JP2006103398A - パーキング機構 - Google Patents

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拓 菅野
Hitoshi Nakada
均 仲田
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    • F16H9/00Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members

Abstract

【課題】ベルト式無段変速機用のオイルポンプとしてベーンタイプのオイルポンプを適用したとしても、安定した初期吐出圧特性を確保可能な自動変速機のオイルポンプ配置構造を提供すること。
【解決手段】ベルト式無段変速機構のセカンダリプーリと同軸上に固定されるパーキングギヤと、パーキングギヤを変速機ハウジングに係止して、回転を阻止するパーキングポールと、パーキングポールを操作するディテント機構と、ディテント機構の操作力をパーキングポールへ伝達するロッドと、を有するパーキング装置において、パーキングギヤをセカンダリプーリの固定プーリ外周に一体に形成し、パーキングポールを操作するディテント機構をセカンダリプーリの可動プーリ側に設け、ロッドの少なくとも一部がベルト式無段変速機構のプライマリプーリとセカンダリプーリとに掛け渡したベルトの上部に設けた。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ベルト式無段変速機構のセカンダリプーリと同軸上に設けられたパーキングギヤを、パーキングポールによって変速機ハウジングに係止するパーキング機構に関する。
この種の技術としては、ベルト式無段変速機のセカンダリプーリと同軸にあって終減速部側にパーキングギヤが設けたものが開示されている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−44689号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、セカンダリプーリ軸上の終減速部側にパーキングギヤを設けたので、セカンダリプーリ軸が軸方向に長くなる結果、変速機ハウジングも軸方向に長くなり、変速機の車両への搭載性が悪化する問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、セカンダリプーリと同軸にパーキングギヤを設ける構成であっても、セカンダリプーリ軸の軸方向長さを短縮できるパーキング機構を提供することを目的とする。
ベルト式無段変速機構のセカンダリプーリと同軸上に固定されるパーキングギヤと、パーキングギヤを変速機ハウジングに係止して、回転を阻止するパーキングポールと、パーキングポールを操作するディテント機構と、ディテント機構の操作力をパーキングポールへ伝達するロッドと、を有するパーキング装置において、パーキングギヤをセカンダリプーリの固定プーリ外周に一体に形成し、パーキングポールを操作するディテント機構をセカンダリプーリの可動プーリ側に設け、ロッドの少なくとも一部がベルト式無段変速機構のプライマリプーリとセカンダリプーリとに掛け渡したベルトの上部に設けた。
本発明のパーキング機構にあっては、セカンダリプーリ軸を軸方向において短縮化でき、変速機の車両への搭載性を向上することができる。
以下、本発明のパーキング機構を実施するための最良の形態を、図面に基づき説明する。なお、以下の説明で用いる図面は発明の思想を明瞭にするための模式図であって、正確な構成を示すものではない。
まず、本実施例における変速機の構成を説明する。
[変速機の概略]
図1は、本発明の自動変速機を表す概略断面図である。変速機ハウジング100は、第1ハウジング110と第2ハウジング120と第3ハウジング130とから構成される。変速機ハウジング100内には、エンジンからのトルクを増幅するトルクコンバータ200と、発進クラッチを有する前後進切換機構300と、入出力間で無段変速するベルト式無段変速機構400と、ドライブピニオン500と、ディファレンシャルギヤ600と、を備えている。また、各装置への圧油や潤滑油を供給する機構として、ベーンポンプ700と、オイルストレーナ710と、コントロールバルブユニット720と、オイルクーラ730(図2参照)と、を備えている。
トルクコンバータ200は、エンジン出力軸10に接続されるポンプインペラと、変速機入力軸20に接続されるタービンランナと、内部の作動油の流れを整えるステータと、高速走行時に直接動力を伝達するためのロックアップクラッチと、から構成される。
前後進切換機構300は、エンジン側と連結されると共に前進クラッチを有するサンギヤと、後進ブレーキと連結されたキャリヤと、プライマリプーリ410と連結されると共に前進クラッチを有するリングギヤと、を有する遊星歯車機構から構成されている。なお、遊星歯車機構は、シングルピニオン型又はダブルピニオン型の遊星歯車としてもよく、特に限定しない。
ベルト式無段変速機構400は、前後進切換機構300から入力された回転と一体に回転するプライマリプーリ410(可動プーリ410a及び固定プーリ410b)と、駆動輪を所定の減速比で一体に回転するセカンダリプーリ420(可動プーリ420a及び固定プーリ420b)と、各プーリの溝間に巻回されたベルト430から構成されている。セカンダリプーリ420に設けられた、セカンダリプーリ軸420dの端部には出力ギヤ40が固定され、ドライブピニオン500に噛み合わされる。なお、セカンダリプーリ軸420dは本発明の第1回転軸に相当する。
プライマリプーリ410の可動プーリ410aと、セカンダリプーリ420の可動プーリ420aの背面にはそれぞれシリンダ室410c及びシリンダ室420cが設けられている。
セカンダリプーリ420の固定プーリ420bの径方向外側には、第1ハウジング110側に突出してパーキングギヤ801が形成される。パーキングギヤ801を含むパーキング機構については詳しく後述する。
ドライブピニオン500には、ファイナルギヤ70が噛み合わされる。このファイナルギヤ70にはディファレンシャルギヤ600の2個のピニオンが固定され、これらのピニオンに左右からそれぞれサイドギヤが噛み合わされる。各サイドギヤにはドライブシャフトが連結され、左右の駆動輪を駆動するように構成してある。
ベーンポンプ700は、ロータと、このロータに偏心して取り付けられるカムリングと、ロータとカムリングにより構成される油室を仕切るベーンと、から構成されている。ベーンはロータの溝にはめ込まれ、その内側はロータ中心軸と各溝に設けられた油路に供給される作動油が、ロータ回転時の遠心力によりベーンをカムリングに押圧する。この構成により、ベーンをスプリングによりカムリングに押圧する構成のものに比べて、部品点数が少なく、また長寿命化が図れる。ロータのトルクコンバータ200側の端部にはドリブンスプロケット701が固定され、変速機入力軸20と一体に回転するドライブスプロケット50にチェーン51を介して連結される。
ベーンポンプ700の吸入口側にはオイルストレーナ710が設けられ、吐出口側にはコントロールバルブユニット720が設けられる。コントロールバルブユニット720の上面には、複数の電磁制御弁及び各種センサ(油温センサ、液圧センサ等)である電子部品721(図2参照)が配置される。
オイルクーラ730の内部は冷却水が供給される冷却水室と、潤滑油が供給される潤滑油室とが隣接して交互に層状に構成される。オイルクーラ730の冷却水室には、ラジエタで冷却された冷却水が供給される供給水路731(図2参照)と、オイルクーラ730からの冷却水をエンジンへ送水する送水水路732(図2参照)とが接続される。また、オイルクーラ730の潤滑油室は、コントロールバルブユニット720及びオイルパン740から油を供給する油路と、冷却された油を各装置に潤滑油として供給する油路とが接続される。
次に変速機ハウジング内の各装置の配置について説明する。
[変速機ハウジング内の各装置の配置]
図2は第2ハウジング120を第1ハウジング110側から見た図、図3は第2ハウジング120を第3ハウジング130側から見た図である。図2、図3中においてベルト式無段変速機構400、ドライブピニオン500、ディファレンシャルギヤ600、ベーンポンプ700は模式的に円で表現したものである。また、図2、図3に点線で示す円は壁を隔てて逆側に収装された装置を示す。また、図2、図3中に前方を示した矢印は、変速機ハウジング100を車両搭載時に車両の前方方向を示す。以下、単に前方、反対側を後方と記載する。
図2に示すように、ベルト式無段変速機構400は変速機収装室121に収装される。ベルト式無段変速機構400はプライマリプーリ410が変速機収装室121の前方側下部のプライマリプーリ収装室122に収装され、セカンダリプーリ420が変速機収装室121の後方側上部のセカンダリプーリ収装室123に収装される。また、変速機収装室121の下部は開口しており、各装置を潤滑した潤滑油が開口部よりオイルパン740に排出される。なお、セカンダリ収装室123は、本発明の第1収装室に相当する。
第3ハウジング130側には、図3に示すように、前後進切換機構300と、ドライブピニオン500と、ディファレンシャルギヤ600とベーンポンプ700が収装される。
前後進切換機構300は、プライマリプーリ420と同軸上の変速機入力軸20上に配置され、前後進切換機構収装室124に収装される。なお、前後進切換機構収装室124は本発明の第2収装室に相当する。
ディファレンシャルギヤ600は図3中の後方側下部に収装される。ドライブピニオン500は、セカンダリプーリ軸420dに固定された出力ギヤ40と、ドライブピニオン500の軸上に固定されたアイドラギヤ60とが噛み合う。また、ドライブピニオン500はディファレンシャルギヤ600に固定されたファイナルギヤ70と噛み合うように配置される。
ベーンポンプ700は、プライマリプーリ410及びディファレンシャルギヤ600よりもオイルパン740側に配置される。
次にパーキング機構について説明する。
[パーキング機構]
図4は、第3ハウジング130側から見たときの、第1ハウジング110及び第2ハウジング120内の各装置の配置を示した図であり、図4中の太曲線の右側が第1ハウジング110内を、左側が第2ハウジング120内を示す。図5は、図4におけるP矢視図である。
パーキング機構800は、セカンダリプーリ420の固定プーリ420b外周に形成されたパーキングギヤ801と、このパーキングギヤ801に噛み合うパーキングポール802と、パーキングポール802を駆動するカム806と、マニュアルシャフト808に取り付けられたディテントプレート809の動きをカム806に伝えるロッド810と、と備える。
第2ハウジング120には各装置の軸を支持する支持部により、第1ハウジング110側と第3ハウジング130側とを隔離する壁が形成される。パーキングギヤ801、パーキングポール802、カム806のセカンダリプーリ420は第2ハウジング120の壁の第1ハウジング110側であって、ベルト式無段変速機構400のベルト430よりも外側に配置される。マニュアルシャフト808、ディテントプレート809は第2ハウジング120の壁の第3ハウジング側であって、前後進切換機構300の前後進切換機構収装部124の上部に配置される。また、ロッド810は、ベルト430の上方を経て、第2ハウジング120に形成された貫通孔125を貫通し、カム806とディテントプレート809とを連結する。
マニュアルシャフト808の上端は、変速機ハウジング100を貫通し、変速機ハウジング100の外側でマニュアルレバー811に取り付けられ、マニュアルレバー811と共に回動する。マニュアルシャフト808の下端は変速機ハウジング100を貫通し、外部からボルト819に固定される。マニュアルレバー811は、セレクトレバー(図示省略)とコントロールケーブル(図示省略)を介して連結され、このセレクトレバーの操作により回動する。
ディテントプレート809の外周一部には図5に示すような板バネ813の先端部が順次はまり込む凹部が、セレクトレバーの操作位置に応じて複数形成されている。この凹部と板バネ813の先端部の係合により、セレクトレバーの操作時にクリック感が生じるように構成している。例えば、セレクトレバーとパーク(P)位置に操作すると、図5にディテントプレート809の符号Pで示した位置に板バネ813の先端部が係合する構成となっている。なお、ディテントプレート809と板バネ813とは本発明のディテント機構に相当する。
このディテントプレート809は、マニュアルシャフト808に形成された有底穴808aと、ピン808bにより固定されている。マニュアルシャフト808に貫通穴ではなく、有底穴を形成したことで貫通穴を形成した際のバリ等の発生を排除でき、変速機内のゴミの発生を抑制できる。また、この構成によりディテントプレート809はセカンダリプーリ420の軸方向に平行な面で回動する構成になっている。
パーキングポール802は、ポールシャフト803を中心に回動可能に支持され、セカンダリプーリ420の径方向に水平な面上で回動するように構成される状態で第1ハウジング110内面と押さえプレート805の間に挟まれるようにして設けられる。このパーキングポール802の一端にはパーキングギヤ801の歯に噛み合う係合部802aが設けられ、またパーキングポール802の他端はリターンスプリング804の付勢力によって、カム806の上面に当接している。
ポールシャフト803は一端が第1ハウジング110の有底穴にはめ込まれ、他端が押さえプレート805に設けられた有底穴にはめ込まれることによって、脱落を阻止されて取り付けられる。
リターンスプリング804は、第1ハウジング110に設けられた突起111の外周に装着されたコイル状のスプリングで、一端は第1ハウジング110の内面に圧接にすることにより固定され、他端がパーキングポール802に形成された貫通孔に挿通されてパーキングポール802に係止状態となっている。この構成により、パーキングポール802はカム806を押し付ける方向に付勢されている。
押さえプレート805は、位置決めピン814、815によって第1ハウジング110の内面に対して位置決めされ、ボルト816、817により第1ハウジング110に対して固定される。
カム806は、ロッド810の先端に取り付けられ、先端側に対して、後端側が大径となっている。ロッドの後端はディテントプレート809に係止されており、ディテントプレート809の回動に伴ってカム806及びロッド810が軸方向に進退運動する。
カム806の下面側、つまりパーキングポール802と当接する側の反対側には、案内板807が第1ハウジングの内面にボルト817、818により位置決め及び固定されて取り付けられ、カム806と摺接する構成となっている。
上記の構造について要点のまとめると、セカンダリプーリ420の第1ハウジング110側はベアリング30が配置されており、ベアリング30の径方向外側にはスペースが無駄になっていたので、そこにパーキングギヤ801と、径方向に回動するパーキングポール802を配置した。この構造によりセカンダリプーリ軸420dの軸方向短縮化を図った。
また、軸方向に幅を持つ前後進切換機構収装室124の上部に、軸方向に回動するディテントプレート809を配置した。この構造により、変速機ハウジング100の新たな拡大を回避した。
更に、ベルト式無段変速機構400のベルト430上方にはロッド810のみが配置され、このロッド810は第2ハウジング120の壁を貫通し、ベルト430の上方には極力部材を配置しない構造とした。この構造により、ベルト430上でのゴミの発生、及びベルト式無段変速機構400の変速機収装室121へのゴミの侵入を極力排除した。
次に、作用を説明する。
[油圧回路の作用]
エンジンが駆動すると変速機入力軸20に設けられたドライブスプロケット50とチェーン51とを介して駆動力がドリブンスプロケット701に伝達されベーンポンプ700が駆動される。
ベーンポンプ700が駆動されると、オイルパン740に貯溜されている油はオイルストレーナ710により異物を取り除いてからベーンポンプ700に供給される。
ベーンポンプ700は供給された油に油圧を発生させ、コントロールバルブユニット720に供給する。
コントロールバルブユニット720では油の油圧を調節し、各装置に作動油を供給しする。
オイルクーラ730は、コントロールバルブユニット720から作動油として各装置に供給されなかった油や、オイルパン740に貯溜された油を吸入する。オイルクーラ730の吸入口に設けられたフィルタにより、吸入した油の異物を取り除き、オイルクーラ730内の潤滑油室に供給する。潤滑油室の油は、壁を隔てて隣接する冷却水室内の冷却水により冷やされた後に、潤滑油として各装置に供給される。
[駆動系の作用]
トルクコンバータ200はエンジンから伝達された駆動力を、低速時にはトルクを増大し、また高速時にはロックアップクラッチを締結して、前後進切換機構300に伝達する。
前後進切換機構300では、前進時には前進クラッチがサンギヤ及びリングギヤを一体に締結し入力された回転をそのまま出力する。一方、後進時には後進ブレーキが、キャリヤを第2ハウジング120に固定し入力された回転を逆回転に減速して出力する。
ベルト式無段変速機構400では、プライマリプーリ410とセカンダリプーリ420の可動プーリ背面に、それぞれ油圧によって溝幅を変更するシリンダ室が設けられており、ベルト430を押圧する回転軸方向の推力を制御することでベルト430の有効巻き付き径を変更し、無段階に変速する。
ベルト式無段変速機構400で変速された駆動力は、出力ギヤ40、ドライブピニオン500、ディファレンシャルギヤ600を介して駆動輪に伝達される。
[パーキング機構の作用]
図6はパーキング機構800の斜視図である。
パーキング機構800は、セレクトレバーの操作により図6に示すように、ディテントプレート809は軸方向に平行な面内で回動する。このディテントプレート809の回動が、ロッド810及びカム806を介して、パーキングプレート802の径方向に平行な面内で回動を生じさせる。
パーキング機構800は、非パーキング状態、つまりセレクトレバーがパーキング(P)位置に操作されていない状態では、カム806の小径部がパーキングポール802に当接し、パーキングポール802の係合部802aがパーキングギヤ801の歯から離れたロック解除位置に保持される。
また、パーキング状態、つまりセレクトレバーがパーキング(P)位置に操作されると、ディテントプレート809は図5中に符号Pで示すディテントプレート809の位置が板バネ813の先端部に係合した状態となる。このとき、ロッド810がカム806を押して、カム806の大径部がパーキングポール802を圧接し、パーキングポール802がリターンスプリング804の付勢力に逆らってカム806の径方向に押圧される。パーキングポール802の係合部802aは、パーキングギヤ801の歯に噛み合うロック位置に保持される。
次に、本実施例のパーキング機構の効果を説明する。
(1)従来はセカンダリプーリ軸420dにパーキングギヤを設置していたが、パーキングギヤ801を、セカンダリプーリ420の固定プーリ420b外周に一体に形成したので、セカンダリプーリ軸420dの軸方向長さを短縮できる。よって、変速機ハウジング100も軸方向に短縮できるので、変速機の車両搭載性が向上する。
(2)ディテントプレート809は、軸方向に幅をもつ前後進切換機構収装室124の上部に配置した。よって変速機ハウジング100の新たな拡大を回避し、変速機の車両搭載性を確保できる。
(3)ディテントプレート809をセカンダリプーリ収装室123内に配置するためには、マニュアルシャフト808の固定のためにセカンダリプーリ収装室123内に2つの貫通孔を形成する必要がある。本実施例では、ディテントプレート809をセカンダリプーリ収装室123の外側に設け、ディテントプート809の動きはセカンダリプーリ収装室123の貫通孔125を貫通するロッド810を介してカム806に伝達する構成とした。よって、ベルト430上にはロッド810のみが配置され、またセカンダリプーリ収装室123の貫通孔125を1つのみ形成するので、ベルト430上でのゴミの発生、及びベルト式無段変速機構400の変速機収装室121へのゴミの侵入を低減できる。
以上、本発明の自動変速機を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加は許容される。
例えば、実施例1では変速機ハウジング100は第1ハウジング110と第2ハウジング120と第3ハウジング130との3部材から構成されるとしたが、更に多数の部材から構成されていても良い。
実施例1に係る、自動変速機を表す概略断面図である。 実施例1に係る、変速機ケースをカバーケース側から見た図である。 実施例1に係る、変速機ケースをトルクコンバータケース側から見た図である。 実施例1に係る、パーキング機構を説明する図である。 実施例1に係る、図4中のP矢視図である。 実施例1に係る、パーキング機構の斜視図である。
符号の説明
100 変速機ハウジング
123 セカンダリプーリ収装室
124 前後進切換機構収装室
125 貫通孔
300 前後進切換機構
400 ベルト式無段変速機構
410 プライマリプーリ
420 セカンダリプーリ
420d セカンダリプーリ軸
430 ベルト
800 パーキング機構
801 パーキングギヤ
802 パーキングプレート
802 パーキングポール
806 カム
809 ディテントプレート
810 ロッド

Claims (3)

  1. ベルト式無段変速機内に設けられ、セカンダリプーリの第1回転軸と同軸上に固定されるパーキングギヤと、
    前記第1回転軸に対して直行する垂直面内を回動し、前記パーキングギヤを変速機ハウジングに係止して、前記セカンダリプーリの回転を阻止するパーキングポールと、
    運転者のレバー操作力により回動するマニュアルシャフトと、
    前記マニュアルシャフトの回動を前記第1回転軸方向に変換するディテント機構と、
    前記ディテント機構により変換された第1回転軸方向の操作力を前記パーキングポールへ伝達するロッドと、
    前記ロッドの端部に設けられ、第1回転軸方向の動きを前記垂直面内の回動方向の動きに変換するカムと、
    を有するパーキング装置において、
    前記パーキングギヤをセカンダリプーリの固定プーリ外周に一体に形成し、
    前記パーキングポールを操作するディテント機構をセカンダリプーリの可動プーリ側に設け、
    前記ロッドの少なくとも一部を、前記ベルト式無段変速機構のプライマリプーリとセカンダリプーリとに掛け渡したベルトの上部に配置したことを特徴とするパーキング装置。
  2. 請求項1に記載のパーキング装置において、
    前記変速機ハウジングは前記セカンダリプーリを収装する第1収装室と、
    前記第1収装室の一部と径方向位置で重なると共に、前後進切換機構を収装する第2収装室と、
    を有し、
    前記ディテント機構は前記第2収装室の車載時上部に配置することを特徴とするパーキング機構。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のパーキング装置において、
    前記ディテント機構を前記第1収装室の外側に配置すると共に、
    前記第1収装室に貫通孔を形成し、
    前記ロッドは前記貫通孔を貫通し、
    前記第1収装室を横断して前記ディテント機構と前記カムとを連結することを特徴とするパーキング機構。
JP2004289676A 2004-10-01 2004-10-01 パーキング機構 Abandoned JP2006103398A (ja)

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