JP2015067339A - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】係止片を差込孔に差し込みやすくすることで、不正開封防止機構を備えた包装箱を組み立てる作業効率を向上させる。
【解決手段】包装箱1は、製品を収納する箱本体2と、箱本体2の上部開口20を閉塞する蓋体3と、いずれか一方が箱本体2に他方が蓋体3にそれぞれ設けられ、上部開口20を閉塞する蓋体3が開封するのを規制する、係止片4及び係止片4を差し込み可能なスリット状の差込孔5と、係止片4の左右の端部に折り目15A,15Bを介して設けられた長さが互いに同じ一対の突片6A,6Bと、を備える。一対の突片6A,6Bは、折り目15A,15Bで折り畳んだとき、先端部がともに係止片4の長さ方向の中心位置O1を越えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、正規の開封手段によらずに不正に開封されるのが防止されている、不正開封防止機構が備えた包装箱に関するものである。
従来の不正開封防止機構を備えた包装箱は、底部が閉塞され上部に開口を有する箱本体と、箱本体の開口を閉塞する蓋体とを備えるとともに、例えば箱本体に折り曲げ可能な係止片が、蓋体に係止片を差し込み可能なスリット状の差込孔が設けられている(例えば特許文献1を参照)。係止片は、左右の端部に、折り目を介して長さが互いに同じ突片を備えており、左右の突片を折り目で折り畳んで係止片に重ね、指で押さえるなどして両突片が開かないようにすることで、差込孔へ差し込まれる。係止片が差込孔に差し込まれると、係止片の両端部の突片が、折り畳まれた状態から開いた状態となり、両突片がストッパーの機能を果たして係止片が差込孔から抜け出るのが阻止される。よって、別に設けられた正規の開封手段によらずに包装箱が不正に開封されるのが防止されている。
特開2010−285179号公報
特許文献1に記載の不正開封防止包装箱では、係止片の両端部に設けられた左右の突片の長さが短く、両突片を折り畳んだ際に、両突片の先端部が係止片の長さ方向の中心位置付近で対向する。そのため、係止片の差込孔への差し込み時に両突片が開かないようにするためには、係止片の中心位置付近において両突片の先端部をまとめて片方の手の指で押さえるか、あるいは、各突片の根元をそれぞれ片方の手の指で押さえる必要がある。しかしながら、係止片の中心位置付近を指で押さえたのでは、指が邪魔になって係止片を差込孔へ差し込みにくい。一方で、各突片の根元をそれぞれ片方の手の指で押さえた場合も係止片を差込孔へ差し込みにくい。このように、係止片の両突片の長さが短いと、係止片を差込孔へ差し込むのに手間を要し、包装箱を組み立てる作業効率が悪いという問題がある。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、係止片を差込孔に差し込みやすくすることで包装箱を組み立てる作業効率を向上させた、不正開封防止機構を備える包装箱を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、製品を収納する箱本体と、前記箱本体の開口を閉塞する蓋体と、いずれか一方が前記箱本体に他方が前記蓋体にそれぞれ設けられ、前記開口を閉塞する前記蓋体が開封するのを規制する、係止片及び前記係止片を差し込み可能なスリット状の差込孔と、前記係止片の左右の端部に折り目を介して設けられた長さが互いに同じ一対の突片と、を備え、一対の前記突片は、前記折り目で折り畳んだとき、先端部がともに前記係止片の長さ方向の中心位置を越える包装箱により達成される。
上記構成の包装箱において、前記蓋体は、折り目を介して先端部に差込片が設けられ、前記差込片は、前記蓋体が前記開口を閉塞する際に垂直に折り曲げられて前記箱本体の内面と対向し、前記係止片は前記箱本体に設けられ、前記差込孔は前記蓋体と前記差込片の境目に設けられていることを特徴としている。
また、さらに好ましい実施態様においては、一対の前記突片の長さが前記差込片の長さの1/2以上であることを特徴としている。
また、さらに好ましい実施態様においては、一対の前記突片の長さが長い方の前記突片の長さが前記差込片の長さの1/2以上であることを特徴としている。
また、さらに好ましい実施態様においては、一対の前記突片は、前記係止片の端部に、前記箱本体側に隙間をあけるようにして設けられていることを特徴としている。
また、さらに好ましい実施態様においては、前記箱本体は、上端部から一対の切れ込みを設けることで内外へ屈曲可能でありかつミシン目の破断により前記箱本体から切り離し可能な支持片を有し、前記支持片の上端部に折り目を介して前記係止片が設けられていることを特徴としている。
本発明の包装箱によれば、係止片を差込孔に差し込む際に、係止片に折り重ねられた両突片を開かないように指などで押さえていても、係止片を差込孔に容易に差し込めるので、包装箱を組み立てる作業効率を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る包装箱の斜視図である。 図1の包装箱の蓋を閉じる前を示す正面図である。 図1の包装箱の蓋を閉じる前を示す斜視図である。 図1の包装箱の展開図である。 左右の突片を係止片に折り畳んだ状態を拡大して示す正面図である。 図1の包装箱の蓋を開けた後を示す斜視図である。 図1の包装箱の蓋を閉じた時の両突片の状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1〜図3は、本発明の一実施形態である包装箱1の外観構成を示している。図4は、包装箱1の展開図を示している。包装箱1は、厚紙、段ボール紙、プラスティックシートなどの材料からなり、上端部に開口20を有する箱本体2と、箱本体2の上部開口20を閉塞する蓋体3とにより構成されている。
箱本体2は、底面部21と、周面を構成する長方形状の後面部22A、前面部22B及び左右の側面部22C,22Dとが一体に設けられた角型の容器であり、上部開口20から箱本体2内に製品を収納可能である。
底面部21は、後面部22A、前面部22B及び各側面部22C,22Dの下端部に折り曲げ可能に一体に設けられた2種類の底面構成片23,24(図4に示す)が、巴状に互いに絡み合って底面部21が抜けないようにされたボトムロック構造が用いられている。本実施形態では、底面構成片24に連接された連結片25を隣接する底面構成片23に糊付けしたワンタッチ底構造が用いられている。ワンタッチ底構造は、包装箱1の組み立てと同時に簡単に底面部21を形成することができる。なお、底面部21は、ワンタッチ底構造に限らず、アメリカンロック構造など、その他の公知の構造を採用することもできる。
後面部22Aの上端部には、蓋体3が折り曲げ可能に一体に設けられている。また、蓋体3が設けられた後面部22Aと対向する前面部22Bの上端部には、上部開口20を閉塞する蓋体3をロックして開封するのを規制する係止片4が折り曲げ可能に一体に設けられている。また、左右の側面部22C,22Dの上端部には、それぞれフラップ26が折り曲げ可能に一体に設けられている。各フラップ26は、それぞれ側面部22C,22Dに対して垂直に折り曲げられることで、箱本体2の上部開口20を塞ぐ蓋体3を支持する。
蓋体3は、矩形状であり、箱本体2の上部開口20を塞ぐことが可能な大きさを有している。蓋体3の先端部には、差込片30が折り曲げ可能に一体に設けられており、差込片30は、蓋体3により上部開口20を閉塞する際に垂直に折り曲げられて、箱本体2の係止片4が設けられた前面部22Bの内面と対向する。蓋体3と差込片30との境目(図4の折り目14)には、左右の両側位置に、切れ込み31が設けられている。蓋体3により上部開口20を閉塞する際に、フラップ26の前面部22B側の端縁が切れ込み31に差し込まれ、差込片30の左右の端部がフラップ26の下側に回りこんでフラップ26と係合することで、蓋体3を開封しにくくなっている。
また、蓋体3と差込片30との境目(図4の折り目14)には、中央位置に、係止片4を差し込み可能なスリット状の差込孔5が設けられている。差込孔5には、差込片30を凹状に切り欠くことで形成される切欠部50が連設されている。切欠部50は、図4に示すように、差込孔5の長さ方向の中心位置O2に設けられているが、中心位置O2よりも左右どちらかにずれた位置に設けられていてもよい。
係止片4が設けられた前面部22B(箱本体2)は、上端部から下方に係止片4の左右の両端部に沿って一対の切れ込み7が設けられることで、両切れ込み7の間に支持片8を有している。支持片8は、前面部22B(箱本体2)に対して内外に屈曲可能であり、支持片8の上端部に係止片4が折り曲げ可能に一体に設けられている。係止片4を差込孔5に差し込む際に、支持片8を外側に倒すことで、係止片4を差込孔5に差し込みやすくなる。
両切れ込み7の下端部の間には、前面部22B(箱本体2)の上端部と平行なミシン目9が設けられており、ミシン目9の破断により、支持片8及び係止片4が前面部22B(箱本体2)から切り離し可能である。前面部22B(箱本体2)の上端部からミシン目9までの長さDとしては、10mm以上であることが好ましく、10mm〜35mm程度がより好ましく、20mm程度がさらに好ましい。ミシン目9が上方に位置し過ぎると、詳細は後述するが、支持片8を押し込んでミシン目9を破断させるときに、力をかけづらいからである。ミシン目9は、切断部分と非切断部分とが一定間隔で交互に連続して並んでいるが、本実施形態では、図2に示すように、中央の切断部分90Aが他の切断部分90Bよりも長さが長く設定されている。なお、ミシン目の形状は必ずしも本実施形態のものに限られるものではなく、同じ長さの切断部分が一定間隔で並んでいてもよい。
支持片8の両端部と前面部22B(箱本体2)との間(両切れ込み7)には、両者を接合する1又は複数の接合部80が設けられており、包装箱1の組み立てを行う前は、支持片8は前面部22B(箱本体2)と一体となっている。前面部22B(箱本体2)の上端部の支持片8の両端部との境目となる2つの角部27は面取りされている。
係止片4の左右の端部には、左右両側に突き出る一対の突片6が折り曲げ可能に一体に設けられている。係止片4は、図3に示すように、左右の突片6を折り畳んで係止片4に重ね、指で摘んで押さえるなどして係止片4及び両突片6が重ねられた状態を保持したまま蓋体3の差込孔5へ差し込むことで、差込孔5に差し込み可能となり、係止片4が差込孔5に差し込まれた後は、図7に示すように、左右の突片6が折り畳まれた状態から自然に開いた状態となることで、両突片6がストッパーの機能を果たして差込孔5から抜け出るのが不可能となる。
一対の突片6は、係止片4の左右の端部(図4の折り目15A,15B)から左右両側に突き出る長さd1が互いに同じである。さらに、一対の突片6は、図5に示すように、係止片4に折り重ねたとき、先端部が係止片4の長さ方向の中心位置O1を越えるようにその長さd1が設定されている。これにより、両突片6を係止片4にそれぞれ折り重ねると、一方の突片6の上側に他方の突片6が積み重ねられた状態となり、上側の突片6の先端部が、上記した中心位置O1よりも、下側の突片6側にずれた位置まで延出するようになる。突片6の長さd1としては、5mm以上であることが好ましく、5mm〜30mm程度がより好ましい。
また、一対の突片6は、その幅w1が係止片4の幅wよりも短く設定されており、突片6の前面部22B(箱本体2)側の端縁が係止片4の前面部22B(箱本体2)側の端縁(図4の折り目13B)と段差をなしていることで、前面部22B(箱本体2)側に隙間Sがあくようにして、係止片4の端部に設けられている。
また、一対の突片6の長さd1は、蓋体3の差込片30の蓋体3の先端部(図4の折り目14)から突き出る長さdの1/2以上となるように設定されており、差込片30の長さdよりも長くてもよい。その理由については後述する。
なお、本実施形態では、差込片30の長さdが前面部22B(箱本体2)の上端部からミシン目9までの長さDとほぼ同じ長さに設定されているが、どちらか一方が他方よりも長さが長く設定されていてもよい。差込片30の長さdとしては、10mm以上であることが好ましく、10mm〜35mm程度がより好ましい。
上記構成の箱本体2及び蓋体3は、図4に示す1枚の型紙10を所定の折り目に沿って折り曲げることにより組み立てられる。型紙10は、長方形状の4連の前面部22B、側面部22C、後面部22A及び側面部22Dが折り目11A〜11Cを介して連設されており、一端側の前面部22Bには他端側の側面部22Dとの接着用の貼付片28が連設されている。後面部22A、前面部22B及び各側面部22C,22Dの下端部には、折り目12A〜12Dを介して底面構成片23,24が連設されており、上端部には、折り目13A〜13Dを介して順に蓋体3、係止片4、各フラップ26が連設されている。蓋体3の先端部には、折り目14を介して差込片30が、係止片4の左右の端部には、折り目15A,15Bを介して突片6が、それぞれ連設されている。
上記構成の包装箱1は、まず、図4に示す型紙10を用い、後面部22A、前面部22B及び各側面部22C,22Dと、底面構成片23,24とを所定の折り目に沿って折り曲げ、貼付片28や連結片25を、側面部22Cや底面構成片23に糊付けなどすることで箱本体2を組み立てる。そして、箱本体2内に製品を収納した後、蓋体3で箱本体2の上部開口20を閉塞し、係止片4にて蓋体3をロックする。蓋体3のロックは、図3に示すように、係止片4に連設された左右の突片6を係止片4に折り重ね、指で摘むなどして両突片6が重ねられた状態で係止片4を蓋体3の差込孔5へ差し込む。係止片4が差込孔5に差し込まれると、左右の突片6が折り畳まれた状態から自然にハの字状に開いた状態となり、両突片6が差込片30さらには前面部22Bに突き当たってストッパーの機能を果たすことで、係止片4が差込孔5から抜け出るのが阻止される。よって、蓋体3により箱本体2の上部開口20を閉塞した状態が保たれるので、包装箱1が不正に開封されるのを防止できる。
一方で、包装箱1を開封するには、図6に示すように、係止片4を差込孔5に差し込んだまま、係止片4が設けられた前面部22Bの支持片8を指などで押し込み、ミシン目9を破断して支持片8及び係止片4を前面部22B(箱本体2)から分離させる。これにより、蓋体3の開封が可能となるので、箱本体2内から製品を取り出すことができる。
上記構成の包装箱1によると、係止片4の左右の端部に設けられた一対の突片6の長さd1が互い同じであるが、両突片6が係止片4に折り重ねたときに、先端部が係止片4の中心位置O1をともに越えているため、一方の突片6の上側に他方の突片6が積み重ねられた状態となる。そのため、例えば、右利きの人は、上側に積み重ねられる突片6が設けられた側の係止片4の端部から指を少しだけ延ばして係止片4を摘めば、図5に示すように、上側に積み重ねられた突片6を係止片4に折り重ねられると同時に、下側に積み重ねられた突片6も他方の突片6が覆い被さることで係止片4に折り重ねられる。また、左利きの人は、下側に積み重ねられる突片6が設けられた側の係止片4の端部から指を少しだけ延ばして係止片を摘めば、両突片6の先端部を同時に摘むことができ、両突片6をまとめて係止片4に折り重ねることができる。このように、係止片4の端部側を指で摘むようにすれば、係止片4を差込孔5に差し込む際に、指がほとんど邪魔にならず、スムーズに差し込めるようになるので、包装箱1の組み立て作業の作業効率が良好に向上する。
また、上記した包装箱1内に製品を収納した状態において、包装箱1を不正に開封して製品を取り出そうとする者は、前面部22Bと蓋体3の差込片30との間に指を入れ、差込片30を内側に押し倒すことで、差込片30の内側でハの字状に開いて係止片4が差込孔5から抜け出るのを阻止している両突片6を強引に係止片4に折り重ねて係止片4を差込孔5から抜き出そうと試みることが想定される。この場合、差込片30は、図7に示すように、支持片8の両外側であって、かつ、差込片30の長さdの半分よりも上側の位置P1,P2近傍を押されることが想定される。このとき、突片6の長さd1が差込片30の長さdの1/2以上あれば、突片6の先端部は差込片30の長さdの半分よりも下側に位置し、突片6が差込片30に引っ掛かって、差込片30により押されても折り畳まれにくくなる。よって、係止片4を差込孔5から抜き出そうと試みても、突片6は、係止片4に折り重ねられることなく開いた状態が保持され、差込片30さらには前面部22Bに突き当たってストッパーの機能を果たすので、係止片4が差込孔5から抜け出るのを阻止することができる。
また、包装箱1を正規に開封する場合は、支持片8を内側に押し込むことで、ミシン目9を破断するが、突片6が、前面部22B(箱本体2)側に隙間Sをあけるようにして係止片4の端部に設けられていることで、差込孔5に係止片4が差し込まれた後も、前面部22B(箱本体2)や差込片30との間に隙間ができる。この隙間により、包装箱1の正規開封時に支持片8を内側に押し込む時点では、支持片8の内側に存在する突片6が支持片8に引っ掛かって支持片8が内側に押し込まれるのを邪魔しないため、支持片8が内側に押し込まれやすくなっていて、ミシン目9が破断しやすくなっている。ミシン目9は一部が破断すれば、連続的に全部を破断可能とできるので、支持片8の内側に突片6が存在していても、容易にミシン目9を破断させて支持片8を前面部22B(箱本体2)から分離させることができ、包装箱1の正規開封を容易に行うことができる。なお、包装箱1の組み立て時においても、隙間Sがあることで、係止片4の差込孔5への差し込み時に、係止片4が完全に差し込まれる前に突片6が差込孔5に完全に差し込まれるので、係止片4の差し込もしやすくなっている。
加えて、差込片30に切欠部50が設けられていることで、差込片30は切欠部50により剛性が低下している。よって、包装箱1の正規開封時に支持片8を内側に押し込む際、支持片8の内側の差込片30も内側に押し倒されやすくなっているので、ミシン目9をさらに破断しやすくなっている。
また、上記構成の包装箱1によると、支持片8を前面部22B(箱本体2)から分離可能とするミシン目9は、中央の切断部分90Aが他の切断部分90Bよりも長さが長く設定されていることで、包装箱1の正規開封時に支持片8を内側に押し込んでミシン目9を破断させる際に、ミシン目9を破断させやすくなっている。
また、前面部22B(箱本体2)の上端部の支持片8との境目となる2つの角部27が面取りされていて非鋭利となっていることで、包装箱1の組立時や開封時において指などが角部27に引っ掛かることがなく、作業しやすくなっている。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の具体的な態様は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、包装箱1の外形が四角形状であるが、その他の多角形状であったり円形状であってもよい。
また、上記実施形態では、箱本体2の下部開口を底面部21により閉塞しているが、箱本体2の下部開口についても、上部開口20と同様に、蓋体3で閉塞し、かつ、突片6を備えた係止片4及び差込孔5により、蓋体3が不正に開封されないようにロックするように構成してもよい。
また、上記実施形態では、係止片4が箱本体2に、差込孔5が蓋体3に、それぞれ設けられているが、係止片4が蓋体3に、差込孔5が箱本体2に、それぞれ設けられるように包装箱1を構成してもよい。
1 包装箱
2 箱本体
3 蓋体
4 係止片
5 差込孔
6 突片
7 切れ込み
8 支持片
9 ミシン目
13B 折り目
14 折り目
15A,15B 折り目
30 差込片
O1 中心位置
S 隙間

Claims (5)

  1. 製品を収納する箱本体と、
    前記箱本体の開口を閉塞する蓋体と、
    いずれか一方が前記箱本体に他方が前記蓋体にそれぞれ設けられ、前記開口を閉塞する前記蓋体が開封するのを規制する、係止片及び前記係止片を差し込み可能なスリット状の差込孔と、
    前記係止片の左右の端部に折り目を介して設けられた長さが互いに同じ一対の突片と、を備え、
    一対の前記突片は、前記折り目で折り畳んだとき、先端部がともに前記係止片の長さ方向の中心位置を越える包装箱。
  2. 前記蓋体は、折り目を介して先端部に差込片が設けられ、前記差込片は、前記蓋体が前記開口を閉塞する際に垂直に折り曲げられて前記箱本体の内面と対向し、
    前記係止片は前記箱本体に設けられ、前記差込孔は前記蓋体と前記差込片の境目に設けられている請求項1に記載の包装箱。
  3. 一対の前記突片の長さが前記差込片の長さの1/2以上である請求項2に記載の包装箱。
  4. 一対の前記突片は、前記係止片の端部に、前記箱本体側に隙間をあけるようにして設けられている請求項3に記載の包装箱。
  5. 前記箱本体は、上端部から一対の切れ込みを設けることで内外へ屈曲可能でありかつミシン目の破断により前記箱本体から切り離し可能な支持片を有し、前記支持片の上端部に折り目を介して前記係止片が設けられている請求項3又は4に記載の包装箱。
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