JP2010285179A - 不正開封防止包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】詰込まれた商品を輸送中に抜き取ったり、すり替えたりする等の偽装工作を不可能にし、開封されたときは判別できるようにした不正開封防止包装箱を提供する。
【解決手段】蓋部、側壁部及び底部が連設された直方体状の包装箱200Aにおいて、蓋部は外蓋片14、裏蓋片12及び内蓋片によって三重に構成され、外蓋片14には舌片141を設け、この舌片には左右に突片142、内側には略三角形状のジッパー片143を設け、一方、裏蓋片12には略コの字状のスリット溝122が形成され、舌片141をスリット溝122に挿入することで、不正開封を防止することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、一旦商品を梱包して密封した後は箱を破らないと開封できない不正開封防止構造の包装箱に関する。詳しくは、包装箱の中に梱包した例えばプリンターのカートリッジの純正品を移送中に抜き取り、しかる後偽物とすり替えることができないようにした包装箱であって、もしこのようなことが行われた場合には、ジッパー切れ目をもうけることによってそのことを判明するようにした不正開封防止構造の包装箱に関する。
従来、包装箱を開封して内部の商品に毒物を添加し、或いは傷を付ける等したのち、再び密封して正常な商品に混入させて、犯罪などの目的に利用されるのを防ぐために、不正開封防止包装箱が数多く提案されている。例えば、前壁片、右側壁片、後壁片、左壁片を折曲げ線を介して順次折り畳んで筒状体を構成し、前壁片の上下両端部にそれぞれ折畳み自在に連設した蓋板及び底板によって筒状体の上下開口部を閉塞できるように構成してなる公知の箱体において、箱本体の筒状部を構成する後壁片の上下両端部に、後壁片の内側に折込むための閉止用当接板をそれぞれ連設し、この閉止用当接板の折曲げ部には、蓋板及び底板の先端にそれぞれ連続するようにして形成した閉止用舌片を挿入させるための挿入孔を穿設するとともに、閉止用当接板の折込み時における内側(後壁片と接する側の面)に、蓋板及び底板の先端に連設した閉止用舌片の裏面を当接貼着せしめるように構成してなる開封防止機構を備えた包装箱である(特許文献1参照)。
他の例として、プリンターのカートリッジ用の不正開封防止包装箱について、従来から図10に示すような包装箱が使用されている。この包装箱は蓋フラップにジッパー式の切れ目を備える切取り部(以下ジッパー片)を設けたもので、開封して内部のカートリッジを取り出す際にジッパー片を剥ぎ取るので純正メーカーの印刷を施した包装箱に傷がついて再使用ができなくなる。ところが、包装箱を開封する際にジッパー片を巧妙に引き出し、或いは稀にジッパー片を剥ぎ取らないでも開封することができ、次に、この剥ぎ取りの破れがない包装箱に偽物のカートリッジを詰め詰め治す流通に出すことができるのでカートリッジの偽物が横行する。以下に、図10を参照しながら不正開封防止構造の包装箱の使用例を説明する。
図10(a)では、包装箱の中にカートリッジを収容したあと、蓋を閉じる前の状態を示し、包装箱2000を蓋側から見た斜視図で、箱の底部側は省略した。外蓋片14が半開きの状態で、この裏側に裏蓋片12が対面し、この周りを側壁片22、23が囲む。外蓋片14の手前中央から外方へ略三角形状に開くジッパー片143備え、この左右にジッパー切れ目a、aが刻まれている。ジッパー片143の手前側は外蓋片14の手前の辺と同一線上に折り目Sを備え、更に手前延長上に舌片141とこの左右に折り目T、Tを介して突片142、142を備える。一方、裏蓋片12の手前の辺に沿って中央に傾斜片121を備え、この根元に折り目Uと左右に切れ目b、bを備える。また、この傾斜片121と側壁片22の内壁の間に左右方向の細長い溝状のスリット溝122を備える。包装箱の不正開封防止は以上のような構成であって、包装箱2000の蓋を閉じる際に、外蓋片14の手前側の舌片141を折れ目Sの部位からジッパー片143に対して直角に折り曲げると同時に、舌片141の左右の突片142、142を折れ目T、Tの部位から折って裏面に重ねる。この状態を保ったまま、舌片141を裏蓋片12のスリット溝122へ目がけて差し込む。この時、傾斜片121の左右は切れ目b、bを備え、根元は折れ目Uを備えるので、傾斜片121は折れ目Uの部位から下方へ折れ傾斜する。従って、舌片141は左右の突片142、142を裏面に夫々折り畳んだ状態で、溝状のスリット溝122を貫通する。
舌片141をスリット溝122に挿着した状態を、包装箱2000の内側から見た図10(b)に示す。ここで、蓋部は三重構造になっており、最外の外蓋片14の内側に裏蓋片12が重なり、更にこの内側に左右の内蓋片11、13が重なる。舌片141の左右の突片142、142は、スリット溝122を通り抜けると折り癖によって折れ目T、Tの部位から左右に開いて舌片141の裏面に対して起立する。この状態では、突片142、142の下辺が夫々左右の内蓋片11、13の面に開脚した状態となる。この結果、左右の突片142、142がストッパーの機能を有するので、舌片141は包装箱2000の外側へ抜け出せなくなり、包装箱2000を閉じた状態に保つ。この状態でカートリッジは包装箱の中に梱包され、流通に出回ることになる。
次に、顧客が包装箱を受取り、中のカートリッジを取り出す手順を説明する。通常ならこの状態では、裏蓋片12の裏側において舌片141の左右の突片142、142が開脚してストッパーの役目をするので蓋が開かない。そこで、蓋部を開けるためには、ジッパー片143を裏蓋片12に差し込んだまま孔144(図10(a)を参照)に指を入れてジッパー切れ目a、aの部位から破って、ジッパー片143を裏蓋片12から切り離し、この状態が図10(c)に示す。次いで、裏蓋片12を手前側に開き、更に内側の左右の内蓋片11、13を観音開きにして開ける。以上の手順によって、包装箱の中からカートリッジを取り出すことができる。
以上のように包装箱を開封する際、外蓋片14のジッパー切れ目a、aが破られるので、純正メーカーの印刷を施した包装箱2000が傷ものになる。従って、中のカートリッジを取り出して、偽物或いは粗悪のカートリッジにすり替え、しかる後に純正メーカーの包装箱2000を使用しても包装箱が傷ものなので偽装工作が不可能となる。
しかしながら、この従来の包装箱2000ではジッパー片143を破ることなく蓋面部を開封する恐れがあり、純正メーカーの包装箱2000中のカートリッジを偽物或いは粗悪品にすり替えて偽装工作を可能にする。即ち、ジッパー片143の左右の突片142、142の折れ戻り具合は段ボールの持つ特性任せなので、大半は折り癖によって戻り舌片141の裏面に対して起立する。しかしながら稀に舌片141の裏側に突片142、142が重なったままの状態を保つことがある。この場合に限ると、左右の突片142、142が重なったまま舌片141をスリット溝122から外に引き出して蓋を開封することができ、純正メーカーの包装箱2000は傷が生じることがない。従って、純正品のカートリッジを抜き取った後、純正メーカーの印刷を施した包装箱2000の中に偽物或いは粗悪のカートリッジを梱包して流通に流すことが可能となる。
特公平3−2740号公報
以上の通りであって、特許文献1に代表されるように、従来の不正開封防止の包装箱には次のような問題点がある。
上記の特許文献1の発明は、壁片と糊代との貼付部分に、非常に困難であるが薄い刃物を入れて切離すと、上下端に連設された折込み片が単に差込まれただけなので、壁片が開いて不正開封防止にならない欠陥がある。
他に、折れ戻り具合は段ボールの有する特性任せなので、カートリッジの例のようにジッパー片を破ることなく、蓋を開けることができる場合が稀に生じる。このように、折れ戻りが段ボールの有する特性任せである従来のカートリッジ用の包装箱では包装箱の不正開封を完全に防止することは不可能である。従って、輸送の途中などで包装箱の蓋を開けて詰込まれた商品を抜き取り、或いは粗悪品と摩り替えて偽装工作をされる恐れがあり、その場合、包装箱に傷が生じないので不正開封が行われたことが判明し難いという問題がある。
そこで、本発明の不正開封防止包装箱は、従来のこのような問題点に着目してなされたもので、段ボール片に設けた折り目の折り癖による反発力を利用して、強制的に折れ戻り可能に舌片の構成を工夫したものであって、詰込まれた商品を輸送中に抜き取ったり、すり替えたりする等の偽装工作を不可能にし、もし不正に開封されたときはジッパー切れ目を設けることによって直ちにそれを判別できるようにした不正開封防止包装箱を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、蓋部、側壁部及び底部が連設された直方体状の包装箱において、前記蓋部は、上側から外蓋片、裏蓋片及び内蓋片によって三重に構成され、前記外蓋片の前方辺に沿って外側には舌片を設け、この舌片と左右の折り目を介して曲折された突片とによって略コの字状体が形成され、かつ、前記前記外蓋片の前方辺に沿って内側には、剥ぎ取り可能に略三角形状のジッパー片が設けられ、一方、前記外蓋片と対面する裏蓋片の前方辺寄りに略コの字状の切れ目が形成され、かつ、前記内蓋片の前方辺に沿って夫々傾斜した折り目を介して略台形状のフラップが左右に設けられ、前記略コの字状体が前記略コの字状の切れ目に挿着されるとともに、前記フラップに備える前記傾斜した折り目による反発力によって、前記略コの字状体を形成する前記曲折された突片が左右に開脚されることを特徴とする不正開封防止包装箱である。請求項2の発明は、請求項1の発明の上記特徴に加えて、前記略台形状のフラップは前記内蓋片に折り目を介して設けられ、この折り目は左右の前記側壁部の方へ傾斜して設けられることを特徴とする不正開封防止包装箱である。請求項3の発明は、請求項1叉は2の発明の上記特徴に加えて、前記内蓋片は左右の前記側壁部から開閉するように観音扉状に構成され、前記略台形状のフラップは左右の前記内蓋片に夫々設けられることを特徴とする不正開封防止包装箱である。請求項4の発明は、請求項1叉は2の発明の上記特徴に加えて、前記内蓋片は前方の前記側壁部に沿って帯状に構成され、前記略台形状のフラップは前記内蓋片に左右対組に設けられることを特徴とする不正開封防止包装箱である。
本発明にかかわる包装箱によれば、一旦商品を梱包して密封した後はジッパーを
剥ぎ取らなければ開封できない。従って詰込まれた純正品を抜き取り、偽物或いは粗悪の品物にすり替えたりするには、ジッパー片を剥ぎ取らなければならないので、包装箱に傷が生じ不正開封が行われたことが瞬時に判明する。純正品に交じって偽物が流通するのを未然に防ぐことができ、偽物の流通を無くしたい生産者或いは需要家の要望を充足させることができる。
実施例1の不正開封防止用包装箱200Aの展開図で、段ボール100Aである。 同上、包装箱200Aの中に商品を収容した後、蓋を閉じる前の状態を示し、蓋側から見た斜視図である。 同上、外蓋の舌片を裏蓋のスリット溝に挿着した状態を示し、包装箱200Aの内側から見た斜視図である。 同上、ジッパー片を外蓋から剥ぎ取った状態を示し、包装箱200Aの蓋側から見た斜視図である。 実施例2の段ボールケース200Bの展開図で、段ボール100Bである。 同上、包装箱200Bの中に商品を収容した後、裏蓋を閉じる前の状態を示し、蓋側から見た斜視図である。 同上、外蓋を閉じる前の状態を示し、蓋側から見た斜視図である。 同上、外蓋の舌片を裏蓋のスリット溝に挿着した状態を示し、包装箱200Bの内側から見た斜視図である。 同上、ジッパー片を外蓋から剥ぎ取った状態を示し、包装箱200Bの蓋側から見た斜視図である。 従来例の不正開封防止用包装箱の使用状態を示す斜視図である。
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
先ず、本発明の実施例1ついて、図1〜図4を参照しながら説明する。本実施例1の包装箱はボトムロック形式と称し、隣同士の底面片が巴状に互いに絡み合って底が抜けないようにした箱である。図1は包装箱200Aの展開図で、段ボール100Aである。図2は、包装箱200Aの中に商品を収容した後、蓋を閉じる前の状態を示し、蓋側から見た斜視図である。図3は、外蓋の舌片を裏蓋のスリット溝に挿着した状態を示し、包装箱200Aの内側から見た斜視図である。図4は、ジッパー片を外蓋から剥ぎ取った状態を示し、包装箱200Aの蓋側から見た斜視図である。なお、これらの図において上下を上下方向と称し、左右を左右方向と称し、他の実施例についても同様である。
ほぼ矩形状をした段ボール100Aには、所定の箇所に複数の折り目を設けてあるので、それらの設け方について以下に説明する。図1に示すように、段ボール100Aは、左右方向の折り目に沿って、上下方向に蓋部10、側壁部20及び底部30に三段に分割される。段ボール100Aの上下及び左右の方向については上記の通りとし、他の実施例についても同様である。図中の点線は折り目を示し、他の実施例についても同様である。上下方向に蓋部、側壁部及び底部に分割されるように、上段から下段へかけて、上段左右方向に折り目Fを断続して備え、その下方に左右方向平行に折り目Gを断続して夫々平行に備える。そして、二段目の側壁部20には上記した折り目に対し直角の上下方向に左方から折り目H、折り目J、折り目Kを夫々平行に備える。一段目の蓋部10は切れ目を介して左右に内蓋片11、12、13及び14に分割される。右端の外蓋片14には、上辺中央部に折り目に沿ってジッパー片を設ける。上辺に沿って中央部に折り目Sを設け、この内側へ逆三角形状のジッパー片143を形成し、この三角形を形成する左右の二辺にジッパー切れ目a、aを刻む。一方、折り目Sの外側へ舌片141を設け、この左右に折り目T、Tを介して突片142、142を備える。逆三角形状のジッパー片143の先端には孔144が開けられる。この外蓋片14に対面する裏蓋片12には、側壁部20の境界の折り目Fに沿って裏蓋片12側に凹むように切り目cを備え、この左右に切り目b、bが夫々折り目Fと交わる。また、左端の内蓋片11には、隣の裏蓋片12側の切れ目に沿って上方寄りに略台形状のフラップ111を備える。このフラップ111の上辺は右方の切れ目から左下へ傾斜する折れ目Uからなり、かつ、フラップ111の左辺は切れ目d、下辺は切れ目eから構成される。この内蓋片11に対向する内蓋片13にも左隣の裏蓋片12側の切れ目に沿って上方寄りに同様に略台形状のフラップ131をフラップ111と対称に設ける。このフラップ131の上辺は左の切れ目から右下へ傾斜する折れ目Vからなり、かつ、フラップ131の右辺は切れ目d、下辺は切れ目eから構成される。二段目の側壁部20については、折り目を介して左右に側壁片21、22、23及び24に分割される。右端は折り目Zを介して貼着片25を設ける。三段目の底部30は切れ目を介して左右に底面片31、32、33及び34に分割され、夫々異形状に構成される。
段ボール100Aは以上の構成であり、以下に折り上げる手順について簡単に説明する。
先ず、側壁部20から折り上げる。折り目H、J、Kの部位から、側壁面21、22、23、24を四角に囲むように折り曲げ、最後に糊代片25を側壁面21の内側先端部に糊付けすることにより側壁部20の折り上げが完了する。次に、底部30を上にして、隣同士の底面片が巴状に互いに絡み合うように折り上げる。最後に貼着片321、341を夫々糊づけすることによって、隣同士の底面片が巴状に絡み合うことと相俟って合底が抜けないボトムロック形式の底部が完成する。これで、包装箱の折り上げは一先ず終わり、後はカートリッジを中に収容する時に蓋を閉じる。その際、先ず、対向する内蓋片11、13を左右側壁部の両側から観音扉を閉じるように閉め、その上から裏蓋片12を閉じ、最後にその上から外蓋片14を閉じるので、蓋面は三重構造となる(後の図4参照)。不正開封防止のための舌片の挿着については後述する。なお、段ボールケース200Aの方向については、図4における蓋部10と底部30の方向を上下方向と称し、同図の手前、奥側を前後方向と称し、これと直角方向を左右方向と称し、他の実施例についても同様である。
以上のように一枚の段ボールから包装箱へと折り上げられ、次に図2、3及び図4を参照しながら不正開封防止のための舌片、ジッパー片等の作用について説明する。
図2に、包装箱200Aの中にカートリッジを収容したあと、蓋を閉じる前の状態を示し、包装箱200Aを蓋側から見た斜視図で、箱の底部側は省略した。外蓋片14は半閉じの状態で、この裏側に裏蓋片12が対面し、この周りを側壁片22、23他が囲む。外蓋片14の中央手前から後方へ略三角形状のジッパー片143を備え、この左右にジッパー切れ目a、aがギザギザ状に刻まれている。略三角形状のジッパー片143の底辺は外蓋片14の手前の辺と同一線上にある折り目Sからなる。更にこの手前外側に略矩形状の舌片141とこの左右に折り目T、Tを介して突片142、142を備える。一方、裏蓋片12の手前の辺に沿って中央に略矩形状の傾斜片121を備え、この左右に切れ目b、bを備える。また、この傾斜片121と手前の側壁片22との間に挟まれて左右方向に細長い溝状のスリット溝122が形成される。包装箱の不正開封防止については以上のような構成であって、包装箱200Aの蓋を閉じる際に、外蓋片14の手前側の舌片141を折れ目Sの部位からジッパー片143に対して下方へ直角に折り曲げる。同時に、舌片141の左右の突片142、142を折れ目T、Tの部位から下方へ向けて夫々直角に折り曲げ、舌片141及び左右の突片142、142からなる略コの字状体を形成する。一方、裏蓋片12の手前側には、この略コの字状体と対応する位置に切れ目c及び左右の切れ目b、bからなる同じ大きさの略コの字状の切れ目が形成され、更に切れ目cと側壁片22の内周壁に挟まれるように細長いスリット溝122が形成されている。次いで、外蓋片14の舌片141を左右の突片142、142とともに略コの字状体を保ったまま、裏蓋片12側の同じ大きさの略コの字状の切れ目へ目がけて差し込む。この時、傾斜片121の左右は切れ目b、bを備えるので、傾斜片121は手前下方へ傾斜する。また、裏蓋片12の手前側は外蓋片14の段ボール厚さと同等の溝幅のスリット溝122が形成されており、舌片141は左右の突片142、142とともに略コの字状体を保ったまま、スリット溝122及び左右の切れ目b、bによって形成される略コの字状の切れ目を貫通する。
舌片141をスリット溝122に貫通させた状態を、包装箱200Aの内側から見た状態を図3に示す。ここで、蓋部は三重構造になっており、最外の外蓋片14の内側に裏蓋片12が重なり、更にこの内側に左右の内蓋片11、13が重なる。舌片141は左右の突片142、142とともに略コの字状体を保ったまま、スリット溝122及び左右の切れ目b、bによって形成される略コの字状の切れ目を貫通すると同時に、舌片141の左右の突片142、142に押されるようにして内側に左右のフラップ111、131が起立する。ここで、一方のフラップ111は内蓋片11の前方側壁片22側の辺に沿って、左右側壁側へ傾斜した折り目Uを介して略台形状に形成されており、他方のフラップ131も同様に、内蓋片13の側壁片22側の辺に沿って、折り目Uを介して略台形状に形成されている。この状態でカートリッジは包装箱の中に梱包され、流通に出回ることになる。フラップ111、131が夫々折り目U、Uを介して起立し、これらのフラップ111、131は段ボールの折り癖によって左右の突片142、142を強制的に折れ戻して左右方向へ押し拡げる作用をする。従って、万が一でも突片142、142が舌片141へ折り重なるようなことが生じない。その結果、舌片141をスリット溝122の隙間から外へ抜き出すことは不可能である。これらのことを中の緩衝材料料を加えたフラップ111、131と突片142、142との作用関係について更に説明を加える。外蓋14先端の舌片141における左右の突片142、142を略コの字状体に折り曲げた状態で、これを裏蓋片12に設けた切れ目b、スリット溝122及び切れ目bによって形成された略コの字状の切れ目へ目がけて差し込む。この時、左右の突片142、142は、裏蓋片12の裏側に設けた左右の内蓋片11、13に備える左右の略台形状のフラップ111、131を押し下げる作用をする。その結果、裏蓋片12が包装箱内部に詰め込まれた緩衝材料に部分的に接触しているため、内側が空間となっている左右のフラップ111、131は押し下げる力に負けて折り目U、Uの部位から内側へ折れ曲がる。このような過程を経ながら、舌片141と左右の突片142、142からなる略コの字状体が他方の略コの字状の切れ目を貫通すると同時に、左右のフラップ111、131は斜めに形成された折り目U、Uの左右外側方向の反発力を利用して、左右の突片142、142を強制的に折れ戻して左右方向に開脚する。以上の結果、左右の突片142、142の下辺が夫々内蓋片11、13の面上に開脚した状態となる。従って、裏蓋片12の裏面側に左右の突片142、142が引っ掛かかって外蓋片14が強制的に、しかも確実に係止されることになる。換言すれば、夫々突片142がストッパーの機能を有しするので、舌片141を包装箱200Aの外側へ抜け出すことができず、包装箱200Aを閉じた状態に保つ。
次に、顧客が包装箱を受取り、中のカートリッジを取り出す手順を説明する。通常ならこの状態では、裏蓋片12の裏側において舌片141の左右の突片142、142が開脚してストッパーの役目をするので外蓋片14が外側へ開かない。そこで、蓋部を開けるためには、ジッパー片143を裏蓋片12に差し込んだまま孔144(図2を参照)に指を入れてジッパー切れ目a、aの部位から破って、ジッパー片143を裏蓋片12から切り離す他なく、この状態を図4に示す。次いで、裏蓋片12を手前側に開き、更に内側の左右の内蓋片11、13を観音開きにして開ける。以上の手順によって、包装箱の中からカートリッジを取り出すことができる。
以上のように包装箱を開封する際、外蓋片14のジッパー切れ目a、aを破るので、純正メーカーの印刷を施した包装箱200Aが傷ものになる。従って、中のカートリッジを取り出して、偽物或いは粗悪のカートリッジにすり替え、しかる後に純正メーカーの包装箱200Aを使用しても包装箱が傷ものなので偽装工作が不可能となる。
次に、本発明の実施例2ついて、図5〜図9を参照しながら説明する。本実施例2の包装箱は組立箱形式のものである。図5は、本実施例の段ボールケース200Bの展開図で、段ボール100Bである。図6は、包装箱200Bの中に商品を収容した後、裏蓋を閉じる前の状態を示し、包装箱200Bの蓋側から見た斜視図である。図7は、外蓋を閉じる前の状態を示し、包装箱200Bの蓋側から見た斜視図である。図8は、外蓋の舌片を裏蓋のスリット溝に挿着した状態を示し、包装箱200Bの内側から見た斜視図である。図9は、ジッパー片を外蓋から剥ぎ取った状態を示し、包装箱200Bの蓋側から見た斜視図である。
本実施例の実施例1との主たる相違点は内蓋片の形状とこれに伴うフラップ形成箇所の他包装箱の形式であって、特に、フラップ形成の箇所が異なるところにある。
ほぼ矩形状をした段ボール100Bには、所定の箇所に複数の折り目を設けてあるので、それらの設け方について以下に説明する。図5に示すように、段ボール100Bは、左右方向の折り目に沿って、上下方向に蓋部40、側壁部50、蓋・底・側壁部60、底部70及び蓋部80に五段に分割される。上下方向に蓋部、側壁部、蓋・底・側壁部、底部及び蓋部に分割されるように、上段から下段へかけて、上段中央左右方向に折り目Cを備え、折り目Lを中央部左右方向に備え、その下方に平行に折り目Mを中央部左右方向に、そして、折り目Dを夫々平行に備える。そして、上記した折り目に対し直角の上下方向に上下3段を貫通するように左方から折り目P、折り目Qを夫々平行に備える。なお、三段目には、折り目P、折り目Qの左右に夫々折り目N、折り目Rを備える。一段目の蓋部40は折り目Cの上方に夫々略台形状の蓋片41、42を備える。右端の蓋片42には、折れ目Cの延長線より略上方に略台形状のフラップ421、422を備える。これらの略台形状のフラップ421、422は対組に形成され、同じ形状で左右対称に位置し、傾斜する折れ目Uが対向し、かつ、それぞれ切れ目d、eを備える。二段目の側壁部50は折れ目を介して左右に内側壁片51、外側壁片52、内側壁片53に分割される。内側壁片51の左上端にはスリット511を備え、内側壁片53の右下端にはスリット531を備える。次に、三段目の蓋・底・側壁部60は折れ目を介して左右に外蓋片61、外側壁片62、底面片63、外側壁片64及び内蓋片65に分割される。左端の外蓋片61には、左辺中央部を跨がるようにジッパー部を設ける。左辺に沿って中央部に折り目Sを設け、この内側へ逆三角形状のジッパー片613を形成し、この三角形を形成する左右の二辺にジッパー切れ目a、aを刻む。一方、折り目Sの外側へ舌片611を設け、この左右に折り目T、Tを介して突片612、612を備える。逆三角形状のジッパー片613の先端には孔614が開く。この外蓋片61に対面する右端の裏蓋片65には、側壁の境界の折り目Rに沿って裏蓋片65側に凹むように切り目c及びこの左右に切り目b、bが夫々折り目Rから立ち上がる。四段目の側壁部70は折れ目を介して左右に内側壁片711、外側壁片722、内側壁片73に分割される。内側壁片71の左上端にはスリット711を備え、内側壁片73の右下端にはスリット731を備える。最後に、五段目の蓋部40は折り目Dの下方に略台形状の内蓋片81を備える。
段ボール100Bは以上の構成であり、以下に折り上げる手順について説明する。
先ず、側壁部50及び側壁部70から折り曲げる。側壁部50の外側壁片52を折り目Lの部位から直立させ、次いで左右の内側壁片51、53を夫々折り目P、Qの部位から内側に直角にコの字状に折り曲げる。同様に、側壁部70の外側壁片72を折り目Mの部位から直立させ、次いで左右の内側壁片71、73を夫々折り目P、Qの部位から内側に直角にコの字状に折り曲げる。ここで、側壁部50の略コの字状体に側壁部70の略コの字状体を対向させ、底面片63を底にした上開きの矩形状体が折り上がる。この時、側壁の左側において内側壁片51のスリット511と内側壁片71のスリット711とが絡み合い、一方、側壁の右側において内側壁片53のスリット531と内側壁片73のスリット731とが絡み合って、底面片63を底にした上開きの矩形状体の側壁を直立状態に保つ。次に、外側壁片52上折り目Cの部位から内蓋片41を内側へ直角に折り曲げ、次いで、内側壁片53上折り目Cの部位から内蓋片42を内側へ直角に折り曲げ、最後に、外側壁片72下折り目Dの部位から内蓋片81を内側へ直角に折り曲げて、内蓋が完成して庇状に被さる(図6参照)。次に、図6に示すように、外側壁片64は折り目Qの部位から直立し、内側壁片53と内側壁片73を外側から覆う。一方、外側壁片62は折り目Pの部位から直立し、内側壁片51と内側壁片71を外側から覆う。このようにして、側壁部の折り上げが完了する。これで、包装箱の折り上げは一先ず終わり、後はカートリッジを中に収容する際に蓋を閉じる。その際、内蓋片41、内蓋片42及び内蓋片81が夫々三方の側壁から内側へ直角に折り曲げられて、先ず側壁沿いに庇状の三辺からなる不連続の内蓋が形成されており、この上から裏蓋片65を閉じ、最後にその上から外蓋片61を閉じることによって、三重構造からなる蓋面が形成される。不正開封防止のための舌片の挿着については後述する。
以上のように一枚の段ボールから包装箱へと折り上げられ、次に図6、7、8及び図9を参照しながら不正開封防止のための舌片、ジッパー片等の作用について説明する。
図7に、包装箱200Bの中にカートリッジを収容したあと、蓋を閉じる前の状態を示し、包装箱200Bを蓋側から見た斜視図である。外蓋片61は半閉じの状態で、この裏側に裏蓋片65が対面し、この周りを外側壁片64、72他が囲む。外蓋片61の手前中央から内側へ略三角形状のジッパー片613を備え、この左右にジッパー切れ目a、aがギザギザ状に刻まれている。略三角形状のジッパー片613の底辺は外蓋片61の手前の辺と同一線上に折り目Sからなる。更に手前外側に舌片611とこの左右に折り目T、Tを介して突片612、612を備える。一方、裏蓋片65の手前の辺に沿って中央に傾斜片651を備え、この左右に切れ目b、bを備える。また、この傾斜片651と手前の側壁片64との間に挟まれて左右方向の細長いスリット溝652が形成される。包装箱の不正開封防止については以上のような構成であって、包装箱200Bの蓋を閉じる際に、外蓋片61の手前側の舌片611を折れ目Sの部位からジッパー片613に対して直角に折り曲げる。同時に、舌片611の左右の突片612、612を折れ目T、Tの部位から下方へ直角に折り曲げて、舌片611及び左右の突片612、612からなる略コの字状体を形成する。一方、裏蓋片65の手前側には切れ目c及び左右の切れ目b、bによって形成される略コの字状の切れ目によって傾斜片651が形成される。更に、切れ目cと側壁片22の内周壁に挟まれるように細長い溝状のスリット溝652が形成されている。次いで、外蓋片61の舌片611を左右の突片612、612とともに略コの字状体を保ったまま、これに対応する位置にある裏蓋片65側の同じ大きさの略コの字状の切れ目へ目がけて差し込む。この時、傾斜片651の左右は切れ目b、bを備えるので、傾斜片651は手前下方へ傾斜する。裏蓋片65の手前側は外蓋片65の段ボール厚さと同等の溝幅のスリット溝652が形成されているので、舌片611は左右の突片612、612とともに略コの字状体を保ったままスリット溝652を抜けながら傾斜片651を押し下げるようにして左右の切れ目b、bを貫通する。
舌片611をスリット溝652に貫通させた状態を、包装箱200Bの内側から見た斜視図として図8に示す。ここで、蓋部は三重構造になっており、最外の外蓋片61の内側に裏蓋片65が重なり、側壁沿いの庇状の内蓋片41、内蓋片42及び内蓋片81からなる不連続の内蓋部が重なる。舌片611がスリット溝652を貫通すると同時に、舌片611の左右の突片612、612が傾斜片651を押し下げ、更に左右の突片612、612に押されるようにして夫々フラップ421、422が起立する。ここで、一方のフラップ421は内蓋片42の折り目Cに沿って、折り目Uを介して略台形状に形成される。他方のフラップ422も同様に内蓋片42の折り目Cに沿って、折り目Uを介して略台形状に形成される(図6参照)。このように、側壁部に沿った帯状の内蓋片42の上に、フラップ421、422が同じ形状でかつ、対称に対組に形成されている。このフラップ421、422が起立した状態では、左右の突片612、612の下辺が夫々内蓋片42の面上に開脚した状態となる。この結果、夫々の突片612、612がストッパーの機能を有するので、舌片611は包装箱200Bの外側へ抜け出せなくなり、包装箱200Bを閉じた状態に保つ。この状態でカートリッジは包装箱の中に梱包され、流通に出回ることになる。この状態では、左右のフラップ421、422が折り目U、Uを介して夫々起立し、これらのフラップ421、422に設けた折り目の折り癖による反発力を利用して左右の突片612、612を折れ戻し、強制的に押し拡げる作用をする。従って、万が一でも突片612、612が舌片611へ折り重なるようなことが生じない。その結果、舌片611をスリット溝652の隙間から外へ抜き出すことは不可能である。これらのことを中の緩衝材料料を加えたフラップ421、422と突片612、612との作用関係について更に説明を加える。外蓋61先端の舌片611における左右の突片612、612を略コの字状体に折り曲げた状態で、これを裏蓋片65に設けた切れ目b、切れ目c及び切れ目bによって形成された略コの字状の切れ目へ目がけて差し込む。この時、左右の突片612、612は、中の内蓋片42に設けた左右の略台形状のフラップ421、422を押し下げる作用をする。その結果、裏蓋片65が包装箱内部に詰め込まれた緩衝材料に部分的に接触していること及び、実施例1と異なり左右のフラップ421、422が帯状の内蓋片42の左右で帯状に連結しているために、中側が空間状態の左右のフラップ421、422は押し下げる力に負けて折り目U、Uの部位から内側へ折れ曲がる。このような過程を経ながら、左右の突片612、612からなる略コの字状体が他方の略コの字状の切れ目を貫通すると同時に、左右のフラップ421、422は斜めに設けた折り目U、Uの折り癖による反発力を利用して、左右の突片612、612折れ戻し、強制的に左右外側方向に開脚する。以上の結果、左右の突片612、612が夫々内蓋片41の面上に開脚した状態となる。従って、裏蓋片65の裏面側に左右の突片612、612が引っ掛かって外蓋片61が強制的に、しかも確実に係止されることになる。換言すれば、夫々突片612がストッパーの機能を有しするので、舌片611を包装箱200Bの外側へ抜け出すことができず、包装箱200Bを閉じた状態に保つ。その他に、左右の略台形状フラップ421、422を備える内蓋片42はその外側にある裏蓋片65と折り目の線が同一線上なるため、実施例1の左右に分割されたフラップ111、131のように個別に折り曲げ作業を必要とせず、裏蓋片65を折り曲げる動作と連動して外蓋片61を閉じる作業をすることができる。
次に、顧客が包装箱を受取り、中のカートリッジを取り出す手順を説明する。通常ならこの状態では、裏蓋片12の裏側において舌片611の左右の突片612、612が開脚してストッパーの役目をするので蓋が開かない。そこで、蓋部を開けるためには、ジッパー片613を裏蓋片65に差し込んだまま孔614(図7を参照)に指を入れてジッパー切れ目a、aの部位から破って、ジッパー片613を裏蓋片65から切り離し、この状態を図9に示す。次いで、裏蓋片65を手前側に開ける。以上の手順によって、包装箱の中からカートリッジを取り出すことができる。
以上のように包装箱を開封する際、外蓋片65のジッパー切れ目a、aを破るので、純正メーカーの印刷を施した包装箱200Bが傷ものになる。従って、中のカートリッジを取り出して、偽物或いは粗悪のカートリッジにすり替え、しかる後に純正メーカーの包装箱200Bを使用しても包装箱が傷ものなので偽装工作が不可能となる。
なお、本発明の使途は実施例に示したカートリッジの不正開封防止の他に、食品、薬品等を収容する包装箱に好適である。この場合、内部に収容された食品、薬品に有害物を注入する等の細工を施されるような危険を防止するために有効である。
100A、100B 段ボール
200A、200B、2000 包装箱
10 蓋部
11 内蓋片、12 裏蓋片、13 内蓋片、14 外蓋片
111 フラップ
121 傾斜片、122 スリット溝
131 フラップ
141 舌片、142 突片、143 ジッパー片、144 孔
20 側壁部
21、22、23、24 側壁片、25 貼着片
30 底部
31、32、33、34 底面片
321 貼着片、341 貼着片
40 蓋部
41、42 内蓋片
421、422 フラップ
50 側壁部
51 内側壁片、52 外側壁片、53 内側壁片
60 蓋・底・側壁部
61 外蓋片、62 外側壁片、63 底面片、64 外側壁片、65 裏蓋片
611 舌片、612 突片、613 ジッパー片、614 孔
651 傾斜片、652 スリット溝
70 側壁部
71 内側壁片、72 外側壁片、73 内側壁片
80 蓋部、81 内蓋片
C、D、F、G、H、J、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、U 折り目
a ジッパー切れ目
b、c、d、e 切れ目

Claims (4)

  1. 蓋部、側壁部及び底部が連設された直方体状の包装箱において、
    前記蓋部は、上側から外蓋片、裏蓋片及び内蓋片によって三重に構成され、
    前記外蓋片の前方辺に沿って外側には舌片を設け、
    この舌片と左右の折り目を介して曲折された突片とによって略コの字状体が形成され、
    かつ、前記前記外蓋片の前方辺に沿って内側には、
    剥ぎ取り可能に略三角形状のジッパー片が設けられ、
    一方、前記外蓋片と対面する裏蓋片の前方辺寄りに略コの字状の切れ目が形成され、
    かつ、前記内蓋片の前方辺に沿って夫々傾斜した折り目を介して略台形状のフラップが左右に設けられ、
    前記略コの字状体が前記略コの字状の切れ目に挿着されるとともに、
    前記フラップに備える前記傾斜した折り目による反発力によって、
    前記略コの字状体を形成する前記曲折された突片が左右に開脚されることを特徴とする不正開封防止包装箱。
  2. 前記略台形状のフラップは前記内蓋片に折り目を介して設けられ、
    この折り目は左右の前記側壁部の方へ傾斜して設けられることを特徴とする請求項1記載の不正開封防止包装箱。
  3. 前記内蓋片は左右の前記側壁部から開閉するように観音扉状に構成され、
    前記略台形状のフラップは左右の前記内蓋片に夫々設けられることを特徴とする請求項1叉は2記載の不正開封防止包装箱。
  4. 前記内蓋片は前方の前記側壁部に沿って帯状に構成され、
    前記略台形状のフラップは前記内蓋片に左右対組に設けられることを特徴とする請求項1叉は2記載の不正開封防止包装箱。
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