JP2011008792A - 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える要因、例えばドキュメントパフォーマンス、を用いた広告カウント数及び／又は広告ブランディングの調整又は決定 - Google Patents

Abstract

【課題】自己のブランドイメージを保護し、エンドユーザーによって知覚される広告の質を高める高品質な広告引き渡しシステムを提供する。
【解決手段】広告がドキュメント（又はドキュメントの組に属するドキュメント）とともに提供されたときの行動、例えば選択、の価値を反映させるためにドキュメント又はドキュメントの組に点数を付ける。次に、ドキュメントとともに提供される広告数、及び／又は前記広告に対して提供されるブランディングの型又はレベルを、前記点数を用いて制御する。ドキュメント点数は、前記広告提供システムが自己のブランドの品質を維持及び制御するのに役立つ。さらに、提供される広告数、及び／又は前記広告に対して提供されるブランディングの型又はレベルは、広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える可能性があるその他の要因を用いて制御することが可能である。
【選択図】図４

Description

本発明は、広告、例えばオンライン環境において提供される広告、に関するものである。本発明は、より具体的には、広告の質、広告の質に対するエンドユーザーの知覚、及び広告の質のブランディングを制御するために用いることができる技術に関するものである。

テレビ、ラジオ、新聞及び雑誌、等の伝統的な媒体を用いた広告はよく知られている。しかしながら、残念なことに、広告主は、人口統計学上の研究結果及びこれらの媒体の様々な市場における典型的なオーディエンスに関する完全に合理的な想定事項に基づいた広告である場合においてさえも、自己の広告予算の多くは無駄使いであるにすぎないということを認識している。さらに、これらの無駄遣いを特定して排除することは非常に困難である。

最近は、これまでよりも双方向性の高い媒体を通じた広告が主流になってきている。例えば、インターネット利用者数が爆発的に増えてきているのに伴い、広告主は、インターネットを通じて提供される媒体及びサービスを潜在的に強力な広告手段として高く評価するようになっている。

双方向性の対話型広告は、自己の広告をより受け入れやすいオーディエンスにターゲットを特定することができる機会を広告主に提供する。すなわち、ターゲットが特定された広告は、ユーザーによる何らかの活動から推測されたニーズに関連している（例えば、検索エンジンに対するユーザーの検索問い合わせに関連している、ユーザーによって要求されたドキュメント内のコンテンツに関連している）ため、エンドユーザーにとってはこれらのターゲットが特定された広告のほうが役に立つ可能性がより大きい。問い合わせキーワードに関連する広告は、検索エンジンによって用いられている。カリフォルニア州マウンテンビューに所在するＧｏｏｇｌｅによるＡｄＷｏｒｄｓは、問い合わせキーワードに関連する広告の一例である。同様に、コンテンツに関連する広告システムが提案されている。例えば、“METHODS AND APPARATUS FOR SERVING RELEVANT ADVERTISEMENTS”（関連広告を提供する方法及び装置）という題名を有し、ジェフリーＡ．ディーン、ジョージＲ．ハリク及びポール・ブチェイトを発明者として記載し、（本明細書において参照されることによって本明細書に組み入れられており、「‘４２７出願」と呼ばれる）米国特許出願一連番号１０／３１４，４２７（出願日：２００２年１２月６日）、及び“SERVING ADVERTISEMENTS BASED ON CONTENT”（コンテンツに基づく広告の提供）という題名を有し、ダレル・アンダーソン、ポール・ブチェイト、アレックス・キャロバス、クレール・キュイ、ジェフリーＡ．ディーン、ジョージＲ．ハリク、ディーパック・ジンダル、及びナラヤナン・シバクマルを発明者として記載し、（本明細書において参照されることによって本明細書に組み入れられており、「‘９００出願」と呼ばれる）米国特許出願一連番号Ｎｏ．１０／３７５，９００（出願日：２００３，２月２６日）は、例えばウェブページ等のドキュメントのコンテンツに関連する広告を提供する方法及び装置について説明している。ＧｏｏｇｌｅによるＡｄＳｅｎｓｅ広告システム、等のコンテンツ関連広告は、ウェブページにおいて広告を提供するために用いられている。

幾つかの広告引き渡しシステム（ＤｏｕｂｌｅＣｌｉｃｋ、等）は、１回のウェブページ閲覧当たりの価格が最高である広告を動的に選択する。その他の広告引き渡しシステム（Ｏｖｅｒｔｕｒｅ、等）は、１回のパフォーマンス当たりの価格が基本であり、単純に１回のクリック当たりの価格が最高である広告を選択する。ほとんどのコンテンツウェブサイト広告引き渡しシステム（ＤｏｕｂｌｅＣｌｉｃｋ、等）は、ウェブページ閲覧収入を最大にするためにウェブページ上のすべてのスロットに広告を表示する。残念なことに、ウェブページ閲覧収入の最大化にこのように焦点を合わせることは、エンドユーザーにとってそれほど重要でないか又は価値がない広告をあまりにも大量にエンドユーザーに提供するという迷惑を及ぼすことがしばしばある。さらに、幾つかのコンテンツ広告システムは、所定のウェブサイトのユーザーを広告のターゲットとして特定しているが、ウェブページ上の特定の話題を広告のターゲットとして特定しない。おおざっぱで初歩的なターゲット特定を採用するこのようなコンテンツ広告引き渡しシステムからの広告は、エンドユーザーにとってはそれほど重要でないか又は価値がないことがしばしばある。さらに悪いことに、ｅＢａｙ等の幾つかの広告主は、純粋に静止している広告を表示し、コンテンツのマッチングが行われない。

従って、エンドユーザーは、このような広告引き渡しシステムからの広告を条件反射的に無視してしまうことになる可能性がある。さらに、このような広告は、ＧｏｏｇｌｅのＡｄＳｅｎｓｅコンテンツ関連広告システム等のより精巧で差別性の高い広告引き渡しシステムによって提供される広告とまったく同じにみえるか又は少なくとも見分けがつかないほど類似していることがしばしばあるため、エンドユーザーは関連性がより高い役立つ広告を条件反射的に無視してしまうことになる可能性がある。

さらに、ＧｏｏｇｌｅのＡｄＳｅｎｓｅコンテンツ関連広告システム等のより精巧で差別性の高い広告引き渡しシステムの場合においてさえも、（例えば、選択、コンバージョン等の、エンドユーザーにとっての有用性を表す幾つかの指標から導き出される）広告のパフォーマンスは、広告とともに提供されるドキュメント（ウェブページ、等）に依存して変動する可能性がある。従って、エンドユーザーがより優れた広告引き渡しシステムからの広告をその他の広告引き渡しシステムの広告と区別することができる場合においても、前記より優れた広告引き渡しシステムの広告の有用性が複数の異なるドキュメント間において変動する場合は、パフォーマンスがより低いドキュメント上において有用性がより低いことが判明している広告が、ユーザーに、パフォーマンスがより高いドキュメント上のより有用な広告を条件反射的に無視させてしまうことになるおそれがある。

上記に鑑みて、広告に対するエンドユーザーの良い知覚を維持し、さらにその他の広告引き渡しシステムによる同じ又は同様のフォーマットを有する広告に起因して及び／又はパフォーマンスが不良であるドキュメント上における自己の広告に起因して前記の良い知覚を低下させるのを回避するためのより優れた広告引き渡しシステムが有用になる。

本発明と一致する少なくとも幾つかの実施形態は、提供される広告に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える１つ以上の要因を用いて、提供される広告数、及び／又は広告と関連するブランディングの型及び／又は程度を制御する（例えば、調整又は決定する）ために使用することができる。

本発明と一致する少なくとも幾つかの実施形態においては、前記要因は、広告が提供されるドキュメント（ウェブページ、等）のパフォーマンスに関する何らかの尺度を含むことができる。本発明と一致する少なくとも幾つかの実施形態においては、前記要因は、使用されるターゲット特定（例えば、ある程度の類似性、使用されるターゲット特定の型、等）のある程度の信頼度を含むことができる。

広告システムと双方向で対話することができる当事者又はエンティティを示した高位概略図である。 本発明と一致する実施形態が動作可能な環境又は本発明と一致する実施形態が動作時に並存可能な環境を示した概略図である。 本発明と一致する形でドキュメントの点数を付けるための動作および情報の泡図である。 本発明と一致する形で、広告の質に対するユーザーの知覚、例えばドキュメントの点数、に影響を与える可能性がある要因を用いて広告数及び／又は広告ブランディングを調整するための動作および情報の泡図である。 本発明と一致する形でのドキュメント採点動作を行うための典型的方法の流れ図である。 本発明と一致する形で、ドキュメントの採点の際に用いることができる広告点数を決定するための典型的方法の流れ図である。 本発明と一致する形で、ドキュメントとともに提供される広告数を制御するための典型的方法の流れ図である。 本発明と一致する形で、提供された広告と関連するブランディングの型及び／又は程度を制御するための典型的方法の流れ図である。 本発明と一致する形で様々な動作を行うこと及び様々な情報を格納することができる典型的装置のブロック図である。 異なる広告ブランディングレベルを有し、ウェブページの最上部又は最下部において提供される異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 異なる広告ブランディングレベルを有し、ウェブページの最上部又は最下部において提供される異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 異なる広告ブランディングレベルを有し、ウェブページの最上部又は最下部において提供される異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 異なる広告ブランディングレベルを有し、ウェブページの最上部又は最下部において提供される異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 異なる広告ブランディングレベルを有し、ウェブページの最上部又は最下部において提供される異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 異なる広告ブランディングレベルを有し、ウェブページの最上部又は最下部において提供される異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 異なる広告ブランディングレベルを有し、ウェブページの最上部又は最下部において提供される異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 異なる広告ブランディングレベルを有し、ウェブページの最上部又は最下部において提供される異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 異なる広告ブランディングレベルを有し、ウェブページの最上部又は最下部において提供される異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 異なる広告ブランディングレベルを有し、ウェブページの最上部又は最下部において提供される異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 異なる広告ブランディングレベルを有し、ウェブページの右縁又は左縁において提供される異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 異なる広告ブランディングレベルを有し、ウェブページの右縁又は左縁において提供される異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 異なる広告ブランディングレベルを有し、ウェブページの右縁又は左縁において提供される異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 異なる広告ブランディングレベルを有し、ウェブページの右縁又は左縁において提供される異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 異なる広告ブランディングレベルを有し、ウェブページの右縁又は左縁において提供される異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 異なる広告ブランディングレベルを有し、ウェブページの最上部の縁又は最下部の縁において提供される異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 異なる広告ブランディングレベルを有し、ウェブページの最上部の縁又は最下部の縁において提供される異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 異なる広告ブランディングレベルを有し、ウェブページの最上部の縁又は最下部の縁において提供される異なる広告スポットフォーマット例を示した図である。 異なる広告ブランディングレベルを有し、ウェブページの最上部の縁又は最下部の縁において提供される異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 異なる広告ブランディングレベルを有し、ウェブページの最上部の縁又は最下部の縁において提供される異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 異なる広告ブランディングレベルを有し、ウェブページの最上部の縁又は最下部の縁において提供される異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 異なる広告ブランディングレベルを有し、ウェブページの最上部の縁又は最下部の縁において提供される異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 異なる広告ブランディングレベルを有し、ウェブページの最上部の縁又は最下部の縁において提供される異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 異なる広告ブランディングレベルを有し、ウェブページの最上部の縁又は最下部の縁において提供される異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 異なる広告ブランディングレベルを有し、ウェブページの最上部の縁又は最下部の縁において提供される異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 異なる広告ブランディングレベルを有し、ウェブページの最上部の縁又は最下部の縁において提供される異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 ウェブページとともに提供される広告に関する異なる広告ブランディングレベルを有する異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 ウェブページとともに提供される広告に関する異なる広告ブランディングレベルを有する異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 ウェブページとともに提供される広告に関する異なる広告ブランディングレベルを有する異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 ウェブページとともに提供される広告に関する異なる広告ブランディングレベルを有する異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 ウェブページとともに提供される広告に関する異なる広告ブランディングレベルを有する異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 ウェブページとともに提供される広告に関する異なる広告ブランディングレベルを有する異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 ウェブページとともに提供される広告に関する異なる広告ブランディングレベルを有する異なる広告スポットフォーマットの例を示した図である。 様々な寸法の様々な広告スポットに関する、すべてが「Goooooooooooogleによる広告」のテキストを有する様々な広告フォーマットを示した図である。 様々な寸法の様々な広告スポットに関する、すべてが「Goooooooooooogleによる広告」のテキストを有する様々な広告フォーマットを示した図である。 様々な寸法の様々な広告スポットに関する、すべてが「Goooooooooooogleによる広告」のテキストを有する様々な広告フォーマットを示した図である。 様々な寸法の様々な広告スポットに関する、すべてが「Goooooooooooogleによる広告」のテキストを有する様々な広告フォーマットを示した図である。 様々な寸法の様々な広告スポットに関する、すべてが「Goooooooooooogleによる広告」のテキストを有する様々な広告フォーマットを示した図である。 様々な寸法の様々な広告スポットに関する、すべてが「Goooooooooooogleによる広告」のテキストを有する様々な広告フォーマットを示した図である。 様々な寸法の様々な広告スポットに関する、すべてが「Goooooooooooogleによる広告」のテキストを有する様々な広告フォーマットを示した図である。 様々な寸法の様々な広告スポットに関する、すべてが「Goooooooooooogleによる広告」のテキストを有する様々な広告フォーマットを示した図である。 様々な寸法の様々な広告スポットに関する、すべてが「Goooooooooooogleによる広告」のテキストを有する様々な広告フォーマットを示した図である。 様々な寸法の様々な広告スポットに関する、すべてが「Goooooooooooogleによる広告」のテキストを有する様々な広告フォーマットを示した図である。 様々な寸法の様々な広告スポットに関する、すべてが「Goooooooooooogleによる広告」のテキストを有する様々な広告フォーマットを示した図である。

本発明は、ドキュメント又はドキュメントグループの点数を付けるための、及び／又は、ドキュメント又はドキュメントグループの１つのドキュメントの前記点数及び／又は広告の質に対するエンドユーザーの知覚のその他の何らかの要因を用いて前記ドキュメントとともに又は前記ドキュメントグループの１つのドキュメントとともに提供される広告数を制御する及び／又は前記広告ともに用いられるブランディングの型及び／又はレベルを制御するための、斬新な方法、装置、メッセージフォーマット、及び／又はデータ構造を含むことができる。以下の説明は、当業者が本発明を製造及び使用するのを可能にすることを目的とするものであり、特定の用途及びその要求事項に関して示されている。従って、本発明と一致する実施形態に関する以下の説明は、例及び説明を提供するものであるが、完全であること及び本発明を開示された正確な形態に限定することを意図するものではない。開示された実施形態は、様々な修正及び変更が可能であることが当業者にとって明確になるであろう。さらに、下記の一般原理はその他の実施形態及び用途に対しても応用可能である。例えば、一連の行為は流れ図を参照しつつ説明することができるが、１つの行為の実行が他の行為の完了に依存しないその他の実装においてはこれらの行為の順序は異なることができる。さらに、依存しない行為は並行して実行することができる。本明細書での説明において用いられる要素、行為及び指図のいずれも、その旨明示されていないかぎり、本発明にとって極めて重要である又は不可欠であると解釈すべきでない。さらに、本明細書において用いられる「単数形」は、１つ以上の項目又は品目を含むことが意図されている。１つだけの項目又は品目であることが意図されているときには、「１つの」又は同様の表現が用いられる。以上のように、本発明は、示されている実施形態に限定することを意図するものではなく、さらに、本発明の発明者は、本発明が特許権取得可能な主題であるとみなしている。

以下では、本説明において用いることができる定義が第４．１項に示されている。本発明が動作可能な環境又は本発明が動作時に並存可能な環境が第４．２項において説明される。本発明と一致する典型的実施形態が第４．３項において説明される。さらに、幾つかの例が第４．４項において提供される。最後に、本発明に関する幾つかの結論が第４．５項に示される。

４．１ 定義
オンライン広告は、様々な固有の機能を有することができる。これらの機能は、アプリケーション及び／又は広告主によって指定することができる。以下では、これらの機能は「広告機能」と呼ばれている。例えば、テキスト広告の場合は、広告機能は、タイトル行、広告用のテキスト、及び埋め込まれたリンクを含むことができる。画像広告の場合は、広告機能は、画像、実行可能コード、及び埋め込まれたリンクを含むことができる。広告機能は、オンライン広告の種類に依存して、テキスト、リンク、音声ファイル、映像ファイル、画像ファイル、実行可能コード、埋め込み情報、等のうちの１つ以上を含むことができる。

オンライン広告を提供時には、１つ以上のパラメータを用いて該広告の提供方法、提供日時、及び／又は提供場所を記述することができる。これらのパラメータは、以下では「広告提供パラメータ」と呼ばれている。広告提供パラメータは、例えば、広告が提供されたドキュメント又は広告とともに提供されたドキュメントの特長（前記ドキュメントにおける情報を含む）、広告の提供と関連する検索問い合わせ又は検索結果、ユーザーの特徴（地理上の所在場所、ユーザーの使用言語、使用されたブラウザの種類、それ以前におけるページ閲覧、それ以前の行動、ユーザーアカウント、システムによって用いられるウェブクッキー、等）、要求を開始させたホストサイト又はアフィリエイトサイト（Ａｍｅｒｉｃａ Ｏｎｌｉｎｅ、Ｇｏｏｇｌｅ、Ｙａｈｏｏ、等）、広告が提供されたページ上における該広告の絶対位置、提供されたその他の広告との関係における該広告の相対位置（空間的位置又は時間的位置）、広告の絶対的大きさ、その他の広告と比較した場合における該広告の大きさ、広告の色、提供されたその他の広告数、提供されたその他の広告の種類、提供時刻、提供曜日、提供日、使用されたターゲット特定の型（概念（概念をターゲットとして特定する特定の型を含むことができる）、広義のキーワード、正確なキーワード、フレーズのキーワード、等）、広告の関連度、広告がいっしょに提供されたときのドキュメントの発行者の品質評価基準、等のうちの１つ以上を含むことができる。当然のことであるが、本発明の適用範囲内において使用できるその他の広告提供パラメータも存在する。

広告提供パラメータは、広告機能にとって本質的なものではないが、広告提供条件又は制限事項として広告と関連させることができる。これらの広告提供パラメータは、広告提供条件又は制限事項として使用時には、単に「広告提供制限事項（又は「ターゲット特定基準」）と呼ばれる。例えば、幾つかのシステムにおいては、広告主は、自己の広告を平日のみに提供する、ある一定の位置よりも低くしない、ある一定の所在地のユーザーのみに提供する、等の条件を指定することによって広告を提供するターゲットを特定することができる。他の例として、幾つかのシステムにおいては、広告主は、ページ問い合わせ又は検索問い合わせがある一定のキーワード又はフレーズを含む場合のみに広告が提供されるように指定することができる。さらに他の例として、幾つかのシステムにおいては、広告主は、提供対象ドキュメントがある一定の話題又は概念を含む場合のみに、又は１つの又は複数の特定のクラスタの下に入るか若しくはその他の１つの又は複数の分類の下に入る場合のみに、自己の広告が提供されるように指定することができる。

「広告情報」は、広告機能、広告提供制限事項、広告機能又は広告提供制限事項から導き出すことが可能な情報（「広告派生情報」と呼ばれる）、及び／又は広告に関連する情報（「広告関連情報」と呼ばれる）、さらには該情報の敷衍情報（広告関連情報から導き出される情報、等）のあらゆる組合せを含むことができる。

広告の選択数（例えば、クリックスルー数）とインプレッション数(前記広告の提供回数)の比は、広告の「選択率」（又は、「クリックスルー率」）と呼ばれる。

ユーザーが以前に提供された広告に関連するトランザクションを完遂させた時点で「コンバージョン」が発生したと言われる。コンバージョンを構成する要素は、各々の事例ごとに異なり、様々な方法で決定することができる。例えば、ユーザーが広告をクリックし、広告主のウェブページにジャンプされ、該ウェブページを去る前に購入を完遂させたときにコンバージョンが発生する。コンバージョンは、異なるレベルの粒度（ｇｒａｎｕｌａｒｉｔｙ）（例えば、購入品目数、購入された品目又はサービスの種別、合計購入額、控え目な事例において１回の選択あたり１回のコンバージョンに限定された、等）で追跡可能である。代替として、コンバージョンとは、広告を見せられたユーザーが予め決められた期間(例えば7日)内に該広告の広告主のウェブページ上において購入を行うことであると定義することができる。さらに他の代替においては、コンバージョンとは、測定可能な／観察可能なユーザーの行動、例えば、ホワイトペーパーのダウンロード、ウェブサイトの少なくとも所定の深さまでナビゲートする、少なくともある一定の数のウェブページを閲覧する、少なくとも予め決められた長さの時間をウェブサイト上又はウェブページ上で費やす、ウェブサイト上で登録する、等、であると広告主は定義することができる。ユーザーの行動が購入完遂行動ではない場合でも、該ユーザーが成約見込み者になり得ることがしばしばあるが、コンバージョンを構成するユーザーの行動は、この定義に限定されるわけではない。実際、コンバージョンの構成要素に関してはその他の数多くの定義が可能である。

広告のコンバージョン数とインプレッション数又は選択数（すなちわ、広告提供回数又は広告選択回数）の比は、「コンバージョンレートと呼ばれる」。コンバージョンは、広告が提供されて以降の予め決められた時間内に発生することができると定義した場合は、コンバージョンレートに関して可能な１つの定義として、過去に予め決められた時間以上にわたって提供されている広告しか考慮することができないと定義することもできる。

「ドキュメント」は、機械によって読み取り可能でありさらに機械によって保存可能なあらゆる作業成果物を含むと広義に解釈すべきである。ドキュメントは、ファイル、ファイルの組合せ、その他のファイルへのリンクが埋め込まれた１つ以上のファイル、等である。これらのファイルは、テキスト、音声、画像、映像、等のあらゆる種類のファイルである。１つのドキュメントのうちでエンドユーザーに提供される部分は、該ドキュメントの「コンテンツ」であると考えることができる。ドキュメントは、コンテンツ（単語、写真、等）及びそのコンテンツの意味の表示（電子メールフィールドとその関連データ、ＨＴＭＬタグとその関連データ、等）の両方を含む「構造化データ」を含むことができる。ドキュメント内における広告スポットは、埋め込まれた情報又は命令によって定義することができる。インターネットの観点においては、共通のドキュメントはウェブページである。ウェブページは、コンテンツを含むことがしばしばあり、埋め込まれた情報（メタ情報、ハイパーリンク、等）及び／又は埋め込まれた命令（Ｊａｖａ（登録商標）ｓｃｒｉｐｔ、等）を含むことができる。多くの場合においては、ドキュメントは、一意のアドレス指定可能な記憶場所を有しており、このため、このアドレス指定可能記憶場所によって一意で識別することができる。ユニバーサルリソースロケーター（ＵＲＬ）は、インターネット上の情報にアクセスするために用いられるアドレスである（ただし、情報のインスタンスは複製して複数の記憶場所に格納することが可能である）
「ドキュメント情報」は、ドキュメントに含まれているすべての情報、ドキュメントに含まれている情報から導き出すことができる情報（ドキュメント派生情報）と呼ばれる）、及び／又はドキュメントに関連する情報（「ドキュメント関連情報」と呼ばれる）、及び該情報の敷衍情報（関連情報から導き出される情報、等）を含む。ドキュメント派生情報の一例は、ドキュメントのテキスト上のコンテンツに基づく分類である。ドキュメント関連情報例は、インスタントドキュメントへのリンクを有するその他のドキュメントからのドキュメント情報、及び、インスタントドキュメントがリンクしているその他のドキュメントからのドキュメント情報、等である。

ドキュメントのコンテンツは、「コンテンツ提供アプリケーション又はデバイス」で提供することができる。コンテンツ提供アプリケーション例は、インターネットブラウザ（Ｅｘｐｌｏｒｅｒ、Ｎｅｔｓｃａｐｅ、Ｏｐｅｒａ 、等）、メディアプレーヤー（ＭＰ３プレーヤー、Ｒｅａｌｎｅｔｗｏｒｋｓストリーミング音声又は映像ファイルプレーヤー、等）、ビューワー（Ａｄｏｂｅ Ａｃｒｏｂａｔ ｐｄｆリーダー、等）、等である。

「コンテンツオーナー」は、ドキュメントのコンテンツに対して何らかの所有権を有する人またはエンティティである。コンテンツオーナーは、コンテンツの著者の場合がある。さらに加えて、又はその代替として、コンテンツオーナーは、コンテンツを複製する権利、コンテンツの派生的作品を準備する権利、コンテンツを公開するかまたは公に実施する権利、及び／又は他者による使用が法律によって禁止されたその他のコンテンツ権を有することができる。コンテンツサーバー（ウェブ発行者、等）は、提供するドキュメントのコンテンツのコンテンツオーナーであることができるが、コンテンツオーナーである必要はない。

「ユーザー情報」は、ユーザーの行動に関する情報及び／又はユーザープロフィール情報を含むことができる。

「電子メール情報」は、電子メールに含まれているあらゆる情報（「内部電子メール情報」とも呼ばれる）、電子メールに含まれている情報から導き出すことが可能な情報及び／又は電子メールに関連する情報、さらに加えて該情報の敷衍情報（関連情報から導き出された情報、等）を含む。電子メール情報から導き出された情報の一例は、電子メールの件名行から抜粋された言葉によって構成される検索問い合わせに応答して返送された検索結果から抜粋されるかまたはその他の形で導き出された情報である。電子メール情報に関連する情報例は、ある所定の電子メールを送信した送信者と同じ送信者によって送信された１つ以上のその他の電子メールに関する電子メール情報、又は、電子メール受信者に関するユーザー情報を含む。電子メール情報から導き出される情報又は電子メール情報に関連する情報は、「外部電子メール情報」と呼ぶことができる。

「広告エリア」は、広告の提供のために予約されている又は利用可能になったドキュメントエリア（例えば、空間的及び／又は時間的エリア）を表すために用いることができる。例えば、ウェブページは、「広告スポット」と呼ばれる広告を提供することができる幾つかのスポットをしばしば割り当てる。広告スポットは、１つ以上の広告を受け入れることができる。他の例として、音声プログラムは、「広告時間スポット」を割り当てることが可能である。

「グラフィック要素」は、ポータブルネットワークグラフィックス（ＰＮＧ）要素、ジョイントフォトグラフィックエキスパートグループ（ＪＰＥＧ）要素、グラフィックスインターチェンジフォーマット（ＧＩＦ）要素、スケーラブルベクトルグラフィックス（ＳＶＧ）要素、タグ付き画像ファイルフォーマット（ＴＩＦＦ）要素、ビットマップ、等を含むことができる。ただし、これらの項目に限定するものではない。

４．２ 本発明が動作可能な環境又は本発明が動作時に並存可能な環境
４．２．１ 典型的広告環境
図１は、広告環境を示した高位概略図である。前記環境は、広告を入力、維持及び引き渡すシステム（以下単純に「広告サーバー」又は「広告システム」と呼ばれる）１２０を含む。広告主１１０は、直接または間接的に、システム１２０内に広告情報を入力すること、及びシステム１２０において広告情報を維持及び追跡することができる。広告は、いわゆるバナー広告等のグラフィック広告、テキストのみの広告、画像広告、音声広告、動画広告、映像広告、これらの構成要素のうちのいずれかを１つ以上組み合わせた広告、等の形態をとることができる。広告は、リンク等の埋め込まれた情報、及び／又は機械によって実行可能な命令を含むこともできる。広告消費者（ａｄ ｃｏｎｓｕｍｅｒ）１３０は、広告要求をシステム１２０に出すこと、自己の要求に応じた広告をシステム１２０から受け取ること、及び使用情報をシステム１２０に提供することができる。広告消費者１３０以外のエンティティが広告要求を開始させることができる。図示されていないが、その他のエンティティは、使用情報（広告に関連するコンバージョン又はクリックスルーが発生しているかどうか、等）をシステム１２０に提供することができる。この使用情報は、提供されている広告に関連する測定されたまたは観察されたユーザーの行動を含むことができる。

広告サーバー１２０は、‘９００出願の図２において描かれている広告サーバーと同様であることができる。広告サーバー１２０は、異なる広告主からの異なる広告プログラムを格納することが可能である。広告プログラムは、アカウント、キャンペーン、クリエイティブ、ターゲット特定、等に関する情報を含むことができる。「アカウント」は、所定の広告主に関する情報（一意の電子メールアドレス、パスワード、課金情報、等）に関わる用語である。「キャンペーン」又は「広告キャンペーン」は、１つ以上の広告から成る１つ以上のグループを意味しており、開始日、終了日、予算情報、ジオターゲティング情報、シンジケーション情報、等を含む。例えば、ホンダは、自社の自動車製品に関する１つの広告キャンペーン、及び自社の自動二輪製品に関する別個の広告キャンペーンを展開することができる。さらに、自動車製品に関するキャンペーンは、各々が１つ以上の広告を含む１つ以上の広告グループを有することができる。各広告グループは、ターゲット特定情報（一組のキーワード、一組の１つ以上の話題、ジオロケーション情報、ユーザープロフィール情報、等）、及び価格情報（１回の選択当たりの最大コスト又はオファー、１回のコンバージョン当たりの最大コスト又はオファー、１回の選択当たりのコスト又はオファー、１回のコンバージョン当たりのコスト又はオファー、等）を含むことができる。代替として、又はその追加で、各広告グループは、平均コスト（１回の選択当たりの平均コスト、１回のコンバージョン当たりの平均コスト、等）を含むことができる。従って、単一の最大コスト、コスト、及び／又は単一の平均コストを、１つ以上のキーワード、及び／又は話題と関連させることができる。既述のように、各広告グループは、１つ以上の広告又は「クリエイティブ」（すなわち、究極的にエンドユーザーに提供される広告コンテンツ）を有することができる。各広告は、ＵＲＬ（例えば、広告主のホームページ等のランディングウェブページ、又は特定の商品又はサーバーと関連づけられたウェブページ）へのリンクを含むこともできる。当然のことであるが、広告情報はこれよりも多くの情報又はこれよりも少ない情報を含むことができ、さらに幾つかの異なった方法で構成することができる。

図２は、本発明を使用できる環境２００を示した図である。ユーザーデバイス（「クライアント」又は「クライアントデバイス」とも呼ばれる）２５０は、ブラウザ機能（例えば、マイクロソフトのＥｘｐｌｏｒｅｒブラウザ、ノルウェーのオペラ・ソフトウェアのＯｐｅｒａ Ｗｅｂ Ｂｒｏｗｓｅｒ、ＡＯＬ／Ｔｉｍｅ ＷａｒｎｅｒのＮａｖｉｇａｔｏｒブラウザ、等）、その他のコンテンツ提供機能、電子メール機能（例えば、マイクロソフトのＯｕｔｌｏｏｋ）、等を含むことができる。検索エンジン２２０は、ユーザーデバイス２５０がドキュメント（ウェブページ、等）の集合を検索することを可能にする。コンテンツサーバー２１０は、ユーザーデバイス２５０がドキュメントにアクセスすることを可能にする。電子メールサーバー（ＧｏｏｇｌｅのＧｍａｉｌ、マイクロソフト・ネットワークのホットメール、ヤフーメール、等）２４０は、電子メール機能をユーザーデバイス２５０に提供するために使用される。広告サーバー２１０は、ユーザーデバイス２５０に広告を提供するために使用される。例えば、広告は、検索エンジン２２０によって提供される検索結果と関連させて提供することができる。代替として、又はその追加で、コンテンツ関連広告は、コンテンツサーバー２３０によって提供されるコンテンツ、及び／又は電子メールサーバー２４０及び／又はユーザーデバイス電子メール機能によってサポートされる電子メールと関連させて提供することができる。

（上記の）‘９００出願において説明されるように、広告は、コンテンツサーバーによって提供されるドキュメントをターゲットとして特定することができる。従って、広告消費者１３０の一例は、ドキュメント（記事、ディスカッションスレッド、音楽、映像、グラフィック、検索結果、ウェブページリスト、等）の要求を受け取り、前記要求に応えて要求ドキュメントを検索するか又はその他の形で前記要求に応える汎用コンテンツサーバー２３０である。コンテンツサーバー２３０は、広告サーバー１２０／２１０に広告要求を出すことができる。前記広告要求は、希望される幾つかの広告を含むことができる。前記広告要求は、ドキュメント要求情報を含むこともできる。この情報は、ドキュメント自体（ウェブページ、等）、ドキュメントのコンテンツ又はドキュメント要求に対応するカテゴリ又は話題（芸術、ビジネス、コンピュータ、芸術−映画、芸術−音楽、等）、ドキュメント要求の一部又は全体、コンテンツの日付、コンテンツの種類（テキスト、グラフィックス、映像、音声、組合せ媒体、等）、ジオロケーション情報、ドキュメント情報、等を含むことができる。

コンテンツサーバー２３０は、要求されたドキュメントを、広告サーバー１２０／２１０によって提供された広告のうちの１つ以上と組み合わせることができる。次に、ドキュメントコンテンツ及び広告を含むこの組合せ情報が、ユーザーに提示するために、前記ドキュメントを要求したエンドユーザーデバイス２５０に向けて送られる。最後に、コンテンツサーバー２３０は、広告に関する情報と、広告の提供方法、提供日時、及び／又は提供場所（掲載位置、選択の有無、インプレッション時間、インプレッション日、サイズ、コンバージョンの有無、等）を広告サーバー１２０／２１０に戻すことができる。代替として、又はその追加で、前記情報は、その他の幾つかの手段によって広告サーバー１２０／２１０に戻すことができる。

広告消費者１３０の他の例は、検索エンジン２２０である。検索エンジン２２０は、検索結果に関する問い合わせを受け取る。検索エンジン２２０は、前記問い合わせに応じて、関連する検索結果を（例えばウェブページ索引、等から）検索する。オーストラリアのブリスベーンで開催された第７回国際WWW会議においてＳ．ブリン及びＬ．ページによって発表された、"The Anatomy of a Large-Scale Hypertextual Search Engine"（大規模なハイパーテキスト検索エンジンの解剖）という題名の論文、及び米国特許Ｎｏ．６，２８５，９９９において、１つの典型的な検索エンジンが説明されている（これらの両参考文献は、本明細書において参照されることによって本出願明細書に組み入れられている）。前記検索結果は、例えば、ウェブページタイトルを記載したリスト、これらのウェブページから抜粋されたテキストのスニペット、及びこれらのウェブページへのハイパーテキストリンクを含むことができ、さらに、予め決められた数の（例えば１０の）検索結果に分割することができる。

検索エンジン２２０は、広告要求を広告サーバー１２０／２１０に出すことができる。前記広告要求は、希望される複数の広告を含むことができる。この数は、検索結果、検索結果によって占有される画面面積又はページスペース、広告のサイズと形、等に依存する。一実施形態においては、希望される広告数は、１乃至１０であり、さらに好ましいことに３乃至５である。広告要求は、問い合わせ（入力された問い合わせ又は構文解析された問い合わせ）、前記問い合わせに基づいた情報（ジオロケーション情報、前記問い合わせがアフィリエイトからのものであるかどうか、及び該アフィリエイトの識別子、及び／又は、後述されるように、検索問い合わせに関連する及び／又は検索問い合わせから導き出された情報、等）、及び／又は検索結果に関係するか又は検索結果に基づいた情報も含むことができる。前記情報は、例えば、検索結果に関連する識別子（ドキュメント識別子又は“ｄｏｃＩＤ”、等）、検索結果に関連する点数（問い合わせ及びドキュメントに対応する特徴ベクトルのドット積、等の情報検索（“ＩＲ”）点数、ページランク点数、及び／又はＩＲ点数とページランク点数の組合せ、等）、識別されたドキュメント（ウェブページ、等）から抜粋されたテキストのスニペット、識別されたドキュメントの全テキスト、識別されたドキュメントの話題、識別されたドキュメントの特徴ベクトル、等を含むことができる。

検索エンジン２２０は、検索結果を、広告サーバー１２０／２１０によって提供された広告のうちの１つ以上と組み合わせることができる。次に、検索結果と広告を含むこの組合せ情報は、検索を要求したユーザーに対して提示するために、前記ユーザーに向けて送られる。好ましいことに、これらの検索結果は、有料広告及び中立的と推測される検索結果のいずれであるかについてユーザーを混乱させないようにするために、広告とは異なる情報として維持される。

検索エンジン２２０は、広告に関する情報及び広告の提供日時、提供場所、及び／又は提供方法に関する情報（掲載位置、クリックスルーの有無、インプレッション時間、インプレッション日、サイズ、コンバージョンの有無、等）を広告サーバー１２０／２１０に戻すことができる。後述されるように、前記情報は、広告が関連すると決定された根拠（厳格に又はほぼ一致、正確に一致、語句が一致、大体一致）を決定するための情報を含むことができる。代替として、又はその追加で、前記情報は、その他の幾つかの手段によって広告サーバー１２０／２１０に戻すことができる。

最後に、電子メールサーバー２４０は、一般的には、提供されるドキュメントが単なる電子メールであるコンテンツサーバーであると考えることができる。さらに、電子メールアプリケーション（マイクロソフトのＯｕｔｌｏｏｋ、等）を用いて電子メールを送受信することができる。このため、電子メールサーバー２４０又はアプリケーションは、広告消費者１３０であると考えることができる。従って、電子メールは、ドキュメントであると考えることができ、ターゲットが特定された広告を前記ドキュメントと関連させて提供することができる。例えば、１つ以上の広告を電子メール内に含めて、電子メールの下方又は上方に表示して、又はその他の形で電子メールと関連させて提供することができる。

上例は、サーバーを、（ｉ）広告を要求して（２）これらの広告をコンテンツと組み合わせる動作をするサーバーとして説明しているが、これらの動作の１方又は両方は、クライアントデバイス（例えばエンドユーザーコンピュータ）によって行うことが可能である。

４．３ 典型的実施形態
本発明と一致する実施形態は、広告引き渡しシステムが広告に対するエンドユーザーの良い知覚を維持することを援助するために、及びその他の広告引き渡しシステムによる同じ又は同様のフォーマットを有する広告に起因して及び／又は自己の広告がパフォーマンスの不良なドキュメントとともに提供されるか又はエンドユーザーにとっての有用性を低下させる可能性がある状況の下で提供されることに起因して良い知覚が損なわれるのを回避することを援助するために使用することができる。本発明は、広告に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える１つ以上の要因を用いて、提供される広告数、及び／又は広告と関連するブランディングの型及び／又は程度を制御することによって上記の援助を行うことができる。これらの要因は、広告が提供されるドキュメント（ウェブページ、等）のパフォーマンスに関する何らかの尺度、ターゲット特定のある程度信頼度（ある程度の類似性、使用されるターゲット特定の型、等）を含むことができる。

図３は、本発明と一致する形でドキュメント（又はドキュメントの組）の点数を付けるための動作および情報を示した泡図である。図４は、広告引き渡しシステムが広告に対するエンドユーザーの良い知覚を維持することを援助するために、及びその他の広告引き渡しシステムによる同じ又は同様のフォーマットを有する広告に起因して及び／又は自己の広告がパフォーマンスの不良なドキュメントとともに提供されることに起因して良い知覚が損なわれるのを回避することを援助するために、ドキュメント品質点数、例えば図３を参照した説明に従って決定される点数をどのような方法で使用できるかを示した図である。

４．３．１ドキュメント品質点数決定
本発明と一致する実施形態は、様々な型のドキュメント品質点数とともに使用可能であり、手作業で決定されたドキュメント品質点数又は第三者の出所からの点数さえも含むが、本節は、ドキュメント品質点数を決定するために使用できる様々な技術について説明する。"ADJUSTING AD COSTS USING DOCUMENT PERFORMANCE OR DOCUMENT COLLECTION PERFORMANCE"（ドキュメントパフォーマンス又はドキュメントの集合のパフォーマンスを用いた広告費の調整）という題名を有し、ブライアン・アックス、ダグビーファーマン、アミット・パテル、ネイサン・ストール及びハル・バライアンを発明者として記載し、（本明細書において参照されることによって本明細書に組み入れられており、「‘９７２特許出願」と呼ばれる）米国特許出願一連番号１０／８８０，９７２において同じ又は同様の技術が説明されている。

図３は、本発明と一致する形でドキュメント（又はドキュメントの組）の点数を付けるための動作および情報を示した泡図である。図示されるように、コンテンツ関連広告サーバー３０５は、インターネット等の１つ以上のネットワーク３２８を介して、広告主３１０及びコンテンツオーナー（コンテンツサーバー、等）３２０と対話することができる。より具体的には、コンテンツ関連広告サーバー３０５は、広告主３１０からの広告３１５をコンテンツオーナー３２０からのドキュメント（ウェブページ、等）３２５とともに引き渡すために使用することができる。図３には示されていないが、その他の広告サーバーは、例えば検索結果ページ等のその他のドキュメントとともに広告を提供することができる。

広告３３４を有するドキュメント３３２が提供されるのに応じて、様々なパフォーマンスを追跡することが可能である。例えば、１つの広告ごとのパフォーマンス追跡・決定動作３４０は、広告パフォーマンス情報３４２を生成するために使用することができる。広告パフォーマンス情報３４２は、いくつかのエントリを含むことができ、各エントリは、識別子３４４と、１つ以上のパフォーマンス値３４６と、を含むことができる。１つ以上のパフォーマンス値３４６は、何らかのドキュメントの集合に対する（例えば、広告とともに提供された全ドキュメントに対する）選択率、コンバージョンレート、ユーザーによる順位づけ、等であることができる。他の例として、１つのドキュメント（組）ごとのパフォーマンス追跡・決定動作３５０は、ドキュメントパフォーマンス情報３５２を生成するために使用することができる。ドキュメントパフォーマンス情報３５２は、幾つかのエントリを含むことが可能であり、各エントリは、ドキュメント識別子（ウェブページのＵＲＬ、等）３５４と、１つ以上のパフォーマンス値３５６と、を含むことができる。１つ以上のパフォーマンス値３５６は、何らかの広告の集合に対する（例えば、ドキュメントとともに提供された全広告に対する）選択率、コンバージョンレート、ユーザーによる順位づけ、等であることができる。

ドキュメントパフォーマンス値３５６は、さらなる処理を行わずに本発明に関して使用可能である。しかしながら、所定のドキュメントに関して、該ドキュメントが表示している広告のパフォーマンスの影響が排除されればより良いドキュメントパフォーマンス値を見つけ出すことが可能である。この見つけ出すことは、次の方法で行うことができる。すなわち、ドキュメント品質採点動作３６０は、広告パフォーマンス情報３４２及び／又はドキュメントパフォーマンス情報３５２を用いてドキュメント点数情報３７０を生成することができる。図示されるように、ドキュメント点数情報３７０は、幾つかのエントリを含むことができ、各エントリは、ドキュメント識別子３７２と、ドキュメント品質点数３７４と、を含むことが可能である。本発明と一致する少なくとも幾つかの実施形態においては、点数結合動作３８０は、ドキュメントの組の点数情報３９０を生成するために使用することができる。図示されるように、ドキュメントの組の点数情報３９０は、幾つかのエントリを含むことができ、各エントリは、ドキュメントの組の識別子３９２と、前記ドキュメントの組に関する品質点数３９４と、を含むことが可能である。図示されていないが、ドキュメントの組の識別子へのドキュメント識別子のマッピングも点数を付けることができる。

ドキュメント点数は、広告の集合（例えば、全広告）におけるドキュメントに関する予想パフォーマンス（選択率、コンバージョンレート、等）を示すために使用することができる。同様に、ドキュメントの組の点数は、広告の集合（例えば、全広告）におけるドキュメントの組に関する予想パフォーマンス（選択率、コンバージョンレート、等）を示すために使用することができる。下記の第４．３．２項において説明されるように、前記点数は、広告引き渡しシステムが広告に対するエンドユーザーの良い知覚を維持することを援助するために、及びその他の広告引き渡しシステムによる同じ又は同様のフォーマットを有する広告に起因して及び／又は自己の広告がパフォーマンスの不良なドキュメントとともに提供されることに起因して良い知覚が損なわれるのを回避することを援助するために使用することが可能である。

４．３．２ 広告に対するエンドユーザーの知覚に対して影響を与える１つ以上の要因、例えばドキュメント品質点数、を用いた広告数及び／又は広告ブランディングレベル／型の調整
図４は、ドキュメントとともに提供される広告数をドキュメント点数を用いて制御するための及び／又は本発明と一致する形で広告ブランディングの型又はレベルを制御するための動作および情報を示した泡図である。図示されるように、広告数の制御及び／又は広告ブランディング制御動作４１０は、広告とともに提供されるドキュメント（又はドキュメントの組）の識別子を受け入れることができる４２０。情報４２０は、前記ドキュメントとともに提供される１つ以上の広告の識別子、及び／又は１つ以上の広告提供品質指標を含むことも可能である。動作４１０は、ドキュメント品質点数情報３７０／３９０を用いて、提供される広告数を制御すること及び／又はブランディングの型及び／又はレベルを制御することができる。より具体的には、動作４１０は、情報４２０とともに含められているドキュメント識別子を用いて、ドキュメント点数情報３７０／３９０内のドキュメント（又はドキュメントの組）品質点数を検索することができる。次に、動作４１０は、ドキュメント（又はドキュメントの組）品質点数を用いて、ドキュメントとともに提供される広告数を制御（例えば、決定又は調整）することができる。代替として、又はその追加で、動作４１０は、広告とともに用いられるブランディングの型、及び／又はレベルを決定するためにドキュメント（ドキュメントの組）品質点数を用いることができる。例えば、動作４１０は、ブランディング情報４３０を用いることが可能である。上記の方法で、適切なブランディングの型及び／又はレベル４４０を有する処理された一組の広告を生成することができる。

ドキュメント（又はドキュメントの組）品質点数は、広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える１つの要因となることが可能であるが、その他の１つ以上の要因をドキュメント（又はドキュメントの組）の品質の代わりに又はドキュメント（又はドキュメントの組）の品質に加えて使用することができる。例えば、広告自体のパフォーマンス、又は一組の広告の何らかの結合されたパフォーマンスが前記要因になることが可能である。他の例として、様々な広告提供品質指標が要因になることが可能である。より具体的には、コンテンツ関連広告の提供という意味において、広告とドキュメントの類似度、及び／又は前記類似度（又はその他の何らかの関連性点数）の信頼レベルが前記要因になることができる。ウェブページ又はウェブページのエリアがどのような特定の話題に関するものであるかをコンテンツ関連広告サーバーが適切なレベルの信頼度を持って決定できるかどうかを評定するコンテンツ点数が他の要因になることが可能である。キーワードをターゲットとして特定する広告提供においては、使用されるキーワード特定の型（大体、フレーズ、正確）が前記要因になることができる。さらに他の例として、ユーザーの行動が前記要因になることができる。例えば、ユーザーがある一定の型の広告を選択する（例えば、広告ランディングページにおいてコンバージョンを行う、広告ランディングページにある一定の時間とどまる、等）場合は、特に前記ユーザーがナビゲートするか又は選択された広告に関連するコンテンツを閲覧したときに、同じ広告をより多く表示することができ、おそらくブランディングを向上させることが可能になる。

上記の実施形態の少なくとも一部は、ドキュメントの何らかのパフォーマンスを追跡し、追跡された値を用いてドキュメントの点数を付け、これらの点数を用いて提供すべき広告数及び／又はブランディングの型またはレベルを決定した。本発明と一致する少なくとも幾つかの実施形態においては、ドキュメントのパフォーマンスは、より微細な粒度（ｇｒａｎｕｌａｒｉｔｙ）で追跡することが可能である。例えば、１つの広告ごとのドキュメントのパフォーマンスを追跡することができ、１つの広告の集合ごとのドキュメント（テキストによる広告、画像広告、映像広告、音声広告、所定の広告主の広告、等）のパフォーマンスを追跡することができ、１つのターゲット特定基準ごと（キーワードごと、キーワードの集合ごと、ジオロケーションごと、時間ごと、日付ごと、季節ごと、月ごと、曜日ごと、ユーザー型ごと、ユーザーの行動ごと、等）のドキュメントのパフォーマンスを追跡することができ、１つのターゲット特定技術ごと（キーワードをターゲットとして特定、コンテンツをターゲットとして特定、等）のドキュメントのパフォーマンスを追跡することかでき、１つの問い合わせ一致型ごとのドキュメントのパフォーマンスを追跡することができる（正確、フレーズ、大体、等）、等である。この追跡された情報は、より具体的なドキュメントごとの点数を決定する際に用いることができる。これらのより具体的なドキュメント点数は、提供する広告数及び／又は提供するブランディングの型又はレベルをこれらの点数を用いて決定するために、おそらくその他の要因とともに選択的に使用可能である。

一例として、本発明と一致していて広告ごとのドキュメント点数Ｓ（doc_i, ad_j）を直接使用可能な実施形態について検討する（十分なデータが存在する場合）。該代替実施形態においては、異なる広告に適用されるブランディングは異なることができる。

使用されるターゲット特定の型のパフォーマンスに依存してブランディングの型を決定する例として、キーワード「ダイヤモンド」は、コンテンツが広告のターゲットとして特定されるときよりも検索がターゲットとして特定されたときのほうが（より高いコンバージョンレートに基づいて推測した場合に）品質に対するエンドユーザーの知覚が良い広告を提供すると仮定する。この事実は、概念「ダイヤモンド」を用いているコンテンツをターゲットとして特定する広告により低いレベルのブランディングを適用するようにするために使用可能である。他の例として、キーワード「ダイヤモンド」は、大体一致させる（検索問い合わせがあらゆるキーワード又は該キーワードの同意語を含む）よりも正確に一致させる（検索問い合わせが該キーワードのみを含む）ほうがコンバージョンがはるかに高い。この事実は、大体一致しているダイヤモンド広告よりも正確に一致しているダイヤモンド広告のブランディングレベルを高くするために用いることが可能である。品質に対するエンドユーザーの知覚に異なる影響を与える可能性がある異なるコンテンツ特定型も存在することが可能である（例えば、ウェブページ全体がクロールされるＵＲＬ方式、ｊａｖａｓｃｒｉｐｔがウェブページの重要箇所を送るコンテンツ抽出、発行者によって指定されたキーワードをヒントとしてページコンテンツとともに使用する、発行者指定キーワードとページコンテンツなしの組合せ、等）
発行者品質評価基準（ポップアップ広告の使用、見えないテキスト等の検索インデックススパミング技術、広告のクリック又はコンバージョンの偽造等の詐欺の疑いがある行動、等のうちの１つ以上の関数であることができる）も、品質に対するエンドユーザーの知覚における要因となることができる。

４．３．３ 典型的データ構造
データ構造、例えば図３の３４２、３５２、３７０及び３９０、及び図４の４２０と４３０は、本発明と一致する形で生成及び／又は用いられる情報を格納するために使用することができる。

４．３．４ 典型的方法
上述されるように、本発明と一致する実施形態は、典型的には広告主へのコスト請求のきっかけとなる行動又はユーザーの行動に関する何らかの価値尺度を用いてドキュメント又はドキュメントの組の点数を付けるために使用することができる。本発明と一致する形でドキュメントに点数を付けるために用いることができる典型的方法が以下の第４．３．４．１項において説明される。

同じく上述されるように、本発明と一致する実施形態は、品質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える１つ以上の要因、例えば決定されたドキュメント品質点数等を用いて、ドキュメントとともに提供する広告数を制御するために、及び／又は前記広告とともに用いられるブランディングのレベル及び／又は型を制御するために使用することができる。本発明と一致する形で前記制御を提供するために用いることができる典型的方法が以下の第４．３．４．２項において説明される。

４．３．４．１ 典型的ドキュメント点数決定方法
図５は、本発明と一致する形でドキュメントの点数を付ける典型的方法５００の流れ図である。広告点数が決定又は受け入れられる。（ブロック５１０）次に、ドキュメントにおける広告点数、及びドキュメントの集合（例えば全ドキュメント）全体における広告の点数を用いてドキュメントの点数が付けられる。（ブロック５２０）これで、方法５００から出ることができる。（ノード５５０）図示されるように、決定されたドキュメント点数の信頼度尺度を決定して（ブロック５３０）ドキュメント点数を調整するために用いることができる（ブロック５４０）。

広告の点数が受け入れられるか又は決定されることを図５のブロック５１０から思い出すこと。本発明と一致する少なくとも１つの実施形態においては、広告点数は、広告投資収益（ＲＯＩ）点数であり、該点数は、上記の‘９７２特許出願における説明に従って決定することができる。代替として、又はその追加で、広告点数は、広告選択率、広告コンバージョンレート、等を反映させることが可能である。

図６は、本発明と一致する形での広告採点動作を行う典型的方法６００の流れ図である。ループ６１０乃至６７０によって示されるように、パフォーマンス（コンバージョンレート、等）が追跡されるドキュメントとともに提供される各広告に関して幾つかの行為が行われる。さらに、入れ子型ループ６２０乃至６５０によって示されるように、広告とともに提供された各ドキュメントに関して幾つかの行為が行われる。ドキュメント上における広告（又は広告主）に関する点数が決定される。（ブロック６３０）広告（又は広告主）に関する合計点数が維持され、同じくドキュメント数のカウント値が維持される。（ブロック６４０）全ドキュメントが検討された後に、全ドキュメントにおける広告に関する点数が決定される。（ブロック６６０）例えば、前記点数は、合計点数をカウント数で割ることによって求められる平均点数であることができる。前記点数は、その他の何らかの点数の組合せであることができる。次に、方法６００から出る前にさらなる広告を処理することが可能である。（ノード６８０）
ドキュメント上における広告の点数は、様々な方法で決定することができる。例えば、選択率を追跡して使用することができる。代替として、又はその追加で、広告ＲＯＩを追跡して使用することが可能である。代替として、又はその追加で、コンバージョンレートを追跡して使用することが可能である。

４．３．２．２ ドキュメントとともに提供される広告数、及び／又はドキュメントとともに提供される広告と関連するブランディングを制御する典型的方法
図７は、本発明と一致する形でドキュメントとともに提供される広告数を制御する典型的方法７００の流れ図である。広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与えるドキュメント依存（及び／又は広告依存）情報が受け入れられる。（ブロック７１０）次に、ドキュメントとともに提供する広告数が、少なくとも前記受け入れられた広告依存情報及び／又はドキュメント依存情報を用いて制御される（例えば、決定又は調整される）。（ブロック７２０）ドキュメントとともに提供される広告数を制御することは、最初の数を調整すること、又は数を直接決定することを含むことができる。次に、方法７００から出る（ノード７３０）。

図８は、提供された広告と関連するブランディングの型及び／又は程度を本発明と一致する形で制御する典型的方法８００の流れ図である。広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与えるドキュメント依存（及び／又は広告依存）情報が受け入れられる。（ブロック８１０）次に、広告のブランディングのレベル及び／又は型が、少なくとも前記受け入れられた広告依存情報及び／又はドキュメント依存情報を用いて決定される。（ブロック８２０）次に、前記決定されたレベル及び／又は型を用いて広告ブランディングが広告に適用され（ブロック８３０）、方法８００から出る（ノード８４０）。

図２のシステム２００等のシステムにおいて、本発明と一致する１つの典型的実施形態は、次のように動作することができる。最初に、コンテンツ関連広告システムを呼び出す、発行者のウェブページ上における透明ｉｆｒａｍｅ内のＪａｖａｓｃｒｉｐｔは、同じウェブページ上でその他のスロットを見つけ出した後にグローバル変数（例えば、ｓｋｉｐ＝＜Ｎ＞）を書く。「グローバル変数」は、ウェブページの全広告スロットにおいて実行中のｊａｖａｓｃｒｉｐｔにアクセス可能な変数である。例えば、発行者がウェブページ上において３つの広告スロットを定義していると仮定した場合は、第１の広告スロットは、グローバル変数を初期設定する（例えば、「広告スロット」はまだ定義されていないため「広告スロット」を０に設定する）ことができる。次に、その他の広告スロットは、「広告スロット」が定義されているかどうかを決定することができ、「広告スロット」が定義されている場合は、その他の広告スロットは、前記広告スロットを１だけ増やすことができる。「広告スロット」はグローバル変数である（すなわち、単一のスロットに制限されていない）ため、全広告スロットが同じ変数にアクセス可能である。従って、グローバル変数「広告スロット」は、いくつの広告スロットがウェブページ上に存在するかを決定するのに役立つことができる。各々に関するｊａｖａｓｃｒｉｐｔは、各スロットに関して戻すべき広告数を広告システムに知らせるためにこのグローバル変数を増加させることができる（例えば、スロット１は広告１乃至３をプルし、スロット２は広告４乃至９をプルし、スロット３は広告１０乃至１１をプルする）。広告システムは、全広告スロットに関して単一の組の広告（広告１乃至１１）を決定することが可能である。代替として、広告システムは、好ましいことにページ閲覧時に重複する広告を表示するのを回避するために各スロットに対して示された広告を追跡ながら、各々のスロットに関して異なる組の広告を決定することができる。

本発明と一致する少なくとも１つの実施形態においては、点数が低いウェブページ（例えば、予測される選択率が低いウェブページ）の場合は、第１のスロット以降のいずれのスロットも広告を表示しない。このことは、広告システムが透明ｉｆｒａｍｅ内に表示されるｈｔｍｌを送信しないようにすることによって、又は広告システムが背景色（例えば、発行者によって指定されたカスタムカラー）を送信するようにすることによって、達成させることが可能である。代替として、スロットを空白にするのではなく、（発行者によって制御及び／又は挿入することができる）発行者指定の代替広告が追加のスロット内に現れるように幾つかの発行者を構成することができる。

他方、点数が高いウェブページ（例えば、予測選択率が高いウェブページ）の場合は、すべてのスロットを広告で埋めることができる。さらに、広告サーバーのブランドを表示広告とより強力に関連づけるために目を引く広告フォーマット（ブランドアイコン、ブランドカラー、等を含む）を用いることができる。

透明ｉｆｒａｍｅをサポートしていないブラウザ（Ｎｅｔｓｃａｐｅ、等）からの要求に関しては、広告提供システムは、前記要求のヘッダー内のブラウザを検出し、ｉｆｒａｍｅウィンドーを親ウィンドーと同じ背景色に設定するｈｔｍｌを戻すことができる。

４．３．５ 典型的装置
図９は、上述されている動作のうちの１つ以上を実行することができる機械９００の上位ブロック図である。機械９００は、基本的には、１つ以上のプロセッサ９１０と、１つ以上の入力／出力インタフェース装置９３０と、１つ以上の記憶装置９２０と、結合された要素間での情報通信を容易にするための１つ以上のシステムバス及び／又はネットワーク９４０と、を含む。１つ以上の入力装置９３２及び１つ以上の出力装置９３４は、１つ以上の入力／出力インタフェース９３０と結合させることができる。

１つ以上のプロセッサ９１０は、本発明の１つ以上の側面を実施するために、機械によって実行可能な命令（例えば、カリフォルニア州パロ・アルトに所在するサン・マイクロシステムズ・インクから入手可能なＳｏｌａｒｉｓオペレーティングシステム、ノースカロライナ州ダラムに所在するレッド・ハット・インク、等の幾つかの販売業者から幅広く入手可能なLinux（登録商標）オペレーティングシステムにおいて走るＣ又はＣ＋＋）を実行することができる。これらの機械で実行可能な命令のうちの少なくとも一部は、１つ以上の記憶装置９２０に（一時的に又はそれよりも永続的に）格納することができ、及び／又は、１つ以上の入力インタフェース装置９３０を通じて外部源から受け取ることができる。

一実施形態においては、機械９００は、１つ以上の従来のパソコンであることができる。従来のパソコンである場合は、処理装置９１０は、１つ以上のマイクロプロセッサであることができる。バス９４０は、システムバスを含む。記憶装置９２０は、読取専用メモリ（ＲＯＭ）及び／又はランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）等のシステムメモリを含む。記憶装置９２０は、ハードディスクからの読み取り及びハードディスクへの書き込みを行うためのハードディスクドライブ、（例えば取り外し可能な）磁気ディスクからの読み取り又は（例えば取り外し可能な）磁気ディスクへの書き込みを行うための磁気ディスクドライブ、取り外し可能な（磁気）光学ディスク（コンパクトディスク、等）又はその他の（磁気）光学媒体からの読み取り又は該光学ディスク又は光学媒体への書き込みを行うための光学ディスクドライブを含む。

ユーザーは、例えばキーボード及びポインティング装置（例えば、マウス）等の入力装置９３２を通じてコマンド及び情報をパソコンに入力することができる。その他の入力装置、例えばマイク、ジョイスティック、ゲームパッド、衛星放送アンテナ、スキャナ、等も追加で（又は代替として）含むことができる。これらの入力装置及びその他の入力装置は、システムバス９４０に結合された適切なインタフェース９３０を通じて処理装置９１０にしばしば接続される。出力装置９３４は、同じく適切なインタフェースを通じてシステムバス９４０に接続されるモニター又はその他の型の表示装置を含む。パソコンは、前記モニターに加えて（又は前記モニターの代わりに）、例えばスピーカー及びプリンタ等のその他の（周辺の）出力装置（図示されていない）を含むことができる。

上記の様々な動作は、１つ以上の機械９００によって実行することができ、上記の様々な情報は、１つ以上の機械９００に格納することができる。広告サーバー２１０、検索エンジン２２０、コンテンツサーバー２３０、電子メールサーバー２４０、及び／又はユーザーデバイス２５０は、１つ以上の機械８００を含むことができる。

４．３．６ 様々な型及び／又はレベルの広告ブランディングを有する典型的広告フォーマット
図１０乃至１９は、異なるブランディングを有する異なる広告スポットフォーマット、例えば、ウェブページの最上部又は最下部の縁において提供される４つの横に配置される広告に関するフォーマット等の例を示した図である。図２０乃至２４は、異なるブランディングを有する異なる広告スポットフォーマット、例えば、ウェブページの右縁又は左縁において提供される４つの縦に配置される広告に関するフォーマット等の例を示した図である。図２５乃至３５は、異なるブランディングを有する異なる広告スポットフォーマット、例えば、ウェブページの最上部又は最下部の縁において提供される２つの横に配置される広告に関するフォーマット等の例を示した図である。図３６乃至４２は、ウェブページとともに提供される縦に配置される広告に関する異なるブランディングを有する異なる広告スポットフォーマット例を示した図である。上記の例の一部は、広告サーバーと関連づけられたブランドカラーを含む広告スポットフォーマットを示す。上例の一部は、アイコン又はデザイン要素、例えば広告サーバーと関連づけられたデザイン商標等を含む広告フォーマットを示す。

図１０において示されるように、広告フォーマット１０００で埋められたスポットは、４つの広告及び「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト１０１０を含む。単語“Ｇｏｏｇｌｅ”の文字は、青、赤、黄色及び緑のＧｏｏｇｌｅブランドカラーで提供される。このテキストは、広告に関するさらなる情報、例えば、これらの広告がどのようにして決定されたか、これらの広告の出所、等へのハイパーリンクであることができる。図１１に示されるように、広告フォーマット１１００で埋められたスポットは、４つの広告と、「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト１１１０と、“Ｇボックス”ブランドデザイン要素１１２０と、を含む。図１２に示されるように、広告フォーマット１２００で埋められたスポットは、４つの広告と、「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト１２１０と、「飛び出る双眼鏡」ブランドデザイン要素１２２０と、を含む。図１３に示されるように、広告フォーマット１３００で埋められたスポットは、４つの広告と、「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト１３１０と、関心度計要素１３２０と、を含む。図１４に示されるように、広告フォーマット１４００で埋められたスポットは、４つの広告と、「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト１４１０と、“Ｇｏｏｏｏｏｏｏｏｇｌｅ”ブランド要素１４２０と、を含む。図１５において示されるように、広告フォーマット１５００で埋められたスポットは、４つの広告と、「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト１５１０と、広告を囲むボックスと、を含む。該ボックスの異なるセグメント１５２０は、青、赤、黄色及び緑のＧｏｏｇｌｅブランドカラーで提供される。図１６において示されるように、広告フォーマット１６００で埋められたスポットは、４つの広告と、「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト１６１０と、異なるセグメント１６２０を有する広告を囲むボックスと、を含む。この例１６００においては、ボックスセグメント１６２０と単語“Ｇｏｏｇｌｅ”の文字の両方が、青、赤、黄色及び緑のＧｏｏｇｌｅブランドカラーで提供される。フォーマット１０００乃至１５００のカラーバーと同様に、ライン１６３０は、「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキストを広告と分離し、それによって、右端の広告のみに適用されるとエンドユーザーが誤って思い込まないようにする働きをする。図１７の広告フォーマット１７００は、図１５の広告フォーマット１５００と類似しているが、ボックスの色付きラインセグメント１７２０のほうが太く、それによってブランド情報をより目立つようにしている。図１８において示されるように、広告フォーマット１８００で埋められたスポットは、４つの広告と、「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト１８１０と、を含む。このフォーマット１８００は、最低レベルのブランディングを提供する。図１９において示されるように、広告フォーマット１９００で埋められたスポットは、４つの広告と、「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト１９１０と、青、赤、黄色及び緑のＧｏｏｇｌｅブランドカラーで提供されている大きな球形１９２０と、を含む。広告フォーマット１９００は、暗い（黒、等）地に明るい（白、等）テキスト広告を提供する。

図２０において示されるように、広告フォーマット２０００で埋められたスポットは、４つの広告と、最上部の「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト２０１０と、最下部の「Ｇボックス」ブランドデザイン要素２０２０と、を含む。図２１において示されるように、広告フォーマット２１００で埋められたスポットは、４つの広告と、最上部の「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト２１１０と、最上部において青、赤、及び黄色（及び／又は緑）のＧｏｏｇｌｅブランドカラーで提供されている球形を含む図形要素２１２０と、を含む。図２２において示されるように、広告フォーマット２２００で埋められたスポットは、４つの広告と、最上部の「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト２２１０と、最上部において青、赤、黄色及び緑のＧｏｏｇｌｅブランドカラーで提供されている円と、を含む。図２３において示されるように、広告フォーマット２３００で埋められたスポットは、４つの広告と、最上部の「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト２３１０と、最下部の青、赤、黄色及び緑のＧｏｏｇｌｅブランドカラーで提供されている大きな球形２３２０と、を含む。広告フォーマット２３００は、暗い（黒、等）地に明るい（白、等）テキスト広告を提供する。図２４において示されるように、広告フォーマット２４００で埋められたスポットは、４つの広告と、最上部の「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト２４１０と、を含む。このフォーマット２４００は、最小レベルのブランディングを提供する。

図２５において示されるように、広告フォーマット２５００で埋められたスポットは、２つの広告と、「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト２５１０と、青、赤、黄色及び緑のＧｏｏｇｌｅブランドカラーで提供されている異なるセグメント２５２０でこれらの広告を囲んでいるボックスと、を含む。図２６において示されるように、広告フォーマット２６００で埋められたスポットは、２つの広告と、「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト２６１０と、青、赤、黄色及び緑のＧｏｏｇｌｅブランドカラーで提供されている異なるセグメント２６２０でこれらの広告を囲んでいるボックスと、を含む。２６００におけるラインセグメントは２５００におけるラインセグメントよりも太く、従ってより目立つことに注目すること。図２７において示されるように、広告フォーマット２７００で埋められたスポットは、２つの広告と、「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト２７１０と、黄色、青、及び赤のＧｏｏｇｌｅブランドカラーで提供されている球形を含む図形要素２７２０と、を含む。図２８において示されるように、広告フォーマット２８００で埋められたスポットは、２つの広告と、「Ｇｏｏｏｏｏｏｏｏｇｌｅによる広告」テキスト２８１０と、「Ｇボックス」ブランドデザイン要素２８２０と、を含む。図２９において示されるように、広告フォーマット２９００で埋められたスポットは、２つの広告と、「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト２９１０と、関心度計２９２０と、を含む。図３０において示されるように、広告フォーマット３０００で埋められたスポットは、２つの広告と、「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト３０１０と、Ｇｏｏｇｌｅの黄色、青、赤及び緑のブランドカラーを有する大きなぼんやりした球形３０２０と、を含む。図３１において示されるように、広告フォーマット３１００で埋められたスポットは、２つの広告と、「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト３１１０と、Ｇｏｏｇｌｅのブランド字体で青、赤、黄色及び緑のブランドカラーを有する“Ｇｏｏｇｌｅ”ブランド要素３１２０と、を含む。図３２において示されるように、広告フォーマット３２００で埋められたスポットは、２つの広告と、「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト３２１０と、「飛び出る双眼鏡」ブランドデザイン要素３２２０と、を含む。図３３において示されるように、広告フォーマット３３００で埋められたスポットは、２つの広告と、右側の「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト３３１０と、同じく右側において青、赤、黄色及び緑のＧｏｏｇｌｅブランドカラー３３２０で提供されている円と、を含む。図３４において示されるように、広告フォーマット３４００で埋められたスポットは、２つの広告と、右側の「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト３４１０と、左側において青、赤、黄色及び緑のＧｏｏｇｌｅブランドカラー３４２０で提供されている円と、を含む。図３５において示されるように、広告フォーマット３５００で埋められたスポットは、２つの広告と、「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト３５１０と、を含む。このフォーマット３５００は、最低レベルのブランディングを提供する。

図３６において示されるように、広告フォーマット３６００で埋められたスポットは、４つの広告と、最上部の「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト３６１０と、同じく最上部においてＧｏｏｇｌｅの黄色、青及び赤のブランドカラーで提供されている球形を含む図形要素３６２０と、を含む。図３７において示されるように、広告フォーマット３７００で埋められたスポットは、４つの広告と、最上部の「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト３７１０と、同じく最上部の「Ｇボックス」でランドデザイン要素３７２０と、を含む。図３８において示されるように、広告フォーマット３８００で埋められたスポットは、４つの広告と、最上部の「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト３８１０と、同じく最上部において青、赤、黄色及び緑のＧｏｏｇｌｅブランドカラー３８２０で提供されている円と、を含む。図３９において示されるように、広告フォーマット３９００で埋められたスポットは、４つの広告と、「Ｇｏｏｏｏｏｏｏｏｇｌｅによる広告」テキスト３９１０と、を含む。このフォーマット３９００は、最低レベルのブランディングを提供する。図４０において示されるように、広告フォーマット４０００で埋められたスポットは、４つの広告と、「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト４０１０と、Ｇｏｏｇｌｅの黄色、青、赤及び緑のブランドカラーを有する大きな、ぼんやりした球形４０２０と、を含む。図４１において示されるように、広告フォーマット４１００で埋められたスポットは、４つの広告と、最上部の「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト４１１０と、同じく最上部におけるＧｏｏｇｌｅブランド字体で青、赤、黄色及び緑のブランドカラーを有する“Ｇｏｏｇｌｅ”ブランド要素４１２０と、を含む。図４２おいて示されるように、広告フォーマット４２００で埋められたスポットは、４つの広告と、「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト４２１０と、Ｇｏｏｇｌｅの黄色、青、赤及び緑のブランドカラーを有する球形（小さい方）４２２０と、を含む。

図４３Ａ乃至４３Ｋは、すべてが「Ｇｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｇｌｅによる広告」テキストを有し、様々な寸法の様々な広告スポットに関する様々な広告フォーマットを示した図である。これらの広告フォーマットの各々は、より暗い色（灰青色）のバー内に明るい（白、等）「Ｇｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｇｌｅによる広告」テキストを有する。各広告のクリエイティブテキストは、第１の色（例えば濃青色）のタイトル行と、第２の色（黒、等）の２乃至４行のマーケティングメッセージと、第３の色（緑、等）のウェブサイトＵＲＬと、を含む。図４３Ａの広告フォーマット４３００ａは１２０×６００画素であり、図４３Ｂの広告フォーマット４３００ｂは１６０×６００画素であり、図４３Ｃの広告フォーマット４３００ｃは１２０×２４０画素であり、図４３Ｄの広告フォーマット４３００ｄは１８０×１５０画素であり、図４３Ｅの広告フォーマット４３００ｅは１２５×１２５画素であり、図４３Ｆの広告フォーマット４３００ｆは３３６×２８０画素であり、図４３Ｇの広告フォーマット４３００ｇは３００×２５０画素であり、図４３Ｈの広告フォーマット４３００ｈは２５０×２５０画素であり、図４３Ｉの広告フォーマット４３００ｉは７２８×９０画素であり、図４３Ｊの広告フォーマット４３００ｊは４６８×６０画素であり、図４３Ｋの広告フォーマット４３００ｋは２３４×６０画素である。図示されておらずその他の寸法（１２０×４００画素、２００×２００画素、４２０×２００画素、４２０×１２０画素、等）を有するその他の広告フォーマットも可能である。

当然のことであるが、その他の広告フォーマットが可能である。これらの広告フォーマットは、テキスト要素、図形要素、ラインセグメント要素、等のうちの１つ以上を含むことができる。同様に、その他の図形要素が可能であり、その他の境界デザインも可能である。これらの要素の１つ以上は、広告を提供するコンテンツ関連広告サーバーのブランドと関連づけることができる。より目立つブランディングを提供することが希望されるときには、米国においてはより上の及び／又はより左側の部分を読むのが通常の読み方であるためブランディング要素をこの方法で掲載するか、又は人々の読み方に基づいてブランディング要素を位置決めするのが望ましい。

最低レベルのブランディングは、「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキストを有し、ブランドカラー及び図形要素を有さない広告フォーマットにすることができる。中間レベルのブランディングは、「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト、及び広告を囲んでおりセグメントがＧｏｏｇｌｅブランドと関連する色で提供されているボックスを有する広告フォーマットにすることができる。他の中間レベルのブランディングは、「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト、及びＧｏｏｇｌｅブランドと関連する図形要素を有する広告フォーマットにすることができる。高レベルのブランディングは、「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト、広告を囲んでいてセグメント部分がＧｏｏｇｌｅブランドと関連する色で提供されているボックス及びＧｏｏｇｌｅブランドと関連する図形要素を有する広告フォーマットにすることができる。他の高レベルブランディング例は、「Ｇｏｏｇｌｅによる広告」テキスト及びＧｏｏｇｌｅブランドと関連する大きな図形要素を有する広告フォーマットにすることができる。当然のことであるが、様々なブランディング要素を採用する非常に広範なブランディングレベルが可能である。

さらに、幾つかの広告フォーマット、例えば図１０乃至１９の各々の広告フォーマット１０００乃至１９００は、その他の広告フォーマット、例えば図２５乃至３５の各々の広告フォーマット２５００乃至３５００よりも多い数の広告を含むことができる。さらに、広告フォーマット１０００乃至１９００における個々の広告はラインセグメントで分けられており、広告フォーマット２５００乃至３５００における個々の広告は分けられていないことに注目すること。

発行者が自己のウェブページ上において提供する広告に関してカスタムカラーを選択しているか又は選択可能な実施形態においては、これらの色の選択は、広告の提供の仕方を検討する際に考慮することができる。例えば、既存の発行者がカスタムカラーを指定している場合は、新しいＧｏｏｇｌｅブランドカラーフォーマットを該発行者に連絡することができる。該発行者は、コンテンツ関連広告提供システムにログオンし、（例えばパフォーマンスが高いウェブページ上において）自己の現在のカスタムカラーの代わりに新しいＧｏｏｇｌｅブランドカラーフォーマットを選択することができる。前記発行者は、１つ以上のＧｏｏｇｌｅ広告フォーマット、さらにはすべてのＧｏｏｇｌｅブランドカラーフォーマットを選択することが可能である。２つ以上のフォーマットが選択された場合は、これらのフォーマットは、高パフォーマンスウェブページ上において無作為に交替で使用することができる。該発行者が新しいＧｏｏｇｌｅブランドカラーフォーマットを選択しない場合は、フォーマットの変更は行われない。発行者には、高パフォーマンスウェブページ上において自己の現在のカスタムカラーの代わりに新しいＧｏｏｇｌｅブランドカラーを選択するインセンティブ、例えば広告収入の増大、を申し出ることができる。

他方、既存の又は新しい発行者がカスタムカラーを有していない場合は、新しいＧｏｏｇｌｅブランドカラーフォーマットを連絡することができる。前記発行者がコンテンツ関連広告引き渡しシステムにログオン時には、選択考慮期間（例えば２週間）を通知することができる（選択しない場合は、高パフォーマンスページ上のみにおいて、色がカスタム化されていない一般的なＧｏｏｇｌｅフォーマットの代わりに新しいＧｏｏｇｌｅブランドフォーマットが用いられない）。発行者が指定期間内に選択しないことを決定しない場合は、（例えば高パフォーマンスページのみにおいて）色のカスタム化が行われてない標準のＧｏｏｇｌｅフォーマットの代わりに新しいＧｏｏｇｌｅブランドカラーフォーマットが用いられる。Ｇｏｏｇｌｅがより多くのＧｏｏｇｌｅブランドカラーフォーマットを追加したときに、発行者はログインして自己の選択を変更することが可能である。発行者は、１つ以上のＧｏｏｇｌｅフォーマット、さらにはすべてのＧｏｏｇｌｅブランドカラーフォーマットでさえも選択可能である。２つ以上のフォーマットが選択された場合は、高パフォーマンスウェブページ上において交替で使用することができる。発行者には、高パフォーマンスウェブページ上において自己の現在のカスタムカラーの代わりに新しいＧｏｏｇｌｅブランドカラーを選択するインセンティブ、例えば広告収入の増大、を申し出ることができる。

同様に、広告に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える可能性がある何らかの要因を用いて提供される広告数を変更する広告引き渡しシステムバージョンを発行者に連絡することができる。例えば、発行者は、コンテンツ関連広告引き渡しシステムにログオンし、最高Ｎ（例えば３つ）の新しいクリエイティブを構成して単一のウェブページ上の最高Ｎの広告スロット内に入れることができる。次に、発行者は、新しいクリエイティブをウェブページ上に載せることができる。すなわち、発行者は、複数の広告クリエイティブを同じウェブページ上に掲載することが可能である。このことは、コンテンツ関連広告引き渡しシステムが適切なときにより多くの広告を提供するのを可能にする。発行者は、オプションとして、スロットに広告が埋められていないときに使用する地の色及び／又は代替広告を構成することができる。幾つかの実施形態においては、表示する広告数、及び／又は提供される広告数を制御するパフォーマンス（選択率、等）しきい値を制御する能力を発行者に提供することができる。

４．３．７ 代替及び改良点
上記の実施形態の一部は、広告数及び／又はブランディング要因を制御したが、広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える要因も、広告を表示する広告スポットを選択するために使用することが可能である。例えば、広告の質に対するエンドユーザーの知覚が悪いことが予想される場合は、これらの広告は目立たないスポット（例えば、最上部の「リーダーボード」ではなく側縁の「スカイスクレーパー」スポット）に入れることができる。

上記の実施形態の一部は、１つのドキュメントに点数を付けることについて説明したが、ドキュメントの組に点数を付けることが可能である。ドキュメントの組は、例えば１つのウェブサイト又は１人の発行者に属するドキュメントであることができる。典型的実施形態の一部はコンテンツに基づくウェブページの発行者に関して説明されたが、本発明は、その他の型の発行者、例えば、検索結果ページビューを生成する検索エンジンウェブサイト等とともに使用することができる。

上記の実施形態の一部においては、ドキュメント点数を決定する上で十分なデータが存在することになると仮定された。しかしながら、全ドキュメントに関する点数（又は希望される信頼度を有する点数）を計算する上で十分なデータが存在しない場合もあり得る。本発明と一致する少なくとも幾つかの実施形態においては、ドキュメント点数は、「関連する」及び／又は「類似する」ドキュメントからのデータを用いて決定することができる。例えば、ドキュメントＤが信頼度の高い十分な点数を有してない場合は、追加データが必要である。前記追記データの良いデータ源は、「関連する」及び／又は「類似の」ドキュメントを検討することである。一例として、ドキュメント類似性ツリーを次のように生成することができる。ボトムアッププロセスにおいて、各ドキュメントに関するノードが生成される。次に、すべてのステップにおいて、（何らかの類似性点数、例えば、対象となる広告主の組の類似性を用いて）互いに最も類似する２つの親なしノードが見つけ出され、新しい親ノードの下で兄弟ノードとして関連づけられる。ドキュメント類似性ツリーが生成された時点で、ドキュメントＤが点数Ｓ（Ｄ）を計算する上で十分なデータを有していない場合は、Ｄの親Ｄ１が見つけ出される。親Ｄ１の幾つかのデータ（販売、選択、等）は、Ｄ１の下にある全ドキュメントに関するデータの総和に設定される。親ドキュメントＳ（Ａ，Ｄ１）に関する点数は、帰属するデータ（すなわち、子孫のデータ）から決定することが可能である。第１の代替（例えば、十分なデータが存在する場合）においては、ドキュメントＳ（Ｄ）の新しい点数は、親ドキュメントＳ（Ｄ１）の点数とドキュメントＳ（Ｄ）の原点数の何らかの組合せに設定することができる。第２の代替（例えば、十分なデータが存在しない場合）においては、親ドキュメントＤ１の親（Ｄ２）を見つけ出すことができ、結合プロセスを継続させることができる。さらに他の代替においては、ドキュメントＳ（Ｄ）の点数は、単純に親Ｓ（Ｄ１）の点数を引き継ぐことが可能である。

本発明と一致する少なくとも幾つかの実施形態においては、発行者が表示する広告数を制御すること、又は広告数を増減するための何らかのパフォーマンス（選択率、等）しきい値を設定することを可能にすることができる。

上述された実施形態のほとんどは、ウェブページドキュメントに関するものであったが、本発明は、その他の型のドキュメント、例えば、電子メールを提供しながら表示される広告、個人用電子メール、ニュースレター又はグループメール送信リストを通じて電子メール本体内に表示される広告、Ｗｏｒｄ又はＡｄｏｂｅ Ａｃｒｏｂａｔ、等のドキュメントリーダー内に表示される広告、等に関して使用することができる。ドキュメント及び／又は広告が音声要素を含む場合は、ブランディングは、広告源又は広告の品質を伝達するために用いられるトーン、ジングル、音響効果、等を含むことができる。同様に、ドキュメント及び／又は広告が映像要素を含む場合は、ブランディングは、広告源又は広告の品質を伝達するために用いられる映像シーケンスを含むことができる。

ｘｍｌデータフィードを介して広告を受け取る発行者の場合は、戻される広告数を拡大することが可能であり、広告フォーマットブランディング型を修正すべきであることを示すパラメータを発行者のサーバーに渡して該サーバーが適切なフォーマットで広告を提供するようにすることが可能である。

４．４．例
以下の例においては、ドキュメントはウェブページであり、ドキュメント点数は該ウェブページと関連づけられた選択率である。第１のウェブページは、＞０．２０の選択率を有する「高パフォーマンス」ウェブページであるとみなされる。第２のウェブページは、＜０．２０の選択率を有する「低パフォーマンス」ウェブページであるとみなされる。

高パフォーマンスウェブページに関しては、該ウェブページがローディングしてすべての利用可能な広告スロット（最上部のリーダーボード、右側のスカイスクレーパー、最下部の広告バナー）に広告が埋められていると仮定される。各スロットは、強力なブランディングフォーマットを含む。（例えば、Ｇｏｏｇｌｅブランドカラー、コンフィギュレーションされた場合のＧｏｏｇｌｅ商標アイコン、コンフィギュレーションされた場合のＧｏｏｇｌｅブランドカラー、等）関連する広告が見つからない場合、又はウェブページがマイナスのイメージのウェブページ（すなわち、殺人、自殺、戦争、悲劇、等のマイナスの話題に関するウェブページ）であると決定された場合は、公共広告（ＰＳＡ）が最上部のスロットのみを埋めて、その他のスロットは消えるか又は発行者によって指定された代替広告に切り換えられる（発行者が代替広告をコンフィギュレーションしている場合）。画像広告がテキスト広告スロットに取って代わることができる。少なくとも幾つかの実施形態においては、異なる量のシェーディング、異なる色、及び／又は異なるビジュアル的なキューを用いて、通常の形でターゲットが特定された広告と公共広告又は発行者によって提供された広告を区別することができる。

低パフォーマンスウェブページに関しては、該ウェブページがローディングして広告スロットのうちの１つだけ（例えば、最上部のリーダーボード）に広告が埋められていると仮定される。画像広告が第１のテキスト広告スロットに取って代わることが可能である。前記ウェブページ上のその他の広告スロット（右側のスカイスクレーパー、及び最下部の広告バナー、等）は消える（背景が空白になる）か、又は発行者によって指定された代替広告に切り換えられる（発行者が代替広告をコンフィギュレーションしている場合）。表示されるフォーマットはＧｏｏｇｌｅの象徴を含むが、目立たない（例えば、Ｇｏｏｇｌｅの商標アイコンは示されない）。Ｇｏｏｇｌｅが前記ページのコンテンツ、又は表示する広告を有していないか、又は前記ページがマイナスのイメージを有するページであると決定された場合は、ＰＳＡが最上部のスロット上のみに表示され、その他のスロットは消える（背景が空白になる）か又は発行者によって指定された代替広告に切り換えられる（発行者が代替広告をコンフィギュレーションしている場合）。

４．５ 結論
上記から理解できるように、本発明は、高質広告引き渡しシステムが自己のブランドイメージを保護すること及びエンドユーザーによって知覚される広告の質を高めることを可能にするという点で有利である。

Claims (82)

1. ａ）広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える情報を受け入れることと、
   ｂ）ドキュメントとともに提供される広告数を前記受け入れられた情報を用いて制御すること、とを具備する方法。
2. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、予め決められたドキュメント点数を含む請求項１に記載の方法。
3. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、ドキュメントに依存する情報である請求項１に記載の方法。
4. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記ドキュメントと関連する選択率を含む請求項１に記載の方法。
5. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記ドキュメントと関連するコンバージョンレートを含む請求項１に記載の方法。
6. 広告数を制御する前記行為は、広告数を決定すること、又は提供された広告数を調整することを含む請求項１に記載の方法。
7. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記ドキュメントとともに提供される一組の広告のうちの少なくとも１つの広告のパフォーマンス情報を含む請求項１に記載の方法。
8. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記広告のうちの１つと前記ドキュメントとの間における類似度を含む請求項１に記載の方法。
9. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記ドキュメントのコンテンツに関する広告の関連性点数を含む請求項１に記載の方法。
10. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記関連性点数の信頼度を含む請求項９に記載の方法。
11. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、関連広告を決定する際に用いられるキーワードターゲット特定の型を含む請求項１に記載の方法。
12. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、ユーザーの行動を含む請求項１に記載の方法。
13. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報が、１つ以上の広告は質が不良であると知覚されることになることを示している場合は、広告数を制御する前記行為は、通常よりも少ない広告を提供する請求項１に記載の方法。
14. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報が、１つ以上の広告は質が良いと知覚されることになることを示している場合は、広告数を制御する前記行為は、通常よりも多い広告を提供する請求項１に記載の方法。
15. ａ）広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える情報を受け入れることと、
    ｂ）ドキュメントとともに提供される広告と関連するブランディング要素を、前記受け入れられた情報を用いて制御すること、とを具備する方法。
16. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、予め決められたドキュメント点数を含む請求項１５に記載の方法。
17. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、ドキュメントに依存する情報である請求項１５に記載の方法。
18. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記ドキュメントと関連する選択率を含む請求項１５に記載の方法。
19. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記ドキュメントと関連するコンバージョンレートを含む請求項１５に記載の方法。
20. ブランディング要素を制御する前記行為は、（Ａ）広告フォーマットへのブランドカラーの適用を制御すること、及び（Ｂ）前記広告フォーマットへのブランド図形要素の適用を制御することのうちの少なくとも１つを含む請求項１５に記載の方法。
21. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記ドキュメントとともに提供される一組の広告のうちの少なくとも１つの広告のパフォーマンス情報を含む請求項１５に記載の方法。
22. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記広告のうちの少なくとも１つと前記ドキュメントとの間の類似度を含む請求項１５に記載の方法。
23. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記ドキュメントのコンテンツに関する広告の関連性点数を含む請求項１５に記載の方法。
24. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記関連性点数の信頼度をさらに含む請求項２３に記載の方法。
25. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、関連広告を決定する際に用いられるキーワードターゲット特定の型を含む請求項１５に記載の方法。
26. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、ユーザーの行動を含む請求項１５に記載の方法。
27. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報が、１つ以上の広告は質が不良であると知覚されることになることを示している場合は、ブランディングを制御する前記行為は、ブランドカラーなしの広告フォーマットを選択する請求項１５に記載の方法。
28. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報が、１つ以上の広告は質が不良であると知覚されることになることを示している場合は、ブランディングを制御する前記行為は、ブランド図形要素なしの広告フォーマットを選択する請求項１５に記載の方法。
29. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報が、１つ以上の広告は質が良いと知覚されることになることを示している場合は、ブランディングを制御する前記行為は、ブランドカラーを含む広告フォーマットを選択する請求項１５に記載の方法。
30. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報が、１つ以上の広告は質が良いと知覚されることになることを示している場合は、ブランディングを制御する前記行為は、ブランド図形要素を含む広告フォーマットを選択する請求項１５に記載の方法。
31. ａ）広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える情報を受け入れるための入力部と、
    ｂ）ドキュメントとともに提供される広告数を前記受け入れられた情報を用いて制御する手段と、を具備する装置。
32. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、予め決められたドキュメント点数を含む請求項３１に記載の装置。
33. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、ドキュメントに依存する情報である請求項３１に記載の装置。
34. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記ドキュメントと関連する選択率を含む請求項３１に記載の装置。
35. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記ドキュメントと関連するコンバージョンレートを含む請求項３１に記載の装置。
36. 広告数を制御する前記手段は、広告数を決定する手段、又は提供された広告数を調整する手段を含む請求項３１に記載の装置。
37. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記ドキュメントとともに提供される一組の広告のうちの少なくとも１つの広告のパフォーマンス情報を含む請求項３１に記載の装置。
38. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記広告のうちの１つと前記ドキュメントとの間における類似度を含む請求項３１に記載の装置。
39. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記ドキュメントのコンテンツに関する広告の関連性点数を含む請求項３１に記載の装置。
40. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記関連性点数の信頼度をさらに含む請求項９に記載の装置。
41. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、関連広告を決定する際に用いられるキーワードターゲット特定の型を含む請求項３１に記載の装置。
42. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、ユーザーの行動を含む請求項３１に記載の装置。
43. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報が、１つ以上の広告は質が不良であると知覚されることになることを示している場合は、広告数を制御する前記手段は、通常よりも少ない広告を提供する請求項３１に記載の装置。
44. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報が、１つ以上の広告は質が良いと知覚されることになることを示している場合は、広告数を制御する前記手段は、通常よりも多い広告を提供する請求項３１に記載の装置。
45. ａ）広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える情報を受け入れるための入力部と、
    ｂ）ドキュメントとともに提供される広告と関連するブランディング要素を、前記受け入れられた情報を用いて制御する手段と、を具備する装置。
46. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、予め決められたドキュメント点数を含む請求項４５に記載の装置。
47. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、ドキュメントに依存する情報である請求項４５に記載の装置。
48. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記ドキュメントと関連する選択率を含む請求項４５に記載の装置。
49. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記ドキュメントと関連するコンバージョンレートを含む請求項４５に記載の装置。
50. ブランディング要素を制御する前記手段は、（Ａ）広告フォーマットへのブランドカラーの適用を制御する手段、及び（Ｂ）前記広告フォーマットへのブランド図形要素の適用を制御する手段のうちの少なくとも１つを含む請求項４５に記載の装置。
51. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記ドキュメントとともに提供される一組の広告のうちの少なくとも１つの広告のパフォーマンス情報を含む請求項４５に記載の装置。
52. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記広告のうちの少なくとも１つと前記ドキュメントとの間の類似度を含む請求項４５に記載の装置。
53. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記ドキュメントのコンテンツに関する広告の関連性点数を含む請求項４５に記載の装置。
54. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記関連性点数の信頼度をさらに含む請求項５３に記載の装置。
55. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、関連広告を決定する際に用いられるキーワードターゲット特定の型を含む請求項４５に記載の装置。
56. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、ユーザーの行動を含む請求項４５に記載の装置。
57. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報が、１つ以上の広告は質が不良であると知覚されることになることを示している場合は、ブランディングを制御する前記手段は、ブランドカラーなしの広告フォーマットを選択する請求項４５に記載の装置。
58. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報が、１つ以上の広告は質が不良であると知覚されることになることを示している場合は、ブランディング広告数を制御する前記手段は、ブランド図形要素なしの広告フォーマットを選択する請求項４５に記載の装置。
59. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報が、１つ以上の広告は質が良いと知覚されることになることを示している場合は、ブランディングを制御する前記手段は、ブランドカラーを含む広告フォーマットを選択する請求項４５に記載の装置。
60. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報が、１つ以上の広告は質が良いと知覚されることになることを示している場合は、ブランディングを制御する前記手段は、ブランド図形要素を含む広告フォーマットを選択する請求項４５に記載の装置。
61. ａ）広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える情報を受け入れることと、
    ｂ）前記広告がドキュメントとともに提供されるときの目立ち度を前記受け入れられた情報を用いて制御すること、とを具備する方法。
62. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、予め決められたドキュメント点数を含む請求項６１に記載の方法。
63. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、ドキュメントに依存する情報である請求項６１に記載の方法。
64. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記ドキュメントと関連する選択率を含む請求項６１に記載の方法。
65. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記ドキュメントと関連するコンバージョンレートを含む請求項６１に記載の方法。
66. 前記広告が提供されるときの目立ち度を制御する前記行為は、複数の広告スポットのうちのいずれの広告スポットにおいて前記広告が提供されるかを制御することを含む請求項６１に記載の方法。
67. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記ドキュメントとともに提供される一組の広告のうちの少なくとも１つの広告のパフォーマンス情報を含む請求項６１に記載の方法。
68. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記広告のうちの１つと前記ドキュメントとの間における類似度を含む請求項６１に記載の方法。
69. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記ドキュメントのコンテンツに関する広告の関連性点数を含む請求項６１に記載の方法。
70. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記関連性点数の信頼度をさらに含む請求項６１に記載の方法。
71. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、関連広告を決定する際に用いられるキーワードターゲット特定の型を含む請求項６１に記載の方法。
72. ａ）広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える情報を受け入れるための入力部と、
    ｂ）前記広告がドキュメントとともに提供されるときの目立ち度を前記受け入れられた情報を用いて制御する手段と、を具備する装置。
73. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、予め決められたドキュメント点数を含む請求項７２に記載の装置。
74. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、ドキュメントに依存する情報である請求項７２に記載の装置。
75. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記ドキュメントと関連する選択率を含む請求項７２に記載の装置。
76. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記ドキュメントと関連するコンバージョンレートを含む請求項７２に記載の装置。
77. 前記広告が提供されるときの目立ち度を制御する前記手段は、複数の広告スポットのうちのいずれの広告スポットにおいて前記広告が提供されるかを制御する手段を含む請求項７２に記載の装置。
78. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記ドキュメントとともに提供される一組の広告のうちの少なくとも１つの広告のパフォーマンス情報を含む請求項７２に記載の装置。
79. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記広告のうちの１つと前記ドキュメントとの間における類似度を含む請求項７２に記載の装置。
80. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記ドキュメントのコンテンツに関する広告の関連性点数を含む請求項７２に記載の装置。
81. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、前記関連性点数の信頼度をさらに含む請求項７２に記載の装置。
82. 広告の質に対するエンドユーザーの知覚に影響を与える前記情報は、関連広告を決定する際に用いられるキーワードターゲット特定の型を含む請求項７２に記載の装置。

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