JP2002530700A

JP2002530700A - ローカル広告の方法および装置

Info

Publication number: JP2002530700A
Application number: JP2000582946A
Authority: JP
Inventors: ガプタ，アミット; ヴェンカタラマン，スリラマン; ベーアー，ジェフリー
Original assignee: Sun Microsystems Inc
Current assignee: Sun Microsystems Inc
Priority date: 1998-11-16
Filing date: 1999-11-12
Publication date: 2002-09-17
Also published as: EP1131758A4; EP1131758A1; AU1625300A; WO2000030008A1; US6487538B1

Abstract

(57)【要約】インターネット・サービス・プロバイダ（ＩＳＰ）またはＩＳＰによって所有されるプロキシが、ウェブ・ホストからクライアントに送信される広告を挿入する。広告は、プロキシのキャッシュに保管することができ、また、広告主のウェブ・サーバから取り出すことができる。ＩＳＰに広告を挿入する能力を与えることによって、広告が、通常は広告主を引き付けない小さいウェブ・サイトに現れる。さらに、ＩＳＰによって出される広告の数に起因して、小さい広告主が、頻繁に使用されるウェブ・サイトに関連してその広告主の広告を表示させることができる。本発明の１つまたは複数の実施形態が、ＩＳＰによる、ユーザの年齢、住所、信用履歴などの人口統計情報の収集および保管を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】（発明の背景）（１．発明の分野）本発明は、コンピュータ・ソフトウェアの分野に関し、具体的には、インター
ネットでの広告に関する。

【０００２】この特許文書の開示の諸部分に、著作権保護の対象になる材料が含まれる。著
作権所有者は、特許商標庁のファイルまたは記録に現れる特許文書または特許開
示の何人による複写にも異議を有しないが、それ以外では、すべての著作権を留
保する。Ｓｕｎ、ＳｕｎＭｉｃｒｏｓｙｓｔｅｍｓ、Ｓｕｎロゴ、Ｓｏｌａｒ
ｉｓ、Ｊａｖａ、ＪａｖａＯＳ、ＪａｖａＳｔａｔｉｏｎ、ＨｏｔＪａｖａＶ
ｉｅｗｓ、およびすべてのＪａｖａに基づく商標およびロゴは、米国および他国
でのＳｕｎＭｉｃｒｏｓｙｓｔｅｍｓ，Ｉｎｃ．社の商標または登録商標であ
る。

【０００３】（２．背景技術）コンピュータ・ネットワーク環境およびインターネットでは、ウェブ・サイト
の所有者（ウェブ・ホストと呼称する）によって収入源として、また、広告主が
パブリシティおよびウェブ・サイト・アクセスを得るために、広告がますます使
用されている。ウェブ・ホストは、自分のウェブ・サイトの広告スペースを売り
、広告を含むウェブ・ページをインターネット・ユーザまたはクライアントに配
布する。広告は、広告される特定の物品またはサービスに関心を持つ可能性があ
る特定の観衆または人物をターゲットにすることが望ましい。従来技術の広告方
式では、観衆のターゲット化が不十分であり、広告の検索および送信の時に過剰
なインターネット・トラフィックが生じる。これらの問題は、ネットワーク、イ
ンターネット、広告、およびこれらの動作方法を再検討することによって理解す
ることができる。

【０００４】ネットワーク現代のコンピューティング環境では、ネットワーク・ユーザの間で通信し、デ
ータを共有するためにネットワークに一緒にリンクされた複数のコンピュータま
たはワークステーションを使用することが一般的である。ネットワークには、プ
リンタ、モデム、ファイル・サーバなどのリソースも含めることができ、電子メ
ールなどのサービスも含めることができる。

【０００５】ネットワークは、ケーブルによって物理的に接続された小規模システム（ロー
カル・エリア・ネットワークまたは「ＬＡＮ」）とすることができ、また、複数
の別々のネットワークを互いに接続して、大規模なネットワーク（広域ネットワ
ークまたは「ＷＡＮ」）を形成することができる。他の種類のネットワークには
、インターネット、ｔｅｌ−ｃｏｍネットワーク、ワールド・ワイド・ウェブ、
イントラネット、エクストラネット、無線ネットワーク、および、電子データ、
ディジタル・データ、アナログ・データを通信することができる他のネットワー
クが含まれる。

【０００６】コンピュータ・システムは、時折、サーバ・コンピュータ・システムに頼って
、ネットワーク上の要求元コンピュータに情報を提供する。多数の要求元コンピ
ュータがある時には、要求を処理するために複数のサーバ・コンピュータ・シス
テムを有する必要がある場合がある。

【０００７】インターネットインターネットとは、相互接続されたコンピュータの世界中におよぶネットワ
ークである。インターネット・クライアントは、インターネット・プロバイダを
介してこのネットワーク上のコンピュータにアクセスする。インターネット・プ
ロバイダとは、クライアント（たとえば、個人または他の組織）にインターネッ
トへのアクセスを（たとえば、アナログ電話回線または統合サービス・ディジタ
ル網回線を介して）提供する組織である。クライアントは、インターネットを使
用して、たとえば、別のコンピュータ／クライアントからの情報の読取、ファイ
ルのダウンロード、または電子メール・メッセージの送信を行うことができる。

【０００８】インターネット上のファイルまたはサービスを取り出すために、クライアント
は、そのファイルまたはサービスを検索し、そのファイルまたはサービスが保管
されているコンピュータに接続し、そのファイルまたはサービスをダウンロード
しなければならない。これらのステップのそれぞれが、別々のアプリケーション
を含み、かつ複数の異なるコンピュータ・システムへアクセスする場合がある。
ワールド・ワイド・ウェブ（ＷＷＷ）は、インターネット上の情報にアクセスす
るための、より単純で一様な手段を提供するために開発された。

【０００９】ＷＷＷの構成要素には、ブラウザ・ソフトウェア、ネットワーク・リンク、サ
ーバ、およびＷＷＷプロトコルが含まれる。ブラウザ・ソフトウェアまたはブラ
ウザは、インターネットへのアクセスを簡略化する、ユーザフレンドリなインタ
ーフェース（すなわちフロントエンド）である。ブラウザを用いると、クライア
ントが、たとえば複雑なコマンド構文を習得する必要なしに、要求を通信できる
ようになる。ブラウザは、通常、情報を表示し、入力を受け取るためのグラフィ
カル・ユーザ・インターフェース（ＧＵＩ）を備えている。現在入手可能なブラ
ウザの例には、Ｍｏｓａｉｃ、ＮｅｔｓｃａｐｅＮａｖｉｇａｔｏｒ、Ｎｅｔ
ｓｃａｐｅＣｏｍｍｕｎｉｃａｔｏｒ、ＭｉｃｒｏｓｏｆｔＩｎｔｅｒｎｅ
ｔＥｘｐｌｏｒｅｒ、およびＣｅｌｌｏが含まれる。

【００１０】情報サーバは、ＷＷＷの情報を維持し、クライアント要求を処理することがで
きる。ハイパーテキスト転送プロトコル（ＨＴＴＰ）が、ＷＷＷ上の情報サーバ
と通信するための標準プロトコルである。ＨＴＴＰは、クライアントがサーバに
データを要求でき、サーバに情報を送信できるようにする通信方法である。

【００１１】要求をサブミットするために、クライアントは、ＨＴＴＰサーバに接続し、要
求をＨＴＴＰサーバに送信する。要求には、トランザクションに関して要求され
る通信方法（たとえば、サーバからのオブジェクトのＧＥＴまたはサーバのオブ
ジェクトへのデータのＰＯＳＴ）が含まれる。ＨＴＴＰサーバは、要求の状況お
よび要求された情報を送信することによってクライアントに応答する。その後、
クライアントとＨＴＴＰサーバの間の接続が打ち切られる。

【００１２】したがって、クライアント要求は、クライアントとＨＴＴＰサーバの間の接続
の確立、要求の実行、および接続の打切りからなる。ＨＴＴＰサーバは、接続が
打ち切られた後に、要求に関する情報を一切保持しない。したがって、ＨＴＴＰ
は、ステートレス・プロトコルである。すなわち、クライアントは、ＨＴＴＰサ
ーバに複数の要求を行うことができるが、各個々の要求は、他の要求と独立に扱
われる。サーバは、前の要求の記憶を有しない。

【００１３】いくつかのシステムは、情報を維持するサーバから情報を送信するのではなく
、プロキシと称するものを使用する。図１を参照すると、プロキシ１０２は、そ
れに送信された（すなわち、クライアント１００からの）要求を実行し、しばら
くの間、取り出された文書または情報のコピーを保持し、その結果、それらに将
来によりすばやくアクセスできるようにし、共通して要求される情報へのアクセ
スを高速化するサーバである。プロキシ１０２によるこの情報および取り出され
た文書の維持をキャッシングと称し、プロキシ１０２に維持される情報をキャッ
シュまたはプロキシ・キャッシュと称する。

【００１４】内部コンピュータ・ネットワークの情報を外部アクセスから保護するために、
ファイアウォールが使用される。ファイアウォールは、クライアントとサーバの
間でアクセスをブロックする機構である。情報への制限付きアクセスを提供する
ために、プロキシまたはプロキシ・サーバは、ファイアウォールの上に位置し、
コンジットとして働いて、各ネットワーク接続に特定の接続を提供することがで
きる。プロキシ・ソフトウェアは、外部ソースと通信する能力を保ち、なおかつ
、内部ネットワークとの通信について信頼される。たとえば、プロキシ・ソフト
ウェアは、内部ネットワークのあるセクションにアクセスするためにユーザ名お
よびパスワードを要求し、他のセクションを外部アクセスから完全にブロックす
ることができる。

【００１５】インターネット・リソース（たとえば、ＨＴＴＰサーバ、ファイル、またはプ
ログラム）を識別するのに、あるアドレス方式が使用される。このアドレス方式
を、ＵｎｉｆｏｒｍＲｅｓｏｕｒｃｅＬｏｃａｔｏｒ（ＵＲＬ）と称する。
ＵＲＬには、サーバにアクセスする時に使用するプロトコル（たとえばＨＴＴＰ
）、サーバが走行しているサイトのインターネット・ドメイン・ネーム、サーバ
のポート番号、およびサーバのファイル構造内のリソースの位置が含まれる。

【００１６】ＷＷＷでは、ハイパーテキストと称する概念が使用される。ハイパーテキスト
は、他の情報に直接に移動するためのリンクを文書内で作成する能力を提供する
。リンクを活動化するには、ハイパーテキスト・リンク（たとえば単語または句
）をクリックするだけでよい。ハイパーテキスト・リンクは、現在の情報を供給
するサイトとは別のサイトに保管された情報へのリンクとすることができる。Ｕ
ＲＬには、追加情報の位置を識別するリンクが関連付けられる。リンクが活動化
された時に、クライアントのブラウザが、リンクを使用して、ＵＲＬで指定され
たサイトのデータにアクセスする。

【００１７】クライアント要求がファイルに関するものである場合には、ＨＴＴＰサーバが
、ファイルを突きとめ、クライアントに送信する。ＨＴＴＰサーバは、作業をゲ
ートウェイ・プログラムに委譲する能力も有する。コモン・ゲートウェイ・イン
ターフェース（ＣＧＩ）仕様で、ＨＴＴＰサーバがゲートウェイ・プログラムと
通信する機構が定義されている。ゲートウェイ・プログラムは、ＵＲＬを使用し
て参照される。ＨＴＴＰサーバは、ＵＲＬで指定されたプログラムを活動化し、
ＣＧＩ機構を使用して、クライアントによって送信されたプログラム・データを
ゲートウェイ・プログラムに渡す。データは、コマンドライン引数、標準入力、
または環境変数を介して、サーバからゲートウェイ・プログラムに渡される。ゲ
ートウェイ・プログラムは、データを処理し、その応答を、ＣＧＩを使用して（
たとえば標準入力を介して）サーバに返す。サーバは、そのデータを、ＨＴＴＰ
を使用してクライアントに転送する。

【００１８】ブラウザは、ページまたは文書（「ウェブ・ページ」または「ウェブ・サイト
」と称する）としてクライアント／ユーザに情報を表示する。ＷＷＷでページを
表示するフォーマットを定義するのに、ある言語が使用される。この言語を、ハ
イパーテキスト・マークアップ言語（ＨＴＭＬ）と称する。ＷＷＷページは、Ｈ
ＴＭＬ文書としてクライアントに送信される。クライアント側で実行中のブラウ
ザが、この文書を解析し、ＨＴＭＬ文書内の情報に基づいてページを表示する。

【００１９】ＨＴＭＬは、互いに入れ子になったＨＴＭＬ要素からなる構造化文書である。
ＨＴＭＬ文書は、タグと称する文字の列によって、文書の領域がマークされ、そ
れに特別な意味が割り当てられるテキスト・ファイルである。これらの領域を、
ＨＴＭＬ要素と称する。各要素は、名前またはタグを有する。要素は、その要素
の特性を指定する属性を有することができる。ブロックまたはコンポーネントに
は、たとえば順序なしリスト、テキスト・ボックス、チェック・ボックス、ラジ
オ・ボタンが含まれる。各ブロックは、名前、型、および値などの特性を有する
。下に、ＨＴＭＬ文書の構造の例を示す。＜ＨＴＭＬ＞＜ＨＥＡＤ＞．．．文書頭部で有効な要素＜／ＨＥＡＤ＞＜ＢＯＤＹ＞．．．文書本体で有効な要素＜／ＢＯＤＹ＞＜／ＨＴＭＬ＞

【００２０】各ＨＴＭＬ要素は、文字の対「＜」および「＞」によって区切られる。ＨＴＭ
Ｌ要素の名前は、区切り文字の間に含まれる。名前および区切り文字の組合せを
、マーカーまたはタグと称する。各要素は、そのマーカーによって識別される。
ほとんどの場合に、各要素は、開始マーカーおよび終了マーカーを有する。終了
マーカーは、「＜」文字に続くもう１つの文字「／」を含めることによって識別
される。

【００２１】ＨＴＭＬは、階層言語である。ＨＴＭＬ要素を除いて、他のすべての要素が、
別の要素に含まれる。ＨＴＭＬ要素は、文書全体を包含する。ＨＴＭＬ要素によ
って、それに囲まれたテキストがＨＴＭＬ文書として識別される。ＨＥＡＤ要素
は、ＨＴＭＬ要素内に含まれ、これには、ＨＴＭＬ文書に関する情報が含まれる
。ＢＯＤＹ要素は、ＨＴＭＬ内に含まれる。ＢＯＤＹ要素には、表示されるテキ
ストおよび他の情報のすべてが含まれる。他のＨＴＭＬ要素は、ＨＴＭＬ参照マ
ニュアルに記載されている。

【００２２】広告従来の媒体（たとえば、テレビジョン、ラジオ、および新聞）では、ローカル
広告が、ラジオ局、テレビ局、異なる新聞の版、および異なる新聞専売所によっ
て提供される。ローカル広告主は、その媒体販路の観衆の、しばしば地理的に定
義されるサブグループをターゲットとする。たとえば、大都市新聞（たとえば、
ＨｏｕｓｔｏｎＣｈｒｏｎｉｃｌｅまたはＬｏｓＡｎｇｅｌｅｓＴｉｍｅ
ｓ）のローカル新聞専売所が、新聞に、地域の食料品雑貨商人および小売り商人
からの折り込み広告およびクーポンを挿入する場合がある。

【００２３】インターネット上のオンライン広告は、従来の媒体の広告アプローチに従って
きた。インターネット上の広告スペースは、ウェブ・ホストによって第三者（広
告主）に売られる。さらに、広告代理店が、広告主によって雇われて、インター
ネット広告を行う場合がある。

【００２４】インターネット上の広告スペースは、ウェブ・ページのバナーまたはアイコン
として表示されることが多い。バナーは、高さ１２．７〜１０１．６ｍｍ（１／
２〜４インチ）、幅１０１．６〜２１５．９ｍｍ（４〜８１／２インチ）の範
囲であることが多い。バナーまたはアイコンは、イメージ、テキスト、またはテ
キスト付きイメージとすることができる。さらに、バナーまたはアイコンは、広
告主のウェブ・ページへのハイパーリンクを有することができる。したがって、
ユーザが広告主のバナーをクリックする場合に、ユーザのブラウザが、広告主の
ウェブ・ページをロードする。

【００２５】オンライン広告の支払い方式は、異なる。たとえば、広告主が、異なるユーザ
がウェブ・サイトにアクセスした回数（ヒットまたはページ・インプレッション
と称する）に基づいて支払う場合がある。その代わりに、ユーザが広告主のバナ
ーまたはアイコンをクリックし、広告主のウェブ・ページを見た場合に限って広
告主が支払う（クリックスルーと称する）場合がある。さらに、ウェブ・ホスト
が、クリック・スルーから生じた完了した取引に基づいて支払いを受け取る（た
とえば、ウェブ・ホストが、広告主がユーザから受け取った支払いのある比率を
受け取る）場合がある（リファラル・コミッションと称する）。

【００２６】広告方式では、広告される製品またはサービスに関心を持つ可能性が最も高い
観衆をターゲットにすることを試みる。たとえば、テレビジョンの漫画と共に放
送されるコマーシャルは、子供のおもちゃ、シリアル、または子供が使用するで
あろう他の品目に関することが多い。その結果、特定のウェブ・サイトを見る人
またはユーザについて知られる情報が増えるほど、広告のターゲットを絞りこむ
ことができる。

【００２７】既存のインターネット広告方式では、ウェブ・ホストが、すべてのクライアン
トまたはユーザが見る１つの広告を提供することが多い。その結果、ウェブ・サ
イトのユーザのすべてが見る１つのグローバル広告がある。そのようなグローバ
ル広告では、すべてのユーザによる同種の関心が仮定され、ユーザの異なる関心
または特性に基づく異なる広告が提供されない。

【００２８】従来技術の広告方式インターネット広告方式の１つで、人口統計に基づく特定の観衆をターゲット
にすることが試みられている。たとえば、特定の都市（たとえばサンフランシス
コ）に関する情報を提供するウェブ・サイトが、サンフランシスコ市内または周
辺に位置する会社の広告を配置することによってローカル観衆をつかまえようと
する場合がある。したがって、Ｙａｈｏｏ−ＳａｎＦｒａｎｃｉｓｃｏｂａ
ｙウェブ・サイトでの広告で、ローカルのサンフランシスコ湾岸区域の観衆をタ
ーゲットにすることが試みられる。

【００２９】もう１つの広告方式は、ユーザからの入力に対する広告に基づく。たとえば、
育児書の検索が、Ｙａｈｏｏなどの検索エンジンで行われる場合に、Ｙａｈｏｏ
のウェブ・ホストが、乳母車および小児用の食事椅子などの乳児商品に関する広
告を表示する場合がある。

【００３０】もう１つの広告方式では、個々のブラウザに保管されたクッキーにアクセスし
て、アクセスされたウェブ・サイトの種類を判定する。クッキーとは、後にブラ
ウザから読み戻すことができる少量の情報である。ウェブ・サイトにアクセスす
る時に、そのウェブ・サイト自体を識別するクッキーが、ウェブ・サイトによっ
てブラウザに送信される。クッキーは、ブラウザによって保管され、後日クッキ
ーへのアクセスを望むすべてのサーバによって読み戻すことができる。クッキー
から取り出された情報に基づいて、特定のユーザの関心（ユーザがアクセスした
かクッキーから取り出されたウェブ・サイトに基づく）にターゲットを合わせた
ローカル広告が提供される。その代わりに、広告方式で、ページ情報を参照する
ＨＴＴＰを評価することができる。この情報が他の形で配布または使用されるこ
とを防止するために、ユーザが、クッキーまたはページ情報を参照するＨＴＴＰ
をはぎとれるようにするソフトウェアが使用可能である。さらに、収集される情
報は、広告主が、直接にまたは広告ネットワークを介して間接的にのいずれかで
ビジネス関係を有する、小さい組のサイトだけに関係する。

【００３１】もう１つの広告方式では、クライアントのインターネット・プロトコル（ＩＰ
）アドレスに基づいてユーザの地理的位置を推測することが試みられる。インタ
ーネットにアクセスする時に、個々のクライアントは、ＩＰアドレスと称する一
意の番号によって互いに区別される。この広告方式では、各ＩＰアドレスとモデ
ム電話番号の間の対応を提供するマッピングを含むデータベースが、ウェブ・ホ
ストによって維持される。このマッピングは、モデム電話番号と、そのモデム電
話番号が対応する異なるＩＰアドレスとを、インターネット・サービス・プロバ
イダ（ＩＳＰ）（ＩＳＰは、ユーザにインターネット・アクセスを提供する会社
である）から取り出すことによって作成される。ＩＰアドレスについてこのデー
タベースを検索することによって、ウェブ・ホストまたは広告する会社が、ユー
ザがどのモデム電話番号からコール・インしたかを推論することができる。モデ
ム電話番号および市外局番に基づいて、ウェブ・ホストまたは広告する会社が、
ユーザが地理的にどこにいるか、またはどの電話交換局がユーザから最も近いか
を推論することができる。その結果、ユーザに、ユーザの推定された地理的位置
に基づく広告が提供される。

【００３２】上の広告方式のそれぞれが、ウェブ・ホストによる広告の挿入および送信に頼
る。さらに、各広告方式は、ユーザから検索した情報（ユーザによって変更され
る可能性がある）に頼るか、ユーザに関する情報を推測しようとする。その結果
、広告は、正確にターゲットを絞られず、「よい人口統計」および「正確なター
ゲット化」に対して支払われるプレミアムが低い。

【００３３】上の広告方式は、ウェブ・ホストに関する追加の処理オーバヘッド（広告方式
の実施に関する）も作成し、ネットワークを介してユーザに広告を送信するため
の余分の帯域幅を必要とし、特定の観衆に対するターゲットの絞り込みが不十分
である。さらに、小さいウェブ・サイトでのオーバーヘッドの増加および低いヒ
ット・カウントに起因して、広告主が、小さいウェブ・サイトでの広告を嫌う。
さらに、大きく頻繁に使用されるウェブ・サイトに関する高い広告コストに起因
して、小企業が、広告を行う経済力がない。

【００３４】広告支払い方式は、ＩＳＰへの支払いを提供しない。ＩＳＰは、広告から利益
を得ないので、ＩＳＰは、広告をキャッシュせず（送信時間の増加がもたらされ
る）、ウェブ・ページから広告をはぎ取るソフトウェアが現れた。さらに、支払
い方式が、ヒット数に基づく場合があるので、ヒット・カウントおよびページ・
インプレッションの数を判定しなければならない。ヒット・カウントおよびペー
ジ・インプレッションを検査し、監査する技法は、原始的であり、主に、数を水
増しする可能性があるウェブ・ホストを信頼することに基づく。

【００３５】（発明の概要）インターネット上のローカル広告のための方法および装置。ウェブ・サイトの
所有者（ウェブ・ホストと呼称する）によって収入源として、また、広告主がパ
ブリシティおよびウェブ・サイト・アクセスを得るために、広告がますます使用
されている。ウェブ・ホストは、自分のウェブ・サイトの広告スペースを売り、
広告を含むウェブ・ページをインターネット・ユーザまたはクライアントに配布
する。広告は、広告される特定の物品またはサービスに関心を持つ可能性がある
特定の観衆または人物をターゲットにすることが望ましい。従来技術の広告方式
では、観衆のターゲット化が不十分であり、広告の検索および送信の時に過剰な
インターネット・トラフィックが生じる。

【００３６】本発明の１つまたは複数の実施態様によれば、インターネット・サービス・プ
ロバイダ（ＩＳＰ）またはＩＳＰによって所有されるプロキシが、ウェブ・ホス
トからクライアントに送信される広告を挿入する。さらに、どのエンティティで
も、クライアントに送信される広告を挿入または置換することができる。挿入さ
れた広告は、プロキシのキャッシュに保管される広告とするか、広告主のウェブ
・サーバから取り出されるものとすることができる。ＩＳＰに広告を挿入する能
力を与えることによって、広告が、通常は広告主をひきつけない小さいウェブ・
サイトに現れる。さらに、ＩＳＰによって出される広告の数に起因して、小さい
広告主が、頻繁に使用されるウェブ・サイトに関連してその広告主の広告を表示
させることができる。

【００３７】広告の挿入のほかに、本発明の１つまたは複数の実施態様は、ＩＳＰに、特定
のユーザに関する情報を収集し、ユーザ・プロファイルに保管することを提供す
る。この情報には、ユーザの年齢、住所、信用履歴などの人口統計情報を含める
ことができる。さらに、この情報には、ユーザがアクセスしたウェブ・サイト、
各ウェブ・サイトで費やした時間、およびそのユーザによって実行されたインタ
ーネット検索を含めることができる。

【００３８】プロファイル情報は、プロキシがターゲットを絞った広告を行うのに使用する
ことができ、また、この情報をウェブ・ホストに供給し、その結果、ウェブ・ホ
ストがターゲットを絞った広告を行えるようにすることができる。プロファイル
情報は、コストをある人口統計情報に関連付けるのに使用することもできる。た
とえば、プロファイル情報から、ユーザが自動車に関心を持っていることが示さ
れる場合に、自動車の広告主にプレミアムを課金することができる。プロファイ
ル情報は、広告挿入のためにＩＳＰが評価することができる。その代わりに、プ
ロファイル情報を広告主または広告代理店に転送し、その広告主または広告代理
店が、評価し、プロキシがユーザに送信する広告を転送することができる。した
がって、プロファイル情報および人口統計情報が、特定のユーザに広告を正確に
ターゲット化するのに使用される。

【００３９】（発明の詳細な説明）本発明は、インターネット上のローカル広告の方法および装置である。以下の
説明では、本発明の実施形態のより完全な説明を提供するために、多数の具体的
な詳細を示す。しかし、本発明をそのような具体的な詳細なしで実践できること
が、当業者には明白である。他の場合には、本発明を不明瞭にしないために、周
知の特徴は詳細に説明しない。

【００４０】コンピュータ実行環境（ハードウェア）の実施形態本発明の実施形態は、図２に示されたコンピュータ２００などの汎用コンピュ
ータで実行されるコンピュータ可読コードの形、またはそのようなコンピュータ
で走るバイトコード・クラス・ファイルの形のコンピュータ・ソフトウェアとし
て実装することができる。キーボード２１０およびマウス２１１が、両方向シス
テム・バス２１８に結合される。キーボードおよびマウスは、ユーザ入力をコン
ピュータ・システムに導入し、そのユーザ入力をプロセッサ２１３に通信するた
めのものである。他の適当な入力装置を、マウス２１１およびキーボード２１０
に追加して、またはその代わりに、使用することができる。両方向システム・バ
ス２１８に結合されたＩ／Ｏ（入出力）ユニット２１９は、プリンタ、Ａ／Ｖ（
オーディオ／ビデオ）Ｉ／ＯなどのＩ／Ｏ要素を表す。

【００４１】コンピュータ２００には、ビデオ・メモリ２１４、メイン・メモリ２１５、お
よび大容量記憶装置２１２が含まれ、これらのすべてが、キーボード２１０、マ
ウス２１１、およびプロセッサ２１３と共に両方向システム・バス２１８に結合
される。大容量記憶装置２１２には、磁気記憶システム、光学記憶システム、光
磁気記憶システム、または他の入手可能な大容量記憶技術など、固定媒体と取外
し可能媒体の両方を含めることができる。バス２１８には、たとえば、ビデオ・
メモリ２１４またはメイン・メモリ２１５のアドレス用の３２本のアドレス線を
含めることができる。システム・バス２１８には、たとえば、プロセッサ２１３
、メイン・メモリ２１５、ビデオ・メモリ２１４、および大容量記憶装置２１２
などの構成要素の間でデータを転送するための３２ビット・データ・バスも含ま
れる。その代わりに、別々のデータ線およびアドレス線の代わりに多重データ／
アドレス線を使用することができる。

【００４２】本発明の１実施形態では、プロセッサ２１３が、６８０Ｘ０プロセッサなどの
Ｍｏｔｏｒｏｌａ社によって製造されるマイクロプロセッサ、８０Ｘ８６プロセ
ッサまたはＰｅｎｔｉｕｍプロセッサなどのＩｎｔｅｌ社によって製造されるマ
イクロプロセッサ、またはＳｕｎＭｉｃｒｏｓｙｓｔｅｍｓ，Ｉｎｃ．からの
ＳＰＡＲＣマイクロプロセッサである。しかし、他の適当なマイクロプロセッサ
またはマイクロコンピュータを使用することができる。メイン・メモリ２１５は
、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ（ＤＲＡＭ）からなる。ビデオ・
メモリ２１４は、デュアル・ポート式のビデオ・ランダム・アクセス・メモリで
ある。ビデオ・メモリ２１４のポートの１つが、ビデオ増幅器２１６に結合され
る。ビデオ増幅器２１６は、陰極線管（ＣＲＴ）ラスタ・モニタ２１７を駆動す
るのに使用される。ビデオ増幅器２１６は、当技術分野で周知であり、適当な装
置によって実施することができる。この回路は、ビデオ・メモリ２１４に保管さ
れた画素データを、モニタ２１７による使用に適したラスタ信号に変換する。モ
ニタ２１７は、グラフィック・イメージの表示に適したタイプのモニタである。

【００４３】コンピュータ２００には、バス２１８に結合された通信インターフェース２２
０も含めることができる。通信インターフェース２２０は、ネットワーク・リン
ク２２１を介するローカル・ネットワーク２２２への２方向データ通信結合を提
供する。たとえば、通信インターフェース２２０が、統合サービス・ディジタル
網（ＩＳＤＮ）カードまたはモデルである場合には、通信インターフェース２２
０は、対応するタイプの電話回線へのデータ通信接続を行い、その電話回線はネ
ットワーク・リンク２２１の一部を構成する。通信インターフェース２２０が、
ローカル・エリア・ネットワーク（ＬＡＮ）カードである場合には、通信インタ
ーフェース２２０は、ネットワーク・リンク２２１を介する互換性のあるＬＡＮ
へのデータ通信接続を提供する。無線リンクも可能である。そのような実施形態
では、通信インターフェース２２０が、さまざまなタイプの情報を表すディジタ
ル・データ・ストリームを搬送する電気信号、電磁信号、または光信号を送受す
る。

【００４４】ネットワーク・リンク２２１は、通常は、１つまたは複数のネットワークを介
する他のデータ・デバイスへのデータ通信を行う。たとえば、ネットワーク・リ
ンク２２１は、ローカル・ネットワーク２２２を介するローカル・サーバ・コン
ピュータ２２３またはインターネット・サービス・プロバイダ（ＩＳＰ）２２４
によって運営されるデータ機器へ接続することができる。ＩＳＰ２２４は、現在
一般に「インターネット」２２５と称する世界規模のパケット・データ通信ネッ
トワークを介するデータ通信サービスを提供する。ローカル・ネットワーク２２
２およびインターネット２２５の両方で、ディジタル・データ・ストリームを搬
送する電気信号、電磁信号、または光信号が使用される。さまざまなネットワー
クを介する信号と、コンピュータ２００へまたはそれからディジタル・データを
搬送するネットワーク・リンク２２１上および通信インターフェース２２０を介
する信号が、情報を転送する搬送波の例示的形態である。

【００４５】コンピュータ２００は、ネットワーク、ネットワーク・リンク２２１、および
通信インターフェース２２０を介して、メッセージを送信し、プログラム・コー
ドを含むデータを受信することができる。インターネットの例では、リモート・
サーバ・コンピュータ２２６が、インターネット２２５、ＩＳＰ２２４、ローカ
ル・ネットワーク２２２、および通信インターフェース２２０を介して、アプリ
ケーション・プログラムに関して要求されたコードを送信することができる。

【００４６】受信されたコードは、受信時にプロセッサ２１３によって実行するか、後の実
行のために大容量記憶装置２１２または他の不揮発性記憶装置に保管することが
できる。この形で、コンピュータ２００が、搬送波の形でアプリケーション・コ
ードを得ることができる。

【００４７】アプリケーション・コードは、あらゆる形のコンピュータ・プログラム製品で
実施することができる。コンピュータ・プログラム製品には、コンピュータ可読
コードを保管または転送するように構成された媒体、またはコンピュータ可読コ
ードを記録することができる媒体が含まれる。コンピュータ・プログラム製品の
例の一部が、ＣＤ−ＲＯＭディスク、ＲＯＭカード、フロッピ・ディスク、磁気
テープ、コンピュータ・ハード・ドライブ、ネットワーク上のサーバ、および搬
送波である。

【００４８】上で説明したコンピュータ・システムは、例示のみを目的とする。本発明の実
施形態は、あらゆるタイプのコンピュータ・システム、プログラミング環境、ま
たは処理環境で実施することができる。

【００４９】インターネット上のローカル広告のためのソフトウェア装置の実施形態本発明の１つまたは複数の実施形態が、インターネット上のローカル広告を提
供する。広告およびウェブ・ページは、ＩＳＰまたは中間プロキシからユーザに
送信される。広告の挿入（または既存の広告の置換）は、ＩＳＰによって、ウェ
ブ・ホストによって、または第三者によって、行うことができる。広告挿入がウ
ェブ・ホストによって実行される時には、挿入される特定の広告は、人口統計情
報またはユーザのプリファレンスなどのユーザ情報に基づく。そのようなユーザ
情報は、ＩＳＰまたは中間プロキシによって得られる。したがって、１つまたは
複数の実施形態によって、ＩＳＰによって維持される情報を介するローカル広告
もしくはＩＳＰまたは中間プロキシによるローカル広告挿入が可能になる。

【００５０】インターネット・サービス・プロバイダ（ＩＳＰ）ほとんどのユーザが、インターネットにアクセスするために、ＩＳＰを使用す
る。ＩＳＰを使用するために、ユーザとＩＳＰの間のオフライン関係が確立され
、ユーザが、ユーザの名前、住所、および他の関連情報（たとえば、支払い用の
クレジット・カード番号、クレジット等級など）を供給することによって、ＩＳ
Ｐのアカウントをセット・アップする。それと引き換えに、ＩＳＰは、ユーザ名
、パスワード、および、潜在的には静的ＩＰアドレス（ダイヤル・イン・アクセ
スが使用される場合には動的ＩＰアドレス）をユーザに割り当てる。さらに、Ｉ
ＳＰは、他のオフライン・ソースに関する情報を得ることができる。

【００５１】プロキシ（上で説明した）は、通常は、ユーザのＩＳＰによって所有され、提
供される。インターネットにアクセスするために、ユーザは、ＩＳＰまたはプロ
キシとの接続を確立する。ユーザまたはクライアントは、その後、ウェブ・ブラ
ウザにＵＲＬを要求する。プロキシが、この要求をインターセプトし、要求され
た情報についてそのキャッシュを検索し、その情報がプロキシのキャッシュ内に
ある場合にはその情報をクライアントに返す。キャッシュ内にない場合には、プ
ロキシは、ウェブ・サーバと通信し、情報を取り出し、その情報をクライアント
に転送する。

【００５２】ＩＳＰまたはプロキシは、すべてのインターネット・アクセスの実行に使用さ
れるので、ユーザがウェブ・ページを見るかインターネット上のトランザクショ
ンを完了する時に、ユーザ・アクションのすべてが、ＩＳＰまたはＩＳＰのプロ
キシを介して処理される。その結果、ＩＳＰは、ユーザおよびユーザのインター
ネットの見方に関する統計（ユーザ情報またはプロファイル情報と称する）を、
ユーザに透過的に（ユーザに知られずに）維持する能力を有する。具体的にいう
と、ＩＳＰは、ユーザの年齢、信用履歴、収入、関心、購入、アクセスしたサイ
ト（ＵＲＬ）、各ウェブ・サイト（ＵＲＬ）で費やした時間、他のユーザ・アク
セス（電子メール、ニュース読取／投稿など）、およびユーザがデータをポスト
するか検索を実行した時の情報（たとえば、クエリ／ウェブ・サーバからのメッ
セージから）などの人口統計情報からなるユーザのプロファイルを維持する能力
を有する。さらに、ユーザとＩＳＰの間のオフラインのビジネス関係に起因して
、プライバシの問題に対処することができる（他者とのビジネス関係がない場合
と比較して）。ユーザ／クライアント情報の収集および処理は、同時継続の米国
特許出願第０９／１９２８０６号明細書に完全に説明されている。

【００５３】プロファイル収集プロファイル情報は、プロキシによって、オンライン・プロファイル管理シス
テム内で収集し、維持することができる。図３に、オンライン・プロファイル管
理システム３００とクライアント１００、サーバ１０４、およびプロキシ１０２
の関係を示す。上で説明したように、すべてのＵＲＬ要求、テキスト、および他
の情報が、クライアント１００からプロキシ１０２に送信される。プロキシ１０
２は、この情報をコピーし、生データベース３０２にローカルに保管する。した
がって、クライアント１００がＵＲＬに関する要求を開始するたびに、その要求
に関する情報が、生データベース３０２に保管される。さらに、ユーザがインタ
ーネット検索エンジンで検索を実行する時に、その検索のテキストを、生データ
ベース３０２に保管することができる。プロキシまたはＩＳＰだけがアクセスで
きる独自の要素の１つが、ユーザが特定のウェブ・サイトで費やす時間である。
そのような消費時間情報も、生データベース３０２に保管することができる。さ
らに、プロキシは、消費時間情報および他の情報を使用して、検索エンジンのデ
ータベースに追加するためにウェブ・ページのリンクに繰り返してアクセスする
検索エンジン・ロボットをフィルタ・アウトすることができる。

【００５４】各クライアントのプロファイル３０４が、クライアント識別および分類システ
ム内で維持される。プロファイル３０４には、ユーザの名前、住所、電話番号、
職業、代替電子メール・アドレスなどのオフラインで収集された情報を含む、特
定のクライアントまたはユーザに関するすべての情報が含まれる。生データベー
ス３０２からの情報が、転送され、プロファイル３０４内で編成される。その後
、プロファイル３０４を、メーリング・リスト、ダイレクト・マーケティング・
リストおよび購読、ユーザの信用履歴、およびショッピング・クラブ情報などの
他の情報データベースとマージすることができる（たとえば、ユーザがあるマー
ケットのショッピング・クラブのメンバである場合に、ショッピング・クラブの
データベースからの情報を、プロキシ１０２とマーケット場の間の契約を介して
マージすることができる）。プロファイルは、時間依存とし、ユーザがインター
ネット検索エンジンで検索を実行する時に、検索テキストがプロファイルに即座
に保管されるようにリアル・タイムで作成する。さらに、ユーザが、非支払いベ
ースの公共端末（たとえば図書館）にいる場合に、プロファイルを、ユーザの最
近の履歴および端末に関する情報に制限することができ、端末位置を使用するこ
とができる。さらに、ユーザが、支払いベースの公共端末にいる場合に、クライ
アントの住所、クレジット・カード情報、およびユーザがインターネットをブラ
ウズする際の最近の履歴を、使用することができる。

【００５５】プロファイルは、ユーザに表示する広告の種類を決定するのに有用である。た
とえば、プロファイルから、クライアント１００が「花」の検索を実行したこと
が示される場合に、広告主は、ローカルの花屋の広告をクライアント１００に送
信することを望む可能性がある。プロファイルは、競争者の商品またはサービス
を使用するクライアントを具体的にターゲットにするのに使用することもできる
。たとえば、プロファイルに、クライアントがＰｉｚｚａＨｕｔ社のウェブ・
サイトにアクセスすることの知識が維持される場合、ＩＳＰは、ユーザの次のウ
ェブ・アクセスの際に、このアクセスが完全に無関係のサイトに対するものであ
る場合であっても、ＲｏｕｎｄＴａｂｌｅＰｉｚｚａ社またはＤｏｍｉｎｏ
ｓＰｉｚｚａ社の広告を含めることができる。さらに、プロファイルから、ク
ライアントがＢｕｒｇｅｒＫｉｎｇ、ＪａｃｋｉｎｔｈｅＢｏｘ、ファ
スト・フード、ハンバーガなどに関して照会したことが示される場合に、ＩＳＰ
は、ＭｃＤｏｎａｌｄｓ社または他の競争者の広告を含めることができる。

【００５６】広告の挿入本発明の１つまたは複数の実施形態が、広告をウェブ・ページ内に配置または
挿入する複数の方式を提供する。これらの方式のうちの３つを、図４ａ〜４ｃに
示す。

【００５７】図４ａ〜４ｃでは、クライアント４００が、ウェブ・サーバ４０４にＵＲＬを
要求し、これがプロキシ４０２によってインターセプトされる。プロキシ４０２
は、その情報がプロキシ４０２のキャッシュ内にない場合に、ウェブ・サーバ４
０４にＵＲＬを要求する。

【００５８】図４ａを参照すると、広告が、ウェブ・サーバ４０４によってプロキシ４０２
に供給される情報に含まれない場合に、ウェブ・サーバ４０４によって供給され
る情報に、プロキシ４０２が広告主のウェブ・サーバ４０６から取り出す広告を
指定する追加のＵＲＬ情報を含めることができる。その結果、プロキシ４０２が
、広告主のウェブ・サーバ４０６から必要な広告を取り出す。その後、プロキシ
４０２が、広告を含む情報をクライアント４００に転送する。

【００５９】その代わりに、広告主（または広告主のウェブ・サーバ）４０６が、関心のあ
る顧客／クライアント４００の種類と、そのような情報に対して支払う意志があ
る金額を指定することができる。たとえば、広告主４０６が、クライアント４０
０の年齢および信用履歴に関心があると述べることができる。具体的に言うと、
広告主４０６は、（ａ）１８〜３５歳のグループに含まれ（たとえばコード＝ａ
１８３５）、（ｂ）カリフォルニア州パロ・アルト市またはその周辺に住み（た
とえばコード＝ｃ３５）、（ｃ）前にオンラインで食品を注文したことがある（
たとえばコード＝ｏｆ）クライアントに関心を持つ可能性があり、そのようなク
ライアント４００のすべてについて１０セント支払う意志がある。プロキシ４０
２がウェブ・サーバ４０４にウェブ要求を送信する時に、広告主４０６のプリフ
ァレンスをウェブ・サーバ４０４に転送することができる。たとえば、プロキシ
４０２は、ＵＲＬ要求に下記を追加することができる：「＆ｐｒｏｘｙ：ｃｏｄ
ｅ＝ａ１８３５＋ｃ３５＋ｏｆ：ａｇｅ＝２３＋ｖａｌ２＝ＡＢ」（または、同
一の情報を適当に定義されたＨＴＴＰオプション内に配置することができる）。
サーバ４０４は、追加情報を有するＵＲＬ要求を受信した時に、その追加情報を
使用して、保管された適当な広告を挿入するか、顧客の人口統計情報を検証する
か、人口統計のために調整されたコンテンツを提供するか、他の目的に使用する
ことができる。その後、ＩＳＰが、提供した人口統計情報に基づいて支払いを受
けることができる。

【００６０】図４ｂに示された方式を参照すると、クライアント４００が、ウェブ・サーバ
４０４にＵＲＬを要求すると、これがプロキシ４０２によってインターセプトさ
れる。プロキシ４０２は、広告を除く関連情報をウェブ・サーバ４０４から取り
出す。１つまたは複数の実施形態では、プロキシ４０２が、広告を挿入し、完成
したパッケージをクライアント４００に転送する。そのような実施形態では、複
数の広告を、プロキシ４０２によって、データベースまたはプロキシ４０２のキ
ャッシュに保管することができる。これらの保管された広告は、クライアント４
００からのＵＲＬ要求の前に（たとえばウェブ・サーバ４０６から）取り出すこ
とができ、また、クライアントＵＲＬ要求をプロキシ４０２が受信した時に取り
出すことができる。さらに、所望ならならば、広告を別のＩＳＰから購入するこ
とができる。ＵＲＬ要求を受信する前に広告を保管することによって、クライア
ント４００によりすばやく応答を提供することができ（ウェブ・サーバ４０６か
ら広告を取り出すステップが削除される）、効率的なキャッシングがもたらされ
る。

【００６１】その代わりに、クライアント４００に、ＩＭＧディレクティブ（サーバに保管
されたインライン・イメージをロードするディレクティブ（ウェブ・ページのＨ
ＴＭＬ内で指定される））に起因する空のスロットを有するウェブ・ページを供
給することができる。広告スロットは、そのウェブ・ページ内で、広告が配置さ
れることになるか配置されている位置およびスペースである。広告スロットは、
置換することができる広告を既に含むもの（広告ブロックと称する）とするか、
空のスロットとすることができる。空のスロットが送信される時に、クライアン
ト４００は、空のスロットの情報を取り出そうとする。この取出は、プロキシ４
０２によってインターセプトでき、このプロキシ４０２が広告を挿入することが
できる。

【００６２】図４ｃを参照すると、クライアント４００は、プロキシ４０２にＵＲＬ要求を
送信し、このプロキシ４０２が、広告ブロックを除くＵＲＬ要求をウェブ・サー
バ４０４から取り出す。広告を挿入するために、プロキシ４０２は、広告スロッ
ト特性および広告特性（ウェブ・サーバ４０４によって供給される）、プロファ
イル、コスト、または他の情報（上で説明したように保管される）を、広告主の
ウェブ・サーバ４０６に送信する。たとえば、プロキシ４０２は、ＵＲＬを要求
しているユーザが、多数の自動車サイトにアクセスしたことまたは自動車を買お
うとしていることを、ウェブ・サーバ４０６に知らせることができる。その代わ
りに、プロキシ４０２が、広告のコストが１０セントであることをウェブ・サー
バ４０６に知らせることができる。ウェブ・サーバ４０６は、挿入する広告ブロ
ックを決定し、プロキシ４０２に知らせる（キャッシュ保管のために前もって複
数の広告がプロキシ４０２に供給されている場合）か、広告をプロキシ４０２に
転送する。さらに、１つまたは複数の実施形態で、複数の広告を、提供される広
告スロットに収めることができる。

【００６３】図４ａ、図４ｂ、および図４ｃに示されたオプションに加えて、またはこれと
組み合わせて、プロキシ４０２は、ウェブ・サーバ４０４に、それ自体の広告（
プロキシのキャッシュに保管されていてもそうでなくてもよい）を挿入すること
、または複数の広告を挿入することへの関心を表すことによって、ローカル広告
を開始することができる。たとえば、プロキシ４０２は、広告を配置することへ
の関心をウェブ・サーバ４０４に示すことができる。それに応答して、ウェブ・
サーバ４０４は、価格と共に広告スロットをプロキシ４０２に返す（要求された
ウェブ・ページに追加して）。もう１つの実施形態では、プロキシ４０２が、支
払う意志のある価格と共に広告を挿入することへの関心を示すことができる。そ
の後、価格の交渉が、下で詳細に説明するように継続される。広告の価格設定は
、プロキシが有するか表示できる広告の数、交渉可能な広告スポットの数、現在
の市場の履歴、および特定の当事者との以前の価格契約の履歴を含む多数の要因
に基づくものとすることができる。本発明の１つまたは複数の実施形態では、価
格が、人口統計について最も高い広告価格と等しい値に設定される。その後、広
告を見ることができない（または頻繁に表示されない）機会コストまたは、たと
えば過去の履歴などの他の要因によって、価格を調整することができる。

【００６４】プロファイル情報と挿入できる潜在的な広告の組を得た後に、プロキシは、こ
の特定のユーザのためにどの特定の広告を挿入するかを決定しなければならない
。１つまたは複数の実施形態では、ユーザをそのプロファイル／プリファレンス
にマッピングするデータベースを使用して、プロファイル情報にアクセスする。
１つまたは複数の実施形態では、データベースに、プロファイルまたはプリファ
レンスの、広告の組へのマッピングが含まれる。１つまたは複数の実施形態では
、広告とその価格のデータベースが維持される。

【００６５】所望のデータベースを確立した後に、挿入する広告を選択するポリシを使用す
ることができる。たとえば、プロキシが、特定のスロットに最も高価な広告を表
示するポリシを実装することができる。１つまたは複数の実施形態では、広告が
を、同一のユーザについて回転され、その結果、必ず同一のユーザに同一の広告
が表示されないようにすることができる。１つまたは複数の実施形態では、広告
主によって出された広告の数に基づいて広告を選択することができる。たとえば
、トヨタが、１００件の広告挿入を認め、日産が１０００００件の広告を認めた
場合に、日産の広告をより頻繁に使用して、日産の広告を使用できない（ユーザ
のプロファイルまたは他の特性（たとえばブラウザの機能制限）に基づく）時の
ためにトヨタの広告をとっておくことができる。

【００６６】広告を挿入するために、広告および広告スロットのサイズおよび特性を、プロ
キシ４０２が知る必要がある。プロキシ４０２は、ウェブ・サーバ４０４から送
信される情報に基づいて、広告スロットの特性（たとえば広告スロットの寸法）
を判定することができる。１つまたは複数の実施形態では、広告および広告スロ
ットの特性が、ＵＲＬ自体の一部としてエンコードされるか、ＵＲＬの周囲に（
ＵＲＬの一部としてエンコードされずに）ある。もう１つの実施形態では、広告
および広告スロットの特性が、ＨＴＭＬのタグで指定される。もう１つの実施形
態では、広告および広告スロットの特性を、ＨＴＴＰヘッダ（上で説明した）の
一部として送ることができる。そのようなタグの詳細は、下で詳細に説明する。
その代わりに、挿入される広告のタイプを、ウェブ・サーバ４０４によって指定
することができ、挿入することができない広告のタイプを、ウェブ・サーバ４０
４によって指定することができ、挿入される広告のタイプを、プロキシ４０２に
任せることができる。

【００６７】１つまたは複数の実施形態では、広告スロットの価格情報を、それぞれの価格
が広告のサイズおよびスロット位置（たとえば、ウェブ・ページの上部対ページ
の末尾）に依存する複数の値からなるものとすることができる。さらに、価格を
、プロキシまたはウェブ・サーバが購入する広告スロットの数（たとえば大量の
広告に対する割引）およびそのページに存在することができる他の第三者の広告
の数に依存して変更することができる。

【００６８】図５に、図４ａ〜４ｃに関する本発明の１つまたは複数の実施形態による広告
挿入を示す。ステップ５００で、クライアント４００が、ウェブ・サーバ４０４
にＵＲＬを要求する。ステップ５０２で、ＩＳＰプロキシ４０２が、ＵＲＬ要求
をインターセプトする。ステップ５０３で、プロキシ４０２が、指定されたウェ
ブ・ページについてそのキャッシュを検索する。指定されたウェブ・ページがキ
ャッシュ内にない場合には、プロキシ４０２が、ウェブ・ページ要求をウェブ・
サーバ４０４に転送する。ステップ５０４で、ウェブ・サーバ４０４が、指定さ
れたウェブ・ページをプロキシ４０２に送信する。ウェブ・サーバ４０４による
送信には、グローバル広告を挿入するか、またはプロキシ４０２によって挿入さ
れる広告のための空白広告スロットを送信するかに関する判定を含めることがで
きる。グローバル広告を挿入する場合には、ウェブ・サーバ４０４は、プロキシ
４０２がグローバル広告をはぎとる、除去する、またはローカル広告と置換する
ことができないことを指定することができる。さらに、空白スロットの送信には
、広告挿入に関する、指定された価格または制限必要条件も含めることができる
。したがって、送信されるウェブ・ページには、ウェブ・ホストによって挿入さ
れるグローバル広告を含めることができる（そのような情況では、ウェブ・サー
バ４０４が、グローバル広告を含めることがプロキシ４０２によって挿入される
広告に頼ることよりもコスト効率がよいことを判定することができる）。その代
わりに、ウェブ・サーバ４０４による送信で、グローバル広告を排除するか、前
に契約された、プロキシが広告を挿入するための空白スロットの結果として、ま
たはプロキシ４０２とウェブ・サーバ４０４の間でリアルタイムで動的に交渉さ
れる契約の結果として、広告契約（広告主との）がないことに起因する置換可能
な広告ブロックを提供することができる。

【００６９】プロキシ４０２とウェブ・サーバ４０４の間の動的交渉は、イニシエータが自
分の価格を示し、他方の当事者が応諾／拒否する、単一のメッセージ交換で完了
することができる。たとえば、交渉の１つの形では、ウェブ・サーバ４０４が空
白の広告スロットを有するウェブ・ページ（これは、最初のＨＴＴＰ要求でＩＳ
Ｐ４０２によってウェブ・サーバ４０４に渡される可能性がある）を返す場合に
、ＩＳＰ４０２が、ウェブ・サーバ４０４にある金額を申し出ることによって交
渉を開始することができる。それと引き換えに、ウェブ・サーバ４０４は、空の
スロットを有するページを返して契約を受け入れるか、空のスロットを含めずに
契約を拒否する。交渉のもう１つの形では、ウェブ・サーバ４０４が、空の広告
スロットまたは置換可能な広告ブロックを有するページを返し、ある価格でロー
カル広告を導入するオプションをＩＳＰ４０２に申し出ることによって、交渉を
開始する（プロキシ４０２が、リストされた価格でローカル広告を挿入したくな
い場合に実際の広告を取り出すために行かなければならないＵＲＬも、ウェブ・
サーバ４０４が供給することができる）。それと引き換えに、ＩＳＰ４０２が申
し出を受け入れない場合には、ＩＳＰ４０２は、ウェブ・サーバ４０４（ＵＲＬ
がＩＳＰ４０２に供給される場合にはウェブ・サーバ４０６）からウェブ・サイ
トの広告（広告ブロック）を取り出す。その代わりに、ＩＳＰ４０２は、広告ス
ロットの使用に対してＩＳＰ４０２がウェブ・サーバ４０４に支払う意志を持つ
額を指定することができる（この場合、ウェブ・サーバ４０４が、受け入れる、
拒否する、または代替の額を示すことによって応答する）。その後、広告の額に
ついて同意に達するか、一方の当事者によって交渉が打ち切られるまで（たとえ
ば、空の広告スロットがないページを送信するか、申し出を除去することによっ
て）、追加の繰り返しが後に続く。

【００７０】もう一度図５を参照して、広告挿入処理を完了するために本発明の１つまたは
複数の実施形態によって実施することができるオプションのうちの２つを説明す
る。オプションＡでは、ステップ５０６で、プロキシ４０２が、ローカル広告を
挿入するかどうかを決定する。この決定には、ウェブ・サーバ４０４から転送さ
れた広告ブロックを置換することを含めることができる（そのような置換がウェ
ブ・サーバ４０４によって制限されていない場合）。さらに、この決定は、プロ
キシ４０２によって保管された人口統計プロファイル情報に基づくものとするこ
とができる。上で説明したように、挿入される特定の広告または広告のタイプも
しくは広告制限を、ウェブ・サーバ４０４が指定することができる。さらに、オ
プションＡでは、広告がないウェブ・ページの受信時に、プロキシ４０２が、広
告の挿入についてウェブ・サーバ４０４と交渉する（リアル・タイムで）ことが
できる。そのような交渉には、プロキシ４０２が、広告挿入についてウェブ・サ
ーバ４０４に支払うつもりの額を指定することを含めることができる。その後、
プロキシ４０２は、プロキシ４０２がキャッシュに保管した広告を挿入するか、
広告主のウェブ・サーバ４０６に広告ブロックの送信を要求することができる。
しかし、広告をキャッシュから挿入する場合には、プロキシ４０２は、そのよう
なキャッシングされた広告が有効であるかどうかを判定しなければならない。た
とえば、プロキシ４０２は、要求ごとの基準で広告を挿入することだけを許容す
るおよび特定の広告のタイム・リミットが満了している、先在する契約に基づい
て、キャッシングされた広告を挿入することができてはならない。キャッシング
された広告が有効であるかどうかは、下で詳細に説明するタグ・フィールドで指
定することができる。ステップ５１２で、プロキシ４０２が、ウェブ・ページ・
テキストと関連する広告とをクライアント４００に送信する。

【００７１】オプションＢでは、ステップ５０８で、プロキシ４０２が、人口統計情報、コ
スト、および他の情報を、広告主のウェブ・サーバ４０６に転送する。ステップ
５１０で、広告主のウェブ・サーバ４０６が、挿入する広告を決定する。上で説
明したように、この決定には、ウェブ・サーバ４０６による人口統計材料の評価
を含め、その結果、ターゲットを絞られた広告を挿入できるようにすることを含
めることができる。ウェブ・サーバ４０６は、広告に関連するコストも評価する
ことができる。ステップ５１０で、ウェブ・サーバ４０６が、選択された広告が
あれば、それをプロキシ４０２に転送する。ステップ５１２で、プロキシ４０２
が、広告を挿入し、ウェブ・ページ・テキストおよびローカル広告をクライアン
ト４００に転送する。

【００７２】その代わりに、ＵＲＬ送信を、複数のプロキシ（たとえば４つまたは５つ）を
介して渡すことができる。そのような情況では、ＵＲＬ要求に応答して、ウェブ
・サーバ４０４が、空の広告スロットを用いて応答し（上で説明したように）、
スロットが使用される場合に５セントの支払いを要求することができる（広告が
プロキシ４０２によって挿入されない場合に、そこから広告を取り出さなければ
ならないＵＲＬも供給することができる）。サーバ４０４からクライアント４０
０への経路にあるプロキシは、（ａ）要求を次のプロキシに渡すか、（ｂ）ロー
カル挿入を実行する（指定された価格を受け入れる）か、（ｃ）挿入の価格を増
やし、広告をそこから取り出さなければならないＵＲＬを変更する（その後のプ
ロキシがローカル挿入を実行しないことを選択する場合に）かを選択することが
できる。したがって、広告および広告スロットを、あるプロキシから別のプロキ
シへまたはあるエンティティから別のエンティティへ売ることができる。

【００７３】たとえば、第１のプロキシ（サーバ４０４からクライアント４００への経路上
の）が、スロットに６セントの価値があると判定し、広告挿入の価格を上げる可
能性がある（第１のプロキシは、代替の広告ＵＲＬに置換することもできる）。
第２のプロキシが、価格が高すぎるのでローカル広告挿入を実行しないことを選
択する可能性がある。第３のプロキシが、価格を８セントに上げることを選択し
、もう一度代替の広告ＵＲＬに置換する可能性がある。その後、残りのプロキシ
が、ローカル広告挿入を止める可能性がある。そのような情況では、ローカル広
告が、第３のプロキシによって指定されたＵＲＬから取り出される。したがって
、第３のプロキシは、第１のプロキシに６セントを与え、第１のプロキシは、１
セントを自分のものにし（６セント引く５セント）、第１のプロキシは、ウェブ
・サイトに５セントを支払う。

【００７４】上で説明した人口統計情報およびプロファイル情報を評価することによって、
ダイレクト・マーケティング広告主およびマンツーマン広告主が、より正確に特
定の個人をターゲットにすることができる。さらに、ＩＳＰ４０２（および他の
プロキシ）が、利益を得（広告スペースを売ることと、それが収集したプロファ
イル情報および他の情報を使用することによって）、ウェブ・サーバ４０４が、
利益を得（ウェブ・サーバ４０４が小さいか大きかに無関係により多くの広告ス
ペースを売ることによって）、広告主４０６が、正確なターゲット化によって（
より高いクリックスルーの確率をもたらす）利益を得、クライアント４００が、
そのクライアントが特に関心を持つ可能性がある広告を受信することによって利
益を得る。さらに、クライアント４００が、その情報の公表または収集を望まな
い場合には、クライアント４００は、ＩＳＰ４０２と契約を結んで、そのような
情報の使用、配布、または収集を制限するか、人口統計データベースまたはユー
ザ・プロファイルを維持しないＩＳＰ４０２を使用することができる。

【００７５】上の実施形態では、プロキシのキャッシュに保管された情報を使用してもしな
くてもよい。たとえば、プロキシが、ある数のページ使用または広告挿入につい
て価格を交渉することができる。したがって、プロキシのキャッシュを、交渉さ
れた特定の数の広告に使用することができる。その代わりに、ある広告を、ある
エンド・ユーザに表示されるものとして識別することができる。別のユーザが同
一のページを要求する場合に、プロキシは、サーバからの条件「ｇｅｔ」要求を
発行することができる。サーバは、広告の新しい価格構造またはさまざまなパラ
メータに関する更新された値を用いて応答することができる。このアプローチを
使用すると、同一の広告またはウェブ・ページ・コンテンツを繰り返してダウン
ロードせずに、ユーザ固有の価格設定が使用可能になる。１つまたは複数の代替
実施形態では、プロキシおよびサーバが、共通のユーザ識別システムを使用して
、広告の選択および価格を設定する。たとえば、サーバは、特定の価格（たとえ
ば、中サイズ・スロットの表示ごとに５セント）を支払う意志を持つクッキーま
たはプロファイル詳細の組を指定することができる。その結果、プロキシが、そ
のクッキーまたはプロファイル詳細と一致するユーザからの要求をインターセプ
トする時に、必ず、プロキシが、サーバのセット価格で広告を挿入するか否かを
選択することができる。

【００７６】広告タグ広告特性を指定するために、広告タグをＨＴＭＬで指定することができる。サ
ーバは、タグまたはタグの組合せ（たとえば、下で説明するタグの１つに続く＜
Ａ＞．．．＜／Ａ＞ブロック）を指定することができる。その代わりに、プロキ
シが、たとえば新しいタグまたは＜Ａ＞．．．＜ＩＭＧ．．．＞＜／Ａ＞タグ組
合せ（一致する部分列のデータベースと共に）を使用する統計に関する知識に基
づいた推測を行うことができる。異なる特性は、１つのタグの一部または複数の
タグとして指定することができる。ＡＤＳＩＺＥタグによって、バナー広告の標
準定義済みサイズ（たとえばハーフ・サイズまたはフル・サイズの１つまたは複
数、または広告バナーの「スロット」の寸法を指定することができる。

【００７７】ＡＤＰＯＳＩＴＩＯＮ／ＡＤＬＯＣＡＴＩＯＮタグによって、ウェブ・ページ
での特定の広告の位置を指定することができ（たとえば、位置８またはウェブ・
ページの上から７６．２ｍｍ（３インチ）、左から２５．４ｍｍ（１インチ））
、このタグをＡＤＳＩＺＥタグと共に使用することができる。

【００７８】ＡＤＰＲＩＣＥタグによって、広告を配置するコストを指定することができる
。コストは、バナーのサイズに基づくものとすることができ（たとえば、ハーフ
で５．２、フルで３．４）、また、広告代理店とプロキシの間の前の関係に基づ
くものとすることができる（たとえば、クリック・スルー、リファラル・コミッ
ション、またはプロキシによって供給される人口統計情報に基づく）。さらに、
ＡＤＰＲＩＣＥタグでは、特定の通貨を指定するか、複数の代替価格設定方式を
指定するか、広告主がウェブ・サイトについて排他性を維持することを望む場合
の追加コストを指定することができる（たとえば、広告主が、特定の自動車ブラ
ンド（たとえばトヨタ）に関する広告だけがウェブ・サイトに表示されることを
望む場合に、プレミアムまたは追加コストを課すことができる）。その代わりに
、ＡＤＰＲＩＣＥタグを広告主が使用して、プロキシに、広告主が特定の広告に
ついて支払う意志がある額を通知することができる。

【００７９】ＡＤＲＥＳＴＲＩＣＴタグによって、許可／拒否する広告のカテゴリ／タイプ
を指定することができる。たとえば、宗教的なウェブ・サイトが、ポルノグラフ
ィ・ウェブ・サイトの広告を排除することまたは書籍の広告だけを許容すること
をを望む可能性がある。

【００８０】ＡＤＤＥＭＯＧＲＡＰＨＩＣタグによって、広告が提示されるユーザに関する
人口統計情報を指定することができる。このようなタグは、上の図４ｃに関連し
て説明した１つまたは複数の実施形態に関連して使用することができる。たとえ
ば、年齢、信用履歴、給料、関心、前の購入、前にアクセスしたウェブ・サイト
、行ったウェブ検索、ショッピング情報、または特定のウェブ・サイトで費やし
た時間（ＩＳＰまたはプロキシだけが知っている）を指定することができる。そ
の代わりに、広告主が、ＡＤＤＥＭＯＧＲＡＰＨＩＣタグを、ＡＤＰＲＩＣＥタ
グと共に使用して、指定された人口統計情報を有する特定のユーザに表示される
特定の広告について広告主が支払う意志を持つ額をプロキシに知らせることがで
きる。たとえば、広告主は、初めて訪れる家の買い手に表示される抵当広告につ
いて１０セントを支払い、既存の家の所有者に表示される抵当広告について５セ
ントを支払うことを指定することができる。

【００８１】上のタグに加えて、または上のタグと共に、追加のＬＯＣＡＬＡＤ＿ＮＥＧＯ
ＴＩＡＴＩＯＮタグまたはビットを使用して、交渉プロセスを識別することがで
きる。たとえば、ＬＯＣＡＬＡＤ＿ＮＥＧＯＴＩＡＴＩＯＮタグの１つの部分で
、ウェブ・サーバ４０４が、ローカル広告挿入のコストを決定する交渉を受け入
れることを指定することができる。ＬＯＣＡＬＡＤ＿ＮＥＧＯＴＩＡＴＩＯＮタ
グの別の部分で、許容可能な最大交渉を指定することができる（待っているクラ
イアント４００へのウェブ・ページ送信時間を制限するために）。たとえば、最
大交渉を、１０秒などの時間の単位とするか、たとえば４回の送信など、プロキ
シ４０２とウェブ・サーバ４０４の間で発生する送信の回数とすることができる
。

【００８２】ＩＭＧディレクティブも、広告スロット特性と共に、表示されるイメージ（広
告を含めることができる）に関する情報を指定するのに使用することができる。
たとえば、タグ＜ＩＭＧＳＲＣ＝ａｄ−ｉｍａｇｅ．ｇｉｆＷＩＤＴＨ＝４
０ＨＥＩＧＨＴ＝６０ＰＲＩＣＥ＝３４＞は、幅が４０、高さが６０、値が
３４の追加広告価格フィールドを有する、ａｄ−ｉｍａｇｅ．ｇｉｆという名前
のイメージを提供する。

【００８３】その代わりに、ＨＴＭＬタグの形で上の情報を指定するのではなく、情報を、
広告主に供給されるＵＲＬ要求の一部またはデータ・ストリームの一部として指
定することができる。たとえば、サーバは、ＨＴＭＬの広告スロットが、データ
・ストリームの文字またはバイト５５〜７５として送信されることを指定するこ
とができる。

【００８４】監査およびクロス検証システム広告がユーザに表示された後に、広告主は、契約された額を広告代理店、プロ
キシ、またはウェブ・ホストに支払う。ヒット・カウント数およびクリックスル
ー数は、水増しすることができるので、広告が実際にユーザに表示されたことを
監査し、検証するシステムが望ましい。さらに、ＩＳＰが広告主と直接の契約を
維持する（すなわち、ＩＳＰが、広告スペースについてウェブ・ホストに（広告
主から受け取った金を用いて）支払う）状況では、ウェブ・ホストが、広告主に
よってＩＳＰに支払われた額を検証することを望む場合がある。そのような検証
は、独立の監査人などの第三者によって実行することができる。

【００８５】図４ａ〜４ｃを参照すると、すべての送信に関する情報を含むログが、プロキ
シ４０２、ウェブ・サーバ４０４、およびウェブ・サーバ４０６によって維持さ
れる。そのようなログは、広告主の要求で維持されなければならない場合がある
。たとえば、ログで、時刻、挿入された広告（ある場合）、４タプル（ｓｒｃ
ＩＰアドレス（ソースＩＰアドレス）、ｓｒｃポート（ソースのポート番号）、
ｄｅｓｔＩＰアドレス（デスティネーションＩＰアドレス）、ｄｅｓｔポート
（デスティネーションのポート番号））などの一意の接続識別子を維持すること
ができる。その結果、ウェブ・サーバ４０４が、それが受信し、プロキシ４０２
に送信したＵＲＬ要求の数、タイプ、およびタイミングに関する情報を維持する
。同様に、プロキシ４０２は、それがクライアント４００に送信した広告の数、
タイプ、およびタイミングに関する情報を維持する。

【００８６】クライアント４００は、さまざまな方法を使用して、どの時点でも他のクライ
アントから一意に識別することができる。たとえば、ＩＰアドレスまたはポート
番号を、クライアント４００に割り当てられる一意の数とすることができる。し
かし、複数の家族構成員が、同一のＩＰアドレスまたはポート番号を有する同一
のコンピュータを使用する場合があるので、ユーザのログイン名、もしくはＩＰ
アドレスまたはポート番号に連結されたユーザのログイン名を使用して、クライ
アント４００を他のクライアントから一意に識別し、家族構成員の間で区別する
ことができる（割り当てられたＩＰアドレスを、一意のユーザ識別子にマッピン
グすることもできる）。ユーザを、ユーザがウェブ・サイトに送信するクッキー
によって識別することもできる。その代わりに、ユーザのグループが識別可能で
ある場合がある。たとえば、ＩＳＰは、同一のプロキシを使用するようにユーザ
のブロックを割り当て、このプロキシを使用して、ユーザの集合を識別すること
ができる。その結果、この情報に基づいて、広告主が、望む場合に、選択された
ウェブ・サイトからのページだけに広告を挿入するようにプロキシを制限するこ
とができる。

【００８７】クライアント４００に実際に表示された広告の数を検証するために、ウェブ・
サーバ４０４のログに保管された、特定の時刻の特定のクライアント４００から
のＵＲＬ要求（および結果の送信）を、プロキシ４０２のログに保管された特定
の時刻の特定のクライアントへの広告の送信（およびウェブ・サーバ４０４から
のウェブ・ページ）とクロスチェックすることができる。ウェブ・サーバ４０４
のログからの情報とプロキシ４０２のログからの情報をクロス・チェックし、比
較することによって、広告主は、広告が実際に表示されたかどうかを判定するこ
とができ、ウェブ・ホスト４０４は、受け取ると期待される金額を計算すること
ができる。広告主は、特定のＩＳＰに関して何回の送信が発生したかを判定する
（支払われた広告の数が送信の数と一致するかどうかを判定するため）ことを試
みるために、より大きいウェブ・サイトにクロス・チェックを制限することもで
きる。さらに、広告主は、ウェブ・サーバが広告から受け取る金額を確認し、ク
ロス・チェックすることができる。

【００８８】さらに、広告主は、コンテンツ・プロバイダ（ウェブ・サーバ）の異なる組な
らびにプロキシの異なる組からヒットカウント情報を得ることができる（各ヒッ
トは、コンテンツ・プロバイダが広告を置換するプロキシにページを供給する回
数に等しい）。その後、相互参照を実行して、各プロキシが、サービスされる（
特定のサーバからまたは一般にすべてのサーバから）特定の広告についてすべて
のプロキシについて業界の規範の範囲内で振る舞っているかどうかを検査する。
この業界の規範は、サンプリング監査方式を使用することによって、より正確に
判定することができる。サンプリング方式では、プロキシに、使用可能な広告が
ないことまたはページがキャッシング不能であること（ページ・ビューのサブセ
ットについて）を知らせることができる。その後、広告ヒット率（および反復率
）を得る。プロキシの、ヒット率および反復率に関する主張を、統計的に検査し
て、それらの率が適当であるか否かを判定する。

【００８９】上で示したクロスチェックは、不一致の数に関する情報を維持するスプレッド
シートまたはデータベース内に配置することもできる。不一致の数または比率に
基づいて、ウェブ・サーバ４０４または広告主による追加の処置を講じる（たと
えば、契約を取り消すか、関係当事者を罰する）ことができる。たとえば、ウェ
ブ・サーバ４０４が、表示された広告の１０％の支払いだけを受け取っているこ
とを知った場合に、ウェブ・サーバ４０４は、広告を挿入するＩＳＰとの契約を
取り消すか、広告主との契約を取り消すことができる。その代わりに、ウェブ・
サーバ４０４は、ＩＳＰ４０２によって挿入されるすべての広告について１０％
だけ広告コストを増やすことによって、ＩＳＰ４０２を罰することができる。同
様に、広告主が、５％の不一致があることを知った場合に、広告主は、５％少な
い額をＩＳＰ４０２またはウェブ・サーバ４０４に支払うことができる。さまざ
まなエンティティ（たとえば、クライアント４００、ＩＳＰ４０２、およびウェ
ブ・サーバ４０４）によって維持される情報をクロス・チェックする能力の結果
として、第三者から利益を詐取するためには、複数の当事者が共謀する必要が生
じる。従来技術では、そのような共謀が不要であった（すなわち、使用可能なク
ロス検証システムがなかったので、１つの当事者単独で、他の当事者から利益を
詐取することができた）。

【００９０】検証は、ＩＳＰによって供給される人口統計が正確であるかどうかを判定する
ためにも必要である。そのような検証は、広告のコストが人口統計に依存する時
に特に有用である（たとえば、メルセデスまたはジャガーの広告主は、クライア
ントが富裕地域に住んでいる場合により多く支払う可能性がある）。この検証は
、判定のために人口統計システム（すなわち、図３のオンライン・プロファイル
管理システム３００を実施するのに使用されるコンピュータ・ソフトウェア）お
よびＩＳＰによって維持されるプロファイルを検査し、試験し、評価する、独立
の監査人が実行することができる。独立の監査人は、ソフトウェアを評価し、試
験して、情報を入手し、判定し、特定の広告を挿入する方法に信頼性があるかど
うかを判定する。

【００９１】したがって、インターネット上でのローカル広告の方法および装置を、１つま
たは複数の特定の実施形態に関して説明した。本発明は請求項および同等物の完
全な範囲によって定義される。

【図面の簡単な説明】

【図１】ウェブ・ページを処理する従来技術の方法を示す図である。

【図２】本発明の１つまたは複数の実施形態に適する実行環境を提供することができる
コンピュータ・システムの１実施形態のブロック図である。

【図３】本発明の１つまたは複数の実施形態による、オンライン・プロファイル管理シ
ステムとクライアント、サーバ、およびプロキシの関係を示す図である。

【図４】本発明の１つまたは複数の実施形態による、ウェブ・ページへの広告の配置ま
たは挿入のための複数の方式を示す図である。

【図５】本発明の１つまたは複数の実施形態による、広告挿入を示す図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｇ０６Ｆ 17/30 １１０Ｇ０６Ｆ 17/30 １１０Ｆ１７０１７０Ｚ３４０３４０Ａ 17/60 ３２６ 17/60 ３２６５０４５０４ (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (71)出願人 901 ＳＡＮＡＮＴＯＮＩＯＲＯＡＤＰＡＬＯＡＬＴＯ，ＣＡ 94303，Ｕ．Ｓ．Ａ． (72)発明者ヴェンカタラマン，スリラマンイギリス国・エヌダブリュ１４エスエイ・ロンドン・リージェンツパーク・サセックスプレイス・（番地なし）・ロンドンビジネススクール内 (72)発明者ベーアー，ジェフリーアメリカ合衆国・94025・カリフォルニア州・メンロパーク・ネットワークサークル・11・エムピイケイ15−2671・サン・マイクロシステムズ・インコーポレーテッド内Ｆターム(参考） 5B075 KK03 KK07 KK13 KK33 ND20 ND23 ND36 NR02 NR20 PQ02 PR03 PR08 UU08 UU40 5B082 FA12 HA05 5B085 AA01 AA08 BE07 BG04 BG07 CE06

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】コンピュータ・システムを使用する広告の方法であって、表示される情報および第１広告スロット内の第１広告を得ることと、前記第１広告を少なくとも１つの第２広告に置換することとを含む方法。
【請求項２】前記表示される情報が、ウェブ・ページである請求項１に記
載の方法。
【請求項３】前記置換ステップが、プロキシによって実行される請求項２
に記載の方法。
【請求項４】さらに、前記第１広告を置換するコストを得ることを含む請
求項１に記載の方法。
【請求項５】さらに、プロキシが、前記第１広告を前記第２広告に置換す
るコストの交渉を開始することを含む請求項２に記載の方法。
【請求項６】さらに、ウェブ・サーバが、前記第１広告を前記第２広告に
置換するコストの交渉を開始することを含む請求項２に記載の方法。
【請求項７】前記広告スロットが、ＨＴＭＬタグによって識別される請求
項２に記載の方法。
【請求項８】前記プロキシが、クライアントに関するプロファイル情報を
得ることと、前記プロキシが、前記プロファイル情報に基づいて前記第２広告を得ることとをさらに含む請求項２に記載の方法。
【請求項９】前記プロファイル情報が、前記クライアントに表示されるウ
ェブ・ページに関する情報を含む請求項８に記載の方法。
【請求項１０】前記プロファイル情報が、前記クライアントの人口統計情
報を含む請求項８に記載の方法。
【請求項１１】前記プロファイル情報が、前記クライアントの個人情報を
含む請求項８に記載の方法。
【請求項１２】前記プロファイル情報が、前記クライアントのネットワー
ク・アクセスを含む請求項８に記載の方法。
【請求項１３】前記第２広告を得ることが、広告へのプロファイル情報の
マッピングを含むデータベースに基づく請求項８に記載の方法。
【請求項１４】さらに、広告主から前記第２広告を得ることを含む請求項
１に記載の方法。
【請求項１５】前記第２広告が、キャッシュに保管される請求項１に記載
の方法。
【請求項１６】さらに、前記表示される情報および前記第２広告をクライ
アントに提供することを含む請求項２に記載の方法。
【請求項１７】さらに、前記第２広告が前記クライアントに提供されたこ
とを検証することを含む請求項１６に記載の方法。
【請求項１８】前記検証ステップが、サンプリングによる請求項１７に記
載の方法。
【請求項１９】前記検証ステップが、プロキシのログに対してサーバのロ
グを比較することを含む請求項１７に記載の方法。
【請求項２０】前記プロファイル情報が、前記第２広告の主題の競争者へ
の関心を示す請求項９に記載の方法。
【請求項２１】前記コストが、前記広告のサイズに基づく請求項４に記載
の方法。
【請求項２２】前記コストが、前記広告スロットの位置に基づく請求項４
に記載の方法。
【請求項２３】前記コストが、挿入される広告の数に基づく請求項４に記
載の方法。
【請求項２４】前記コストが、追加広告が表示されるかどうかに基づく請
求項４に記載の方法。
【請求項２５】前記広告が、前記広告のコストに基づいて挿入される請求
項１に記載の方法。
【請求項２６】ＩＰアドレスおよびポート番号を得ることと、前記ＩＰアドレスおよびポート番号を一意のユーザ識別子にマッピングするこ
とと、前記プロファイル情報を特定のクライアントにマッピングするために前記一意
のユーザ識別子を使用することとをさらに含む請求項８に記載の方法。
【請求項２７】コンピュータ・システムを使用する広告の方法であって、第１ソースからの広告のために使用可能なスペースを含む、表示される情報を
得ることと、前記使用可能なスペース内にプロキシによって挿入するために第２ソースから
広告を得ることとを含む方法。
【請求項２８】前記表示される情報が、ウェブ・ページである請求項２７
に記載の方法。
【請求項２９】前記第２ソースが、前記プロキシである請求項２８に記載
の方法。
【請求項３０】さらに、前記広告を挿入するコストを得ることを含む請求
項２７に記載の方法。
【請求項３１】さらに、前記プロキシが、前記広告を挿入するコストの交
渉を開始することを含む請求項２８に記載の方法。
【請求項３２】さらに、ウェブ・サーバが、前記広告を挿入するコストの
交渉を開始することを含む請求項２８に記載の方法。
【請求項３３】前記使用可能なスペースが、ＨＴＭＬタグによって識別さ
れる請求項２８に記載の方法。
【請求項３４】さらに、前記プロキシが、クライアントに関するプロファ
イル情報を得ることを含み、前記広告が、前記プロファイル情報に基づく請求項
２８に記載の方法。
【請求項３５】前記プロファイル情報が、前記クライアントに表示される
ウェブ・ページに関する情報を含む請求項３４に記載の方法。
【請求項３６】前記プロファイル情報が、前記クライアントの人口統計情
報を含む請求項３４に記載の方法。
【請求項３７】前記プロファイル情報が、前記クライアントの個人情報を
含む請求項３４に記載の方法。
【請求項３８】前記プロファイル情報が、前記クライアントのネットワー
ク・アクセスを含む請求項３４に記載の方法。
【請求項３９】前記広告を得ることが、広告へのプロファイル情報のマッ
ピングを含むデータベースに基づく請求項３４に記載の方法。
【請求項４０】前記第２ソースが、広告主である請求項２７に記載の方法
。
【請求項４１】前記広告が、キャッシュに保管される請求項２７に記載の
方法。
【請求項４２】さらに、前記表示される情報および前記広告をクライアン
トに提供することを含む請求項２８に記載の方法。
【請求項４３】さらに、前記広告が前記クライアントに提供されたことを
検証することを含む請求項４２に記載の方法。
【請求項４４】前記検証ステップが、サンプリングによる請求項４３に記
載の方法。
【請求項４５】前記検証ステップが、前記プロキシのログに対してサーバ
のログを比較することを含む請求項４３に記載の方法。
【請求項４６】前記プロファイル情報が、前記広告の主題の競争者への関
心を示す請求項３５に記載の方法。
【請求項４７】前記コストが、前記広告のサイズに基づく請求項３０に記
載の方法。
【請求項４８】前記コストが、前記使用可能なスペースの位置に基づく請
求項３０に記載の方法。
【請求項４９】前記コストが、挿入される広告の数に基づく請求項３０に
記載の方法。
【請求項５０】前記コストが、追加広告が表示されるかどうかに基づく請
求項３０に記載の方法。
【請求項５１】前記広告を得るステップが、前記広告のコストに基づく請
求項２７に記載の方法。
【請求項５２】ＩＰアドレスおよびポート番号を得ることと、前記ＩＰアドレスおよびポート番号を一意のユーザ識別子にマッピングするこ
とと、前記プロファイル情報を特定のクライアントにマッピングするために前記一意
のユーザ識別子を使用することとをさらに含む請求項３４に記載の方法。
【請求項５３】プロセッサと、前記プロセッサに結合されたメモリと、広告するように構成された、前記プロセッサによって実行されるコードとを含むシステムであって、前記コードが表示される情報および第１広告スロット内の第１広告を得る方法と、前記第１広告を少なくとも１つの第２広告に置換する方法とを含むシステム。
【請求項５４】前記表示される情報が、ウェブ・ページである請求項５３
に記載のシステム。
【請求項５５】前記置換する方法が、プロキシによって実行される請求項
５４に記載のシステム。
【請求項５６】前記コードがさらに、前記第１広告を置換するコストを得
る方法を含む請求項５２に記載のシステム。
【請求項５７】前記コードが、前記プロキシが、クライアントに関するプロファイル情報を得る方法と、前記プロキシが、前記プロファイル情報に基づいて前記第２広告を得る方法とをさらに含む請求項５４に記載のシステム。
【請求項５８】前記コードがさらに、前記表示される情報および前記第２
広告をクライアントに提供する方法を含む請求項５４に記載のシステム。
【請求項５９】プロセッサと、前記プロセッサに結合されたメモリと、広告するように構成された、前記プロセッサによって実行されるコードであっ
て、第１ソースからの広告のために使用可能なスペースを含む、表示される情報を
得る方法と、第２ソースから広告を得る方法とを含むコードと、前記使用可能なスペース内に前記広告を挿入するように構成されたプロキシとを含むシステム。
【請求項６０】前記表示される情報が、ウェブ・ページである請求項６１
に記載のシステム。
【請求項６１】前記コードがさらに、前記広告を挿入するコストを得る方
法を含む請求項５９に記載のシステム。
【請求項６２】前記プロキシがさらに、クライアントに関するプロファイ
ル情報を得るように構成され、前記広告が、前記プロファイル情報に基づく請求
項６０に記載のシステム。
【請求項６３】コンピュータ・プログラム製品であって、広告するように構成されたコンピュータ可読プログラム・コードをその中で実
施されたコンピュータ使用可能媒体を含み、コンピュータに、表示される情報および第１広告スロット内の第１広告を得る
ことを行わせるように構成されたコンピュータ可読コードと、コンピュータに、前記第１広告を少なくとも１つの第２広告に置換することと
を行わせるように構成されたコンピュータ可読コードとを含む、コンピュータ・プログラム製品。
【請求項６４】前記表示される情報が、ウェブ・ページである請求項６３
に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項６５】さらに、コンピュータに、前記第１広告を置換するコスト
を得ることを行わせるように構成されたコンピュータ可読コードを含む請求項６
３に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項６６】プロキシに、クライアントに関するプロファイル情報を得
ることを行わせるように構成されたコンピュータ可読コードと、前記プロキシに、前記プロファイル情報に基づいて前記第２広告を得ることを
行わせるように構成されたコンピュータ可読コードとをさらに含む請求項６４に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項６７】さらに、コンピュータに、前記表示される情報および前記
第２広告をクライアントに提供することを行わせるように構成されたコンピュー
タ可読コード含む請求項６４に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項６８】コンピュータ・プログラム製品であって、広告するように構成されたコンピュータ可読プログラム・コードをその中で実
施されたコンピュータ使用可能媒体を含み、コンピュータに、第１ソースからの広告のために使用可能なスペースを含む、
表示される情報を得ることを行わせるように構成されたコンピュータ可読コード
と、コンピュータに、前記使用可能なスペース内にプロキシによって挿入するため
に第２ソースから広告を得ることを行わせるように構成されたコンピュータ可読
コードとを含む、コンピュータ・プログラム製品。
【請求項６９】前記表示される情報が、ウェブ・ページである請求項６８
に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項７０】さらに、コンピュータに、前記広告を挿入するコストを得
ることを行わせるように構成されたコンピュータ可読コード含む請求項６９に記
載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項７１】さらに、コンピュータに、クライアントに関するプロファ
イル情報を得ること行わせるように構成されたコンピュータ可読コードを含み、
前記広告が、前記プロファイル情報に基づく請求項６８に記載のコンピュータ・
プログラム製品。