JP2000086537A - 無機化合物糖類組成物、賦形剤、速崩壊性圧縮成型物及びその製造方法 - Google Patents

無機化合物糖類組成物、賦形剤、速崩壊性圧縮成型物及びその製造方法

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JP2000086537A
JP2000086537A JP25894698A JP25894698A JP2000086537A JP 2000086537 A JP2000086537 A JP 2000086537A JP 25894698 A JP25894698 A JP 25894698A JP 25894698 A JP25894698 A JP 25894698A JP 2000086537 A JP2000086537 A JP 2000086537A
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saccharide
pharmaceutical composition
inorganic compound
magnesium
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JP25894698A
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English (en)
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Shinichiro Yokoi
慎一郎 横井
Takeshi Shishido
健 宍戸
Nobukazu Tanaka
伸和 田中
Yoshiharu Hotta
良晴 堀田
Kiyoaki Cho
清秋 長
Heiji Ikushima
平二 幾島
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Fuji Chemical Industries Co Ltd
Original Assignee
Fuji Chemical Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医薬品、食品等に用いることができる、粉体
の流動性及び圧縮成型性が高く、顆粒或いは錠剤の等形
態で、口腔内或いは水中に入れたとき、速やかな崩壊
性、溶解性を有し、賦形剤、成型性向上剤、崩壊補助
剤、服用性改善剤、口腔内速溶剤等に有用な無機化合物
糖類組成物、及び該組成物からなる製造時、流通過程に
おいて型崩れしない強度を有する比較的低い圧力で成型
でき、且つ容易に取り扱うことができる速崩壊性圧縮成
型物を提供することを目的とする。 【解決手段】 制酸剤等の無機化合物と糖類を均一に分
散させた縣濁液を噴霧乾燥することにより得られる組成
物からなる速崩壊性圧縮成型物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品、食品等に
用いることができる、粉体の流動性及び圧縮成型性が高
く、顆粒或いは錠剤の等形態で、口腔内或いは水中に入
れたとき、速やかな崩壊性、溶解性を有し、賦形剤、成
型性向上剤、崩壊補助剤、服用性改善剤、口腔内速溶剤
等に用いることができる無機化合物糖類組成物、及び該
組成物からなる崩壊性に優れているが製造過程、流通過
程において型崩れしない十分な強度を有する速崩壊性圧
縮成型物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、経口用製剤としては、錠剤、カプ
セル剤、顆粒剤、散剤、トローチ剤、チュアブル錠等が
知られているが、それぞれ、取り扱いの容易性、服用の
し易さ等に問題があった。例えば、錠剤又はカプセル剤
は服用時に水を必要とし、製剤が大きいと老人、小児等
が飲みにくいという問題等があった。また、顆粒剤は、
服用時に水を必要とし、口腔内に残留したり、服用時に
むせたりする問題があった。そこで、水に溶けやすく、
例えば口中に含んだとき、速やかに崩壊もしくは溶解
し、粉立のない剤形として口腔内溶解型製剤が開発さ
れ、いくつか知られている。この口腔内溶解型製剤とし
ては、例えば、特公昭62−50445号公報には、医
薬物質を含むゼラチンを主成分とする水溶液を、ポリ塩
化ビニールシートの成型ポケット等に充填し、凍結乾燥
させて得られる解放マトリックス網状構造体の成型物が
記載されている。しかしながら、この凍結乾燥法により
製造された製剤は、急速な崩壊性を有するが、強度が弱
く、もろいという欠点がある。
【0003】このような問題点を改良するために、湿式
錠剤法、或いは乾式打錠法等の打錠法により口腔内崩壊
性製剤を製造する方法がいくつか報告されている。湿式
錠剤法としては、特開平5−271054号公報には、
薬効成分と糖類とこの糖類の粒子表面が湿る程度の水分
を含む混合物を打錠する口腔内溶解錠剤の製法が記載さ
れている。この方法は成型時に湿潤剤を含有し、低い圧
力で成型されているため、乾燥後に、適度な空隔率を有
する多孔性の錠剤となり、軟らかくて崩壊性に優れてい
るが、製造時に流動性の悪い湿潤粉体を充填、圧縮する
方法であり、充填バラツキが大きく、張り付きを生じ易
いという欠点がある。また、軟らかい成型物の形状を保
ったまま乾燥するため特殊な乾燥機が必要であり、煩雑
である。
【0004】乾式打錠法としては、例えば、特開平5−
310558号公報には、結合性が低い、成型性の悪い
マンニトール又は乳糖に嵩比重60g/100ml未満
のソルビトール粉粒体を配合することにより崩壊性に優
れた固形製剤組成物として得られることが記載されてい
る。また、国際公開番号WO95/20380号公報に
は、成型性の低い糖類及び成型性の高い糖類からなる口
腔内において速やかな崩壊性、溶解性を有する口腔内溶
解型圧縮成型物が記載されている。錠剤の打錠圧は、約
500kg以下であり、錠剤の硬度は3〜6kgであ
り、口腔内での溶解時間は15〜25秒であることが記
載されている。一般的に低い打錠圧で成型すると、錠剤
の崩壊性、溶解性は速くなるが、硬度が低いものとな
る。一方、高い打錠圧で成型すると高い硬度の錠剤が得
られるが、崩壊性、溶解性は遅くなる。
【0005】国際公開番号WO98/02185号公報
には、賦形剤とエリスリトールを含む混合物を打錠する
と、製造工程及び流通過程で型崩れしない強い硬度を有
し、且つ、口腔内或いは水の中に入れた時、速やかな崩
壊性、溶解性を有する崩壊性圧縮成型物が得られること
及びその製造方法が記載されている。この製法は、
(1)賦形剤とエリスリトールとを混合し、圧縮成型す
る直接打錠法、(2)賦形剤とエリスリトール混合し、
板状圧縮成型又はスラッグ錠(大型の錠剤)に圧縮成型
した後、粉砕し、乾燥状態として圧縮成型する乾式造粒
−打錠法、(3)賦形剤とエリスリトールを混合し、水
或いはデンプン類の又は/及び糖アルコール類の水溶液
又は縣濁液を加えて造粒し、乾燥した後、圧縮成型する
湿式造粒−打錠法、或いは上記(3)法の湿式造粒法に
より、それぞれの顆粒を調製した後、乾燥状態として圧
縮造粒する多顆粒−打錠法が記載されている。これらの
製法は、賦形剤とエリスリトールとを混合機を用いて物
理的に混合、或いは水を加えて造粒する等煩雑な工程を
要する製法であり、製剤中の各成文を均一に混合するに
は時間を要するという問題があった。
【0006】特開平4−335870号公報には、エリ
スリトールをアスパルテーム等の甘味剤、及びマルトデ
キストリン等の結合剤とスプレー乾燥されたエリスリト
ール及び凝集化されている噴霧乾燥されたエリスリトー
ルが記載されている。この製法で得られた生成物は、錠
剤製造において使用する場合には、エリスリトールが噴
霧乾燥後もなお結晶性であるため、適当な結合剤、例え
ば、マルトデキストリンとの組成物との形で噴霧乾燥し
なければ、錠剤を製造できないばかりか、得られた製剤
は使用するには柔らか過ぎるものであるとの記載があ
り、その使用形態の範囲が制限されたものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、医薬品、食
品等に用いることができる、粉体の流動性及び圧縮成型
性が高く、顆粒或いは錠剤の等形態で、口腔内或いは水
中に入れたとき、速やかな崩壊性、溶解性を有し、賦形
剤、成型性向上剤、崩壊補助剤、服用性改善剤、口腔内
速溶剤等に有用な無機化合物糖類組成物、及び該組成物
からなる崩壊性に優れているが製造時、流通過程におい
て型崩れしない十分な強度を有し、比較的低い圧力で成
型でき、且つ容易に取り扱うことができる速崩壊性圧縮
成型物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために、先に本発明者らが特開平10−12
0554号公報で開示した、水媒質に、無機制酸剤、糖
アルコール及び崩壊剤を均一に分散させ、噴霧乾燥させ
ることにより、極めて短時間に水媒質に縣濁分散可能な
無機制酸剤含有速分散性造粒物が得られることに基づい
てさらに鋭意研究した結果、特定のリン酸水素カルシウ
ムと糖類の縣濁液を噴霧乾燥造粒して得られる糖類配合
リン酸水素カルシウム組成物が、賦形剤、成型性向上
剤、崩壊補助剤、服用性改善剤、口腔内速溶剤として有
用であることを見出し、既に特許出願している(特願平
10−115431号)。本発明者らは、さらに鋭意研
究した結果、無機化合物と糖類を均一に分散させた縣濁
液を噴霧乾燥することにより得られる無機化合物糖類組
成物が、顆粒の流動性、成型性、服用性、導水性に優れ
ているばかりでなく、さらには比較的低圧での圧縮成型
性が良く、錠剤等の形態で、口腔内或いは水中に入れた
とき、速やかな崩壊性、溶解性を有することを見出し
た。本発明は係る知見に基づくものである
【0009】すなわち、本発明は、医薬品、食品等に用
いることができる、粉体の流動性、及び圧縮成型性が高
く、顆粒或いは錠剤等の形態で、口腔内或いは水中に入
れたとき、速やかな崩壊性、溶解性を有し、賦形剤、成
型性向上剤、崩壊補助剤、服用性改善剤、口腔内速溶剤
等に用いることができる無機化合物糖類組成物(以下、
組成物という)、及び該無機化合物糖類組成物からなる
崩壊性に優れているが製造工程、流通過程において型崩
れしない十分な強度を有する比較的低い圧力で成型で
き、且つ取り扱い易い、速崩壊性圧縮成型物である。
【0010】本発明を以下に具体的に示す。
【0011】本発明の速崩壊性圧縮成型物の素材となる
組成物は、無機化合物と糖類を均一に分散させた縣濁液
を噴霧乾燥することにより得られるものである。
【0012】この組成物は、特定の無機化合物、又は特
定の糖類の各々の溶液又は縣濁液を単独で噴霧乾燥する
ことにより得られるものよりも成型性等の性質が特に優
れたものであり、例えば、この組成物を用いて錠剤に成
型した場合、比較的低い圧力で十分に硬度の高いものを
得ることができる。また、無機化合物の単独噴霧乾燥品
は服用時に特有の味、ザラツキを感じるが、本発明で得
られる組成物にはザラツキ感がなく、むしろさわやか
な、甘味を有したものとすることができ、服用性が著し
く改善されたものである。
【0013】無機化合物としては、メタケイ酸アルミン
酸マグネシウム、合成ハイドロタルサイト、乾燥水酸化
アルミニウムゲル、沈降炭酸カルシウム、ケイ酸アルミ
ン酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、合成ケイ酸ア
ルミニウム、酸化マグネシウム、水酸化アルミナマグネ
シウム、水酸化アルミニウムゲル、水酸化アルミニウム
・炭酸水素ナトリウム共沈生成物、水酸化アルミニウム
・炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム・炭酸マグネ
シウム・炭酸カルシウム共沈生成物、水酸化マグネシウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸カ
ルシウム等の制酸剤、又はケイ酸等からなる群から選ば
れた少なくとも1種以上である。好ましくは、メタケイ
酸アルミン酸マグネシウム、合成ハイドロタルサイト等
であり、より好ましくは合成ハイドロタルサイトであ
る。上記無機化合物の形態、粒子径等については特に制
限はないが、口腔内でのザラツキ感を防ぐため粒子径5
00μm以下の球状のものが好適である。
【0014】糖類としては、例えば、エリスリトール、
マンニトール、ソルビトール、キシリトール、マルチト
ール、マルチトース、ラクチトール、還元麦芽糖、水
飴、ショ糖(シュクロース)、果糖(フルクトース)、
アラビトール、エリスロース、グルコース、フラクトー
ス、キシロース、アラビノース等が挙げられる。好まし
くは、エリスリトール、マンニトール、ソルビトール、
キシリトール、マルチトール、マルトース、ラクチトー
ル、還元麦芽糖、水飴等の単糖類、中糖類、多糖類等の
群から選ばれる少なくとも1種以上であり、好ましく
は、エリスリトール、マンニトール、ソルビトール、キ
シリトールの群から選ばれる少なくとも1種以上であ
り、ノンカロリー糖類であり、糖尿病疾患用製剤に使用
することができ、また、エリスリトール、キシリトール
等はその清涼感、冷涼感を伴う味覚から、口腔内速溶製
剤に好適に使用でき、より好ましくはエリスリトールで
ある。
【0015】上糖類の形態、粒子径については、例え
ば、エリスリトール、マンニトール、ソルビトール、キ
シリトール、アラビトール、ショ糖、果糖(フルクトー
ス)等の糖アルコール類は、水に易溶であり、本発明の
組成物の製造時に、溶液又は縣濁液として用いられるの
で、特に制限されるものではないが、糖類で水に溶けに
くいものについては、口腔内でのザラツキ感を防ぐため
粒子径500μm以下のものが好適である。
【0016】本発明の組成物の粒径は、特に制限される
ものではなく、用いる無機化合物の種類、粒径、使用
量、又は用いる糖類の種類、粒径、使用量並びに噴霧乾
燥時の縣濁液濃度等の製造条件などを変化させることに
より、所望の粒径のものを得ることができる。無機化合
物は市販のものであっても良く又は公知の方法で製造し
たものであってもよい。また、乾燥品であっても、未乾
燥品であっても良い。例えば、未乾燥品はそのまま縣濁
液に用いて糖類溶液又は縣濁液と混和後噴霧乾燥するこ
とにより球状粒子として得ることができる。
【0017】本発明の組成物中の無機化合物と糖類の配
合比は、用いる無機化合物の種類等により異なり特に限
定されるものではないが、通常、無機化合物の0.5〜
99.5重量%に対し、糖類0.5重量%〜99.5重
量%、好ましくは10重量%〜90重量%、より好まし
くは30重量%〜70重量%である。
【0018】本発明の組成物の粒子径については特に制
限はないが、口腔内でのざらつき感を防ぐため、粒子径
500μm以下が好ましい。
【0019】本発明の組成物の製造方法について以下に
説明する。
【0020】本発明の無機化合物糖類組成物は、無機化
合物と糖類を均一に分散させた縣濁液を噴霧乾燥するこ
とにより得られる。噴霧乾燥は、常法に従って、例え
ば、円盤式或いはノズル式噴霧乾燥機で、例えば、入口
温度約200〜約250℃、出口温度約60℃〜約12
0℃、好ましくは約70℃〜約90℃の条件下で噴霧乾
燥することにより得られる粉末状の組成物である。
【0021】粒径は、縣濁液濃度、噴霧乾燥方式、乾燥
条件等を適宜選択することにより所望の粒径に調整する
ことができる。
【0022】ここで用いる無機化合物、糖類は市販品又
は公知の方法に準拠して製造することができる。例え
ば、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムとしては、市販
品であれば特に制限はないが、好ましくは、ノイシリン
FH2〔富士化学工業(株)製、登録商標〕である。合
成ハイドロタルサイトとしては、市販品、好ましくはア
ルカマック〔協和化学(株) 登録商標〕製である。
【0023】糖類としては、前述の単糖類、中糖類、多
糖類である。糖類の種類、使用量、濃度等の選定は主成
分及び製剤の目的、例えば成型性の改善、崩壊性の改
善、高齢者向け治療領域に適した口腔内崩壊性製剤等に
よって適宜選択することができる。また所望の粒子径の
大きさに調整することができる。
【0024】上記糖類で、エリスリトール、マンニトー
ル、ソルビトール、キシリトール、ショ糖、果糖(フル
クトース)、アラビトール等は、水、熱エタノールに易
溶であり、溶液又は縣濁液として使用可能であり、使用
量は特に制限されるものではない。ノンカロリー糖類で
あれば、糖尿病疾患用剤に用いる場合に特に好ましく、
またエリスリトール、キシリトール等はその清涼感又は
冷涼感を伴う味覚から、口腔内速溶剤の用途に好適であ
る。
【0025】本発明の組成物は、そのまま賦形剤、ある
いは直打用に使用できるものであるが、噴霧乾燥時に医
薬品の製造において慣用されている無機若しくは有機の
後述する製剤担体等を本発明の組成物の特徴を損なわな
い程度に添加することができる。
【0026】次に、本発明の速崩壊性圧縮成型物及びそ
の製造方法について以下に述べる。
【0027】本発明の組成物の成型性が優れていること
は、常法に従って、例えば、コーンスターチ負荷試験等
により示すことができる。
【0028】本発明の組成物を用いた場合、得られる圧
縮成型物の残留壁面圧力、最大放出力は低くなり、その
結果、臼杵への作用が小さくなり、打錠適正の改善が認
められ、本発明の組成物は、成型性がより増加し、薬物
負荷性が増加し、且つ壁面摩擦を低下させることができ
るものである。
【0029】打錠圧を増加させてもこの配合比の変化に
よる残留壁面圧力への影響は見られず、ステッキング等
の打錠障害への影響を回避することが示唆された。
【0030】本発明の組成物は、圧縮成型の圧力が20
0kg〜750kgで、錠剤硬度が1.1kg〜14.
5kgの範囲の速崩壊性圧縮成型物が製造できるもので
ある。例えば、単独で直接打錠したときは、打錠圧50
0kgでは錠剤硬度7.5〜19.5kgの錠剤が得ら
れ、打錠圧750kgではさらに錠剤硬度の上昇、崩壊
時間の延長が認められた。
【0031】本発明の組成物の嵩密度/タップ密度、水
分含量、粒度分布、安定性等の結果は一般的に行われる
直打用賦形剤の通常の範囲内であり、むしろ良好な圧縮
性、流動性、服用性及び白色度を示す。
【0032】本発明の組成物の成型性が良いのは本発明
に用いた無機化合物と糖類との結合性に由来するものと
考えられ、無機化合物又は糖類単独を噴霧乾燥したもの
よりもより優れている。
【0033】また、摩擦抵抗はより少なくなっているの
で、通常の錠剤製造時における打錠機の杵臼等の摩耗に
由来するトラブルを回避することができる。
【0034】本発明の組成物は、そのまま散剤、細粒
剤、顆粒剤、カプセル剤等の増量剤として或いは芳香物
質の様な油性物質の吸着剤としても使用することができ
る。
【0035】本発明の速崩壊性圧縮成型物(以下、圧縮
成型物)は、無機化合物と糖類との縣濁液を噴霧乾燥す
ることにより得られる無機化合物糖類組成物を圧縮成型
することにより得られる速崩壊性圧縮成型物である。
【0036】この圧縮成型は、常法に従って、例えば、
錠剤化は適宜な圧力で圧縮成型することにより、或い
は、1又はそれ以上の後述する有効成分、担体、結合
剤、崩壊剤、着色剤、香味料、希釈剤、滑沢剤等を混合
して用いることができる。錠剤の形態は、円形、楕円
形、カプレット形等大きさ、形状を問わずあらゆる所望
の形態にすることができる。
【0037】本発明の組成物の圧縮成型物への配合量
は、圧縮成型物の全重量当たり、1〜99重量%、好ま
しくは20〜99重量%、より好ましくは40〜99重
量%である。
【0038】圧縮成型物、例えば、錠剤の圧縮成型圧力
は、100kg〜1000kgの範囲、好ましくは20
0kg〜750kg、より好ましくは200kg〜50
0kgの範囲である。
【0039】本発明の圧縮成型物の調製には、本発明の
組成物にさらに医薬品の製造において慣用されている無
機若しくは有機の製剤用担体、例えば、乳糖、スプレー
ドライ乳糖、造粒乳糖、無水乳糖、デンプン、白糖、結
晶セルロース、無水リン酸水素カルシウム、リン酸水素
カルシウム、マンニトール、ヒドロキシプロピルメチル
セルロース等、カルボキシメチルセルロースカルシウ
ム、硬化油、タルク等の賦形剤、アカシア、ヒドロキシ
プロピルセルロース、アルギン酸、ゼラチン、ポリビニ
ルピロリドン、部分アルファー化デンプン等の結合剤、
ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン
酸カルシウム、タルク、水添植物油等の滑沢剤、化工デ
ンプン、カルシウムカルボキシメチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、カルボキシメチルスターチナトリウム等の
崩壊剤、非イオン性界面活性剤等を用いることができ
る。
【0040】投与形態としては、経口投与に適した剤
形、例えば、錠剤、カプセル剤、散剤、細粒剤、顆粒剤
又はその糖衣、フイルムコーティング剤等がある。
【0041】本発明の成型物には、本発明の組成物とさ
らに適宜な糖類とを組み合わせたもの、具体的には、本
発明の組成物を含有する口腔内速溶剤、本発明の組成物
と糖類を含有する口腔内速溶剤が含まれる。
【0042】本発明の口腔内速溶剤とは、本発明の組成
物を機能性賦形剤として構成される一般的な直接打錠法
で製造することが可能な口腔内速溶製剤である。この製
剤は、本発明の組成物にさらに前記適宜な糖類及びその
他の添加剤を配合してタブレッティングテスター等で打
錠することにより得ることができる。例えば、本発明の
組成物60重量%に乳糖39重量%及びステアリン酸マ
グネシウム1重量%を配合して混合後打錠することによ
り錠剤を得ることができる。得られた錠剤は速溶性であ
り、崩壊性試験を口腔内で噛み砕かない条件で試験した
ところ、用いる組成物の種類等により異なるが、例え
ば、500kgの成型圧では0.6分〜1.1分で崩壊
し、750kgでは1.1分〜3.3分で崩壊するもの
が簡便な製法で得ることができた。打錠圧、錠剤硬度は
使用する組成物の種類、配合量等により異なり、特に限
定されるものではないが、例えば、100〜1000k
gの領域の圧力で、硬度1.1kg〜27.6kgの錠
剤が得られる。好ましくは、500kgの圧力で、7.
5kg〜19.5kgである。本発明の成型物の製造に
際し、一般に用いられる崩壊剤を添加した場合にはさら
に崩壊時間の短縮が確認できた。
【0043】本発明の組成物は、例えば、降圧剤等循環
器系用薬、抗脂血症薬等の高齢者用医薬品、成形性の悪
い医薬品、又は苦味等を有する味の悪い医薬品に好適に
使用できる。
【0044】本発明の組成物を賦形剤等として用いる場
合、或いは圧縮成型物として用いる場合には、製剤にお
ける有効成分(医薬活性成分)を添加して用いることが
できる。有効成分としては、例えば、末梢神経用剤、解
熱鎮痛消炎剤、催眠鎮静剤、精神神経用剤等の中枢神経
用薬、骨格筋弛緩剤、自律神経剤等の末梢神経用薬、強
心剤、不整脈用剤、利尿剤、血管拡張剤等の循環器用
薬、気管支拡張剤、鎮咳剤等の呼吸器官用薬、消化剤、
整腸剤、制酸剤等の消化管用薬、ホルモン剤、抗ヒスタ
ミン剤、ビタミン剤等の代謝性医薬、抗潰瘍剤、抗生物
質、化学療法剤、生薬エキス剤等が挙げられる。
【0045】医薬活性成分の種類は特に制限されない。
具体的には、例えば、かぜ薬用活性成分や鼻炎用活性成
分等が挙げられる。かぜ薬用活性成分としては、例え
ば、解熱鎮痛消炎剤、気管支拡張剤、抗ヒスタミン剤、
鎮咳剤、去淡剤、鎮咳去淡剤、ビタミン剤、漢方薬エキ
ス等が挙げられる。鼻炎用活性成分としては、例えば、
交感神経興奮剤、副交感神経遮断剤、抗アレルギー剤・
抗炎症薬等が挙げられる。解熱鎮痛消炎剤としては、例
えば、アセトアミノフェン、フェナセチン、塩酸レフェ
タミン等のアニリン誘導体、エテンザミド、サザピリ
ン、サリチル酸メチル、サリチル酸フェニル、サリチル
酸ナトリウム、サリチル酸コリン、アスピリン、アスピ
リンアルミニウム等のサリチル酸誘導体等、イソプロピ
ルアンチピリン、スルピリン、フェニルブタゾン、ケト
フェニルブタゾン、アンチピリン、アミノピリジン等の
ピラゾロ誘導体、イブプロフェン、ケトプロフェン、オ
キサシプロジン、ナプロキセン、フェノプロフェンカル
シウム、チアプロフェン酸等のプロピオン酸誘導体、フ
ェンブフェン、ジクロフェナクナトリウム、アンフェナ
クナトリウム等のフェニル酢酸誘導体、インドメタシ
ン、インドメタシンファルネシル、マレイン酸プログル
メタシン、トルメチンナトリウム等のインドール酢酸誘
導体、メフェナム酸、フルフェナム酸、トルフェナム酸
等のアントラニル酢酸誘導体、ピロキシカム、アンピロ
キシカム、テノキシカム等のオキシカム誘導体、塩酸ベ
ンジダミン、エピリゾール(メピリゾール)、塩酸チノ
リジン、塩酸チアラミド等、消炎酵素剤、セラペプチダ
ーゼ(商品名)、塩化リゾチーム等が挙げられる。これ
らの解熱鎮痛消炎剤は、1種又は2種以上併用すること
もできる。
【0046】気管支拡張剤としては、例えば、塩酸エフ
ェドリン、dl−塩酸メチルエフェドリン、dl−塩酸
メチルエフェドリンサッカリネート、塩酸イソプレナリ
ン、硫酸イソプロテレノール、塩酸メトキシフェナミ
ン、硫酸オルシプレナリン、塩酸クロルプレナリン、塩
酸トリメトキノール、硫酸サルブタモール、硫酸テルブ
タリン、硫酸ヘキソプレナリン、フマル酸フォルモテロ
ール、臭化水素酸フェノテロール、塩酸プロカテロー
ル、塩酸プルテロール、塩酸クレンプテロール、塩酸マ
ブテロール、アミノフィリン、テオフィリン、ジブロフ
ィリン、プロキシフィリン等のキサンチン誘導体、臭化
フルトロピウム、臭化オキシトロピウム等の抗コリン剤
等が挙げられる。抗ヒスタミン剤としては、例えば、ジ
フェンヒドラミン等のエタノールアミン系抗ヒスタミン
剤、dl−マレイン酸クロルフェニラミン、d−マレイ
ン酸クロルフェニラミン等のプロピルアミン系抗ヒスタ
ミン剤、酒石酸アリメマジン、塩酸イソチペンジル、塩
酸プロメタジン、メキタジン等のフェノチアジン系抗ヒ
スタミン剤、ジフェニルピラリン、マレイン酸カルビノ
キサミン、フマル酸クレマスチン、塩酸イプロヘプチ
ン、塩酸ホモクロルシクリジン、塩酸シプロヘプタジ
ン、マレイン酸ジメチンデン、塩酸トリプロリジン等が
挙げられる。
【0047】鎮咳剤としては、例えば、リン酸コデイ
ン、リン酸ジヒドロコデイン等のコデイン類、臭化水素
酸デキストロメトルファン、クロペラスチン、ノスカピ
ンジメモルファン、オキセラジン、クエン酸ペントキシ
ベリン、塩酸エプラジノン、塩酸クロブチノール、クエ
ン酸イソアミニル、塩酸ホミノベン、塩酸クロフェダノ
ール、リン酸ベンプロペリン、ヒドロコタルニン、ジブ
ナートナトリウム等が挙げられる。
【0048】去淡剤としては、例えば、グアヤコールス
ルホン酸カリウム、カルボシステイン、塩酸L−エチル
システイン、塩酸L−メチルシステイン、アセチルシス
テイン等のシステイン誘導体、ブロムヘキシン、塩酸ア
ンブロキソール等が挙げられる。鎮咳去淡剤として、例
えば、グアイフェネシン、チペピジン、オキシメテバノ
ール、塩酸アロクラミド、フェン酸カルベタペンタン、
塩酸トリメトキノール、塩酸メトキシフェナミン等が含
まれる。なお、上記鎮咳剤、去淡剤、鎮咳去淡剤として
例示した薬効成分は、鎮咳作用及び/又は去淡作用を複
合的に示す場合がある。ビタミン類としては、例えば、
フルスルチアミン、塩酸フルスルチアミン、プロスルチ
アミン、オクトチアミン、チアミンジスルフィド、ビス
ベンチアミン、ビスブチチアミンン、ビスイブチアミ
ン、ベンフォチアミン、塩酸セトチアミン等のビタミン
B1もしくはその誘導体又はそれらの塩、リボフラビ
ン、リン酸リボフラビンナトリウム、フラビンアデニン
ジヌクレオチドナトリウム、酪酸リボフラビン等のビタ
ミンB2もしくはその誘導体又はそれらの塩、ビタミン
C等が挙げられる。
【0049】本発明の薬物としては上記薬物の薬理学上
許容される無機又は有機酸等との塩類も含まれる。酸と
しては例えば、塩酸、リン酸、硫酸等、タンニン酸、ク
エン酸、フェンジン塩酸、ビヘンズ酸、クエン酸等が挙
げられる。
【0050】漢方薬エキスとしては、例えば甘草、桂
皮、葛根、杏仁、柴胡、生姜、人参、陳皮、半夏等が挙
げられる。鼻炎薬を構成する交感神経興奮剤(α受容体
刺激剤)としては、うっ血除去剤、例えば塩酸フェニル
プロパノールアミン、塩酸シュードエフェドリン、塩酸
フェニレフリン等、副交感神経遮断薬としては、例え
ば、ベラドンナ総アルカロイド等、抗アレルギー・抗炎
症薬としては、例えば、トラネキサム酸等が挙げられ
る。これらの活性成分は、単独又は2種以上組み合わせ
て使用できる。
【0051】前記活性成分は、必要に応じて、無水カフ
ェイン、安息香酸ナトリウムカフェイン、カフェインサ
イレート、カフェイン(1水和物)等のカフェイン類、
水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、炭酸マグネシ
ウム、ケイ酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、合成ハ
イドロタルサイト、合成ケイ酸アルミニウム、ジヒドロ
アルミニウム・アミノ酢酸塩、水酸化アルミニウムゲ
ル、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミ
ン酸マグネシウム、水酸化アルミニウム・炭酸水素ナト
リウム共沈物、スクラルファート等、ミネラル、アミノ
酸類等と併用してもよい。
【0052】本発明によって得られた圧縮成型物の用途
について以下に具体的に述べる。
【0053】圧縮成型物に添加する組成物の種類及び濃
度の選定は主成分及び製剤の目的、例えば成型性の改
善、崩壊性の改善、高齢者向け治療領域に適した口腔内
崩壊性製剤等によって適宜行うことができる。また所望
する粒子径の大きさに調節することもできる。
【0054】本発明の速崩壊性圧縮成型物の特徴を以下
に述べる。
【0055】本発明の組成物を含有する速崩壊性圧縮成
型物は、苦味がマスクされているので小児用の製剤とし
て有用である。さらには、(1)錠剤の成型性の改善、
(2)流動性の改善(具体的には直打用錠剤では含量の
均一性が良い)、(3)服用性の改善(清涼感及び/又
は冷涼感)、(4)崩壊性の改善、(5)口腔内速溶錠
としての有用性等が挙げられ、賦形剤、成型性向上剤、
崩壊補助剤、服用性改善剤、口腔内速溶剤、速崩壊性圧
縮成型物として有用である。
【0056】本発明について以下の実施例に述べる。
【0057】
【実施例】実施例1 メタケイ酸アルミン酸マグネシウムとエリスリトールの
配合比が50:50の組成物の製造方法:エリスリトー
ル100gの水300mL溶液に、攪拌下メタケイ酸ア
ルミン酸マグネシウム(ノイシリンFH2)100gを
添加し、得られた懸濁液を、噴霧乾燥することにより、
白色の粉体物を得た。
【0058】実施例2 合成ハイドロタルサイトとエリスリトールの配合比が5
0:50の組成物の製造方法:エリスリトール100g
の水300mL溶液に、攪拌下合成ハイドロタルサイト
〔協和化学工業(株)製、商品名 アルカマック〕10
0gを添加し、得られた懸濁液を、噴霧乾燥(MMS
D)することにより、白色の粉体物を得た。
【0059】物理化学的試験:本発明の実施例1〜2で
得られた組成物の成形性を、下記成分配合の錠剤を作成
し、錠剤硬度等、崩壊時間を比較試した。また、比較品
として、各無機化学物と糖類との混合品を用いて錠剤を
作成し、それらの錠剤硬度、崩壊時間比較した。
【0060】錠剤の作成: 実施例3 実施例1の組成物75重量%、結晶セルロース〔商品
名、アビセルPH101、旭化成(株)製〕16重量
%、コーンスターチ〔日本コーンスターチ(株)製〕3
重量%、CMS−Na〔商品名DST−SF、永日化学
(株)製〕5重量%、ステアリン酸マグネシウム〔日本
油脂(株)製〕1重量%を総量が8gとなるように秤量
した。この各成分を吸湿しないようにして充分に混合
後、タブレッチングテスタ−SK−02〔三協パイオテ
ク(株)製〕を用いて打錠し、打錠圧と硬度の関係を求
めた。
【0061】実施例4 実施例2の組成物75重量%、結晶セルロース(アビセ
ルPH101)16重量%、コーンスターチ〔日本コー
ンスターチ(株)製〕5重量%、CMS−Na〔商品名
DST−SF〕3重量%、ステアリン酸マグネシウム
〔日本油脂(株)製〕1重量%を総量が8gとなるよう
に秤量した。この各成分を吸湿しないようにして充分に
混合後、タブレッチングテスタ−SK−02〔三協パイ
オテク(株)製〕を用いて打錠し、打錠圧と硬度の関係
を求めた。
【0062】比較例1 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム(ノイシリンFH
2)37.5重量%、エリスリトール37.5重量%、
結晶セルロース〔商品名 アビセルPH101、旭化成
(株)製〕16重量%、コーンスターチ3重量%、CM
S−Na(商品名DST−SF)3重量%、ステアリン
酸マグネシウム1重量%を混合し、以下実施例3と同様
にして用いて打錠し、打錠圧と硬度の関係を求めた。
【0063】比較例2 合成ハイドロタルサイト(商品名 アルカマック)3
7.5重量%、エリスリトール37.5重量%、結晶セ
ルロース(アビセルPH101)16重量%、コーンス
ターチ4重量%、CMS−Na(商品名DST−SF)
3重量%、ステアリン酸マグネシウム1重量%を混合
し、以下実施例3と同様にして用いて打錠し、打錠圧と
硬度の関係を求めた。
【0064】打錠は、1錠当たり500mg、打錠速度
10mm/min、錠径11.3mm、打錠圧は500
kg、1000kgで行った。その結果は表1に示す。
なお、表中の厚みの単位はmm、硬度の単位はkgであ
る。
【0065】
【表1】
【0066】上記表1結果から本発明の成型物は、打錠
圧500kg〜750kgの範囲で、各無機化学物質と
糖類の混合物よりは硬度が高くなり、十分な硬度のもの
が得られている。また、打錠圧500kg以下の範囲、
例えば、200kg付近でも硬度が2.5kg〜5kg
範囲、好ましくは約4kg付近の比較的低圧で十分な硬
度のものが得られることが示唆されている。
【0067】無機化合物に対する糖類の配合比について
考察するといずれの配合比においても打錠圧500kg
で素錠としての必要充分な硬度が得られ、打錠圧に比例
して硬度が上昇した。
【0068】錠剤の残留壁面応力〔Pwr:単位(kg
/cm2)〕、最大放出力(Pej)は、常法に従って
試験することができる。本発明の組成物の壁面残留応力
を試験したところ壁面残留応力に対しては崩壊剤の影響
が僅かに認められるが糖類配合比の影響は認められなか
った。
【0069】崩壊試験:崩壊時間は日局の方法に準拠
し、各3錠にて水中での崩壊時間を測定した。その結果
は、表2に示す通りであった。なお、表中の崩壊時間は
分単位である。
【0070】
【表2】
【0071】本発明の圧縮成型物の崩壊時間は、無機化
合物の配合量を減らし、糖類の配合量を増すと延長する
傾向が認められるが、成形圧力の影響は認められなかっ
た。
【0072】(服用性の評価)本発明の成型物の成形
性、崩壊剤の評価の結果を総合すると糖の配合比率によ
って成形性の改善と崩壊性の調整が可能であることがわ
かる。
【0073】(服用性の評価) 味覚試験:社内ボランティア6人(男女各3名)による
味覚試験を行った。試料は、実施例3の打錠圧500k
gで作成した錠剤を用い、味・後味、清涼感、服用感、
口腔内溶解性を良い、普通、悪いで評価した。対照とし
て各無機化合物単味の錠剤を用いた。
【0074】実施例3 実施例1で得られた噴霧乾燥末60重量%に乳糖39重
量%及びステアリン酸マグネシウム1重量%を配合して
混合後、一錠重量500mg(錠剤直径:11.3m
m)の錠剤を得た。
【0075】実施例4 実施例2で得られた組成物60重量%にエリスリトール
39重量%及びステアリン酸マグネシウム1重量%を配
合して混合後、一錠重量500mg(錠剤直径:11.
3mm)の錠剤を得た。
【0076】実施例5 実施例1で得られた組成物60重量%にエリスリトール
34重量%アクゾジル5重量%及びステアリン酸マグネ
シウム1重量%を配合して混合後、一錠重量500mg
(錠剤直径:11.3mm)の錠剤を得た。上記実施例
3〜5の錠剤の口腔内での崩壊性(噛み砕かない)を比
較した。
【0077】その結果口腔内での崩壊時間は成型圧50
0kg以下で0.6分〜1.1分以内であった。本発明
により、一般的な錠剤に必要な硬度を有し、且つ、十分
な崩壊性速容性を示す成型物を500kg以下の成形圧
力で打錠することにより得ることができた。
【0078】
【発明の効果】本発明により、医薬品、食品等に用いる
ことができる、粉体の流動性及び圧縮成型性が高く、顆
粒或いは錠剤の等形態で、口腔内或いは水中に入れたと
き、速やかな崩壊性、溶解性を有し、賦形剤、成型性向
上剤、崩壊補助剤、服用性改善剤、口腔内速溶剤等に有
用な無機化合物糖類組成物、及び該組成物からなる崩壊
性に優れているが製造時、流通過程において型崩れしな
い十分な強度を有し、比較的低い圧力で成型でき、且つ
容易に取り扱うことができる速崩壊性圧縮成型物を提供
することができた。本発明により、(1)錠剤の成形性
の改善、(2)流動性の改善(具体的には直打用錠剤で
は含量の均一性が良い)、(3)服用性の改善(清涼
感、冷涼感)、(4)崩壊性の改善、(5)口腔内速溶
錠としての崩壊性等の特徴を有する無機化合物糖類組成
物及び該組成物からなる速崩壊性圧縮成型物を簡便に得
ることができた。本発明の組成物は、吸湿性がなく通常
の条件では安定、摩擦係数が少なく、軟らかく、粒子の
安定性が良く、且つ吸湿しないという特徴を有し、賦形
剤等の用途に有用である。
フロントページの続き (72)発明者 田中 伸和 富山県中新川郡上市町横法音寺55番地富士 化学工業株式会社内 (72)発明者 堀田 良晴 富山県中新川郡上市町横法音寺55番地富士 化学工業株式会社内 (72)発明者 長 清秋 富山県中新川郡上市町横法音寺55番地富士 化学工業株式会社内 (72)発明者 幾島 平二 富山県中新川郡上市町横法音寺55番地富士 化学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C076 AA37 BB01 CC16 DD38B DD67B EE38B FF06 FF33 GG11 GG32

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無機化合物と糖類を均一に分散させた縣濁
    液を噴霧乾燥することにより得られる医薬用組成物。
  2. 【請求項2】無機化合物が、メタケイ酸アルミン酸マグ
    ネシウム、合成ハイドロタルサイト、乾燥水酸化アルミ
    ニウムゲル、沈降炭酸カルシウム、ケイ酸アルミン酸マ
    グネシウム、ケイ酸マグネシウム、合成ケイ酸アルミニ
    ウム、酸化マグネシウム、水酸化アルミナマグネシウ
    ム、水酸化アルミニウムゲル、水酸化アルミニウム・炭
    酸水素ナトリウム共沈生成物、水酸化アルミニウム・炭
    酸マグネシウム、水酸化アルミニウム・炭酸マグネシウ
    ム・炭酸カルシウム共沈生成物、水酸化マグネシウム、
    炭酸水素ナトリウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸カルシ
    ウム、ケイ酸からなる群から選ばれた少なくとも1種以
    上である請求項1に記載された医薬用組成物。
  3. 【請求項3】無機化合物が制酸剤である請求項1に記載
    された医薬用組成物。
  4. 【請求項4】無機化合物が、メタケイ酸アルミン酸マグ
    ネシウム、合成ハイドロタルサイトの群から選ばれる少
    なくとも1種以上であることを特徴とする請求項1に記
    載された医薬用組成物。
  5. 【請求項5】無機化合物が、メタケイ酸アルミン酸マグ
    ネシウムであることを特徴とする請求項1に記載された
    医薬用組成物。
  6. 【請求項6】無機化合部物が、合成ハイドロタルサイト
    であることを特徴とする請求項1に記載された医薬用組
    成物。
  7. 【請求項7】糖類が、エリスリトール、マンニトール、
    ソルビトール、キシリトール、マルチトール、マルトー
    ス、ラクチトール、還元麦芽糖、水飴の群から選ばれる
    少なくとも1種以上である請求項1から請求項6のいず
    れかに記載された医薬用組成物。
  8. 【請求項8】糖類がエリスリトール、マンニトール、ソ
    ルビトール、キシリトールの群から選ばれる少なくとも
    1種以上であることを特徴とする請求項1から請求項6
    のいずれかに記載された医薬用組成物。
  9. 【請求項9】糖類がエリスリトールであることを特徴と
    する請求項1から請求項6のいずれかに記載された医薬
    用組成物。
  10. 【請求項10】糖類の配合量が10重量%〜90重量%
    である請求項1〜請求項9のいずれかに記載された医薬
    用組成物。
  11. 【請求項11】糖類の配合量が30重量%〜70重量%
    である請求項1〜請求項9のいずれかに記載された医薬
    用組成物。
  12. 【請求項12】請求項1から請求項11のいずれかに記
    載された医薬用組成物からなる賦形剤。
  13. 【請求項13】請求項1から請求項11のいずれかに記
    載された医薬用組成物からなる速崩壊性圧縮成型物。
  14. 【請求項14】薬効成分を含有する請求項13に記載さ
    れた速崩壊性圧縮成型物。
  15. 【請求項15】速崩壊性圧縮成型物が口腔内速溶剤であ
    る請求項13〜請求項14に記載された速崩壊性圧縮成
    型物。
  16. 【請求項16】請求項1〜請求項11に記載された組成
    物を成型圧200kg〜1000kgで圧縮成型するこ
    とを特徴とする速崩壊性圧縮成型物の製造方法。
  17. 【請求項17】圧縮成型方法が、打錠である請求項16
    に記載された製造方法。
  18. 【請求項18】圧縮成型の圧力が200kg〜750k
    gである請求項16〜請求項17のいずれかに記載され
    た速崩壊性圧縮成型物の製造方法。
  19. 【請求項19】錠剤の硬度が1.1kg〜14.5kg
    の範囲である請求項14又は請求項15のいずれかに記
    載された速崩壊性圧縮成型物。
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