JP7453898B2 - 包装箱及びその貼着部分の分離方法 - Google Patents

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Description

本発明は、包装箱及びその貼着部分の分離方法に関する。
特許文献1には、4枚の壁板によって構成された外周壁の両端開口を、4枚のフラップによって構成された蓋壁でそれぞれ閉塞した包装箱が開示されている。外周壁を構成する4枚の壁板のうち、一端に位置する壁板に連設された付代部が他端に位置する壁板に貼着され、蓋壁を構成する4枚のフラップのうち、内外に重なり合う所定部分が貼着されることで、包装箱が封緘されている。壁板及びフラップ等の板部の貼着は、例えばホットメルトによって行われる。
特許第6452991号公報
包装箱を開封又は解体する場合、例えば貼着された2枚の板部のうち外側に位置する方を外向きに引っ張ることで、2枚の板部のうちのいずれかを貼着部から剥離し、2枚の板部を分離する。しかし、平板状の板部(面)に対して交差する向きへの操作では、面状に広がった貼着部に対して均等に力が作用するため、貼着された2枚の板部を分離し難く、作業性が悪い。
本発明は、包装箱における貼着された2枚の板部の分離作業性を向上することを課題とする。
本発明の第1態様は、第1方向、及び前記第1方向に対して交差する第2方向に延びる第1板部と、前記第1方向、及び前記第1方向と前記第2方向に対して交差する第3方向に延びる第2板部と、前記第1板部の前記第1方向の端に第1折曲部を介して連なり、前記第2方向及び前記第3方向に延びる内板部と、前記第2板部の前記第1方向の端に第2折曲部を介して連なり、前記内板部に対して前記第1方向の外面側に配置され、前記第2方向の寸法が前記内板部の前記第2方向の寸法よりも小さい外板部と、前記内板部と前記外板部の重なり合う部分に設けられ、前記内板部と前記外板部を貼着する貼着部と、前記内板部に設けられ、前記貼着部により貼着された前記内板部と前記外板部を分離するための折曲線とを備え、前記折曲線は、前記貼着部上又は前記貼着部付近に一部が位置し、前記第3方向における前記内板部の先端側から前記第1折曲部側に向けて前記第2折曲部側へ傾斜している、包装箱を提供する。
本発明の第2態様は、第1板部に第1折曲部を介して連なる内板部と、前記第1板部に対して交差する第2板部に第2折曲部を介して連なり、前記内板部の外面側に配置された外板部とが、貼着部によって貼着された包装箱の貼着部分の分離方法であって、前記内板部に、前記貼着部上又は前記貼着部付近に一部が位置し、前記内板部の先端側から前記第1折曲部側に向けて、前記第2折曲部側へ傾斜した折曲線を設けておき、前記内板部を外側に向けて操作し、前記第1板部に対して前記内板部を回動させることによって、前記折曲線に沿って前記内板部が折れ曲がり、その折曲部分によって前記外板部を押圧し、前記貼着部によって貼着された前記内板部と前記外板部を分離する、包装箱の貼着部分の分離方法を提供する。
本態様では、内板部に、貼着部上又は貼着部付近に一部が位置し、内板部の先端側から第1折曲部側に向けて第2折曲部側へ傾斜した折曲線が設けられている。そのため、内板部を第1方向外側へ操作すると、第1板部に対して内板部が回動し、折曲線に沿って内板部が折れ曲がることによって、その折曲部分が外板部を貼着部から離れる向きへ押圧する。また、内板部の回動によって、外板部に対して内板部が面方向に相対的に移動するため、貼着部に対する内板部又は外板部の剥離を促進できる。その結果、貼着部によって貼着された内板部と外板部の分離作業性を向上できるため、包装箱の開封時又は解体時の作業性を向上できる。
本発明では、包装箱における貼着された2枚の板部の分離作業性を向上できる。
本発明の第1実施形態に係る包装箱を示す斜視図。 図1の包装箱の開封状態を示す分解斜視図。 図1の包装箱のブランクを示す平面図。 図1のIV-IV線断面図。 図1のV-V線断面図。 図1のVI-VI線断面図。 図6のVII部分の拡大図。 折曲線の変形例を示す図7Aと同じ部分の拡大図。 図2の箱本体を逆方向から見た斜視図。 図8の箱本体の解体過程を示す斜視図。 包装箱の解体状態を示す斜視図。 第2実施形態の包装箱を示す図7Aと同じ部分の拡大図。 包装箱の変形例の一部を示す斜視図。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
(第1実施形態)
図1及び図2は、本発明の第1実施形態に係る包装箱10を示す。図1を参照すると、包装箱10は直方体形状であり、図2に示すように、所定部位を破断することで、下側に位置する箱本体11から上側に位置する分離体12を分離した開封状態とすることができる。本実施形態では、開封状態の箱本体11を平坦に解体する際の作業性を向上するために、貼着された下フラップ41と後フラップ42を分離するための補助折曲線(折曲線)55が、下フラップ41に設けられている。
包装箱10は、紙製の段ボールシートを図3に示す1枚のブランクとして打ち抜き、所定部位の折り曲げと貼着によって形成される。段ボールシートは、表ライナと、表ライナに対して間隔をあけて位置する裏ライナと、表ライナと裏ライナの間に配置された波状の中しんとを備える。図3中の一点鎖線は、裏ライナの方から罫を入れて段ボールシートの厚みを部分的に薄くした汎用罫線である。図3中の実線は、裏ライナから表ライナにかけて刃を入れて段ボールシートを部分的に切断した切断線である。
図1及び図2を参照すると、包装箱10は、四角筒状の外周壁20と、外周壁20の両端開口をそれぞれ塞ぐ一対の蓋壁40とを備える。そのうち、外周壁20は、底板(第1板部)21、後板(第2板部)22、天板23、前板24、及び前側内板25を備える。蓋壁40はそれぞれ、下フラップ(内板部)41、後フラップ(外板部)42、前フラップ43、及び上フラップ44を備える。
前板24と前側内板25、下フラップ41と後フラップ42、及び前フラップ43と上フラップ44は、それぞれ貼着部15によって貼着されている。貼着には、熱溶融樹脂(ホットメルト)又は酢酸ビニルエマルジョン系の接着剤を用いることができる。熱溶融樹脂又は接着剤の硬化によって、貼着部15が形成される。
開封状態では、底板21、後板22、前側内板25、下フラップ41、及び後フラップ42が箱本体11を構成し、天板23、前板24、前フラップ43、及び上フラップ44が分離体12を構成する。
以下の説明では、一対の蓋壁40が対向する幅方向をX方向といい、後板22と前板24が対向する厚さ方向をY方向といい、底板21と天板23が対向する高さ方向をZ方向ということがある。X方向が本発明の第1方向であり、Y方向が本発明の第2方向であり、Z方向が本発明の第3方向であり、これらは互いに直交する方向に延びている。なお、X方向、Y方向及びZ方向における包装箱10の寸法は、内部に収容する物品に応じてそれぞれ変更可能である。
以下、包装箱10の構成を具体的に説明する。
図1及び図2を参照すると、底板21は、XY平面に沿って延びている。後板22は、底板21のY方向の後端に折曲部26を介して連なり、XZ平面に沿って延びている。天板23は、後板22のZ方向の上端に折曲部27を介して連なり、底板21に対して所定間隔をあけて対向するようにXY平面に沿って延びている。前板24は、天板23のY方向の前端に折曲部28を介して連なり、後板22に対して所定間隔をあけて対向するようにXZ平面に沿って延びている。前側内板25は、底板21のY方向の前端に折曲部29を介して連なり、後板22に対して所定間隔をあけて対向するようにXZ平面に沿って延び、前板24の内面側に重ねて配置されている。
底板21と天板23は同一の四角形状を呈し、後板22と前板24は同一の四角形状を呈し、前側内板25は前板24よりもZ方向の寸法が小さい四角形状を呈している。底板21、後板22、天板23、前板24及び前側内板25それぞれのX方向の寸法は同一である。
図3を参照すると、外周壁20は、前側内板25、底板21、後板22、天板23、及び前板24の順で上側から下側に向けて連設されている。底板21と後板22の間には、折曲部26を構成する折曲線26’が設けられている。後板22と天板23の間には、折曲部27を構成する折曲線27’が設けられている。天板23と前板24の間には、折曲部28を構成する折曲線28’が設けられている。底板21と前側内板25の間には、折曲部29を構成する折曲線29’が設けられている。
折曲線26’,28’,29’はいずれも、汎用罫線によって構成されており、組立状態ではX方向に延びている。折曲線27’は、X方向中央に位置するリード罫27aと、リード罫27aのX方向両側に位置する一対の片ジッパー27bとで構成されている。リード罫27aは、折曲性を向上するための構成であり、X方向に延びる汎用罫線と、この汎用罫線上に等間隔で設けた複数の切断線とを備える。片ジッパー27bは、X方向に等間隔で設けた複数の第1切断線と、個々の第1切断線のうちリード罫27a側の端に天板23の方へ延びるように設けた第2切断線とを備え、破断線として機能を有する。
図1、図2及び図4を参照すると、一対の片ジッパー27b間には、両端がそれぞれ片ジッパー27bの内端に位置し、後板22側へ突出する破断線30が設けられている。破断線30は、間隔をあけて設けられた複数の切断線30aと、隣接した切断線30a間に位置する非切断状態の連続部30bとを備える断続的構成である。これにより、後板22には、リード罫27aと破断線30によって画定された台形状の開封操作部31が形成されている。連続部30bは、開封操作部31の押し込みによって、隣接した切断線30aが連なるように破断可能な寸法である。破断線30と前述した片ジッパー27bによって、開封操作部31を含む天板23と開封操作部31を除く後板22とを破断可能である。
図1を参照すると、天板23には、X方向の中央領域かつY方向の中央領域に位置するように、X方向に間隔をあけて一対の把持穴部32が設けられている。個々の把持穴部32は、指を挿入可能な大きさであり、Y方向に延びる折曲線33と、折曲線33の両端からX方向外向きに突出する断続的な切断線34とで画定されている。折曲線33は汎用罫線によって構成されている。切断線34間の連続部は、把持穴部32の押圧によって、隣接した切断線30aが連なるように破断可能な寸法である。
図2及び図3を参照すると、前側内板25には、概ねU字形状を呈する破断線35によって分離部36が画定されている。破断線35は、破断線30と同様に、間隔をあけて設けられた複数の切断線と、隣接する切断線間に設けられた非切断状態の連続部とを備える断続的構成である。前側内板25の上縁には、破断線35の一対の端に向けて切り欠いた切欠部37が設けられている。図5を参照すると、前板24と前側内板25は、貼着部15によって分離部36と前板24が貼着されることで一体化され、その他の部分では貼着されていない。
図1、図2及び図6を参照すると、下フラップ41は、概ね直角台形状を呈し、底板21のX方向両端に折曲部(第1折曲部)46を介してそれぞれ連なっている。後フラップ42は、概ね四角形状を呈し、後板22のX方向両端に折曲部(第2折曲部)47を介してそれぞれ連なっている。前フラップ43は、概ね四角形状を呈し、前板24のX方向両端に折曲部48を介してそれぞれ連なっている。上フラップ44は、概ね台形状を呈し、天板23のX方向両端に折曲部49を介してそれぞれ連なっている。
図3を参照すると、下フラップ41と底板21の間には、折曲部46を構成する折曲線(第1折曲線)46’が設けられている。後フラップ42と後板22の間には、折曲部47を構成する折曲線(第2折曲線)47’が設けられている。前フラップ43と前板24の間には、折曲部48を構成する折曲線48’が設けられている。上フラップ44と天板23の間には、折曲部49を構成する折曲線49’が設けられている。これらの折曲線46’~49’はいずれも、汎用罫線によって構成されている。
図1及び図2を参照すると、下フラップ41、後フラップ42、前フラップ43、及び上フラップ44はいずれも、YZ平面に沿って延びている。下フラップ41がX方向の最も内側に配置され、下フラップ41のX方向外側に後フラップ42と前フラップ43がY方向に並べて配置され、後フラップ42と前フラップ43のX方向外側に上フラップ44が配置されている。そして、下フラップ41と後フラップ42の重なり合った部分、及び前フラップ43と上フラップ44の重なり合った部分が、それぞれ貼着部15によって貼着されている。
下フラップ41のZ方向の寸法は、前側内板25のZ方向の寸法と概ね同一である。後フラップ42及び前フラップ43それぞれのY方向の寸法は、同一であり、下フラップ41のY方向の寸法の概ね半分である。つまり、後フラップ42のY方向の先端と前フラップ43のY方向の先端とは、図1に示す封緘状態で互いに突き合っている。後フラップ42及び前フラップ43それぞれのZ方向の寸法は、下フラップ41及び上フラップ44それぞれのZ方向の寸法よりも大きい。下フラップ41及び上フラップ44それぞれのZ方向の寸法は、後フラップ42及び前フラップ43それぞれのZ方向の寸法の半分よりも大きい。つまり、下フラップ41と上フラップ44の間に後フラップ42と前フラップ43が介在した状態で、下フラップ41の先端側と上フラップ44の先端側とは、X方向に重なり合っている。
図2及び図5を参照すると、下フラップ41のうち前側内板25が位置するY方向の一端側には、折曲部50を介して付代部45がそれぞれ連設されている。付代部45は、前側内板25の内面側に重ねて配置され、前側内板25に対して貼着部15によって貼着されている。付代部45には、分離部36の形状に対応する形状の切欠部45aが設けられている。図3を参照すると、下フラップ41と付代部45の間には、折曲部50を構成する折曲線50’が設けられている。なお、この折曲線50’については後で詳述する。
図3に示すブランクを図1に示す包装箱10として組み立てる場合、例えば、底板21に対して下フラップ41を折り曲げるとともに、下フラップ41に対して付代部45を折り曲げる。また、底板21に対して前側内板25を折り曲げ、付代部45と前側内板25とを貼着する。続いて、底板21に対して後板22を折り曲げ、後板22に対して天板23を折り曲げた後、天板23に対して前板24を折り曲げ、前側内板25の分離部36と前板24とを貼着する。
次に、後板22に対して後フラップ42を折り曲げ、下フラップ41と後フラップ42の重なり合う部分を貼着する。続いて、前板24に対して前フラップ43を折り曲げた後、天板23に対して上フラップ44を折り曲げ、前フラップ43と上フラップ44の重なり合う部分を貼着する。これにより、図1に示す封緘状態の包装箱10が完成する。なお、下フラップ41と前フラップ43、及び後フラップ42と上フラップ44は、いずれも貼着されていない。
包装箱10を図2に示す状態に開封する場合、開封操作部31を外側から押し、破断線30に沿って後板22を破断する。続いて、開封操作部31の開口部分に手を差し込んで天板23を持ち、上側前向きに引き上げる。これにより、片ジッパー27bに沿って後板22と天板23の境界部分が破断された後、破断線35に沿って前側内板25が破断される。その結果、図2に示すように、下側の箱本体11と上側の分離体12とに包装箱10を分割した開封状態とすることができる。
分割した分離体12は、貼着部15によって貼着された前フラップ43と上フラップ44を、面方向に対して交差するX方向に操作して分離すれば、図10に示すように展開した解体状態とすることができる。分離体12の解体操作は、前フラップ43と上フラップ44のうち、貼着部15によって貼着された部分とは反対側が、いずれも移動規制がない自由端であるため、比較的容易である。
しかし、箱本体11は、下フラップ41と後フラップ42、及び前側内板25と付代部45がそれぞれ貼着部15によって貼着されている。しかも、下フラップ41の一端は貼着部15を介して後フラップ42に連なり、下フラップ41の他端は付代部45を介して前側内板25に連なっているため、X方向への下フラップ41の移動の自由度は低い。また、前側内板25の両端は貼着部15を介して付代部45にそれぞれ連なっているため、Y方向への前側内板25の移動の自由度は低い。よって、下フラップ41と後フラップ42を面方向に対して交差する方向へ操作し、前側内板25と付代部45を面方向に対して交差する方向へ操作して、分離する作業は困難である。
本実施形態では、このような箱本体11の解体作業性を向上するために、下フラップ41に補助折曲線55を設けるとともに、折曲部50に破断機能を具備させている。
以下、下フラップ41と後フラップ42の貼着部分の構成を具体的に説明する。
貼着部15は、例えば製函装置(図示せず)によって包装箱10を自動製函する際、定められた位置に塗布されて自動形成される。図2を参照すると、貼着部15は、下フラップ41と後フラップ42が重なり合う範囲(重畳範囲)の所定位置に設けられている。詳しくは、貼着部15は、蓋壁40をX方向から見て、下フラップ41と後フラップ42の重畳範囲の外形を、内側へ所定間隔(例えば10mm)オフセットした領域内に設けられている。円形状とした場合の1つの貼着部15の面積は、概ね200mmである。下フラップ41と後フラップ42の重畳範囲の面積は、包装箱10の大きさによって異なる。そのため、下フラップ41と後フラップ42の重畳範囲の面積に対して貼着部15が占める面積は、5~80%となる。
より具体的には、図6に示すように、貼着部15は、下フラップ41と後フラップ42の重畳範囲内に設定された設定領域16内の所定位置に設けられている。本実施形態では、一辺が概ね70mmの正方形状を呈する重畳範囲であり、設定領域16は、下フラップ41のZ方向の中間領域、かつ、後フラップ42のY方向の中間領域に設定されている。
下フラップ41のZ方向の中間領域とは、下フラップ41を折曲部46側に位置する基端から先端41aまでZ方向に4等分し、先端41a側から基端側へ順に領域Rz1,Rz2,Rz3,Rz4とした場合、両端を除く領域Rz2,Rz3のことを意味する。本実施形態のように、下フラップ41の先端41aに切欠部が形成されている場合、第1領域Rz1の外端は、Z方向に最も突出した部分として定義される。
後フラップ42のY方向の中間領域とは、後フラップ42を折曲部47側に位置する基端から先端42aまでY方向に4等分し、先端42a側から基端側へ順に領域Ry1,Ry2,Ry3,Ry4とした場合、両端を除く領域Ry2,Ry3のことを意味する。本実施形態では、後フラップ42の先端42aはZ方向へ直線的に延びているが、後フラップ42の先端42aが傾斜又は先端42aに切欠部が形成されている場合、第1領域Ry1の外端は、Y方向に最も突出した部分として定義される。
貼着部15のうち、折曲部46に最も近い下端(第1端部)15aは、Z方向の第3領域Rz3に配置される。下フラップ41の先端41aに最も近い上端(第3端部)15bは、Z方向の第2領域Rz2に配置される。後フラップ42の先端42aに最も近い内端(第2端部)15cは、Y方向の第2領域Ry2に配置される。折曲部47に最も近い外端(第4端部)15dは、Y方向の第3領域Ry3に配置される。但し、下端15aがZ方向の第2領域Rz2に配置されてもよいし、上端15bがZ方向の第3領域Rz3に配置されてもよい。また、内端15cがY方向の第3領域Ry3に配置されてもよいし、外端15dがY方向の第2領域Ry2に配置されてもよい。
X方向から見て、貼着部15の面積は、下フラップ41と後フラップ42の貼着強度に関連する。そのため、一辺が概ね70mmの正方形状を呈する重畳範囲の場合、円形状を呈する1つの貼着部15を形成され、設定領域16の面積に対して貼着部15が占める面積は、概ね16%となる。但し、貼着部15は、Y方向に延びる長円形状又は楕円形状であってもよいし、長方形状であってもよく、その形状は必要に応じて変更が可能である。
図2及び図3を参照すると、折曲部50を構成する折曲線50’は、リード罫27aと同様に、汎用罫線50aと複数の切断線50bとを備えるリード罫によって構成されている。そのうち、隣接する切断線50b間に位置する非切断状態の連続部は、下フラップ41に対してX方向に力を加えることによって、隣接した切断線50bが連なるように破断可能な寸法で形成されている。これにより、リード罫からなる折曲線50’は、下フラップ41に対する付代部45の折曲機能だけでなく、破断線としての機能も兼ね備える。
補助折曲線55は、X方向外側に向けた下フラップ41の操作によって、下フラップ41と後フラップ42を分離するために設けられている。図7A及び図8を参照すると、補助折曲線55は、汎用罫線によって構成されており、貼着部15の付近を通過するように、Z方向における下フラップ41の先端41aから折曲部46側に向けて折曲部47側へ傾斜している。言い換えれば、補助折曲線55は、設定領域16を通過し、貼着部15付近に一部が位置している。補助折曲線55は、本実施形態では直線で構成されているが、下フラップ41の先端41aから基端に向けて折曲部47側へ次第に近づく構成であれば、湾曲した曲線で構成されてもよい。
補助折曲線55のうち折曲部46側に位置する第1端55aは、下フラップ41のうち、貼着部15よりも折曲部46側に位置する第1領域41c内に配置されている。補助折曲線55のうち下フラップ41の先端41a側に位置する第2端55bは、下フラップ41のうち、貼着部15よりも先端41a側に位置する第2領域41d内に配置されている。
第1領域41cとは、貼着部15の下端15aと折曲部46との間、かつ、折曲部47から最も離れた貼着部15の内端15cと下フラップ41のうち折曲部47側に位置する後側縁41bとの間に位置する範囲である。第2領域41dとは、貼着部15の上端15bと下フラップ41の先端41aとの間、かつ、貼着部15の内端15cよりも折曲部47から離れる方に位置する範囲である。
図7Bは、第1端55aが第1領域41cに位置し、第2端55bが第2領域41dに位置するように設けた変形例の補助折曲線55A~55Cを示す。
図7Aの補助折曲線55を参照すると、第1端55aは、第1領域41c内において、下フラップ41の後側縁41bに対して間隔をあけて位置するとともに、折曲部46に対して間隔をあけて位置している。但し、第1端55aは、図7Bの補助折曲線55Aに示すように、下フラップ41の後側縁41b上に配置されてもよいし、図7Bの補助折曲線55Bに示すように、下フラップ41の下端(折曲部46上)に配置されてもよい。
図7Aの補助折曲線55を参照すると、補助折曲線55の第2端55bは、第2領域41d内において、下フラップ41の先端41a上に配置されている。但し、第2端55bは、図7Bの補助折曲線55B,55Cに示すように、下フラップ41の先端41aに対して間隔をあけて配置されてもよいし、図7Bの補助折曲線55Cに示すように、後フラップ42の先端42aを越えて前フラップ43側に配置されてもよい。
このように、下フラップ41のうち、第1領域41c内に第1端55aが配置され、第2領域41d内に第2端55bが配置された補助折曲線55は、設定領域16を通過するとともに、貼着部15上又は貼着部15の付近を通過するように延在する。また、補助折曲線55によって下フラップ41は、補助折曲線55よりも折曲部47側に位置する第1部分41eと、補助折曲線55よりも前側内板25側に位置する第2部分41fとに区画される。
但し、補助折曲線55は、図7Aに示すように下フラップ41をX方向から見て、折曲部46(底板21)と折曲部47(後板22)とで構成される角部(つまり折曲部26)以外に向けて延在することが好ましい。つまり、補助折曲線55の第1端55aは折曲部26上に位置せず、補助折曲線55の延長線も折曲部26上を通過しない傾斜角度とすることが好ましい。
補助折曲線55が折曲部26に向けて延びる場合、後述する解体時に補助折曲線55に沿って下フラップ41が折れ曲がるだけで、貼着部15に対して下フラップ41又は後フラップ42を剥離できないことがある。より具体的には、下フラップ41の折曲部分の一端と第1部分41eの折曲部分の一端とが一致する場合、補助折曲線55に沿って下フラップ41が折れ曲がっても、第1部分41eは後フラップ42に対して面方向(Z方向下向き)に相対移動しない。そのため、図7Bの補助折曲線55Bのように、貼着部15全体が下フラップ41の第1部分41eに位置する関係の場合、貼着部15から下フラップ41又は外フラップ42を剥離できない。よって、補助折曲線55は、折曲部26以外に向けて延びる傾斜角度に設定することが好ましい。
次に、図8に示す箱本体11の解体作業について説明する。
まず、下フラップ41のうち後フラップ42から露出した前側内板25側を把持し、X方向外側(つまり後フラップ42側)へ引っ張る。これにより、図9に示すように、底板21に対して下フラップ41が回動し、下フラップ41を介して後フラップ42も外向きに移動する。但し、後フラップ42の基端側(折曲部47側)のX方向の変位量は、後フラップ42の先端42a側のX方向の変位量よりも小さくなる。そのため、下フラップ41のうち、第1部分41eの変位量は第2部分41fの変位量よりも小さくなる。この変位量の違いによって、下フラップ41は補助折曲線55に沿って折れ曲がる。
下フラップ41の操作を続けると、下フラップ41のうち補助折曲線55による折曲部分が後フラップ42を貼着部15から離れる向きへ押圧する。補助折曲線55の一部が貼着部15の付近に位置するため、外フラップ42の押圧力を、貼着部15から下フラップ41又は外フラップ42を剥離する力として効率的に伝えることができる。また、下フラップ41の回動によって、下フラップ41の第1部分41eと第2部分41fは、いずれも後フラップ42に対して面方向に相対移動する。この相対移動は、貼着部15に対する下フラップ41又は後フラップ42の剥離を促進するように作用する。その結果、貼着部15によって貼着された下フラップ41と後フラップ42を容易に分離できる。
下フラップ41の操作によって、下フラップ41と後フラップ42の分離と同時に、下フラップ41と付代部45の間の折曲部(リード罫)50が破断する。これにより、図10に示すように、両端が規制された下フラップ41が底板21に対して平坦に位置するように、箱本体11を解体できる。
このように構成された包装箱10は、以下の特徴を有する。
下フラップ41には、先端41a側から折曲部46側に向けて折曲部47側へ傾斜した補助折曲線55が設けられているため、外側への下フラップ41の操作によって、貼着部15に対する下フラップ41又は外フラップ42の剥離を促進できる。その結果、貼着部15によって貼着された下フラップ41と外フラップ42の分離作業性を向上できるため、包装箱10(箱本体11)の解体時の作業性を向上できる。
補助折曲線55の第1端55aは、下フラップ41のうち貼着部15の折曲部46側に位置する第1領域41cに配置され、補助折曲線55の第2端55bは、下フラップ41のうち貼着部15の先端41a側に位置する第2領域41dに配置されている。そのため、外側に向けた下フラップ41の操作によって、補助折曲線55に沿って下フラップ41を折り曲げ、貼着部15から離れる向きへ外フラップ42を確実に押圧できるため、貼着した下フラップ41と外フラップ42の分離作業性を向上できる。
補助折曲線55は、折曲部46と折曲部47とで構成される角部(折曲部46)以外に向けて延在している。下フラップ41の全領域において外フラップ42に対する面方向の相対移動を実現できる。よって、貼着部15に対して下フラップ41又は外フラップ42を確実に剥離できる。
貼着部15は、Z方向における下フラップ41の中間領域内、かつ、Y方向における後フラップ42の中間領域内に設けられている。そのため、下フラップ41と外フラップ42を貼着した封緘状態を確実に維持できる一方、下フラップ41の操作によって貼着した下フラップ41と外フラップ42を確実に分離できる。
(第2実施形態)
図11は第2実施形態の包装箱10に形成した補助折曲線55Dを示す。この第2実施形態では、補助折曲線55のうち、下フラップ41の先端41a側に位置する第2端55bの配置を変更した点で、第1実施形態と相違している。なお、図11において、破線で示す補助折曲線55E,55Fは、第2実施形態の補助折曲線55Dの変形例である。
補助折曲線55Dの第1端55aは、下フラップ41のうち、第1実施形態と同様の第1領域41c内に配置されている。補助折曲線55Dの第2端55bは、下フラップ41のうち、貼着部15よりも折曲部46側に位置する第2領域41d’内に配置されている。補助折曲線55Dは、第1実施形態と同様に、折曲部46(底板21)と折曲部47(後板22)とで構成される角部(つまり折曲部26)以外に向けて延在する傾斜角度で形成されている。
第1領域41cは、第1実施形態と同様に、貼着部15の下端15aと折曲部46との間、かつ、貼着部15の内端15cと下フラップ41の後側縁41bとの間に位置する範囲である。第2実施形態の第2領域41d’は、貼着部15の第1端部15aと折曲部46との間、かつ、貼着部15のうち第2端部15cと第4端部15dとの間に位置する範囲である。つまり、第2領域41d’は、第1領域41cの一部で構成されている。
補助折曲線55D~55Fを参照すると、第1端55aは、第1領域41c内において、下フラップ41の後側縁41bに対して間隔をあけて位置するとともに、折曲部46に対して間隔をあけて位置している。但し、第1実施形態と同様に、第1端55aは、下フラップ41の後側縁41b上に配置されてもよいし、下フラップ41の下端(折曲部46上)に配置されてもよい。
補助折曲線55D~55Fの第2端55bは、貼着部15の直下に位置する第2領域41d’内において、第1端55aよりも貼着部15側かつ貼着部15の内端15c側に配置されている。つまり、補助折曲線55D~55Fの第2端55bは、貼着部15付近に配置されている。第2端55bは、補助折曲線55D,55Fに示すように、貼着部15の下端15aに対して間隔をあけて配置されてもよいし、補助折曲線55Eに示すように、貼着部15の下端15a上に配置されてもよい。
このように形成した第2実施形態の補助折曲線では、第1端55aが貼着部15の折曲部46側に位置する第1領域41cに配置され、第2端55bが第1領域41cのうち貼着部15の内端15c側に位置する第2領域41d’に配置されている。そのため、第1実施形態と同様に、外側に向けた下フラップ41の操作によって、補助折曲線に沿って下フラップ41を折り曲げ、貼着部15から離れる向きへ外フラップ42を確実に押圧できるため、貼着した下フラップ41と外フラップ42の分離作業性を向上できる。
なお、本発明の包装箱10は、前記実施形態に示す構成に限定されず、種々の変更が可能である。
例えば、補助折曲線55は、一対の蓋壁40のうち一方の下フラップ41のみに設けられてもよい。また、分離体12のうち内側に位置する前フラップ43に、下フラップ41と同様に補助折曲線55を設けてもよい。
包装箱10は、下フラップ41の外面に後フラップ42と前フラップ43を配置し、後フラップ42と前フラップ43の外面に上フラップ44を配置する蓋壁40を備え、箱本体11から分離体12を分離可能な形式に限られず、貼着された内板部と外板部とを備える構成であれば、どのような形式であってもよい。
例えば、図12に示す汎用の包装箱60に補助折曲線55を適用してもよい。包装箱60は、一対の短側板(第1板部)62と一対の長側板(第2板部)63とで構成された外周壁61と、外周壁61の上下に連設された蓋壁64を備える。上側の蓋壁64は、短側板62にそれぞれ第1折曲部67を介して連設された一対の内フラップ(内板部)65と、長側板63に第2折曲部68を介して連設され、内フラップ65の外面側にそれぞれ配置された一対の外フラップ(外板部)66とを備え、一対の外フラップ66の先端が間隔をあけて位置するショートフラップ形式である。内フラップ65と外フラップ66の重なり合った部分は貼着部15によって貼着されている。
このように構成された包装箱60の内フラップ65にも、前記実施形態と同様に補助折曲線55を設けておき、蓋壁64を開封する際に内フラップ65を外向きに操作することで、貼着部15によって貼着された内フラップ65と外フラップ66を容易に分離できる。よって、包装箱60の開封時の作業性を向上できる。
包装箱10の素材は、紙製の段ボールシートに限らず、樹脂製の段ボールシートであってもよい。また、包装箱10の素材は、段ボールシートに限られず、単層の厚紙や樹脂シートであってもよい。
10 包装箱
11 箱本体
12 分離体
15 貼着部
15a 下端(第1端部)
15b 上端(第3端部)
15c 内端(第2端部)
15d 外端(第4端部)
16 設定領域
20 外周壁
21 底板(第1板部)
22 後板(第2板部)
23 天板
24 前板
25 前側内板
26 折曲部(角部)
26’ 折曲線
27 折曲部
27’ 折曲線
27a リード罫
27b 片ジッパー
28 折曲部
28’ 折曲線
29 折曲部
29’ 折曲線
30 破断線
30a 切断線
30b 連続部
31 開封操作部
32 把持穴部
33 折曲線
34 切断線
35 破断線
36 分離部
37 切欠部
40 蓋壁
41 下フラップ(内板部)
41a 先端
41b 後側縁
41c 第1領域
41d,41d’ 第2領域
41e 第1部分
41f 第2部分
42 後フラップ(外板部)
42a 先端
43 前フラップ
44 上フラップ
45 付代部
45a 切欠部
46 折曲部(第1折曲部)
47 折曲部(第2折曲部)
48 折曲部
49 折曲部
46’ 折曲線(第1折曲線)
47’ 折曲線(第2折曲線)
48’ 折曲線
49’ 折曲線
50 折曲部
50’ 折曲線
50a 汎用罫線
50b 切断線
55,55A~55F 補助折曲線(折曲線)
55a 第1端
55b 第2端
60 包装箱
61 外周壁
62 短側板(第1板部)
63 長側板(第2板部)
64 蓋壁
65 内フラップ(内板部)
66 外フラップ(外板部)
67 第1折曲部
68 第2折曲部
X 幅方向(第1方向)
Y 厚さ方向(第2方向)
Z 高さ方向(第3方向)

Claims (7)

  1. 第1方向、及び前記第1方向に対して交差する第2方向に延びる第1板部と、
    前記第1方向、及び前記第1方向と前記第2方向に対して交差する第3方向に延びる第2板部と、
    前記第1板部の前記第1方向の端に第1折曲部を介して連なり、前記第2方向及び前記第3方向に延びる内板部と、
    前記第2板部の前記第1方向の端に第2折曲部を介して連なり、前記内板部に対して前記第1方向の外面側に配置され、前記第2方向の寸法が前記内板部の前記第2方向の寸法よりも小さい外板部と、
    前記内板部と前記外板部の重なり合う部分に設けられ、前記内板部と前記外板部を貼着する貼着部と、
    前記内板部に設けられ、前記貼着部により貼着された前記内板部と前記外板部を分離するための折曲線と
    を備え、
    前記折曲線は、前記貼着部上又は前記貼着部付近に一部が位置し、前記第3方向における前記内板部の先端側から前記第1折曲部側に向けて前記第2折曲部側へ傾斜している、包装箱。
  2. 前記折曲線のうち前記第1折曲部側に位置する第1端は、前記貼着部のうち前記第1折曲部に最も近い第1端部と前記第1折曲部との間、かつ、前記貼着部のうち前記第2折曲部から最も離れた第2端部と前記内板部のうち前記第2折曲部側に位置する側縁との間の第1領域に配置されている、請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記折曲線のうち前記内板部の前記先端側に位置する第2端は、前記貼着部のうち前記内板部の先端に最も近い第3端部と前記内板部の前記先端との間、かつ、前記貼着部の前記第2端部よりも前記第2折曲部から離れる方に位置する第2領域に配置されている、請求項に記載の包装箱。
  4. 前記折曲線のうち前記内板部の前記先端側に位置する第2端は、前記貼着部の前記第1端部と前記第1折曲部との間、かつ、前記貼着部のうち前記第2折曲部に最も近い第4端部と前記第2端部との間の第2領域に配置されている、請求項に記載の包装箱。
  5. 前記内板部を前記第1方向から見て、前記折曲線は、前記第1折曲部と前記第2折曲部とで構成される角部以外に向けて延在している、請求項1から4のいずれか1項に記載の包装箱。
  6. 前記貼着部は、前記第3方向における前記内板部の中間領域内、かつ、前記第2方向における前記外板部の中間領域内に設けられている、請求項1から5のいずれか1項に記載の包装箱。
  7. 第1板部に第1折曲部を介して連なる内板部と、前記第1板部に対して交差する第2板部に第2折曲部を介して連なり、前記内板部の外面側に配置された外板部とが、貼着部によって貼着された包装箱の貼着部分の分離方法であって、
    前記内板部に、前記貼着部上又は前記貼着部付近に一部が位置し、前記内板部の先端側から前記第1折曲部側に向けて、前記第2折曲部側へ傾斜した折曲線を設けておき、
    前記内板部を外側に向けて操作し、前記第1板部に対して前記内板部を回動させることによって、前記折曲線に沿って前記内板部が折れ曲がり、その折曲部分によって前記外板部を押圧し、前記貼着部によって貼着された前記内板部と前記外板部を分離する、包装箱の貼着部分の分離方法。
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