JP2011021060A - ポリスチレン系樹脂押出発泡体及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 押出ポリスチレン発泡体に関して、テトラブロモビスフェノールA−ビス(2,3−ジブロモ―2−メチルプロピル)エーテル、テトラブロモビスフェノールA−ビス(2,3−ジブロモプロピル)エーテル、クロロペンタブロモシクロヘキサン、トリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレートよりなる群から選ばれる少なくとも1種のハロゲン系難燃剤と、含ハロゲンリン酸エステルの含有量を特定量とし、リン系安定剤および/またはヒンダードアミン系安定剤を含有させることにより、達成される。
【選択図】 なし
Description
[1] ポリスチレン系樹脂および発泡剤を用いて押出発泡して得られるポリスチレン系樹脂発泡体であって、
ポリスチレン系樹脂100重量部に対して、テトラブロモビスフェノールA−ビス(2,3−ジブロモ−2−メチルプロピルエーテル)、テトラブロモビスフェノールA−ビス(2,3−ジブロモプロピルエーテル)、クロロペンタブロモシクロヘキサンおよびトリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレートよりなる群から選ばれるハロゲン系難燃剤の少なくとも1種を0.1〜8重量部、および、含ハロゲンリン酸エステル0.1〜3重量部が含有され、かつ、リン系安定剤0.001〜0.3重量部および/またはヒンダードアミン系安定剤0.001〜0.3重量部が含有されることを特徴とする、ポリスチレン系樹脂発泡体、
[2] 含ハロゲンリン酸エステルが、トリス(トリブロモネオペンチル)ホスフェートおよびトリス(ジクロロプロピル)ホスフェートよりなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする、[1]記載のポリスチレン系樹脂発泡体、
[3] リン系安定剤が、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイトまたはビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイトであり、かつ、ヒンダードアミン系安定剤が、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ヒドロキシ−1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン、または4−ヒドロキシ−1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピレリジンの脂肪族または芳香族カルボン酸エステルであることを特徴とする、[1]または[2]に記載のポリスチレン系樹脂発泡体、
[4] 発泡剤が、炭素数3〜5である飽和炭化水素から選ばれる少なくとも1種、及び/または、他の発泡剤であることを特徴とする、[1]〜[3]のいずれかに記載のポリスチレン系樹脂発泡体、
[5] 他の発泡剤が、水、二酸化炭素、窒素、炭素数2〜5のアルコール類、ジメチルエーテル、塩化メチルおよび塩化エチルよりなる群から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする、[1]〜[4]のいずれかに記載のポリスチレン系樹脂発泡体、
[6] 他の発泡剤が、水を含むことを特徴とする、[1]〜[5]のいずれかに記載のポリスチレン系樹脂発泡体、
[7] 発泡体を形成する気泡径が、主として、気泡径0.2mm以下の気泡と気泡径0.25〜1mmの気泡より構成されることを特徴とする、[1]〜[6]のいずれかに記載のポリスチレン系樹脂発泡体、
[8] 発泡体を形成する気泡の内、気泡径0.2mm以下の気泡が発泡体断面積あたり、5〜95%の占有面積率であることを特徴とする、[1]〜[7]のいずれかに記載のポリスチレン系樹脂発泡体、および
[9] ポリスチレン系樹脂および発泡剤を用いて押出発泡して得られるスチレン系樹脂発泡体の製造方法であって、ポリスチレン系樹脂100重量部に対して、テトラブロモビスフェノールA−ビス(2,3―ジブロモ―2−メチルプロピルエーテル)、テトラブロモビスフェノールA−ビス(2,3―ジブロモプロピルエーテル)、クロロペンタブロモシクロヘキサンおよびトリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレートよりなる群から選ばれるハロゲン系難燃剤の少なくとも1種を0.1〜8重量部、および、含ハロゲンリン酸エステル0.1〜3重量部が含有され、かつ、リン系安定剤0.001〜0.3重量部化合物および/またはヒンダードアミン系安定剤0.001〜0.3重量部が含有されることを特徴とする、ポリスチレン系樹脂発泡体の製造方法
に関する。
スチレン系樹脂では、押出発泡成形性などの面からスチレンホモポリマー、スチレンアクリロニトリル共重合体、(メタ)アクリル酸共重合ポリスチレン、無水マレイン酸変性ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレンなどが好ましい。特に好ましくは、コスト面からスチレンホモポリマーである。
本発明の製造方法にて使用されるスチレン系樹脂としては、MFRの条件を満たしていれば、市販されている樹脂(いわゆる、バージン樹脂)でも良いし、発泡体製造等に使用された後に再生押出機等を用いてリサイクルされた樹脂、市場で回収された食品トレーや魚箱のリサイクルした樹脂であっても構わない。
かつ、融点が120℃以上の含ハロゲンリン酸エステル0.1〜3重量部含有させる。
融点が120℃未満では押出時の樹脂送り不良を招いたり、得られる発泡体の耐熱性の低下を招くことがある。
本発明で用いられるリン系化合物としては、例えば、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトール−ジホスファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、テトラ(トリデシル)−4,4’−ブチリデン−ビス(2−t−ブチル−5−メチルフェニル)ジホスファイト、ビス[2,4−ビス(1,1−ジメチルエチル)−6−メチルフェニル]エチルエステル亜リン酸、テトラキス(2,4,−ジ−t−ブチルフェニル)[1,1−ビフェニル]−4,4’−ジイルビスホスフォナイト、ビス(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジフォスファイト、ビスステアリルペンタエリスリトールジフォスファイト、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチル−1−フェニルオキシ)(2−エチルヘキシルオキシ)ホスホラス、モノ(ジノニルフェニル)モノ−p−ノニルフェニルホスファイト、トリス(モノノニルフェニル)ホスファイト、テトラアルキル(C=12〜16)−4,4’−イソプロピリデン−(ビスフェニル)ジホスファイト、ヘキサトリデシル-1,1,3−トリス(3−t−ブチル−6−メチル−4オキシフェニル)−3−メチルプロパントリホスファイト、ジフェニルイソデシルホスファイト、トリスデシルホスファイトなどがあげられる。これらは、単独または2種以上を組み合わせて用いてもよい。これらのうちでも、押出安定性の点から、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイトまたはビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトール−ジホスファイトが好ましい。
具体的な安定剤としては、エチレンビス(オキシエチレン)ビス[3−(5−t−ブチル−4−ヒドロキシ−m−トリル)プロピオネート]、ペンタエリスリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]などのフェノール系安定剤が挙げられる。これらは、単独で使用しても良く、或いは併用して使用しても良い。
(A)スチレン系樹脂[PSジャパン(株)製、G9401(MFR=2.2g/10分)]
(B)ハロゲン系難燃剤
・テトラブロモビスフェノールA−ビス(2,3−ジブロモ−2−メチルプロピルエーテル)[第一工業製薬(株)製、ピロガードSR−130]
・テトラブロモビスフェノールA−ビス(2,3−ジブロモプロピルエーテル)[第一工業製薬(株)製、ピロガードSR−720]
・トリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレート[日本化成(株)製、TAIC−6B]
・クロロペンタブロモシクロヘキサン[日精化学工業(株)製]
(C)リン系難燃剤
・トリス(トリブロモネオペンチル)ホスフェート[大八化学(株)製、CR900]
・トリス(ジクロロプロピル)ホスフェート[大八化学(株)製、CRP]
・トリキシレニルホスフェート[大八化学(株)製、TXP]
・トリフェニルホスフェート[味の素ファインテクノ(株)製、レオフィスTPP]
(D)リン系orヒンダートアミン系安定剤
・ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト[(株)ADEKA製、アデカスタブPEP−36]
・テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシラート[(株)ADEKA製、アデカスタブLA−57]
(E)発泡剤
・イソブタン[三井化学株式会社製]
・ノルマルブタン[岩谷産業株式会社製]
・水[水道水]
・ジメチルエーテル[三井化学株式会社製]
・二酸化炭素[岩谷産業株式会社製]
・エタノール[和光純薬株式会社製]
(F)その他添加剤
・タルク[林化成(株)製、タルカンパウダーPK−Z]
発泡体(厚み:約20〜120mm、幅:約910mm)の幅方向中心部にて、製品厚み×幅100mm×長さ100mmのサンプルを切り出し、23℃×50%RHの雰囲気で16時間以上養生後、各辺の寸法と重量を測定し、発泡体密度を、次の式に基づいて求め、単位をkg/m3に換算して示した。
発泡体密度(g/cm3)=発泡体重量(g)/発泡体体積(cm3)
押出発泡体について、気泡径0.20mm以下の気泡の発泡体断面積あたりの占有面積比を、以下のようにして求めた。ここで、気泡径0.20mm以下の気泡とは、円相当直径が0.25mm以下の気泡とする。
a)走査型電子顕微鏡にて30倍に拡大して発泡体の縦断面を写真撮影する。
b)撮影した写真の上にOHPシートを置き、その上に厚さ方向の径が6mmよりも大きい気泡(実寸法が0.25mmより大きい気泡に相当する)に対応する部分を黒インキで塗りつぶして写しとる( 一次処理) 。
c)画像処理装置に一次処理画像を取り込み、濃色部分と淡色部分を、即ち黒インキで塗られた部分か否かを識別する。
d)濃色部分のうち、直径6.0mm以下の円の面積に相当する部分、即ち、厚さ方向の径は長いが、面積的には直径6.0mm以下の円の面積にしかならない部分を淡色化して、濃色部分の補正を行う。
e)画像解析計算機能中の面積率を用い、画像全体に占める気泡径6.0mm以下(濃淡で分割した淡色部分)の面積比を次式により求める。
小気泡占有面積比(%)= (1−濃色部分の面積/ 画像全体の面積)×100
押出発泡後30日経過した発泡体に対して、発泡体(厚み:約20〜120mm、幅:約910mm)の幅方向中心部にて、製品厚み×幅300mm×長さ300mmの直方体サンプルを切り出し、23℃×50%RHの雰囲気で16時間以上養生後、押出方向、幅方向、厚み方向の各3方向の加熱前の寸法(LM0、LT0、LH0)を測定し、次に80℃雰囲気に調整したドライオーブンの中に発泡体を入れて24時間発泡体を静置した後、23℃×50%RHの雰囲気下にて24時間保管した後、加熱後の押出方向、幅方向、厚み方向の3方向の寸法(LM1、LT1、LH1)を測定した。
次式に従い、体積変化率Aを算出した。
◎:Aの絶対値が2%以下。
○:Aの絶対値が2%を超え4%以下。
△:Aの絶対値が4%を超え8%以下。
×:Aの絶対値が8%を超える。
得られた発泡体を150mm×10mm×10mmにカットしたものを、内温60℃のオーブンにて1週間加熱養生したサンプルを、JIS K7201−2に準拠して、酸素指数濃度を測定した。
押出発泡後7日経過した発泡体に対して、JIS A9511(押出法ポリスチレンフォーム保温板)記載の方法に準じて、燃焼性を評価した。
○:「3秒以内に炎が消えて、残じんがなく、燃焼限界指示線を超えて燃焼しない」基準を満たす。
×:上記基準を満たさない。
得られた発泡体サンプルを150mm×10mm×10mmにカットしたものを、内温60℃のオーブンにて1週間加熱養生したサンプルを、JISK7201−2に準拠して、酸素指数濃度を測定した。
次の基準で評価した。
○:酸素指数が27%以上。
△:酸素指数が26%を超え27%以下。
×:酸素指数が26%以下。
押出発泡後30日経過した発泡体に対して、熱伝導率を、JIS A9511(押出法ポリスチレンフォーム保温板)記載の方法に準じて測定した。
[マスターペレットの作製]
表1に示されるハロゲン系難燃剤、含ハロゲンリン酸エステル、リン系安定剤およびヒンダードアミン系安定剤の添加量に対して10倍濃縮となるポリスチレン系樹脂によるマスターペレットを作製した。
すなわち、ポリスチレン系樹脂[PSジャパン(株)製、商品名:G9401(MFR=2.2g/10分)]100重量部に対して、ハロゲン系難燃剤であるテトラブロモビスフェノールA−ビス(2,3−ジブロモ−2−メチルプロピル)エーテルを40重量部、含ハロゲンリン酸エステルであるトリス(トリブロモネオペンチル)ホスフェートを5重量部、リン系安定剤であるビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイトを1.2重量部の混合物を、2軸押出機を用いて、マスターペレットを作製した。
[押出発泡]
ポリスチレン樹脂[G9401]90重量部に対して、テトラブロモビスフェノールA−ビス(2,3−ジブロモ−2−メチルプロピル)エーテル4.0重量部となるよう上記マスターペレットを配合し、さらに、造核剤としてタルク0.5重量部および、ベントナイト0.5部、アエロジル0.1部をドライブレンドして樹脂混合物を得た。
得られた樹脂混合物を、単軸押出機(第一押出機)と単軸押出機(第二押出機)を直列に連結したタンデム型二段押出機へ、約1000kg/hrの割合で供給した。
第1押出機に供給した樹脂混合物を、約200℃に加熱して溶融混練し、発泡剤としてポリスチレン樹脂100重量部に対して、イソブタン4.0重量部およびジメチルエーテル2.0重量部を第1押出機の先端付近で樹脂中に圧入した。その後、第1押出機に連結された第2押出機の途中にて水(水道水)を0.7重量部圧入、混錬し、さらには冷却機で混練しながら冷却し、冷却機の先端に設けたスリットダイより発泡樹脂温度を約110〜140℃にて大気中へ押出発泡させ、スリットダイに接続した成形金型およびその下流側に設置した成形ロールにて板状に成形した。厚み約60mm×幅1000mmの断面形状の押出発泡板を得、表層部をカットして厚み50mmの発泡体サンプルを得た。
カットサンプルの発泡体は、密度が30kg/m3、小気泡占有面積比が50%、発泡体熱伝導率が0.027W/mKであり、80℃の耐熱性、発泡体の酸素指数、燃焼性は良好であった。
表1に示すように、各種配合剤の種類・添加量を変更した以外は、実施例1と同様の操作により、発泡体を得た。
得られた発泡体の特性を、表1に示す。
表2に示すように、各種配合剤の種類・添加量を変更した以外は、実施例1と同様の操作により、発泡体を得た。
得られた発泡体の特性を、表2に示す。
Claims (9)
- ポリスチレン系樹脂および発泡剤を用いて押出発泡して得られるポリスチレン系樹脂発泡体であって、
ポリスチレン系樹脂100重量部に対して、テトラブロモビスフェノールA−ビス(2,3−ジブロモ−2−メチルプロピルエーテル)、テトラブロモビスフェノールA−ビス(2,3−ジブロモプロピルエーテル)、クロロペンタブロモシクロヘキサンおよびトリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレートよりなる群から選ばれる少なくとも1種を0.1〜8重量部、および、含ハロゲンリン酸エステル0.1〜3重量部が含有され、かつ、リン系安定剤0.001〜0.3重量部および/またはヒンダードアミン系安定剤0.001〜0.3重量部が含有されることを特徴とする、ポリスチレン系樹脂発泡体。 - 含ハロゲンリン酸エステルが、トリス(トリブロモネオペンチル)ホスフェートおよびトリス(ジクロロプロピル)ホスフェートよりなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする、請求項1に記載のポリスチレン系樹脂発泡体。
- リン系安定剤がトリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイトまたはビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイトであり、ヒンダードアミン系安定剤が4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ヒドロキシ−1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン、または4−ヒドロキシ−1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピレリジンの脂肪族または芳香族カルボン酸エステルであることを特徴とする、請求項1または2に記載のポリスチレン系樹脂発泡体。
- 発泡剤が、炭素数3〜5である飽和炭化水素から選ばれる少なくとも1種、および/または、他の発泡剤であることを特徴とする、請求項1〜34のいずれかに記載のポリスチレン系樹脂発泡体。
- 他の発泡剤が、水、二酸化炭素、窒素、炭素数2〜5のアルコール類、ジメチルエーテル、塩化メチルおよび塩化エチルよりなる群から選ばれる少なくとも一種含むことを特徴とする、請求項4に記載のスチレン系樹脂発泡体。
- 他の発泡剤が、水を含むことを特徴とする、請求項5に記載のポリスチレン系樹脂発泡体。
- 発泡体を形成する気泡径が、主として、気泡径0.20mm以下の気泡と気泡径0.25〜1mmの気泡より構成されることを特徴とする、請求項6に記載のポリスチレン系樹脂発泡体。
- 発泡体を形成する気泡の内、気泡径0.20mm以下の気泡が発泡体断面積あたり、5〜95%の占有面積率を有することを特徴とする、請求項7に記載のポリスチレン系樹脂発泡体。
- ポリスチレン系樹脂および発泡剤を用いて押出発泡して得られるスチレン系樹脂発泡体の製造方法であって、
ポリスチレン系樹脂100重量部に対して、テトラブロモビスフェノールA−ビス(2,3−ジブロモ−2−メチルプロピル)エーテル、テトラブロモビスフェノールA−ビス(2,3−ジブロモプロピル)エーテル、クロロペンタブロモシクロヘキサンおよびトリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレートよりなる群から選ばれる少なくとも1種0.1〜8重量部、および含ハロゲンリン酸エステル0.1〜3重量部が含有され、かつ、リン系安定剤0.001〜0.3重量部および/またはヒンダードアミン系安定剤0.001〜0.3重量部が含有されることを特徴とする、ポリスチレン系樹脂発泡体の製造方法。
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