JP2010522875A5 - - Google Patents

Claims (42)

1. a) 試験されるために血清または血漿試料を準備すること;
   b) 表1で規定される群から選択される1つもしくは複数の蛋白質の試験試料中の存在および／または量を測定することにより、試験試料の蛋白質シグネチャーを決定すること;
   というステップを含み、
   表1で規定される群から選択される1つもしくは複数の蛋白質がIL-5および/またはC5を含み、
   表1で規定される群から選択される1つもしくは複数の蛋白質の試験試料中の存在および／または量が膵臓腺癌の存在を示す、
   個体中の膵臓腺癌の存在を決定するための方法。
2. 表1で規定される群から選択される1つもしくは複数の蛋白質がIL-5およびC5を含む、請求項1に記載の方法。
3. c) 膵臓腺癌に罹患していない個体からコントロールの血清または血漿試料を準備すること;
   d) ステップ(b)で測定される1つまたは複数の蛋白質のコントロールの試料中の存在および／または量を測定することにより、コントロールの試料の蛋白質シグネチャーを決定すること;
   というステップをさらに含み、
   膵臓腺癌の存在が、ステップ(b)で測定される1つまたは複数の蛋白質の試験試料中の存在および／または量とステップ(b)で測定される1つまたは複数の蛋白質のコントロールの試料中の存在および／または量が異なる場合に同定される、
   請求項1または2に記載の方法。
4. ステップ(b)が表1に規定される全ての蛋白質の試験試料中の存在および／または量を測定することを含む請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
5. i) 試験されるために血清または血漿試料を準備すること;
   ii) 表2で規定される群から選択される1つもしくは複数の蛋白質の試験試料中の存在および／または量を測定することにより試験試料の蛋白質シグネチャーを決定すること;
   というステップを含み、
   個体の生存時間が、表2で規定される群から選択される1つまたは複数の蛋白質の試験試料中の存在および／または量が12ヶ月未満、12ヶ月より長い、もしくは24ヶ月より長い生存時間を示すという結果より同定される、
   膵臓腺癌に罹患した個体の生存時間を決定するための方法。
6. iii) 12ヶ月未満の生存時間を有する個体から第一のコントロールの血清または血漿試料を、および／または12ヶ月より長いおよび／または24ヶ月より長い生存時間を有する個体から第二のコントロールの血清または血漿試料を準備すること;
   iv) ステップ(ii)で測定される1つまたは複数の蛋白質の存在および／または量の測定による、第一および／または第二のコントロールの試料の蛋白質シグネチャーを決定すること;
   というステップをさらに含み、
   個体の生存時間が、ステップ（ii）で測定される1つまたは複数の蛋白質の試験試料中の存在および／または量とステップ（iv）で測定される1つまたは複数の蛋白質の第一および／または第二のコントロールの試料中の存在および／または量を比較することにより同定される、
   請求項5に記載の方法。
7. ステップ(ii)が表2で規定される全ての蛋白質の試験試料中の存在および／または量を測定することを含む請求項5または6に記載の方法。
8. ステップ（b）および／またはステップ（d）が1つまたは複数の蛋白質に結合可能である第一の結合剤を使用して実施される請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
9. ステップ（ii）および／またはステップ（iv）が1つまたは複数の蛋白質に結合可能である第一の結合剤を使用して実施される請求項5から7のいずれか一項に記載の方法。
10. 第一の結合剤が抗体またはそれらの断片である請求項8または9に記載の方法。
11. 抗体またはそれらの断片が組換え抗体またはそれらの断片である請求項10に記載の方法。
12. 抗体またはそれらの断片がscFv;Fab;免疫グロブリン分子の結合領域から成る群から選択される請求項10または11に記載の方法。
13. 試験試料中の1つまたは複数の蛋白質が検出可能な部分で標識される請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
14. コントロールの試料中の1つまたは複数の蛋白質が検出可能な部分で標識される請求項3、4、8、10から13のいずれか一項に記載の方法。
15. 第一および／または第二のコントロールの試料中の1つまたは複数の蛋白質が検出可能な部分で標識される請求項6、7、9から13のいずれか一項に記載の方法。
16. 検出可能な部分が蛍光部分;発光部分;化学発光部分;放射性部分;酵素部分から成る群から選択される請求項14または15に記載の方法。
17. ステップ（b）および／またはステップ（d）がアレイを使用して実施される請求項1から4、8、10から14、16のいずれか一項に記載の方法。
18. ステップ（ii）および／またはステップ（iv）がアレイを使用して実施される請求項5から7、8から13、15、16のいずれか一項に記載の方法。
19. アレイがビーズを基礎とするアレイである請求項17または18に記載の方法。
20. アレイが表面を基礎とするアレイである請求項17または18に記載の方法。
21. アレイがマクロアレイ;マイクロアレイ;ナノアレイから成る群から選択される請求項16から20のいずれか一項に記載の方法。
22. ステップ（b）および／またはステップ（d）が1つまたは複数の蛋白質に結合可能である第二の結合剤であり、検出可能な部分を有する第二の結合剤を含む分析を使用して実施される請求項1から4、8、10から14、16のいずれか一項に記載の方法。
23. ステップ（ii）および／またはステップ（iv）が1つまたは複数の蛋白質に結合可能である第二の結合剤であり、検出可能な部分を有する第二の結合剤を含む分析を使用して実施される請求項5から7、8から15のいずれか一項に記載の方法。
24. 第二の結合剤が抗体またはそれらの断片である請求項22または23に記載の方法。
25. 抗体またはそれらの断片が組換え抗体またはそれらの断片である請求項24に記載の方法。
26. 抗体またはそれらの断片がscFv;Fab;免疫グロブリン分子の結合領域から成る群から選択される請求項24または25に記載の方法。
27. 検出可能な部分が蛍光部分;発光部分;化学発光部分;放射性部分;酵素部分から成る群から選択される請求項22から26のいずれか一項に記載の方法。
28. 分析方法がELISA（酵素結合免疫測定法）である請求項22から27のいずれか一項に記載の方法。
29. 請求項8、10から12のいずれか一項で規定される1つまたは複数の結合剤を含む個体において膵臓腺癌の存在を決定するためのアレイ。
30. 1つまたは複数の結合剤が表1で規定される全ての蛋白質に結合可能である請求項29に記載のアレイ。
31. 請求項9から12のいずれか一項で規定される1つまたは複数の結合剤を含む膵臓腺癌に罹患した個体の生存時間を決定するためのアレイ。
32. 1つまたは複数の結合剤が表2で規定される全ての蛋白質に結合可能である請求項31に記載のアレイ。
33. 個体中の膵臓腺癌の存在を決定するための診断マーカーとしての表1で規定される群から選択される1つまたは複数の蛋白質の使用。
34. 個体中の膵臓腺癌の存在を決定するための診断マーカーとして表1に規定される全ての蛋白質が使用される請求項33に記載の使用。
35. 膵臓腺癌に罹患した個体の生存時間を決定するための診断マーカーとしての表2で規定される群から選択される1つまたは複数の蛋白質の使用。
36. 表2に規定される全ての蛋白質が膵臓腺癌に罹患した個体の生存時間を決定するための診断マーカーとして使用される請求項35に記載の使用。
37. A）請求項8、10から12のいずれか一項で規定される1つまたは複数の第一の結合剤または請求項29または30に記載のアレイ;
    B）請求項1から4、8、10から14、16、17、19から21のいずれか一項に記載の方法を実施するための説明書；
    を含む膵臓腺癌の存在を決定するためのキット。
38. A）請求項22、24から28のいずれか一項で規定される1つまたは複数の第二の結合剤;
    B）請求項1から4、8、10から14、16、22、23から28のいずれか一項に記載の方法を実施するための説明書；
    を含む膵臓腺癌の存在を決定するためのキット。
39. 1）請求項9から12のいずれか一項で規定される1つまたは複数の第一の結合剤または請求項31または32に記載のアレイ;
    2）請求項5から7、9、10から15、18、19から21のいずれか一項に記載の方法を実施するための説明書；
    を含む膵臓腺癌に罹患した個体の生存時間を決定するためのキット。
40. 1）請求項23から28のいずれか一項で規定される1つまたは複数の第二の結合剤;
    2）請求項5から7、9、10から15、23から28のいずれか一項に記載の方法を実施するための説明書；
    を含む膵臓腺癌に罹患した個体の生存時間を決定するためのキット。
41. 本質的に本発明記載の方法または使用。
42. 本質的に本発明記載のアレイまたはキット。