JP2010261127A - 複合紡績糸及び布帛 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸湿性を有し、抗ピリング性を有し、かつ、ソフトな風合いを有する、すなわち、細番手糸でも強度と品質を兼ね備えた、再生セルロース系複合紡績糸、及びそれを用いた吸湿性と抗ピリング性に優れた薄地でも実用できる布帛を提供すること。
【解決手段】再生セルロース系繊維とアクリル繊維を複合してなる複合紡績糸において、該再生セルロース系繊維の単繊維繊度が0.2〜2.0dtex、ネップ発生個数が100個/g以下、単繊維の繊維軸方向捩れが10回/インチ以下であり、そして該アクリル繊維は単繊維繊度0.5〜2.0dtexの抗ピリングアクリル繊維からなることを特徴とする複合紡績糸。
【選択図】なし

Description

本発明は、非常に柔らかい風合いを保持しながら、吸湿性を有し、糸欠点が少なく、安定して優れた抗ピリング性を有する再生セルロース系複合紡績糸及びそれを用いた布帛に関する。
従来から、アクリル繊維は、風合いや発色性の独特の特徴から衣料用素材として幅広く使用されているが、機能として吸湿性の要求があり、綿などの吸水性原綿との混紡品として、使用されている場合が多い。しかしながら、アクリル繊維を用いた布帛はピリング性に問題があるため、本発明者は、抗ピリングタイプ(以下、抗ピルタイプともいう。)のアクリル繊維と単繊維の繊維軸方向捩れが10回/インチ以下の再生セルロース系繊維を複合した複合紡績糸、及びそれを用いた吸湿性と抗ピリング性に優れた布帛を提唱している(以下、特許文献1参照)。
一方、近年、消費者のニーズの多様化により、より薄く、より軽く、より柔らかい商品(特に、インナー、アウター、寝装品、etc)への趣向が高まってきている。このような要求を満たすためには、布帛を構成する紡績糸をより細くして薄地化を計る必要性があるが、同時に、糸強度や破裂強度などの生地物性の問題を起こさず製品の品位を持たせるために一定水準の糸品質を保ちながら紡績糸を製造する必要がある。
一般に紡績糸が細いほど糸強力は下がる傾向にあり、単繊維が細くなれば、紡績糸及び布帛の風合いは柔らかくなるが、ピリングは悪化する傾向にある。
特許第4102127号公報
本発明が解決しようとする課題は、吸湿性を有し、抗ピリング性を有し、かつ、ソフトな風合いを有する、すなわち、細番手糸でも強度と品質を兼ね備えた、再生セルロース系複合紡績糸、及びそれを用いた吸湿性と抗ピリング性に優れた薄地でも実用できる布帛を提供することである。
本発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意検討し、実験を重ねた結果、予想外に以下の構成が上記課題を解決しうることを発見し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1]再生セルロース系繊維とアクリル繊維を複合してなる複合紡績糸において、該再生セルロース系繊維の単繊維繊度が0.2〜2.0dtex、ネップ発生個数が100個/g以下、単繊維の繊維軸方向捩れが10回/インチ以下であり、そして該アクリル繊維は単繊維繊度0.5〜2.0dtexの抗ピリングアクリル繊維からなることを特徴とする複合紡績糸。
[2]前記再生セルロース系繊維とアクリル繊維の重量含有率は、10/90〜60/40であり、そして該複合紡績糸を構成する単繊維の構成本数は、70本以上である、前記[1]に記載の複合紡績糸。
[3]1000m長さ当りNEP(糸太さに対して200%)の個数が、100個以下である、前記[1]又は[2]に記載の複合紡績糸。
[4]前記[1]〜[3]のいずれかに記載の複合紡績糸を含む布帛。
本発明に係る複合紡績糸及び布帛は、衣料用や寝装用などの繊維製品において利用され、特に軽くて薄いインナー用途として用いた場合には、高い糸品質、生地品位を有しながら同時に非常に柔らかい風合いを有する抗ピリング性と吸湿性の性能を同時に兼ね備えた繊維製品を提供することができる。
本発明について、以下に具体的に説明する。
一般に、紡績糸を、例えば、インナー用途において薄い布帛で展開する場合、40/-Neより細い番手を使用することが多いが、より細い紡績糸を得るためには、アクリル繊維の繊度とともにセルロース繊維の繊度も細くしていく必要がある。特にセルロースは単繊維を細くしていくと繊維自体の腰の柔らかさのため、紡績工程で繊維が曲がり易く、かつ、繊維同士の交絡等が多い場合、開繊性が悪く、糸品質が悪化し、特にネップが多発する傾向にある。このため、使用するセルロース繊維は、捩れの少ないストレートに近い単繊維で、かつ、各々の単繊維群の方向性がより揃った単繊維群を使用することが望まれる。
一定レベルの品質の紡績糸を得るためには、アクリル繊維の品質も重要であるが、より柔らかいセルロース繊維の品質を保持することが、より重要となってくる。
紡績工程の中で、繊維の開繊、平行化を役割とした初期工程の混打綿機や梳綿機において、セルロース単繊維の方向性がばらばらの場合、特に、上記機械の高速で動いているピン、針布などにより単繊維が側面方向からの強い力を受けることになって、繊維がより曲がり易くなる。これらの機械を用いた初期工程以後の紡績工程において繊維の平行化は幾分なされていくものの、初期工程での曲がり繊維の発生頻度が多くなるほど、最終の紡績糸に至るまで、曲がったままの状態の繊維が残留する頻度は高くなり、結果的にネップなどの糸欠点が残存することになる。したがって、初期工程段階の混打綿機や梳綿機において、より方向性が揃った単繊維群を使用することによって、最終紡績糸においてネップなどの糸欠点を少なくすることができる。
また、セルロース繊維同士の交絡の程度が軽い場合は、セルロース繊維は、混打綿機や梳綿機において開繊され一本一本の単繊維に分繊される。以後の紡績工程において繊維の平行化は進められていくものの、セルロース繊維同士の交絡の程度が強い場合には、充分に開繊されず、開繊しきれなかった繊維は、以後の紡績工程においても、多く残存するため、結果的にネップなどの糸欠点が残存することになる。
さらに、開繊の難しさに影響を与える要因としては、セルロースの単繊維の繊維軸方向捩れがあり、捩れが多いほど繊維間の絡まりが解け難く、紡績糸の糸欠点に影響を及ぼす。繊維軸方向にストレート性の高い繊維としては再生セルロース繊維が好ましく、その捩れ率は、捩れ10回/インチ以下であることが好ましく、ネップなどの糸欠点を軽減できるため、より好ましくは5回/インチ以下である。
繊維軸方向の捩れとは、単繊維の撚がS方向又はZ方向のいずれかで長さ1インチ当たりに存在する捩れの個数であり、その際の捩れの個数を捩れ回数とする。繊維の捩れは、ランダムに5本の単繊維を選択して、長さ1インチ当たりの捩れの個数を顕微鏡で観察してカウントし、その平均値を求める。
以上のように、特に細い番手の紡績糸の場合、供給されるセルロース繊維の品質によって、糸品質へ大きく影響するが、セルロース単繊維の方向性、交絡状態、捩れなどの影響を受ける原料綿段階でのネップ発生個数は、100個/g以下にすることが望ましく、好ましくは80個/g以下、より好ましくは50個/g以下である。これらのネップ発生個数を有するセルロース系繊維を使用することにより、所望の糸品質を有する複合紡績糸及びそれを一部に使用した布帛を得ることができる。
原料綿段階でのネップ発生個数とは、後述するが、MASDAN製NATIネップ測定器に所定の原料を投入した場合のネップ発生数をいう。繊維が細くなればなる程、ネップなどが発生しやすく、糸欠点は悪化する傾向にあるが、本発明により、単繊維繊度0.2〜2.0dtexの、特に繊度0.8dtex以下のセルロースを使用した場合であっても、繊維の方向性を揃えた再生セルロースを使用することにより、ネップ発生個数が少なく、満足できる糸品質の複合紡績糸及び布帛を取得することができた。
薄くて軽い商品を作製するために、より細い番手の紡績糸を得ることが要求されるが、本発明の再生セルロース系繊維の繊度は、0.2〜2.0dtexであり、好ましくは0.3〜1.35dtexであり、より好ましくは0.5〜1.1dtexである。繊度2.0dtexを超えると生地を薄くするための細い番手の紡績糸が作製し難くなるとともに、糸強度、生地強度が不足することを招くため好ましくなく、0.2dtex以下では、細い番手での糸品質特にネップが悪化して商品価値として低い評価のものとなる。
本明細書中、用語「抗ピリングアクリル繊維」とは、JIS−L−1076A法に従って測定されるピリング性が3級以上の布帛を構成するアクリル繊維を意味する。
アクリル繊維としては、布帛の衣料としての風合いやピリング性能維持を目的として、単繊維繊度が0.5〜2.0dtexの範囲であるものを用いる必要があり、単繊維繊度が0.5dtex未満では、衣料として使用できる範囲でたとえアクリル繊維の物性を調整したとしても抗ピリング性が損なわれ、一方、2.0dtexを超えると、薄い布帛に対応するための細い番手の糸を紡績することが困難になるばかりか、布帛の風合いが固くなるため、好ましくない。
紡績糸や布帛において、その実用的強度を保ちながら、ピリング性が3級以上の抗ピリング性を確保するためには、使用するアクリル繊維は、引張強度2.5〜4.0cN/dtex、引張伸度20〜32%、引掛け強さ2.0cN/dtex以下であることが必要である。引張強度が2.5cN/dtex未満であるか又は引張伸度が20%未満であると、糸を形成する紡績工程や布帛を形成する編工程や織り工程で、糸強度不足による生産性が低下し、単繊維の切断が起こり、品質が低下する傾向があるため、好ましくない。引張強度が4.0cN/dtex、引張伸度が32%、又は引掛け強さが2.0cN/dtexを超えると、ピリング性能が低下するため、該範囲は、好ましくない。
本発明において、布帛での吸湿性を兼ね備えながら抗ピリング性能を保持するためには、本発明に係る複合紡績糸における再生セルロース系繊維とアクリル繊維の重量含有率(質量比)として、アクリル繊維を40重量%以上含有することが好ましく、より安定した性能を得るためにはアクリル繊維を60重量%以上含有することが、より好ましい。
抗ピリング性のあるアクリルを多く含有したとしても、綿に代表されるような、捩れ度合いの大きなセルロース繊維を混紡して布帛とした場合には、この布帛を繰り返し着用すると、上記の捩れ度合いの大きなセルロース繊維がピリングの足部になり、捩れがあるため、アクリル繊維もからまり易くピリングの中に取り込まれ、ピリングが成長していくという現象が見られる。
ピリング発生のメカニズムにおいては、ピリングの足部のほとんどはセルロース繊維から形成されている。したがって、セルロース繊維の繊維軸方向のストレート性が高い程、糸表面から飛び出したアクリル繊維とのからまりが少なくなって、ピリングの形成や成長がし難くなる。
複合するセルロース系単繊維が細くなる程、布帛において、摩擦により細い繊維が掻き出され易く、編地の表面が毛羽立ち、ピリングの種である足部になり易くなるが、繊維同士の交絡等を少なくして、捩れの少ないストレートに近い単繊維で、かつ、各々の単繊維群の方向性がより揃った単繊維群を使用することで、複合した他繊維と絡みに難くなり、ピリングの成長を抑制することができる。
今般、特に細い繊度0.8dtex以下のセルロースの場合であっても、繊維の方向性を揃えた再生セルロースを使用することにより、ネップ発生の抑制とともに、ピリングの成長をも抑制できることが分かった。
本発明において使用するセルロース繊維は、繊維軸方向にストレート性の高い再生セルロース繊維であり、その捩れ率は、捩れ10回/インチ以下であり、好ましくは5回/インチ以下である。この様な再生セルロース繊維を使用することにより、ピリングの形成がしにくい布帛を提供することができる。
本発明において使用する再生セルロース繊維は、その単繊維の繊度が0.2〜2.0dtexであり、単繊維の繊維軸方向捩れが10回/インチ以下であり、そしてネップ発生個数が100個/g以下という条件を満たすか限り、ポリノジックレーヨン、ビスコースレーヨン、銅アンモニア法レーヨン、リヨセル等、セルロースを溶解して再生した繊維であれば何れでも構わない。
布帛で所望の吸水・吸湿性能に関しては、本発明に係る複合紡績糸における再生セルロース系繊維とアクリル繊維の重量含有率(質量比)として、再生セルロース繊維の混率は10重量%以上あれば所望その性能を得られ、該混率が大きいほど、その効果は高まるが、ピリング性能とのバランスから60重量%以下にすることが好ましく、さらに薄くて軽い商品作成のために40重量%以下にすることがより好ましい。
吸湿性を保持しながら、抗ピリング性を有し、かつソフトな風合いを有し、特に、細番手糸でも強度と品質を兼ね備えたセルロース系複合紡績糸、及びそれを用いた吸湿性と抗ピリング性に優れた薄地でも実用できる布帛を作成できるものであれば、他繊維を、再生セルロース系繊維/アクリル繊維の複合紡績糸と、混紡することも可能である。抗ピリング性能を維持するためには、混紡される他繊維もストレート性が高いことが望ましく、その単繊維の捩れ率は捩れ10回/インチ以下であることが好ましく、より好ましくは5回/インチ以下である。
他繊維の混率は、薄地でも吸水・吸湿性と抗ピリング性に優れた布帛を達成できる範囲で設定する必要があり、限定されるものではないが、30重量%以下がより好ましい。
これらの他繊維としては、捩れ10回/インチ以下であり複合できる繊維であればいずれでもよく、ポリアミド系繊維、ポリエステル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、ポリ塩化ビニル系繊維、ポリポリオレフイン系繊維、ポリウレタン系繊維、アクリレート繊維などの合成繊維、半合成繊維、及び麻、羊毛、アンゴラ、カシミア、絹などの天然繊維等が挙げられる。
また、これらの再生セルロース系繊維/アクリル繊維/他繊維での複合形態は、限定されるものではなく、短繊維同士の混紡糸、短繊維と長繊維の複合(コアヤーン、サイロフィル、撚糸、混繊)でも構わない。
前述したように、薄くて軽い商品を提供するためには、より細い番手の複合糸を作成する必要があるが、複合糸作製、布帛作製、布帛及び製品の強度を保持するため、複合糸を構成する単繊維の構成本数は、70本以上にすることが好ましく、より好ましくは略85本以上にすることが望ましい。
細番手の場合、複合糸を構成する単繊維本数を確保するためには、それらの繊維を細くしていく必要があるが、単に細くしていくだけでは、複合糸品質が悪化するので、特に糸品質に大きく影響を及ぼす再生セルロースの繊維に関しては、単繊維の方向性、交絡状態、捩れなどの影響を受ける原料綿段階でのネップ発生個数は100個/g以下にすることが極めて非常に重要になってくる。
そのようにして得られた原料を使用して作成した複合紡績糸の品質に関しては、一般的に商売上作成した布帛での品位判定の結果から、複合糸として長さ1000m当たりのNEP(糸太さに対して200%)の個数は、100個以下にすることが好ましく、80個以下にすることがより好ましく、50個以下にすることがさらに好ましい。
本発明の布帛は、上記のような再生セルロース系複合紡績糸を一部に含む編物、織物等の形態で、アウター、インナー、靴下などの衣料用途、布団、毛布などの寝装寝具用途、マフラー、ショール、手袋などの装飾用途などに使用され、ここに例示した用途に限定されるものではない。これらの商品の吸湿性、抗ピリング性を兼ね備えるためには、本発明の複合糸を30%以上含むことが好ましく、50%以上含むことがさらに好ましい。その際、編物、織物等で交編、交織する素材は、短繊維の各種紡績糸(リング糸、オープンエンド糸、結束糸、etc)、長繊維の生糸、加工糸、撚糸、混繊糸、短繊維と長繊維の紡績糸(サイロフィル、コアヤーン、etc)、撚糸など限定されるものではない。
また、本発明の再生セルロース系複合紡績糸及びそれを一部に含んだ再生セルロース系複合糸含有布帛は、湿度環境が変化することに因り吸湿した場合、再生セルロース系繊維などが発熱性を有するため、吸湿発熱性を発現できる布帛として使用することができる。その際、再生セルロース系繊維が細いほど繊維の表面積が大きくなり、複合糸や布帛で発現できる吸湿発熱性の効果がより高くなる。
以下、本発明を、実施例等により更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されることを意図しない。
まず、本発明において使用した評価基準、評価方法等を説明する。
(1)再生セルロース系繊維のネップ発生個数
再生セルロース系繊維試料を20℃・65%RHにて24時間調湿した後、MESDAN製NATIネップ測定器を用い、試料重量1gをn=5で測定し、その平均値を求めネップ発生個数とした。
(2)複合紡績糸のNEP個数
Zellweger USTER社のUSTER TESTER3を用いて、NEP(糸太さに対して200%)以上の太さの欠点を、長さ1000m当たり個数として、n=10で測定し、その平均値を求めNEP個数とした。
(3)複合紡績糸の構成本数
複合紡績糸を断面方向に切断して、複合紡績糸を構成する単繊維の全本数をカウントし、n=10で測定して、その平均値を求め構成本数とした。
(4)紡績性
複合紡績糸の紡績性を、精紡段階での糸切れ数で判定した。以下の表1中、1時間(Hr)当たり、1台400スピンドル当り換算での糸切れ数として、50本/台・Hr未満の場合を「○」印判定とし、50本/台・Hr以上の場合を「×」印て判定とした。
(5)ピリング性
紡績糸を用いた布帛のピリング性を、JIS−L−1076A法により測定した。
(6)吸水性
複合紡績糸を用いた布帛の吸水性を、JIS−L−1907バイレックス法により測定した。
実施例1
公知の方法で得られた銅アンモニアレーヨン原液(質量比で、セルロース10.0%、アンモニア7.0%、銅3.6%)を用いて、流下緊張紡糸し、紡糸ノズルとしてφ0.6×2430Hollsの吐出孔を有する紡口より、32℃〜37℃の温水中に吐出した。流下緊張紡糸法により、延伸及び脱アンモニアして凝固せしめて青糸とし、この青糸を変向させ、硫酸(70℃・1.5wt%)にて前洗練処理し、その後、ロータリーカッターを用い、繊維長38mmにカットし、その後、硫酸(70℃・1.5wt%)を用いて再生を行い、50℃の温水で水洗を行い、その後、油剤付与、乾燥を行なった後に梱包した。硫酸(70℃・1.5wt%)を用いた再生では、硫酸液を、糸流れ方向と同一の方向で流し、整流状態で再生を行った。この手法を用いて得られた単繊維繊度0.8dtex、繊維長38mm、ネップ発生個数30個/g、捩れ1回/インチ以下の銅アンモニアレーヨン40重量%割合と、単繊維繊度1.0dtex、繊維長38mm、引張強度3.5cN/dtex、引張伸度25%、引掛け強さ1.2cN/dtexの抗ピリングアクリル繊維60重量%割合とを、混紡して、40/−Neの複合紡績糸を製造した。この複合紡績糸を使用して、20ゲージフライス組織で編みたてをし、染色仕上げして編地を得た。
実施例2
実施例1と同様の条件で、流下緊張紡糸を行い、延伸及び脱アンモニアして凝固せしめて青糸とし、この青糸を変向させ、硫酸(70℃・1.5wt%)を用いて再生を行い、50℃の温水で水洗を行い、ロータリーカッターを用い繊維長38mmにカットした。その後、油剤付与・乾燥を行なった後、梱包した。その他条件は、実施例1と同一であった。この手法を用いて得られた単繊維繊度0.6dtex、繊維長38mm、ネップ発生個数80個/g、捩れ1回/インチ以下の銅アンモニアレーヨン40重量%割合と、単繊維繊度1.0dtex、繊維長38mm、引張強度3.5cN/デシテックス、引張伸度25%、引掛け強さ1.2cN/dtexの抗ピリングアクリル繊維60重量%割合とを、混紡して、60/−Neの紡績糸を製造した。この紡績糸を使用して、20ゲージスムース組織で編みたてをし、染色仕上げして編地を得た。
実施例3
単繊維繊度1.1dtex、繊維長38mm、ネップ発生個数48個/g、捩れ1回/インチ以下の銅アンモニアレーヨン40重量%割合と、単繊維繊度0.8dtex、繊維長38mm、引張強度3.6cN/dtex、引張伸度23%、引掛け強さ1.4cN/dtexの抗ピリングアクリル繊維60重量%割合とを、混紡して、80/−Neの紡績糸を製造した。この紡績糸を使用して、28ゲージスムース組織で編みたてをし、染色仕上げして編地を得た。
実施例4
単繊維繊度1.35dtex、繊維長38mm、ネップ発生個数32個/g、捩れ1回/インチ以下の銅アンモニアレーヨン40重量%割合と、単繊維繊度1.0dtex、繊維長38mm、引張強度3.5cN/dtex、引張伸度25%、引掛け強さ1.2cN/dtexの抗ピリングアクリル繊維60重量%割合とを、混紡して、40/−Neの紡績糸を製造した。この紡績糸を使用して、20ゲージフライス組織で編みたてをし、染色仕上げして編地を得た。
実施例5
単繊維繊度1.7dtex、繊維長51mm、ネップ発生個数20個/g、捩れ5回/インチ以下のビスコースレーヨン40重量%割合と、単繊維繊度1.7dtex、繊維長51mm、引張強度3.0cN/dtex、引張伸度27%、引掛け強さ1.2cN/dtexの抗ピリングアクリル繊維60重量%割合とを、混紡して、40/−Neの紡績糸を製造した。この紡績糸を使用して、20ゲージフライス組織で編みたてをし、染色仕上げして編地を得た。
実施例6
単繊維繊度1.35dtex、繊維長51mm、ネップ発生個数45個/g、捩れ1回/インチ以下の銅アンモニアレーヨン40重量%割合と、単繊維繊度1.0dtex、繊維長51mm、引張強度3.5cN/dtex、引張伸度25%、引掛け強さ1.2cN/dtexの抗ピリングアクリル繊維40重量%と、他繊維として、単繊維径19.5μ、繊維長51mmカットし、表面のウロコを薬品処理した捩れ10回/インチ以下のウール20重量%割合とを、混紡して、40/−Neの紡績糸を製造した。この紡績糸を使用して、20ゲージフライス組織で編みたてをし、染色仕上げして編地を得た。
比較例1
実施例1において、ロータリーカッターを用い、繊維長38mmにカットし、その後、硫酸(70℃・1.5wt%)を用いて、硫酸液を、糸流れ方向に対し、向流方式で流し、乱流状態で再生を行った。他の条件は、実施例1と同一条件であった。この手法を用いて得られた単繊維繊度0.6dtex、繊維長38mm、ネップ発生個数350個/g、捩れ1回/インチ以下の銅アンモニアレーヨン40重量%割合と、単繊維繊度1.0dtex、繊維長38mm、引張強度3.5cN/dtex、引張伸度25%、引掛け強さ1.2cN/dtexの抗ピリングアクリル繊維60重量%割合とを、混紡して、60/−Neの紡績糸を製造した。この紡績糸を使用して、20ゲージスムース組織で編みたてをし、染色仕上げして編地を得た。
比較例2
単繊維繊度2.2dtex、繊維長38mm、ネップ発生個数15個/g、捩れ5回/インチ以下のビスコースレーヨン40重量%割合と、単繊維繊度2.2dtex、繊維長38mm、引張強度3.0cN/dtex、引張伸度29%、引掛け強さ1.4cN/dtexの抗ピリングアクリル繊維60重量%割合とを、混紡して、40/−Neの紡績糸を製造した。この紡績糸を使用して、20ゲージフライス組織で編みたてをし、染色仕上げして編地を得た。
比較例3
単繊維繊度1.7dtex、繊維長51mm、ネップ発生個数25個/g、捩れ5回/インチ以下のビスコースレーヨン40重量%割合と、単繊維繊度1.7dtex、繊維長51mm、引張強度3.0cN/dtex、引張伸度27%、引掛け強さ1.2cN/dtexの抗ピリングアクリル繊維60重量%割合とを、混紡して、40/−Neの紡績糸を製造した。この紡績糸を使用して、20ゲージフライス組織で編みたてをし、染色仕上げして編地を得た。
比較例4
ネップ発生個数42個/g、天然より30回/インチのコーマー綿40重量%割合と、単繊維繊度1.0dtex、繊維長38mm、引張強度3.5cN/dtex、引張伸度25%、引掛け強さ1.2cN/dtexの抗ピリングアクリル繊維60重量%割合とを、混紡して、40/−Neの紡績糸を製造した。この紡績糸を使用して、20ゲージフライス組織で編みたてをし、染色仕上げして編地を得た。
比較例5
単繊維繊度1.0dtex、繊維長38mm、引張強度3.5cN/デシテックス、引張伸度27%、引掛け強さ1.2cN/dtexのアクリル繊維100重量%、40/−Neの紡績糸を製造した。この紡績糸を使用して、20ゲージフライス組織で編みたてをし、染色仕上げして編地を得た。
上記実施例1〜6、及び比較例1〜5で製造した紡績糸のNEP数、構成本数、紡績性の結果、及び編地のピリング性、JIS−L−0207−103法に従う洗濯処理後のバイレッグ法による吸水性の結果を、以下の表1に示す。
Figure 2010261127
表1より、実施例1〜6では、紡績糸の糸品質(NEP数)も許容範囲内にあり、紡績性問題なく、かつ、編地のピリング性及び吸水性の結果も良好であることが分かる。これに反し、比較例1では、紡績糸の糸品質(NEP数)が多く編み地としての品位が悪く、比較例2では、紡績糸製造段階での糸切れが多く操業できる規格ではなく、比較例3及び4では、編地での吸水性はあるがピリング性が悪く、そして比較例5では、編地でのピリング性は良好であるが吸水性が不足することが分かる。
本発明により、吸湿性を有し、抗ピリング性を有し、かつ、ソフトな風合いを有する、特に細番手糸でも強度と品質を兼ね備え、紡績性も良好な再生セルロース系複合紡績糸、及び高い品位を保ちながら吸湿性と抗ピリング性に優れた布帛が提供される。したがって、本発明は、編物、織物等の形態で、アウター、インナー、靴下などの衣料用途、布団、毛布などの寝装寝具用途、マフラー、ショール、手袋などの装飾用途など多数の分野での利用が可能である。

Claims (4)

  1. 再生セルロース系繊維とアクリル繊維を複合してなる複合紡績糸において、該再生セルロース系繊維の単繊維繊度が0.2〜2.0dtex、ネップ発生個数が100個/g以下、単繊維の繊維軸方向捩れが10回/インチ以下であり、そして該アクリル繊維は単繊維繊度0.5〜2.0dtexの抗ピリングアクリル繊維からなることを特徴とする複合紡績糸。
  2. 前記再生セルロース系繊維とアクリル繊維の重量含有率は、10/90〜60/40であり、そして該複合紡績糸を構成する単繊維の全構成本数は、70本以上である、請求項1に記載の複合紡績糸。
  3. 1000m長さ当りNEP(糸太さに対して200%)の個数が、100個以下である、請求項1又は2に記載の複合紡績糸。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の複合紡績糸を含む布帛。
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