JP2010534643A5 - - Google Patents

Claims (48)

1. 胃酸の中和又は緩衝作用を有する医薬の製造における混合金属コンパウンドの使用
   （ここで、混合金属コンパウンドは、鉄（ＩＩＩ）、及びアルミニウムから選択される少なくとも一つの三価の金属、及び、マグネシウム、鉄、亜鉛、カルシウム、ランタニウム及びセリウムから選択される少なくとも一つの二価の金属を含み、ここで、
   （Ａ）混合金属コンパウンドは式（Ｉ）：
   Ｍ^ＩＩ _１−ａＭ^ＩＩＩ _ａＯ_ｂＡ^ｎ− _ｃ．ｚＨ_２Ｏ （Ｉ）
   で表され、ここで、
   Ｍ^ＩＩは少なくとも一つが二価の金属であり；
   Ｍ^ＩＩＩは少なくとも一つが三価の金属であり；
   Ａ^ｎ−は少なくとも一つがｎ価のアニオンであり；
   ２＋ａ＝２ｂ＋Σｃｎ、
   Σｃｎ＜０．９ａ、及び
   ｚは２以下であり、
   及び／又は
   （Ｂ）混合金属コンパウンドは、
   （ｉ）顆粒状物質の重さに基づき少なくとも５０重量％の混合金属コンパウンド、
   （ｉｉ）顆粒状物質の重さに基づき３ないし１２重量％の非−化学結合した水、及び
   （ｉｉｉ）顆粒状物質の重さに基づき４７重量％以下の賦形剤、
   を含む顆粒状物質の形態で提供される）。
2. 請求項１記載の使用
   （ここで、（Ａ）混合金属コンパウンドは式（Ｉ）：
   Ｍ^ＩＩ _１−ａＭ^ＩＩＩ _ａＯ_ｂＡ^ｎ− _ｃ．ｚＨ_２Ｏ （Ｉ）
   で表され、ここで
   Ｍ^ＩＩは少なくとも一つが二価の金属であり；
   Ｍ^ＩＩＩは少なくとも一つが三価の金属であり；
   Ａ^ｎ−は少なくとも一つがｎ価のアニオンであり；
   ２＋ａ＝２ｂ＋Σｃｎ、
   Σｃｎ＜０．９ａ、及び
   ｚは２以下
   である）。
3. 式（Ｉ）においてｚが１．８以下である請求項１又は２のいずれかに記載の使用。
4. 式（Ｉ）においてｚが１．５以下である請求項１ないし３のいずれかに記載の使用。
5. 式（Ｉ）においてａが０．１ないし０．４である請求項１ないし４のいずれかに記載の使用。
6. 式（Ｉ）においてａが０．２ないし０．４である請求項１ないし５のいずれかに記載の使用。
7. 式（Ｉ）においてａが０．２ないし０．３４である請求項１ないし６のいずれかに記載の使用。
8. 式（Ｉ）においてａが＜０．３である請求項１ないし６のいずれかに記載の使用。
9. 式（Ｉ）においてｂが１．５以下である請求項１ないし８のいずれかに記載の使用。
10. 式（Ｉ）においてｂが１．２以下である請求項１ないし９いずれかに記載の使用。
11. 式（Ｉ）において０．０３ａ＜Σｃｎ＜０．７ａである請求項１ないし１０いずれかに記載の使用。
12. 式（Ｉ）において０．０３ａ＜Σｃｎ＜０．５ａである請求項１ないし１１のいずれかに記載の使用。
13. 式（Ｉ）のコンパウンドが、層状複水酸化物構造を含む出発物質を、２００℃ないし６００℃で加熱することにより得られうる又は得られる式（Ｉ）のコンパウンドである請求項１ないし１２のいずれかに記載の使用。
14. 式（Ｉ）のコンパウンドが、層状複水酸化物構造を含む出発物質を、２５０℃ないし５００℃で加熱することにより得られうる又は得られる式（Ｉ）のコンパウンドである請求項１３記載の使用。
15. 請求項１３又は１４のいずれか記載の使用
    （ここで、出発物質は式（ＩＩ）のコンパウンド：
    Ｍ^ＩＩ _１−ｘＭ^ＩＩＩ _ｘ（ＯＨ）_２Ａ^ｎ− _ｙ．ｍＨ_２Ｏ （ＩＩ）
    で表され、ここで
    Ｍ^ＩＩは少なくとも一つが二価の金属であり；
    Ｍ^ＩＩＩは少なくとも一つが三価の金属であり；
    Ａ^ｎ−は少なくとも一つがｎ価のアニオンであり；
    ｘ＝Σｎｙ
    ０＜ｘ≦０．４、
    ０＜ｙ≦１、及び
    ０＜ｍ≦１０
    である）。
16. 請求項１ないし１５のいずれかに記載の使用
    （ここで、（Ｂ）混合金属コンパウンドは、
    （ｉ）顆粒状物質の重さに基づき少なくとも５０重量％の混合金属コンパウンド、
    （ｉｉ）顆粒状物質の重さに基づき３ないし１２重量％の非−化学結合した水、及び
    （ｉｉｉ）顆粒状物質の重さに基づき４７重量％以下の賦形剤
    を含む顆粒状物質の形態で提供される）。
17. 請求項１又は１６のいずれか記載の使用
    （ここで、混合金属コンパウンドは式（ＩＩＩ）：
    Ｍ^ＩＩ _１−ｘＭ^ＩＩＩ _ｘ（ＯＨ）_２Ａ^ｎ− _ｙ．ｍＨ_２Ｏ （ＩＩＩ）
    で表され、ここで
    Ｍ^ＩＩは少なくとも一つが二価の金属であり；
    Ｍ^ＩＩＩは少なくとも一つが三価の金属であり；
    Ａ^ｎ−は少なくとも一つがｎ価のアニオンであり；
    ｘ＝Σｎｙ；
    ０＜ｘ≦０．４、
    ０＜ｙ≦１、及び
    ０≦ｍ≦１０
    である）。
18. 式（ＩＩＩ）において０＜ｘ≦０．４である請求項１７記載の使用。
19. 式（ＩＩＩ）において０．２＜ｘ≦０．４である請求項１７記載の使用。
20. 式（ＩＩＩ）においてｘが＜０．３である請求項１７記載の使用。
21. 式（ＩＩＩ）において０＜ｙ≦１である請求項１７ないし２０のいずれか記載の使用。
22. 式（ＩＩＩ）において０≦ｍ≦１０である請求項１７ないし２１のいずれか記載の使用。
23. 混合金属コンパウンドが１５重量％よりも少量の結晶表面で吸収した水を含む顆粒状物質の形態で提供される請求項１７ないし２２のいずれか記載の使用。
24. 混合金属コンパウンドが１０重量％よりも少量の結晶表面で吸収した水を含む顆粒状物質の形態で提供される請求項２３記載の使用。
25. 混合金属コンパウンドが１重量％よりも少量の結晶表面で吸収した水を含む顆粒状物質の形態で提供される請求項２３記載の使用。
26. 顆粒状物質が、賦形剤としてのアルファ化デンプンを、顆粒状物質の重さに基づき５ないし２０重量％含む請求項１ないし２５のいずれかに記載の使用。
27. 顆粒状物質が、賦形剤としての架橋されたポリビニルピロリドンを、顆粒状物質の重さに基づき１ないし１５重量％含む請求項１ないし２６のいずれかに記載の使用。
28. 賦形剤が、少なくともアルファ化デンプン及びクロスポビドンを含む請求項２７記載の使用。
29. 顆粒状物質の重さに基づき９０％の顆粒が、直径１１８０μｍよりも小さい請求項１ないし２８のいずれかに記載の使用。
30. 顆粒状物質が耐水カプセル中に充填されている請求項１ないし２９のいずれかに記載の使用。
31. 滑沢剤が顆粒の間に提供されている請求項１ないし３０のいずれかに記載の使用。
32. 滑沢剤がステアリン酸マグネシウムである、又はステアリン酸マグネシウムを含む請求項３１記載の使用。
33. 顆粒状物質が耐水コーティングされている請求項１ないし２９及び３１、３２いずれか記載の使用。
34. 耐水コーティングが、少なくとも３０重量％のメタクリル酸ブチル共重合体を含む請求項３３記載の使用。
35. 混合金属コンパウンドが、少なくとも２００ｍｇの混合金属コンパウンドを含む投与ユニットで提供される、請求項１ないし３４のいずれかに記載の使用。
36. 三価の金属が、少なくとも鉄（ＩＩＩ）である請求項１ないし３５のいずれかに記載の使用。
37. 三価の金属が、鉄（ＩＩＩ）である請求項１ないし３６のいずれかに記載の使用。
38. 二価の金属が、少なくともマグネシウムである請求項１ないし３７のいずれかに記載の使用。
39. 二価の金属が、マグネシウムである請求項１ないし３８のいずれかに記載の使用。
40. 混合金属コンパウンドが、鉄（ＩＩＩ）及びマグネシウムを含み、
    （ｉ）顆粒状物質の重さに基づき少なくとも５０重量％の混合金属コンパウンド、
    （ｉｉ）顆粒状物質の重さに基づき３ないし１２重量％の非−化学結合した水、及び
    （ｉｉｉ）顆粒状物質の重さに基づき４７重量％以下の賦形剤
    を含む顆粒状物質の形態で提供される、請求項１ないし３９のいずれかに記載の使用。
41. 混合金属コンパウンドが式（Ｉ）：
    Ｍ^ＩＩ _１−ａＭ^ＩＩＩ _ａＯ_ｂＡ^ｎ− _ｃ．ｚＨ_２Ｏ （Ｉ）
    で表され、ここで
    Ｍ^ＩＩがマグネシウムであり；
    Ｍ^ＩＩＩが鉄であり；
    Ａ^ｎ−は少なくとも一つがｎ価のアニオンであり；
    ２＋ａ＝２ｂ＋Σｃｎ、
    Σｃｎ＜０．９ａ、及び
    ｚは２以下
    である、請求項１ないし４０のいずれかに記載の使用。
42. 混合金属コンパウンドが、水酸化物及び炭酸アニオンの少なくとも一つを含む請求項１ないし４１のいずれかに記載の使用。
43. （Ａ）混合金属コンパウンドが式（Ｉ）：
    Ｍ^ＩＩ _１−ａＭ^ＩＩＩ _ａＯ_ｂＡ^ｎ− _ｃ．ｚＨ_２Ｏ （Ｉ）
    で表され、ここで
    Ｍ^ＩＩは少なくとも一つが二価の金属であり；
    Ｍ^ＩＩＩは少なくとも一つが三価の金属であり；
    Ａ^ｎ−は少なくとも一つがｎ価のアニオンであり；
    ２＋ａ＝２ｂ＋Σｃｎ、
    Σｃｎ＜０．９ａ、及び
    ｚは２以下であり、
    及び
    （Ｂ）混合金属コンパウンドが、
    （ｉ）顆粒状物質の重さに基づき少なくとも５０重量％の混合金属コンパウンド、
    （ｉｉ）顆粒状物質の重さに基づき３ないし１２重量％の非−化学結合した水、及び
    （ｉｉｉ）顆粒状物質の重さに基づき４７重量％以下の賦形剤
    を含む顆粒状物質の形態で提供される、請求項１記載の使用。
44. 胃酸が有害に作用する病態又は疾患を治療する医薬の製造に使用するための混合金属コンパウンドの使用であって、該混合金属コンパウンドは、鉄（ＩＩＩ）及びアルミニウムから選択される少なくとも一つの三価の金属を含み、及び、マグネシウム、鉄、亜鉛、カルシウム、ランタニウム及びセリウムから選択される少なくとも一つの二価の金属を含み、ここで、
    （Ａ）混合金属コンパウンドは式（Ｉ）：
    Ｍ^ＩＩ _１−ａＭ^ＩＩＩ _ａＯ_ｂＡ^ｎ− _ｃ．ｚＨ_２Ｏ （Ｉ）
    で表され、ここで
    Ｍ^ＩＩは少なくとも一つが二価の金属であり；
    Ｍ^ＩＩＩは少なくとも一つが三価の金属であり；
    Ａ^ｎ−は少なくとも一つがｎ価のアニオンであり；
    ２＋ａ＝２ｂ＋Σｃｎ、
    Σｃｎ＜０．９ａ、及び
    ｚは２以下であり、
    及び／又は
    （Ｂ）混合金属コンパウンドは、
    （ｉ）顆粒状物質の重さに基づき少なくとも５０重量％の混合金属コンパウンド、
    （ｉｉ）顆粒状物質の重さに基づき３ないし１２重量％の非−化学結合した水、及び
    （ｉｉｉ）顆粒状物質の重さに基づき４７重量％以下の賦形剤
    を含む顆粒状物質の形態で提供される、混合金属コンパウンドの使用。
45. 病態又は疾患が、消化性潰瘍、胸やけ、胃酸過多又は胃酸の逆流である請求項４４記載の使用。
46. 病態又は疾患が消化性潰瘍である請求項４４に記載の使用。
47. 請求項２ないし４３いずれかの特性を有することにより特徴づけられる請求項４４、４５又は４６のいずれか記載の使用。
48. 実施例を参照し、実質的に請求項１ないし４７のいずれかに記載した使用。