JP2011001016A - エアバッグ装置のバッグカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】リッド部の跳ね上げ時にアウタ部材とインナ部材との接合端の応力集中を緩和できるようにして、リッド部の安定した跳ね上げ挙動を得ることのできるエアバッグ装置のバッグカバーを提供する。
【解決手段】カバーアウタ35の内側にカバーインナ36を接合してバッグカバー21を構成する。カバーインナ36のヒンジ部は、肉抜き開口65を挟んで離間配置した複数の帯状片53によって構成する。カバーアウタ35のヒンジ部は、肉薄の曲げ基線部44によって構成する。カバーインナ36とカバーアウタ35のヒンジ部側の接合端は、帯状片53の端部とほぼ合致する一般部接合端66と、一般部接合端66に対してヒンジ軸線と直交する方向にオフセットしたオフセット接合端67と、を備えた構成とする。
【選択図】図6

Description

この発明は、衝撃の入力時にガス圧によって袋体を展開させるエアバッグ装置のバッグカバーに関するものである。
車両用エアバッグ装置として、衝撃入力時にガス圧によって展開する袋体が長尺に折り畳まれ、その袋体が、袋体の車内側の外側域を覆うバッグカバーとともに車体側に取り付けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のエアバッグ装置は、車両のサイドドアの車室内側面に配置されるエアバッグ装置であり、折り畳まれた袋体は上方に開口するリテーナを介してドア本体に取り付けられ、バッグカバーはリテーナの開口の上方を覆うようしてリテーナとともにドア本体に取り付けられている。
バッグカバーは、袋体にガス圧が導入されたときに跳ね上がって袋体の展開用の開口を形成するリッド部と、リテーナに結合される支持部と、リッド部と支持部を連結するとともに、リッド部が開口を開くときにリッド部の回動支点となるヒンジ部とを備えている。
特開2008−213621号公報
ところで、この種のエアバッグ装置のバッグカバーは、車室内側の意匠面を成すアウタ部材の内側にインナ部材が溶着等によって一体に接合された構造とされている。アウタ部材とインナ部材は、それぞれリッド部と支持部とヒンジ部とを有し、各リッド部同士と支持部同士が相互に接合されている。また、インナ部材のヒンジ部は、ヒンジ軸線方向に沿って複数の肉抜き開口が設けられ、隣接する肉抜き開口の間に、リッド部と支持部を連結する帯状片が形成され、この帯状片の曲げ変形によってリッド部の回動を許容するようになっている。一方、アウタ部材のヒンジ部は、ヒンジ軸線方向に沿う肉薄の曲げ基線部が設けられ、その曲げ基線部を中心とした曲げ変形によってリッド部の回動を許容するようになっている。
しかし、このバッグカバーにおいては、袋体の展開時に跳ね上がるリッド部が車体前後方向に長いうえに、インナ部材とアウタ部材のヒンジ部側の接合端がインナ部材の帯状片の端部に沿って一直線上に延在するため、リッド部の跳ね上げ時にヒンジ部側の接合端上の一部に応力が集中し、アウタ部材がその応力集中部で変形することが懸念される。
そこでこの発明は、リッド部の跳ね上げ時にアウタ部材とインナ部材との接合端の応力集中を緩和できるようにして、リッド部の安定した跳ね上げ挙動を得ることのできるエアバッグ装置のバッグカバーを提供しようとするものである。
上記の課題を解決する請求項1に記載の発明は、折り畳まれた袋体(例えば、後述の実施形態における袋体19)の車室内側を覆うとともに、前記袋体がインフレータ(例えば、後述の実施形態におけるインフレータ18)からのガス圧導入によって展開するときに、袋体の展開を許容するための開口(例えば、後述の実施形態における開口40)が形成されるエアバッグ装置のバッグカバー(例えば、後述の実施形態におけるバッグカバー21)であって、前記袋体の収納状態において前記開口を閉塞するリッド部(例えば、後述の実施形態におけるリッド領域42,リッド壁48)と、車体側に固定されるリテーナ(例えば、後述の実施形態におけるリテーナ20)に結合される支持部(例えば、後述の実施形態における側壁38,46)と、前記リッド部と支持部を連結するとともに、前記袋体の展開時に曲げ変形によって前記リッド部の回動を許容することでリッド部側に開口を形成するヒンジ部(例えば、後述の実施形態における曲げ基線部44,帯状片53)と、を備え、意匠面を構成するアウタ部材(例えば、後述の実施形態におけるカバーアウタ35)とその裏面側のインナ部材(例えば、後述の実施形態におけるカバーインナ35)とが、前記ヒンジ部を挟む両側で相互に接合されて成り、前記インナ部材のヒンジ部は、肉抜き開口(例えば、後述の実施形態における肉抜き開口65)を挟んでヒンジ軸線の長手方向に離間配置された複数の帯状片(例えば、後述の実施形態における帯状片53)によって構成され、前記インナ部材とアウタ部材のヒンジ部側の接合端は、前記帯状片の端部とほぼ合致するヒンジ側接合端(例えば、後述の実施形態における一般部接合端66)と、このヒンジ側接合端に対してヒンジ軸線方向と直交する方向にオフセットするオフセット接合端(例えば、後述の実施形態におけるオフセット接合端67)と、を備えて成ることを特徴とする。
これにより、インナ部材とアウタ部材の接合端は一直線に延在せずに、ヒンジ側接合端とオフセット接合端に分離して設定されるようになる。このため、アウタ部材側の接合端の一部に応力が集中しにくくなる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のエアバッグ装置のバッグカバーにおいて、前記オフセット接合端はヒンジ軸線の長手方向に複数設けられ、前記各オフセット接合端の前記ヒンジ側接合端からの離間距離は個別に設定されていることを特徴とする。
これにより、応力の集中し易さに応じて各オフセット接合端のヒンジ側接合端からの離間距離が適切に設定される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のエアバッグ装置のバッグカバーにおいて、前記複数のオフセット接合端は、前記ヒンジ側接合端からの離間距離がヒンジ軸線の長手方向で交互に増減するように設定されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のエアバッグ装置のバッグカバーにおいて、前記ヒンジ側接合端とオフセット接合端は、前記ヒンジ部を挟む前記支持部側とリッド部側にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、インナ部材とアウタ部材の接合端がヒンジ側接合端とオフセット接合端とに分離して設定されることから、リッド部の跳ね上げ時には、アウタ部材の接合端の一部に応力が集中しにくくなり、アウタ部材をヒンジ部を中心として安定的に跳ね上げ回動させることが可能になる。
請求項2に記載の発明によれば、応力の集中し易さに応じてヒンジ側接合端からの各オフセット接合端の離間距離を個別に調整することができるため、ヒンジ強度を維持しつつアウタ部材の応力集中を緩和することができる。
請求項3に記載の発明によれば、複数のオフセット接合端のヒンジ側接合端からの離間距離がヒンジ軸線の長手方向で交互に増減するように設定されることから、アウタ部材上の強度維持部と応力緩和部とを長手方向に分散させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、ヒンジ側接合端とオフセット接合端を、ヒンジ部を間に挟む支持部側とリッド部側の両側にそれぞれ設けたことから、アウタ部材をヒンジ部を中心としてより安定的に跳ね上げ回動させることができる。
この発明の第1の実施形態のエアバッグ装置を採用した車両用ドアの車室内側から見た正面図である。 この発明の第1の実施形態のエアバッグ装置の取付状態を示す車両用ドアの車室内側から見た正面図である。 この発明の第1の実施形態を示す図1のA−A断面に対応する断面図である。 この発明の第1の実施形態のエアバッグ装置の分解斜視図である。 この発明の第1の実施形態のエアバッグ装置の背面図である。 この発明の第1の実施形態のバッグカバーを車外側斜め下方から見た斜視図である。 この発明の第1の実施形態のバッグカバーの図6のB−B断面に対応する断面図である。 この発明の第2の実施形態のバッグカバーを車外側斜め下方から見た斜視図である。
以下、この発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、図面において、車両の上側と前側はそれぞれ矢印UPとFRで示すものとする。また、各実施形態においては、同一部分に同一符号を付し、重複する説明を省略するものとする。
最初に、図1〜図7に示す第1の実施形態について説明する。
図1は、車両の進行方向右側のフロントサイドドア1を車室内側から見た図であり、図2は、図1のフロントサイドドア1からドアライニング2等の一部の部材を取り去った図、図3は、図1のA−A断面に対応する断面図である。
フロントサイドドア1は、窓枠部を持たないいわゆるサッシュレスタイプのドアであり、ドア本体3にはドアガラス4が昇降自在に保持されている。ドア本体3は、ドア骨格部5と、ドア骨格部5の車外側に取り付けられるドアスキン6(図3参照)等によって構成されている。
図2に示すように、ドア本体3の前部上端側には図示しないドアミラーを取り付けるためのミラーベース8が一体に設けられ、ドア本体3の車室内側の上縁部には、モジュール化されたエアバッグ装置9(以下「エアバッグモジュール9」と呼ぶ。)を取り付けるための取付ブラケット10が設けられている。
取付ブラケット10は、図2に示すように、ドア本体3の上端部に沿うように車体前後方向に延出する平板状のベースプレート部11を備え、ベースプレート部11の上縁部には、エアバッグ締結片12Aと、3つのエアバッグ係止爪13A,13B,13Cが上方に向かって延設されている。エアバッグ締結片12Aはベースプレート部11の車体前部寄り位置に配設され、エアバッグ係止爪13A,13B,13Cはベースプレート部11の車体中央領域にほぼ等間隔に配設されている。また、ベースプレート部11の車体前部寄りの下縁部にはエアバッグ締結片12B,12Cが延設されている。
また、取付ブラケット10は、図3に示すように、ドア骨格部5の上部に接した状態でドア本体3に固定されており、エアバッグ係止爪13A,13B,13Cは、その状態においてドア骨格部5から離間して上方に突出している。また、ドア骨格部5の上縁に形成されたフランジ部15aには、ドアガラス4の車内側面に摺動自在に密接する車内側のウェザーストリップ16が取り付けられている。なお、図3中17は、ドアスキン6の上端部に取り付けられてドアガラス4の車外側面に摺動自在に密接する車外側のウェザーストリップである。
図4は、エアバッグモジュール9を分解した状態を示す斜視図であり、図5は、エアバッグモジュール9の背面図である。
これらの図にも示すように、エアバッグモジュール9は、図示しないセンサによって衝撃が検知されたときに高圧ガスを発生する筒状のインフレータ18と、インフレータ18で発生したガス圧を受けて展開する折り畳まれた袋体19(図2,図3参照)と、インフレータ18と袋体19を保持する金属製のリテーナ20と、折り畳まれた袋体19の車室内側の外側域を覆い、袋体19の展開時に一部が開口することによって袋体19の展開を許容するバッグカバー21と、を備えている。
インフレータ18には、外周面に複数のガス導出口(図示省略)が形成されたガイド筒22(図3参照)が直列に接続され、そのガイド筒22に袋体19が接続されている。袋体19は前後の縁部を折り返した状態で上下方向に畳まれ、ガイド筒22の長手方向に沿うように長尺物状に配置されている。
リテーナ20は、車体前後方向に長いほぼ平板状のベースプレート23と、ベースプレート23の車室内側に一体に結合されて、ガイド筒22と袋体19の車室内側の側方と底部側を抱持する断面略L字状の抱持プレート24とによって構成されている。インフレータ18とガイド筒22はベースプレート23の車内側面に結合され、抱持プレート24は、図4に示すように、ベースプレート23と結合する前にバッグカバー21の内側部に一体に結合される。ベースプレート23と抱持プレート24は、インフレータ18や袋体19をベースプレート23に結合した組付体(以下、「ベースプレート23を含む組付体」と呼ぶ。)にバッグカバー21を最終的に組み付けるときに、ボルト結合やリベット止め等によって相互に結合される。
インフレータ18は、ベースプレート23の前端部側に結合されている。具体的には、インフレータ18には、インフレータ18の外周面を抱持するブラケット30が取り付けられ、そのブラケット30に延設された下部アーム31がベースプレート23にボルト結合されている。また、ブラケット30には上方側に延出する上部アーム32が設けられ、その上部アーム32が取付ブラケット10のエアバッグ締結片12Aにボルト結合されるようになっている。なお、図中33aは、上部アーム32をエアバッグ締結片12Aにボルト締結するためのボルト孔であり、33b,33cは、ベースプレート23の前部側下縁を取付ブラケット10のエアバッグ締結片12B,12Cにボルト締結するためのボルト孔である。また、ベースプレート23の後端部はボルト孔33dを通して取付ブラケット10にボルト締結されている。
また、抱持プレート24の長手方向(車体前後方向)の各端部には、略L字状の基本断面部の内側領域を閉塞するように端部壁25(図4参照)が延設され、その端部壁25に連設された接合フランジ25aがベースプレート23に対して最終的にリベット固定されるようになっている。ベースプレート23に抱持プレート24が結合されて構成されるリテーナ20は袋体19の収容部の上方が略長方形状に開口し、上方側を除く面が袋体19の周域をほぼ取り囲んでいる。
また、ベースプレート23のドア本体3側の上縁部には、波形の板部材26が複数箇所で固定され、板部材26の固定部間に鞘状の爪受部27A,27B,27Cが形成されている。この爪受部27A,27B,27Cは下方側に開口し、エアバッグモジュール9を取付ブラケット10に対して上方から被せることによって対応するエアバッグ係止爪13A,13B,13Cに嵌合し得るようになっている。
図6は、バッグカバー21を車外側斜め下方から見た状態を示す図である。
同図にも示すように、バッグカバー21は、ドアライニング2(図1参照)とともにフロントサイドドア1の車室内側の外形を成すカバーアウタ35(アウタ部材)と、カバーアウタ35の内側面に溶着固定されてバッグカバー21上の各部の剛性調整や他部品との連結機能を担うカバーインナ36(インナ部材)と、を備えている。
カバーアウタ35は、図3に示すように、比較的硬質な樹脂材料から成る基材35Aの外側に軟質樹脂から成る表皮材35Bが一体に接合された2層構造とされている。また、カバーアウタ35は、リテーナ20の開口(袋体収容部)の上方側を覆う上壁37にリテーナ20の車室内側を覆う側壁38が滑らかに連続して形成されている。側壁38は、図1,図2に示すように、側面視で上辺が略水平な略五角形状を呈するように形成されている。なお、ベースプレート23を含む組付体にバッグカバー21が最終的に取り付けられた状態では、インフレータ18とベースプレート23の前端部分はカバーアウター35の前方に突出する。また、上壁37のドア本体3側の端部には下方に略L字状に屈曲する屈曲壁39が設けられている。この屈曲壁39は、エアバッグモジュール9がドア本体3に取り付けられた状態において、図3に示すように車室内側のウェザーストリップ16の近傍部まで延出し、その外側面にウェザーストリップ16の外側リップ16aが密接するようになっている。
カバーアウタ35の上壁37と屈曲壁39には、図4,図6に示すように、袋体19の展開を許容する開口40を形成するための破断誘導部41が設けられている。破断誘導部41は、例えば、カバーアウタ35の基材35Aの裏面に断面V字状の溝を形成することにより構成される。また、破断誘導部41は、折り畳まれた袋体19の前後位置に対応して設けられ、袋体19の展開時には、カバーアウタ35上の破断誘導部41によって囲まれた領域が袋体19に押圧されて蓋状に跳ね上がるようになっている。この袋体19の展開時に蓋状に跳ね上がるカバーアウタ35上の略長方形状の領域を以下ではリッド領域42と呼ぶものとする。リッド領域42の基部側の辺は、その前後の端縁を除く中央領域がリッド領域42の回動起点となる曲げ基線部44(ヒンジ部)とされる。この曲げ基線部44は、リッド領域42の自由端側の端面と略平行に設けられ、基材35Aの裏面に形成された断面円弧状の溝(肉薄部)によって構成されている。なお、図中、リッド領域42の上壁37と屈曲壁39は、それぞれ符号37a,39aを付して他の部位と区別するものとする。
また、リッド領域42の前後の破断誘導部41はリッド領域42の基部側の辺の一部まで略L字状に回り込んで設けられている。破断誘導部41のうちのリッド領域42の基部側の辺に回り込む領域は図4中41aで示す。
カバーインナ36は、カバーアウタ35よりも軟質な樹脂材料から成り、図3,図6に示すように、カバーアウタ35の上壁37と側壁38にそれぞれ溶着固定される上壁45と側壁46を備えている。上壁45には車体前後方向に長い略長方形状の切欠き部47(図6参照)が設けられ、その切欠き部47内に、カバーアウタ35のリッド領域42に対応する略長方形状のリッド壁48が配置されている。リッド壁48はカバーアウタ35のリッド領域42の裏面に一体に溶着固定されている。また、側壁46の下縁には複数の隆起部49が設けられ、その各隆起部49に係止孔50が設けられている。各係止孔50には、図3に示すように、リテーナ20の抱持プレート24に延設された係止フック51が挿入係合されるようになっている。したがって、バッグカバー21の側壁46,38はリテーナ20に係止され、リテーナ20を介してドア本体3側に支持される支持部とされている。なお、図3,図6に示すように、カバーアウタ35の側壁38の裏面にはカバーインナ36とは別に樹脂製の締結ブロック52が溶着固定され、抱持プレート24はこの締結ブロック52に対してビス止め固定されている。
リッド壁48は、切欠き部47の底部側で複数の帯状片53…を介して側壁46の上部に一体に連結されている。また、各隣接する帯状片53,53の間には略長方形状の肉抜き開口65が設けられている。各帯状片53は下方側に膨出するように円弧状に湾曲し、カバーアウタ35に対して溶着されずに離間している。これらの帯状片53…は、リッド壁48が跳ね上げ回動するときのヒンジ部として機能する。
ここで、この実施形態のバッグカバー21では、カバーアウタ35とカバーインナ36が一体に溶着された状態において、カバーアウタ35側のリッド領域42とカバーインナ36側のリッド壁48が袋体19の展開時に開口40を開くリッド部を構成し、カバーアウタ35側の曲げ基線部44とカバーインナ36側の帯状片53…がリッド部の回動支点となるヒンジ部を構成している。
また、図6に示すように、カバーインナ36の切欠き部47の前後方向の外側位置には、上壁45と側壁46とに跨るフランジ壁54,54がそれぞれ突設され、これらのフランジ壁54がリテーナ20の抱持プレート24の端部壁25,25に対してボルト55(図4参照)によって結合されるようになっている。
また、カバーインナ36のうちのリッド壁48の自由端寄りの下面には、破断が容易な肉薄の連結部(図示省略)を介して固定壁56が連設されていいる。この固定壁56の下縁には複数の連結片57…が離間して設けられ、この各連結片57がリテーナ20のベースプレート23にリベット固定されている。この連結片57のリベット固定は、例えば、ベースプレート23を含む組付体にバッグカバー21を最終的に組み付けるときに、波形の板部材26とともにベースプレート23に固定するようにしても良い。
図7は、図6のB−B断面に対応する断面を示す図であり、また、図6中のドットを入れた部分はカバーインナ36とカバーアウタ35の溶着による主な接合領域を示している。なお、図7中、カバーインナ36とカバーアウタ35の接合領域には符号mを付してある。
前述のようにカバーインナ36とカバーアウタ35の側壁46,38同士と、リッド壁48とリッド領域42はそれぞれ溶着によって接合されているが、これらの各ヒンジ部側(帯状片53及び曲げ基線部44側)の接合端は、一直線上に延在せずにクランク状に屈曲している。
具体的に説明すると、カバーインナ36の複数の帯状片53…を分離する肉抜き開口65の側壁46方向の延出長さはすべてが一定ではなく、そのうちの一部(4つ)の開口65A(以下、「長尺開口65A」と呼ぶ)の延出長さが他のものに比較して長く設定されている。そして、カバーインナ36とカバーアウタ35のヒンジ部側の接合端は、帯状片53…の端部位置(隣接する一対の長尺開口65A,65Aによって挟まれる帯状片53Aの端部位置を除く。)とほぼ合致する一般部接合端66(ヒンジ側接合端)と、各長尺開口65Aの側壁46側の端縁位置に設けられるオフセット接合端67と、を備え、各オフセット接合端67が一般部接合端66に対して曲げ基線部44から離間する側に設定距離だけオフセットしている。この実施形態の場合、一般部接合端66とオフセット接合端67は、いずれも曲げ基線部44と平行を成すように直線状に形成され、接合端の全体がクランク形状を成すように設定されている。
また、この実施形態の場合、長尺開口65Aは、カバーインナ36の長手方向の中心位置を挟んでほぼ対称な位置に各二つずつが隣接して配置され、オフセット接合端67も、長尺開口65Aに対応して対象位置に各二つずつが隣接して配置されている。
なお、カバーインナ36とカバーアウタ35のリッド壁48とリッド領域42の接合端も、側壁46,38同士の接合端と同様の構成とされている。ここでは、対応する部分に同一符号を付して重複する説明を省略する。
以上のように構成されたエアバッグモジュール9をドア本体3に取り付ける場合には、ドア本体3の上部に取付ブラケット10を予め取り付けておき、その状態で取付ブラケット10のエアバッグ係止爪13A,13B,13Cにエアバッグモジュール9の爪受部27A,27B,27Cを上方から嵌合することにより、エアバッグモジュール9をドア本体3に対して仮止めする。
この後、エアバッグモジュール9をドア本体3に対して正確に位置決めし、エアバッグモジュール9のリテーナ20(ベースプレート23)を取付ブラケット10に対してボルト結合する。
そして、ドア本体3の車室内側には、この後にエアバッグモジュール9のバッグカバー21と付き合わせるようにしてドアライニング2が取り付けられる。
前述のようにエアバッグモジュール9がドア本体3に取り付けられると、インフレータ18や袋体19はリテーナ20を介してドア本体3に固定され、袋体19の上方側はバッグカバー21のリッド部(リッド領域42とリッド壁48)によって覆われることになる。
また、このとき、バッグカバー21の屈曲壁39は、ドアガラス4の車室内側面に微小隙間をもって対峙し、屈曲壁39の外側面には、ドア本体3側のウェザーストリップ16の外側リップ16aが密接する。
車両に大きな衝撃が入力されてエアバッグモジュール9が作動する場合には、インフレータ18から袋体19へのガス圧の導入によって袋体19が展開を開始し、袋体19がリテーナ20から上方に飛び出そうとする。このとき、袋体19がバッグカバー21のリッド部(リッド壁48及びリッド領域42)を裏面側から押圧すると、カバーインナ36のリッド壁48の端部が固定壁56から破断して分離し、カバーアウタ35が破断誘導部41で破断してカバーインナ36のリッド壁48とカバーアウタ35のリッド領域42が一体となって車室内側に押し開かれるようになる。これにより、バッグカバー21の上壁37に開口40が形成され、開口40から車室内の上方に袋体19が展開する。
ところで、カバーインナ36のリッド壁48が袋体19に押圧されてカバーアウタ35のリッド領域42とともに押し開かれるときには、リッド壁48は複数の帯状片53…を回動支点として車室内側に回動し、リッド領域42は曲げ基線部44を中心として車室内側に回動するが、このときカバーインナ36とカバーアウタ35のヒンジ部側の接合端には応力が生じる。
しかし、このバッグカバー21においては、カバーインナ36とカバーアウタ35のヒンジ部側の接合端は一直線上に延在せず、一般部接合端66とオフセット接合端67によって一部がクランク状にオフセットした構造となっているため、接合端の一部の箇所への応力集中が生じ難い。このため、カバーアウタ35の接合端の一部に屈曲や破損が生じることがなく、カバーアウタ35を曲げ基線部44を中心として安定的に跳ね上げ回動させることができる。
特に、このバッグカバー21においては、カバーインナ36とカバーアウタ35の接合端のうちの、応力の集中し易い部位を調べ、その応力の集中し易い部分にオフセット接合端67が来るように一般部接合端66とオフセット接合端67を配置するようにすれば、ヒンジ部の充分な強度を維持しつつ、接合端での応力集中を効果的に緩和することができる。
また、この実施形態の場合、一般部接合端66による強度維持部と、オフセット接合端67による応力緩和部が長手方向に分散して配置されるため、カバーアウタ35の長手方向の全域において強度維持と応力緩和をバランスさせることができる。
なお、複数のオフセット接合端67は、この実施形態のように一般部接合端66からの離間距離をすべて一定にしても良いが、応力集中の発生具合に応じて部位毎に離間距離を変えて設定するようにしても良い。この場合、ヒンジ部の強度を維持しつつカバーアウタ35の応力集中をより有効に緩和することができる。
また、複数のオフセット接合端67の一般部接合端66からの離間距離を、ヒンジ軸線の長手方向で交互に増減するように設定すれば、カバーアウタ35上の強度維持部と応力緩和部とを長手方向により分散させることができる。
また、一般部接合端66とオフセット接合端67によるカバーインナ36とカバーアウタ35の接合端の構造は、この実施形態の場合、側壁46,38同士の接合部と、リッド壁48とリッド領域42の接合部の両方に設けたが、これらの一方のみに採用することも可能である。ただし、この実施形態のように側壁46,38同士の接合部と、リッド壁48とリッド領域42の接合部の両方に採用した場合には、両接合部で圧力集中が生じにくくなるため、カバーアウタ35のリッド領域42を曲げ基線部44を中心としてより安定的に跳ね上げ回動させることができる。
次に、図8に示すこの発明の第2の実施形態について説明する。
図8は、この実施形態のバッグカバー121を車外側斜め下方から見た図である。
このバッグカバー121は、カバーアウタ35の内側にカバーインナ36が溶着によって接合される点等の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるが、隣接する帯状片53,53を分離する肉抜き開口165のヒンジ軸線と直交する方向の両端部が円弧状に形成され、その各端部が側壁46,38方向とリッド壁48及びリッド領域42方向に延設されている。そして、カバーインナ36とカバーアウタ35のヒンジ部側の接合端は、各帯状片53の端部位置とほぼ合致する直線状の一般部接合端166(ヒンジ側接合端)と、各肉抜き開口165の円弧状の端縁とほぼ合致するオフセット接合端167と、を備えた構造とされている。この実施形態の場合、円弧状のオフセット接合端167が、一般部接合端166に対し、曲げ基線部44から離間する方向にオフセット配置されている。
このバッグカバー121の場合も、カバーインナ36とカバーアウタ35のヒンジ部側の接合端は一直線上に延在せず、一般部接合端166とオフセット接合端167によって一部がオフセットした接合部構造となっているため、袋体の展開時に接合端の一部の箇所に応力集中が生じにくく、カバーアウタ35の接合端の一部に屈曲や破損が発生するのを未然に防止することができる。したがって、このバッグカバー121においても、カバーアウタ35を曲げ基線部44を中心として安定的に跳ね上げ回動させることができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
9…エアバッグモジュール(エアバッグ装置)
18…インフレータ
19…袋体
20…リテーナ
21,121…バッグカバー
35…カバーアウタ(アウタ部材)
36…カバーインナ(インナ部材)
38,46…側壁(支持部)
40…開口
42…リッド領域(リッド部)
44…曲げ基線部(ヒンジ部)
48…リッド壁(リッド部)
53…帯状片(ヒンジ部)
65,165…肉抜き開口
66,166…一般部接合端(ヒンジ側接合端)
67,167…オフセット接合端

Claims (4)

  1. 折り畳まれた袋体の車室内側を覆うとともに、前記袋体がインフレータからのガス圧導入によって展開するときに、袋体の展開を許容するための開口が形成されるエアバッグ装置のバッグカバーであって、
    前記袋体の収納状態において前記開口を閉塞するリッド部と、
    車体側に固定されるリテーナに結合される支持部と、
    前記リッド部と支持部を連結するとともに、前記袋体の展開時に曲げ変形によって前記リッド部の回動を許容することでリッド部側に開口を形成するヒンジ部と、を備え、
    意匠面を構成するアウタ部材とその裏面側のインナ部材とが、前記ヒンジ部を挟む両側で相互に接合されて成り、
    前記インナ部材のヒンジ部は、肉抜き開口を挟んでヒンジ軸線の長手方向に離間配置された複数の帯状片によって構成され、
    前記インナ部材とアウタ部材のヒンジ部側の接合端は、前記帯状片の端部とほぼ合致するヒンジ側接合端と、このヒンジ側接合端に対してヒンジ軸線方向と直交する方向にオフセットするオフセット接合端と、を備えて成ることを特徴とするエアバッグ装置のバッグカバー。
  2. 前記オフセット接合端はヒンジ軸線の長手方向に複数設けられ、前記各オフセット接合端の前記ヒンジ側接合端からの離間距離は個別に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置のバッグカバー。
  3. 前記複数のオフセット接合端は、前記ヒンジ側接合端からの離間距離がヒンジ軸線の長手方向で交互に増減するように設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のエアバッグ装置のバッグカバー。
  4. 前記ヒンジ側接合端とオフセット接合端は、前記ヒンジ部を挟む前記支持部側とリッド部側にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のエアバッグ装置のバッグカバー。
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