JP7275873B2 - 車両の前部構造 - Google Patents
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Description
上記エンジンルームにおいて、気筒列方向が車両前後方向に延びる姿勢で上記車両に搭載されたエンジンと、
上記エンジンの後方に配置されたトランスミッションと、
上記エンジンの排気マニホールドが存する側方に配置され、該エンジンから排出される排気ガスを浄化する触媒装置と、
上記エンジンと上記触媒装置の間に縦壁となるように配置された遮熱用のインシュレータと、
車両の走行風が上記エンジンルームに導入されるように該エンジンルームの前部に開口した走行風導入口とを備え、
上記エンジンと上記触媒装置が上記車両の幅方向に並び、且つ上記触媒装置の幅は上記エンジンの幅よりも狭くなっており、
上記インシュレータは、上記エンジンと上記触媒装置の間を該触媒装置の側面に沿って車両前後方向に延び、
上記インシュレータの前端の少なくとも一部が上記走行風導入口に相対するように上記エンジンと上記触媒装置の間から車両前方に臨んでおり、
上記インシュレータは、上記走行風導入口に相対するように臨む前端に、上記エンジン側から上記触媒装置の前端面側に逸れ曲がった曲り部を備えていることを特徴とする。
上記エンジンルームにおいて、気筒列方向が車両前後方向に延びる姿勢で上記車両に搭載されたエンジンと、
上記エンジンの後方に配置されたトランスミッションと、
上記エンジンの排気マニホールドが存する側方に配置され、該エンジンから排出される排気ガスを浄化する触媒装置と、
上記エンジンと上記触媒装置の間に縦壁となるように配置された遮熱用のインシュレータと、
車両の走行風が上記エンジンルームに導入されるように該エンジンルームの前部に開口した走行風導入口とを備え、
上記エンジンと上記触媒装置が上記車両の幅方向に並び、且つ上記触媒装置の幅は上記エンジンの幅よりも狭くなっており、
上記インシュレータは、上記エンジンと上記触媒装置の間を該触媒装置の側面に沿って車両前後方向に延び、
上記インシュレータの前端の少なくとも一部が上記走行風導入口に相対するように上記エンジンと上記触媒装置の間から車両前方に臨んでおり、
上記インシュレータの上方において、上記エンジンの前端部から上記触媒装置の前端部側に張り出した、上記触媒装置を上記エンジンに支持する板状ブラケットを備え、
上記板状ブラケットは、その板面が縦になった部分を備え、上記エンジンと上記触媒装置の間の一部を車両前側から塞いでいることを特徴とする。
図1に示す車両1の前部において、2はボンネット3で覆われたエンジンルーム、4は直列多気筒エンジン、5はエンジンルーム2と車室を仕切るダッシュパネルである。エンジン4は、そのクランクシャフトと平行な気筒列方向が車両前後方向に延びる姿勢で車両1に搭載された縦置きエンジンである。エンジン4の後方にトランスミッション6が配置されている。エンジンルーム2には、エンジン4の下面を下から覆うアンダーカバー7が設けられている。
図3に示すように、エンジン4を車両前側から見てその側方(排気マニホールドが存する側(同図の左側))に触媒装置9がエンジン4に近接して配置されている。触媒装置9はエンジン4から排出される排気ガスを処理する。図4に示すように、触媒装置9は上流側触媒11と下流側触媒12を備えてなる。
パティキュレートフィルタ(DPF)である。下流側触媒12は、上流側触媒11の下方に配置され、その軸心がエンジン4の下部側方、すなわち、シリンダブロック17の側方を該エンジン4の気筒列方向に延びており、排気ガスが車両後方に向かって流れる。エンジン4と下流側触媒12は車両1の幅方向に並んでいる。図3から明らかなように、下流側触媒12の幅はエンジン4の幅よりも狭くなっている。図4に示すように、上流側触媒11の下流端と下流側触媒12の上流端がエンジン4の前端側において接続されている。従って、排気ガスは、上流側触媒11を車両前方に向かって流れ、上流側触媒11と下流側触媒12の接続部でUターンして、下流側触媒12を車両後方に向かって流れる。
エンジン4と触媒装置9の間には遮熱用の複数のインシュレータが設けられている。すなわち、図3乃至図5に示すように、エンジン4のシリンダヘッド13と上流側触媒11の間に縦壁となるように上部インシュレータ31が配置されている。また、エンジン4のシリンダブロック17と下流側触媒12の間に縦壁となるように下部インシュレータ32が配置されている。
[車両走行中]
車両1の走行中は、エンジン4の稼働により高温の排気ガスが触媒装置9に流れるから、触媒装置9の冷却が必要になる。トランスミッション6についてもその作動の信頼性確保のために冷却する必要がある。
車両1が走行状態から停車すると、触媒装置9は、エンジン4の停止に伴って高温の排気ガスが供給されなくなるから、放熱によって冷えていく。触媒装置9が触媒の活性温度以下まで冷えてしまうと、車両1の運転を再開したときのエンジン4から排出される排気ガスの浄化性等が悪化する。問題となるのは、触媒装置9の輻射熱がエンジン4に伝わって、すなわち、触媒装置9がエンジン4に熱を奪われてその冷却が進んでしまうことである。
2 エンジンルーム
4 エンジン
6 トランスミッション
7 アンダーカバー
8 走行風導入口
9 触媒装置
11 上流側触媒
12 下流側触媒
31 上部インシュレータ
32 下部インシュレータ
32a 曲り部
33 カバー
34 板状ブラケット
35 後部上側インシュレータ
36 後部下側インシュレータ
Claims (3)
- エンジンルームが車両の前部に設けられている車両の前部構造であって、
上記エンジンルームにおいて、気筒列方向が車両前後方向に延びる姿勢で上記車両に搭載されたエンジンと、
上記エンジンの後方に配置されたトランスミッションと、
上記エンジンの排気マニホールドが存する側方に配置され、該エンジンから排出される排気ガスを浄化する触媒装置と、
上記エンジンと上記触媒装置の間に縦壁となるように配置された遮熱用のインシュレータと、
車両の走行風が上記エンジンルームに導入されるように該エンジンルームの前部に開口した走行風導入口とを備え、
上記エンジンと上記触媒装置が上記車両の幅方向に並び、且つ上記触媒装置の幅は上記エンジンの幅よりも狭くなっており、
上記インシュレータは、上記エンジンと上記触媒装置の間を該触媒装置の側面に沿って車両前後方向に延び、
上記インシュレータの前端の少なくとも一部が上記走行風導入口に相対するように上記エンジンと上記触媒装置の間から車両前方に臨んでおり、
上記インシュレータは、上記走行風導入口に相対するように臨む前端に、上記エンジン側から上記触媒装置の前端面側に逸れ曲がった曲り部を備えていることを特徴とする車両の前部構造。 - エンジンルームが車両の前部に設けられている車両の前部構造であって、
上記エンジンルームにおいて、気筒列方向が車両前後方向に延びる姿勢で上記車両に搭載されたエンジンと、
上記エンジンの後方に配置されたトランスミッションと、
上記エンジンの排気マニホールドが存する側方に配置され、該エンジンから排出される排気ガスを浄化する触媒装置と、
上記エンジンと上記触媒装置の間に縦壁となるように配置された遮熱用のインシュレータと、
車両の走行風が上記エンジンルームに導入されるように該エンジンルームの前部に開口した走行風導入口とを備え、
上記エンジンと上記触媒装置が上記車両の幅方向に並び、且つ上記触媒装置の幅は上記エンジンの幅よりも狭くなっており、
上記インシュレータは、上記エンジンと上記触媒装置の間を該触媒装置の側面に沿って車両前後方向に延び、
上記インシュレータの前端の少なくとも一部が上記走行風導入口に相対するように上記エンジンと上記触媒装置の間から車両前方に臨んでおり、
上記インシュレータの上方において、上記エンジンの前端部から上記触媒装置の前端部側に張り出した、上記触媒装置を上記エンジンに支持する板状ブラケットを備え、
上記板状ブラケットは、その板面が縦になった部分を備え、上記エンジンと上記触媒装置の間の一部を車両前側から塞いでいることを特徴とする車両の前部構造。 - 請求項1又は請求項2において、
上記エンジンルームに、上記エンジンの下面を下から覆うアンダーカバーを備えていることを特徴とする車両の前部構造。
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JP2012082780A (ja) | 2010-10-14 | 2012-04-26 | Suzuki Motor Corp | 排気マニホルドのカバー装置 |
JP2013119384A (ja) | 2011-12-07 | 2013-06-17 | Hyundai Motor Co Ltd | 車両のエンジンカプセル化構造物 |
JP2017166339A (ja) | 2016-03-14 | 2017-09-21 | マツダ株式会社 | ターボ過給機付エンジン |
Family Cites Families (1)
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---|---|---|---|---|
JP2751794B2 (ja) * | 1993-08-23 | 1998-05-18 | 日産自動車株式会社 | 自動車のアンダーフロア構造 |
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2019
- 2019-06-04 JP JP2019104499A patent/JP7275873B2/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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