JP5481256B2 - エアバッグモジュールカバーの組立構造 - Google Patents

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本発明はエアバッグモジュールカバーの組立構造に係り、車両走行時に、エアバッグを収容したリテーナと、インストルメントパネル側に取り付けられたモジュールカバーとの間で生じる異音の低減を図ることができるエアバッグモジュールカバーの組立構造に関する。
一般に、車両の助手席用エアバッグ装置のエアバッグモジュールは、車体側メンバ等の固定部に固定支持されるとともに、助手席正面のインストルメントパネル(以下、インパネと記す。)に一体あるいは別部材として形成された開裂部(エアバッグリッド)を有するモジュールカバーに、相対移動を許容する構造(フローティング構造)で取り付けられている。
図7、図8は、上述した助手席用エアバッグ装置51(以下、エアバッグ装置51と記す。)のエアバッグモジュールカバー53のインパネ57への取付構造を示した断面図である。図9は、インパネ57に取り付ける前のエアバッグ装置51を示した斜視図である。図10は、説明のために、図9に示したエアバッグ装置51を、モジュールカバー53とエアバッグモジュール52とに分離して示した分解斜視図である。
従来、エアバッグ装置51は、図7、図8に示したように、エアバッグモジュール52の上部を覆うように支持したモジュールカバー53が、インパネ57に対して所定の連結手段58を介して直接に、あるいは間接的に固定支持されている。図7において、エアバッグ装置51のエアバッグモジュールカバー53(以下、単にモジュールカバー53と記す。)は、中央部の内面側に開裂部となる薄肉部56が形成された天板部53Aと、天板部53Aの下面に一体的に形成された四角形の枠体状をなすモジュール支持壁53Bとから構成されている。天板部53Aは、その上側表面がインパネ57と同一仕様に仕上げられ、取付時にインパネ57の一部を構成するようになっている。このエアバッグモジュール52は、エアバッグモジュール52を上方からインパネ57に形成されたエアバッグ展開用の開口に落とし込むようにセットされ、そのとき連結手段としての係止フック58がインパネ57の開口縁部に係止して、天板部53Aの表面がインパネ57と面一となるように取り付けられる。一方、エアバッグモジュール52の保持部として機能するリテーナ60は、その一部に形成されたブラケット66を介して車体側メンバ側の固定部70に図示しないボルト等を用いて固定されている。このリテーナ60内には、図7に示したように、底部に固定保持された円筒形状をなすインフレータ62と、インフレータ62のガス噴出口(図示せず)にガス供給口が連結された状態で、所定形状に折り畳まれた助手席用エアバッグ61が収容されている。この助手席用エアバッグ61は、ガス導入時に効率よく膨張展開でき、かつ小容積のリテーナ60内に効率よく収まるように、あらかじめコンパクトに折り畳まれ、その折り畳み形状が保持されるように、パッキングクロス63と呼ばれるカバー布で周囲が覆われた状態で、リテーナ60に組み付けられている。
パッキングクロス63は、長方形形状にカットされたエアバッグ基布と同一素材の布材で、折り畳まれたエアバッグ61の外周を、図7、図9に示したように覆って、その布地の端辺63aを、リテーナ60に固定するプレートのボルト(図示せず)に固定するとともに、折り畳まれたエアバッグ61を図7に示したコンパクトな形状に保形する役割を果たす。
図8は、従来の他のエアバッグ装置51のインパネ57への取付構造を示している。図8に示したエアバッグ装置51は、インパネ57Bにモジュールカバー53の天板部53Aを溶着した構造からなる。すなわち、この従来例では、インパネは内装モジュールの一部となっている固定側のインパネ57Aと、このインパネ57Aに形成されたエアバッグ展開用の開口を塞ぐように配置されるインパネ57Bとから構成されている。このタイプのエアバッグモジュール52は、モジュールカバー53の天板部53Aを、インパネ57Bの下面側に溶着させてインパネ57Bとモジュールカバー53とを一体化させている。そして、連結手段としての固定ピン58を介してインパネ57Bとモジュールカバー53とがインパネ57Aの開口縁部に固定保持される構造となっている。この例では、インパネ57Aの内面側に開裂部となる3カ所の薄肉部56が形成され、中央の薄肉部56は、天板部53Aのスリット位置に、両側の薄肉部56は天板部53Aに形成された湾曲部に対向して配置されている。このため、エアバッグの膨張展開時にそれぞれの薄肉部の位置で確実にインパネ57Bを内側から押し開くことができる。
ここで、インパネ57に組み付けられるエアバッグ装置51を構成するエアバッグモジュール52とモジュールカバー53とを一体的に組み立てる組立構造について、図7の構成をもとに示した図9,図10を参照して説明する。図9は、エアバッグモジュール52にモジュールカバー53を被せるようにして一体化して組み立てた状態のエアバッグ装置51を示している。エアバッグ装置51は、同図に示したように、モジュールカバー53のモジュール支持壁53Bに形成された複数個の開口55に、リテーナ60側に形成されたフック65を係止することでモジュールカバー53をエアバッグモジュール52と組み立てるようになっている。
上述した各部材の構成について、図10を参照して説明する。同図に示したように、リテーナ60の外周の前後面60Bには、横方向に所定間隔を開けて複数個のL字形のフック65が配列されている。一方、モジュールカバー53の前後面となるモジュール支持壁53Bにはリテーナ60のフック65位置に対応して四角形状の開口55が同等間隔をあけて設けられている。この配列された各開口55に、図7,図9に示したように、リテーナ60側の各フック65を係止させるようにしてモジュールカバー53をリテーナ60に被せ、両者を連結して組み立てる。このとき、モジュール支持壁53Bに形成された各開口55の寸法は、幅、高さとも係止されたフック65が十分上下動できる程度に設定されている。また、図7に示したように、モジュールカバー53の内のり寸法は、リテーナ60の平面視した外形寸法よりわずかに大きい。
上述したエアバッグモジュール52は、モジュールカバー53のモジュール支持壁53Bとリテーナ60の外周面60Bとの間に、所定のクリアランス54(図7参照)を有するルーズな連結構造(フローティング構造)となっているため、車両走行時に車両振動が発生した場合、車体側メンバの固定部に支持されたリテーナ60と、インパネ52側に取り付けられたモジュールカバー53との間に振動位相差が生じてもフローティング構造部分で振動を吸収できるため、インパネ52側(車室側)へ走行時振動が伝達するのを遮断することができる。
しかし、モジュール支持壁53Bの開口55とリテーナ外周面60Bあるいはフック65との間とのクリアランス54が小さいため、リテーナ60側から伝達された振動により、モジュール支持壁53Bとリテーナ外周面60Bあるいはフック65との間で、微小な繰り返し振動による接触(衝突)が生じてしまう。モジュールカバー53は比較的柔軟性のあるTPO等の熱可塑性エラストマーであるが、リテーナ60のフック65は金属部材であるため、両者の衝突音は比較的高音となり、車室内の乗員には異音(たとえば耳障りな騒音)として感受される可能性がある。そのため、この振動音を低減するために、図7に示したように、モジュール支持壁53Bと衝突するリテーナ外周面60Bに、フェルト布68やウレタン樹脂等の小片(ウレタンスラブ)を貼り付けて対応していた(特許文献1参照)。
特開2004−338525公報
上述した既存の対策として、たとえば特許文献1の発明の詳細な説明に記載されたように、ウレタンスラブを緩衝材としてエアバッグケース外面に貼着し、ウレタンスラブの緩衝効果により、騒音吸収を図っていた。しかし、これらの対策は、フェルト布やウレタンスラブ等の緩衝材を別途必要とするため、コストアップになる。また、緩衝材の貼着等の取付作業が生じるため、組付けの作業性が低下するという問題がある。そこで、本発明の目的は上述した従来の技術が有する問題点を解消し、リテーナ側から伝達された振動によるモジュールカバーとの間で発生する異音を、低コストで効率よく低減するように組み立てることができるエアバッグモジュールカバーの組立構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は車体固定部に支持され、所定の折り畳み形状を保形する布材で覆われたエアバッグとインフレータとをリテーナ内部に収容したエアバッグモジュールに、所定のクリアランスを設けてインストルメントパネルに支持されたモジュールカバーを、前記リテーナの外面に設けられた係止手段を介して連結してなるエアバッグモジュールカバーの組立構造において、前記エアバッグを覆う前記布材の、前記リテーナ内での折り返し部位となる位置に切欠片を形成し、該切欠片を介して前記布材を、前記エアバッグを固定する部位で折り返して前記エアバッグを保形するとともに、該布材の端辺を前記リテーナ外に設けられた前記係止手段に保持させて、前記リテーナと前記モジュールカバーとの間に緩衝体を介在させてなることを特徴とする。
前記緩衝体は、前記布材の端辺に形成された開口が前記係止手段に係止され、前記位置が保持されることが好ましい。
前記係止手段は、前記リテーナ外面に列設された複数個のフックからなり、各フックに前記布材の端辺に沿って形成された各スリットが係止され、前記布材が前記リテーナ外面に保持されるようにすることが好ましい。
前記スリットは、隣接したスリット同士が、前記フックの配列位置に対して係止可能な範囲での位置ずれを許容して形成されることで緩衝作用を向上させることができる。
前記緩衝体は、前記リテーナと前記モジュールカバーとの間を経て、前記モジュールカバー外面と前記係止手段の先端の内面との間まで延在させることで緩衝効果をより高めることができる。
本発明によれば、エアバッグを覆うパッキングクロスを利用することで、リテーナ側から伝達された振動によるモジュールカバーとの間で発生する異音を、低コストで効率よく低減することができるという効果を奏する。
本発明のエアバッグモジュールカバーの組立構造の一実施例を、一部を切欠いて示した斜視図。 図1に示したエアバッグモジュールカバーの組立構造の断面図。 本発明に用いられるパッキングクロスの一形状例を示した平面図。 パッキングクロスの他の形状例を示した平面図。 エアバッグモジュールカバーの組立構造の詳細構成を示した部分断面図。 エアバッグモジュールカバーの組立構造の他の実施形態を示した部分断面図。 従来のエアバッグモジュールカバーの組立構造の一例(一体仕様)を示した断面図。 従来のエアバッグモジュールカバーの組立構造の他の例(溶着仕様)を示した断面図。 従来のエアバッグモジュールとモジュールカバーとを連結した状態を示した斜視図。 図9に示したエアバッグモジュールとモジュールカバーとを分離して示した斜視図。
以下、本発明のエアバッグモジュールカバーの組立構造の実施するための形態として、以下の実施例について添付図面を参照して説明する。
本実施例では、助手席用エアバッグ装置1のエアバッグモジュールのモジュールカバーの組立構造に付加されたパッキングクロスを用いた緩衝構造について、図1〜図3を参照して説明する。図1は、本発明の助手席用エアバッグ装置1のエアバッグモジュール2のモジュールカバー3の組立構造を説明するために、モジュールカバー3の一部を切欠いて(図9参照)、リテーナ10との組立状態を示した部分斜視図である。図1、図2に示されたリテーナ10およびフック15の形状寸法、リテーナ10内部のエアバッグとその収容方法、リテーナ10に被されるモジュールカバー3の形状寸法、材質等は、図7,図8他に示した従来の製品と同一である。また、図2に示したリテーナ外側面10Bとモジュール支持壁3Bのとの間のクリアランス4も従来と同様である。
これらに対して、本発明では、パッキングクロス20の形状を図3のようにした点に特徴がある。従来のパッキングクロス20は、上述したように長方形形状にカットされたエアバッグ基布と同一生地の布材で、布材の端部に形成された取付部を介して折り畳まれたエアバッグ11を覆って保形し、リテーナ10の固定部(図示せず)に取り付けられるようになっていた。これに対して、本発明では、この従来と同様のエアバッグ11を覆って保形する役割のパッキングクロス20を延長し、そのクロスの端辺に緩衝体として機能する部位を付加することで、モジュールカバー3のモジュール支持壁3Bとリテーナ外側面10Bとの接触箇所に、緩衝体を配置することができるようにした。以下、パッキングクロス20に設けられた緩衝体の構成、作用について、図1〜図3を参照して説明する。
図3は、本発明に用いるパッキングクロス20(以下、単にクロス20と記す。)を示した平面図である。本発明のクロス20は、従来のものと同一の生地(エアバッグ基布)を用いている。その寸法は、従来のクロス20と同じ幅(エアバッグ折り畳み長さに相当)で、長さは上述した緩衝体を設ける分だけ延長され、中間位置となる従来のリテーナ取付ボルトへの取付孔(図示せず)と同一位置に、コ字形の切欠タブ(切欠片)21が4カ所形成され、切欠タブ21に取付孔22が形成されている。さらに延長されたクロスの端辺側に複数個を列状に配列した2列のスリット23が形成されている。これらのスリット23はクロス20を打ち抜いて形成した細長貫通孔で、その寸法は図1(図8も同様)に示したリテーナ10のフック15の根元部の断面形状よりわずかに大きく設定されている。また、その配置間隔はリテーナ10のフック15の取付間隔と等しく設定されている。
すなわち、これらのスリット23は図2に示したように、エアバッグ11がリテーナ10内に収容される際に、切欠タブ21の取付孔22でリテーナ10内に固定され、さらに切欠タブ21の根元部で折り返され(図3:谷折り線25−一点鎖線)、リテーナ10の上縁部10bから突出し、さらにその部分を外側に折り返す(図3:山折り線26−破線)とともに、各スリット23にフック15を通す。これにより、リテーナ10内にエアバッグ11を収容した状態で、そのクロス20の端辺は図1,2に示したように、リテーナ10の上端部20bから突出するように折り返された状態になる。その部分にさらにモジュールカバー3を被せることで、図2に示したように、リテーナ外側面10Bとモジュールカバー3との間にクロス20の端辺24が挟み込まれる。これにより、このクロス20の端辺24がリテーナ10とモジュール支持壁3Bとの間の緩衝体として機能することになる。なお、図3のクロス20に示した谷折り線25、山折り線26はあらかじめ折り目が付けられた線ではなく、この付近でクロス20の布地が緩く略U字状に折り返されることを意味している。したがって、クロス20の製造では、所定形状の基布に、コ字形状の切欠タブ21のカット、取付孔22、スリット23の打ち抜きのみが施されるのみである。なお、クロス20の所定位置には、従来のクロス63(図7等)と同様に、エアバッグ11の膨張時にクロス20を破断させる切れ目線27が形成されている。

この結果、リテーナ10側から振動が伝達された際に、モジュールカバー3のモジュール支持壁3Bとの間(クリアランス4)にこの緩衝体としての布地が位置するため、緩衝体を介してリテーナ10とモジュール支持壁3Bとが接触(衝突)した場合の発生異音は音量が小さくなり、ソフトな低音域に変化するため、乗員にとって耳障りな異音が大幅に低減される。
以下、緩衝体の変形例として、クロス20で構成される緩衝体の形状を変更した例について、図4〜図6を参照して説明する。
図4(a)に示したクロス20では、スリット23を形成する位置を、図3に示したように一列に配置するのでなく、幅方向の間隔は等しくして、所定の範囲d内に位置するように適宜設定することができるようにした。これにより、たとえば図4(a)に示したスリット23からなるクロス20を用いてエアバッグ11(図2)をリテーナ10内に収容させた場合、フック15にスリット23を係止させた状態では、図5(a),(b)に示したようにスリット23位置が多少異なるため、リテーナ10上部から突出して逆U字形状に折り返される緩衝体部分の大きさが様々な形状となる。このため、リテーナ外側面10Bとモジュールカバー3との接触するポイント(位置)でのタイミングが分散し、衝突時の異音に対する緩衝作用が増す結果が確認できた。なお、スリット23位置を適宜に配置してよいとは、隣接するスリット23をdの範囲で、交互にジグザグ状としたり、隣接する位置を段状に変えたり、ランダムに配置したりしてよいという意味である。
図4(b)に示したクロス20では、スリット23の列が距離eだけ離れ、谷折り線25を挟んで対称になるように、2列のスリット23を形成している。これにより、たとえば図4(b)に示したスリット23を有するクロス20を用いてエアバッグ11をリテーナ10内に収容させた場合、フック15にスリット23を係止させた状態では、図6(a),(b)に示したように2種類の係止状態を構成することができる。
図6(a)は、内側のスリット23をフック15に係止させた後に、モジュールカバー3をリテーナ10に取り付け、その後、クロス20の端辺24をモジュール支持壁3Bの下端から外側に折り返し、外側のスリット23をモジュール支持壁3Bの開口5から突出しているフック15に係止した状態を示している。このように、緩衝体としてのクロス20の端辺24がリテーナ10とモジュール支持壁3Bの内側との間と、モジュール支持壁3B外面とフック15内面との間に設けられ、モジュール支持壁3Bの内外面が緩衝体で挟まれるため、モジュール支持壁3Bはリテーナ10の金属部分と全く接触しない。このため、振動時の異音発生は大幅に低減された。
図6(b)は、図4(b)に示したスリット23の距離eを図6(a)の場合より小さい2列のスリット23が設けられた例を示している。この形状のクロス20を用いた場合には、リテーナ外側面10Bとモジュール支持壁3Bの内面との間にクロス20の端辺24が2重に折り返された状態となる。このため、リテーナ外側面10Bとモジュール支持壁3Bの内面との間に高い緩衝効果が得られ、接触音が大幅に低減される。また、この部位での緩衝効果が高いため、モジュール支持壁3B外面とフック15内面との接触時の衝撃が大幅に低減され、この部位での異音の発生も減少できる。なお、図6各図では、2列のスリット23が形成された状態を示したが、スリット23の列数を増やして図6(b)に示した場合より、リテーナ外側面10Bとモジュール支持壁3Bの内面との間に位置するクロス20の折り返し枚数を増やしたり、図6(a)と図6(b)の折り返しパターンを複合した例も可能である。
なお、本発明は上述した実施例(図7に示した従来例(モジュールカバーの天板とインパネの一体タイプ)をもととした実施例)に限定されるものではなく、図8に示した従来例(モジュールカバーの天板をインパネに溶着したタイプ)においても、同様の構成を実現できることはいうまでもない。また、各請求項に示した範囲内での種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲内で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態も、本発明の技術的範囲に含まれる。
1,51 助手席用エアバッグ装置
2,52 エアバッグモジュール
3,53 モジュールカバー
3A,53A 天板部
3B,53B モジュール支持壁
4,54 クリアランス
5,55 開口
10,60 リテーナ
11,61 エアバッグ
12,62 インフレータ
15,65 フック
20,63 パッキングクロス
21 切欠タブ
23 スリット
24 (クロス)端辺

Claims (5)

  1. 車体固定部に支持され、所定の折り畳み形状を保形する布材で覆われたエアバッグとインフレータとをリテーナ内部に収容したエアバッグモジュールに、所定のクリアランスを設けてインストルメントパネルに支持されたモジュールカバーを、前記リテーナの外面に設けられた係止手段を介して連結してなるエアバッグモジュールカバーの組立構造において、
    前記エアバッグを覆う前記布材の、前記リテーナ内での折り返し部位となる位置に切欠片を形成し、該切欠片を介して前記布材を、前記エアバッグを固定する部位で折り返して前記エアバッグを保形するとともに、該布材の端辺を前記リテーナ外に設けられた前記係止手段に保持させて、前記リテーナと前記モジュールカバーとの間に緩衝体を介在させてなることを特徴とするエアバッグモジュールカバーの組立構造。
  2. 前記緩衝体は、前記布材の端辺に形成された開口が前記係止手段に係止され、前記位置が保持された請求項1に記載のエアバッグモジュールカバーの組立構造。
  3. 前記係止手段は、前記リテーナ外面に列設された複数個のフックからなり、各フックに前記布材の端辺に沿って形成された各スリットが係止され、前記布材が前記リテーナ外面に保持された請求項1または請求項2に記載のエアバッグモジュールカバーの組立構造。
  4. 前記スリットは、隣接したスリット同士が、前記フックの配列位置に対して係止可能な範囲での位置ずれを許容して形成された請求項に記載のエアバッグモジュールカバーの組立構造。
  5. 前記緩衝体は、前記リテーナと前記モジュールカバーとの間を経て、前記モジュールカバー外面と前記係止手段の先端の内面との間まで延在する請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のエアバッグモジュールカバーの組立構造。
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