JP2010264959A - 空気入りタイヤ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】静電気を路面に放電することが可能な空気入りタイヤ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】トレッドゴムは第1の非導電性ゴムストリップ9Gを螺旋状に巻回させたベースゴム部9と、第2の非導電性ゴムストリップ10Gを螺旋状に巻回させたキャップゴム部10と、それらを貫通して半径方向内外にのびる導通部11とを具え、導通部11はベースゴム部9内で第1の非導電性ゴムストリップ9Gと重なって巻回する第1の導電性ゴムストリップ12Gからなる第1の導電性巻回部12と、キャップゴム部10内で第2の非導電性ゴムストリップ10Gと重なって巻回する第2の導電性ゴムストリップ13Gからなる第2の導電性巻回部13とから形成される。第1の導電性巻回部12の半径方向上端部がなす露出面部と第2の導電性巻回部13の半径方向下端部がなす露出面部とは、タイヤ周方向に対して異なる向きに傾斜し、かつこの露出面部同士が交差し交わる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の静電気を路面に放電することが可能な空気入りタイヤ及びその製造方法に関する。
近年、タイヤの転がり抵抗を低く抑えながらウエットグリップ性を高めるために、カーボンブラックに代えてシリカをゴム補強剤としてトレッドゴムに配合することが提案されている。しかし、シリカは導電性に劣りトレッドゴムの電気抵抗を増加させるため、シリカ配合のトレッドゴムを用いたタイヤでは、静電気を車両に蓄積させ、ラジオノイズ等の電波障害を引き起こすおそれがある。
そこで、下記の特許文献1には、例えば図11(A)に示されるようなトレッドゴムaが提案されている。このトレッドゴムaは、カーボン配合とした導電性ゴムのベースゴム部bと、シリカ配合とした非導電性ゴムからなりかつ前記ベースゴム部bの半径方向外側に重置されるキャップゴム部cと、前記ベースゴム部bから半径方向外側に突出し前記キャップゴム層cを貫通してトレッド接地面に露出する導電性ゴムからなる導通部dとを具える。このようなトレッドゴムaは、ゴムの押出成形によって形成できる。
ここで、前記導通部dとキャップゴム部cとの間で生じる偏摩耗を抑制するためには、前記導通部dの巾Wをできるだけ小に形成するのが好ましい。しかし押出成形において巾Wを小に設定した場合、導通部dが内部で途切れて導通しなくなる可能性が生じるが、そのとき、内部の途切れを容易に判別することが難しく、その結果、最終的にタイヤ全数の導通検査が必要となるという問題が生じる。
そのため下記の特許文献2には、図11(B)に示すように、前記押出成形に代え、ゴムストリップを螺旋状に巻回する所謂ストリップワインド法を用いて、前記ベースゴム部bとキャップゴム部cと導通部dとを形成することが提案されている。このストリップワインド法では、前記導通部dの途切れ(導通不良)が、巻回中のゴムストリップの破断として容易に確認できるという利点がある。
他方、空気入りタイヤでは、転がり抵抗の更なる低減のために、前記ベースゴム部bも、シリカ配合の非導電性ゴムにて形成することが望まれる。しかしその場合には、前記ベースゴム部bにも、該ベースゴム部bを貫通して半径方向にのびる導通部を設け、その導通部の半径方向外端部と、前記キャップゴム部cに配される導通部の半径方向内端部とを互いに突き合わせて接続させることが必要となる。しかし前記導通部は、厚さ2mm程度の薄いゴムストリップによって形成されるため、導通部同士を突き合わせて導通させることは難しく、又生産効率を著しく低下させるという問題がある。
なお導通部同士を突き合わせる以外に、例えば、図11(C)に示すように、例えばストリップ巾wpが小な細いゴムストリップpを半径方向外側に積み重ねるように渦巻き状に巻き付けることにより、ベースゴム部bとキャップゴム部cとをともに貫通する1本の導通部dを形成することも案出される。係る場合、前記導通部dによってベースゴム部b及びキャップゴム部cが左右に分割されるため、この分割されたベースゴム部分b1、b2、キャップゴム部分c1、c2を、ゴムストリップを用いて別々に形成する必要が生じるため、生産効率の低下を招く。又導通部dとベースゴム部分b1、b2との間、及び導通部dとキャップゴム部分c1、c2との間に空気溜まりが形成されやすく、タイヤのユニフォミティーを損ねるとともに、製品不良の発生率を高めるという問題を招く。又ゴムストリップpの巻き崩れの観点からストリップ巾wp、即ち導通部dの巾Wをあまり細くすることができず、そのため導通部dに起因する偏摩耗を十分に抑制することも難しくなる。
なお、下記の特許文献3には、ゴムストリップの端部間同士を突き合わせて導通することが記載されている。
特開平9−71112号公報 特開平2006−137067号公報 特開平2008−285070号公報
そこで本発明は、ベースゴム部とキャップゴム部とを、シリカ配合の非導電性ゴムストリップを用いて形成した低転がり抵抗のタイヤにおいて、前記ベースゴム部を貫通する導通部とキャップゴム部を貫通する導通部とを容易かつ確実に接続して導通させることができ、空気溜まりによる製品不良やユニフォミティーの低下を抑制しつつ生産効率の向上を図りうる空気入りタイヤ及びその製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本願請求項1の発明は、トレッド部からサイドウォール部を経てビード部のビードコアに至るトロイド状のカーカスと、該カーカスの半径方向外側かつ前記トレッド部の内部に配されしかもリム組状態においてリムと電気的に導通しうるトレッド補強コード層と、半径方向内周面が前記トレッド補強コード層に接する接触面をなしかつ半径方向外周面が路面に接地するトレッド接地面をなすトレッドゴムとを具える空気入りタイヤであって、
前記トレッドゴムは、
シリカ配合の第1の非導電性ゴムストリップを一方のトレッド端側から他方のトレッド端側に向かって螺旋状に巻回させたストリップ巻回体からなり、しかも前記接触面を有するベースゴム部、
シリカ配合の第2の非導電性ゴムストリップを他方のトレッド端側から一方のトレッド端側に向かって螺旋状に巻回させたストリップ巻回体からなり、しかも前記トレッド接地面を有しかつ前記ベースゴム部に半径方向外側で重置するキャップゴム部、
及び、前記ベースゴム部とキャップゴム部とを貫通して半径方向内外にのび、しかも半径方向内端が前記接触面で露出しかつ半径方向外端が前記トレッド接地面で露出する導通部を具えるとともに、
前記導通部は、
前記ベースゴム部内においてタイヤ軸方向で隣り合う前記第1の非導電性ゴムストリップの巻回部間に介在して該第1の非導電性ゴムストリップとともに螺旋状に巻回する第1の導電性ゴムストリップからなる第1の導電性巻回部と、
前記キャップゴム部内においてタイヤ軸方向で隣り合う前記第2の非導電性ゴムストリップの巻回部間に介在して該第2の非導電性ゴムストリップとともに螺旋状に巻回する第2の導電性ゴムストリップからなる第2の導電性巻回部とから形成され、
しかも、前記第1の導電性巻回部の半径方向上端部が前記ベースゴム部の半径方向外周面で露出する露出面部と、前記第2の導電性巻回部の半径方向下端部が前記キャップゴム部の半径方向内周面で露出する露出面部とは、タイヤ周方向に対して異なる向きに傾斜し、かつこの露出面部同士が交差して交わることにより、前記第1、第2の導電性巻回部は、前記交差の位置で互いに導通しうるとともに、
前記第2の導電性巻回部は、前記第2の導電性ゴムストリップの螺旋状の巻回が1周未満であり、かつこの巻回の始端部と終端部との間の、トレッド接地面上における周方向の間隔Dを、トレッド接地長さLの100%以下としたことを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記第1の導電性巻回部は、前記第1の導電性ゴムストリップの螺旋状の巻回を複数周回とすることを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記トレッドゴムは、タイヤ赤道において、キャップゴム部の半径方向厚さTcと、前記ベースゴム部の半径方向厚さTbとの比Tc/Tbを1.0より大としたことを特徴としている。
又請求項4の発明では、前記第2の非導電性ゴムストリップの正接損失 tanδ2は、前記第1の非導電性ゴムストリップの正接損失 tanδ1よりも大であることを特徴としている。
又請求項5の発明は、リム組状態においてリムと電気的に導通しうるトレッド補強コード層と、半径方向内周面が前記トレッド補強コード層に接する接触面をなしかつ半径方向外周面が路面に接地するトレッド接地面をなすトレッドゴムとを具える空気入りタイヤの製造方法であって、
前記トレッドゴムを成形するトレッドゴム成形工程と、
前記トレッドゴムをトレッド部に具えた生タイヤを加硫する加硫工程とを含み、
かつ
前記トレッドゴム成形工程は、
前記トレッド補強コード層のタイヤ半径方向外側に、シリカ配合の生の第1の非導電性ゴムストリップを一方のトレッド端側から他方のトレッド端側まで螺旋状に巻回させることによりベースゴム部を形成するベースゴム部形成ステップと、
前記ベースゴム部の半径方向外側に、シリカ配合の生の第2の非導電性ゴムストリップを他方のトレッド端側から一方のトレッド端側まで螺旋状に巻回させることによりキャップゴム部を形成するキャップゴム部形成ステップとを有し、
かつ前記ベースゴム部形成ステップは、前記生の第1の非導電性ゴムストリップの巻回途中において、該生の第1の非導電性ゴムストリップと実質的に同巾の生の第1の導電性ゴムストリップを割り込ませることにより、タイヤ軸方向で隣り合う前記生の第1の非導電性ゴムストリップの巻回部間で該生の第1の非導電性ゴムストリップとともに螺旋状に巻回する生の第1の導電性ゴムストリップからなる第1の導電性巻回部を形成する第1の導電性巻回部形成ステップを含み、
かつ前記キャップゴム部形成ステップは、前記生の第2の非導電性ゴムストリップの巻回途中において、該生の第2の非導電性ゴムストリップと実質的に同巾の生の第2の導電性ゴムストリップを割り込ませることにより、タイヤ軸方向で隣り合う前記生の第2の非導電性ゴムストリップの巻回部間で該生の第2の非導電性ゴムストリップとともに螺旋状に巻回する生の第2の導電性ゴムストリップからなる第2の導電性巻回部を形成する第2の導電性巻回部形成ステップを含むとともに、
前記第1の導電性巻回部の半径方向上端部が前記ベースゴム部の半径方向外周面で露出する露出面部と、前記第2の導電性巻回部の半径方向下端部が前記キャップゴム部の半径方向内周面で露出する露出面部とは、タイヤ周方向に対して異なる向きに傾斜し、かつこの露出面部同士が交差して交わることにより、前記第1、第2の導電性巻回部は、前記交差の位置で互いに導通でき、
しかも前記第2の導電性巻回部は、前記生の第2の導電性ゴムストリップの螺旋状の巻回を1周未満としたことを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
なお前記「トレッド接地面」とは、正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填した状態のタイヤに正規荷重を負荷してキャンバー角0°で平面に接地させたときに接地するトレッド部の表面を意味する。なお前記トレッド接地面において、最もタイヤ軸方向外側の位置をトレッド端という。又「トレッド接地長さL」とは、接地したときの接地面形状Qにおけるタイヤ周方向の長さを意味する。
また、前記「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば"標準リム"、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" とする。また、前記「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば"最高空気圧"、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" とするが、タイヤが乗用車用である場合には180kPaとする。さらに、前記「正規荷重」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば"最大負荷能力"、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" であるが、タイヤが乗用車用の場合には前記荷重の88%に相当する荷重とする。
又ゴムストリップの正接損失は、加硫後のゴムの正接損失であって、JIS−K6394の規定に準じ、次に示される条件で(株)岩本製作所製の「粘弾性スペクトロメータ」を用いて測定した値である。初期歪み(10%)、振幅(±1%)、周波数(10Hz)、変形モード(引張)、測定温度(70℃)。
本発明は、ベースゴム部をなす第1の非導電性ゴムストリップと、第1の導電性巻回部をなす第1の導電性ゴムストリップとを、ともに一方のトレッド端側から他方のトレッド端側に向かって螺旋状に巻回し、逆に、キャップゴム部をなす第2の非導電性ゴムストリップと、第2の導電性巻回部をなす第2の導電性ゴムストリップとは、ともに他方のトレッド端側から一方のトレッド端側に向かって螺旋状に巻回している。
これにより、前記第1の導電性巻回部の半径方向上端部が、ベースゴム部の半径方向外周面で露出する露出面部と、前記第2の導電性巻回部の半径方向下端部が、前記キャップゴム部の半径方向内周面で露出する露出面部とは、タイヤ周方向に対して、互いに異なる向きに傾斜することとなる。そしてこの傾斜が異なることにより、前記露出面部同士は交差でき、前記第1、第2の導電性巻回部は、この交差の位置で、互いに導通することが可能となる。
このように、露出面部同士を、タイヤ周方向全周に亘って重ね合わせるのではなく、露出面部の傾斜方向を敢えて相違させている。従って、露出面部がある程度タイヤ軸方向に位置ズレした場合にも、露出面部同士を交差させることができ、この交差の位置で前記第1、第2の導電性巻回部を、確実に導通(接触)させることができる。
又第1、第2の導電性巻回部は、それぞれ、第1、第2の非導電性ゴムストリップを巻回させる際に、第1、第2の導電性ゴムストリップを割り込ませて巻回することによって形成できるため、生産効率を向上させることができる。又導通部の両側でベースゴム部およびキャップゴム部を分割して形成する必要がないため、前述の優れた生産効率を維持でき、しかも導通部の両側に大きな空気溜まりが生じないため、それに起因する製品不良やユニフォミティーの低下をも抑制することもできる。
本発明の空気入りタイヤの一実施例を示す断面図である。 トレッド部を拡大して示す断面図である。 ゴムストリップの一例を示す斜視図である。 トレッドゴムの一部をさらに拡大して示す断面図である。 ベースゴム部を第1の導電性巻回部とともに平面に展開して示す展開図である。 キャップゴム部を第2の導電性巻回部とともに平面に展開して示す展開図である。 トレッドゴム成形工程を示す説明図である。 ベースゴム部形成ステップを、第1の導電性巻回部形成ステップとともに示す説明図である。 キャップゴム部形成ステップを、第2の導電性巻回部形成ステップとともに示す説明図である。 タイヤの電気抵抗測定装置を概念的に示す断面略図である。 (A)〜(C)は、背景技術を説明する断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は、本発明の製造方法によって得られた空気入りタイヤ1の断面図であって、図1において、本実施形態の空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るトロイド状のカーカス6と、このカーカス6の半径方向外側かつ前記トレッド部2の内部に配されるトレッド補強コード層7とを含んで構成される。
前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ周方向に対して例えば75゜〜90゜の角度で配列した1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aから形成される。このカーカスプライ6Aは、例えばビードコア5、5間を跨るトロイド状のプライ本体部6aの両側に、前記ビードコア5の周りをタイヤ軸方向内側から外側に向けて折り返されるプライ折返し部6bを有する。また前記プライ本体部6aとプライ折返し部6bとの間には、ビードコア5から半径方向外側にのびるビード補強用のビードエーペックスゴム8が配されている。
前記トレッド補強コード層7は、ベルトコードをタイヤ周方向に対して例えば15〜40°の角度で配列した2枚以上、本例では2枚のベルトプライ7A、7Bを含み、各ベルトコードがプライ間相互で交差することにより、ベルト剛性を高め、トレッド部2の略全巾をタガ効果を有して強固に補強している。このトレッド補強コード層7には、必要に応じて、その外側に、バンドコードをタイヤ周方向に対して螺旋状に巻回したバンドプライ19を含ますこともできる。
これらカーカスプライ6A、ベルトプライ7A、7B、バンドプライ19は、いずれも前記コードを被覆するトッピングゴムを含む。本例では、各トッピングゴムは、従来の一般的なタイヤと同様、ゴム補強剤としてカーボンブラックを高配合し、これによりゴムの体積固有電気抵抗値を1.0×10(Ω・cm)未満、好ましくは1.0×10(Ω・cm)以下として導電性を確保している。
なお本明細書において、ゴムの体積固有電気抵抗値は、15cm四方かつ厚さ2mmのゴム試料に対し、印加電圧500V、気温25℃、湿度50%の条件で電気抵抗測定器(この例では、ADVANTESTER 8340A )を用いて測定した値で表示している。
また、サイドウォール部3には、前記カーカス6の外側に、サイドウォール外面をなすサイドウォールゴム3Gが配される。このサイドウォールゴム3Gのタイヤ半径方向の外端は、前記カーカス6とトレッド補強コード層7との間に挟まれて終端している。またビード部4には、カーカス6の外側に、リムJに接触するクリンチゴム4Gが配されている。このクリンチゴム4Gの半径方向上端部は、前記サイドウォールゴム3Gの半径方向下端部と接続される。本例では前記サイドウォールゴム3G及びクリンチゴム4Gも、ゴム補強剤としてカーボンブラックを高配合し、これにより体積固有電気抵抗値を1.0×10(Ω・cm)未満、好ましくは1.0×10 Ω・cm)以下として導電性を確保している。
従って本例では、前記トレッド補強コード層7は、リム組み状態において、前記バンドコードプライ19のトッピングゴム、ベルトプライ7A、7Bのトッピングゴム、カーカスプライ6Aのトッピングゴム、サイドウォールゴム3G、及びクリンチゴム4Gを介してリムJと電気的に導通しうる。なお電気的導通が保たれるならば、トッピングゴムの一部、及び/又はサイドウォールゴム3Gを、体積固有電気抵抗値が1.0×10(Ω・cm)以上の非導電性ゴムで形成することもできる。
次に、前記トレッド補強コード層7の半径方向外側には、半径方向内周面が該トレッド補強コード層7に接する接触面SLをなし、かつ半径方向外周面が路面に接地するトレッド接地面SUをなすトレッドゴム2Gが配される。
このトレッドゴム2Gは、前記接触面SLを有する半径方向内側のベースゴム部9、前記トレッド接地面SUを有しかつ前記ベースゴム部9とは半径方向外側で重置するキャップゴム部10、及び前記ベースゴム部9とキャップゴム部10とを貫通して半径方向内外にのびるとともに半径方向内端部が前記接触面SLで露出しかつ半径方向外端部が前記トレッド接地面SUで露出する導通部11を含んで構成される。
このうち前記ベースゴム部9は、図2に拡大して示すように、シリカ配合の第1の非導電性ゴムストリップ9Gを、一方のトレッド端Te1側から他方のトレッド端Te2側に向かって螺旋状に連続的に巻回させたストリップ巻回体によって形成される。又前記キャップゴム部10は、シリカ配合の第2の非導電性ゴムストリップ10Gを、他方のトレッド端Te2側から一方のトレッド端Te1側に向かって螺旋状に巻回させたストリップ巻回体によって形成される。なお第1の非導電性ゴムストリップ9Gの両側縁は、ベースゴム部9の半径方向内周面及び外周面を構成し、又第2の非導電性ゴムストリップ10Gの両側縁は、キャップゴム部10の半径方向内周面及び外周面を構成している。
前記第1、第2の非導電性ゴムストリップ9G、10Gには、何れもシリカを高配合したシリカ配合ゴムが用いられる。このようなシリカ配合ゴムは、キャップゴム部10においては、転がり抵抗を低減しながらウエットグリップ性能を向上させうる。またベースゴム部9においては、主に転がり抵抗を低減させうる。従って総合的に、ウエットグリップ性能と低転がり抵抗性とを高レベルで兼ね備え、優れた実車走行性能を発揮させることができる。なお本例では、前記第2の非導電性ゴムストリップ10Gは、その正接損失 tanδ2が、前記第1の非導電性ゴムストリップ9Gの正接損失 tanδ1よりも大であり、これにより、ウエットグリップ性能のいっそうの向上が図られる。なお前記正接損失の比 tanδ2/tanδ1は、好ましくは1.5以上、さらには2.0以上、さらには2.5以上であるのが望ましいが、高すぎると転がり抵抗に悪影響を及ぼすため、その上限は5.0以下が望ましい。
ここで、前記第1、第2の非導電性ゴムストリップ9G、10Gを構成するゴムポリマーとしては、例えば天然ゴム(NR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)ポリイソプレンゴム(IR)、ニトリルゴム(NBR)又はクロロプレンゴム(CR)などが挙げられ、これらは1種又は2種以上をブレンドして用いられても良い。配合されるシリカとしては、特に限定されないが、ゴムへの補強効果及びゴム加工性を高めるために、窒素吸着比表面積(BET)が150〜250m/gの範囲、かつフタル酸ジブチル(DBP)吸油量が180ml/100g以上のコロイダル特性を示すものが好適である。また、シランカップリング剤としては、ビス(トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、α−メルカプトプロピルトリメトキシシランが好適である。
又低転がり抵抗とウエットグリップ性とをより高いレベルで両立させるために、前記シリカの配合量は、ゴムポリマー100質量部に対して、30質量部以上、さらには40質量部以上が好ましく、またその上限は、100質量部以下、さらには80質量部以下、さらに好ましくは60質量部以下が好ましい。又前記第1、第2の非導電性ゴムストリップ9G、10Gには、カーボンブラックが補助的に配合されても良い。これは、他のゴム物性、例えばゴム弾性やゴム硬度等を調整するのに役立つ。この場合、カーボンブラックの配合量は、シリカの配合量より少なく、とりわけゴムポリマー100質量部に対して15質量部以下、さらには10質量部以下が望ましい。カーボンブラックの配合量が15質量部を超えると、転がり抵抗が大幅に悪化する他、ゴムが過度に硬くなる傾向があるため好ましくない。
又前記第1、第2の非導電性ゴムストリップ9G、10Gは、図4に示すように、厚さtgに比して幅Wgを十分大とした断面矩形のリボン状をなす。このゴムストリップ9G、10Gの幅Wg及び厚さtgは、タイヤサイズやその種類によって相違するが、幅Wgが5〜50mm程度、及び厚さtgが0.5〜3mm程度のものが好適に使用できる。前記幅Wgが5mm未満の場合、又は厚さtgが0.5mm未満の場合、巻き付け時にゴムストリップが破断し易くなる他、トレッドゴム2Gを形成するために巻回数が著しく増加して生産性が低下するおそれがある。逆に、前記幅Wgが50mmを超える場合、又は厚さtgが3mmを超える場合、螺旋状に巻き重ねて正確な断面形状を作るのが難しくなる。
次に、前記導通部11は、図3にさらに拡大して示すように、前記ベースゴム部9内に形成される第1の導電性巻回部12と、前記キャップゴム部10に形成される第2の導電性巻回部13とからなる。
具体的には、前記第1の導電性巻回部12は、前記ベースゴム部9内においてタイヤ軸方向で隣り合う前記第1の非導電性ゴムストリップ9Gの巻回部R、R間に介在して該第1の非導電性ゴムストリップ9Gとともに螺旋状に巻回する第1の導電性ゴムストリップ12Gから形成される。この第1の導電性巻回部12では、前記第1の導電性ゴムストリップ12Gの巻回数Nは複数回であって、多すぎると転がり抵抗に不利となり、又少なすぎると、本発明においても第1の導電性巻回部12と第2の導電性巻回部13との導通に精度が要求され生産効率に不利となる。このような観点から前記巻回数Nの下限は2回以上、さらには3回以上が好ましく、又その上限は10回以下、さらには5回以下が好ましい。
又前記第2の導電性巻回部13は、前記キャップゴム部10内においてタイヤ軸方向で隣り合う前記第2の非導電性ゴムストリップ10Gの巻回部R、R間に介在して該第2の非導電性ゴムストリップ10Gとともに螺旋状に巻回する第2の導電性ゴムストリップ13Gから形成される。この第2の導電性巻回部13では、前記第2の導電性ゴムストリップ13Gの巻回は、1周未満であって、図6に示すように、この巻回の始端部E1と終端部E2との間の、トレッド接地面SU上における周方向の間隔Dを、トレッド接地長さLの100%以下としている。なお100%を越えると、走行中、第2の導電性巻回部13が路面と接地しない状態が発生するため、放電に著しく不利となる。このような放電性の観点から、前記間隔Dは70%以下、さらには50%以下が好ましい。このように前記第2の導電性巻回部13を、放電に必要な最低限の巻回に止めているため、ウエットグリップ性能および低転がり抵抗性能を最大限に高めることができる。
前記第1の導電性ゴムストリップ12Gの巾は、前記第1の非導電性ゴムストリップ9Gの巾Wgと実質的に等しく、又前記第2の導電性ゴムストリップ13Gの巾は、前記第2の非導電性ゴムストリップ10Gの巾Wgと実質的に等しい。
従って、前記第1の導電性巻回部12の半径方向上端部12Uは、前記ベースゴム部9の半径方向外周面9SUと整一して露出するとともに、図5に概念的に示すように、この外周面9SU上でタイヤ周方向に対して傾斜してのびる第1の露出面部12SUを形成する。又前記第1の導電性巻回部13の半径方向下端部13Lは、前記キャップゴム部10の半径方向内周面10SLと整一して露出するとともに、前記図5に一点鎖線で示すように、前記内周面10SL上でタイヤ周方向に対して傾斜してのびる第2の露出面部13SLを形成する。
ここで、前記第1の導電性ゴムストリップ12Gは、前記第1の非導電性ゴムストリップ9Gとともに、ともに一方のトレッド端Te1側から他方のトレッド端Te2側に向かって螺旋状に巻回されている。従って、前記第1の露出面部12SUは、前記螺旋のピッチ角αの分だけタイヤ周方向に対して、図5においては右下がりで傾斜している。これに対して、前記第2の導電性ゴムストリップ13Gは、前記第2の非導電性ゴムストリップ10Gとともに、ともに他方のトレッド端Te2側から一方のトレッド端Te1側に向かって螺旋状に巻回されているため、前記第2の露出面部13SLは、前記螺旋のピッチ角αの分だけタイヤ周方向に対して、図5においては左下がりで傾斜する。
このように露出面部12SU、13SL間で周方向に対する傾斜の向きが相違するため、前記露出面部12SU、13SL同士が交差でき、従って、前記第1、第2の導電性巻回部12、13は、この交差の位置Pで互いに導通することが可能となる。しかも、第1の導電性巻回部12が複数回巻回しているため、2箇所で交差でき、しかも第1の導電性巻回部12の巾領域Y内にて、第2の導電性巻回部13の形成位置がバラ付いた場合にも、露出面部12SUと露出面部13SLとは確実に交差せることができる。
なお前記第1、第2の導電性ゴムストリップ12G、13Gは、ゴム補強剤として本例ではカーボンブラックを高配合したカーボンブラック配合ゴムを使用することにより、前記トッピングゴム等と同様、導電性を確保している。
又前記トレッドゴム2Gでは、キャップゴム部10が摩耗末期まで露出して、優れたウエットグリップ性を発揮させるために、タイヤ赤道Cにおける、キャップゴム部10の半径方向厚さTcと、前記ベースゴム部9の半径方向厚さTbとの比Tc/Tbは1.0より大であることが必要であり、好ましくは2.0以上である。しかし、前記比Tc/Tbが過大となると、導電性ゴムストリップ12G、13Gの螺旋の向きを違える効果が少なくなり、タイヤの電気抵抗が増加傾向となる。従って前記比Tc/Tbの上限は、積層のバランスをとるためにも、4.0以下、さらには3.0以下が好ましい。なお前記厚さTb、Tcは、タイヤ赤道Cにトレッド溝が形成される場合には、タイヤ赤道Cに最も近く、かつトレッド溝による厚さへの影響のない位置で測定される厚さとする。
次に、前記空気入りタイヤ1の製造方法について説明する。この製造方法では、トレッドゴムを成形するトレッドゴム成形工程と、前記トレッドゴムをトレッド部に具えた生タイヤを加硫する加硫工程とを含み、前記トレッドゴム成形工程以外は、従来と同様の工程が採用される。従って、以下に、トレッドゴム成形工程のみを説明する。
このトレッドゴム成形工程STは、図7に示すように、トレッド補強コード層7のタイヤ半径方向外側に、シリカ配合の生の第1の非導電性ゴムストリップ9GNを一方のトレッド端Te1側から他方のトレッド端Te2側まで螺旋状に巻回させることによりベースゴム部9を形成するベースゴム部形成ステップST1と、前記ベースゴム部9の半径方向外側に、シリカ配合の生の第2の非導電性ゴムストリップ10GNを他方のトレッド端Te2側から一方のトレッド端Te1側まで螺旋状に巻回させることによりキャップゴム部10を形成するキャップゴム部形成ステップST2とを具える。
又前記ベースゴム部形成ステップST1では、図8に示すように、前記生の第1の非導電性ゴムストリップ9GNの巻回途中において、該生の第1の非導電性ゴムストリップ9GNと実質的に同巾の生の第1の導電性ゴムストリップ12GNを割り込ませることにより、タイヤ軸方向で隣り合う前記生の第1の非導電性ゴムストリップ9GNの巻回部R、R間で該生の第1の非導電性ゴムストリップ9GNとともに螺旋状に巻回する生の第1の導電性ゴムストリップ12GNからなる第1の導電性巻回部12を形成する第1の導電性巻回部形成ステップST3を含む。
又前記キャップゴム部形成ステップST2も同様であり、図9に示すように、前記生の第2の非導電性ゴムストリップ10GNの巻回途中において、該生の第2の非導電性ゴムストリップ10GNと実質的に同巾の生の第2の導電性ゴムストリップ13GNを割り込ませることにより、タイヤ軸方向で隣り合う前記生の第2の非導電性ゴムストリップ10Gの巻回部R、R間で該生の第2の非導電性ゴムストリップ10Gとともに螺旋状に巻回する生の第2の導電性ゴムストリップ13GNからなる第2の導電性巻回部13を形成する第2の導電性巻回部形成ステップST4を含む。
このように第1、第2の導電性巻回部12、13は、それぞれ生の第1、第2の非導電性ゴムストリップ9GN、10GNを巻回させる際に、第1、第2の導電性ゴムストリップ12GN、13GNを割り込ませて巻回することによって形成できる。従って、優れた生産効率を発揮しうる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1に示す基本構造を有する空気入りタイヤ(サイズ:225/50R17)を表1の仕様に基づき試作するとともに、各タイヤの生産性、ユニフォミティー、空気溜まりによる不良品の発生率、電気抵抗を測定し各タイヤと比較した。各例ともキャップゴム部及びベースゴム部にはシリカリッチの非導電性ゴムが、又導通部にはカーボンリッチの導電性ゴムがそれぞれ使用されている。配合は各例とも同一である。
なお比較例1Aは、前記図11(A)に示すように、トレッドゴムが押出成形された場合を示し、それ以外の比較例2A、3A、実施例1Aはストリップワインド法(STW法)にてトレッドゴムを形成されている。又比較例2、3は前記図11(C)に示すように、ゴムストリップを半径方向外側に積み重ねるように渦巻き状に巻き付けることにより導通部を形成している。この場合、導通部によって分割された左右のベースゴム部分、キャップゴム部分は、それぞれゴムストリップを用いて別々に形成される。
テスト方法は、次の通りである。
<タイヤの電気抵抗>
図10に示されるように、絶縁板20(電気抵抗値が1012Ω以上)の上に設置された表面が研磨された金属板21(電気抵抗値は10Ω以下)と、タイヤ・リム組立体を保持する導電性のタイヤ取付軸22と、電気抵抗測定器23とを含む測定装置を使用し、JATMA規定に準拠してテストタイヤとリムJとの組立体の電気抵抗値を測定した。なお各テストタイヤ1は、予め表面の離型剤や汚れが十分に除去されており、かつ、十分に乾燥した状態のものを用いた。また他の条件は、次の通りである。
リム材料:アルミニウム合金製
リムサイズ:17×7J
内圧:200kPa
荷重:5.3kN
試験環境温度(試験室温度):25℃
湿度:50%
電気抵抗測定器の測定範囲:10 〜1.6×1016Ω
試験電圧(印可電圧):1000V
試験の要領は、次の通りである。
(1)供試タイヤ1をリムに装着しタイヤ・リム組立体を準備する。この際、両者の接触部に潤滑剤として石けん水が用いられる。
(2)タイヤ・リム組立体を試験室内で2時間放置させた後、タイヤ取付軸22に取り付ける。
(3)タイヤ・リム組立体に前記荷重を0.5分間負荷し、解放後にさらに0.5分間、解放後にさらに2分間負荷する。
(4)試験電圧が印可され、5分経過した時点で、タイヤ取付軸22と金属板21との間の電気抵抗値を電気抵抗測定器23によって測定する。前記測定は、タイヤ周方向に90°間隔で4カ所で行われ、そのうちの最大値を当該タイヤTの電気抵抗値(測定値)とする。
<タイヤのユニフォミティ>
各テストタイヤについて、JASO C607:2000のユニフォミティ試験条件に準拠して、回転時のタイヤ半径方向の力の変動成分であるラジアルフォースバリエーション(RFV)が下記の条件で測定された。評価は、各RFVを逆数化し、表1においては、比較例1Aを100、表2においては比較例1Bを100とする指数で評価した。数値が大きいほど良好である。
リム:17×7J
内圧:200kPa
荷重:4.08kN
回転速度:60rpm
テストの結果などを表1に示す。
<生産性>
各タイヤを生産したときの生産効率を、比較例2Aを100とする指数で評価した。数値が大きいほど良好である。
<空気溜まりによる不良品の発生率>
各タイヤを、1000本製造し、そのときの空気溜まりに起因する不良品の発生率を比較した。
Figure 2010264959
表から、実施例のタイヤは、空気溜まりの発生を抑えることにより、製品不良の発生を抑制するとともにユニフォミティーを向上でき、しかも生産性の向上を図りうるのが確認できる。
又同様に、表2の仕様に基づき、ストリップワインド法(STW法)にてトレッドゴムを形成したタイヤを試作するとともに、各タイヤの、タイヤの電気抵抗、転がり抵抗、ユニフォミティー、グリップ性についてテストし、それぞれ比較した。
テスト方法は、次の通りである。
<転がり抵抗>
転がり抵抗試験器を使用し、下記の条件での転がり抵抗が測定された。評価は、比較例1Bを100とする指数で評価した。数値が大きいほど転がり抵抗が小さく良好である。
リム:17×7J
内圧:200kPa
荷重:4.7kN
速度:80km/h
<グリップ性>
試供タイヤを、リム(17×7J)、内圧(200kPa)の条件にて、車両(3500cc)の全輪に装着し、ウエット路面のアスファルトのタイヤテストコースを走行したときのグリップ性(グリップ限界)をドライバーの官能評価により、それぞれ比較例1Bを6点とする10点法で評価した。値の大きい方が良好である。
なおタイヤの電気抵抗、ユニフォミティーのテスト方法は、表1の場合と同じである。
Figure 2010264959
表2から、第1、第2の導電性ゴムストリップの螺旋の向きを違えることにより第1、第2の導電性巻回部同士の導通を確実化でき、タイヤの電気抵抗を減じうるのが確認できる。
2 トレッド部
2G トレッドゴム
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
7 トレッド補強コード層
9 ベースゴム部
9G 第1の非導電性ゴムストリップ
10 キャップゴム部
10G 第2の非導電性ゴムストリップ
11 導通部
12 第1の導電性巻回部
12G 第1の導電性ゴムストリップ
12U 上端部
12SU 露出面部
13 第2の導電性巻回部
13G 第2の導電性ゴムストリップ
13L 下端部
13SL 露出面部
E1 始端部
E2 終端部
J リム
R 巻回部
SL 接触面
SU トレッド接地面
ST トレッドゴム成形工程
ST1 ベースゴム部形成ステップ
ST2 キャップゴム部形成ステップ
ST3 第1の導電性巻回部形成ステップ
ST4 第2の導電性巻回部形成ステップ

Claims (5)

  1. トレッド部からサイドウォール部を経てビード部のビードコアに至るトロイド状のカーカスと、該カーカスの半径方向外側かつ前記トレッド部の内部に配されしかもリム組状態においてリムと電気的に導通しうるトレッド補強コード層と、半径方向内周面が前記トレッド補強コード層に接する接触面をなしかつ半径方向外周面が路面に接地するトレッド接地面をなすトレッドゴムとを具える空気入りタイヤであって、
    前記トレッドゴムは、
    シリカ配合の第1の非導電性ゴムストリップを一方のトレッド端側から他方のトレッド端側に向かって螺旋状に巻回させたストリップ巻回体からなり、しかも前記接触面を有するベースゴム部、
    シリカ配合の第2の非導電性ゴムストリップを他方のトレッド端側から一方のトレッド端側に向かって螺旋状に巻回させたストリップ巻回体からなり、しかも前記トレッド接地面を有しかつ前記ベースゴム部に半径方向外側で重置するキャップゴム部、
    及び、前記ベースゴム部とキャップゴム部とを貫通して半径方向内外にのび、しかも半径方向内端が前記接触面で露出しかつ半径方向外端が前記トレッド接地面で露出する導通部を具えるとともに、
    前記導通部は、
    前記ベースゴム部内においてタイヤ軸方向で隣り合う前記第1の非導電性ゴムストリップの巻回部間に介在して該第1の非導電性ゴムストリップとともに螺旋状に巻回する第1の導電性ゴムストリップからなる第1の導電性巻回部と、
    前記キャップゴム部内においてタイヤ軸方向で隣り合う前記第2の非導電性ゴムストリップの巻回部間に介在して該第2の非導電性ゴムストリップとともに螺旋状に巻回する第2の導電性ゴムストリップからなる第2の導電性巻回部とから形成され、
    しかも、前記第1の導電性巻回部の半径方向上端部が前記ベースゴム部の半径方向外周面で露出する露出面部と、前記第2の導電性巻回部の半径方向下端部が前記キャップゴム部の半径方向内周面で露出する露出面部とは、タイヤ周方向に対して異なる向きに傾斜し、かつこの露出面部同士が交差して交わることにより、前記第1、第2の導電性巻回部は、前記交差の位置で互いに導通しうるとともに、
    前記第2の導電性巻回部は、前記第2の導電性ゴムストリップの螺旋状の巻回が1周未満であり、かつこの巻回の始端部と終端部との間の、トレッド接地面上における周方向の間隔Dを、トレッド接地長さLの100%以下としたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記第1の導電性巻回部は、前記第1の導電性ゴムストリップの螺旋状の巻回を複数周回とすることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記トレッドゴムは、タイヤ赤道において、キャップゴム部の半径方向厚さTcと、前記ベースゴム部の半径方向厚さTbとの比Tc/Tbを1.0より大としたことを特徴とする請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記第2の非導電性ゴムストリップの正接損失 tanδ2は、前記第1の非導電性ゴムストリップの正接損失 tanδ1よりも大であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  5. リム組状態においてリムと電気的に導通しうるトレッド補強コード層と、半径方向内周面が前記トレッド補強コード層に接する接触面をなしかつ半径方向外周面が路面に接地するトレッド接地面をなすトレッドゴムとを具える空気入りタイヤの製造方法であって、
    前記トレッドゴムを成形するトレッドゴム成形工程と、
    前記トレッドゴムをトレッド部に具えた生タイヤを加硫する加硫工程とを含み、
    かつ
    前記トレッドゴム成形工程は、
    前記トレッド補強コード層のタイヤ半径方向外側に、シリカ配合の生の第1の非導電性ゴムストリップを一方のトレッド端側から他方のトレッド端側まで螺旋状に巻回させることによりベースゴム部を形成するベースゴム部形成ステップと、
    前記べースゴム部の半径方向外側に、シリカ配合の生の第2の非導電性ゴムストリップを他方のトレッド端側から一方のトレッド端側まで螺旋状に巻回させることによりキャップゴム部を形成するキャップゴム部形成ステップとを有し、
    かつ前記ベースゴム部形成ステップは、前記生の第1の非導電性ゴムストリップの巻回途中において、該生の第1の非導電性ゴムストリップと実質的に同巾の生の第1の導電性ゴムストリップを割り込ませることにより、タイヤ軸方向で隣り合う前記生の第1の非導電性ゴムストリップの巻回部間で該生の第1の非導電性ゴムストリップとともに螺旋状に巻回する生の第1の導電性ゴムストリップからなる第1の導電性巻回部を形成する第1の導電性巻回部形成ステップを含み、
    かつ前記キャップゴム部形成ステップは、前記生の第2の非導電性ゴムストリップの巻回途中において、該生の第2の非導電性ゴムストリップと実質的に同巾の生の第2の導電性ゴムストリップを割り込ませることにより、タイヤ軸方向で隣り合う前記生の第2の非導電性ゴムストリップの巻回部間で該生の第2の非導電性ゴムストリップとともに螺旋状に巻回する生の第2の導電性ゴムストリップからなる第2の導電性巻回部を形成する第2の導電性巻回部形成ステップを含むとともに、
    前記第1の導電性巻回部の半径方向上端部が前記ベースゴム部の半径方向外周面で露出する露出面部と、前記第2の導電性巻回部の半径方向下端部が前記キャップゴム部の半径方向内周面で露出する露出面部とは、タイヤ周方向に対して異なる向きに傾斜し、かつこの露出面部同士が交差して交わることにより、前記第1、第2の導電性巻回部は、前記交差の位置で互いに導通でき、
    しかも前記第2の導電性巻回部は、前記生の第2の導電性ゴムストリップの螺旋状の巻回を1周未満としたことを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
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