JP5069009B2 - 保安封緘箱 - Google Patents

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Description

この発明は、開封の痕跡を残すことにより、包装した商品へのいたずらを防止する保安封緘箱に関するものである。
従来、下記特許文献1には、図9に示すように、前壁51、一対の側壁52及び後壁53を備え、後壁53の上端に蓋板54及び蓋差片55を順次連設し、また、側壁52の上端に受止片56を連設し、前壁51の上部を切り込んで形成したヒンジ片57の先端に係止片58を設け、蓋差片55の基部に係止穴59を穿設した箱が記載されている。
この箱は、商品を収納した後、受止片56を内側へ折り曲げ、蓋板54を閉じて、蓋差片55を前壁51の内側に差し込み、ヒンジ片57を揺動させつつ、係止片58を係止穴59に差し込んで封緘する。
このような箱では、包装した商品に物流過程でいたずらされないように、封緘に際し、前壁51の上部から蓋板54の先端部にかけて樹脂フィルム製のテープを貼り付け、このテープを剥がしたり、切断したりしない限り開封できないようにする場合が多い。
特開2003−327242号公報
しかしながら、上記のようにテープを使用して封緘すると、包装に手間とコストがかかるほか、開封に伴い、箱とは異なる材質のテープがごみとして発生し、廃棄処理が煩わしくなるという問題がある。
そこで、この発明は、開封の痕跡が残るいたずら防止用の封緘を低コストかつ容易に行うことができ、開封に伴い異質のごみが発生しない箱を提供しようとするものである。
上記のような課題を解決するため、この発明は、起伏に伴い開閉する蓋板を有し、蓋板の先端に連設した蓋差片を、前壁の内側に沿って差し込み、前壁に設けたヒンジ片の先端側から延びる係止片を、蓋差片の基部に設けた係止穴に差し込んで封緘する箱において、前記ヒンジ片の先端縁中間部には、係止片への切込により指掛片を突設し、蓋差片の基部には、係止穴の蓋板側の端縁に凹所を、他方の端縁に突片をそれぞれ形成し、係止片を係止穴に差し込むと、係止片の基部が係止穴の端縁に係合すると共に、起立した指掛片の抜出穴に突片が嵌合して、係止片が係止穴から抜け止めされ、指掛片が凹所に係合した状態で封緘されるようにし、ヒンジ片に切目線を入れ、又は蓋板の先端部に切目線を入れ、切目線を切断すると、ヒンジ片が分断され、又は係止穴が拡大することにより、蓋板のロック状態が解除されて、開封されるようにしたのである。
この発明に係る箱では、係止片の基部が係止穴の端縁に係合すると共に、起立した指掛片の抜出穴に突片が嵌合して、係止穴からの係止片の引き抜きが困難となり、商品を収納して一旦封緘すると、切目線を切断してヒンジ片を分断するか、又は係止穴を拡大しない限り開封することができず、物流過程で不正に開封して商品にいたずらしようとしても、開封の痕跡が残ることとなり、不正の発見が容易になるので、いたずらを未然に防止することができる。
また、封緘に際して、テープの貼り付けが不要となり、いたずら防止用の封緘に要するコストや手間を削減することができるほか、開封後に、箱の材料とは異質のテープがごみとして発生することもない。
また、指掛片が係止穴の凹所に係合するので、保形性を高めることができ、封緘後に開封する際には、ヒンジ片に切目線を入れたものの場合、指掛片に指を掛けて手前に引くことにより、切目線を切断してヒンジ片を分断し、蓋板の先端部に切目線を入れたものの場合、係合穴の凹所に指を掛けて、2本の切目線に挟まれた部分を引き上げることにより、切目線を切断して係止穴を拡大し、蓋板のロックを解除することができる。
まず、この発明の第1実施形態を図1乃至図5に基づいて説明する。
この保安封緘箱は、図1に示すような段ボール製ブランクから形成される。このブランクでは、前壁1の両側に側壁2が連設され、一方の側壁2に後壁3及び継代片4が順次連設されている。前壁1及び後壁3の下端には底板5が、各側壁2の下端には底板6がそれぞれ連設され、後壁3の上端には蓋板7が、前壁1の上端には前頂板8を介して前内板9が、各側壁2の上端には長短の受止片10,11がそれぞれ連設されている。
蓋板7の先端には、蓋差片12が連設され、蓋差片12は、先端側から基端側へかけてテーパ状に幅が広くなり、蓋差片12の基部両側には段部12aが形成され、蓋差片12の先端中央部には、弧状の指掛用切欠部12bが形成されている。前頂板8には、スリット状の差込穴13が穿設され、その両端は斜めに切断されている。
前壁1の上部には、切目を入れてヒンジ片14が形成され、その先端側には、前内板9への切込により係止片15が連設されている。係止片15は、先端側から基端側へかけてテーパ状に幅が広くなり、係止片15の基部両側には段部15aが形成されている。
ヒンジ片14には、基端両側から先端中央側へかけて間隔が狭くなるハ字状をなすようにジッパ型の切目線14aが入れられ、ヒンジ片14の先端側中間部には、係止片15への切込により指掛片14bが突設されている。
蓋差片12の基部には、蓋板7との境界に沿ってスリット状の係止穴16が穿設され、係止穴16の蓋板7に隣接する端縁には凹所16aが、他方の端縁には突片16bがそれぞれ形成されている。
このようなブランクを組み立てて商品を包装するには、図2に示すように、前壁1、一対の側壁2及び後壁3を折り曲げて、継代片4を反対側の側壁2に貼り付けることにより周壁を形成し、底板5,6を一組ずつ貼り合わせ、対向する底板5同士を噛み合わせて底面を閉止し、前頂板8を内側水平方向へ折り曲げ、前内板9を下方へ折り曲げる。
そして、箱内に商品を収納し、受止片10,11を内側へ折り曲げ、蓋板7を閉じて、蓋差片12を差込穴13に差し込み、ヒンジ片14を揺動させつつ、図3及び図4に示すように、係止片15を係止穴16に差し込んで封緘する。
これにより、蓋差片12は差込穴13に圧入されて、段部12aが差込穴13の端縁に係合し、また、係止片15は係止穴16に圧入されて、段部15aが係止穴16の端縁に係合すると共に、起立した指掛片14bの抜出穴に突片16bが嵌合して、係止片15を係止穴16から引き抜くことができなくなり、蓋板7がロックされる。
また、長い受止片10の先端側前部が切り欠かれていることから、係止片15が係止穴16への差し込みに伴い受止片10に衝突することがなく、係止片15を係止穴16に完全に差し込むと、指掛片14bが凹所16aに係合して、保形性が高められる。
一方、このように封緘した箱を開封する際には、蓋板7から若干上方へ突出した指掛片14bに指を掛けて、指掛片14bを手前に引くと、図5に示すように、切目線14aが切断されて、ヒンジ片14が分断される。このため、係止片15が係止穴16に差し込まれた状態のまま、蓋差片12を切欠部12bに指を掛けて引き上げることにより、差込穴13から引き抜いて、蓋板7を開くことができる。
上記のような箱では、商品を収納して一旦封緘すると、切目線14aを切断してヒンジ片14を分断しない限り開封することができず、物流過程で不正に開封して商品にいたずらしようとしても、開封の痕跡が残ることとなり、不正の発見が容易になるので、いたずらを未然に防止することができる。
また、封緘に際して、テープの貼り付けが不要となり、いたずら防止用の封緘に要するコストや手間を削減することができるほか、開封後に、箱の材料とは異質のテープがごみとして発生することもない。
次に、この発明の第2実施形態を図6乃至図8に基づいて説明する。なお、ここでは、上記第1実施形態と異なる部分についてのみ言及する。
この箱では、第1実施形態におけるヒンジ片14の切目線14aに代えて、図6に示すように、蓋板7の先端部に、係止穴16の両端から2本のジッパ型切目線7aが平行に入れられて、その間に開封片7bが形成され、図7に示すように、封緘した状態において、開封片7bの下方に係止片15が位置するようになっている。
そして、この箱を開封する際には、開封片7bを先端に指を掛けて引き上げ、図8に示すように、切目線7aを切断して、開封片7bを上方へ揺動させると、係止穴16が蓋板7側へ拡大されるので、その開口部から係止片15を脱出させて、蓋板7のロック状態を解除し、蓋板7を開くことができる。
このような箱においても、商品を収納して一旦封緘すると、切目線7aを切断して係止穴16を拡大しない限り開封することができず、物流過程で不正に開封して商品にいたずらしようとしても、開封の痕跡が残ることとなり、不正の発見が容易になるので、いたずらを未然に防止することができる。
また、封緘に際して、テープの貼り付けが不要となり、いたずら防止用の封緘に要するコストや手間を削減することができるほか、開封後に、箱の材料とは異質のテープがごみとして発生することもない。
この発明の第1実施形態に係る保安封緘箱のブランクを示す図 同上の閉蓋過程を示す斜視図 同上の封緘状態を示す斜視図 同上の封緘部分の拡大斜視図 同上の開封状態を示す斜視図 この発明の第2実施形態に係る保安封緘箱のブランクを示す図 同上の封緘状態を示す斜視図 同上の開封状態を示す斜視図 従来の箱の開封状態を示す斜視図
1 前壁
2 側壁
3 後壁
4 継代片
5,6 底板
7 蓋板
7a 切目線
7b 開封片
8 前頂板
9 前内板
10,11 受止片
12 蓋差片
12b 切欠部
13 差込穴
14 ヒンジ片
14a 切目線
14b 指掛片
15 係止片
15a 段部
16 係止穴
16a 凹所
16b 突片

Claims (1)

  1. 起伏に伴い開閉する蓋板(7)を有し、蓋板(7)の先端に連設した蓋差片(12)を、前壁(1)の内側に沿って差し込み、前壁(1)に設けたヒンジ片(14)の先端側から延びる係止片(15)を、蓋差片(12)の基部に設けた係止穴(16)に差し込んで封緘する箱において、
    前記ヒンジ片(14)の先端縁中間部には、係止片(15)への切込により指掛片(14b)を突設し、蓋差片(12)の基部には、係止穴(16)の蓋板(7)側の端縁に凹所(16a)を、他方の端縁に突片(16b)をそれぞれ形成し、係止片(15)を係止穴(16)に差し込むと、係止片(15)の基部が係止穴(16)の端縁に係合すると共に、起立した指掛片(14b)の抜出穴に突片(16b)が嵌合して、係止片(15)が係止穴(16)から抜け止めされ、指掛片(14b)が凹所(16a)に係合した状態で封緘されるようにし、ヒンジ片(14)に切目線(14a)を入れ、又は蓋板(7)の先端部に切目線(7a)を入れ、切目線(14a)又は(7a)を切断すると、ヒンジ片(14)が分断され、又は係止穴(16)が拡大することにより、蓋板(7)のロック状態が解除されて、開封されるようにしたことを特徴とする保安封緘箱。
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