JP2010265971A - 電動式ディスクブレーキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】推力発生機構7a、及び、予圧を付与した軸力センサ18を含む測定ユニットを、キャリパ4aに対して容易に組み付けられる様にする。そして、所望の制動力を安定して得られる構造を実現する。
【解決手段】電動モータ8aにより回転駆動される駆動スピンドルの中間部に設けた鍔部23と軸力センサ18との間に、スラスト転がり軸受24を設ける。これら鍔部23及びスラスト転がり軸受24をケースユニット26内に収納した状態で、弾性部材25により前記軸力センサ18を、前記スラスト転がり軸受24を介して弾性的に押圧し、この軸力センサ18に予圧を付与して軸力測定ユニット41とする。この軸力測定ユニット41は、広い場所で組み立ててから、前記キャリパ4aのシリンダ空間6a内に組み込む。
【選択図】図1

Description

この発明は、電動モータを駆動源として自動車の制動を行う、電動式ディスクブレーキの改良に関する。具体的には、所望の制動力を安定して得られる電動ディスクブレーキを低コストで得られる構造の実現を図るものである。
電動モータを駆動源とする電動式ディスクブレーキは、従来から広く実施されている油圧式のディスクブレーキに比べて、配管が不要になり、製造の容易化、低コスト化を図れるだけでなく、用済のブレーキ液が生じず環境負荷が少ない、ブレーキ液の移動がない分応答性の向上を図れる等、多くの利点がある為、研究が進められている。この様な電動式ディスクブレーキでは、電動モータの回転運動を増力しつつ直線運動に変換し、一対のパッドをロータの両側面に強く押し付ける必要がある。この様な事情に鑑みて従来から、歯車式等の減速機と、ボール・ランプ式或いはカムローラ式の増力機構とを組み合わせた電動式ディスクブレーキが、例えば特許文献1〜7に記載される等により、従来から各種提案されている。尚、このうちの特許文献4、5、7に記載された構造は、走行時の制動を油圧式に、駐車時の制動を電動式に、それぞれ行うものである。
図9は、このうちの特許文献6に記載された、従来構造の1例を示している。この電動式ディスクブレーキは、一般的な油圧式のディスクブレーキと同様に、車輪と共に回転するロータ1を挟んでインナパッド2及びアウタパッド3を、このロータ1の軸方向の変位を可能に設置している。この為に、このロータ1に隣接する状態でサポート(図示省略)を、車体に支持(懸架装置を構成するナックルに固定)している。前記インナ、アウタ両パッド2、3は、前記ロータ1を軸方向両側から挟む状態で、軸方向(アウタ側とは、車体への組み付け状態でこの車体の幅方向外側を、インナ側とは、同じく中央側を、それぞれ言う。又、軸方向とは、特に断らない限り、ロータ1の軸方向を言う。何れも、本明細書及び特許請求の範囲全体で同じ。)の変位を可能に、前記サポートに支持している。
又、このサポートにキャリパ4を、軸方向の変位を可能に組み付けている。このキャリパ4は、アウタ側端部にキャリパ爪5を、インナ側部分の内部にシリンダ空間6を、それぞれ設けている。そして、このキャリパ爪5を、前記アウタパッド3のアウタ側面に対向させると共に、前記シリンダ空間6内に設けた推力発生機構7により、前記インナパッド2を前記ロータ1のインナ側面に向け押圧する様にしている。制動時には、前記推力発生機構7により前記インナパッド2を前記ロータ1のインナ側面に押し付けると、前記キャリパ4がインナ側に変位し、前記キャリパ爪5が前記アウタパッド3を前記ロータ1のアウタ側面に押し付ける。この結果、このロータ1が軸方向両側から強く挟持されて、制動が行われる。以上の構成及び作用は、広く実施されている油圧式のディスクブレーキと同様である。
電動式ディスクブレーキの場合には、電動モータ8を駆動源として、前記インナパッド2を前記ロータ1のインナ側面に押し付ける為に、この電動モータ8の出力軸9と前記インナパッド2のインナ側面との間に、歯車式の減速機10と、前記推力発生機構7と、ピストン部材11とを設けている。この減速機10で減速されると共にトルクを増大された回転力は、送りねじ係合部12を介して、ボール・ランプ式の増力機構を構成する駆動側ロータ13に伝達され、この駆動側ロータ13を回転させる。尚、この駆動側ロータ13は、前記インナ、アウタ両パッド2、3と前記ロータ1の側面との間の隙間が解消される迄の間は、前記送りねじ係合部12の機能により、アウタ側に平行移動する。これに対して、前記隙間が解消し、この送りねじ係合部12の機能が停止した後は回転する。すると、この駆動側ロータ13のアウタ側面に設けた複数の駆動側ランプ溝14、14と、前記ピストン部材11のインナ側面に添設した被駆動側ステータ15のインナ側面に設けた、複数の被駆動側ランプ溝16、16と、これら両ランプ溝14、16同士の間に挟持した複数個のボール17との係合(転がり接触)に基づいて、前記駆動側ロータ13と前記被駆動側ステータ15との間隔を、大きな力で拡げる。この結果、前記ピストン部材11のアウタ側面が、前記インナパッド2のインナ側面に強く押し付けられる。
例えば上述の様に構成され作用する電動式ディスクブレーキにより、ブレーキペダルに付与された踏力に基づいて、車輪に対し適正な制動力を付与する為には、前記推力発生機構7により前記インア、アウタ両パッド2、3に付与される推力を知る必要がある。この為に、例えば特許文献8〜9に記載されている様に、キャリパの一部(キャリパ爪或はピストン部の内部)に圧電素子の如き歪みセンサ等の軸力センサを設ける構造が、従来から知られている。
但し、前記特許文献8〜9に記載される等により従来から知られている、推力を測定する為の構造は、軸力センサをキャリパに対し、推力発生機構の構成部品とは別個に組み付ける構造である為、組み付け性が悪く、電動式ディスクブレーキの製造コストを高くする原因となっている。又、特許文献8に記載されている様に、軸力センサをキャリパ爪に組み付ける構造では、この軸力センサの測定信号を取り出す為のハーネスの配設が面倒になる。更に、前記軸力センサに予圧(プリストレス)を付与していない為、この軸力センサの測定精度を確保する面から不利である。具体的には、軸力と測定信号との関係が非直線的になり易いだけでなく、軸力が小さい場合に於ける測定信号の安定性を確保しにくく、測定信号から軸力を求める場合の精度確保が難しい。
本発明は、上述の様な事情に鑑み、推力発生機構、及び、自身又は被測定部に予圧を付与したセンサを含む測定ユニットを、キャリパに対して容易に組み付けられる様にする事により、所望の制動力を安定して得られる電動式ディスクブレーキを低コストで得られる構造を実現すべく発明したものである。
本発明の電動式ディスクブレーキは、従来から知られている電動式ディスクブレーキと同様に、ロータと、サポートと、一対のパッドと、キャリパとを備える。
このうちのロータは、車輪と共に回転する。
又、前記サポートは、前記ロータに隣接する状態で車体に支持される。
又、前記両パッドは、アウタ側とインナ側との一対のパッドであって、前記ロータを軸方向両側から挟む状態で、軸方向の変位を可能に、前記サポートに支持されている。
又、前記キャリパは、アウタ側端部に前記アウタ側パッドのアウタ側面に対向するキャリパ爪を、インナ側部分の内部に設けた収納空間内に前記インナ側パッドを前記ロータのインナ側面に向け押圧する為のアクチュエータを、それぞれ設け、前記サポートに対し軸方向の変位を可能に支持されている。
更に、前記アクチュエータは、電動モータと、この電動モータの回転駆動力を軸方向の推力に変換して前記インナ側パッドに伝達する増力機構と、この増力機構からこのインナ側パッドに加えられる押し付け力を測定するセンサとを備える。
特に、本発明の電動式ディスクブレーキに於いては、前記電動モータにより回転駆動されて前記増力機構の入力部となる回転軸のうちの、例えば中間部に、外向フランジ状の鍔部を設けると共に、この鍔部のインナ側面と前記センサとの間にスラスト軸受を設けている。
又、これらスラスト軸受と鍔部とを、このスラスト軸受よりもインナ側を含む部分に設けられたインナ側ケースと、この鍔部よりもアウタ側を含む部分に設けられてこのインナ側ケースに対して非分離に組み合わされたアウタ側ケースとを備えたケースユニット内に収納している。
更に、このアウタ側ケースのインナ側面と前記鍔部のアウタ側面との間に設けた弾性部材により前記スラスト軸受を、前記センサを設置した前記インナ側ケースの側に弾性的に押圧している。
上述の様に構成する本発明の電動式ディスクブレーキを実施する場合に、例えば請求項2に記載した発明の様に、前記インナ側ケースと前記アウタ側ケースとを、軸方向に二分割されるものとする。
又、前記センサと前記スラスト軸受と前記鍔部と前記弾性部材とを、前記両ケースから成るケースユニット内に、インナ側から順番に、この弾性部材により前記センサを軸方向に弾性的に押圧した状態で収納する。
更に、前記アウタ側ケースの外周面からこのアウタ側ケースの径方向外方に弾性的に突出する係止片を、前記収納空間の内周面に設けた係止凹部に係合させる。
そして、前記センサと前記スラスト軸受と前記鍔部と前記弾性部材とを前記収納空間内に、前記ケースユニットを介して保持する。
上述の様な請求項2に記載した発明を実施する場合に、例えば請求項3に記載した発明の様に、前記鍔部のアウタ側面に、軸方向の弾力を有する弾性部材を添設する。そして、この弾性部材を軸方向に弾性的に圧縮した状態で、前記センサと前記スラスト軸受と前記鍔部とを、前記ケースユニット内に収納する。
或は、請求項4に記載した発明の様に、前記両ケースのうち、前記鍔部を挟んで前記センサと反対側に配置されるケースに弾性片を設ける。そして、この弾性片により前記鍔部を、このセンサに向け弾性的に押圧する。
或は、上述の様な請求項2〜4に記載した発明を実施する場合に好ましくは、例えば請求項5に記載した発明の様に、前記両ケースはそれぞれ、前記回転軸を回転自在に挿通する中心孔を有する底板部の周縁から互いに近づく方向に折れ曲がった円筒部を備えたものとする。
そして、アウタ側の円筒部をインナ側の円筒部に外嵌した状態で、このアウタ側の円筒部の先端縁に設けた突片を径方向内方に折り曲げ、前記インナ側の円筒部の一部に形成した、例えば軸方向に長い、係合孔に進入させる。そして、前記両ケースを、軸方向に関する相対変位を可能に、且つ、非分離に組み合わせる。
或は、本発明の電動式ディスクブレーキを実施する場合に、例えば請求項6に記載した発明の様に、前記インナ側ケースと前記アウタ側ケースとを、前記鍔部を回転自在に収納可能でアウタ側に開口する保持凹部を備えたケース本体と、この保持凹部の開口側端部内周面に係止した止め輪とする。
そして、前記スラスト軸受と前記鍔部と前記弾性部材とを、前記ケース本体及び前記止め輪から成るケースユニット内にインナ側から順番に、この弾性部材により前記センサを軸方向に弾性的に押圧した状態で収納すると共に、前記ケース本体に前記センサを組み付ける。
更に、このケース本体を前記キャリパのインナ側端部に結合固定する。
この様な請求項6に記載した発明を実施する場合に、例えば 請求項7に記載した発明の様に、前記センサを、前記ケース本体の表面に添着されて、このケース本体の歪みに基づいて前記押し付け力を測定する歪みセンサとする。
或は、請求項8に記載した発明の様に、前記センサを、前記スラスト軸受と前記ケース本体との間に挟持する。
上述の様に構成する本発明の電動式ディスクブレーキによれば、推力発生機構、及び、自身又は被測定部に予圧を付与したセンサを含む測定ユニットを、キャリパに対して容易に組み付けられる。そして、所望の制動力を安定して得られる電動式ディスクブレーキを低コストで得られる。
下部は図2のa−o−a断面部分に、右端部及び上部は同b−o−b断面部分に、それぞれ対応する、本発明の実施例1を示す断面図。 図1のc−c断面図。 増力機構及び軸力センサを組み合わせたユニットを取り出して、キャリパに組み付けた状態で示す断面図(A)及び組み付ける以前の状態で示す断面図(B)。 本発明の実施例2を示す、図3の(A)のd部に相当する図。 同実施例3を示す、キャリパ部分の断面図。 同図5のe−e断面図。 同分解斜視図。 本発明の実施例4を示す、図5のf部に相当する図。 従来構造の1例を示す、キャリパ部分の断面図。
図1〜3は、請求項1〜3、5に対応する、本発明の実施例1を示している。尚、本実施例を含めて、本発明の特徴は、電動モータ8aにより駆動される推力発生機構7a、及び、予圧を付与した軸力センサ18を含む測定ユニットを、キャリパ4aに対して容易に組み付けられる様にする為の構造にある。このキャリパ4aを図示しないサポートに対し軸方向の変位を可能に支持する構造は、油圧式を含めて、従来から広く知られているフローティングキャリパ型ディスクブレーキと同様である。又、制動時に、前記推力発生機構7aを伸長させてインナ、アウタ両パッド2、3をロータ1の両側面に押し付ける際の機能等は、前述の図9に記載された構造を含めて、従来から知られている電動式ディスクブレーキと同様である。図1に示した推力発生機構7aの構造は、基本的には、前記特許文献6に記載された従来構造と同様である。但し、本発明を実施する場合、推力発生機構7aは、図示の様な送りねじ機構12とボール・ランプ機構19とを組み合わせた構造に限らず、カム・ローラ機構、送りねじ機構等、回転方向の力を増力しつつ軸力に変換する、各種機械的な推力発生機構を採用できる。
本実施例の場合には、前記推力発生機構7aを構成し、その先半部(アウタ側半部)を駆動側ロータ13の中心部に設けたねじ孔20に螺合させた駆動スピンドル21の基端部を、減速機10aを構成する減速大歯車22の中心部にスプライン係合させている。又、この駆動スピンドル21の軸方向中間部に外向フランジ状の鍔部23を形成し、この鍔部23のインナ側面をスラスト転がり軸受24により支承している。この構成により前記駆動スピンドル21を、インナ側に向いたスラスト荷重を支承しつつ、回転駆動自在としている。
前記鍔部23と前記スラスト転がり軸受24とは、前記軸力センサ18、及び、波板ばね、圧縮コイルばね、ゴム等、軸方向に関して弾性変形自在な弾性部材25と共に、ケースユニット26内に収納している。このケースユニット26は、インナ側ケース27とアウタ側ケース28とを組み合わせて成る。このケースユニット26は、これらインナ側、アウタ側両ケース27、28を、軸方向に関する若干の相対変位を可能に、且つ、非分離に組み合わせて成る。
このうちのインナ側ケース27は、中心部に円形の通孔29を有する円輪形の底板部30の外周縁からアウタ側に向け、円筒状の固定側周壁部31を設けている。この固定側周壁部31の基半寄り部分(インナ寄り部分)の円周方向1箇所位置に、前記軸力センサ18の測定信号を取り出すコネクタ32の端部を露出させる為の取り出し孔33を形成している。又、前記固定側周壁部31の先半寄り部分(アウタ寄り部分)の円周方向複数箇所(例えば、円周方向等間隔の2〜3箇所位置)に、軸方向に長い係合孔34、34を形成している。尚、前記コネクタ32の端部を露出させる為の構造は、前記取り出し孔33に代えて、前記固定側周壁部31の先端縁(アウタ側端縁)に開口する切り欠きとしても良い。但し、この場合には、この切り欠きと前記各係止孔34、34との円周方向に関する位相をずらせる(円周方向に隣り合う係止孔34、34同士の間に切り欠きを設ける)。
一方、前記アウタ側ケース28は、中心部に円形の通孔35を有する円輪形の底板部36の外周縁からインナ側に向け、円筒状の変位側周壁部37を設けている。そして、この変位側周壁部37の先端縁(インナ側端縁)の円周方向複数箇所位置で、前記各係止孔34、34に整合する部分に、インナ側に突出する舌片を形成している。前記インナ側、アウタ側両ケース27、28を組み合わせて前記ケースユニット26を構成した状態では、前記各舌片を、このケースユニット26の径方向内方に折り曲げて係合片38、38とし、これら各係合片38、38を前記各係合孔34、34に、軸方向の変位を可能に係合させる。この状態で前記ケースユニット26の軸方向寸法は、これら各係合孔34、34内で前記各係合片38、38が変位できる範囲で、伸縮可能になる。
又、前記変位側周壁部37の円周方向複数個所(例えば、円周方向長間隔の2〜3箇所位置)に、この変位側周壁部37の外周面から、前記ケースユニット26の径方向外方に突出する状態で、それぞれ係止片39、39を、突出形成している。これら各係止片39、39はそれぞれ、前記アウタ側ケース28の変位側周壁部37を構成する金属板の一部をこのアウタ側ケース28の径方向外方に曲げ起こしたもので、それぞれの外径側部分を、この外径側部分のアウタ側端縁と後述する係止凹部40とを係合させる係止縁とする方向、即ち、アウタ側に向かうに従って前記変位側周壁部37の外周面からの突出量が多くなる方向に傾斜させている。
この様なケースユニット26内に、前記駆動スピンドル21の中間部に設けた鍔部23と、前記軸力センサ18と、前記スラスト転がり軸受24と、前記弾性部材25とを組み込む。この組み込み作業は、先ず、前記軸力センサ18を前記インナ側ケース27の奥部に挿入した後、前記駆動スピンドル21と、前記スラスト転がり軸受24と、前記弾性部材25とを前記インナ側ケース27に挿入する。更に、前記アウタ側ケース28の変位側周壁部37の先端部(インナ側端部)を、前記インナ側ケース27の固定側周壁部31の前端部(アウタ側端部)に外嵌し、更に、前記各係合片38、38と前記各係合孔34、34とを係合させる。この状態で、図3の(B)に示す様な、前記ケースユニット26内に、前記各部材或いは各部21、23、18、24、25を組み込んだ(サブアッセンブリした)、軸力測定ユニット41を得られる。尚、この状態では、前記軸力センサ18には、未だ、測定精度を確保する為に十分な予圧は付与されていない。
上述の様な軸力測定ユニット41は、図1に示す様に、前記キャリパ4aのインナ側部分に設けたシリンダ空間6aの奥端部(インナ側端部)に組み付ける。このシリンダ空間6aの奥端部の内径は、前記インナ側ケース27の固定側周壁部31の外径とほぼ同じとして、このインナ側ケース27を前記シリンダ空間6aの奥端部に、がたつきなく保持できる様にしている。但し、この奥端部のうちで前記コネクタ32の端部に整合する部分には、前記シリンダ空間6aの内径側及びアウタ側に開口する凹溝43を形成して、前記コネクタ32の端部との干渉防止を図っている。又、前記シリンダ空間6aの中間部奥端寄り部分に前記係止凹部40を、全周に亙って形成している。この係止凹部40のアウタ側端部は、前記シリンダ空間6aの中心軸に対し直角方向に存在する、段差面42としている。
前記軸力測定ユニット41を前記シリンダ空間6aの奥端部に組み付けるには、前記弾性部材25を軸方向に圧縮しつつ、前記ケースユニット26を前記シリンダ空間6aに押し込む。この押し込み作業に伴って、前記各係止片39、39が前記ケース26の径方向内方に弾性変形し、前記シリンダ空間6aのアウタ側乃至中間部を通過する。そして、前記インナ側ケース27を前記シリンダ空間6aの奥端部に内嵌すると共に、前記各係止片39、39を前記係止凹部40の内径側に位置する迄、前記アウタ側ケース28を前記シリンダ空間6a内に押し込む。すると、前記各係止片39、39が前記変位側周壁部37の外周面から弾性的に突出し、前記係止凹部40内に進入する。この状態で、前記ケースユニット26を前記シリンダ空間6aに押し込んだ力を解除すると、前記弾性部材25の弾力により、前記各係止片39、39の先端縁が前記段差面42に突き当たり、前記アウタ側ケース28が前記シリンダ空間6aから抜け出る方向(アウタ側)に変位する事はなくなる。又、この状態で、前記軸力センサ18に、測定精度を確保する為に十分な予圧が付与された状態となる。そこで、前記キャリパ4aに形成した接続孔44を通じて前記シリンダ空間6a内に、ハーネス45の端部に設けたプラグ46を差し込んで、このプラグ46と前記コネクタ32とを接続し、前記軸力センサ18の測定信号を取り出し可能とする。
前記軸力測定ユニット41を組み立てる作業は、前記シリンダ空間6a外の広い空間で行えるし、この軸力測定ユニット41をこのシリンダ空間6a内に組み付ける作業は、単に前記コネクタ32と前記凹溝43との位相を合わせてから、前記軸力測定ユニット41を前記シリンダ空間6a内に押し込むだけで、容易に行える。更に、この軸力測定ユニット41のアウタ側にボール・ランプ機構19を構成する駆動側ロータ13を組み付ける作業は、前記駆動スピンドル21のインナ側端部で前記キャリパ4aのインナ側端面から突出した部分を回転させながら、前記駆動スピンドル21のアウタ側部分に前記駆動側ロータ13を螺合させる事により、容易に行える。他の部材の組み付け作業に関しても、前記シリンダ空間6a内に、アウタ側開口から挿入する事により、容易に行える。そして、この軸力測定ユニット41を前記シリンダ空間6a内に組み付けた状態では、前記軸力センサ18に適切な予圧が付与された状態となり、制動に伴ってこの軸力センサ18に加わる軸力と、この軸力センサ18の測定信号との関係をほぼ直線的にできる。この為、この測定信号を処理する為の演算器の構成を簡単にしても、前記軸力を十分な精度を確保して求められる。
図4は、請求項1、2、4、5に対応する、本発明の実施例2を示している。本実施例の場合には、アウタ側ケース28の底板部36の円周方向複数個所にそれぞれインナ側に突出する弾性片47を設け、これら各弾性片47により、駆動スピンドル21の中間部に設けた鍔部23のアウタ側面を押圧している。上述した実施例1に組み込んでいた弾性部材25(図1、3参照)は省略し、前記各弾性部材47により前記鍔部23を、軸力センサ18(図1、3参照)に向け弾性的に押圧している。その他の部分の構成及び作用は、上述した実施例1と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
図5〜7は、請求項1、6、7に対応する、本発明の実施例3を示している。本実施例の場合には、ケース本体48と止め輪49とが、スラスト転がり軸受24と鍔部23とを収納するケースユニット26aを構成する、インナ側ケースとアウタ側ケースとに相当する。このうち、インナ側ケースであるケース本体48は、フランジ部51と一体に造られたもので、前記鍔部23及び前記スラスト転がり軸受24に加えて弾性部材25を収納可能でアウタ側に開口する、保持凹部50を備える。前記鍔部23を中間部に設けた駆動スピンドル21は、前記ケース本体48の底板部30aの中心部に設けた通孔29aを通じて、このケース本体48外に突出させ、減速機10bの減速大歯車22aとスプライン係合させている。又、前記ケース本体48の外周面に形成した取付フランジ部51を、前記減速機10bを収納した減速機ケース52と共に、キャリパ4bのインナ側端部に、複数本のボルト56、56により結合固定している。
上述の様なケース本体48の、前記保持凹部50の内周面のアウタ側端部に、前記止め輪49の外周縁を係止している。そして、この保持凹部50の奥端面とこの止め輪49のインナ側面との間に、インナ側(この保持凹部50の奥端面の側)から順番に、前記スラスト転がり軸受24と、前記鍔部23と、前記弾性部材25とを設けている。前記止め輪49は、この弾性部材25を適正量(前記ケース本体48のうちで次述する歪みセンサ53、53を添設した部分を適切に弾性変形させられる程度)軸方向に圧縮した状態で、前記保持凹部50の内周面に係止している。
更に、前記ケース本体48のインナ側端面の径方向中間部に環状凹部54を、全周に亙って形成している。そして、この環状凹部54の底部に前記各歪みセンサ53、53を、接着等により添着して、前記ケース本体48のインナ側端部の歪みを測定可能としている。図示の例では前記各歪みセンサ53、53を、前記環状凹部54の底部の円周方向等間隔4箇所位置に設置している。そして、ハーネス55、55により取り出した、前記各歪みセンサ53、53の測定信号を、図示しないブリッジ回路等により処理して、前記ケース本体48のインナ側端部の歪みを求め、更にこの歪みから、前記駆動スピンドル21に加わる軸力を求められる様にしている。この歪みを測定すべき、前記ケース本体48のインナ側端部には、前記弾性部材25により、予圧が加えられているので、前記各歪みセンサ53、53の測定信号と前記軸力との関係を直線に近くできて、前述した実施例1の場合と同様に、この測定信号を処理する為の演算器の構成を簡単にしても、前記軸力を正確に求められる。
又、本実施例の場合には、前記ケース本体48に対して前記止め輪49により、前記スラスト転がり軸受24と、前記鍔部23と、前記弾性部材25とを支持しているだけでなく、前記駆動スピンドル21を介してピストン部材11aを支持し、更に電動モータ8bも支持して、推力発生ユニット57を構成している。この推力発生ユニット57の組立作業は、前記キャリパ4bのシリンダ空間6bとは関係のない、広い場所で行える為、容易である。更に、前記推力発生ユニット57を前記キャリパ4bに組み付ける作業は、前記ピストン部材11aを前記シリンダ空間6bに挿入しつつ、前記取付フランジ部51を前記キャリパ4bのインナ側端面に突き当て、更に、前記各ボルト56、56により前記減速機ケース52と共に前記キャリパ4bに結合固定する事で、容易に行える。尚、図示の例では、前記駆動スピンドル24の回転運動を前記ピストン部材11aの直線運動に変換する為の推力発生機構を、単純な送りねじ機構としているが、この推力発生機構の構造に就いては、前述した実施例1に示した構造を含め、従来から知られている各種構造を採用できる。
図8は、請求項1、6、8に対応する、本発明の実施例4を示している。本例の場合には、圧縮される事により軸方向に力を測定する軸力センサ18aを、スラスト転がり軸受24とケース本体48の底板部30aのアウタ側面との間に挟持している。そして、前記軸力センサ18aにより、制動時に駆動スピンドル21に加わる軸力を測定できる様にしている。その他の部分の構成及び作用は、上述した実施例3と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
1 ロータ
2 インナパッド
3 アウタパッド
4、4a、4b キャリパ
5 キャリパ爪
6、6a、6b シリンダ空間
7、7a 推力発生機構
8、8a、8b 電動モータ
9 出力軸
10、10a、10b 減速機
11、11a ピストン部材
12 送りねじ機構
13 駆動側ロータ
14 駆動側ランプ溝
15 被駆動側ステータ
16 被駆動側ランプ溝
17 ボール
18、18a 軸力センサ
19 ボール・ランプ機構
20 ねじ孔
21 駆動スピンドル
22、22a 減速大歯車
23 鍔部
24 スラスト転がり軸受
25 弾性部材
26、26a ケースユニット
27 インナ側ケース
28 アウタ側ケース
29、29a 通孔
30、30a 底板部
31 固定側周壁部
32 コネクタ
33 取り出し孔
34 係合孔
35 通孔
36 底板部
37 変位側周壁部
38 係合片
39 係止片
40 係止凹部
41 軸力測定ユニット
42 段差面
43 凹溝
44 接続孔
45 ハーネス
46 プラグ
47 弾性片
48 ケース本体
49 止め輪
50 保持凹部
51 取付フランジ部
52 減速機ケース
53 歪みセンサ
54 環状凹部
55 ハーネス
56 ボルト
57 推力発生ユニット
特開2000−291702号公報 特開2001−173691号公報 特開2001−311443号公報 特開2003−14015号公報 特開2003−65366号公報 特開2004−169729号公報 特開2008−45703号公報 特開2004−183694号公報 特開2005−90539号公報

Claims (8)

  1. 車輪と共に回転するロータと、このロータに隣接する状態で車体に支持されるサポートと、このロータを軸方向両側から挟む状態で、軸方向の変位を可能にこのサポートに支持された、アウタ側とインナ側との一対のパッドと、アウタ側端部にこのアウタ側パッドのアウタ側面に対向するキャリパ爪を、インナ側部分の内部に設けた収納空間内に前記インナ側パッドを前記ロータのインナ側面に向け押圧する為のアクチュエータを、それぞれ設け、前記サポートに対し軸方向の変位を可能に支持されたキャリパとを備え、前記アクチュエータは、電動モータと、この電動モータの回転駆動力を軸方向の推力に変換して前記インナ側パッドに伝達する増力機構と、この増力機構からこのインナ側パッドに加えられる押し付け力を測定するセンサとを備えたものである電動式ディスクブレーキに於いて、前記電動モータにより回転駆動されて前記増力機構の入力部となる回転軸に外向フランジ状の鍔部を設けると共に、この鍔部のインナ側面と前記センサとの間にスラスト軸受を設け、これらスラスト軸受と鍔部とを、このスラスト軸受よりもインナ側を含む部分に設けられたインナ側ケースと、この鍔部よりもアウタ側を含む部分に設けられてこのインナ側ケースに対して非分離に組み合わされたアウタ側ケースとを備えたケースユニット内に収納し、このアウタ側ケースのインナ側面と前記鍔部のアウタ側面との間に設けた弾性部材により前記スラスト軸受を、前記センサを設置した前記インナ側ケースの側に弾性的に押圧した事を特徴とする電動式ディスクブレーキ装置。
  2. 前記インナ側ケースと前記アウタ側ケースとが、軸方向に二分割されるものであり、前記センサと前記スラスト軸受と前記鍔部と前記弾性部材とを、これら両ケースから成るケースユニット内にインナ側から順番に、この弾性部材により前記センサを軸方向に弾性的に押圧した状態で収納し、前記アウタ側ケースの外周面からこのアウタ側ケースの径方向外方に弾性的に突出する係止片を、前記収納空間の内周面に設けた係止凹部に係合させる事により、前記センサと前記スラスト軸受と前記鍔部と前記弾性部材とを前記収納空間内に、前記ケースユニットを介して保持した事を特徴とする電動式ディスクブレーキ装置。
  3. 前記鍔部のアウタ側面に、軸方向の弾力を有する弾性部材を添設し、この弾性部材を軸方向に弾性的に圧縮した状態で、前記センサと前記スラスト軸受と前記鍔部とを、前記ケースユニット内に収納している、請求項2に記載した電動式ディスクブレーキ装置。
  4. 前記両ケースのうち、前記鍔部を挟んで前記センサと反対側に配置されるケースに弾性片を設け、この弾性片により前記鍔部を、このセンサに向け弾性的に押圧している、請求項2に記載した電動式ディスクブレーキ装置。
  5. 前記両ケースはそれぞれ、前記回転軸を回転自在に挿通する中心孔を有する底板部の周縁から互いに近づく方向に折れ曲がった円筒部を備えたものであり、アウタ側の円筒部をインナ側の円筒部に外嵌した状態で、このアウタ側の円筒部の先端縁に設けた突片を径方向内方に折り曲げ、前記インナ側の円筒部の一部に形成した係合孔に進入させる事により、前記両ケースを、軸方向に関する相対変位を可能に、且つ、非分離に組み合わせている、請求項2〜4のうちの何れか1項に記載した電動式ディスクブレーキ装置。
  6. 前記インナ側ケースと前記アウタ側ケースとが、前記鍔部を回転自在に収納可能でアウタ側に開口する保持凹部を備えたケース本体と、この保持凹部の開口側端部内周面に係止した止め輪とであり、前記スラスト軸受と前記鍔部と前記弾性部材とを、これらケース本体及び止め輪から成るケースユニット内にインナ側から順番に、この弾性部材により前記センサを軸方向に弾性的に押圧した状態で収納すると共に、前記ケース本体に前記センサを組み付けたものであり、このケース本体を前記キャリパのインナ側端部に結合固定している、請求項1に記載した電動式ディスクブレーキ装置。
  7. 前記センサが、前記ケース本体の表面に添着されており、このケース本体の歪みに基づいて前記押し付け力を測定する歪みセンサである、請求項6に記載した電動式ディスクブレーキ。
  8. 前記センサが、前記スラスト軸受と前記ケース本体との間に挟持されている、請求項6に記載した電動式ディスクブレーキ。
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