JP2010137704A - エアバッグ装置 - Google Patents
エアバッグ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010137704A JP2010137704A JP2008315708A JP2008315708A JP2010137704A JP 2010137704 A JP2010137704 A JP 2010137704A JP 2008315708 A JP2008315708 A JP 2008315708A JP 2008315708 A JP2008315708 A JP 2008315708A JP 2010137704 A JP2010137704 A JP 2010137704A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- retainer
- pressure contact
- hook
- contact piece
- airbag device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】カバー体とリテーナとの位置調整作業を容易にしつつ、車体振動に伴う異音発生を抑制することのできるエアバッグ装置を得る。
【解決手段】インストルメントパネルに形成された開口部に取り付けるカバー体2の裏側に、リテーナ5を取り付ける取付壁部24を一体に突設する。リテーナ5の側壁52、53の外側に、リテーナ5をカバー体2に取り付けるフック71を設ける一方、カバー体2の取付壁部24に、フック71を位置調整可能に係止する遊嵌穴25を形成する。そして、リテーナ5に、取付壁部24に圧接してそれら両者間の摺動抵抗を増大させる圧接片10を設けることで、リテーナ5に対するカバー体2の位置調整作業を容易にできる上、圧接片10による摺動抵抗で車体振動に伴う異音発生を抑制できるようにした。
【選択図】図1
【解決手段】インストルメントパネルに形成された開口部に取り付けるカバー体2の裏側に、リテーナ5を取り付ける取付壁部24を一体に突設する。リテーナ5の側壁52、53の外側に、リテーナ5をカバー体2に取り付けるフック71を設ける一方、カバー体2の取付壁部24に、フック71を位置調整可能に係止する遊嵌穴25を形成する。そして、リテーナ5に、取付壁部24に圧接してそれら両者間の摺動抵抗を増大させる圧接片10を設けることで、リテーナ5に対するカバー体2の位置調整作業を容易にできる上、圧接片10による摺動抵抗で車体振動に伴う異音発生を抑制できるようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、エアバッグ装置に関する。
従来、エアバッグ装置として、カバー体の裏側に突設した取付壁部にエアバッグを格納する容器状のリテーナを取り付け、インストルメントパネルに組み込まれるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1では、リテーナに設けたフックをカバー体の裏側に突設した取付壁部の遊嵌穴に係止することで、リテーナを取付壁部に位置調整可能に取り付けている。
特開平7−117609号公報
しかしながら、かかる従来のエアバッグ装置では、リテーナのフックを係止する穴が遊嵌穴となっており、フックと取付壁部との相対移動、すなわち、リテーナとカバー体との相対移動が可能となっているため、リテーナに対してカバー体が移動し易くなってしまい、車体振動などの振動がカバー体に伝達された場合には、カバー体が振動して異音発生の原因となってしまう。
そこで、本発明は、カバー体とリテーナとの位置調整作業を容易にしつつ、車体振動に伴う異音発生を抑制することのできるエアバッグ装置を得ることを目的とする。
請求項1の発明は、エアバッグを格納するリテーナを取り付ける取付壁部が設けられるとともに、前記エアバッグの展開時に少なくとも一部が開放されるカバー体を有し、前記リテーナに設けたフックが前記取付壁部に形成された遊嵌穴に位置調整可能に係止されるエアバッグ装置において、前記リテーナおよび前記取付壁部の少なくとも一方には、相手側に圧接して両者間の摺動抵抗を増大させる圧接片が設けられていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のエアバッグ装置において、前記フックは、間隔を設けて複数配置されるとともに、前記圧接片は、隣り合う前記フックの間に配置されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のエアバッグ装置において、前記フックは、前記リテーナの外側に結合したフックパネルに形成されており、前記圧接片は、前記フックパネルを切り起こして形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のエアバッグ装置において、前記フックは、前記遊嵌穴に挿通した先端部が当該遊嵌穴の形成面に沿って折曲された折返し部を有し、当該折返し部が、前記圧接片の圧接力の作用により前記遊嵌穴の形成面に当接することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、リテーナおよび当該リテーナを取り付けるための取付壁部の少なくとも一方に、相手側に圧接して両者間の摺動抵抗を増大させる圧接片を設けたので、リテーナとカバー体とを相対移動させて位置調整し、取付壁部の遊嵌穴にリテーナのフックを係止した際に、圧接片による摺動抵抗でカバー体とリテーナとの相対位置を保持できるため、リテーナに対するカバー体の位置調整作業を容易にできる上、反復継続的な微少な車体振動がエアバッグ装置に入力された場合に、リテーナとカバー体との相対移動が規制されるため、車体振動に伴う異音発生を抑制することができる。
請求項2の発明によれば、フックを、間隔を設けて複数配置して、圧接片を、隣り合うフックの間に配置してあるので、圧接片による圧接力を隣り合うフックの係止部分に略均等に作用させて、フックによる係止効果を高めることができるとともに、圧接片が支障となることなく隣り合うフックを遊嵌穴に係止することができる。
請求項3の発明によれば、リテーナの外側に結合するフックパネルにフックおよび圧接片が形成されるので、それらフックおよび圧接片の加工性を向上させることができる。
請求項4の発明によれば、フックの折返し部を遊嵌穴の形成面である取付壁部に当接させることにより、フックによるリテーナの支持性が向上するとともに、フックの当接部での摺動抵抗によってリテーナとカバー体との相対移動が抑制され、位置調整作業の容易性および車体振動に伴う異音発生の抑制効果をより一層高めることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、エアバッグ装置としてインストルメントパネルに組み込まれる助手席用エアバッグを例示する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態にかかるエアバッグ装置の要部断面図、図2は、エアバッグ装置のリテーナ部分を示す説明図であって、(a)は、平面図、(b)は、正面図、(c)は、側面図である。
図1は、本実施形態にかかるエアバッグ装置の要部断面図、図2は、エアバッグ装置のリテーナ部分を示す説明図であって、(a)は、平面図、(b)は、正面図、(c)は、側面図である。
本実施形態にかかるエアバッグ装置1は、図1に示すように、インストルメントパネルに形成された開口部に取り付けられるリッド(カバー体)2に、エアバッグ3やインフレータ4を収納したリテーナ5を取り付けて概ね構成される。このとき、リッド2には、図示せぬ爪部が設けられており、リッド2は当該爪部によって開口部の周縁部に係止されている。
リッド2には、インストルメントパネルの開口部の周縁部表面に重なるように取り付けられるフランジ部21が設けられており、フランジ部21で囲まれた内方がエアバッグ3の展開時に開放される扉部22となっている。扉部22の中央部には、リッド2の長手方向に延びる薄肉部23が形成されており、エアバッグ3の展開時の膨張力で薄肉部23が開裂して扉部22が開放され、開放された扉部22からエアバッグ3が車室内に向かって展開される。リッド2は、例えば、TPEやPVC等の軟質合成樹脂で形成されている。
また、リッド2の裏側(インストルメントパネル内方側)には、リテーナ5を取り付けるための取付壁部24が、フランジ部21と扉部22との境界部に沿ってリテーナ5の外周を囲繞するように一体に突設されている。
リテーナ5は、リッド2の扉部22側が開放された略直方体状に形成されており、リテーナ5の内方には、図1に示すように、通常時は折り畳まれて格納されるエアバッグ3と、エアバッグ3をリテーナ5に固定する金具6と、リテーナ5の底部51の略中央部に取り付けられてエアバッグ3内にガスを供給するインフレータ4と、が備えられている。また、リテーナ5は、図示せぬブラケットを介して車体構造材、例えばステアリングメンバに固定されている。また、リテーナ5の底部51の略中央部には、図2(a)に示すように、インフレータ4を取り付けるための取付穴51aが形成されている。
リテーナ5の長辺側となる一対の側壁52、53の外側には、リテーナ5をリッド2に取り付けるためのフック71が設けられる一方、リッド2の取付壁部24には、フック71を位置調整可能に係止する遊嵌穴25が形成されている。このとき、フック71は、図2(a)、(b)に示すように、適宜間隔を設けてリテーナ5の長手方向に複数配置されており、各フック71に対応して遊嵌穴25が複数設けられている。
また、本実施形態では、フック71は、リテーナ5の外側、すなわち、側壁52、53の外側に結合したフックパネル7に形成されている。フックパネル7は、側壁52、53の長手方向に沿って帯状に形成されており、スポット溶接などによって側壁52、53に固定される。そして、上述した複数のフック71は、フックパネル7のリッド2側の側縁(図1中上側縁)を櫛歯状に突設し、それぞれの櫛歯を外側に逆U字状に折り返すことにより形成されている。なお、本実施形態では、フックパネル7の反対側の側縁(図1中下側縁)を外方に略L字状に折曲することで、取付壁部24の先端に当接するストッパー72を形成している。
ここで、本実施形態では、リテーナ5および取付壁部24のうちの一方であるリテーナ5に、相手側となる取付壁部24に圧接し、リテーナ5と取付壁部24との間の摺動抵抗を増大させる圧接片10が設けられている。
圧接片10は、フック71を形成したフックパネル7を切り起こして形成されており、インストルメントパネルの内方(図1中下方)に向かって自由端部となっている。
そして、圧接片10の自由端部は、取付壁部24の内側に頂部が接触するように略く字状に折曲されている。
本実施形態では、各圧接片10は、隣り合うフック71の間にそれぞれ配置されており、フック71と圧接片10とが千鳥状に配置されるようになっている。
そして、かかる構成のエアバッグ装置1をインストルメントパネルに組み付ける際には、インストルメントパネルモジュールのサブアッシーラインの台上に載置されたインストルメントパネルの上下から取り付けが行われる。例えば、インストルメントパネルは上下を逆にして台上に載置されており、下方からエアバッグ装置1をインストルメントパネルの開口部に填め込み、上方から車体構造材の座にリテーナ5のブラケットをボルト固定するようになっている。
以上の本実施形態によれば、エアバッグ装置1をインストルメントパネルに組み付ける際に、取付壁部24の遊嵌穴25にリテーナ5のフック71を係止した状態で、リテーナ5とリッド(カバー体)2とを相対移動させて位置調整することができる。このとき、リテーナ5に、リッド2の取付壁部24に圧接して両者間の摺動抵抗を増大させる圧接片10を設けたので、圧接片10による摺動抵抗でリテーナ5とリッド2との相対位置を保持でき、エアバッグ装置1をインストルメントパネルの開口部に填め込んだ状態で、リッド2とインストルメントパネルとの間の隙間調整を精度良く行うことができる。
また、サブアッシー台を回転させて上下をインストルメントパネルモジュールの天地と一致させた際に、リッド2が自重ではずれてしまうのが抑制され、作業者の負担の少ない姿勢で組付作業を実施することができるようになり、リテーナ5に対するリッド2の位置調整作業を容易に行うことができるようになるという利点もある。
さらに、反復継続的な微少な車体振動がエアバッグ装置1に入力された場合にも、リテーナ5とリッド2とは圧接片10による摺動抵抗で相対移動が規制されるため、車体振動に伴う異音発生を抑制することができる。
また、本実施形態では、フック71を、適宜間隔を設けて所定方向に複数配置し、圧接片10を、隣り合うフック71の間に配置しているため、圧接片10による圧接力を隣り合うフック71の係止部分に略均等に作用させることができ、フック71による係止効果を高めることができるとともに、圧接片10に邪魔されることなくフック71を遊嵌穴25に係止することができる。
さらに、リテーナ5の外側に結合するフックパネル7にフック71および圧接片10が形成されているため、フック71および圧接片10の加工性を向上させることができる。
(第1実施形態の変形例)
図3は、本変形例にかかるフックパネルの要部斜視図、図4は、リテーナの取り付け時における圧接片の変形状態を示す要部断面図である。
図3は、本変形例にかかるフックパネルの要部斜視図、図4は、リテーナの取り付け時における圧接片の変形状態を示す要部断面図である。
本変形例では、図3、図4に示すように、フックパネル7の圧接片10の自由端部11に対応する部分に、自由端部11を受け入れる開口部73が形成されている。
このように、本変形例によれば、図4に示すように、圧接片10の自由端部11を開口部73に受け入れることができる。したがって、リテーナ5と取付壁部24との間隔Sが少ない場合に、フックパネル7の板厚t分ではあるがリテーナ5と取付壁部24との間隔Sを小さくして、エアバッグ装置1の全体的な小型化を図ることができるようになる。
(第2実施形態)
図5は、本実施形態にかかるリテーナのフックおよび圧接片の形成部分を示す要部斜視図、図6は、図5中VI方向から見た側面図である。なお、本実施形態にかかるエアバッグ装置は、上記第1実施形態にかかるエアバッグ装置と同様の構成要素を備える。よって、それら同様の構成要素については共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
図5は、本実施形態にかかるリテーナのフックおよび圧接片の形成部分を示す要部斜視図、図6は、図5中VI方向から見た側面図である。なお、本実施形態にかかるエアバッグ装置は、上記第1実施形態にかかるエアバッグ装置と同様の構成要素を備える。よって、それら同様の構成要素については共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
本実施形態にかかるエアバッグ装置のリテーナ2Aは、図5、図6に示すように、フック71は、上記第1実施形態と同様にフックパネル7に形成されるが、圧接片10Aがリテーナ5に形成されている点が上記第1実施形態と異なっている。すなわち、圧接片10Aは、リテーナ5の開放側縁部を櫛歯状に突設し、それぞれの櫛歯を折り返して略く字状に折曲することにより形成されている。
この場合、例えば、フック71が形成されるフックパネル7を1.2mm厚の亜鉛メッキ鋼板で形成し、圧接片10Aが形成されるリテーナ5を0.8mm厚の亜鉛メッキ鋼板で形成することで、圧接片10Aの付勢力をフック71の付勢力よりも小さくしている。
以上の本実施形態にあっても、圧接片10Aがリッド2の取付壁部24に圧接して摺動抵抗を増大できることにより、上記第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
(第3の実施形態)
図7は、本実施形態にかかるリテーナとフックパネルの要部分解斜視図、図8は、リテーナをリッドに取り付けた状態を示す要部拡大断面図である。なお、本実施形態にかかるエアバッグ装置は、上記第2実施形態にかかるエアバッグ装置と同様の構成要素を備える。よって、それら同様の構成要素については共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
図7は、本実施形態にかかるリテーナとフックパネルの要部分解斜視図、図8は、リテーナをリッドに取り付けた状態を示す要部拡大断面図である。なお、本実施形態にかかるエアバッグ装置は、上記第2実施形態にかかるエアバッグ装置と同様の構成要素を備える。よって、それら同様の構成要素については共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
本実施形態では、上記第2実施形態と同様にフック71がフックパネル7に形成され、圧接片10Bがリテーナ5に形成されるが、リテーナ5に衝撃吸収用コラプシブル構造として打ち抜かれる穴54の打ち抜かれる部分54aを利用して圧接片10Bが形成されている点が上記第2実施形態と異なっている。
すなわち、本実施形態では、打ち抜かれる部分54aは、リテーナ5の底部51側でリテーナ5と繋がっており、反対側を自由端部とし、その自由端部を外方に略直角に折曲するとともに、先端部を丸めることで圧接片10Bを形成している。そして、圧接片10Bの先端部をフックパネル7に形成した開口部74から突出させている。
また、本実施形態では、フック71における取付壁部24の遊嵌穴25に挿通した先端部が、取付壁部24の外側面に沿って折曲された折返し部71aとなっており、その折返し部71aが圧接片10Bの圧接力の作用により遊嵌穴25の形成面(側壁52、53)に当接するようになっている。
以上の本実施形態によっても、上記第1および第2実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、本実施形態によれば、圧接片10Bが、打ち抜かれて廃材となる部分54aを有効利用することで形成されているため、材料の歩留まりが向上し、エアバッグ装置1をコスト的に有利に得ることができる。
また、フック71の折返し部71aが遊嵌穴25の形成面、すなわち、取付壁部24に当接することにより、フック71によるリテーナ5の支持性が向上するとともに、フック71の当接部での摺動抵抗によってリテーナ5とリッド2との相対移動が抑制され、位置調整作業の容易性および車体振動に伴う異音発生の抑制効果をより一層高めることができる。
(第4実施形態)
図9は、本実施形態にかかるリッドの天地を逆にした要部斜視図、図10は、リッドの天地を逆にして圧接片を形成する行程を示す要部断面図である。なお、本実施形態にかかるエアバッグ装置は、上記第1実施形態にかかるエアバッグ装置と同様の構成要素を備える。よって、それら同様の構成要素については共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
図9は、本実施形態にかかるリッドの天地を逆にした要部斜視図、図10は、リッドの天地を逆にして圧接片を形成する行程を示す要部断面図である。なお、本実施形態にかかるエアバッグ装置は、上記第1実施形態にかかるエアバッグ装置と同様の構成要素を備える。よって、それら同様の構成要素については共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
本実施形態では、図9、図10に示すように、圧接片10Cをリッド2の取付壁部24に形成したことが上記各実施形態と異なっている。なお、図9では、圧接片10Cは折曲する前の状態を示している。
すなわち、圧接片10Cは、図9に示すように、取付壁部24の先端から薄肉化して櫛歯状に突設した櫛歯を、図10に示すように、治具80の差し込みにより一括して内方に逆U字状に折曲することで形成されている。この場合、取付壁部24に設けた圧接片10Cは、図10に示すように、リテーナ5を取付壁部24の内側に填め込む際に、リテーナ5の側壁52、53に圧接されることになる。
以上の本実施形態によれば、リッド2の取付壁部24に圧接片10Cを形成した場合においても、圧接片10Cがリテーナ5に圧接して両者間の摺動抵抗を増大させることができるため、上記第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
以上、本発明にかかるエアバッグ装置の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限ることなく要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態を採用することができる。
例えば、上記各実施形態では、圧接片をリテーナおよび取付壁部のいずれか一方に設けた場合を開示したが、これに限ることなくリテーナと取付壁部の両方に圧接片を設け、リテーナに設けた圧接片を取付壁部に圧接させるとともに、取付壁部に設けた圧接片をリテーナに圧接させるようにしてもよい。
また、インストルメントパネルの開口部を覆うリッドに取付壁部を設けたものを例示したが、取付壁部を直接インストルメントパネルに設けてもよい。この場合、インストルメントパネルとリッドとがカバー体に相当することになる。
1 エアバッグ装置
2 リッド(カバー体)
3 エアバッグ
5 リテーナ
6 フックパネル
10、10A、10B、10C 圧接片
24 取付壁部
25 遊嵌穴
52、53 側壁(遊嵌穴の形成面)
61 フック
71a 折返し部
2 リッド(カバー体)
3 エアバッグ
5 リテーナ
6 フックパネル
10、10A、10B、10C 圧接片
24 取付壁部
25 遊嵌穴
52、53 側壁(遊嵌穴の形成面)
61 フック
71a 折返し部
Claims (4)
- エアバッグを格納するリテーナを取り付ける取付壁部が設けられるとともに、前記エアバッグの展開時に少なくとも一部が開放されるカバー体を有し、前記リテーナに設けたフックが前記取付壁部に形成された遊嵌穴に位置調整可能に係止されるエアバッグ装置において、
前記リテーナおよび前記取付壁部の少なくとも一方には、相手側に圧接して両者間の摺動抵抗を増大させる圧接片が設けられていることを特徴とするエアバッグ装置。 - 前記フックは、間隔を設けて複数配置されるとともに、前記圧接片は、隣り合う前記フックの間に配置されることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
- 前記フックは、前記リテーナの外側に結合したフックパネルに形成されており、前記圧接片は、前記フックパネルを切り起こして形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエアバッグ装置。
- 前記フックは、前記遊嵌穴に挿通した先端部が当該遊嵌穴の形成面に沿って折曲された折返し部を有し、当該折返し部が、前記圧接片の圧接力の作用により前記遊嵌穴の形成面に当接することを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のエアバッグ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008315708A JP2010137704A (ja) | 2008-12-11 | 2008-12-11 | エアバッグ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008315708A JP2010137704A (ja) | 2008-12-11 | 2008-12-11 | エアバッグ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010137704A true JP2010137704A (ja) | 2010-06-24 |
Family
ID=42348220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008315708A Pending JP2010137704A (ja) | 2008-12-11 | 2008-12-11 | エアバッグ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010137704A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017114441A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 本田技研工業株式会社 | エアバッグ装置 |
CN108482299A (zh) * | 2018-04-17 | 2018-09-04 | 力帆实业(集团)股份有限公司 | 一种防止汽车在颠簸路面产生异响的气囊框 |
-
2008
- 2008-12-11 JP JP2008315708A patent/JP2010137704A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017114441A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 本田技研工業株式会社 | エアバッグ装置 |
CN108482299A (zh) * | 2018-04-17 | 2018-09-04 | 力帆实业(集团)股份有限公司 | 一种防止汽车在颠簸路面产生异响的气囊框 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9120509B2 (en) | Hole plug | |
JP4797584B2 (ja) | エアバッグ装置付きステアリングホイール | |
CN110712674B (zh) | 方向盘的减震器机构和车辆用方向盘装置 | |
JP4715879B2 (ja) | センサの支持構造 | |
JP5708993B2 (ja) | 車両用ドアトリム | |
JP6905548B2 (ja) | ステアリングホイールのダンパ機構及び車両用ステアリングホイール装置 | |
JP2010137704A (ja) | エアバッグ装置 | |
JP5606015B2 (ja) | エアーバッグモジュール | |
JP5659124B2 (ja) | アシストグリップ取付構造 | |
JP6197201B2 (ja) | エアバッグ取り付け構造 | |
JP2009262697A (ja) | エアバッグ装置 | |
JP2006312398A (ja) | エアバッグ装置 | |
JP6535925B2 (ja) | エアバッグモジュール | |
JP5321734B2 (ja) | インストルメントパネルモジュール | |
JP6587546B2 (ja) | 表皮材の取付け構造 | |
JP4771999B2 (ja) | 制振装置とその製造方法 | |
JPWO2011162122A1 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP6004889B2 (ja) | ストライカ用ブラケット | |
JP5481256B2 (ja) | エアバッグモジュールカバーの組立構造 | |
JP2010105599A (ja) | ステアリングホイール | |
JP5128442B2 (ja) | エアバッグモジュール | |
JP2009202707A (ja) | エアバッグ装置 | |
JP2009061827A (ja) | 車両用部品の結合構造 | |
WO2018061751A1 (ja) | エアバッグリッドおよびその製造方法 | |
JP5425536B2 (ja) | 車両用エアバッグ装置の取付構造 |