JP2010514139A5

JP2010514139A5 -

Info

Publication number: JP2010514139A5
Application number: JP2009542916A
Authority: JP
Filing date: 2007-12-19
Publication date: 2011-02-03

Claims

基板の表面上に陽イオンを、前記基板の表面上の原子の全原子量に基づいて少なくとも０．１原子量パーセントの量で含有する基板；
陽イオン感受性物質を含み、前記基板の表面上に配置された陽イオン感受性層；および
前記基板と前記陽イオン感受性層の間に配置され、前記基板から前記陽イオン感受性層への陽イオンの移動を防ぐための硬化シリコーン組成物を含むシリコーン層（ここで、前記硬化シリコーン組成物がヒドロシリル化硬化シリコーン組成物、縮合反応硬化シリコーン組成物、およびフリーラジカル硬化シリコーン組成物の群から選ばれる）
を含んでなる複合品。
前記硬化シリコーン組成物がヒドロシリル化硬化シリコーン組成物であり、かつ前記ヒドロシリル化硬化シリコーン組成物が、触媒量のヒドロシリル化触媒（Ｃ）の存在下において、
次式を有するシリコーン樹脂（Ａ）：
（Ｒ^１Ｒ^２ _２ＳｉＯ_１／２）_ｗ（Ｒ^２ _２ＳｉＯ_２／２）_ｘ（Ｒ^２ＳｉＯ_３／２）_ｙ（ＳｉＯ_４／２）_ｚ
（ここで、Ｒ^１はＣ_１からＣ_１０のヒドロカルビル基またはＣ_１からＣ_１０のハロゲン置換ヒドロカルビル基であり、いずれも脂肪族不飽和を含まず、Ｒ^２はＲ^１またはアルケニル基であり、ｗは０から０．９であり、ｘは０から０．９であり、ｙは０から０．９９であり、ｚは０から０．８５であり、ｗ＋ｘ＋ｙ＋ｚ＝１であり、ｙ＋ｚ／（ｗ＋ｘ＋ｙ＋ｚ）は０．１から０．９９であり、およびｗ＋ｘ／（ｗ＋ｘ＋ｙ＋ｚ）は０．０１から０．９であり、ただし前記シリコーン樹脂は分子あたり平均して少なくとも２個のケイ素結合アルケニル基を有する）；および
分子あたり平均して少なくとも２個のケイ素結合水素原子を有し、前記シリコーン樹脂を硬化するのに十分な量の有機ケイ素化合物（Ｂ）；
の反応生成物を含んでなる、請求項１記載の複合品。
前記硬化シリコーン組成物が縮合反応硬化シリコーン組成物であり、かつ前記縮合反応硬化シリコーン組成物が、場合により触媒量の縮合反応用触媒（Ｃ’）の存在下において、
次式を有するシリコーン樹脂（Ａ”）：
（Ｒ^１Ｒ^６ _２ＳｉＯ_１／２）_ｗ’（Ｒ^６ _２ＳｉＯ_２／２）_ｘ’（Ｒ^６ＳｉＯ_３／２）_ｙ’（ＳｉＯ_４／２）_ｚ’
（ここで、Ｒ^１はＣ_１からＣ_１０のヒドロカルビル基またはＣ_１からＣ_１０のハロゲン置換ヒドロカルビル基であり、いずれも脂肪族不飽和を含まず、Ｒ^６はＲ^１、−Ｈ、−ＯＨまたは加水分解性基であり、ｗ’は０から０．８であり、ｘ’は０から０．９５であり、ｙ’は０から１であり、ｚ’は０から０．９９であり、ｗ’＋ｘ’＋ｙ’＋ｚ’＝１であり、および前記シリコーン樹脂（Ａ”）が分子あたり平均して少なくとも２個のケイ素結合水素原子、ヒドロキシ基または加水分解性基を有する）；および
場合によりケイ素結合加水分解性基を有する架橋剤（Ｂ’）
の反応生成物を含んでなる、請求項１記載の複合品。
前記硬化シリコーン組成物がフリーラジカル硬化シリコーン組成物であり、かつ前記フリーラジカル硬化シリコーン組成物が式：
（Ｒ^１Ｒ^９ _２ＳｉＯ_１／２）_ｗ”（Ｒ^９ _２ＳｉＯ_２／２）_ｘ”（Ｒ^９ＳｉＯ_３／２）_ｙ”（ＳｉＯ_４／２）_ｚ”
（ここで、Ｒ^１はＣ_１からＣ_１０のヒドロカルビル基またはＣ_１からＣ_１０のハロゲン置換ヒドロカルビル基であり、いずれも脂肪族不飽和を含まず、Ｒ^９はＲ^１、アルケニル基、またはアルキニル基であり；ｗ”は０から０．９９であり；ｘ”は０から０．９９であり、ｙ”は０から０．９９であり、ｚ”は０から０．８５であり；およびｗ”＋ｘ”＋ｙ”＋ｚ”＝１である）
を有するシリコーン樹脂から形成される、請求項１記載の複合品。
前記基板が０．５ｍｍ以下の厚さを有する、請求項１から４のいずれか一項記載の複合品。
前記陽イオン感受性物質がさらに有機発光物質と定義される、請求項１から５のいずれか一項記載の複合品。
ｙが０．２５から０．８である、請求項２記載の複合品。
前記シリコーン樹脂（Ａ）がＲ ^１Ｒ ^２ _２ＳｉＯ _１／２単位および／またはＲ ^２ _２ＳｉＯ _２／２単位と組み合わせて、Ｒ ^２ＳｉＯ _３／２単位および／またはＳｉＯ _４／２単位を含む共重合体である、請求項２記載の複合品。
Ｒ ^２がアリール基またはアルケニル基である、請求項２記載の複合品。
前記シリコーン樹脂（Ａ）が以下の式：（Ｖｉ _２ＭｅＳｉＯ _１／２） _０．２５（ＰｈＳｉＯ _３／２） _０．７５、（ＶｉＭｅ _２ＳｉＯ _１／２） _０．２５（ＰｈＳｉＯ _３／２） _０．７５、（ＶｉＭｅ _２ＳｉＯ _１／２） _０．２５（ＭｅＳｉＯ _３／２） _０．２５（ＰｈＳｉＯ _３／２） _０．５０、（ＶｉＭｅ _２ＳｉＯ _１／２） _０．１５（ＰｈＳｉＯ _３／２） _０．７５（ＳｉＯ _４／２） _０．１、及び（Ｖｉ _２ＭｅＳｉＯ _１／２） _０．１５（ＶｉＭｅ _２ＳｉＯ _１／２） _０．１（ＰｈＳｉＯ _３／２） _０．７５を有する樹脂から選択され、ここで、Ｍｅはメチルであり、Ｖｉはビニルであり、Ｐｈはフェニルであり、括弧の外の下付き数字は、ｗ、ｘ、ｙまたはｚのいずれかに相当するモル分率を示す、請求項２記載の複合品。