JP2018122778A - インタークーラーの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレームへの固定点の設置の必要性を無くし、レイアウトの自由度を向上させるとともに、ラジエターサポートの剛性及び強度も高くなり、ラジエター及びインタークーラーの支持剛性を高くすることで、ラジエターサポートの振動の発生を低減させる。【解決手段】ラダーフレーム1を有する車両にインタークーラー2が搭載され、ラジエター3を保持するラジエターサポート4が、車両上下方向に沿って配置されているとともに、ラダーフレーム1に固定されているインタークーラー2の取付構造において、インタークーラー2は、ラジエター3と車両幅方向に並んで配置され、ラジエターサポート4を挟んでラジエター3とインタークーラー2とがラジエターサポート4の両側に保持され、ラジエターサポート4は、車両幅方向外側に向かって延びるインタークーラーブラケット5を有し、インタークーラー2は、インタークーラーブラケット5に取付けられて保持されている。【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載されるインタークーラーの取付構造に関する。
従来から、車両前部のエンジンルームには、エンジンを冷却するためのラジエターや過給器で加圧された吸気を冷却するためのインタークーラー等が設けられている。これらラジエター及びインタークーラーは、軽金属製または樹脂製のフレーム部を用いて略矩形状に形成されたキャリアの内側に横並びに配置され、上下部分がキャリアの水平方向に延びるフレーム部に固定されており、当該キャリアを介して車両ボディに取付けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−237629号公報
しかしながら、上述した従来のインタークーラーの取付構造においては、ラジエター及びインタークーラーを取り囲むように配置されるフレーム部を備えたキャリアを用いてラジエター及びインタークーラーが固定されているので、ラジエター及びインタークーラーのレイアウトの自由度が低いという問題を有していた。また、使用するキャリアは、大型であり、略矩形状のキャリア内にラジエター及びインタークーラーなどを配置する場合に、隣り合う部品との隙間を遮蔽する遮蔽手段が必要になるので、周辺部品の配置スペースを狭くしてしまうとともに、部品点数の増加を招くおそれがあった。さらに、ラジエター及びインタークーラーの上下部分は、キャリアの水平方向に延びるフレーム部に固定されているので、ラジエター及びインタークーラーの支持剛性を十分に確保できない可能性があった。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、フレームへの固定点の設置の必要性を無くし、レイアウトの自由度を向上させるとともに、ラジエターサポートの剛性及び強度も高くなり、ラジエター及びインタークーラーの支持剛性を高くすることで、ラジエターサポートの振動の発生を低減させることが可能なインタークーラーの取付構造を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、ラダーフレームを有する車両にインタークーラーが搭載され、ラジエターを保持するラジエターサポートが、車両上下方向に沿って配置されているとともに、前記ラダーフレームに固定されているインタークーラーの取付構造において、前記インタークーラーは、前記ラジエターと車両幅方向に並んで配置され、前記ラジエターサポートを挟んで前記ラジエターと前記インタークーラーとが前記ラジエターサポートの両側に保持され、前記ラジエターサポートは、車両幅方向外側に向かって延びるインタークーラーブラケットを有し、前記インタークーラーは、前記インタークーラーブラケットに取付けられて保持されている。
上述の如く、本発明に係るインタークーラーの取付構造は、ラダーフレームを有する車両にインタークーラーが搭載され、ラジエターを保持するラジエターサポートが、車両上下方向に沿って配置されているとともに、前記ラダーフレームに固定されており、前記インタークーラーは、前記ラジエターと車両幅方向に並んで配置され、前記ラジエターサポートを挟んで前記ラジエターと前記インタークーラーとが前記ラジエターサポートの両側に保持され、前記ラジエターサポートは、車両幅方向外側に向かって延びるインタークーラーブラケットを有し、前記インタークーラーは、前記インタークーラーブラケットに取付けられて保持されているので、フレームへの固定点を設置する必要性を無くすことが可能となり、レイアウトの自由度を向上させることができる。
また、本発明のインタークーラーの取付構造におけるラジエターサポートには、比較的大きな重量を有するラジエターの本体が固定されているので、ラジエターサポートの剛性及び強度も高くなり、インタークーラーに対して高い保持剛性を得ることができる。しかも、ラジエターやインタークーラーを取り囲むような補強材を用いることなく、ラジエター及びインタークーラーの支持剛性を高くすることで、ラジエターサポートに発生する振動を確実に低減させることができる。
本発明の実施形態に係るインタークーラーの取付構造が適用される車両前部を車両前方側の斜め上方から示す斜視図である。 図1のインタークーラー、ラジエターサポート及びラジエター等を車両前方から見た正面図である。 図1のインタークーラー、ラジエターサポート及びラジエター等を車両右側方から見た断面図である。 図1のインタークーラー、ラジエターサポート及びラジエター等を車両右側方から見た側面図である。 図1におけるラジエターサポート及び周辺部品を車両後方の右側斜め上から見た斜視図である。 図1におけるラジエターサポート及び周辺部品を車両右側方から見た側面図である。 図1におけるラジエターサポート及び周辺部品を車両前方から見た正面図である。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図7は本発明の実施形態に係るインタークーラーの取付構造を示すものである。なお、図において、矢印Fr方向は車両前方を示し、矢印O方向は車両外方を示し、矢印U方向は車両上方を示している。また、矢印X方向は車両幅方向を示し、矢印Y方向は車両前後方向を示している。
本発明の実施形態に係るインタークーラーの取付構造が適用される車両は、図1〜図5に示すように、平面視で階段状に形成されたラダーフレーム1を有している。このラダーフレーム1は、車両幅方向の左右両側に所定の間隔を空けて配置され、車両前後方向に延びる2本のサイドメンバ11と、車両前後方向に所定の間隔を空けて配置され、車両幅方向に延びる複数本のクロスメンバ12とにより構成されており、これらクロスメンバ12の左右両端部は、左右両側のサイドメンバ11にそれぞれ固定されている。第1のクロスメンバ12aは、車両上下方向の幅寸法が大きい板状体であり、サイドメンバ11の前端部に配置されている。第2のクロスメンバ12bは、所定の径を有するパイプ状体であり、第1のクロスメンバ12aの車両後方側に間隔を空けて配置されている。
本実施形態のラダーフレーム1を有する車両のエンジンルームEの前端部領域には、図1〜図4に示すように、過給器で加圧された吸気を冷却するためのインタークーラー2、エンジン(図示せず)を冷却するためのラジエター3、及び該ラジエター3を保持する左右一対のラジエターサポート4などが搭載されている。本実施形態の取付構造において、インタークーラー2は正面視で縦長の長方形形状を有し、ラジエター3は正面視で正四角形形状を有しており、インタークーラー2の外形寸法は、ラジエター3よりも小さく形成されている。
ラジエターサポート4は、ラジエター3の横寸法にほぼ対応した距離で車両幅方向に間隔を空けて配置されているとともに、ラジエター3の縦寸法にほぼ対応した高さで車両上下方向に沿って配置されており、ラジエターサポート4の下部側は、ラダーフレーム1の車両幅方向の外側寄りにそれぞれ固定されている。しかも、ラジエターサポート4は、図3〜図5に示すように、車両幅方向外側に向かって延びるインタークーラーブラケット5を有している。
本実施形態の取付構造において、インタークーラー2は、図2に示すように、ラジエター3と車両幅方向に並んで配置されており、車両右側に位置するラジエターサポート4を挟んで、ラジエター3とインタークーラー2とがラジエターサポート4の両側に保持されている。すなわち、ラジエター3は、ラジエターサポート4の車両内側に保持され、インタークーラー2は、ラジエターサポート4の車両外側に保持されており、インタークーラー2は、インタークーラーブラケット5に取付けられて保持されている。
また、本実施形態のラジエターサポート4の側面部は、図3〜図6に示すように、車両前後方向において、上半部41が狭く、下半部42が広く形成されている。すなわち、ラジエターサポート4の上半部41は、側面視で幅狭の長方形を有し、車両上下方向に沿って直線状に延びている。ラジエターサポート4の下半部42は、側面視で幅広の台形を有し、後部側が上半部41よりも車両後方へ向かって延出されている。
一方、インタークーラーブラケット5は、図3〜図7に示すように、インタークーラー2を上下2箇所で保持するため、上側保持ブラケット51と下側保持ブラケット52を有している。上側保持ブラケット51は、ラジエターサポート4の上半部41の上端に設けられ、下側保持ブラケット52は、ラジエターサポート4の下半部42の上部車両後方側に設けられている。そして、インタークーラー2の上部は、上側保持ブラケット51に保持され、インタークーラー2の下部は、下側保持ブラケット52に保持されている。そのため、インタークーラー2の上側固定部21は、ラジエターサポート4の上半部41に固定され、インタークーラー2の下側固定部22は、ラジエターサポート4の下半部42に固定されていることになる。また、インタークーラー2は、図4に示すように、側面視でラジエターサポート4の上半部41に対し、インタークーラー2の内側端部が重なった状態で車両後方に配置されている。
さらに、本実施形態のインタークーラーブラケット5のうち、下側保持ブラケット52は、図5に示すように、ラジエターサポート4の下半部42に対して車両外側に位置し、かつ当該下半部42の上部よりも車両下方に位置するラダーフレーム1のサイドメンバ11まで延びている。下側保持ブラケット52の一端は、ラジエターサポート4の下半部42の上部車両後方側に固定され、下側保持ブラケット52の他端は、サイドメンバ11の上部外側側面に固定されている。そのため、下側保持ブラケット52は、車両外側へ向かって略水平に延び、ラジエターサポート4の下半部42に固定される一端側が車両下方に折り曲げられた横ブラケット部52aと、該横ブラケット部52aの先端から車両下方へ延び、サイドメンバ11に固定される他端側の下端部がサイドメンバ11の外側側面と対応する位置に配置される縦ブラケット部52bとによって構成されている。
また、ラジエターサポート4の下半部42には、図3及び図5〜図7に示すように、ラジエターサポート4をラダーフレーム1であるクロスメンバ12の第1及び第2のクロスメンバ12a,12bへそれぞれ固定するための前側固定ブラケット43及び後側固定ブラケット44が接合されている。一方、ラジエターサポート4は、ラジエター上側保持部45とラジエター下側保持部46を有している。ラジエター上側保持部45は、ラジエターサポート4の上半部41の上端部に設けられ、ラジエター下側保持部46は、ラジエターサポート4の下半部42の下端部に設けられている。
しかも、車両上下方向において、ラジエターサポート4のクロスメンバ12への固定点P1は、図6に示すように、ラジエター下側保持部46の高さ位置H1よりも車両上側に位置するとともに、下側保持ブラケット52の固定部の高さ位置H2よりも車両下側に位置している。また、車両幅方向において、ラジエターサポート4のクロスメンバへの固定点P2は、図7に示すように、ラジエター下側保持部46の幅方向位置W1と下側保持ブラケット52の固定部の幅方向位置W2との間に位置している。
さらに、車両上下方向において、インタークーラー2とサイドメンバ11との間には、図2、図4及び図5に示すように、ステアリングギアボックス6が配置されており、該ステアリングギアボックス6は、剛性が高く、重量を有する金属製ブロック部で構成されている。また、車両幅方向において、サイドメンバ11の車両外側には、ボディマウントブラケット71を有するボディマウント7が配置されているとともに、ラジエターサポート4とボディマウント7との間には、ステアリングギアボックス6が配置されている。そのため、下側保持ブラケット52は、ラジエターサポート4の下半部42から車両外側へ向かって延び、ステアリングギアボックス6を跨いで配置されており、下端部がサイドメンバ11の外側側面に固定されるようになっている。
本発明の実施形態の取付構造によってインタークーラー2を取付けるには、予め、車両右側に配置するラジエターサポート4の上半部41及び下半部42の所定位置にインタークーラーブラケット5の上側保持ブラケット51及び下側保持ブラケット52と、前側固定ブラケット43及び後側固定ブラケット44を固定しておく。また、車両左側に配置するラジエターサポート4の下半部42の所定位置に前側固定ブラケット43及び後側固定ブラケット44を固定しておく。次いで、これらブラケットが固定された車両右側及び車両左側のラジエターサポート4をラダーフレーム1のクロスメンバ12(第1のクロスメンバ12a及び第2のクロスメンバ12b)の所定位置に前側固定ブラケット43及び後側固定ブラケット44を介して接合する。
その後、車両右側及び車両左側のラジエターサポート4の間にラジエター3を配置し、ボルト及びナットなどを用いてラジエター上側保持部45及びラジエター下側保持部46に締付固定すれば、ラジエター3は、ラジエターサポート4の車両内側に保持されることになる。また、車両右側のラジエターサポート4の車両外側にインタークーラー2を配置し、ボルト及びナットなどを用いて上側保持ブラケット51及び下側保持ブラケット52に締付固定すれば、インタークーラー2は、ラジエターサポート4の車両外側に保持されることになり、インタークーラー2の取付作業は終了する。
この状態のインタークーラー2は、ラジエター3と車両幅方向に並んで配置され、車両右側に位置するラジエターサポート4を挟んで、ラジエター3とインタークーラー2とがラジエターサポート4の両側に保持されている(図1及び図2参照)。
このように、本発明の実施形態に係るインタークーラー2の取付構造においては、ラダーフレーム1を有する車両にインタークーラー2が搭載され、ラジエター3を保持するラジエターサポート4が、車両上下方向に沿って配置されているとともに、ラダーフレーム1に固定されている。また、インタークーラー2は、ラジエター3と車両幅方向に並んで配置され、ラジエターサポート4を挟んでラジエター3とインタークーラー2とがラジエターサポート4の両側に保持されている。そして、ラジエターサポートは、車両幅方向外側に向かって延びるインタークーラーブラケット5を有し、インタークーラー2は、インタークーラーブラケット5に取付けられて保持されている。
したがって、本実施形態のインタークーラー2の取付構造によれば、フレームへの固定点を設置する必要性を無くすことができるとともに、レイアウトの自由度を向上させることができる。また、本実施形態のインタークーラー2の取付構造におけるラジエターサポート4は、比較的大きな重量を有するラジエター3の本体が固定されているので、ラジエターサポート4の剛性及び強度も高くなり、インタークーラー2に対して高い保持剛性を得ることができる。さらに、ラジエター3やインタークーラー2を取り囲むような補強材の採用が不要となり、ラジエター3及びインタークーラー2の支持剛性を高くすることで、居住性に影響を与えるラジエターサポート4の振動や騒音の発生を確実に低減させることができる。
また、本実施形態のインタークーラー2の取付構造において、ラジエターサポート4の側面部は、車両前後方向において、上半部41が狭く、下半部42が広く形成されている。一方、インタークーラーブラケット5は、上側保持ブラケット51と下側保持ブラケット52を有しており、インタークーラー2の上部は、上側保持ブラケット51に保持され、インタークーラー2の下部は、下側保持ブラケット52に保持されている。そして、インタークーラー2の上側固定部21は、ラジエターサポート4の上半部41に固定され、インタークーラー2の下側固定部22は、ラジエターサポート4の下半部42に固定され、インタークーラー2は、側面視でラジエターサポート4の上半部41に対し、インタークーラー2の内側端部が重なった状態で車両後方に配置されている。
したがって、本実施形態のインタークーラー2の取付構造においては、インタークーラー2とラジエターサポート4との距離を近づけることにより、インタークーラーブラケット5のオーバーハング量を小さくすることができ、保持剛性の低下を抑え、インタークーラー2の確実な保持を可能にすることができる。しかも、インタークーラー2へ集風するためのシュラウドとしてラジエターサポート4を活用することが可能となり、部品点数を削減することができる。
さらに、本実施形態のインタークーラー2の取付構造において、下側保持ブラケット52は、ラダーフレーム1のサイドメンバ11まで延びており、下側保持ブラケット52の一端はラジエターサポート4に固定され、下側保持ブラケット52の他端はサイドメンバ11に固定されている。したがって、本実施形態のインタークーラー2の取付構造では、インタークーラー2の下側保持ブラケット52が高剛性を有するサイドメンバ11に直接連続的に接合されていることになるので、インタークーラー2の保持剛性をより一層向上させ、振動の発生を低減させることができる。
そして、本実施形態のインタークーラー2の取付構造において、ラジエターサポート4の下半部42には、ラジエターサポート4をラダーフレーム1のクロスメンバ12(第1及び第2のクロスメンバ12a,12b)へ固定するための固定ブラケット(前側固定ブラケット43及び後側固定ブラケット44)が接合されている。一方、ラジエターサポート4は、ラジエター上側保持部45とラジエター下側保持部46を有し、車両上下方向において、ラジエターサポート4のクロスメンバ12への固定点P1は、ラジエター下側保持部46の高さ位置H1よりも車両上側に位置するとともに、下側保持ブラケットの固定部の高さ位置H2よりも車両下側に位置している。さらに、車両幅方向において、ラジエターサポート4のクロスメンバ12への固定点P2は、ラジエター下側保持部の幅方向位置W1と下側保持ブラケット52の固定部幅方向位置W2との間に位置している。
したがって、本実施形態のインタークーラー2の取付構造では、ラジエターサポート4のクロスメンバ12への固定点P1,P2が重量物の間に配置されていることになるので、これら固定点P1,P2とラジエターサポート4とのオフセット量を最小限に抑えることができ、車両走行中の振動などで発生するモーメントにより、ラジエターサポート4が変形するのを低減させることができる。
また、本実施形態のインタークーラー2の取付構造は、車両上下方向において、インタークーラー4とサイドメンバ11との間にはステアリングギアボックス6が配置されている。さらに、車両幅方向において、サイドメンバ11の車両外側にはボディマウント7が配置されているとともに、ラジエターサポート4とボディマウント7との間にはステアリングギアボックス6が配置されており、下側保持ブラケット52は、ステアリングギアボックス6を跨いで固定されている。
したがって、本実施形態のインタークーラー2の取付構造では、サイドメンバ11の下側保持ブラケット52の固定部周辺に、剛性が高く、重量を有するステアリングギアボックス6が配置されているので、下側保持ブラケット52の固定部周辺の剛性を向上させることが可能となり、下側保持ブラケット52に保持されたインタークーラー2などが振動し難くなるような構造を得ることができる。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
既述の実施の形態におけるインタークーラー2は、車両右側のラジエターサポート4に取付けられているが、周辺機器の配置や車種に応じて車両左側のラジエターサポート4に取付けられていても良い。この場合、車両右側のラジエターサポート4にはインタークーラーブラケットが不要となり、車両左側のラジエターサポート4にはインタークーラーブラケット5を固定する必要がある。
また、ラジエターサポート4の側面形状は、上半部41が狭く、下半部42が広く形成されているが、下半部42が広く形成されていれば、他の側面形状を有していても良い。さらに、第1のクロスメンバ12a及び第2のクロスメンバ12bについても、搭載するインタークーラー2やラジエター3などに応じて他の形状に形成したクロスメンバを用いても良い。
1 ラダーフレーム
2 インタークーラー
3 ラジエター
4 ラジエターサポート
5 インタークーラーブラケット
6 ステアリングギアボックス
7 ボディマウント
11 サイドメンバ
12 クロスメンバ
21 上側固定部
22 下側固定部
41 ラジエターサポートの上半部
42 ラジエターサポートの下半部
43 前側固定ブラケット
44 後側固定ブラケット
45 ラジエター上側保持部
46 ラジエター下側保持部
51 上側保持ブラケット
52 下側保持ブラケット
P1,P2 ラジエターサポートのクロスメンバへの固定点

Claims (5)

  1. ラダーフレームを有する車両にインタークーラーが搭載され、ラジエターを保持するラジエターサポートが、車両上下方向に沿って配置されているとともに、前記ラダーフレームに固定されているインタークーラーの取付構造において、
    前記インタークーラーは、前記ラジエターと車両幅方向に並んで配置され、前記ラジエターサポートを挟んで前記ラジエターと前記インタークーラーとが前記ラジエターサポートの両側に保持され、
    前記ラジエターサポートは、車両幅方向外側に向かって延びるインタークーラーブラケットを有し、
    前記インタークーラーは、前記インタークーラーブラケットに取付けられて保持されていることを特徴とするインタークーラーの取付構造。
  2. 前記ラジエターサポートの側面部は、車両前後方向において、上半部が狭く、下半部が広く形成されている一方、前記インタークーラーブラケットは、上側保持ブラケットと下側保持ブラケットを有し、前記インタークーラーの上部は、前記上側保持ブラケットに保持され、前記インタークーラーの下部は、前記下側保持ブラケットに保持され、前記インタークーラーの上側固定部は、前記ラジエターサポートの上半部に固定され、前記インタークーラーの下側固定部は、前記ラジエターサポートの下半部に固定され、前記インタークーラーは、側面視で前記ラジエターサポートの上半部に対し、前記インタークーラーの内側端部が重なった状態で車両後方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のインタークーラーの取付構造。
  3. 前記下側保持ブラケットは、前記ラダーフレームのサイドメンバまで延びており、前記下側保持ブラケットの一端は前記ラジエターサポートに固定され、前記下側保持ブラケットの他端は前記サイドメンバに固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のインタークーラーの取付構造。
  4. 前記ラジエターサポートの下半部には、前記ラジエターサポートを前記ラダーフレームのクロスメンバへ固定するための固定ブラケットが接合されている一方、前記ラジエターサポートは、ラジエター上側保持部とラジエター下側保持部を有し、車両上下方向において、前記ラジエターサポートの前記クロスメンバへの固定点は、前記ラジエター下側保持部よりも車両上側に位置するとともに、前記下側保持ブラケットの固定部よりも車両下側に位置し、車両幅方向において、前記ラジエターサポートの前記クロスメンバへの固定点は、前記ラジエター下側保持部と前記下側保持ブラケットの固定部との間に位置していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインタークーラーの取付構造。
  5. 車両上下方向において、前記インタークーラーと前記サイドメンバとの間にはステアリングギアボックスが配置され、車両幅方向において、前記サイドメンバの車両外側にはボディマウントが配置されているとともに、前記ラジエターサポートと前記ボディマウントとの間には前記ステアリングギアボックスが配置され、前記下側保持ブラケットは、前記ステアリングギアボックスを跨いで固定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のインタークーラーの取付構造。
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