JP2010271449A - 拾得物管理タグ - Google Patents

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Abstract

【課題】プリンタによる印字適性を備え、簡単かつ低コストで運用でき、多様な拾得物にも対応することが可能な拾得物管理タグを提供する。
【解決手段】拾得物管理タグ10を上シート11と下シート12を貼り合わせた貼合シート13で構成し、貼合シート13の中央に折り兼切り取り部14を設け、貼合シート13の表面に貼付部20を、貼合シート13の裏面の周縁三辺に沿って糊代部40を、貼合シート13の残る一辺に封緘部50をそれぞれ設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、忘れ物や落とし物などの拾得物を所有者の元へ返還するまでの間、その拾得物を管理するための拾得物管理タグに関する。
従来、例えば店舗や駅の遺失物保管所に忘れ物や落とし物などの拾得物が届けられた場合、図16に示すような、いわゆるエフ(絵符)と呼ばれる管理タグを使用して拾得物を管理している。この管理タグには拾得物の管理番号、日時、場所、拾得者、担当者、品名、備考の各欄からなる情報記入欄が設けられている。拾得物の届出があると、担当者が情報記入欄に必要事項を手書きで記入し、その記入した内容を別の管理台帳に手書きで転記した後、拾得物を袋に収納し、その袋に管理タグを紐で縛り付けて保管している。そして拾得物の所有者が現れると本人確認を行い、袋から管理タグを取り外して拾得物を返還すると共に、管理台帳に所有者のサインを記入してもらい、最後に管理タグを破棄していた。また、店舗によっては管理台帳ではなく管理タグの裏面にサインを記入してもらい、それを管理台帳に貼り付ける方法を採用しているところもある。
ところで、このような従来の管理方法によると、担当者が管理タグと管理台帳にそれぞれ必要事項を記入しなければならず、その記入作業が面倒であるうえに、管理タグから管理台帳に転記する際に記入ミスが起こる可能性があった。また、拾得物は鍵、財布などの小さな物や鞄などの大きな物のほか、傘や帽子など特殊な形状を有する物まで様々であるため、拾得物のサイズや種類に合わせて各種サイズの袋を用意しておく必要があり、多大な管理コストが掛かるという問題があった。
なお、下記の特許文献1には、物品を収納するための製袋フォームに関する発明が開示されている。この製袋フォームは3枚の連接する紙片から構成されており、中央の紙片と左側の紙片の裏面同士を周縁部に沿って接着して袋を作製し、中央の紙片と右側の紙片の表面同士を周縁部に沿って接着して情報を隠蔽するようになっている。しかし、上記のような拾得物を収納する袋としてこの製袋フォームを使用した場合、見開き状態で紙片の表面や裏面に接着剤が露出しているため、プリンタでの印字時にドラムに付着して紙詰まりを起こす恐れがある。また、接着剤として感圧糊を使用しているので、袋の作製時に手で押さえ付けただけでは圧力不足で接着不良が生じることがあり、それを防ぐために専用のシーラーが必要になる。さらに、この製袋フォームはプリンタで印字できるサイズにすることが条件であるが、三つ折りであるため二つ折りに比べて袋容積が小さくなってしまい、拾得物が袋に入りきらない大きな物の場合に対応できないという欠点がある。
特開平6−246852号公報
本発明は上記のような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、プリンタによる印字適性を備え、簡単かつ低コストで運用でき、多様な拾得物にも対応することが可能な拾得物管理タグを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の拾得物管理タグは、下シートの上に上シートが貼り合わされた貼合シートからなり、貼合シートに設けられた折り兼切り取り部と、貼合シートの表面に設けられ、下シートの表面の粘着層と上シートの裏面の剥離層とにより剥離可能に擬似接着され、上シートをカットしたハーフカットで囲まれた貼付部と、貼合シートの裏面の周縁三辺に沿って設けられ、下シートの表面の剥離層と上シートの裏面の粘着層とにより剥離可能に擬似接着され、下シートをカットしたハーフカットで区画された糊代部と、貼合シートの裏面の残る一辺に設けられ、下シートの表面の剥離層と上シートの裏面の粘着層とにより剥離可能に擬似接着され、下シートをカットしたハーフカットで囲まれた封緘部と、を備えたことを特徴とする。
ここで、上シートと下シートの素材は印刷可能なものであれば特に限定されず、例えば上質紙、アート紙、コート紙等の各種紙類や、ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム等の各種樹脂フィルムを使用することができる。また、折り兼切り取り部は、貼合シートを折り畳み易くし、かつ、切断して貼合シートを2つに切り離せるようにするためのものであり、例えば貼合シートを貫通するようにカットしたミシン目で構成される。さらに、粘着層は例えばラベル用のアクリル系粘着剤をシート上に塗布して乾燥させ、剥離層は例えばシリコーン系剥離剤をシート上に塗布して乾燥させることにより形成され、粘着剤の接着力は用途に応じて適宜設定することができる。
本発明の拾得物管理タグは、糊代部を剥がして貼り合わせると封筒形態になり、拾得物のサイズが小さければこの封筒内に入れて封緘した状態で保管することができる。一方、拾得物のサイズが封筒に入らない大きい物の場合には、封筒裏面の貼付部を剥がして拾得物に貼り付けた状態で保管することができる。さらに、拾得物が冊子状の物であれば、封筒の側面の折り兼切り取り部を切断してファイル型に変形させ、そのファイルに拾得物を挟んだ状態で管理することもできる。
また、本発明の拾得物管理タグにおいて、貼合シートの表面に設けられ、下シートの表面の粘着層と上シートの裏面の剥離層とにより剥離可能に擬似接着され、上シートをカットしたハーフカットで囲まれた分離票を更に備えていても良い。また、これに代えて、貼合シートの表面に設けられ、下シートの表面の剥離層と上シートの裏面の粘着層とにより剥離可能に擬似接着され、上シートをカットしたハーフカットで囲まれた分離票を更に備えていても良い。この分離票は、拾得物を所有者に返還した後に所有者のサインを記入して保管しておく受領書として使用することができる。
さらに、本発明の拾得物管理タグにおいて、貼合シートの下方に封筒底部の糊代部を切り離す切り取り部が設けられていると良い。この構造により、拾得物が棒状の物の場合には、封筒底部の切り取り部を切り離して筒型に変形させ、拾得物を筒内に通した状態で保管することができる。
本発明の拾得物管理タグによれば、2枚のシートを貼り合わせた貼合シートにより構成されており、表裏面に粘着部や段差が全く無いので、プリンタでの印字時に紙詰まりが起こらずスムーズに印字することができる。また、拾得物に関するデータを拾得物管理タグに印字し、そのデータを管理サーバに保存しておくことでシステム管理が可能になり、管理タグや管理台帳に手書きで記入する面倒な作業を廃止でき、簡単かつ低コストで拾得物の管理を行うことができる。さらに、拾得物管理タグを封筒形態にした後、拾得物のサイズや種類に応じて最適な形態に変形させることによって、多様な拾得物を保管することができる。
(a)本発明の拾得物管理タグを表側から見た平面図、(b)同タグを裏側から見た平面図。 図1に示すA−A線の拡大断面図。 図1に示すB−B線の拡大断面図。 分離票の他の構成例を示す拡大断面図。 図1に示すC−C線の拡大断面図。 図1に示すD−D線の拡大断面図。 図1に示すE−E線の拡大断面図。 拾得物管理タグに印字した時の状態を示す説明図。 拾得物管理タグを封筒にする時の状態を示す説明図。 拾得物が鍵の場合の使用方法を示す説明図。 拾得物管理タグを開封して拾得物を返還する時の状態を示す説明図。 拾得物が鞄の場合の使用方法を示す説明図。 拾得物が本の場合の使用方法を示す説明図。 拾得物が傘の場合の使用方法を示す説明図。 拾得物が帽子の場合の使用方法を示す説明図。 従来の管理タグの一例を示す説明図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の拾得物管理タグの全体構成を示す平面図、図2〜7は同タグにおける各部の拡大断面図である。本発明の拾得物管理タグ(以下「管理タグ」と略す)10は、忘れ物や落とし物などの拾得物を所有者の元へ返還するまでの間、その拾得物を管理するために使用されるものであり、図1に示すように上質紙からなる上シート11と上質紙からなる下シート12の2枚のシートを貼り合わせた貼合シート13により構成されている。上シート11と下シート12の素材は印刷可能なものであれば良く、上質紙に代えて、例えばアート紙やコート紙等の各種紙類や、ポリエステルフィルムやポリプロピレンフィルム等の各種樹脂フィルムを使用しても良い。
貼合シート13の中央には折り兼切り取り部14が設けられている。折り兼切り取り部14は、貼合シート13を折り畳み易くすると共に、切断して貼合シート13を2つに分割できるようにするためのものである。本実施形態の折り兼切り取り部14は、上シート11と下シート12の両シートを貫通するようにカットしたミシン目で構成されており、貼合シート13の表側から見ると山折り兼切り取り線であり、貼合シート13の裏側から見ると谷折り兼切り取り線になっている。この折り兼切り取り部14によって、貼合シート13は左右の2つの紙片15,16に区画されている。なお、以下の説明では図1(a)に示した左側の紙片15を表紙片、右側の紙片16を裏紙片という。
図1(a)に示す貼合シート13の表面には、裏紙片16に貼付部20が設けられている。貼付部20は、拾得物が大きい物の場合に拾得物に直接貼り付けるための部分であり、上シート11の上方部分を細長状にカットしたハーフカット21で囲まれている。図2に断面構造を示すように、貼付部20には下シート12の表面に強粘着剤を塗工した強粘着層22が設けられ、これと重なる上シート11の裏面に剥離剤を塗工した剥離層23が設けられており、両層の境界面を介して剥離可能に擬似接着されている。強粘着剤としては例えば酢酸ビニル・アクリル酸エステル共重合水性エマルジョン等の強接着粘着糊を使用することができ、剥離剤としては例えばシリコーン等を主成分とするシリコーン系剥離剤を使用することができる。なお、貼付部20だけを確実に剥がし取るために、剥離剤はハーフカットの外側まで及ぶように若干広めに塗布されている。
図1(a)において、表紙片15には分離票30が設けられている。本実施形態の分離票30は、拾得物を返還する際に所有者のサインを記入して保管する受領書になっており、上シート11の下方部分を方形状にカットしたハーフカット31で囲まれている。図3に断面構造を示すように、分離票30の部分には下シート12の表面に弱粘着剤を塗工した弱粘着層32が設けられ、これと重なる上シート11の裏面に剥離剤を塗工した剥離層33が設けられており、両層の境界面を介して剥離可能に擬似接着されている。弱粘着剤としては例えばアクリル酸エステル共重合体からなる再剥離粘着糊を使用することができ、剥離剤としては上記と同じシリコーン系剥離剤を使用することができる。ただし、弱粘着剤の粘着力を調整して剥がし易くすれば剥離剤を塗布する必要はない。
また、分離票30の上には「受領書」なる文字と返還日や所有者のサインを記入する署名欄34が予め印刷表示され、分離票30を除く余白部分には拾得物の管理番号、日時、場所、拾得者、担当者、品名、備考の各欄からなる情報記入欄35が予め印刷表示されている。なお、受領書を管理台帳に貼り付けて管理する場合には、図4に示すように下シート12の表面に剥離剤を塗工した剥離層36を設け、これと重なる上シート11の裏面に強粘着剤を塗工した強粘着層37を設けて接着することにより、分離票30の裏面に粘着面を設けるようにしても良い。
図1(b)に示す貼合シート13の裏面には、糊代部40が設けられている。糊代部40は、表紙片15と裏紙片16を貼り合わせて封筒形態にするための部分であり、下シート12をその周縁三辺に沿って「コ」字状にカットしたハーフカット41で区画されている。図5に断面構造を示すように、糊代部40には下シート12の表面に剥離剤を塗工した剥離層42が設けられ、これと重なる上シート11の裏面に強粘着剤を塗工した強粘着層43が設けられており、両層の境界面を介して剥離可能に擬似接着されている。ここで、強粘着剤と剥離剤については上記と同じものを使用することができる。
図1(b)において、表紙片15には封緘部50が設けられている。封緘部50は、封筒の開口部60を封緘するための部分であり、貼合シート13の裏面の残る一辺に設けられ、下シート12の上方部分を細長状にカットしたハーフカット51で囲まれている。図6に断面構造を示すように、封緘部50には下シート12の表面に剥離剤を塗工した剥離層52が設けられ、これと重なる上シート11の裏面に強粘着剤を塗工した強粘着層53が設けられており、両層の境界面を介して剥離可能に擬似接着されている。ここでも、剥離剤と強粘着剤については上記と同じものを使用することができる。
また、貼合シート13の下方には切り取り部70が設けられている。切り取り部70は封筒形態にした後に封筒の底の糊代部40を分離するためのものであり、折り兼切り取り部14に直交して糊代部40よりもやや上方を横断し、上シート11と下シート12の両シートを貫通するようにカットしたミシン目71が形成されている。
上記した貼付部20、分離票30、糊代部40及び封緘部50以外の領域では、上シート11と下シート12を直接貼り合わせた構造になっている。図7に断面構造を示すように、下シート12の表面に強粘着剤を塗工した強粘着層54が設けられており、強粘着層54を介して上シート11と下シート12が剥離不能に完全接着されている。このような構成からなる管理タグ10を製造する方法としては、まず互いに貼り合わせる下シート12の表面と上シート11の裏面の所定箇所に粘着剤及び剥離剤を塗布し、次に両シート12,11を貼り合わせ、最後に各ハーフカットやミシン目を形成すれば良い。なお、上記のハーフカット21,31,41,51はすべて連続したカット部によるスリットにしてあるが、これに代えてカット部とアンカット部を交互に設けたミシン目にしても良い。
以上が本実施形態の管理タグの構成であるが、以下その使用方法について図8〜15を参照しながら説明する。例えば店舗や駅の遺失物保管所に拾得物の届出があった場合、図8に示すように、まず管理タグ10を見開き状態にしてプリンタで情報を印字する作業を行う。具体的には、情報記入欄35において拾得物の管理番号、日時、場所、拾得者、担当者、品名、備考の各欄に拾得物に関する情報P1を印字するとともに、これらの拾得物に関する情報をバーコードP2で印字する。また、このとき管理サーバ側にこれらのデータを保存しておく。なお、プリンタでの印字に際して、この管理タグ10は2枚のシート11,12を貼り合わせた貼合シート13により構成されており、貼合シート13の印字面に粘着部や段差が全く無いので、紙詰まりが起こらず印字作業をスムーズに行うことができる。また、拾得物に関する情報をプリンタで印字し、そのデータを管理サーバに保存することによって、従来のように管理タグに手書きで記入したり、記入した情報を管理台帳に転記したりする面倒な作業を省略することができる。
プリンタでの印字作業が終わると、次に管理タグ10を封筒形態にする作業を行う。すなわち、図9に示すように、管理タグ10を裏返して、ハーフカット41に沿って糊代部40を剥がし取る。糊代部40をすべて剥がし取った後には、上シート11の裏面の周縁三辺に沿って強粘着層43が現れ、ここで折り兼切り取り部14を谷折りして2つに折り畳むことにより、表紙片15と裏紙片16が強粘着層43を介して貼り合わされた封筒を作製することができる。そして、この封筒型の管理タグ10を用いて拾得物を管理することになるが、その使用方法は拾得物のサイズや種類に応じて以下のように異なる。
《サイズが小さな物の場合》
図10に示すように、拾得物1が例えば鍵や財布のような小さな物の場合には、管理タグ10を封筒形態のままで使用する。管理タグ10の上方には封筒用の開口部60が形成されているので、拾得物(鍵)1をこの開口部60から封筒内に入れて封緘する。封筒の内側には封緘部50が設けられており、封緘部50をハーフカット51に沿って剥がし取ると強粘着層53が現れるので、この強粘着層53で接着して開口部60を封じることができる。このように拾得物(鍵)1のサイズが封筒よりも小さい時は、封筒内に拾得物(鍵)1を入れた状態で保管する。これにより管理タグ10が拾得物(鍵)1から外れて別々になる心配もない。
この後、所有者が現れた時には、本人確認をした後、封筒の封緘部50を剥がして開封し、開口部60から取り出した拾得物(鍵)1を所有者に返還する。そして図11に示すように、封筒の表紙にある分離票30を受領書として使用する。分離票30の端部をめくると、同図のようにハーフカット31に沿って分離票30が剥離層33と弱粘着層32の境界面で剥離され、分離票30だけを剥がし取ることができる。剥がし取った分離票30には、担当者が返還日を記入した後に、署名欄34に所有者のサインP3を記入してもらい、これを受領書として保管する。このときバーコードP2を読み取り、返還日と所有者の氏名のデータを入力して管理サーバに記憶しておくようにする。これで拾得物(鍵)1の返還処理が完了する。
《サイズが大きな物の場合》
図12に示すように、拾得物2が例えば鞄のような大きな物の場合には、管理タグ10を拾得物(鞄)2に貼り付けて使用する。管理タグ10の裏面には貼付部20が設けられており、同図のように貼付部20をハーフカット21に沿って剥がし取ると強粘着層22が現れるので、この強粘着層22を利用して拾得物(鞄)2の外側に管理タグ10を貼り付けることができる。このように拾得物(鞄)2のサイズが管理タグ10よりも大きく封筒内に入らない時は、拾得物(鞄)2に管理タグ10を貼り付けて保管する。なお、所有者が現れた時には、拾得物(鞄)2から管理タグ10を剥がした後、図11で説明した手順に従って返還処理を行えば良い。
《形状が冊子状の物の場合》
図13に示すように、拾得物3が例えば本や書類のような冊子状の物の場合には、管理タグ10に拾得物(本)3を挟んで使用する。管理タグ10の側面には折り兼切り取り部14が設けられており、同図のように折り兼切り取り部14のミシン目を糊代部40の手前まで切り裂くと、封筒の片側の側縁部が開き、管理タグ10が封筒形態からファイルのような形態に変形する。したがって、拾得物(本)3をこのファイル型の管理タグ10に差し込んで挟持することにより、拾得物(本)3に管理タグ10を一体化して保管することができる。また、ファイルの内側には封緘部50が設けられているので、この封緘部50をハーフカット51に沿って剥離した後、強粘着層53を利用して拾得物(本)3に管理タグ10を貼り付けることにより、管理タグ10が拾得物(本)3から脱落するのを防ぐことも可能である。なお、所有者が現れた時には、拾得物(本)3をファイル型の管理タグ10から取り出した後、図11で説明した手順に従って返還処理を行えば良い。
《形状が棒状の物の場合》
図14に示すように、拾得物4が例えば傘のような棒状の物の場合には、管理タグ10を筒型にして使用する。管理タグ10の底部には切り取り部70が設けられており、同図のようにミシン目71を切断して切り取り部70を切断して切り離すと、封筒底部が開口して管理タグ10が封筒形態から筒状の形態に変形する。したがって、拾得物(傘)4を管理タグ10の開口部60から挿入して筒内を通すことにより、拾得物(傘)4に管理タグ10を一体化して保管することができる。また、筒の内側には封緘部50が設けられているので、この封緘部50をハーフカット51に沿って剥離した後、露出した強粘着層53を利用して拾得物(傘)4に管理タグ10を貼り付けることにより、管理タグ10が拾得物(傘)4から脱落するのを防ぐことも可能である。なお、所有者が現れた時には、拾得物(傘)4を筒型の管理タグ10から引き抜いた後、図11で説明した手順に従って返還処理を行えば良い。
《形状が湾曲状の物の場合》
図15に示すように、拾得物5が例えば帽子のような湾曲部分を含む物の場合には、管理タグ10を分離して使用する。拾得物5が帽子の場合、図10のように管理タグ10の封筒内に入れることができず、しかも曲面が多く図12のように封筒のまま貼り付けるには紙の腰が強くて難しい。そこで管理タグ10を封筒型にはせず、まず中央の折り兼切り取り部14を切断して表紙片15と裏紙片16に分離する。次に表紙片15の裏面にある封緘部50をハーフカット51に沿って剥離し、露出した強粘着層53を利用して拾得物(帽子)5の鍔部分に管理タグ10を貼り付ける。このように管理タグ10を分離して表紙片15の部分のみを使用することにより、封筒形態に比べて紙の厚みが少なく管理タグ10が撓み易くなる。したがって、管理タグ10を拾得物(帽子)5の鍔部分のような曲面に対しても貼り付けることができ、拾得物(帽子)5に管理タグ10を一体化して保管することができる。なお、所有者が現れた時には、拾得物(帽子)5から管理タグ10を剥がした後、図11で説明した手順に従って返還処理を行えば良い。
以上説明した通り、この管理タグ10によれば、拾得物のサイズや種類に応じて最適な形態に変形させることにより、多様な拾得物に対応することができる。なお、拾得物を一定期間保管した後、拾得物の所有者が現れなかった時は、拾得物に管理タグ10を取り付けた状態のまま所轄の警察に引き渡すようにする。
1 拾得物(鍵)
2 拾得物(鞄)
3 拾得物(本)
4 拾得物(傘)
5 拾得物(帽子)
10 拾得物管理タグ
11 上シート
12 下シート
13 貼合シート
14 折り兼切り取り部
15 表紙片
16 裏紙片
20 貼付部
21 ハーフカット
22 強粘着層
23 剥離層
30 分離票
31 ハーフカット
32 弱粘着層
33 剥離層
34 署名欄
35 情報記入欄
36 剥離層
37 強粘着層
40 糊代部
41 ハーフカット
42 剥離層
43 強粘着層
50 封緘部
51 ハーフカット
52 剥離層
53 強粘着層
54 強粘着層
60 開口部
70 切り取り部
71 ミシン目

Claims (4)

  1. 下シートの上に上シートが貼り合わされた貼合シートからなり、
    貼合シートに設けられた折り兼切り取り部と、
    貼合シートの表面に設けられ、下シートの表面の粘着層と上シートの裏面の剥離層とにより剥離可能に擬似接着され、上シートをカットしたハーフカットで囲まれた貼付部と、
    貼合シートの裏面の周縁三辺に沿って設けられ、下シートの表面の剥離層と上シートの裏面の粘着層とにより剥離可能に擬似接着され、下シートをカットしたハーフカットで区画された糊代部と、
    貼合シートの裏面の残る一辺に設けられ、下シートの表面の剥離層と上シートの裏面の粘着層とにより剥離可能に擬似接着され、下シートをカットしたハーフカットで囲まれた封緘部と、
    を備えたことを特徴とする拾得物管理タグ。
  2. 貼合シートの表面に設けられ、下シートの表面の粘着層と上シートの裏面の剥離層とにより剥離可能に擬似接着され、上シートをカットしたハーフカットで囲まれた分離票を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の拾得物管理タグ。
  3. 貼合シートの表面に設けられ、下シートの表面の剥離層と上シートの裏面の粘着層とにより剥離可能に擬似接着され、上シートをカットしたハーフカットで囲まれた分離票を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の拾得物管理タグ。
  4. 貼合シートの下方に封筒底部の糊代部を切り離す切り取り部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の拾得物管理タグ。
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