JP2003296226A - ウェブアクセス提供方法およびサーバ装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】複数のユーザを内包するLANと、低品質の常時
通信回線と、一時的に使用できる高品質回線が接続され
ているような構造物、例えば航空機や船のような輸送手
段や、複数の回線を契約しているビルなどで、プロクシ
サーバを用いてウェブアクセスをユーザに提供するシス
テムにおいて、前もってウェブサイト蓄積サーバからプ
ロクシサーバにダウンロードされる情報を充実する。 【解決手段】LAN内ウェブアクセスユーザの検索エンジ
ンへのアクセスを監視し、キーワード情報を蓄積し、そ
のキーワード情報を用いてウェブサイト蓄積サーバで再
度検索エンジンにアクセスし、リストアップされたウェ
ブサイトの内容をすべてウェブサイト蓄積サーバ内に蓄
積する。 【効果】ユーザの関心のあるウェブサイトの内容が網羅
的にウェブサイト蓄積サーバに蓄積され、それによりプ
ロクシサーバに前もってダウンロードされる情報も充実
する。
通信回線と、一時的に使用できる高品質回線が接続され
ているような構造物、例えば航空機や船のような輸送手
段や、複数の回線を契約しているビルなどで、プロクシ
サーバを用いてウェブアクセスをユーザに提供するシス
テムにおいて、前もってウェブサイト蓄積サーバからプ
ロクシサーバにダウンロードされる情報を充実する。 【解決手段】LAN内ウェブアクセスユーザの検索エンジ
ンへのアクセスを監視し、キーワード情報を蓄積し、そ
のキーワード情報を用いてウェブサイト蓄積サーバで再
度検索エンジンにアクセスし、リストアップされたウェ
ブサイトの内容をすべてウェブサイト蓄積サーバ内に蓄
積する。 【効果】ユーザの関心のあるウェブサイトの内容が網羅
的にウェブサイト蓄積サーバに蓄積され、それによりプ
ロクシサーバに前もってダウンロードされる情報も充実
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のユーザを内
包するLANと、比較的低品質の通信回線と、比較的高品
質の通信回線が接続されているような構造物からの効率
的なウェブアクセスに関する。例えば航空機や船のよう
な輸送手段や、複数の回線を契約しているビルなどで、
効率的にウェブアクセスを供給するシステムに関する。
包するLANと、比較的低品質の通信回線と、比較的高品
質の通信回線が接続されているような構造物からの効率
的なウェブアクセスに関する。例えば航空機や船のよう
な輸送手段や、複数の回線を契約しているビルなどで、
効率的にウェブアクセスを供給するシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】航空機や船といった、地上と有線もしく
は近距離無線通信で接続されていない乗客輸送手段内の
ユーザに対してウェブアクセスを提供する手段として、
長距離無線通信が用いられる。しかし、長距離無線通信
によるウェブアクセスは、地上でのウェブアクセスに比
して、狭帯域・高コストである。そこで、それを解消す
るために、輸送手段内にプロクシサーバを置き、そこ
に、あるユーザがアクセスしたウェブサイトの内容を蓄
積したり、ユーザがアクセスしそうなウェブサイトの内
容を地上に停泊している間にあらかじめロードしておく
ことにより、長距離無線通信をなるべく用いず、安価・
快適にユーザにウェブアクセスを提供するという手段も
存在し、すでに用いられている。前記プロクシサーバの
利用の例としては、特開平11-127097などが挙げられ
る。また、近年のインターネット上でのQoS保証技術の
進歩により、通信速度保証型の高品質の回線を時間課金
によって提供するビジネスが出てくる余地が出てきた。
低品質の常時接続回線に加え、この高品質回線にあらか
じめ決まった特定の時間のみ接続するという契約形態を
取ることで、高品質回線を常時接続する余裕の無いオフ
ィスなどでも、前記輸送手段の例と同様にして高品質回
線が使用可能な時間のうちにプロクシにウェブ情報をあ
らかじめダウンロードしておくことで、安価・快適にユ
ーザにウェブアクセスを提供することが可能となる。と
ころで、ウェブアクセスにおいて、ユーザが詳細な情報
を得るためには、検索エンジンと呼ばれる、キーワード
検索ウェブサイトを用いるのが一般的である。これはウ
ェブのページ上で知ろうとする情報を端的に示すキーワ
ードを入力すると、それに合致した情報を持つウェブサ
イトの候補をリストアップするサービスを提供するサイ
トである。ユーザはその中から情報を得るためのサイト
を選択し、アクセスする。リストアップされた候補の数
が多すぎる場合は、さらにキーワードを追加して候補を
絞り込むことも可能である。
は近距離無線通信で接続されていない乗客輸送手段内の
ユーザに対してウェブアクセスを提供する手段として、
長距離無線通信が用いられる。しかし、長距離無線通信
によるウェブアクセスは、地上でのウェブアクセスに比
して、狭帯域・高コストである。そこで、それを解消す
るために、輸送手段内にプロクシサーバを置き、そこ
に、あるユーザがアクセスしたウェブサイトの内容を蓄
積したり、ユーザがアクセスしそうなウェブサイトの内
容を地上に停泊している間にあらかじめロードしておく
ことにより、長距離無線通信をなるべく用いず、安価・
快適にユーザにウェブアクセスを提供するという手段も
存在し、すでに用いられている。前記プロクシサーバの
利用の例としては、特開平11-127097などが挙げられ
る。また、近年のインターネット上でのQoS保証技術の
進歩により、通信速度保証型の高品質の回線を時間課金
によって提供するビジネスが出てくる余地が出てきた。
低品質の常時接続回線に加え、この高品質回線にあらか
じめ決まった特定の時間のみ接続するという契約形態を
取ることで、高品質回線を常時接続する余裕の無いオフ
ィスなどでも、前記輸送手段の例と同様にして高品質回
線が使用可能な時間のうちにプロクシにウェブ情報をあ
らかじめダウンロードしておくことで、安価・快適にユ
ーザにウェブアクセスを提供することが可能となる。と
ころで、ウェブアクセスにおいて、ユーザが詳細な情報
を得るためには、検索エンジンと呼ばれる、キーワード
検索ウェブサイトを用いるのが一般的である。これはウ
ェブのページ上で知ろうとする情報を端的に示すキーワ
ードを入力すると、それに合致した情報を持つウェブサ
イトの候補をリストアップするサービスを提供するサイ
トである。ユーザはその中から情報を得るためのサイト
を選択し、アクセスする。リストアップされた候補の数
が多すぎる場合は、さらにキーワードを追加して候補を
絞り込むことも可能である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】輸送手段の例におい
て、プロクシサーバにあらかじめロードされるウェブサ
イトの内容は、過去に輸送手段内でウェブアクセスを利
用したユーザが多く利用したウェブサイトから決定され
るか、経営上の事情から決定されることがほとんどであ
る。その結果、多くの人にURLを知られている大手ウェ
ブサイトの内容が選択されるか、輸送手段運営会社と業
務提携したサイトの内容が選択されることが多い。しか
しながら、乗客が輸送手段内でアクセスしたい情報は、
宿泊先への詳細なアクセス方法や、旅先での穴場飲食店
情報など、一定の志向性を持ちながらも、大手ウェブサ
イトの内容から漏れているような詳細な情報であること
も多い。このような情報をもつウェブサイトは、乗客の
目的に応じてアクセスも細分化されるため、プロクシに
ロードする情報としては選択されずに終わってしまうこ
とが多い。その結果、長距離無線通信を用いたアクセス
が増え、コストおよびユーザの利便性の両面で損失とな
る。また、オフィスの例においても、同じ業務に就く人
々がアクセスしたい情報は、一定の志向性を持ちながら
も、大手ウェブサイトの内容から漏れているような詳細
な情報であることが多く、よって、アクセスも細分化さ
れ、プロクシにロードする情報としては選択されずに終
わってしまうことが多い。
て、プロクシサーバにあらかじめロードされるウェブサ
イトの内容は、過去に輸送手段内でウェブアクセスを利
用したユーザが多く利用したウェブサイトから決定され
るか、経営上の事情から決定されることがほとんどであ
る。その結果、多くの人にURLを知られている大手ウェ
ブサイトの内容が選択されるか、輸送手段運営会社と業
務提携したサイトの内容が選択されることが多い。しか
しながら、乗客が輸送手段内でアクセスしたい情報は、
宿泊先への詳細なアクセス方法や、旅先での穴場飲食店
情報など、一定の志向性を持ちながらも、大手ウェブサ
イトの内容から漏れているような詳細な情報であること
も多い。このような情報をもつウェブサイトは、乗客の
目的に応じてアクセスも細分化されるため、プロクシに
ロードする情報としては選択されずに終わってしまうこ
とが多い。その結果、長距離無線通信を用いたアクセス
が増え、コストおよびユーザの利便性の両面で損失とな
る。また、オフィスの例においても、同じ業務に就く人
々がアクセスしたい情報は、一定の志向性を持ちながら
も、大手ウェブサイトの内容から漏れているような詳細
な情報であることが多く、よって、アクセスも細分化さ
れ、プロクシにロードする情報としては選択されずに終
わってしまうことが多い。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、LAN内の複数のユーザにインターネ
ット上のウェブページへのアクセスを提供するウェブア
クセス提供方法であって、LANに接続されインターネッ
トとの通信を可能とするプロクシサーバと、ユーザがイ
ンターネット上のウェブページを検索する際の検索条件
を監視する監視サーバと、インターネット上のウェブペ
ージを蓄積する蓄積サーバを設け、監視サーバで得られ
る検索条件に従って蓄積サーバにウェブページを蓄積
し、プロクシサーバは蓄積サーバに蓄積されたウェブペ
ージをユーザに提供することを特徴とする。このような
構成により、ユーザがウェブページを検索した際の情報
を利用して、ユーザがアクセスする可能性の強いウェブ
ページをあらかじめ蓄積することができ、一種のキャッ
シュ機能により快適なアクセスが可能となる。
めに、本発明では、LAN内の複数のユーザにインターネ
ット上のウェブページへのアクセスを提供するウェブア
クセス提供方法であって、LANに接続されインターネッ
トとの通信を可能とするプロクシサーバと、ユーザがイ
ンターネット上のウェブページを検索する際の検索条件
を監視する監視サーバと、インターネット上のウェブペ
ージを蓄積する蓄積サーバを設け、監視サーバで得られ
る検索条件に従って蓄積サーバにウェブページを蓄積
し、プロクシサーバは蓄積サーバに蓄積されたウェブペ
ージをユーザに提供することを特徴とする。このような
構成により、ユーザがウェブページを検索した際の情報
を利用して、ユーザがアクセスする可能性の強いウェブ
ページをあらかじめ蓄積することができ、一種のキャッ
シュ機能により快適なアクセスが可能となる。
【０００５】典型的な例としては、プロクシサーバには
インターネットにアクセスする第１の通信手段と、蓄積
サーバにアクセスする第２の通信手段を設け、第１の通
信手段によりインターネットに接続される検索エンジン
で検索が行われる際に監視サーバはその検索キーワード
を取得する。取得した検索キーワードは蓄積サーバに転
送され、蓄積サーバは検索キーワードに従って検索した
ウェブページを蓄積する。蓄積されたウェブページは第
２の通信手段によりプロクシサーバにコピーする。好適
な例では、第２の通信手段のデータ転送速度は第１の通
信手段のデータ転送速度よりも高速であるか、または、
第２の通信手段は第１の通信手段よりも低エラーレート
であることを特徴とする。LANが移動手段内にある場
合、高品質回線のコストが高いなどの理由から主たるア
クセス手段としては第１の通信手段を使用せざるを得な
い場合が多い。このような場合、第２の通信手段を用い
て検索したウェブページを蓄積し、プロクシサーバにコ
ピーしておき、第１の通信手段使用時にキャッシュとし
て用いることにより、高速のアクセスが可能となる。LA
Nは構内に設置されるものであっても良いが、飛行機な
どの輸送輸送手段内に設置されるものに用いても有効で
ある。また、記第１の通信手段は常時接続回線であり、
第２の通信手段は一時接続回線であることとしてもよ
い。本発明の他の観点としてのサーバ装置においては、
LANを利用する複数のユーザにインターネットのウェブ
ページへのアクセスを提供するサーバ装置であって、ウ
ェブページを蓄積する蓄積サーバ、および、ユーザがウ
ェブページの検索をする際の検索条件を収集する監視サ
ーバとの交信機能を有し、インターネットにアクセスす
る第１の回線と、蓄積サーバにアクセスする第２の回線
とを有し、ユーザの第１の回線を介したウェブページの
アクセスを監視サーバにモニタさせる監視サーバ通信部
と、第２の通信回線を介して蓄積サーバに蓄積されたウ
ェブページを受け取るウェブ情報蓄積部を有することを
特徴とする。第２の回線のデータ転送速度は第１の回線
のデータ転送速度よりも高速であるか、または、第２の
回線は第１の回線よりも低エラーレートであることとす
ることが有効である。本発明の具体例では、プロクシサ
ーバと連携してユーザの検索エンジンへのアクセスを監
視し、検索エンジンに与えられたキーワードを取得、蓄
積する輸送手段内サーバと、輸送手段停泊中に前記輸送
手段内サーバからキーワード情報を受け取り、蓄積し、
蓄積したキーワード情報を元に外部検索エンジンにアク
セスし、その結果リストアップされたウェブサイト内の
情報を全てダウンロードし、輸送手段内プロクシサーバ
にロードする情報として蓄積する地上サーバを設置す
る。また、オフィスの例では、本発明では、プロクシサ
ーバと連携してユーザの検索エンジンへのアクセスを監
視し、検索エンジンに与えられたキーワードを取得、蓄
積するオフィス内サーバと、高品質回線使用可能期間中
に前記オフィス内サーバからキーワード情報を受け取
り、蓄積し、蓄積したキーワード情報を元に外部検索エ
ンジンにアクセスし、その結果リストアップされたウェ
ブサイト内の情報を全てダウンロードし、オフィス内プ
ロクシサーバにロードする情報として蓄積するオフィス
外サーバを設置する。本発明によれば、過去のユーザの
検索動向から、ユーザがアクセスしそうな詳細情報をあ
らかじめ予測してプロクシへのロード対象とすることが
出来る。
インターネットにアクセスする第１の通信手段と、蓄積
サーバにアクセスする第２の通信手段を設け、第１の通
信手段によりインターネットに接続される検索エンジン
で検索が行われる際に監視サーバはその検索キーワード
を取得する。取得した検索キーワードは蓄積サーバに転
送され、蓄積サーバは検索キーワードに従って検索した
ウェブページを蓄積する。蓄積されたウェブページは第
２の通信手段によりプロクシサーバにコピーする。好適
な例では、第２の通信手段のデータ転送速度は第１の通
信手段のデータ転送速度よりも高速であるか、または、
第２の通信手段は第１の通信手段よりも低エラーレート
であることを特徴とする。LANが移動手段内にある場
合、高品質回線のコストが高いなどの理由から主たるア
クセス手段としては第１の通信手段を使用せざるを得な
い場合が多い。このような場合、第２の通信手段を用い
て検索したウェブページを蓄積し、プロクシサーバにコ
ピーしておき、第１の通信手段使用時にキャッシュとし
て用いることにより、高速のアクセスが可能となる。LA
Nは構内に設置されるものであっても良いが、飛行機な
どの輸送輸送手段内に設置されるものに用いても有効で
ある。また、記第１の通信手段は常時接続回線であり、
第２の通信手段は一時接続回線であることとしてもよ
い。本発明の他の観点としてのサーバ装置においては、
LANを利用する複数のユーザにインターネットのウェブ
ページへのアクセスを提供するサーバ装置であって、ウ
ェブページを蓄積する蓄積サーバ、および、ユーザがウ
ェブページの検索をする際の検索条件を収集する監視サ
ーバとの交信機能を有し、インターネットにアクセスす
る第１の回線と、蓄積サーバにアクセスする第２の回線
とを有し、ユーザの第１の回線を介したウェブページの
アクセスを監視サーバにモニタさせる監視サーバ通信部
と、第２の通信回線を介して蓄積サーバに蓄積されたウ
ェブページを受け取るウェブ情報蓄積部を有することを
特徴とする。第２の回線のデータ転送速度は第１の回線
のデータ転送速度よりも高速であるか、または、第２の
回線は第１の回線よりも低エラーレートであることとす
ることが有効である。本発明の具体例では、プロクシサ
ーバと連携してユーザの検索エンジンへのアクセスを監
視し、検索エンジンに与えられたキーワードを取得、蓄
積する輸送手段内サーバと、輸送手段停泊中に前記輸送
手段内サーバからキーワード情報を受け取り、蓄積し、
蓄積したキーワード情報を元に外部検索エンジンにアク
セスし、その結果リストアップされたウェブサイト内の
情報を全てダウンロードし、輸送手段内プロクシサーバ
にロードする情報として蓄積する地上サーバを設置す
る。また、オフィスの例では、本発明では、プロクシサ
ーバと連携してユーザの検索エンジンへのアクセスを監
視し、検索エンジンに与えられたキーワードを取得、蓄
積するオフィス内サーバと、高品質回線使用可能期間中
に前記オフィス内サーバからキーワード情報を受け取
り、蓄積し、蓄積したキーワード情報を元に外部検索エ
ンジンにアクセスし、その結果リストアップされたウェ
ブサイト内の情報を全てダウンロードし、オフィス内プ
ロクシサーバにロードする情報として蓄積するオフィス
外サーバを設置する。本発明によれば、過去のユーザの
検索動向から、ユーザがアクセスしそうな詳細情報をあ
らかじめ予測してプロクシへのロード対象とすることが
出来る。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を以下に説明す
る。図１は飛行機などの輸送手段を例にした本発明のブ
ロック図である。ユーザがウェブアクセスに利用するユ
ーザ端末UT1〜UTnは、LAN装置１１を介してプロクシサ
ーバ１と接続している。ユーザ端末UTからのウェブアク
セス要求は一旦プロクシサーバ１で終端される。プロク
シサーバ1に該ウェブアクセス要求に対応するウェブサ
イトの内容がロードされていれば、該内容をユーザ端末
UTに提供する。ロードされていなければアンテナ３を用
いて長距離無線通信を基地局１０との間で行い、ウェブ
サイトの内容をインターネットより取得し、ユーザ端末
UTに提供するとともに、プロクシサーバ内部に蓄積す
る。また、停泊中には、接続部4、5を介して地上ウェブ
サイト蓄積サーバ６と接続し、地上ウェブサイト蓄積サ
ーバに蓄積されているウェブサイトの内容をダウンロー
ドする。本発明ではさらに、監視サーバ２をプロクシサ
ーバ１に接続する。監視サーバはプロクシサーバと協調
し、ユーザの検索エンジン８へのアクセスを監視し、キ
ーワード情報をその内部に蓄積する。そして、地上への
停泊時に地上ウェブサイト蓄積サーバにキーワード情報
を送信する。キーワード情報を受けた地上ウェブサイト
蓄積サーバ6は、そのキーワード情報をもとに、検索エ
ンジン８にアクセスし、キーワードに対応するウェブサ
イトのリストを受け取る。ここで、検索エンジンはイン
ターネットを経由してアクセスするものでもよいし、蓄
積サーバがその付属物として備えるもの、あるいは、イ
ントラネットでアクセスするものであってもよい。そし
て、そのリストで示されたウェブサイトの内容をすべて
もしくは一部をダウンロードし、輸送手段内プロクシサ
ーバへのダウンロード用情報として内部に蓄積する。こ
れにより、あらかじめユーザの関心のある情報を網羅的
に地上ウェブサイト蓄積サーバに蓄積することが可能と
なる。図2は本システムの動作例を表したシーケンス図
である。これを用いて本システムの挙動を詳細に説明す
る。この図において、実線矢印は有線通信または近距離
無線通信による広帯域アクセスを、点線矢印は長距離無
線通信による狭帯域アクセスをあらわす。まず、ユーザ
端末UTから検索エンジンへのアクセス要求201が発せら
れる。これはプロクシサーバを経由して検索エンジンへ
の実際のアクセス202になるとともに、監視サーバにも
送られる(203)。203を受けた監視サーバは、それが検索
エンジンへのアクセスかどうかを判別し、検索エンジン
のアクセスであれば、キーワード情報を内部に蓄積す
る。検索エンジンからの、サイトのリスト情報がプロク
シサーバに応答される(204)。プロクシサーバは、サイ
トのリスト情報を内部に蓄積するとともに、ユーザ端末
UTにリスト情報を転送する(205)。ユーザ端末UTのユー
ザは、リスト情報から任意のウェブサイト、この場合は
WS1を選び、アクセス要求206を発する。これもプロクシ
サーバを経由して、ウェブサイトWS1への実際のアクセ
ス要求207になるとともに、監視サーバにも送られる(20
8)が、今回は検索エンジンへのアクセスではないので、
特に監視サーバでの動作は無い。ウェブサイトWS1から
の情報がプロクシサーバに応答される(209)。プロクシ
サーバはWS1の情報のうち、ユーザが実際にアクセスし
た部分のみを内部に蓄積するとともに、ユーザ端末UTに
転送する(210)。輸送手段が停泊すると監視サーバから
地上ウェブ情報蓄積サーバに、輸送手段移動中に蓄積さ
れたキーワード情報が転送される(211)。それを受けた
地上サーバはそのキーワード情報を元に検索エンジンに
アクセスし(212)、ウェブサイトのリスト情報を受け取
る(213)。そのリストを元に、地上サーバは、リストア
ップされた全てのウェブサイトの情報を蓄積する(214-1
〜n)。そして、プロクシサーバにそれらウェブサイトの
情報をアップロードする(215-1〜n)。輸送手段が再度移
動状態になり、ユーザ端末UTから201と同じキーワード
で検索エンジンにアクセス要求が発せられる(216)。リ
スト情報はすでにプロクシに蓄積されているので、長距
離無線通信なしにリスト情報はユーザに提供される(21
8)。監視サーバでは検索エンジンへのアクセス要求を受
け取り(217)、蓄積されているキーワード情報の順位付
けなどにそれを用いる。ユーザ端末UTのユーザはリスト
から任意のウェブサイトにアクセス要求を発する(21
9)。リストアップされているウェブサイトの情報は全て
プロクシ内部に蓄積されているので、206でアクセスし
たウェブサイトWS1の情報のみならず、ウェブサイトWS2
〜nの情報も長距離無線通信なしにユーザに提供できる
(221)。監視サーバはアクセス要求を受け取るが、検索
エンジンへのアクセスで無いので特に動作は無い(22
0)。図３は本システムにおけるプロクシサーバ1の例で
ある。ここではソフトウェアで構成する例を示したが、
同等の機能を有するハードウエアで構成しても良い。ユ
ーザ要求受信応答部301は、ユーザ端末からの、検索エ
ンジンへのアクセスを含むウェブ接続要求を受けつけ、
ウェブ情報蓄積部302に、ウェブ接続要求と一致するウ
ェブ情報が蓄積されているかを問い合わせ、もし蓄積さ
れていれば、当該ウェブ情報を受け取り、ユーザ端末に
返信する機能を持つ。また、ウェブ情報蓄積部に蓄積さ
れていなければ、代理ウェブアクセス部303にウェブ情
報取得を要請し、当該ウェブ情報を受け取り、ユーザ端
末に返信する機能を持つ。また、これらの処理と並行し
て、監視サーバ通信部304にユーザ要求を渡す機能を持
つ。ウェブ情報蓄積部302は、ユーザ要求受信応答部301
からウェブ情報が蓄積されているか問い合わせを受け、
蓄積されていれば、当該ウェブ情報をユーザ要求受信応
答部に渡し、蓄積されていなければ、その旨をユーザ情
報受信応答部に返信する機能を持つ。また、移動手段停
泊中には、地上ウェブ情報蓄積サーバからのウェブ情報
転送を受け、それを蓄積する機能を持つ。代理ウェブア
クセス部303は長距離無線通信を用いてインターネット
よりウェブ情報を取得し、ユーザ要求受信応答部301に
ウェブ情報を渡す機能を持つ。監視サーバ通信部304
は、ユーザ要求受信応答部301からユーザ要求を受け取
り、監視サーバにユーザ要求を転送する機能を持つ。図
４は監視サーバ2のソフトウェア構成の例である。ユー
ザ要求解析部401は、プロクシサーバからウェブ接続要
求を受け取り、その内容を解析し、検索エンジンへのア
クセスであることが判明した場合は、キーワード情報を
抽出し、キーワード蓄積部402にキーワードを渡す機能
を持つ。キーワード蓄積部402は、ユーザ情報解析部401
から受け取ったキーワードを蓄積し、移動手段が停泊状
態になった時点でそのキーワード情報を地上ウェブ情報
蓄積サーバに送信する機能を持つ。図５は地上ウェブ情
報蓄積サーバ6のソフトウェア構成の例である。キーワ
ード受信部501は監視サーバからキーワード情報を受け
取り、検索エンジン通信部502にキーワード情報を渡す
機能を持つ。検索エンジン通信部502は、インターネッ
ト経由で検索エンジンにキーワードを持ってアクセス
し、キーワードに対応したウェブサイトのリストを得
て、そのリストを代理ウェブアクセス部503に渡す機能
を持つ。代理ウェブアクセス部503は、インターネット
経由でリスト上の全てのサイトにアクセスし、その情報
を得て、それをウェブ情報蓄積部504に渡す機能を持
つ。ウェブ情報蓄積部504は、蓄積したウェブ情報を移
動手段内のプロクシサーバに転送する機能を持つ。キー
ワード情報を全て蓄積すると、ユーザによる失敗検索、
すなわち、キーワードの選択が不適切で、目的とするサ
イトを発見できない、あるいは発見したサイトが多すぎ
るという場合も蓄積してしまうので、検索エンジンが提
示したウェブサイトのリストへのユーザのアクセスも監
視し、ユーザが実際にリスト先を参照したキーワードの
みを蓄積するようにすることも可能である。これまでの
説明では、簡単のためプロクシ内部にウェブ情報が蓄積
されていた場合は長距離無線通信を用いたアクセスはな
しとしたが、現在一般に用いられているプロクシサーバ
と同様に、ウェブサイトの更新日時を長距離無線通信を
用いてチェックし、更新されていれば長距離無線通信を
用いて直接ウェブサイトから情報を得ることも可能であ
る。更新日時のチェックは、一般にウェブサイトから情
報を得ることに比して非常に少ないデータ量で実現でき
るため、長距離無線通信を用いても利便性にはさほど影
響は出ない。これまでの説明では、監視サーバとプロク
シサーバを別の存在としたが、監視サーバの機能をプロ
クシサーバの機能として一つに縮退することも可能であ
る。また、これまでの説明では、ユーザと地上ウェブサ
イト蓄積サーバは同じ検索エンジンにアクセスしたが、
地上ウェブサイト蓄積サーバは蓄積されたキーワードを
もちいて、別の検索エンジンにアクセスしても良い。複
数の検索エンジンにアクセスしてウェブサイトのリスト
を得ることにより、より網羅的にユーザの関心のある情
報を地上ウェブサイト蓄積サーバに蓄積することが可能
となる。また、輸送手段の目的地に応じてキーワードお
よび地上ウェブサイト蓄積サーバ内の蓄積データを分類
することにより、ユーザの関心のある情報をロスするこ
となく、プロクシサーバにダウンロードする情報を厳選
して、プロクシサーバの記憶装置の容量を減ずることも
可能である。また、地上ウェブサイト蓄積サーバの機能
をプロクシサーバに統合し、システムをコンパクトにす
ることも可能である。図６はオフィスを例にした本発明
のブロック図である。ユーザがウェブアクセスに利用す
るユーザ端末UT1〜UTnは、LAN装置11を介してプロクシ
サーバ１と接続している。ユーザ端末UTからのウェブア
クセス要求は一旦プロクシサーバ１で終端される。プロ
クシサーバ1に該ウェブアクセス要求に対応するウェブ
サイトの内容がロードされていれば、該内容をユーザ端
末UTに提供する。ロードされていなければ常時接続の低
品質回線601を用いてウェブサイトの内容をインターネ
ットより取得し、ユーザ端末UTに提供するとともに、プ
ロクシサーバ内部に蓄積する。また、高品質回線602使
用可能期間中には、ウェブサイト蓄積サーバ５と接続
し、ウェブサイト蓄積サーバに蓄積されているウェブサ
イトの内容をダウンロードする。本発明ではさらに、監
視サーバ２をプロクシサーバ１に接続する。監視サーバ
はプロクシサーバと協調し、ユーザの検索エンジン8へ
のアクセスを監視し、キーワード情報をその内部に蓄積
する。そして、高品質回線602使用可能期間中にウェブ
サイト蓄積サーバにキーワード情報を送信する。キーワ
ード情報を受けたウェブサイト蓄積サーバ5は、そのキ
ーワード情報をもとに、検索エンジン8にアクセスし、
キーワードに対応するウェブサイトのリストを受け取
る。そして、そのリストで示されたウェブサイトの内容
をすべてダウンロードし、オフィス内プロクシサーバへ
のダウンロード用情報として内部に蓄積する。これによ
り、あらかじめユーザの関心のある情報を網羅的にウェ
ブサイト蓄積サーバに蓄積することが可能となる。シー
ケンスは、図2の長距離無線通信が低品質回線による通
信に、プロクシサーバおよび監視サーバ間の通信が高品
質回線通信になることを除き、同様である。
る。図１は飛行機などの輸送手段を例にした本発明のブ
ロック図である。ユーザがウェブアクセスに利用するユ
ーザ端末UT1〜UTnは、LAN装置１１を介してプロクシサ
ーバ１と接続している。ユーザ端末UTからのウェブアク
セス要求は一旦プロクシサーバ１で終端される。プロク
シサーバ1に該ウェブアクセス要求に対応するウェブサ
イトの内容がロードされていれば、該内容をユーザ端末
UTに提供する。ロードされていなければアンテナ３を用
いて長距離無線通信を基地局１０との間で行い、ウェブ
サイトの内容をインターネットより取得し、ユーザ端末
UTに提供するとともに、プロクシサーバ内部に蓄積す
る。また、停泊中には、接続部4、5を介して地上ウェブ
サイト蓄積サーバ６と接続し、地上ウェブサイト蓄積サ
ーバに蓄積されているウェブサイトの内容をダウンロー
ドする。本発明ではさらに、監視サーバ２をプロクシサ
ーバ１に接続する。監視サーバはプロクシサーバと協調
し、ユーザの検索エンジン８へのアクセスを監視し、キ
ーワード情報をその内部に蓄積する。そして、地上への
停泊時に地上ウェブサイト蓄積サーバにキーワード情報
を送信する。キーワード情報を受けた地上ウェブサイト
蓄積サーバ6は、そのキーワード情報をもとに、検索エ
ンジン８にアクセスし、キーワードに対応するウェブサ
イトのリストを受け取る。ここで、検索エンジンはイン
ターネットを経由してアクセスするものでもよいし、蓄
積サーバがその付属物として備えるもの、あるいは、イ
ントラネットでアクセスするものであってもよい。そし
て、そのリストで示されたウェブサイトの内容をすべて
もしくは一部をダウンロードし、輸送手段内プロクシサ
ーバへのダウンロード用情報として内部に蓄積する。こ
れにより、あらかじめユーザの関心のある情報を網羅的
に地上ウェブサイト蓄積サーバに蓄積することが可能と
なる。図2は本システムの動作例を表したシーケンス図
である。これを用いて本システムの挙動を詳細に説明す
る。この図において、実線矢印は有線通信または近距離
無線通信による広帯域アクセスを、点線矢印は長距離無
線通信による狭帯域アクセスをあらわす。まず、ユーザ
端末UTから検索エンジンへのアクセス要求201が発せら
れる。これはプロクシサーバを経由して検索エンジンへ
の実際のアクセス202になるとともに、監視サーバにも
送られる(203)。203を受けた監視サーバは、それが検索
エンジンへのアクセスかどうかを判別し、検索エンジン
のアクセスであれば、キーワード情報を内部に蓄積す
る。検索エンジンからの、サイトのリスト情報がプロク
シサーバに応答される(204)。プロクシサーバは、サイ
トのリスト情報を内部に蓄積するとともに、ユーザ端末
UTにリスト情報を転送する(205)。ユーザ端末UTのユー
ザは、リスト情報から任意のウェブサイト、この場合は
WS1を選び、アクセス要求206を発する。これもプロクシ
サーバを経由して、ウェブサイトWS1への実際のアクセ
ス要求207になるとともに、監視サーバにも送られる(20
8)が、今回は検索エンジンへのアクセスではないので、
特に監視サーバでの動作は無い。ウェブサイトWS1から
の情報がプロクシサーバに応答される(209)。プロクシ
サーバはWS1の情報のうち、ユーザが実際にアクセスし
た部分のみを内部に蓄積するとともに、ユーザ端末UTに
転送する(210)。輸送手段が停泊すると監視サーバから
地上ウェブ情報蓄積サーバに、輸送手段移動中に蓄積さ
れたキーワード情報が転送される(211)。それを受けた
地上サーバはそのキーワード情報を元に検索エンジンに
アクセスし(212)、ウェブサイトのリスト情報を受け取
る(213)。そのリストを元に、地上サーバは、リストア
ップされた全てのウェブサイトの情報を蓄積する(214-1
〜n)。そして、プロクシサーバにそれらウェブサイトの
情報をアップロードする(215-1〜n)。輸送手段が再度移
動状態になり、ユーザ端末UTから201と同じキーワード
で検索エンジンにアクセス要求が発せられる(216)。リ
スト情報はすでにプロクシに蓄積されているので、長距
離無線通信なしにリスト情報はユーザに提供される(21
8)。監視サーバでは検索エンジンへのアクセス要求を受
け取り(217)、蓄積されているキーワード情報の順位付
けなどにそれを用いる。ユーザ端末UTのユーザはリスト
から任意のウェブサイトにアクセス要求を発する(21
9)。リストアップされているウェブサイトの情報は全て
プロクシ内部に蓄積されているので、206でアクセスし
たウェブサイトWS1の情報のみならず、ウェブサイトWS2
〜nの情報も長距離無線通信なしにユーザに提供できる
(221)。監視サーバはアクセス要求を受け取るが、検索
エンジンへのアクセスで無いので特に動作は無い(22
0)。図３は本システムにおけるプロクシサーバ1の例で
ある。ここではソフトウェアで構成する例を示したが、
同等の機能を有するハードウエアで構成しても良い。ユ
ーザ要求受信応答部301は、ユーザ端末からの、検索エ
ンジンへのアクセスを含むウェブ接続要求を受けつけ、
ウェブ情報蓄積部302に、ウェブ接続要求と一致するウ
ェブ情報が蓄積されているかを問い合わせ、もし蓄積さ
れていれば、当該ウェブ情報を受け取り、ユーザ端末に
返信する機能を持つ。また、ウェブ情報蓄積部に蓄積さ
れていなければ、代理ウェブアクセス部303にウェブ情
報取得を要請し、当該ウェブ情報を受け取り、ユーザ端
末に返信する機能を持つ。また、これらの処理と並行し
て、監視サーバ通信部304にユーザ要求を渡す機能を持
つ。ウェブ情報蓄積部302は、ユーザ要求受信応答部301
からウェブ情報が蓄積されているか問い合わせを受け、
蓄積されていれば、当該ウェブ情報をユーザ要求受信応
答部に渡し、蓄積されていなければ、その旨をユーザ情
報受信応答部に返信する機能を持つ。また、移動手段停
泊中には、地上ウェブ情報蓄積サーバからのウェブ情報
転送を受け、それを蓄積する機能を持つ。代理ウェブア
クセス部303は長距離無線通信を用いてインターネット
よりウェブ情報を取得し、ユーザ要求受信応答部301に
ウェブ情報を渡す機能を持つ。監視サーバ通信部304
は、ユーザ要求受信応答部301からユーザ要求を受け取
り、監視サーバにユーザ要求を転送する機能を持つ。図
４は監視サーバ2のソフトウェア構成の例である。ユー
ザ要求解析部401は、プロクシサーバからウェブ接続要
求を受け取り、その内容を解析し、検索エンジンへのア
クセスであることが判明した場合は、キーワード情報を
抽出し、キーワード蓄積部402にキーワードを渡す機能
を持つ。キーワード蓄積部402は、ユーザ情報解析部401
から受け取ったキーワードを蓄積し、移動手段が停泊状
態になった時点でそのキーワード情報を地上ウェブ情報
蓄積サーバに送信する機能を持つ。図５は地上ウェブ情
報蓄積サーバ6のソフトウェア構成の例である。キーワ
ード受信部501は監視サーバからキーワード情報を受け
取り、検索エンジン通信部502にキーワード情報を渡す
機能を持つ。検索エンジン通信部502は、インターネッ
ト経由で検索エンジンにキーワードを持ってアクセス
し、キーワードに対応したウェブサイトのリストを得
て、そのリストを代理ウェブアクセス部503に渡す機能
を持つ。代理ウェブアクセス部503は、インターネット
経由でリスト上の全てのサイトにアクセスし、その情報
を得て、それをウェブ情報蓄積部504に渡す機能を持
つ。ウェブ情報蓄積部504は、蓄積したウェブ情報を移
動手段内のプロクシサーバに転送する機能を持つ。キー
ワード情報を全て蓄積すると、ユーザによる失敗検索、
すなわち、キーワードの選択が不適切で、目的とするサ
イトを発見できない、あるいは発見したサイトが多すぎ
るという場合も蓄積してしまうので、検索エンジンが提
示したウェブサイトのリストへのユーザのアクセスも監
視し、ユーザが実際にリスト先を参照したキーワードの
みを蓄積するようにすることも可能である。これまでの
説明では、簡単のためプロクシ内部にウェブ情報が蓄積
されていた場合は長距離無線通信を用いたアクセスはな
しとしたが、現在一般に用いられているプロクシサーバ
と同様に、ウェブサイトの更新日時を長距離無線通信を
用いてチェックし、更新されていれば長距離無線通信を
用いて直接ウェブサイトから情報を得ることも可能であ
る。更新日時のチェックは、一般にウェブサイトから情
報を得ることに比して非常に少ないデータ量で実現でき
るため、長距離無線通信を用いても利便性にはさほど影
響は出ない。これまでの説明では、監視サーバとプロク
シサーバを別の存在としたが、監視サーバの機能をプロ
クシサーバの機能として一つに縮退することも可能であ
る。また、これまでの説明では、ユーザと地上ウェブサ
イト蓄積サーバは同じ検索エンジンにアクセスしたが、
地上ウェブサイト蓄積サーバは蓄積されたキーワードを
もちいて、別の検索エンジンにアクセスしても良い。複
数の検索エンジンにアクセスしてウェブサイトのリスト
を得ることにより、より網羅的にユーザの関心のある情
報を地上ウェブサイト蓄積サーバに蓄積することが可能
となる。また、輸送手段の目的地に応じてキーワードお
よび地上ウェブサイト蓄積サーバ内の蓄積データを分類
することにより、ユーザの関心のある情報をロスするこ
となく、プロクシサーバにダウンロードする情報を厳選
して、プロクシサーバの記憶装置の容量を減ずることも
可能である。また、地上ウェブサイト蓄積サーバの機能
をプロクシサーバに統合し、システムをコンパクトにす
ることも可能である。図６はオフィスを例にした本発明
のブロック図である。ユーザがウェブアクセスに利用す
るユーザ端末UT1〜UTnは、LAN装置11を介してプロクシ
サーバ１と接続している。ユーザ端末UTからのウェブア
クセス要求は一旦プロクシサーバ１で終端される。プロ
クシサーバ1に該ウェブアクセス要求に対応するウェブ
サイトの内容がロードされていれば、該内容をユーザ端
末UTに提供する。ロードされていなければ常時接続の低
品質回線601を用いてウェブサイトの内容をインターネ
ットより取得し、ユーザ端末UTに提供するとともに、プ
ロクシサーバ内部に蓄積する。また、高品質回線602使
用可能期間中には、ウェブサイト蓄積サーバ５と接続
し、ウェブサイト蓄積サーバに蓄積されているウェブサ
イトの内容をダウンロードする。本発明ではさらに、監
視サーバ２をプロクシサーバ１に接続する。監視サーバ
はプロクシサーバと協調し、ユーザの検索エンジン8へ
のアクセスを監視し、キーワード情報をその内部に蓄積
する。そして、高品質回線602使用可能期間中にウェブ
サイト蓄積サーバにキーワード情報を送信する。キーワ
ード情報を受けたウェブサイト蓄積サーバ5は、そのキ
ーワード情報をもとに、検索エンジン8にアクセスし、
キーワードに対応するウェブサイトのリストを受け取
る。そして、そのリストで示されたウェブサイトの内容
をすべてダウンロードし、オフィス内プロクシサーバへ
のダウンロード用情報として内部に蓄積する。これによ
り、あらかじめユーザの関心のある情報を網羅的にウェ
ブサイト蓄積サーバに蓄積することが可能となる。シー
ケンスは、図2の長距離無線通信が低品質回線による通
信に、プロクシサーバおよび監視サーバ間の通信が高品
質回線通信になることを除き、同様である。
【０００７】
【発明の効果】以上で述べたように、本発明によれば、
ウェブサイト蓄積サーバからプロクシサーバにあらかじ
めダウンロードされるウェブサイトの内容を従来より充
実させることが可能となる効果がある。
ウェブサイト蓄積サーバからプロクシサーバにあらかじ
めダウンロードされるウェブサイトの内容を従来より充
実させることが可能となる効果がある。
【図１】輸送手段を例とした本発明のシステム図。
【図２】本発明のシーケンス図。
【図３】プロクシサーバのソフトウェアブロック図。
【図４】監視サーバのソフトウェアブロック図。
【図５】ウェブ情報蓄積サーバのソフトウェアブロック
図。
図。
【図６】オフィスを例とした本発明のシステム図。
１．輸送手段内プロクシサーバ
２．輸送手段内検索エンジンアクセス監視およびキーワ
ード蓄積サーバ ３．輸送手段内長距離無線インターネット通信用アンテ
ナ ４．輸送手段側地上ウェブサイト蓄積サーバ接続部 ５．地上ウェブサイト蓄積サーバ側輸送手段接続部 ６．地上ウェブサイト蓄積サーバ ７．インターネット ８．検索エンジン ９．長距離無線インターネット通信回線 １０．長距離無線インターネット通信地上基地 １１．輸送手段内LAN装置 UT1〜UTn．輸送手段内ユーザウェブアクセス端末 201. ユーザ端末UTから検索エンジンへのアクセス要求 202. 検索エンジンへの実際のアクセス 203. ユーザ端末UTから検索エンジンへのアクセス要求
のコピー 204. 検索エンジンからのサイトのリスト情報応答 205. ユーザ端末UTに検索エンジンからのサイトのリス
ト情報を送信 206. ユーザ端末UTから任意のウェブサイトへのアクセ
ス要求 207. 任意のウェブサイトへの実際のアクセス 208. ユーザ端末UTから任意のウェブサイトWS1へのアク
セス要求のコピー 209. ウェブサイトWS1からの情報 210. ユーザ端末UTにウェブサイトWS1からの情報を送信 211. 監視サーバからウェブ情報蓄積サーバへの輸送手
段移動中に蓄積されたキーワード情報の転送 212. 地上ウェブ情報蓄積サーバから検索エンジンへの
アクセス 213. ウェブサイトのリスト情報 214. 地上サーバからリストアップされた全てのウェブ
サイトへのアクセス要求 215. 地上サーバからプロクシサーバへのウェブ情報の
アップロード 216. ユーザ端末UTからの1と同じキーワードによる検索
エンジンへのアクセス要求 217. リスト情報 218. ユーザ端末UTからの1と同じキーワードによる検索
エンジンへのアクセス要求のコピー 219. ユーザ端末UTから任意のウェブサイトWS1〜nへの
アクセス要求 220. ユーザ端末UTから任意のウェブサイトWS1〜nへの
アクセス要求のコピー 221. 任意のウェブサイトWS1〜nからの情報 301. ユーザ要求受信応答部 302. ウェブ情報蓄積部 303. 代理ウェブアクセス部 304. 監視サーバ通信部 401. ユーザ要求解析部 402. キーワード蓄積部 501. キーワード受信部 502. 検索エンジン通信部 503. 代理ウェブアクセス部 504. ウェブ情報蓄積部 601．低品質常時接続回線 602．高品質特定時間契約回線。
ード蓄積サーバ ３．輸送手段内長距離無線インターネット通信用アンテ
ナ ４．輸送手段側地上ウェブサイト蓄積サーバ接続部 ５．地上ウェブサイト蓄積サーバ側輸送手段接続部 ６．地上ウェブサイト蓄積サーバ ７．インターネット ８．検索エンジン ９．長距離無線インターネット通信回線 １０．長距離無線インターネット通信地上基地 １１．輸送手段内LAN装置 UT1〜UTn．輸送手段内ユーザウェブアクセス端末 201. ユーザ端末UTから検索エンジンへのアクセス要求 202. 検索エンジンへの実際のアクセス 203. ユーザ端末UTから検索エンジンへのアクセス要求
のコピー 204. 検索エンジンからのサイトのリスト情報応答 205. ユーザ端末UTに検索エンジンからのサイトのリス
ト情報を送信 206. ユーザ端末UTから任意のウェブサイトへのアクセ
ス要求 207. 任意のウェブサイトへの実際のアクセス 208. ユーザ端末UTから任意のウェブサイトWS1へのアク
セス要求のコピー 209. ウェブサイトWS1からの情報 210. ユーザ端末UTにウェブサイトWS1からの情報を送信 211. 監視サーバからウェブ情報蓄積サーバへの輸送手
段移動中に蓄積されたキーワード情報の転送 212. 地上ウェブ情報蓄積サーバから検索エンジンへの
アクセス 213. ウェブサイトのリスト情報 214. 地上サーバからリストアップされた全てのウェブ
サイトへのアクセス要求 215. 地上サーバからプロクシサーバへのウェブ情報の
アップロード 216. ユーザ端末UTからの1と同じキーワードによる検索
エンジンへのアクセス要求 217. リスト情報 218. ユーザ端末UTからの1と同じキーワードによる検索
エンジンへのアクセス要求のコピー 219. ユーザ端末UTから任意のウェブサイトWS1〜nへの
アクセス要求 220. ユーザ端末UTから任意のウェブサイトWS1〜nへの
アクセス要求のコピー 221. 任意のウェブサイトWS1〜nからの情報 301. ユーザ要求受信応答部 302. ウェブ情報蓄積部 303. 代理ウェブアクセス部 304. 監視サーバ通信部 401. ユーザ要求解析部 402. キーワード蓄積部 501. キーワード受信部 502. 検索エンジン通信部 503. 代理ウェブアクセス部 504. ウェブ情報蓄積部 601．低品質常時接続回線 602．高品質特定時間契約回線。
Claims (9)
- 【請求項１】LAN内の複数のユーザにインターネット上
のウェブページへのアクセスを提供するウェブアクセス
提供方法であって、 上記LANに接続され上記インターネットとの通信を可能
とするプロクシサーバと、上記ユーザがインターネット
上のウェブページを検索する際の検索条件を監視する監
視サーバと、インターネット上のウェブページを蓄積す
る蓄積サーバを設け、 上記監視サーバで得られる上記検索条件に従って上記蓄
積サーバにウェブページを蓄積し、上記プロクシサーバ
は上記蓄積サーバに蓄積されたウェブページを上記ユー
ザに提供することを特徴とするウェブアクセス提供方
法。 - 【請求項２】上記プロクシサーバはインターネットにア
クセスする第１の通信手段と、上記蓄積サーバにアクセ
スする第２の通信手段を設け、 上記第１の通信手段により上記インターネットに接続さ
れる検索エンジンで検索が行われる際には、上記監視サ
ーバはその検索キーワードを取得し、 上記蓄積サーバは上記検索キーワードに従って検索した
ウェブページを蓄積し、 上記第２の通信手段により上記蓄積サーバに蓄積された
ウェブページを上記プロクシサーバにコピーすることを
特徴とする請求項１記載のウェブアクセス提供方法。 - 【請求項３】上記第２の通信手段のデータ転送速度は上
記第１の通信手段のデータ転送速度よりも高速である
か、または、上記第２の通信手段は上記第１の通信手段
よりも低エラーレートであることを特徴とする請求項２
記載のウェブアクセス提供方法。 - 【請求項４】上記LANは輸送手段内に設置されており、
上記第１の通信手段は、上記輸送手段が移動中に、無線
により上記インターネットにアクセスし、上記第２の通
信手段は、上記輸送手段が停止中に、上記輸送手段外に
設置された蓄積サーバから蓄積したデータを上記プロク
シサーバに転送することを特徴とする請求項３記載のウ
ェブアクセス提供方法。 - 【請求項５】上記第１の通信手段は常時接続回線であ
り、上記第２の通信手段は一時接続回線であることを特
徴とする請求項３記載のウェブアクセス提供方法。 - 【請求項６】輸送手段内の複数のユーザにウェブアクセ
スを供給する方法であって、前記輸送手段に、前記ユー
ザとの通信のためのプロクシサーバと、前記ユーザから
の検索エンジンへのアクセスを監視し、前記アクセスの
際のキーワードを蓄積する監視サーバと、前記輸送手段
が移動している間にウェブアクセスを行うための長距離
無線通信手段と、前記輸送手段が停泊している間に地上
のウェブページ蓄積サーバへの接続する手段とが設けら
れ、 前記輸送手段外に前記ウェブページ蓄積サーバと、前記
輸送手段内プロクシサーバへの接続手段と、インターネ
ットへの接続手段が設けられ、 前記輸送手段での前記ユーザからの検索エンジンへの監
視を行って得られたキーワードを、前記輸送手段が停泊
中に前記ウェブ蓄積サーバに転送し、前記ウェブ蓄積サ
ーバはそのキーワードを用いてインターネットを経由し
て検索エンジンにアクセスし、その結果リストアップさ
れたウェブサイトの内容をダウンロードし、次回以降輸
送手段が出発する前に該内容を輸送手段内ウェブプロク
シサーバにダウンロードすることを特徴とするウェブア
クセス提供方法。 - 【請求項７】請求項２の方法で、キーワード情報とウェ
ブサイトの内容を輸送手段の行き先別に分類し、輸送手
段の行き先に基づいてダウンロードの優先付けを行うこ
とを特徴とするウェブアクセス提供方法。 - 【請求項８】LANを利用する複数のユーザにインターネ
ットのウェブページへのアクセスを提供するサーバ装置
であって、ウェブページを蓄積する蓄積サーバ、およ
び、上記ユーザがウェブページの検索をする際の検索条
件を収集する監視サーバとの交信機能を有し、上記イン
ターネットにアクセスする第１の回線と、上記蓄積サー
バにアクセスする第２の回線とを有し、上記ユーザの第
１の回線を介したウェブページのアクセスを上記監視サ
ーバにモニタさせる監視サーバ通信部と、上記第２の通
信回線を介して、蓄積サーバに蓄積されたウェブページ
を受け取るウェブ情報蓄積部を有することを特徴とする
サーバ装置。 - 【請求項９】上記第２の回線のデータ転送速度は上記第
１の回線のデータ転送速度よりも高速であるか、また
は、上記第２の回線は上記第１の回線よりも低エラーレ
ートであることを特徴とする請求項８記載のサーバ装
置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002103347A JP2003296226A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | ウェブアクセス提供方法およびサーバ装置 |
| US10/405,616 US7263549B2 (en) | 2002-04-05 | 2003-04-03 | Web system using proxy server monitoring server and storage server for efficiently providing web access service to users within passenger transportation environment |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002103347A JP2003296226A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | ウェブアクセス提供方法およびサーバ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003296226A true JP2003296226A (ja) | 2003-10-17 |
| JP2003296226A5 JP2003296226A5 (ja) | 2005-09-15 |
Family
ID=29207532
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002103347A Pending JP2003296226A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | ウェブアクセス提供方法およびサーバ装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US7263549B2 (ja) |
| JP (1) | JP2003296226A (ja) |
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| KR20210077897A (ko) * | 2019-12-18 | 2021-06-28 | 충남대학교산학협력단 | 웹 사이트 이용 기록 관리 시스템 |
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|---|---|---|---|---|
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