JPWO2013005808A1 - 練条装置、芯鞘型複合紡績糸の製造方法、芯鞘型複合紡績糸および織編物 - Google Patents

練条装置、芯鞘型複合紡績糸の製造方法、芯鞘型複合紡績糸および織編物 Download PDF

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    • D01H5/18Drafting machines or arrangements without fallers or like pinned bars
    • D01H5/70Constructional features of drafting elements
    • D01H5/72Fibre-condensing guides

Abstract

練条装置は、芯鞘型複合紡績糸を製造する際、芯側に配置する芯側スライバーと鞘側に配置する鞘側スライバーとを集束して練条する装置であり、ドラフトゾーンの前段に設けられ、前記芯側スライバーおよび前記鞘側スライバーを集束する集束ガイドと、該集束ガイドの後段に設けられ、螺旋形状をなして前記集束ガイドが集束した前記芯側スライバーおよび前記鞘側スライバーを加撚するワイヤー型ガイドと、を有するコンデンサを備える。

Description

本発明は、芯鞘型複合紡績糸を製造する際に用いられる練条装置、芯鞘型複合紡績糸の製造方法、芯鞘型複合紡績糸、および織編物に関する。
従来、スパン織編物には、綿やウール等の天然繊維の他に、ポリエステルやアクリル、ナイロンを原料とする合成繊維が主に用いられているが、近年では新しい質感、機能を持つ素材のニーズが高まってきている。
スポーツや特殊ユニフォーム用途など高強度、耐切創性、耐摩耗性、耐薬品性、耐熱性などの特殊機能を求められている用途も少なくないが、それらを満足させる素材においては光の環境下、高温染色下などの特殊環境下でその性能を落としてしまうものも多い。
特に、天然素材由来の繊維であるポリ乳酸繊維、竹を原料とするバンブーレーヨンなどのセルロース系繊維、ポリフェニレンスルフィド(以下、PPSという)繊維やケブラ繊維などは、耐候性が低く、加水分解により繊維の脆化や変色が発生し、機能面を低下させるだけでなく、見た目、品位も大きく低下させる。
この問題を解消するために、フィラメント糸との芯鞘型複合紡績糸が提案されている(例えば、特許文献1、2を参照)。しかしながら、フィラメント種によっては被覆率が著しく低く、鞘側繊維束のズレにより、いわゆるヌードヤーンになったり、布帛で片染めをすると杢感が強く出たり、最悪の場合は経筋、緯段になったりすることがあった。このため、フィラメント糸との芯鞘型複合紡績糸は用途展開が限られていた。
一方で通常のリング紡績工程を用いて、2種以上の素材を混紡したり、精紡機を用いたダブルロービング方式や、練条機でスライバー配列を並列に並べて得ることのできる複合糸も提案されている(例えば、特許文献3を参照)。しかしながら、この場合には、芯側繊維が表面に多く露出することとなるため、フィラメント糸との芯鞘型複合紡績糸と同様に用途展開が限られていた。
このように、従来技術では、特殊機能をもった繊維を使用したにもかかわらず結果として満足のいくものが得られないという機能面の問題や、どちらか一方の素材の過供給によりスラブ・ネップが多く発生するなどの品質面での問題など、多くの問題を抱えていた。
特開2003−20529号公報 特開2007−308823号公報 特開昭58−144141号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、芯鞘構造において、鞘部分の被覆率のバラツキを少なくするとともに、織物や編物などの布帛にした際に生地表面のイラツキの発生を防止することができる芯鞘型複合紡績糸を製造する際に用いられる練条装置、芯鞘型複合紡績糸の製造方法、芯鞘型複合紡績糸、および織編物を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る練条装置は、芯鞘型複合紡績糸を製造する際、芯側に配置する芯側スライバーと鞘側に配置する鞘側スライバーとを集束して練条する練条装置であって、当該練条装置のドラフトゾーンの前段に設けられ、前記芯側スライバーおよび前記鞘側スライバーを集束する集束ガイドと、該集束ガイドの後段に設けられ、螺旋形状をなして前記集束ガイドが集束した前記芯側スライバーおよび前記鞘側スライバーを加撚するワイヤー型ガイドと、を有するコンデンサを備えたことを特徴とする。
本発明に係る練条装置は、上記発明において、前記コンデンサは、前記ワイヤー型ガイドの後段に設けられ、リング状をなして前記ワイヤー型ガイドが加撚した前記芯側スライバーおよび前記鞘側スライバーを解撚するリング状ガイドをさらに有することを特徴とする。
本発明に係る練条装置は、上記発明において、前記コンデンサの前段に設けられ、前記鞘側スライバーを前記芯側スライバーの周囲に配置して前記コンデンサへ送り出すガイド部材をさらに備えたことを特徴とする。
本発明に係る練条装置は、上記発明において、前記ガイド部材は、前記芯側スライバーを挿通する芯側スライバー用孔が軸線方向に沿って形成された棒状部材と、前記棒状部材の先端部を挿通可能であるとともに、前記棒状部材を挿通して固定した状態で該棒状部材との間に生じる空隙に前記鞘側スライバーを挿通する開口部が形成されたブロック部材と、を有することを特徴とする。
本発明に係る練条装置は、上記発明において、前記開口部の断面は扁平形状をなすことを特徴とする。
本発明に係る練条装置は、上記発明において、前記ガイド部材は、前記芯側スライバーを挿通する芯側スライバー用孔と、該芯側スライバー用孔の周囲に配置され、前記鞘側スライバーの一部をそれぞれ貫通する複数の鞘側スライバー用孔とが形成されたプレート状をなすことを特徴とする。
本発明に係る芯鞘型複合紡績糸の製造方法は、芯鞘型複合紡績糸の製造方法において、芯側に配置する芯側スライバーと鞘側に配置する鞘側スライバーとを、螺旋形状をなすワイヤー型集束ガイドを有するコンデンサを通過させることによって加撚した後にドラフトする練条工程を有することを特徴とする。
本発明に係る芯鞘型複合紡績糸の製造方法は、上記発明において、前記練条工程は、前記ワイヤー型集束ガイドで加撚された前記芯側スライバーおよび前記鞘側スライバーを、ドラフト前にリング状をなすリング状ガイドによって解撚することを特徴とする。
本発明に係る芯鞘型複合紡績糸の製造方法は、上記発明において、前記芯側スライバーと前記鞘側スライバーとの重量比率を5:95〜45:55とすることを特徴とする。
本発明に係る芯鞘型複合紡績糸は、上記芯鞘型複合紡績糸の製造方法により製造されたことを特徴とする。
本発明に係る織編物は、芯鞘型複合紡績糸を20重量%以上含むことを特徴とする。
本発明によれば、芯鞘構造において、鞘部分の被覆率のバラツキを少なくするとともに、織物や編物などの布帛にした際に生地表面のイラツキの発生を防止することができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る練条装置の要部の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る練条装置が備えるプレート状ガイドの構成を示す平面図である。 図3は、本発明の実施の形態2に係る練条装置の要部の構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)を説明する。なお、以下の説明で参照する図面は、あくまでも模式的なものに過ぎない。
(実施の形態1)
本発明においては、紡績糸表面に露出することで繊維の持ち得る機能性が損なわれたり、人体に触れることで不快感を及ぼす繊維を紡績糸のより内部に配置し、機能低下を防止したり好適な着心地を得ることが可能になる。
本発明に使用する短繊維の単繊維繊度は0.5〜8.0dtexの範囲であることが好ましく、より好ましくは0.6〜3.0dtexである。単繊維繊度を0.5dtex以上とすることで、紡績工程において紡績性よく紡績糸を得ることができる。8.0dtex以下であれば、繊維最終製品の曲げ剛性が高くなりすぎることがなく、ソフトさが要求される衣料用布帛などにも適用することができる。単繊維の繊度が0.5dtex未満の細繊度になると紡績カード工程にてネップが発生するなど紡績糸の品位を損ねる場合がある。8.0dtexを超えると紡績糸を構成する総繊維数が不足することになり、紡績糸のムラや欠点の原因になる傾向があり、さらには製品の風合いが硬くなる、毛羽先が皮膚に刺さりチクチクする等の問題が生じる場合がある。これらのことから単繊維繊度は、0.5dtex以上8.0dtex以下であることが好ましい。
本発明に用いる短繊維の伸度は、5〜30%であることが好ましい。短繊維の伸度が5%以上であることによって、紡績工程における糸切れが少なくなるため好ましい。短繊維の伸度が30%以下であることによって、例えば綿などの伸度の低い他の短繊維と混紡した時における物性ばらつきが小さくなるため好ましい。更に、短繊維の伸度は7%以上28%以下であることがより好ましく、10%以上25%以下であることが最も好ましい。
本発明に用いる短繊維の繊維長は、25〜200mmであることが好ましい。ここで繊維長とは短繊維の繊維長の平均値を意味しているが、繊維長が25mmに満たない場合には紡績工程において糸切れが発生するなど加工工程における操業性が悪化する場合がある。また、繊維長を200mm以下とすることで短繊維としてのスパン感が発現するため好ましい。繊維長は30mm以上であることがより好ましく、35mm以上、64mm以下であることが最も好ましい。
本発明の短繊維の繊維断面形状に関しては特に制限がなく、真円状の円形断面であっても良いし、また、多葉形、扁平形、楕円形、W字形、S字形、X字形、H字形、C字形、田字形、井桁形などの異形断面糸でも良い。さらにこれらの中空糸でも良い。異形断面とすることによって光沢、吸水性などを付与することが出来る。
本発明に用いる短繊維は、捲縮を付与されていてもよい。その際、捲縮数が3山/25mm〜20山/25mmであることが好ましい。捲縮数が低すぎると、軽量感のある良好な風合いが達成されず、また捲縮数が高すぎると、嵩高性が逆に低下してしまうことがある。捲縮数は5山/25mm以上であることがより好ましく、8山/25mm以上であることが最も好ましい。また、15山/25mm以下であることが好ましい。
また、本発明の紡績糸を構成する短繊維の強度は2.0cN/dtex〜7.0cN/dtexであることが好ましい。2.0cN/dtex未満であると紡績、製織、染色工程における工程通過性が不調になる場合がある。逆に、短繊維の強度が7.0cN/dtexを超えると、衣料着用時、布帛表面に摩擦を受け短繊維同士が絡み毛玉に成長し、ピリングとなった際、短繊維の強度が強過ぎるため毛玉が脱落し難く、抗ピリング性が得られにくい。
次に、本発明の実施の形態1に係る練条装置の構成を説明する。図1は、本実施の形態1に係る練条装置の要部の構成を示す図である。同図に示す練条装置1は、ドラフトゾーンの前段に設けられるコンデンサ2と、コンデンサ2の前段に設けられ、芯側に配置する芯側スライバーと鞘側に配置する鞘側スライバーとを所定の位置関係で通過させてコンデンサ2へ送り出すガイド部材であるプレート状ガイド3とを備える。
コンデンサ2は、プレート状ガイド3を通過して芯鞘型をなす芯鞘スライバーを集束するスライバー集束ガイド4と、螺旋形状をなしてスライバー集束ガイド4が集束した芯鞘スライバーを加撚するワイヤー型ガイド5と、リング状をなしてワイヤー型ガイド5が加撚した芯鞘スライバーを解撚するリング状ガイド6とを有する。なお、リング状ガイド6を設けることなくコンデンサを構成することも可能である。
図2は、プレート状ガイド3の構成を示す図であり、図1の矢視A方向の平面図である。図2に示すように、プレート状ガイド3は、プレート状をなす基材の中心部の厚み方向に貫通し、芯側スライバーを通す芯側スライバー用孔7と、芯側スライバー用孔7の周囲を囲むように形成され、鞘側スライバーを通す複数の鞘側スライバー用孔8とが形成されている。
なお、プレート状ガイド3の形状は、ほぼプレート状であればよい。また、図2では、芯側スライバー用孔7の径は鞘側スライバー用孔8の径よりも大きいが、これはあくまでも一例に過ぎない。
スライバー集束ガイド4は、スライバーをスライバー集束ガイド4に導入するための切り欠き41を備えている。
芯側スライバーおよび鞘側スライバーは、スライバー集束ガイド4に形成された切り欠き41を介してスライバー集束ガイド4に導入されて集束される。スライバー集束ガイド4に導入される前の走行状態において芯側スライバーと鞘側スライバーのなす角度は、15〜40゜である。このようにすることで、芯側スライバーを、鞘側スライバーで立体的に覆うことができ、そのままドラフトを加えて紡績糸にすることで芯鞘構造を得ることができる。さらには20〜30゜であることが好ましい。走行状態における芯側スライバーと鞘側スライバーのなす角度が15°よりも小さいと、芯側スライバーを鞘側スライバーにより綺麗に被覆することができない。逆に、走行状態における芯側スライバーと鞘側スライバーのなす角度が40゜を超えるとスライバー集束ガイドに鋭角に進入することになるため、スライバー集束ガイド4により擦過され、毛羽立ちやムラの原因となる。
プレート状ガイド3では、芯側スライバー用孔7を中心として同心円上に鞘側スライバー用孔8が配置されていることが好ましく、鞘側スライバー用孔8は6〜8個の孔がほぼ等間隔で設けられていることが好ましい。
ワイヤー型ガイド5は、スライバー集束ガイド4との接続部分を除いて、等ピッチかつ略均一径を有する螺旋形状をなしている。なお、ワイヤー型ガイド5の形状はこれに限られるわけではなく、例えばスライバー集束ガイド4の側からリング状ガイド6の側に近づくにつれて徐々に径が小さくなるような螺旋形状をなしていてもよいし、不等ピッチの螺旋形状をなしていてもよい。
リング状ガイド6の中空部61は、充分に解撚効果が得られる円柱形状が好ましい。円柱の内部直径は芯鞘スライバーの総繊度によって変更することが好ましく、具体的には直径10〜30mmの範囲で任意に規定することが好ましい。さらに好ましくは直径15〜25mmである。内径が狭いと芯鞘スライバーとリング状ガイド6の間で抵抗が強くなり、繊維の毛羽立ちやスラブ・ネップの原因となる繊維の塊を助長させる場合がある。リング状ガイド6の長さは20〜40mmであることが好ましい。長すぎるとスライバーとリング状ガイド6との間で抵抗が長期間加わることになる。
リング状ガイド6の内径が大きすぎたり、長さが短かすぎると充分な解撚作用が働かず芯鞘スライバーに撚が残った状態で練条機のドラフトゾーンへと供給されることとなるため、イレギュラードラフトや糸ムラの原因となる場合がある。
本発明スライバーの芯鞘比率(重量比率)に関しては、芯繊維束の被覆率を向上させる上で、芯側スライバー:鞘側スライバー=5:95〜45:55の範囲にあることが好ましく、より好ましくは風合いや、それぞれの繊維の特徴を発揮する上で、芯鞘比率は20:80〜40:60(重量比)の範囲であることが好ましい。
芯、鞘部を構成する短繊維としては、綿、ウール、麻、絹などの天然繊維の他、ポリエステル、ナイロン、アクリル、ポリプロピレンなどの合成繊維、レーヨン、アセテートなどの半合成繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、PPS繊維、フッ素繊維、金属繊維、ポリ乳酸繊維などの中から目的に応じ任意に選択することができる。
本発明における芯鞘型複合紡績糸は、芯側繊維束と鞘側繊維束とを異素材で構成する場合に、特に効果を発揮することができる。これらを完全分離することによりそれぞれの原料特性を低下させることなく機能を発揮することができる。
例えば表面に露出させたくない繊維束を芯部に配置させることによりフロスティングや染色性の向上等、各繊維の特性を充分に発揮させることができる。
また、耐光性に劣るPPS繊維やケブラ繊維を芯側に配置することにより、その繊維が持つ機能の低下を防ぐことができる。さらにこれらPPS繊維やケブラ繊維は染色が困難であることから、鞘側繊維で充分に被覆させることで、布帛にした際の染色が容易にでき、未染色部分が目立つことが少なくなる。
本実施の形態1においては、プレート状ガイド3や、スライバー集束ガイド4へのスライバーの通し方により、鞘側スライバーによる被覆率を任意に低下させることもでき、自然な杢感や、メランジ感を表現することも可能である。
例えば、レーヨンの吸湿発熱作用を利用した暖かインナーは、長期間着用した場合に体内放出の汗によって暖かさを感じるものであるが、着用時にはレーヨン特有のヒンヤリ感があり、真冬に着用するのに抵抗があることもしばしばである。本発明により、鞘側に肌と接触してもヒンヤリ感のない素材を配せば、レーヨンの吸湿発熱機能を阻害することなく、真冬にも抵抗なく快適に着用することができる。
また、芯側に吸湿作用のあるセルロースレーヨンを、鞘側にナイロンステープルを配することによって、ナイロン特有の吸湿性とセルロースの吸湿性能の相乗効果でより吸湿性の高い紡績糸を得ることが出来る。
また、繊維高次工程における工程通過性が良好で、従来に比べて高被覆性の芯鞘型複合紡績糸を提供することができ、衣料用素材、農業用資材、林業用資材、水産資材、土木資材、衛生資材、日用品などとして好適に用いることができる。
次に、本実施の形態1に係る芯鞘型複合紡績糸の製造方法について説明する。
本実施の形態1においては、練条機のドラフトゾーン手前(前段)にコンデンサ2を設置し、更に手前にはプレート状ガイド3を設置することが重要である。スライバーの状態から立体的に芯鞘形状をなす芯鞘スライバーを作成し、そのまま通常のリング紡績工程を経るだけで上述の芯鞘型複合紡績糸を得ることができる。
すなわち、本実施の形態1においては、コンデンサ2およびプレート状ガイド3を設置するだけで、一般的なリング紡績工程によって高被覆性の芯鞘型複合紡績糸が得られる。
本実施の形態1においては、練条装置1のドラフトゾーン手前に設けたワイヤー型ガイド5にて、芯側に配す必要のある芯側スライバーに適度なテンションを掛け、ワイヤー型ガイド5に干渉しないようにスライバー集束ガイド4の長手方向の中心に配置し、その周囲に鞘側繊維束となるスライバー群(鞘側スライバー)を芯側スライバーに対して角度をもたせてコンデンサ2へ到達させ、鞘側スライバーとワイヤー型ガイド5とが干渉するようにすると、その干渉点に抵抗が生まれ、芯側スライバー繊維群に対し螺旋状を描くように周囲を被覆していくこととなる。
このままの形状を維持しながらドラフトゾーンまで供給すれば、芯鞘形状を残したままのスライバーを得ることができる。なお、練条装置1のドラフト倍率はできるだけ低ドラフトであることが好ましい。ドラフト倍率が高すぎると、折角の繊維群の芯鞘構造がドラフト作用によって崩れるおそれがあるからである。
本実施の形態1において、ワイヤー型ガイド5上で芯鞘構造が形成されるためには、スライバー集束ガイド4へのスライバーの入角度が重要となってくる。芯側スライバーがワイヤー型ガイド5の中心線の延長線上にくるように、芯側スライバー用孔7の位置を設定し、芯側スライバー用孔7の同心円上に鞘側スライバー用孔8を5〜8個作成する。このとき、前述のとおりワイヤー型ガイド5のワイヤーに鞘側スライバーが適度に干渉し、セルフツイストを発生させることのできる角度で孔を設ける必要がある。
また、本実施の形態1に使用するスライバー集束ガイド4、ワイヤー型ガイド5の素材に関しては、どの様な素材も適応するが、使用する繊維素材によって鏡面加工品や梨地加工品を任意に選ぶと良い。鏡面加工品を用いれば接触面積が増えるため抵抗値も増加することになり、シリコーン加工品やフッ素性繊維に関しては有効である。一方で抵抗が強い素材を使用する際には梨地加工を施したスライバー集束ガイドを選択することが好ましい。
以上説明した製造方法によって製造された芯鞘型複合紡績糸は、織物、編物等の布帛として好適に用いられる。芯鞘型複合紡績糸が、織物、編物等の布帛中に20重量%以上含まれていれば、より好ましい効果を得ることができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2に係る練条装置の要部の構成を示す図である。同図に示す練条装置11は、ドラフトゾーンの前段に設けられるコンデンサ2と、コンデンサ2の前段に設けられ、芯側スライバーと鞘側スライバーを所定の位置関係で通過させてコンデンサ2へ送り出すガイド部材であるインレントガイド12とを備える。図3において、インレントガイド12については断面図を示している。
インレントガイド12は、芯側スライバーを通過させる芯側スライバー用孔である中空部131が形成された棒状部材13と、棒状部材13の先端部を挿通可能であるとともに、棒状部材13を挿通した状態で、棒状部材13の周囲に鞘側スライバーを通過させる空隙を有する開口部141が形成されたブロック部材14とを有する。この意味で、開口部141は、鞘側スライバー用孔としての機能を有する。
芯側スライバーおよび鞘側スライバーは、インレントガイド12により集束される。具体的には、走行状態における芯側スライバーは、棒状部材13の中空部131を通過し、鞘側スライバーは、ブロック部材14の開口部141内における棒状部材13との空隙を通過する。開口部141は、後段に向かって径が小さくなるテーパ形状をなしており、その傾斜角度は15〜40°であれば好ましく、20〜30°であればより好ましい。棒状部材13の先端部も先細形状をなしており、この先端部の傾斜角度は、開口部141の傾斜角度とほぼ等しい。このようにすることで、芯側スライバーを、鞘側スライバーで立体的に覆うことができ、そのままドラフトを加えて紡績することで芯鞘型複合紡績糸を得ることができる。なお、開口部141の傾斜角度が15°よりも挿入角度が小さいと芯側スライバーを鞘側スライバーにより綺麗に被覆することができない。逆に、開口部141の傾斜角度が40°を超えると鞘側スライバーが受ける擦過の影響が大きくなり、毛羽立ちやムラの原因となる。
本実施の形態2においても、インレントガイド12や、スライバー集束ガイド4へのスライバーの通し方により、鞘側スライバーによる被覆率を任意に低下させることもでき、自然な杢感や、メランジ感を表現することが可能である。
次に、本実施の形態2に係る芯鞘型複合紡績糸の製造方法について説明する。
本実施の形態2においては、練条機のドラフトゾーン手前にスライバー集束ガイド、ワイヤー型ガイドを設置し、更に手前にはインレントガイドを設置することが重要である。スライバーの状態から立体的に芯鞘形状のスライバーを作成し、そのまま通常のリング紡績工程を経るだけで上述の芯鞘型複合紡績糸を得ることができる。
すなわち、本実施の形態2においては、コンデンサ2およびインレントガイド12を設置するだけで、一般的なリング紡精工程によって高被覆性の芯鞘型複合紡績糸が得られる。
本実施の形態2においても、実施の形態1と同様、ドラフト時の芯鞘構造の崩れを抑制するために、ドラフト倍率をできるだけ低くすることが望ましい。
なお、本実施の形態2において、棒状部材13のうちブロック部材14の開口部141に挿入していない前段部分(図3における中空円筒部分)の側面に、中空部131の軸線に対して放射状に延びる複数のバーを設けてもよい。このような複数のバーを設けることにより、インレントガイド12を通過した鞘側スライバーが、インレントガイド12を通過した芯側スライバーの周囲に一段と均等に配置させることができる。
また、本実施の形態2において、開口部141内の棒状部材13との間隙の量を鞘側スライバーの太さに応じて変化させることにより、芯鞘スライバーを扁平形状に形成させることができる。
以下、本発明の実施例を説明する。本発明の実施例では、実施の形態1に係る練条装置を用いて芯鞘複合紡績糸を製造し、芯鞘の被覆率、色相性評価、について、下記の方法で測定、評価を行った。
[被覆率(カバー率)]
以下の方法により精度良く被覆率の測定をすることが可能となる。
製造した紡績糸をゾッキ使用して織編物を作製し、得られた布帛を平坦な台や机の上で表面写真を撮影する。次に写真の芯部と鞘部をハサミ、カッターなどで切り分け、そうして得られた芯部と鞘部の印画紙について、秤で重量を測定し、次式により芯鞘比率を算出する。
被覆率(側面)={B/(A+B)}×100(%)
ここで、Aは切り分けられた芯部の印画紙重量であり、Bは切り分けられた鞘部の印画紙重量である。このようにして算出される被覆率を下記のように評価した。
◎:85%以上
○:80%以上85%未満
△:70%以上80%未満
×:70%未満
[色相性評価]
芯側スライバーを濃紺とし、鞘側スライバーを白として、KONICA MINOLTA SPECTROPHOTMETER CM−3700dを用いて色相性評価を実施し、ΔL値を求めた。ΔL値は、後述する実施例1におけるΔL値との差が1.0ポイント未満であれば20点とし、その差が1.0ポイント以上であれば0点として評価した。
[外観(アピアランス)評価]
織編物外観(芯繊維群露出程度)を官能評価によって下記のように評価した。
◎:外観 最良
○:外観 良好
△:外観 やや良好
×:外観 不良
[風合い]
官能評価によって下記のように評価した。
◎:柔らかい
○:やや柔らかい
△:やや硬い
×:硬い
[工程通過性]
下記のように評価した。
◎:糸切れ10本/1000sp以内、練条装置のローラーへの巻付きなし
○:糸切れ11〜15本/1000sp、練条装置のローラーへの巻付き1回以内
△:糸切れ16〜20本/1000sp、練条装置のローラーへの巻付き3回以内
×:上記以外
[総合評価]
被覆率、風合い、工程通過性については、◎=20点、○=10点、△=5点、×=0点とし、これらの和に色相性評価の値を加えた合計点で総合評価を行った。
◎(=合計点80点以上):被覆性、工程通過性、外観 最良
○(=合計点50点以上80点未満):被覆性、工程通過性、外観 良好
△(=合計点20点以上50点未満):被覆性、工程通過性、外観 やや良好
×(=合計点20点未満):被覆性、工程通過性、外観 不良
以下、実施例1〜3、比較例1〜2を説明する。
(実施例1)
本発明の実施例1では、ポリエステル紡出糸を回転ローラーにて引き取り、紡糸速度1300m/分で紡糸した後、3.0倍で通常の延伸を行い、捲縮付与、カットして、単繊維繊度1.5dtex、繊維長38mm、強度1.5cN/dtexのポリエステル原綿を得た。その後、原綿の段階で先染め加工した。
続いてこのポリエステル原綿に対し、通常のカード工程により5.9g/mの太さのスライバーを作成した。
続いてポリエステルスライバーと同様に2.36g/mのコーマコットンスライバーを作製し、コンデンサ2とプレート状ガイド3を設置した練条装置1に仕掛け、練条機速度250m/分でドラフティングした。この時の芯側スライバーと鞘側スライバーの走行角は40°であった。紡績性は良好でありローラー巻付き、トラブルもなかった。
また、作成時のスライバーにおける芯鞘比率は重量比で芯が30%、鞘が70%であった。
このスライバーを通常工程である粗紡機を経て、リング紡績機に仕掛けトータルドラフト30.5倍として綿式番手30sの紡績糸を得た。紡績性は良好であり、糸切れもなかった。
こうして得られた短々複合紡績糸を用いて、28Gシングル丸編機で天竺編地を編成した。
次にこの編地を染色工程において、精練、リラックス後、液流染色機を用いて通常のT/C染色同様、染色加工を実施した。
仕上げ後の目付が145g/mの編地を得た。
(実施例2)
本発明の実施例2では、芯側使用原綿として0.8dtexのマイクロ原綿を用い、実施例1と同様にして紡績、編成、染色工程にて布帛を作成した。
(実施例3)
本発明の実施例3では、ワイヤー型ガイド出口のリング状ガイドの長さを70mmに変更した以外は実施例1と同様にし、スライバーを作成し、紡績、編成、染色・加工を実施した。
(比較例1)
本発明の比較例1では、実施例1,2と同様のポリエステル先染め原綿とコーマコットンを用い、練条工程にて並列に芯鞘構造になるようスライバー配列を整え、実施例1,2と同様にして紡績、編成、染色工程にて布帛を作成した。
(比較例2)
本発明の比較例2では、実施例1と同様のポリエステル先染め原綿とコーマコットンを用いて、練条機でダブリング混綿した以外は通常の紡績方法を用いて4.1g/mの太さのスライバーを作成し、粗紡工程を経た後、通常のリング精紡機を用いて綿式番手30sの紡績糸を得た。
その後、実施例1と同様にして紡績、編成、染色工程にて布帛を作成した。
以上説明した実施例1〜3、比較例1〜2で得られたスパン編物について評価した結果を表1に示す。
Figure 2013005808
1、11 練条装置
2 コンデンサ
3 プレート状ガイド
4 スライバー集束ガイド
5 ワイヤー型ガイド
6 リング状ガイド
7 芯側スライバー用孔
8 鞘側スライバー用孔
12 インレントガイド
13 棒状部材
14 ブロック部材
41 切り欠き
61、131 中空部
141 開口部

Claims (11)

  1. 芯鞘型複合紡績糸を製造する際、芯側に配置する芯側スライバーと鞘側に配置する鞘側スライバーとを集束して練条する練条装置であって、
    当該練条装置のドラフトゾーンの前段に設けられ、前記芯側スライバーおよび前記鞘側スライバーを集束する集束ガイドと、該集束ガイドの後段に設けられ、螺旋形状をなして前記集束ガイドが集束した前記芯側スライバーおよび前記鞘側スライバーを加撚するワイヤー型ガイドと、を有するコンデンサ
    を備えたことを特徴とする練条装置。
  2. 前記コンデンサは、
    前記ワイヤー型ガイドの後段に設けられ、リング状をなして前記ワイヤー型ガイドが加撚した前記芯側スライバーおよび前記鞘側スライバーを解撚するリング状ガイドをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の練条装置。
  3. 前記コンデンサの前段に設けられ、前記鞘側スライバーを前記芯側スライバーの周囲に配置して前記コンデンサへ送り出すガイド部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の練条装置。
  4. 前記ガイド部材は、
    前記芯側スライバーを挿通する芯側スライバー用孔が軸線方向に沿って形成された棒状部材と、
    前記棒状部材の先端部を挿通可能であるとともに、前記棒状部材を挿通して固定した状態で該棒状部材との間に生じる空隙に前記鞘側スライバーを挿通する開口部が形成されたブロック部材と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の練条装置。
  5. 前記開口部の断面は扁平形状をなすことを特徴とする請求項4に記載の練条装置。
  6. 前記ガイド部材は、
    前記芯側スライバーを挿通する芯側スライバー用孔と、該芯側スライバー用孔の周囲に配置され、前記鞘側スライバーの一部をそれぞれ貫通する複数の鞘側スライバー用孔とが形成されたプレート状をなすことを特徴とする請求項3に記載の練条装置。
  7. 芯鞘型複合紡績糸の製造方法において、
    芯側に配置する芯側スライバーと鞘側に配置する鞘側スライバーとを、螺旋形状をなすワイヤー型集束ガイドを有するコンデンサを通過させることによって加撚した後にドラフトする練条工程を有することを特徴とする芯鞘型複合紡績糸の製造方法。
  8. 前記練条工程は、
    前記ワイヤー型集束ガイドで加撚された前記芯側スライバーおよび前記鞘側スライバーを、ドラフト前にリング状をなすリング状ガイドによって解撚することを特徴とする請求項7に記載の芯鞘型複合紡績糸の製造方法。
  9. 前記芯側スライバーと前記鞘側スライバーとの重量比率を5:95〜45:55とすることを特徴とする請求項7または8に記載の芯鞘型複合紡績糸の製造方法。
  10. 請求項7〜9のいずれか一項に記載の芯鞘型複合紡績糸の製造方法により製造されたことを特徴とする芯鞘型複合紡績糸。
  11. 請求項10に記載の芯鞘型複合紡績糸を20重量%以上含むことを特徴とする織編物。
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