 一种乘用车变速箱
CN112324872B (zh) * 2020-11-27 2022-11-11 东华大学 一种乘用车紧凑型八挡位变速器

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5571845U (ja) * 1978-11-13 1980-05-17
JPS58196366A (ja) * 1982-05-12 1983-11-15 Nissan Motor Co Ltd オ−バ−ドライブ機構付自動変速機の潤滑装置
JPH07158702A (ja) * 1993-12-03 1995-06-20 Toyota Motor Corp 遊星歯車式自動変速機
JP2000199549A (ja) * 1998-10-30 2000-07-18 Aisin Aw Co Ltd 車両用自動変速機
JP2002139077A (ja) * 2000-11-06 2002-05-17 Nsk Ltd 発進クラッチ及び発進クラッチの制御方法
JP2003021201A (ja) * 2001-07-10 2003-01-24 Aisin Chem Co Ltd 自動変速機
US20030203787A1 (en) * 2002-04-26 2003-10-30 Usoro Patrick Benedict Multi-speed planetary transmissions with clutched input and three planetary gearsets

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54141949A (en) * 1978-04-24 1979-11-05 Toyota Motor Corp Driver for automobile
FR2656055B1 (fr) 1989-12-18 1994-04-29 Lepelletier Pierre Transmission automatique multivitesses pour vehicule automobile.
US5542889A (en) * 1994-12-27 1996-08-06 Ford Motor Company Multiple-speed automatic transmission for a motor vehicle
US7083537B2 (en) * 2003-12-18 2006-08-01 Ford Global Technologies, Llc Multiple speed automatic transmission for motor vehicle

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5571845U (ja) * 1978-11-13 1980-05-17
JPS58196366A (ja) * 1982-05-12 1983-11-15 Nissan Motor Co Ltd オ−バ−ドライブ機構付自動変速機の潤滑装置
JPH07158702A (ja) * 1993-12-03 1995-06-20 Toyota Motor Corp 遊星歯車式自動変速機
JP2000199549A (ja) * 1998-10-30 2000-07-18 Aisin Aw Co Ltd 車両用自動変速機
JP2002139077A (ja) * 2000-11-06 2002-05-17 Nsk Ltd 発進クラッチ及び発進クラッチの制御方法
JP2003021201A (ja) * 2001-07-10 2003-01-24 Aisin Chem Co Ltd 自動変速機
US20030203787A1 (en) * 2002-04-26 2003-10-30 Usoro Patrick Benedict Multi-speed planetary transmissions with clutched input and three planetary gearsets

Also Published As

Publication number Publication date
DE102005058226A1 (de) 2006-07-13
US7377874B2 (en) 2008-05-27
US20060122025A1 (en) 2006-06-08
JP2006161947A (ja) 2006-06-22
CN1786517A (zh) 2006-06-14
CN100482971C (zh) 2009-04-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4492329B2 (ja) 自動変速機
JP4636026B2 (ja) 自動変速機
KR100566491B1 (ko) 자동변속기
KR101940462B1 (ko) 다단 변속기
JP4172351B2 (ja) 自動変速機
JP2000199549A (ja) 車両用自動変速機
JP4770427B2 (ja) 発進クラッチ装置及び自動変速機
KR20160054453A (ko) 변속 장치
JP4850239B2 (ja) 自動変速機
US20030083172A1 (en) Automatic transmission
JP2007139066A (ja) 自動変速機
JP3909622B2 (ja) 車両用自動変速機
US7052431B2 (en) Automatic transmission
JP4230728B2 (ja) 自動変速機用摩擦要素の作動油路構造
JP4161444B2 (ja) 自動変速機
JP2009121631A (ja) 自動変速機のピストン装置
JP3608912B2 (ja) 自動変速機
JP2000220703A (ja) 車両用自動変速機
JP4776351B2 (ja) 自動変速機用キャンセル油供給装置
JP2006161867A (ja) 自動変速機
JP2004068918A (ja) 自動変速機
KR101691318B1 (ko) 차량용 자동 변속기
JP2007225020A (ja) 自動変速機
JPH02113151A (ja) 自動変速機におけるクラッチ連動装置
JP2002242956A (ja) 自動変速機の摩擦係合機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090714

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100316

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees