JP2011021571A - 車両用エンジンの吸気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用エンジンの吸気装置において、インタクーラからエンジン内に指向する吸気の過熱を抑制してエンジン出力性能を向上させ、且つ、エンジン騒音の車室内への伝達を抑制することにある。
【解決手段】エアクリーナアウトレット配管(26)はエアクリーナ(23)から車両後方に湾曲させた後にターボ過給機(13)の車両斜め上方を覆い囲むように配設され、車両平面視にてエンジン(11)の上方でエアクリーナアウトレット配管(26)と該エアクリーナアウトレット配管(26)の車両後方に配設されるインタクーラアウトレット配管(29)とによって車両前後方向(X)からインジェクタ(21)を挟み込んで車両幅方向(Y)に向かって略平行に配設している。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両用エンジンの吸気装置に係り、特にターボ過給機を備えた車両用エンジンの吸気装置に関する。
車両において、ターボ過給機によって過給を行うエンジンでは、高いエンジン出力性能や排気ガス性能を得るために、インタクーラによって冷却された空気を低温度の状態で保ったまま吸気マニホルドからエンジンに流入させる必要がある。
また、乗員への乗り心地を快適にするために、エンジンから放出されて車外や車室内に伝達されるエンジン騒音を抑制する必要がある。
実開昭57−204427号公報 特開2001−98954号公報 特開2007−131258号公報 特許文献1に係る車両用横置内燃機関の過給装置は、インタクーラからエンジンに連絡するインタクーラアウトレット配管をエンジンの側面側を通るように配設し、インタクーラアウトレット配管をターボ過給機等の熱源から遠ざけて、インタクーラアウトレット配管が熱源からの熱気の影響を受けにくくすることにより、エンジンに流入する過給気(または、空気)の温度を低温度に保ってエンジン出力性能や排ガス性能を向上させるものである。 特許文献2に係る横置き搭載エンジンの遮音構造は、エンジンの上部全域を覆うウレタン製の遮音部材によって、エンジンから放出されるエンジン騒音の車外および車室内への伝達を低減させることにより、エンジンから車外および車室内に伝達されるエンジン騒音を抑制するものである。 特許文献3に係るエンジンの吸気装置は、吸気ボックスを取り付けた構造において、ラジエータや排気系から発生する熱風で吸気ボックスやその周辺の部品の加熱を防止して、エンジン出力性能等を向上させるものである。
ところが、従来、特許文献1では、ターボ過給機等の熱源からインタクーラアウトレット配管を遠ざけているものの、エアクリーナアウトレット配管によってターボ過給機で発せられる熱気を抑制していないため、ターボ過給の熱気がインタクーラアウトレット配管への加熱の影響を与えてしまうという不都合があった。
また、特許文献2では、エンジンから車室内に侵入する騒音を抑制するために、エンジンの上部全域をウレタン製の遮音部材やクッション等が必要になり、部品点数の増加・コスト高・重量増加が発生するという不都合があった。
更に、インタクーラが車両前側にあり、且つ吸気マニホールドがエンジン後方にあるレイアウトにおいては、インタクーラから吸気マニホールドに向かう配管の途中で吸気が熱源(排気管・触媒・ターボ過給機等)からの輻射熱の影響を受け易く、このため、過給された空気を低い温度のままエンジンに取り込むことが困難になるという不都合があった。
更にまた、エンジンのシリンダベッドカバーから放射される騒音が、乗員室内へ透過することにより乗員に不快感を与えるため、吸音材を付けたエンジンカバーを追加部品として取付けて騒音の低減を行っていたが、新たな部品が必要になるという不都合があった。
そこで、この発明の目的は、インタクーラからエンジン内に指向する吸気の過熱を抑制してエンジン出力性能を向上させ、且つ、エンジン騒音の車室内への伝達を抑制することができる車両用エンジンの吸気装置を提供することにある。
この発明は、車両のエンジンルーム内にエンジンと変速機とを横向きに搭載し、前記エンジンの車両前後方向の略中央では車両幅方向に向かってインジェクタを配設し、前記エンジンルーム内の前記変速機側にエアクリーナを配設し、このエアクリーナから吸入される外気はエアクリーナアウトレット配管を介して前記エンジンの前部に装着されるターボ過給機に導かれ、このターボ過給機によって加圧される外気はターボアウトレット配管を介して前記エンジンの前方に配設されるインタクーラに導かれ、このインタクーラで冷却された外気は前記エンジンの後部で且つインタクーラアウトレット配管を介して前記エンジンの変速機側に配設されるスロットルボディに導かれる車両用エンジンの吸気装置において、前記エアクリーナアウトレット配管は前記エアクリーナから車両後方に湾曲させた後に前記ターボ過給機の車両斜め上方を覆い囲むように配設され、車両平面視にて前記エンジンの上方で前記エアクリーナアウトレット配管と該エアクリーナアウトレット配管の車両後方に配設される前記インタクーラアウトレット配管とによって車両前後方向から前記インジェクタを挟み込んで車両幅方向に向かって略平行に配設したことを特徴とする。
この発明の車両用エンジンの吸気装置は、インタクーラからエンジン内に指向する吸気の過熱を抑制してエンジン出力性能を向上させ、且つ、エンジン騒音の車室内への伝達を抑制することができる。
図1は車両前部の平面図である。(実施例) 図2は車両前部の正面図である。(実施例) 図3は車両前部の側面図である。(実施例) 図4はエンジンの斜視図である。(実施例) 図5はエンジンの分解図である。(実施例)
この発明は、吸気系の各配管のレイアウトを変更することにより、インタクーラからエンジン内に指向する吸気の過熱を抑制してエンジン出力性能を向上させ、且つ、エンジン騒音の車室内への伝達を抑制するという目的を実現するものである。
図1〜図5は、この発明の実施例を示すものである。
図1、図2において、1は車両、2R右前輪、2Lは左前輪、3Rは右前フェンダ、3Lは左前フェンダ、4はダッシュパネル、5はエンジンフード、6はフロントバンパ、7は上側開口部、8は下側開口部、9はエンジンルームである。
車両1には、エンジンルーム9内で、パワーユニット10が搭載される。このパワーユニット10は、クランク軸が車両前後方向Xと直交する方向の車両幅方向Yに指向したエンジン11と、このエンジン11の左側部に連結された変速機12とからなる。よって、エンジン11と変速機12とは、エンジンルーム9内で横向きに配置される。
エンジン11には、前部にターボ過給機13が装着され、また、上部にエンジンカバー14が取り付けられ、さらに、右側部にカムチェーンとカムシャフトギヤとを収容するチェーンカバー15が取り付けられている。
また、エンジン11には、吸気装置16と排気装置17と冷却装置18とが設けられる。
エンジンルーム9内には、エンジン11の前方で、冷却装置18のラジエータ19が車両幅方向Yに指向して配置されている。このラジエータ19の後面には、ファンシュラウド20が取り付けられている。
エンジン11には、図1、図5に示すように、車両前後方向Xの略中央で、車両幅方向Yに向かってインジェクタ(燃料噴射弁)21としての第1〜第4インジェクタ21A〜21Dが配設され、また、前部では、ターボ過給機13に接続した排気装置17の排気管(触媒コンバータ)22が設けられている。
エンジンルーム9内では、変速機12側で且つ変速機12よりも上方に吸気装置16のエアクリーナ23が配設されている。このエアクリーナ23には、車両幅方向Yの左方に向かって吸気を取り入れる吸気口24を備えた吸気ダクト25が接続するとともに、ターボ過給機13に連結したエアクリーナアウトレット配管(ターボインレット配管)26が接続している。このエアクリーナアウトレット配管26は、一部に蛇腹部26Aを備え、金属材料と比較して振動減衰特性の優れた樹脂材料からなるものである。エアクリーナ23から吸入される外気は、エアクリーナアウトレット配管26を介してエンジン11の前部に装着されるターボ過給機13に導かれる。
また、エンジンルーム9内では、エンジン11の前方で且つラジエータ19の右方には、ターボ過給機13で過給された空気を冷却するインタクーラ27が配設される。このインタクーラ27の下部には、ターボ過給機13に接続したターボアウトレット配管(インタクーラインレット配管)28が連結している。ターボ過給機13によって加圧される外気は、ターボアウトレット配管28を介してエンジン11の前方に配設されたインタクーラ27に導かれる。
また、図3〜図5に示すように、インタクーラ27の上部には、エンジン11の上方に延びるインタクーラアウトレット配管29が接続している。このインタクーラアウトレット配管29は、金属材料と比較して振動減衰特性の優れた樹脂材料からなるものである。インタクーラ27で冷却された外気は、エンジン11の後部且つエンジン11の上方を通るインタクーラアウトレット配管29を介してエンジン11の変速機12側に配設されるスロットルボディ30に導かれる。このスロットルボディ30には、インタクーラアウトレット配管29が接続しているとともに、エンジン11に連結し且つエンジン11の後方に配置された吸気マニホルド31が接続している。
このような構造により、熱源(排気管22・ターボ過給機13)からの輻射熱をエアクリーナアウトレット配管26で遮断し、また、この後方のインタクーラアウトレット配管29で輻射熱を伝達しにくくし、インタクーラ27で冷却された過給気を温度が低い状態のままエンジン11に流入させることができる。
さらに、振動減衰特性の優れた樹脂材料からなるエアクリーナアウトレット配管26・インタクーラアウトレット配管29をエンジン11の上方に覆うように配設することにより、シリンダヘッドカバーから放射されるエンジン騒音を遮断し、乗車員室内へ透過する騒音を低減することができる。
図2〜図5に示すように、エアクリーナアウトレット配管26は、エアクリーナ23から車両後方に湾曲させた後にターボ過給機13の車両斜め上方を覆い囲むように、つまり、熱源(排気管22・ターボ過給機13)を取り囲むように及び車両平面視で熱源の後方に配設される。このように、ターボ過給機13の車両斜め上方をエアクリーナアウトレット配管26によって覆い囲むことで、ターボ過給機13から発せられ車両斜め上方に向かって流れ込もうとする熱気をエアクリーナアウトレット配管26によって抑制することができる。
また、エアクリーナアウトレット配管26によって塞き止められた熱気は、エアクリーナアウトレット配管26のエアクリーナ23から湾曲した部分に沿って案内され、エアクリーナ23側の空間内に放出される。これにより、エアクリーナアウトレット配管26の車両後方に配設されるインタクーラアウトレット配管29への熱気の影響を抑えることができ、熱気によるインタクーラアウトレット配管29の過熱を抑制させることができる。
また、図1に示すように、車両平面視にて、エンジン11の上方でエアクリーナアウトレット配管26と該エアクリーナアウトレット配管26の車両後方に配設されるインタクーラアウトレット配管29とによって車両前後方向から、インジェクタ21を挟み込んで車両幅方向Yに向かって略平行に配設している。つまり、車両平面視にて、車両前方から、熱源(排気管22・ターボ過給機13)とエアクリーナアウトレット配管26とインタクーラアウトレット配管29とが配列される。
このように、エアクリーナアウトレット配管26とインタクーラアウトレット配管29とのレイアウトにより、インジェクタ21による燃料の加圧が高くなることで発生するインジェクタ21の作動音を遮音することができる。つまり、インジェクタ21の作動音は、インジェクタ21の直下から上方に向かって車両斜め前方及び車両斜め後方に伝達されるが、この場合、車両平面視にて、インジェクタ21を車両前後方向Xからエアクリーナアウトレット配管26とインタクーラアウトレット配管29とで挟み込んで車両幅方向Yに向かって略平行に配設しているため、車両斜め前方に向かって伝達されるインジェクタ21の作動音は、インジェクタ21の上方から車両前方の領域を覆い囲むエアクリーナアウトレット配管26によって車外へのインジェクタ21の作動音を抑制することができる。さらに、車両斜め後方に向かって伝達されるインジェクタ21の作動音は、インジェクタ21の上方から車両後方の領域を覆い囲むインタクーラアウトレット配管29によって車外及び車室内へのインジェクタ21の作動音を抑制することができる。
従って、エアクリーナアウトレット配管26は、エアクリーナ23から車両後方に湾曲させた後にターボ過給機13の車両斜め上方を覆い囲むように配設される。
更に、図1に示すように、車両平面視にて、エンジン11の上方でエアクリーナアウトレット配管26と該エアクリーナアウトレット配管26の車両後方に配設されるインタクーラアウトレット配管27とによって車両前後方向Xからインジェクタ21を挟み込んで車両幅方向Xに向かって略平行に配設される構造により、新たな部品を追加することなく、エアクリーナアウトレット配管26によってターボ過給機13からの熱気を抑制して、インタクーラ27で冷却された過給気(または、空気)を低温度の状態でインタクーラアウトレット配管29を介してエンジン11内に流入させることができ、さらに、エアクリーナアウトレット配管26とインタクーラアウトレット配管29の両方の配管によってインジェクタ21の作動音の車外及び車内への伝達を抑えることができる。なお、このエアクリーナアウトレット配管26とインタクーラアウトレット配管29とによる遮音効果は、エンジン11の上部に配置されたエンジンカバー14との組み合わせにより、さらに向上できる。
図1〜図5に示すように、インタクーラアウトレット配管29は、インタクーラ27からエンジン11の側部に配設されるカムチェーンとカムシャフトギヤとを収容するチェーンカバー15の上方に向かって湾曲した後にこのチェーンカバー15の上方を覆い被り、その後、車両幅方向Yに向かって延出する。
このような構造により、インタクーラアウトレット配管29によってカムチェーンとカムシャフトとから車両上方に向かって放出される駆動音の車外及び車室内への侵入を低減させることができる。この結果、インジエクタ21の作動音だけでなく、カムチェーンとカムシャフトとの駆動音を抑制することができ、エンジン騒音の車外及び車室内への伝達をより一層抑制することができる。
図1、図2に示すように、ターボ過給機13は、エアクリーナ23側とは反対の側部にエアクリーナ23から外気を導入する外気導入口32を備える。また、図1に示すように、車両平面視にて、外気導入口32より車両外側では、エアクリーナアウトレット配管26がインタクーラアウトレット配管29よりも車両内側に配設される。エアクリーナアウトレット配管26は、ターボ過給機13の上方から側方にかけてターボ過給機13を覆い囲むように湾曲して外気導入口32に接続する。
このような構造により、エアクリーナアウトレット配管26のターボ過給機13の上方から外気導入口32に向かって湾曲する部分では、ターボ過給機13からインタクーラアウトレット配管29側に抜け(漏れ)ようとする熱気をエアクリーナアウトレット配管26によって抑制することができる。つまり、インタクーラアウトレット配管29側(又は、車両外側)に抜け(漏れ)ようとする熱気は、エアクリーナアウトレット配管26の湾曲した形状に沿わせて、流入方向をエアクリーナ23側に反転させてエアクリーナ23側の空間内に逃がすことができ、ターボ過給機13から車両横方向に流入する熱気のインタクーラアウトレット配管29側への侵入を抑制することができる。
この結果、ターボ過給機13から車両横方向(又は、インタクーラアウトレット配管29側)に侵入する熱気を抑制することができ、インタクーラアウトレット配管29の過熱を抑えることができ、インタクーラ27で冷却された過給気(又は、空気)を低温度の状態でスロットルボディ30に確実に流すことができる。
図3〜図5に示すように、エアクリーナアウトレット配管26は、ターボ過給機13の一端部から車両下方に向かって配置される排気管22の車両斜め上方側を覆い囲むように車両幅方向Yに延出する。
このような構造により、エアクリーナアウトレット配管26が、ターボ過給機13だけでなく、熱気を発するの車両斜め上方側も覆うように車両幅方向Yに配設されているため、排気管22から車両上方に向かって立ち昇り、その後、車両後方のインタクーラアウトレット配管29側に流入しようとする熱気をより確実に抑えることができる。
この結果、ターボ過給機13からの熱気だけでなく、排気管22からの熱気もエアクリーナアウトレット配管26によって車両後方に流れ込まないように抑制することができ、インタクーラアウトレット配管29への熱気の侵入をより一層抑えることができる。
図2に示すように、車両正面視にて、ターボ過給機13と排気管22の車両上方の領域でインタクーラアウトレット配管29の上面がエアクリーナアウトレット配管26の上面よりも車両上方に突出しないようにインタクーラアウトレット配管29とエアクリーナアウトレット配管26とを車両前後方向Xに重なるように配設する。
これにより、ターボ過給機13や排気管22等の熱源からの熱気が車両斜め上方に向かって流入した際に、エアクリーナアウトレット配管26によって熱気が車両後方に流入しないように抑制できる。
しかし、エアクリーナアウトレット配管26によって車両後方に漏れる一部の熱気は、エアクリーナアウトレット配管26の上面(あるいは、表面)に沿って車両後方に案内させて、インタクーラアウトレット配管29の上面を通り過ぎて、車両後方のエンジン11の後方に逃がすことができる。
つまり、車両正面視にて、熱源であるターボ過給機13と排気管22との車両上方の領域では、インタクーラアウトレット配管29の上面がエアクリーナアウトレット配管26の上面より車両上方に突出していないため、よって、インタクーラアウトレット配管29の上面がエアクリーナアウトレット配管26の上面と同一高さ、あるいは、インタクーラアウトレット配管29の上面がエアクリーナアウトレット配管26の上面より低い位置に配設されていることから、また、エンジン11の上方でインタクーラアウトレット配管29がエアクリーナアウトレット配管26と近接して重なるように配設されているので、エアクリーナアウトレット配管26の上面を通過した一部の漏れた熱気がインタクーラアウトレット配管29に直接正面衝突することがなくなり(又は、正面からの吹きかけがなくなり)、熱気によるインタクーラアウトレット配管29の加熱の影響を確実に低減させることができる。
この発明に係る吸気装置を各種エンジンに適用可能である。
1 車両
9 エンジンルーム
11 エンジン
12 変速機
13 ターボ過給機
14 エンジンカバー
15 チェーンカバー
16 吸気装置
19 ラジエータ
21 インジェクタ
22 排気管
23 エアクリーナ
25 吸気ダクト
26 エアクリーナアウトレット配管
27 インタクーラ
28 ターボアウトレット配管
29 インタクーラアウトレット配管
30 スロットルボディ
31 吸気マニホルド
32 外気導入口

Claims (5)

  1. 車両のエンジンルーム内にエンジンと変速機とを横向きに搭載し、前記エンジンの車両前後方向の略中央では車両幅方向に向かってインジェクタを配設し、前記エンジンルーム内の前記変速機側にエアクリーナを配設し、このエアクリーナから吸入される外気はエアクリーナアウトレット配管を介して前記エンジンの前部に装着されるターボ過給機に導かれ、このターボ過給機によって加圧される外気はターボアウトレット配管を介して前記エンジンの前方に配設されるインタクーラに導かれ、このインタクーラで冷却された外気は前記エンジンの後部で且つインタクーラアウトレット配管を介して前記エンジンの変速機側に配設されるスロットルボディに導かれる車両用エンジンの吸気装置において、前記エアクリーナアウトレット配管は前記エアクリーナから車両後方に湾曲させた後に前記ターボ過給機の車両斜め上方を覆い囲むように配設され、車両平面視にて前記エンジンの上方で前記エアクリーナアウトレット配管と該エアクリーナアウトレット配管の車両後方に配設される前記インタクーラアウトレット配管とによって車両前後方向から前記インジェクタを挟み込んで車両幅方向に向かって略平行に配設したことを特徴とする車両用エンジンの吸気装置。
  2. 前記インタクーラアウトレット配管は、前記インタクーラから前記エンジンの側部に配設されるカムチェーンとカムシャフトギヤとを収容するチェーンカバーの上方に向かって湾曲した後にこのチェーンカバーの上方を覆い被り、その後、車両幅方向に向かって延出することを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジンの吸気装置。
  3. 前記ターボ過給機は前記エアクリーナ側とは反対の側部に前記エアクリーナから外気を導入する外気導入口を備え、車両平面視にて前記外気導入口より車両外側では前記エアクリーナアウトレット配管が前記インタクーラアウトレット配管よりも車両内側に配設され、前記エアクリーナアウトレット配管は前記ターボ過給機の上方から側方にかけて前記ターボ過給機を覆い囲むように湾曲して前記外気導入口に接続することを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジンの吸気装置。
  4. 前記エアクリーナアウトレット配管は、前記ターボ過給機の一端側から車両下方に向かって配置される排気管の車両斜め上方側を覆い囲むように車両幅方向に延出することを特徴とする請求項3に記載の車両用エンジンの吸気装置。
  5. 車両正面視にて前記ターボ過給機と前記排気管との車両上方の領域では前記インタクーラアウトレット配管の上面が前記エアクリーナアウトレット配管の上面よりも車両上方に突出しないように、前記インタクーラアウトレット配管と前記エアクリーナアウトレット配管とを車両前後方向に重なるように配設することを特徴とする請求項4に記載の車両用エンジンの吸気装置。
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