JP2010269508A - シート押え付見出し - Google Patents

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Abstract

【課題】略重合可能な表シート及び裏シートの一方の側縁部と底縁部分の少なくとも一部とを夫々連設してなる合成樹脂製のファイル本体に、シート押え付見出し部を設けたもので、ファイル本体の表シートを簡単に開き、かつ押えることができ、ファイル本体の収容物をより安定的に保持できるシート押え付見出し部を有するファイルを提供する。
【解決手段】ファイル本体1と、このファイル本体の開放部分の裏シート4に連設される可撓性を備えたシート押え付見出し部を有し、シート押え付見出し部は、開放部分の裏シート4より外方に延出した裏片6と、この裏片6の遊端縁に連設され、前記表シート3の上面側に重なるように配置した表片5からなり、表片5と裏片6の折り返し部分を溶着、表片5を山形に成形し開放端縁10を斜めにカットする。
【選択図】図4

Description

本考案は、略重合可能な表シート及び裏シートの一方の側縁部と底縁部分の少なくとも一部とを夫々連設してなる合成樹脂製のファイル本体に、シート押え付見出し部を設けたもので、シート押えは、ファイル本体の表シートを表面側から押えることができるシート押え付見出し部を有するファイルに関するものである。
従来、この種のファイルとしては、例えば、特許文献1に示すようなシート押え付見出し部を有するファイルや、特許文献2に示す書類ホルダー、特許文献3に示す透明ホルダーが開示されている。
特開2008-207525 特開2006-205569 実願昭55-160623
ところが、文献1のシート押え付見出し部を有するファイルでは、シート押え片とファイル本体側縁部分との溶着部分が、ファイル本体の表シート側縁に近いため、ファイルに挟む書類等がA4サイズより少し大きい物や乱雑な書類を挟み難く、また表シートを開けるとき、シート押え片をほぼ直角に変形しないといけないため表シートが開け難い。文献3も同様である。
また、特許文献2の書類ホルダーの紙押えでは、開放部から本体の内側へ延びるように折曲加工により形成された紙押えを設けただけであるため、繰り返し使っている間に紙押えが反って、ファイル本体の表シートを押える機能が弱くなる。また、複数のファイルが重なるような場合に、後ろがわのファイルの見出し部分が視認できない難点があった。
そこで、本発明は、ファイルの表シートを簡単に開き、かつ確実に押えることができ、ファイル本体の収容物をより安定的に保持できるシート押え付見出し部を有するファイルを提供すべく創出されたものである。
上記課題を解決するために、本発明のシート押え付見出し部を有するファイルでは、略重合可能な表シート及び裏シートの一方の側縁部と底縁部分の少なくとも一部とを夫々連設してなるファイル本体と、このファイル本体の開放部分の裏シートに連設される可撓性を備えたシート押え付見出し部とを設けたファイルにおいて、前記シート押え付見出し部は、開放部分の裏シートより外方に延出した裏片と、この裏片の遊端縁に連接され、前記表シートの上面側に重なるように配置した表片とからなる。
また、シート押え付見出し部は、可撓性シートの略中央部分で折り返して表片と裏片を形成し、この折り返し部分を溶着する。また、表片の中央付近に側縁に対して略平行となるような位置に折り目を付け、表片を山形に成形する。また、表片の開放端縁を斜めにカットする。
また、ファイル本体の表シートに、前記シート押え付見出し部の表片の先端部分を挿入するためのスリットを設け、前記表片を表シートに係止状態に保持する。
本発明のシート押え付見出しでは、可撓性シートの略中央部分で折り返して表片と裏片を形成し、この折り返し部分を溶着し、裏片に粘着面を有し、前記ファイル本体の開放部分の裏シートの内側又は外側に貼着する。また、表片の中央付近に側縁に対して略平行となるような位置に折り目を付け、表片を山形に成形する。また、表片の開放端縁を斜めにカットする。
従って、本発明は、シート押え片によって、ファイル本体の表シートを表面側から押えることができるようになり、表シートが不意の外力等によって簡単に開いてしまうようなことがなくなり、ファイル本体内の収容物を安定的に保持できるようになる。
また、見出し部本体の表片と裏片の折り返し部分を溶着したことにより、ファイル本体の表シートを表面側から更に確実に押えることができ、また表シートを開けるとき、溶着部分が、表シート側縁より離れているため、裏片の変形がわずかでよいため開き易くなる。即ち、図5-Aに示すように本発明は、わずかな操作でシート押え付見出しの表片遊端部を開くことができ、裏片の変形がわずかでよいので表シートを開き易い。また、図5-Bは、文献1のシート押え付見出しの表片の開放操作を示しているが、溶着部が表シート側縁に近いため、表片をほぼ直角に開かないといけないので、裏シートと裏片の変形が大きくなり表シートを開き難い。
また、見出し部の表片の中央付近に側縁に対して略平行となるような位置に折り目を付け、表片を山形に成形したことにより、見出し部の表片が、繰り返し使っている間に反ってファイル本体の表シートを押える機能が弱くなることを防ぐことができる。
また、ファイル本体の表シートを開けると、開放部は下方に行くに従って開放部の幅が漸次短くなるような傾斜状態となるため、表片の開放端縁を斜めにカットすることにより、シート押えの表片の開放端縁が、ファイル本体の表シート3と干渉しずらくなり、ファイル本体の表シートをスムーズに開くことができる。
また、ファイル本体の表シートに、前記シート押え付見出し部の表片の先端部分を挿入するためのスリットを設け、前記表片を表シートに係止状態に保持することにより、ファイル本体の表シートを表面がわから更に確実に押えることができ、ファイル本体内の収容物をより安定的に保持できるようになる。
また、シート押え付見出しによれば、可撓性シートの略中央部分で折り返して表片と裏片を形成し、この折り返し部分を溶着し、裏片に粘着面を有し、前記ファイル本体の開放部分の裏シートの内側又は外側に貼着することにより、ファイル本体の開放部分の任意の位置に、シート押え付見出を貼着できるので、複数のファイルが重なるような場合にでも、後ろがわのファイルの見出し部分が視認できる。
本発明の実施形態1を示す平面図である。 本発明の実施形態2を示す平面図である。 本発明の実施形態2のa-a断面図である。 図2に示すシート押え付見出しをファイルに取り付けた斜視図である。 本発明のシート押え付見出し表片の開放操作を示す説明図である。 文献1のシート押え付見出し表片の開放操作を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1を示し、シート押え付見出し部を有するファイルである。
シート押え付見出し部を有するファイルは、略重合可能な表シート3及び裏シート4の一方の側縁部と底縁部分の少なくとも一部とを夫々連設してなるファイル本体1と、このファイル本体の開放部分の裏シート4に連設される可撓性を備えたシート押え付見出し部2とからなるものである。
前記シート押え付見出し部2は、ファイル本体の開放部分の裏シート4より外方に延出した裏片6と表シート3の上面側に重なるように配置した表片から形成されている。このことにより表シート3が不意の外力等によって簡単に開いてしまうようなことがなくなり、ファイル本体内の収容物を安定的に保持できるようになる。
また、前記見出し部本体2の表片5と裏片6の折り返し部分を溶着している。
溶着部7がファイル本体の開放側縁より離れた位置にあることにより、ファイル本体1の表シート3を開くとき裏片5の変形角度が少しでよいため、ファイルが開き易い。
また、前記見出し部2の表片5の中央付近は、見出し部の表片5が、繰り返し使っている間に反ることを防ぐため、側縁に対して略平行となるような位置に折り目8を付けて表片5を山形に成形している。
また、ファイル本体1の表シート3を開けるとき、表片5がファイル本体の表シート3に引っかからなくスムーズに開けやすくするために、表片5の開放端縁10を斜めにカットしている。
また、ファイル本体1の表シート3を表面がわから更に確実に押え、ファイル本体内の収容物をより安定的に保持するために、ファイル本体1の表シート3には、前記シート押え付見出し部2の表片5の先端部分を挿入するためのスリット9を設け、前記表片5を表シート3に係止状態に保持している。
(実施形態2)
図2、図3において、シート押え付見出し2aは、裏片6に粘着面と剥離紙11を備えファイル本体1に貼着する。ファイル本体の開放部分の任意の位置に、シート押え付見出し2aを貼着できるため、複数のファイルが重なるような場合にでも、後ろがわのファイルの見出し部分が視認できる。シート押え付見出し2aの構成は、前記シート押え付見出し部2と同様である。
図4は、シート押え付見出し2aをファイル本体1に貼着した斜視図である。ファイル本体1の開放部が開いて、下方に行くに従って開放部12の幅が漸次短くなるような傾斜状態となっている。シート押え付見出し2aの表片5の開放端部10を斜めにカットすることにより、表シート3と干渉しずらくなり、スムーズにファイルを開くことができる。
図5-Aは、シート押え付見出し表片5の開放操作を示す。シート押え付見出し2aは、ある程度の可撓性を備えており、シート押え付見出し2a自体が無理なく変形できるように形成されている。裏片6をわずかに変形するだけで表片遊端部を開くことができる。
1 ファイル本体
2 シート押え付見出し部
2aシート押え付見出し
3 表シート
4 裏シート
5 表片
6 裏片
7 溶着部
8 山形折線
9 スリット
10斜めカット端縁
11剥離紙
12開放部


































Claims (8)

  1. 略重合可能な表シート及び裏シートの一方の側縁部と底縁部分の少なくとも一部とを夫々連設してなるファイル本体と、このファイル本体の開放部分の裏シートに連設される可撓性を備えたシート押え付見出し部とを設けたファイルにおいて、前記シート押え付見出し部は、開放部分の裏シートより外方に延出した裏片と、この裏片の遊端縁に連接され、前記表シートの上面側に重なるように配置した表片とからなることを特徴とするシート押え付見出し部を有するファイル。
  2. 前記記載のシート押え付見出し部は、可撓性シートの略中央部分で折り返して表片と裏片を形成し、この折り返し部分を溶着したことを特徴とする請求項1に記載のシート押え付見出し部を有するファイル。
  3. 前記記載のシート押え付見出し部において、前記見出し部の表片の中央付近に側縁に対して略平行となるような位置に折り目を付け、表片を山形に成形したことを特徴とする請求項1及び2項に記載のシート押え付見出し部を有するファイル。
  4. 前記記載のシート押え付見出し部において、表シート上に重なる表片の開放端縁を斜めにカットしたことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のシート押え付見出し部を有するファイル。
  5. 前記記載のシート押え付見出し部を有するファイルにおいて、前記ファイル本体の表シートに、前記シート押え付見出し部の表片の先端部分を挿入するためのスリットを設けたことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のシート押え付見出し部を有するファイル。
  6. シート押え付見出しにおいて、可撓性シートの略中央部分で折り返して表片と裏片を形成し、この折り返し部分を溶着し、裏片に粘着面を有し、請求項1のファイル本体の開放部分の裏シートの内側又は外側に貼着することを特徴とするシート押え付見出し。
  7. 前記記載のシート押え付見出しにおいて、前記見出しの表片の中央付近に側縁に対して略平行となるような位置に折り目を付け、表片を山形に成形したことを特徴とする請求項6に記載のシート押え付見出し。
  8. 前記記載のシート押え付見出しにおいて、表片の開放端縁を斜めにカットしたことを特徴とする請求項6及び7項に記載のシート押え付見出し。










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