JP2010268327A - 無線通信装置および無線通信方法 - Google Patents

無線通信装置および無線通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010268327A
JP2010268327A JP2009119389A JP2009119389A JP2010268327A JP 2010268327 A JP2010268327 A JP 2010268327A JP 2009119389 A JP2009119389 A JP 2009119389A JP 2009119389 A JP2009119389 A JP 2009119389A JP 2010268327 A JP2010268327 A JP 2010268327A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
access network
information
wireless communication
time information
radio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009119389A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5397009B2 (ja
Inventor
Hideto Ito
秀人 伊藤
Kazuyuki Sato
和幸 佐藤
Miki Sakai
美樹 坂井
Rei Tsuchiya
蓮依 土屋
Manabu Toyoda
麻名武 豊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2009119389A priority Critical patent/JP5397009B2/ja
Priority to US12/769,230 priority patent/US8504026B2/en
Publication of JP2010268327A publication Critical patent/JP2010268327A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5397009B2 publication Critical patent/JP5397009B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/18Selecting a network or a communication service

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】柔軟に無線アクセス網から時刻情報を取得する。
【解決手段】無線通信装置1は、無線通信部1aと制御部1bとを有する。無線通信部1aは、接続可能な無線アクセス網をサーチし、少なくとも1つの無線アクセス網に接続して、接続した無線アクセス網の報知情報を受信する。制御部1bは、サーチにより検出された無線アクセス網2に無線通信部1aを接続させ、報知情報2aに時刻情報が含まれているか確認し、時刻情報が含まれていない場合、サーチにより検出された無線アクセス網3に無線通信部1aを接続させる。
【選択図】図1

Description

本件は無線通信装置および無線通信方法に関する。
現在、携帯電話システムや無線LAN(Local Area Network)などの無線通信システムが広く利用されている。携帯電話機など無線通信サービスを利用する無線通信装置は、例えば電源投入時に、周辺の無線アクセス網をサーチする。そして、サーチにより検出された無線アクセス網に接続して、音声通話やデータ通信を行う。
このような無線通信装置の多くには、内部時計が搭載されている。内部時計が示す時刻は、様々な用途に使用され得る。例えば、無線通信装置が備えるディスプレイに現在時刻を表示するために用いられる。また、デジタル著作権管理(DRM:Digital Rights Management)に用いられることもある。すなわち、データ通信で取得した音声データや画像データを再生する際、現在時刻を参照して、再生権原の有無を確認することがある。
従って、内部時計が示す時刻は正確であることが好ましい。一方、無線通信装置の使用状況によって、内部時計の時刻と実際の時刻との間にずれが生じることもある。例えば、内部時計の精度が低い場合、徐々に時刻のずれが拡大する。また、ユーザが無線通信装置を持って長距離を移動した場合、時差の影響で、内部時計の時刻と移動先の現地時刻とがずれることもある。
この問題に対し、無線通信装置が、無線アクセス網から時刻情報を取得して、内部時計の時刻を補正する方法が考えられる。例えば、携帯端末が基地局に時刻情報の送信を要求し、基地局が携帯端末からの要求に応じて時刻情報を送信するシステムがある(例えば、特許文献1参照)。また、時刻情報を報知しないAMPC(Advanced Mobil Phone Service)システムと報知するCDMA(Code Division Multiple Access)システムとが併存する地域で、携帯電話端末装置がまずCDMAシステムを補足して時刻情報を受信し、その後、接続先をAMPCシステムに切替えるものがある(例えば、特許文献2(段落[0031],[0038])参照)。
特開2002−156478号公報 特開平11−136755号公報
前述のように、無線アクセス網には、時刻情報を提供するものと提供しないものとが存在する。従って、特許文献1に記載の技術では、時刻情報を提供しない無線アクセス網を利用する場合に、時刻補正ができないという問題がある。
更に、通信方式が同じ無線アクセス網でも、時刻情報を提供するものと提供しないものとが混在し得る。例えば、W−CDMA(Wideband CDMA)では、時刻情報を提供するシステムと提供しないシステムとが混在している。従って、特許文献2に記載の技術でも、時刻補正が失敗する場合がある。
本件はこのような点に鑑みてなされたものであり、柔軟に無線アクセス網から時刻情報を取得できる無線通信装置および無線通信方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、無線通信装置が提供される。この無線通信装置は、無線通信部と制御部とを有する。無線通信部は、接続可能な無線アクセス網をサーチし、少なくとも1つの無線アクセス網に接続して、接続した無線アクセス網の報知情報を受信する。制御部は、サーチにより検出された第1の無線アクセス網に無線通信部を接続させ、報知情報に時刻情報が含まれているか確認し、時刻情報が含まれていない場合、サーチにより検出された第2の無線アクセス網に無線通信部を接続させる。
また、上記課題を解決するために、無線通信方法が提供される。この無線通信方法では、接続可能な無線アクセス網をサーチする。サーチにより検出された第1の無線アクセス網に接続して、第1の無線アクセス網の報知情報を受信する。受信した報知情報に時刻情報が含まれているか確認し、時刻情報が含まれていない場合、サーチにより検出された第2の無線アクセス網に接続する。
上記無線通信装置および無線通信方法によれば、柔軟に無線アクセス網から時刻情報を取得できる。
無線通信装置の例を示す図である。 移動通信システムの全体構成を示す図である。 移動局を示すブロック図である。 無線通信部の詳細を示すブロック図である。 報知情報のデータ構造例を示す図である。 ネットワーク情報テーブルのデータ構造例を示す図である。 設定画面の例を示す図である。 時刻補正の手順を示すフローチャートである。 接続先候補選択の手順を示すフローチャートである。 報知情報受信の手順を示すシーケンス図である。 ネットワーク切替の例を示すシーケンス図である。 待ち受け画面の遷移例を示す図である。
以下、本実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、無線通信装置の例を示す図である。無線通信装置1は、無線アクセス網2,3に接続可能な通信装置であり、例えば携帯電話機などの移動局である。無線アクセス網2は、報知情報2aを報知している。無線アクセス網3は、報知情報3aを報知している。報知情報2a,3aには、時刻情報が含まれている可能性がある。無線通信装置1は、無線通信部1aと制御部1bとを有する。
無線通信部1aは、無線信号の受信状況に基づき、接続可能な無線アクセス網をサーチする。サーチは、例えば、無線通信装置1の電源投入時に実行される。その後、継続的に実行してもよい。ここでは、サーチにより無線アクセス網2,3が検出される。また、無線通信部1aは、制御部1bの制御に基づき、無線アクセス網2,3への接続および切断を行う。無線通信部1aは、無線アクセス網2に接続中は、報知情報2aを受信可能である。同様に、無線アクセス網3に接続中は、報知情報3aを受信可能である。
制御部1bは、時刻情報を取得できたか否かを考慮して、無線通信部1aの接続および切断の処理を制御する。例えば、制御部1bは、まず無線アクセス網2を接続先(第1の無線アクセス網)として選択する。そして、無線通信部1aで受信した報知情報2aに時刻情報が含まれているか確認する。時刻情報が含まれていない場合、制御部1bは、無線アクセス網3を次の接続先(第2の無線アクセス網)として選択する。そして、無線通信部1aで受信した報知情報3aに時刻情報が含まれているか確認する。
このようにして、検出された無線アクセス網2,3の少なくとも1つで時刻情報を含む報知情報が提供されている場合、制御部1bは、時刻情報を取得できる。時刻情報は、例えば、無線通信装置1が備える内部時計の時刻を補正するために使用される。時刻情報を取得した後は、音声通話やデータ通信に利用する無線アクセス網に接続を切替えてよい。一方、無線アクセス網2,3の何れでも時刻情報を含む報知情報が提供されていない場合は、ユーザに現在時刻を入力させることが考えられる。また、時刻情報の取得に成功するまで、無線アクセス網のサーチおよび時刻情報の有無の確認を継続してもよい。
ここで、無線アクセス網2と無線アクセス網3とは、通信方式が同一でもよいし異なっていてもよい。通信方式としては、例えば、GSM(Global System for Mobile communications)、GPRS(General Packet Radio Service)、PDC(Personal Digital Cellular)、W−CDMA、CDMA2000などが考えられる。無線通信部1aは、複数の通信方式に対応するため、複数の無線信号処理の回路を含んでいてもよい。また、無線通信部1aは、無線アクセス網2に接続した後に無線アクセス網3に接続する場合、無線アクセス網2とのコネクションを維持してもよいし切断してもよい。
また、制御部1bは、サーチにより検出された複数の無線アクセス網2,3のうち何れの無線アクセス網に(第1の無線アクセス網として)優先的に接続するかを選択することができる。例えば、制御部1bは、過去の時刻情報の取得結果から、時刻情報を取得できる可能性の高い通信方式を学習し、取得可能性の高い通信方式の無線アクセス網を選択する方法が考えられる。取得可能性の学習は、エリア(例えば、国)毎に行ってもよい。
また、無線アクセス網2,3が報知する時刻情報は、無線通信装置1が現在時刻を知るための情報であればよい。従って、無線アクセス網2,3が設置されたエリアの現地時刻を示す情報でもよいし、世界標準時を示す情報でもよい。また、無線通信装置1が知ることができる他の時刻との差分を示す情報でもよい。
このような無線通信装置1によれば、無線通信部1aは、接続可能な無線アクセス網をサーチする。制御部1bは、サーチにより検出された無線アクセス網2に接続するよう無線通信部1aを制御する。無線通信部1aは、無線アクセス網2の報知情報2aを受信する。制御部1bは、報知情報2aに時刻情報が含まれているか確認し、時刻情報が含まれていない場合、サーチにより検出された無線アクセス網3に接続するよう無線通信部1aを制御する。無線通信部1aは、無線アクセス網3の報知情報3aを受信する。
これにより、無線通信装置1は、柔軟に無線アクセス網2,3から時刻情報を取得できる。すなわち、何れの無線アクセス網で時刻情報が報知されているか予め知らなくても、サーチにより検出された無線アクセス網2,3の少なくとも1つで時刻情報が報知されていれば、時刻情報を取得できる。その結果、例えば、無線通信装置1の内部時計の時刻を自動的に補正することができる。また、時刻情報を取得できる可能性の高い通信方式を学習することで、時刻情報の取得に要する時間を短縮することができる。特に、国毎に学習を行うことで、各国の無線アクセス網の特徴を考慮した適切な判断ができる。
以下、上記の無線通信装置1の無線通信方法を、移動通信システムの移動局に適用した例について、更に詳細に説明する。ただし、上記の無線通信方法は、移動局以外の種々の無線通信装置に適用することが可能である。また、以下では、GSMとW−CDMAとに対応した移動局(いわゆる、デュアルモードの移動端末装置)を考える。
図2は、移動通信システムの全体構成を示す図である。この移動通信システムは、無線アクセスネットワーク20,30、コアネットワーク40、移動局100、無線基地局200,300および接続管理サーバ400を有する。無線アクセスネットワーク20,30は、それぞれコアネットワーク40と接続されている。
無線アクセスネットワーク20は、移動局100に対して無線接続サービスを提供するネットワークである。無線アクセスネットワーク20は、無線通信方式として、いわゆる第2世代(2G)携帯電話方式であるGSMを採用している。すなわち、多元接続方式として、TDMAを採用している。無線アクセスネットワーク20は、無線基地局200を含む複数の無線基地局を備える。
無線アクセスネットワーク30は、移動局100に対して無線接続サービスを提供するネットワークである。無線アクセスネットワーク30は、無線通信方式として、いわゆる第3世代(3G)携帯電話方式であるW−CDMAを採用している。すなわち、多元接続方式として、CDMAを採用している。無線アクセスネットワーク30は、無線基地局300を含む複数の無線基地局を備える。
コアネットワーク40は、トラヒックを制御し、移動局100が送受信するユーザデータを中継する有線ネットワークである。コアネットワーク40は、例えば、回線交換呼を処理する回線交換機やパケット交換呼を処理するパケット交換機(図示せず)を備える。また、コアネットワーク40は、接続管理サーバ400を備える。
移動局100は、TDMA方式およびCDMA方式で無線通信が可能な無線端末装置である。すなわち、TDMA方式に従い無線アクセスネットワーク20に接続可能であり、CDMA方式に従い無線アクセスネットワーク30に接続可能である。また、移動局100は、内部時計を備えており、現在時刻を管理している。なお、以下では、移動局100が何れか1つの無線アクセスネットワークを選択して接続する場合を考える。ただし、移動局100が複数の無線アクセスネットワークに同時に接続できるようにしてもよい。
無線基地局200は、TDMA方式で無線通信を行う無線通信装置である。無線基地局200は、移動局100と無線リンクを設定し、移動局100とコアネットワーク40との間でユーザデータを中継する。また、無線基地局200は、自局のセル内に報知情報を報知している。
無線基地局300は、CDMA方式で無線通信を行う無線通信装置である。無線基地局300は、移動局100と無線リンクを設定し、移動局100とコアネットワーク40との間でユーザデータを中継する。また、無線基地局300は、自局のセル内に報知情報を報知している。
ここで、無線アクセスネットワーク20に属する無線基地局(無線基地局200を含む)が報知する報知情報には、時刻情報が含まれている。無線アクセスネットワーク30に属する無線基地局(無線基地局300を含む)が報知する報知情報には、時刻情報が含まれていない。ただし、時刻情報の有無は、通信方式(GSMまたはW−CDMA)に応じて一意に決まるものではないとする。
接続管理サーバ400は、移動局100に対するコネクションの設定および切断を制御する。接続管理サーバ400は、移動局100が無線アクセスネットワーク20,30に接続する際、移動局100を認証し、認証に成功すると移動局100の現在位置を登録する。また、移動局100が無線アクセスネットワーク20,30とのコネクションを切断する際、移動局100の登録を削除する。
なお、移動局100が更に他の無線通信方式の無線アクセスネットワークに接続できるようにしてもよい。例えば、移動局100がOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式で無線通信を行えるようにすることが考えられる。また、無線アクセスネットワーク20,30およびコアネットワーク40は、同一の通信事業者が管理するものでもよいし、それぞれ異なる通信事業者が管理するものでもよい。
図3は、移動局を示すブロック図である。移動局100は、制御部110、無線通信部120,130、時計部140、記憶部150、表示部160および入力部170を有する。なお、無線通信部120,130は図1の無線通信部1aに相当し、制御部110は図1の制御部1bに相当する。
制御部110は、通信制御や入出力制御など、移動局100の動作に関する各種制御を実行する。例えば、制御部110は、接続可能な無線アクセスネットワークを無線通信部120,130にサーチさせ、サーチ結果に基づいて接続先を選択する。また、入力部170からの入力に応じて、時計部140が管理する時刻や記憶部150に記憶されたデータを表示部160に表示する。また、時計部140が管理する時刻を、無線通信部120,130で受信した時刻情報や入力部170からの入力に基づいて補正する。
なお、制御部110は、CPU(Central Processing Unit)およびRAM(Random Access Memory)を用いて実現できる。CPUは、通信制御や入出力制御のプログラムを実行する。RAMは、CPUで実行されるプログラムや処理に用いるデータの少なくとも一部を一時的に記憶する。ただし、RAMに代えて他の種類のメモリを用いてもよい。
無線通信部120,130は、制御部110の制御に基づき、接続可能な無線アクセスネットワークをサーチし、接続を確立して無線通信を行う。無線通信部120は、アンテナ121を用いて、GSM方式の無線アクセスネットワーク20に接続できる。無線通信部130は、アンテナ131を用いて、W−CDMA方式の無線アクセスネットワーク30に接続できる。ただし、無線通信部120と無線通信部130とで、共通のアンテナを使用するようにしてもよい。無線通信部120,130は、受信したユーザデータや報知情報を制御部110に出力する。
時計部140は、時刻を管理する。時計部140は、移動局100の起動後に制御部110から現在時刻を示す情報を取得すると、内部時計を設定して、時刻のカウントを開始する。その後、制御部110から時刻補正の指示があると、内部時計を補正する。また、制御部110からの要求に応じて、時刻を制御部110に報告する。
記憶部150は、制御部110が用いるプログラムやデータを記憶する不揮発性メモリである。例えば、記憶部150には、通信制御や入出力制御のプログラムが格納される。また、音楽データや画像データなどのコンテンツデータが格納される。コンテンツデータには、デジタル著作権管理による利用制限が施されているものがある。利用制限のあるコンテンツデータを再生する場合、権原の有無を確認するために、現在時刻が参照される。また、記憶部150には、時刻情報の取得可否の結果を示す情報も格納される。
表示部160は、制御部110の制御に基づき、各種画像を表示する。表示部160としては、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイを用いることができる。表示部160に表示する画像の内容としては、操作画面、テキスト文書、静止画像コンテンツ、動画像コンテンツなどが考えられる。
入力部170は、ユーザの入力操作を受け付け、入力操作の内容を制御部110に通知する。入力部170としては、例えば、キーパッドを用いることができる。キーパッドには、テンキー、十字キー、機能キーなどの各種キーが設けられる。その場合、入力部170は、ユーザによって押下されたキーを示す信号を制御部110に出力する。ユーザは、入力部170を用いて、通信動作の設定や時刻設定などの各種設定を行うことができる。
図4は、無線通信部の詳細を示すブロック図である。無線通信部130は、RF部132、セルサーチ部133、逆拡散復調部134、復号部135、符号化部136および拡散変調部137を有する。
RF部132は、無線信号処理を行う。RF部132は、アンテナ131で受信した無線信号をベースバンド信号に変換し、セルサーチ部133および逆拡散復調部134に出力する。また、拡散変調部137から取得したベースバンド信号を無線信号に変換し、アンテナ131に出力する。RF部132は、無線信号処理のため、例えば、増幅器、周波数変換器、帯域通過フィルタ、AD変換器、DA変換器、直交変復調器を備える。なお、受信用アンテナと送信用アンテナとを別個に設けてもよい。
セルサーチ部133は、RF部132から取得したベースバンド信号に基づいて、無線アクセスネットワークのサーチおよびセルサーチを行う。すなわち、セルサーチ部133は、取得した信号に対し、拡散コードの各候補を用いて逆拡散を行う。そして、逆拡散により得られる相関値から、接続可能な無線アクセスネットワークおよびセルを検出する。セルサーチ部133は、サーチ結果を制御部110に報告する。
逆拡散復調部134は、RF部132から取得したベースバンド信号に対し、所定の拡散コードまたは無線基地局300から指定された拡散コードを用いて逆拡散を行う。そして、各パスのシンボルを抽出し、シンボルを同位相でRAKE合成する。逆拡散復調部134は、RAKE合成後の復調信号を復号部135に出力する。
復号部135は、逆拡散復調部134から取得した復調信号を、所定の復号方式または無線基地局300から指定された復号方式に従って誤り訂正復号する。そして、復号部135は、ユーザデータおよび報知情報を抽出し、制御部110に出力する。
符号化部136は、制御部110から取得したユーザを、所定の符号化方式または無線基地局300から指定された符号化方式に従って誤り訂正符号化する。そして、符号化部136は、符号化信号を拡散変調部137に出力する。
拡散変調部137は、符号化部136から取得した符号化信号に対し、所定の拡散コードまたは無線基地局300から指定された拡散コードを用いて拡散を行う。そして、拡散変調部137は、拡散後のベースバンド信号をRF部132に出力する。
なお、無線通信部120も、無線通信部130と同様に、無線信号処理、セルサーチ、変調、符号化、復調、復号などの機能を有する。ただし、無線通信部130がCDMA方式に従った処理を行うのに対し、無線通信部120はTDMA方式に従った処理を行う。
図5は、報知情報のデータ構造例を示す図である。報知情報21は、無線アクセスネットワーク20で報知されている。例えば、無線基地局200が、自局のセル全体に報知情報21を送信している。報知情報21には、識別情報および時刻情報が含まれる。
識別情報は、無線アクセスネットワーク20を特定するための情報である。識別情報には、国番号(Country Code)と事業者番号(Network Code)とが含まれる。国番号は、国または地域を示す3桁の数値である。事業者番号は、国番号が示す国または地域内で、各無線アクセスネットワーク(または、通信事業者)に一意に割り当てられる2桁の数値である。国番号と事業者番号との組み合わせにより、各無線アクセスネットワークを一意に特定できる。なお、識別情報として、数字以外の文字を用いてもよい。
時刻情報は、現在の年月日および時分秒を示す。時刻情報が示す現在時刻は、世界標準時でもよいし、無線アクセスネットワーク20が設置された場所の時刻でもよい。また、時刻情報に、世界標準時と現地時刻との時差の情報を含めてもよい。ただし、移動局100は、国番号から時差を特定することも可能である。
無線アクセスネットワーク30でも、報知情報21と同様に識別情報を含む報知情報が報知されている。ただし、無線アクセスネットワーク30の報知情報には、時刻情報が含まれていない。無線基地局200,300は、例えば、周期的に報知情報を送信する。ただし、不定期(例えば、何れかの移動局が新たに無線基地局200,300に接続した際)に、報知情報を送信することも可能である。
図6は、ネットワーク情報テーブルのデータ構造例を示す図である。ネットワーク情報テーブル151は、移動局100の記憶部150に記憶されている。ネットワーク情報テーブル151は、国番号、事業者番号、種別および時刻情報を示す項目を含む。
国番号の項目には、報知情報に含まれる国番号、すなわち、国または地域を示す3桁の数値が設定される。事業者番号の項目には、報知情報に含まれる事業者番号、すなわち、各無線アクセスネットワーク(または、通信事業者)に割り当てられた2桁の数値が設定される。ただし、図6では「XX」などと表記している。種別の項目には、通信方式(例えば、GSMやW−CDMA)が設定される。時刻情報の項目には、時刻情報の確認結果が設定される。例えば、時刻情報を取得できた場合はOK、取得できなかった場合はNGを設定する。
ネットワーク情報テーブル151は、制御部110によって適宜更新される。例えば、無線通信部130が国番号「466」、事業者番号「ZZ」の無線アクセスネットワークに接続し、制御部110が報知情報に時刻情報が含まれていないことを確認したとする。すると、国番号「466」、事業者番号「ZZ」、種別「W−CDMA」、時刻情報「NG」という情報が、ネットワーク情報テーブル151に登録される。このように、移動局100は、無線アクセスネットワークに接続する毎に、時刻情報の取得可否を学習する。
なお、同一の無線アクセスネットワークについて、過去の確認結果と最新の確認結果とが異なる場合(例えば、前回がNGで今回がOKの場合)も考えられる。その場合、それまでの学習結果を修正して、最新の確認結果を反映させる。例えば、ネットワーク情報テーブル151の時刻情報の項目を上書き(例えば、NGからOKに変更)する。または、確認回数を分母とし時刻情報を取得できた回数を分子として、取得確率を求めてもよい。これにより、無線アクセスネットワークの設計変更に柔軟に対応できる。
図7は、設定画面の例を示す図である。設定画面161は、移動局100の表示部160に表示される。ユーザは、設定画面161の表示中に入力部170を操作することで、移動局100の動作を変更することができる。設定画面161は、設定項目として、利用ネットワークの項目と時刻補正の項目とを含む。
利用ネットワークの項目では、サーチにより複数の無線アクセスネットワークが検出された場合に、何れの無線アクセスネットワークを利用してユーザデータを送受信するかの判断方法を設定する。ユーザは、a)自動判断、b)W−CDMA優先、c)GSM優先から1つを選択する。a)自動判断は、通信品質が現在最も良好な無線アクセスネットワークを選択する方法である。b)W−CDMA優先は、無線通信部130により接続可能な無線アクセスネットワークを優先する方法である。c)GSM優先は、無線通信部120により接続可能な無線アクセスネットワークを優先する方法である。
時刻補正の項目では、時計部140が管理する時刻を時刻情報に基づいて自動補正する方法を設定する。ユーザは、a)時刻補正優先、b)通信開始優先、c)OFFから1つを選択する。a)時刻補正優先は、時刻情報を受信して自動補正を行うことを優先する方法である。接続中の無線アクセスネットワークが時刻情報を報知していない場合は、接続先を一時的に切替えて、他の無線アクセスネットワークからの取得を試みる。b)通信開始優先は、接続中の無線アクセスネットワークが時刻情報を報知している場合のみ自動補正を行う方法である。c)OFFは、自動補正を行わない方法である。
なお、制御部110は、無線アクセスネットワークのサーチ結果や時刻情報の確認結果に応じて、設定画面161の選択項目を変えてもよい。例えば、W−CDMA方式の無線アクセスネットワークが検出されなかった場合、他の無線アクセスネットワークが検出されるまで、「W−CDMA優先」を選択不可にしてもよい。また、検出された何れの無線アクセスネットワークでも時刻情報が報知されていないことを確認すると、他の無線アクセスネットワークが検出されるまで、「時刻補正優先」を選択不可にしてもよい。
図8は、時刻補正の手順を示すフローチャートである。図8に示す処理は、移動局100において繰り返し実行される。例えば、移動局100の起動時に自動的に実行される。その後も、定期的、または、ユーザによる指示があった場合に実行される。以下、時刻補正の処理の詳細をフローチャートのステップ番号に沿って説明する。
[ステップS11]制御部110は、無線通信部120,130にネットワークサーチを指示する。無線通信部120は、GSM方式の無線アクセスネットワークをサーチし、無線通信部130は、W−CDMA方式の無線アクセスネットワークをサーチする。そして、無線通信部120,130は、サーチ結果を制御部110に報告する。なお、無線通信部120,130は、サーチを逐次行ってもよいし、並行して行ってもよい。
[ステップS12]制御部110は、ステップS11のサーチの結果、1つ以上の無線アクセスネットワークが検出されたか判断する。検出された場合、処理をステップS13に進める。検出されなかった場合、処理をステップS19に進める。
[ステップS13]制御部110は、ステップS11で検出された無線アクセスネットワークから、1つ以上の接続先候補を選択する。複数の接続先候補を選択した場合は、接続順序を決定すると共に、最終的にユーザデータの送受信に利用する無線アクセスネットワーク(利用ネットワーク)を1つ決定する。接続先候補の選択方法の詳細は後述する。
[ステップS14]制御部110は、ステップS13で選択した接続先候補のうち、未処理のもの、すなわち、以下のステップS15,S16の処理を行っていないものがあるか判断する。未処理のものがある場合、処理をステップS15に進める。未処理のものがない場合、処理をステップS19に進める。
[ステップS15]制御部110は、未処理の接続先候補の中で最も優先順位が高いものを1つ選択し、無線通信部120または無線通信部130に接続を指示する。無線通信部120または無線通信部130は、接続確立の手続きを行う。接続確立では、接続先の無線アクセスネットワーク経由でコアネットワーク40に対して制御メッセージが送信され、接続管理サーバ400で移動局100の認証および位置登録が行われる。
なお、無線通信部120または無線通信部130は、既に何れかの無線アクセスネットワークに接続している場合は、現在のコネクションを切断してから新たなコネクションを設定する。コネクション切断では、接続中の無線アクセスネットワーク経由でコアネットワーク40に対して制御メッセージが送信され、接続管理サーバ400で移動局100の登録解除が行われる。
[ステップS16]無線通信部120または無線通信部130は、ステップS15で接続した無線アクセスネットワークの報知情報を受信する。制御部110は、取得した報知情報に時刻情報が含まれているか確認する。含まれている場合は、時刻情報を抽出する。また、取得した報知情報から、国番号および事業者番号を特定する。そして、時刻情報の確認結果、国番号、事業者番号および通信の種別を、記憶部150に格納されたネットワーク情報テーブル151に登録する。
[ステップS17]制御部110は、ステップS16で時刻情報を取得できたか、すなわち、報知情報に時刻情報が含まれていたか判断する。時刻情報を取得できた場合、処理をステップS18に進める。取得できなかった場合、処理をステップS14に進める。
[ステップS18]制御部110は、ステップS16で取得した時刻情報を用いて、時計部140が管理する時刻を補正する。例えば、時刻情報が示す現在時刻を、時計部140に設定する。その後、処理をステップS20に進める。
[ステップS19]制御部110は、何れの無線アクセスネットワークからも時刻情報を取得できないと判断し、ユーザに対して現在時刻の入力を促す。すなわち、現在時刻を入力するための操作画面を、表示部160に表示する。その後、ユーザが入力部170を用いて時刻を入力すると、制御部110は、入力された時刻を時計部140に設定する。
[ステップS20]制御部110は、接続先の無線アクセスネットワークを、ステップS13で決定した利用ネットワークに切替えるよう、無線通信部120,130を制御する。具体的には、接続中の無線アクセスネットワークと利用ネットワークとが同一である場合、現在のコネクションを維持する。一方、両者が異なる場合、現在のコネクションを切断してから利用ネットワークとのコネクションを設定する。
このようにして、移動局100は、接続した無線アクセスネットワークが時刻情報を報知しているか否か確認する。時刻情報を報知していない場合、サーチで検出された他の無線アクセスネットワークに接続する。一方、時刻情報を報知している場合、取得した時刻情報を用いて内部時計の時刻を補正すると共に、接続先をユーザデータの送受信に利用する無線アクセスネットワークに切替える。ただし、前述の通り、ユーザは移動局100が時刻の自動補正を行わないように設定することもできる。
なお、移動局100は、前回自動補正を行ってから所定時間以上経過した場合のみ、時刻情報の確認および取得を行うようにしてもよい。また、ユーザが時刻を手動設定した後から時刻情報の受信に成功するまでの間、上記処理を繰り返し行うようにしてもよい。これは、デジタル著作権管理において、手動設定による時刻を使用できず、自動補正による時刻が要求される場合があることを考慮したものである。
図9は、接続先候補選択の手順を示すフローチャートである。図9に示す処理は、上記ステップS13において実行される。以下、接続先候補選択の処理の詳細をフローチャートのステップ番号に沿って説明する。
[ステップS131]制御部110は、上記ステップS11のサーチにより検出された無線アクセスネットワークから、ユーザデータの送受信に利用するもの(利用ネットワーク)を1つ選択する。選択方法は、移動局100の設定により異なる。
例えば、「自動判断」の場合、通信方式にかかわらず通信品質が最も良好になるものを選択する。「W−CDMA優先」の場合、W−CDMA方式のものが検出されていればその中から選択し、検出されていなければ他の方式のものから選択する。「GSM優先」の場合、GSM方式のものが検出されていればその中から選択し、検出されていなければ他の方式のものから選択する。
[ステップS132]制御部110は、時刻補正の設定が「時刻補正優先」であるか判断する。「時刻補正優先」の場合、処理をステップS133に進める。それ以外の場合、処理をステップS134に進める。
[ステップS133]制御部110は、上記ステップS11のサーチにより検出された全ての無線アクセスネットワークを、接続先候補として選択する。その後、処理をステップS135に進める。この場合、制御部110は、利用ネットワーク以外の無線アクセスネットワークから時刻情報を取得する可能性がある。
[ステップS134]制御部110は、ステップS131で決定した利用ネットワークのみを、接続先候補として選択する。その後、処理を上記ステップS14に進める。この場合、制御部110は、利用ネットワークが時刻情報を報知していなくても、他の無線アクセスネットワークには接続しない。
[ステップS135]制御部110は、移動局100が位置する現在の国または地域が判明しており、かつ、現在の国または地域についての情報が、記憶部150に格納されたネットワーク情報テーブル151に登録されているか判断する。上記条件を満たす場合、処理をステップS136に進める。上記条件を満たさない場合、処理をステップS137に進める。なお、移動局100が起動した直後は、停止中に大きく移動した可能性があるので、現在の国または地域がわからない場合が多い。
[ステップS136]制御部110は、ネットワーク情報テーブル151から、現在の国または地域についての情報を抽出し、通信方式(例えば、GSMやW−CDMA)毎の時刻情報の取得可能性を判定する。そして、取得可能性に基づいて、ステップS133で選択した無線アクセスネットワークの接続順序を決定する。
例えば、取得確率が高い通信方式の接続先候補ほど高順位に設定する。通信方式が同じ接続先候補が複数存在する場合は、更に通信品質を考慮して順位を決定してもよい。ただし、利用ネットワークの取得確率が所定の閾値以上である場合は、利用ネットワークを第1位に設定してもよい。その後、処理を上記ステップS14に進める。
[ステップS137]制御部110は、利用ネットワークを第1位に設定する。利用ネットワーク以外の接続先候補が存在する場合は、例えば、更に通信品質を考慮して第2位以下の順位を決定する。その後、処理を上記ステップS14に進める。
このようにして、移動局100は、時刻補正の設定が「時刻補正優先」の場合、検出された無線アクセスネットワークの何れかで時刻情報が報知されていれば、その時刻情報を取得して時刻を自動補正できる。その際、移動局100は、過去の学習結果に基づいて、接続順序を決定する。すなわち、時刻情報を取得できる可能性の高い無線アクセスネットワークに優先的に接続することができる。これにより、コネクションの設定および切断のオーバーヘッドを抑制できる。
なお、上記説明では、国または地域毎および通信方式毎の時刻情報の取得可能性を学習することとしたが、国または地域を区別せずに、通信方式毎の取得可能性を学習するようにしてもよい。
図10は、報知情報受信の手順を示すシーケンス図である。ここでは、移動局100が無線アクセスネットワーク30内の無線基地局300と無線通信を行う場合を考える。以下、図10に示すメッセージの流れをステップ番号に沿って説明する。
[ステップS21]移動局100は、無線基地局300と無線信号の同期を取る。
[ステップS22]移動局100は、無線リンクの設定を無線基地局300に要求する。無線基地局300は、移動局100との通信に用いる無線リンクを設定し、設定完了を移動局100に通知する。これにより、移動局100と無線基地局300との間のコネクションが確立される。
[ステップS23]移動局100は、自局位置の登録を、無線基地局300経由で接続管理サーバ400に要求する。接続管理サーバ400は、移動局100を認証し、認証に成功すると、コアネットワーク40内のデータベース(図示せず)に移動局100の現在位置を登録する。そして、接続管理サーバ400は、位置登録の完了を、無線基地局300経由で移動局100に通知する。
[ステップS24]無線基地局300は、報知情報を送信する。移動局100は、無線基地局300が送信した報知情報を受信する。このとき移動局100が受信する報知情報は、無線基地局300が定期的に送信するものでもよいし、移動局100の接続および位置登録を契機として無線基地局300が送信するものでもよい。
[ステップS25]移動局100は、ステップS24で受信した報知情報に時刻情報が含まれているか確認する。そして、確認結果を、ネットワーク情報テーブル151に登録する。
[ステップS26]移動局100は、自局の登録解除を、無線基地局300経由で接続管理サーバ400に要求する。接続管理サーバ400は、コアネットワーク40内のデータベース(図示せず)から、移動局100の登録情報を消去する。そして、接続管理サーバ400は、登録解除の完了を、無線基地局300経由で移動局100に通知する。
[ステップS27]移動局100は、無線リンクの解除を無線基地局300に要求する。無線基地局300は、移動局100との通信に用いる無線リンクを解除し、解除完了を移動局100に通知する。これにより、移動局100と無線基地局300との間のコネクションが切断される。
このようにして、移動局100は、無線アクセスネットワーク30を接続先として選択すると、制御メッセージを送受信し、コネクション確立および位置登録の手続きを行う。そして、無線アクセスネットワーク30の報知情報を受信し、時刻情報が報知されているか確認する。その後、移動局100は、制御メッセージを送受信し、位置登録解除およびコネクション切断の手続きを行う。
図11は、ネットワーク切替の例を示すシーケンス図である。ここでは、移動局100が、時刻情報の取得可能性を未だ学習しておらず、利用ネットワークとして無線アクセスネットワーク30を選択した場合を考える。以下、図11に示す処理の流れをステップ番号に沿って説明する。なお、前述の通り、無線アクセスネットワーク20は時刻情報を報知しており、無線アクセスネットワーク30は時刻情報を報知していない。
[ステップS31]移動局100は、利用ネットワークである無線アクセスネットワーク30を接続先として選択する。そして、無線アクセスネットワーク30に対して、コネクション設定および位置登録の手続きを行う。
[ステップS32]移動局100は、無線アクセスネットワーク30の報知情報を受信し、時刻情報の有無を確認する。その結果、時刻情報を取得できなかったことを知る。
[ステップS33]移動局100は、無線アクセスネットワーク30に対して、位置登録解除およびコネクション切断の手続きを行う。
[ステップS34]移動局100は、利用ネットワークとは異なる無線アクセスネットワーク20を次の接続先として選択する。そして、無線アクセスネットワーク20に対して、コネクション設定および位置登録の手続きを行う。
[ステップS35]移動局100は、無線アクセスネットワーク20の報知情報を受信し、時刻情報の有無を確認する。その結果、時刻情報を取得できたことを知る。
[ステップS36]移動局100は、接続中の無線アクセスネットワーク20が利用ネットワークではないため、無線アクセスネットワーク20に対して、位置登録解除およびコネクション切断の手続きを行う。
[ステップS37]移動局100は、利用ネットワークである無線アクセスネットワーク30を接続先として再度選択する。そして、無線アクセスネットワーク30に対して、コネクション設定および位置登録の手続きを行う。
このようにして、移動局100は、利用ネットワークで時刻情報を取得できなかった場合、サーチで検出された他の無線アクセスに一時的に接続して時刻情報を取得する。その後、移動局100は、接続先を利用ネットワークに戻す。
図12は、待ち受け画面の遷移例を示す図である。移動局100を起動すると、表示部160には待ち受け画面162が表示される。待ち受け画面162は、内部時計の時刻が未設定であり、時刻情報の取得を試みていることを示している。すなわち、待ち受け画面162が表示されている間、移動局100は、無線アクセスネットワークのサーチ、接続および時刻情報の確認を行っている。
そして、移動局100が時刻情報の取得に成功すると、表示部160には待ち受け画面163が表示される。待ち受け画面163は、内部時計の時刻が設定されたことを示している。一方、移動局100が時刻情報の取得に失敗すると、表示部160には設定画面164が表示される。設定画面164は、ユーザが現在時刻の入力を求められていることを示している。ユーザが現在時刻を入力すると、内部時計に入力された時刻が設定される。その後、表示部160には待ち受け画面163が表示される。
本実施の形態に係る移動通信システムによれば、移動局100は、周辺の無線アクセスネットワーク20,30から柔軟に時刻情報を取得できる。すなわち、何れか1つの無線アクセスネットワークで時刻情報が報知されていれば、時刻情報を取得できる。その際、移動局100は、何れの無線アクセス網で時刻情報が報知されているか予め知らなくてもよい。従って、時刻情報を報知している場合と報知していない場合の両方が存在する通信方式に対しても、柔軟に対応できる。
また、移動局100は、時刻情報を取得できる可能性の高い通信方式を継続的に学習することで、優先的に接続する無線アクセスネットワークを適切に判断し、サーチに要する時間を短縮することができる。特に、国または地域毎に学習を行うことで、国または地域特有の事情を考慮した適切な判断を行うことができる。
1 無線通信装置
1a 無線通信部
1b 制御部
2,3 無線アクセス網
2a,3a 報知情報

Claims (7)

  1. 接続可能な無線アクセス網をサーチし、少なくとも1つの無線アクセス網に接続して、接続した無線アクセス網の報知情報を受信する無線通信部と、
    サーチにより検出された第1の無線アクセス網に前記無線通信部を接続させ、前記報知情報に時刻情報が含まれているか確認し、時刻情報が含まれていない場合、サーチにより検出された第2の無線アクセス網に前記無線通信部を接続させる制御部と、
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 接続した無線アクセス網の通信方式と前記報知情報に時刻情報が含まれているかの確認結果とを対応付けた情報を記憶する記憶部を更に有し、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された情報に基づいて、時刻情報が含まれている可能性の高い通信方式の無線アクセス網を前記第1の無線アクセス網として選択する、
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記報知情報は、無線アクセス網の設置されたエリアを示す識別情報を含んでおり、
    前記記憶部は、エリア毎に前記通信方式と前記確認結果とを対応付けた情報を記憶し、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された現在のエリアに対応する情報に基づいて、前記第1の無線アクセス網の選択を行う、
    ことを特徴とする請求項2記載の無線通信装置。
  4. 前記制御部は、サーチにより検出された各無線アクセス網の通信品質に応じて、前記第1の無線アクセス網を選択することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  5. 前記制御部は、サーチにより検出された全ての無線アクセス網について前記報知情報に時刻情報が含まれていないことを確認すると、ユーザに時刻の入力を要求することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  6. 前記無線通信部は、前記第1の無線アクセス網とのコネクションを切断してから、前記第2の無線アクセス網に接続することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  7. 接続可能な無線アクセス網をサーチし、
    サーチにより検出された第1の無線アクセス網に接続して、前記第1の無線アクセス網の報知情報を受信し、
    受信した前記報知情報に時刻情報が含まれているか確認し、時刻情報が含まれていない場合、サーチにより検出された第2の無線アクセス網に接続する、
    ことを特徴とする無線通信方法。
JP2009119389A 2009-05-18 2009-05-18 無線通信装置、無線通信プログラムおよび無線通信方法 Expired - Fee Related JP5397009B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009119389A JP5397009B2 (ja) 2009-05-18 2009-05-18 無線通信装置、無線通信プログラムおよび無線通信方法
US12/769,230 US8504026B2 (en) 2009-05-18 2010-04-28 Radio communication apparatus and radio communication method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009119389A JP5397009B2 (ja) 2009-05-18 2009-05-18 無線通信装置、無線通信プログラムおよび無線通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010268327A true JP2010268327A (ja) 2010-11-25
JP5397009B2 JP5397009B2 (ja) 2014-01-22

Family

ID=43068924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009119389A Expired - Fee Related JP5397009B2 (ja) 2009-05-18 2009-05-18 無線通信装置、無線通信プログラムおよび無線通信方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8504026B2 (ja)
JP (1) JP5397009B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012108392A1 (ja) * 2011-02-09 2012-08-16 株式会社 エヌ・ティ・ティ・ドコモ 携帯端末、及び時刻補正方法
JP2021145295A (ja) * 2020-03-13 2021-09-24 株式会社日立国際電気 無線移動局装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5942329B2 (ja) * 2012-05-21 2016-06-29 ▲ホア▼▲ウェイ▼技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. 通信方法およびシステム、アクセスネットワーク装置、端末、およびコアネットワーク装置
CN102957800B (zh) * 2012-11-12 2014-05-21 北京小米科技有限责任公司 一种移动终端待机方法及装置
JP7238460B2 (ja) * 2019-02-25 2023-03-14 セイコーエプソン株式会社 電子時計
US11129118B2 (en) * 2019-07-29 2021-09-21 Verizon Patent And Licensing Inc. Systems and methods for identifying and configuring a radiohead for a network simulation test platform

Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05165787A (ja) * 1991-12-16 1993-07-02 Casio Comput Co Ltd 小型電子機器システム
JPH1013976A (ja) * 1996-06-21 1998-01-16 Nec Corp Phsシステム
JPH1028294A (ja) * 1996-07-10 1998-01-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 時計表示機能付き移動無線機
JPH11136755A (ja) * 1997-10-28 1999-05-21 Fujitsu Ltd 時刻補正方法及び該方法に使用する携帯電話端末装置
JP2000324525A (ja) * 1999-05-06 2000-11-24 Casio Comput Co Ltd 個別呼出し受信機
JP2002149521A (ja) * 2000-11-07 2002-05-24 Casio Comput Co Ltd 情報端末装置及びプロバイダ選択方法
JP2002156478A (ja) * 2000-11-21 2002-05-31 Ntt Docomo Inc 無線通信装置、基地局、加入者管理サーバ、時刻サーバ、時刻補正方法および時刻情報送信方法
JP2004343348A (ja) * 2003-05-14 2004-12-02 Vodafone Kk 情報通信端末
JP2006258475A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Rhythm Watch Co Ltd 自動修正時計
JP2006270838A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Fujitsu Ltd 通信端末、メッセージセンタ、時刻管理プログラム、および時刻遠隔設定プログラム
JP2007228241A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Seiko Epson Corp 放送・通信サービス受信システムおよび放送・通信サービス受信機能付き情報端末装置
JP2008517553A (ja) * 2004-10-20 2008-05-22 トムソン ライセンシング アクセスポイントのサービス及びサービスパラメータに基づく無線lanへの移動端末のアクセス方法
WO2008072313A1 (ja) * 2006-12-12 2008-06-19 Panasonic Corporation 携帯端末および無線通信システム
US20090227255A1 (en) * 2008-03-10 2009-09-10 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Enhanced cell scanning
JP2010539850A (ja) * 2007-09-18 2010-12-16 トムソン ライセンシング 移動テレビシステムのためのアクセスネットワークのハンドオーバ

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7876729B1 (en) * 1998-07-20 2011-01-25 Qualcomm Incorporated Intersystem base station handover
GB2341752A (en) * 1998-09-16 2000-03-22 Radio Design Limited Mobile telephone receiving time signal from base station
US6438117B1 (en) * 2000-01-07 2002-08-20 Qualcomm Incorporated Base station synchronization for handover in a hybrid GSM/CDMA network
JP2001216048A (ja) * 2000-02-03 2001-08-10 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びにプログラム格納媒体
JP5030776B2 (ja) * 2005-07-01 2012-09-19 株式会社Access 端末装置、端末装置用プログラム、及び放送番組シーン通知システム
US8311543B2 (en) * 2005-07-07 2012-11-13 Qualcomm Incorporated Methods and devices for interworking of wireless wide area networks and wireless local area networks or wireless personal area networks
JP5200595B2 (ja) * 2008-03-14 2013-06-05 富士通株式会社 無線端末装置
JP5165787B2 (ja) 2011-08-01 2013-03-21 沖縄ハム総合食品株式会社 畜肉の漬物の製造方法

Patent Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05165787A (ja) * 1991-12-16 1993-07-02 Casio Comput Co Ltd 小型電子機器システム
JPH1013976A (ja) * 1996-06-21 1998-01-16 Nec Corp Phsシステム
JPH1028294A (ja) * 1996-07-10 1998-01-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 時計表示機能付き移動無線機
JPH11136755A (ja) * 1997-10-28 1999-05-21 Fujitsu Ltd 時刻補正方法及び該方法に使用する携帯電話端末装置
JP2000324525A (ja) * 1999-05-06 2000-11-24 Casio Comput Co Ltd 個別呼出し受信機
JP2002149521A (ja) * 2000-11-07 2002-05-24 Casio Comput Co Ltd 情報端末装置及びプロバイダ選択方法
JP2002156478A (ja) * 2000-11-21 2002-05-31 Ntt Docomo Inc 無線通信装置、基地局、加入者管理サーバ、時刻サーバ、時刻補正方法および時刻情報送信方法
JP2004343348A (ja) * 2003-05-14 2004-12-02 Vodafone Kk 情報通信端末
JP2008517553A (ja) * 2004-10-20 2008-05-22 トムソン ライセンシング アクセスポイントのサービス及びサービスパラメータに基づく無線lanへの移動端末のアクセス方法
JP2006258475A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Rhythm Watch Co Ltd 自動修正時計
JP2006270838A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Fujitsu Ltd 通信端末、メッセージセンタ、時刻管理プログラム、および時刻遠隔設定プログラム
JP2007228241A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Seiko Epson Corp 放送・通信サービス受信システムおよび放送・通信サービス受信機能付き情報端末装置
WO2008072313A1 (ja) * 2006-12-12 2008-06-19 Panasonic Corporation 携帯端末および無線通信システム
JP2010539850A (ja) * 2007-09-18 2010-12-16 トムソン ライセンシング 移動テレビシステムのためのアクセスネットワークのハンドオーバ
US20090227255A1 (en) * 2008-03-10 2009-09-10 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Enhanced cell scanning

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012108392A1 (ja) * 2011-02-09 2012-08-16 株式会社 エヌ・ティ・ティ・ドコモ 携帯端末、及び時刻補正方法
JP2012169709A (ja) * 2011-02-09 2012-09-06 Ntt Docomo Inc 携帯端末、及び時刻補正方法
JP2021145295A (ja) * 2020-03-13 2021-09-24 株式会社日立国際電気 無線移動局装置
JP7344817B2 (ja) 2020-03-13 2023-09-14 株式会社日立国際電気 無線移動局装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5397009B2 (ja) 2014-01-22
US8504026B2 (en) 2013-08-06
US20100291926A1 (en) 2010-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3811874B2 (ja) 時刻補正方法及び該方法に使用する携帯電話端末装置
CN102356650B (zh) 蜂窝无线网络和操作方法
JP5397009B2 (ja) 無線通信装置、無線通信プログラムおよび無線通信方法
KR101124482B1 (ko) 듀얼 모드를 지원하는 이동통신 단말기의 동작 방법 및 장치
US7768977B2 (en) Establishing a communication link by selectively powering a transceiver based on a communication request received by another transceiver
JP3895982B2 (ja) 移動通信端末装置
JP5472965B2 (ja) 移動通信システムおよび移動通信端末ならびにこれらに用いられるネットワーク選択方法
US9554351B2 (en) Method for handling radio activities of multiple SIM cards equipped in a communications apparatus and communications apparatus utilizing the same
US20080004041A1 (en) Method and system for confirming location of lost wireless terminal
JP2006148924A (ja) 放送用端末機の移動による放送チャネルハンドオーバー装置及びその方法
CN107889284B (zh) 多sim用户设备出现在覆盖盲区内时的驻留方法
US20060099943A1 (en) Apparatus and method for receiving improved roaming service in a mobile terminal
KR20000005057A (ko) 최적 시스템 선택 방법 및 장치
US20020193112A1 (en) Mobile communication apparatus
KR20070079633A (ko) 이종망을 가지는 이동통신 시스템에서 셀 선택 장치 및방법
US20130065653A1 (en) Mobile communication terminal apparatus, method of controlling power consumption of mobile communication terminal apparatus, and recording medium
US7512107B2 (en) Asynchronous mobile communication terminal capable of setting time according to present location information, and asynchronous mobile communication system and method for setting time using the same
GB2436187A (en) Identifying available radio technologies in order of preference and a device maintaining communication with first if it is the preferred technology
JP2002135848A (ja) 移動通信端末装置
JP4588617B2 (ja) 無線通信端末、無線通信システム及び無線基地局選択方法
JP2004297459A (ja) 移動通信端末および通信制御方法
US20130196662A1 (en) Mobile station and method
CN103329052A (zh) 便携终端和时刻校正方法
KR19990037205A (ko) 무선 통신 시스템과, 이러한 시스템에서의 무선 이동 설비, 및 동일한 커버 영역에서 동작하는 이러한 무선 통신 시스템들로부터 한 개의 시스템을 선택하는 방법
KR20070075216A (ko) 휴대형 디지털 비디오 방송 방통융합 서비스 시스템에서인터렉티브 채널을 이용한 핸드오버를 지원하기 위한 방법및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130924

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131007

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees