JP2010254117A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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    • F16F9/53Means for adjusting damping characteristics by varying fluid viscosity, e.g. electromagnetically
    • F16F9/535Magnetorheological [MR] fluid dampers

Abstract

【課題】ステアリングダンパを備える鞍乗型車両であって、大きな減衰力を発生させることができ、かつ発生する減衰力の大きさを調節することができる鞍乗型車両を提供する。
【解決手段】ステアリングダンパ30は、第1のケーシング部32と、第2のケーシング部31と、磁性流体41と、電磁石36とを有している。第1のケーシング部32は、車体フレーム10側に対して、ヘッドパイプ11の中心軸周りに回転不能である。第2のケーシング部31は、ブラケット17に固定されている。第1のケーシング部32と第2のケーシング部31とのうちの他方の、磁性流体41を介して電磁石36と対向する部分の少なくとも一部は、磁性体により構成されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、鞍乗型車両に関し、特に、ステアリングダンパを備える鞍乗型車両に関する。
従来、角速度が大きなステアリングシャフトの回転を緩和することなどを目的として、ステアリングシャフトに対してステアリングダンパを取り付けることが提案されている。ステアリングダンパとしては、ステアリングシャフトよりも上方に配置されるタイプのステアリングダンパ、ステアリングシャフトの前方に配置されるタイプのステアリングダンパ、ステアリングシャフトが挿入されてステアリングシャフトと同軸上に配置されるタイプのステアリングダンパなど、種々のタイプのステアリングダンパが知られている。
それらのなかでも、ステアリングシャフトと同軸上に配置されるタイプのステアリングダンパは、ステアリングシャフトの中心軸に近接して配置される。このため、このタイプのステアリングダンパを用いた場合、ステアリングシャフトの中心軸周りのモーメントの増大を抑制することができるという効果が得られる。
ステアリングシャフトと同軸上に配置されるタイプのステアリングダンパを採用したステアリング構造の例としては、例えば、下記の特許文献1に開示されている二輪車用ステアリング構造が挙げられる。図14及び図15に、特許文献1に開示されている二輪車用ステアリング構造の部分断面図を示す。
図14に示すように、特許文献1に開示されている二輪車用ステアリング構造100では、ヘッドパイプ101とアッパブラケット102との間に、ステアリングシャフト106と同軸上に位置するステアリングダンパ103が配置されている。ステアリングダンパ103は、ケーシング104を備えている。ケーシング104は、ヘッドパイプ101に対して固定されている。図15に示すように、ケーシング104の内部には、気密に形成されているオイル室104aが形成されている。オイル室104aの内部には、粘性流体105が充填されている。
ケーシング104には、オイル室104aを貫通するように、ステアリングシャフト106が回転可能に挿入されている。ステアリングシャフト106には、円柱状の基部110がスプライン結合により固定されている。基部110には、複数の可動側ディスク板107が固定されている。一方、ケーシング104の内壁には、複数の固定側ディスク板108が固定されている。これら複数の可動側ディスク板107と複数の固定側ディスク板108とは、ステアリングシャフト106の中心軸方向に交互に等間隔に配置されている。このため、ステアリングシャフト106がヘッドパイプ101に対して相対的に回転すると、可動側ディスク板107が固定側ディスク板108に対して相対的に回転する。その際に、粘性流体105によって、可動側ディスク板107の回転を妨げる方向の剪断応力が可動側ディスク板107と固定側ディスク板108とに付与される。その結果、ステアリングシャフト106が回転する際に、ステアリングシャフト106に付与される抵抗が増大する。従って、ステアリングシャフト106が大きな角速度で回転することを抑制することができる。
特開2000−203481号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている二輪車用ステアリング構造では、ステアリングに対して十分に大きな減衰力を発生させることが困難であるという問題がある。また、走行状態などに応じて減衰力の大きさを調節することができないという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ステアリングダンパを備える鞍乗型車両であって、大きな減衰力を発生させることができ、かつ発生する減衰力の大きさを調節することができる鞍乗型車両を提供することにある。
本発明に係る鞍乗型車両は、車体フレームと、ステアリングシャフトと、ブラケットと、リング状のステアリングダンパとを備えている。車体フレームは、ヘッドパイプを有する。ステアリングシャフトは、ヘッドパイプに回転可能に挿入されている。ブラケットは、ステアリングシャフトに固定されている。ステアリングダンパには、ステアリングシャフトが挿入されている。ステアリングダンパは、第1のケーシング部と、第2のケーシング部と、磁性流体と、電磁石とを有している。第1のケーシング部は、車体フレーム側に対して、ヘッドパイプの中心軸周りに回転不能である。第2のケーシング部は、ブラケットに固定されている。第1のケーシング部と第2のケーシング部とのうちの他方の、磁性流体を介して電磁石と対向する部分の少なくとも一部は、磁性体により構成されている。
本発明によれば、ステアリングダンパを備える鞍乗型車両であって、大きな減衰力を発生させることができ、かつ発生する減衰力の大きさを調節することができる鞍乗型車両を提供することができる。
実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 車体フレームの左側面図である。 ヘッドパイプ周辺部の正面図である。 ヘッドパイプ周辺部の平面図である。 ステアリングダンパの分解斜視図である。 ステアリングダンパ周辺部の分解斜視図である。 図4におけるVII−VII矢視図である。 図4におけるVIII−VIII矢視図である。 ステアリングダンパの軸方向に沿った断面図である。 第2の実施形態におけるヘッドパイプ周辺部の模式的正面図である。 第3の実施形態におけるステアリングダンパの分解斜視図である。 第3の実施形態におけるステアリングダンパの前後方向に沿った断面図である。 第3の実施形態におけるステアリングダンパのポテンショメータ付近の平面図である。 特許文献1に開示されている二輪車用ステアリング構造の部分断面図である。 特許文献1に開示されている二輪車用ステアリング構造の部分断面図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明を実施した好ましい形態について、図1に示す、自動二輪車1を例に挙げて説明する。但し、本発明において、鞍乗型車両は、自動二輪車に限定されない。鞍乗型車両は、例えば、ATV(All Terrain Vehicle)などであってもよい。また、本明細書において、「自動二輪車」とは、所謂広義のモーターサイクルを意味する。広義のモーターサイクルには、狭義のモーターサイクル、オフロードバイク、モペット、スクーターなどが含まれる。
なお、以下の説明において、前後左右の方向は、シート2に着座したライダーから視たときの方向をいうものとする。
図1は、本実施形態の自動二輪車1の左側面図である。本実施形態の自動二輪車1は、フロントフォーク21の伸縮量が大きい、モトクロッサーなどのオフロードバイクである。
図1に示すように、自動二輪車1は、車体フレーム10を備えている。車体フレーム10の左側面図を図2に示す。図2に示すように、車体フレーム10は、ヘッドパイプ11と、メインフレーム12と、ダウンフレーム13と、下部フレーム14と、テンションフレーム16とを備えている。
ヘッドパイプ11は、前方に向かって斜め下方に延びている。図7及び図8に示すように、ヘッドパイプ11には、後述するステアリングシャフト15が回転可能に挿入される挿入孔11aが形成されている。
図2に示すように、メインフレーム12は、ヘッドパイプ11から後方に向かって斜め下方に延びている。ダウンフレーム13は、ヘッドパイプ11の下方において、ヘッドパイプ11から後方に向かって斜め下方に延びている。ダウンフレーム13の下端部と、メインフレーム12の後端部とは、下部フレーム14によって接続されている。このように、ヘッドパイプ11、メインフレーム12、ダウンフレーム13及び下部フレーム14は、側面から視た際にループ状となるように配置されている。また、メインフレーム12の途中部と、ダウンフレーム13の途中部とは、テンションフレーム16によって接続されている。これにより、車体フレーム10の剛性が高められている。
図7及び図8に示すように、ヘッドパイプ11の挿入孔11aには、ステアリングシャフト15が回転可能に挿入されている。ステアリングシャフト15は、後方に向かって斜め上方に延びている。図7及び図8に示すように、ステアリングシャフト15には、筒状のカラー45が固定されている。このカラー45の下端面は、ヘッドパイプ11とステアリングシャフト15との間に配置されているベアリング46の端面に当接している。これにより、ステアリングシャフト15がヘッドパイプ11に対してステアリングシャフト15の中心軸Aの延びる方向に変位することが規制されている。
ステアリングシャフト15の上端部には、アッパブラケット17が固定されている。アッパブラケット17には、図1及び図3に示すハンドル19が取り付けられている。一方、ステアリングシャフト15の下端部には、アンダーブラケット18が固定されている。図3に示すように、アッパブラケット17とアンダーブラケット18とには、フロントフォーク21が固定されている。図1に示すように、フロントフォーク21は、後方に向かって斜め上方に延びている。フロントフォーク21の先端部には、前輪22が回転可能に支持されている。
メインフレーム12の後端部には、ピボット軸23が取り付けられている。ピボット軸23には、リアアーム24が揺動可能に取り付けられている。リアアーム24の後端部には、後輪25が回転可能に支持されている。後輪25には、チェーンなどの動力伝達機構26を介してエンジン27において発生した動力が伝達される。これにより、後輪25が回転する。
(ステアリングダンパ30)
次に、ステアリングダンパ30の構造及びレイアウトについて詳細に説明する。
図6〜図8に示すように、本実施形態では、ステアリングダンパ30は、リング状に形成されている。ここで、リング状とは、中央部に貫通孔が形成されていることをいい、高さ寸法は、特に限定されない。すなわち、本明細書において、リング状には、筒状が含まれるものとする。
ステアリングダンパ30は、アッパブラケット17と、ヘッドパイプ11との間に配置されている。ステアリングダンパ30は、ステアリングシャフト15と同軸上に配置されている。換言すれば、ステアリングダンパ30の中心軸と、ステアリングシャフト15の中心軸Aとが同一直線上に位置するように、ステアリングダンパ30が配置されている。
図7及び図8に示すように、ステアリングダンパ30とステアリングシャフト15との間には、カラー45が配置されている。カラー45とステアリングダンパ30との間には、隙間47が形成されている。
ステアリングダンパ30は、ステアリングシャフト15がヘッドパイプ11に対して相対的に回転したときに、ステアリングシャフト15に対して、ステアリングシャフト15の回転方向とは反対方向の剪断力を付与する部品である。換言すれば、ステアリングダンパ30は、ステアリングシャフト15の回転を減衰させる減衰力をステアリングシャフト15に対して付与する部品である。
図5及び図7〜図9に示すように、ステアリングダンパ30は、ケーシング30aを備えている。ケーシング30aは、第2のケーシング部としての上ケーシング部31と、第1のケーシング部としての下ケーシング部32とを備えている。上ケーシング部31と下ケーシング部32とは、ステアリングシャフト15の中心軸Aを中心として、相互に回転可能である。
図7に示すように、上ケーシング部31は、ステアリングシャフト15に対して間接的に固定されている。具体的には、図6及び図7に示すように、ステアリングシャフト15に固定されているアッパブラケット17に対して、2本のボルト33a、33bにより固定されている。
一方、下ケーシング部32は、ヘッドパイプ11に対して、ヘッドパイプ11の中心軸周りに回転不能である。具体的には、下ケーシング部32は、図6及び図8に示すように、車体フレーム10のヘッドパイプ11に対して、ボルト34によって直接取り付けられている。
なお、ボルト34は、下ケーシング部32をヘッドパイプ11に対して中心軸の延びる方向に変位不能に固定していない。すなわち、下ケーシング部32は、ヘッドパイプ11に対して、所定の範囲内で、中心軸の延びる方向において変位可能である。
また、本明細書において「回転不能」とは、実質的に回転できないことをいう。ヘッドパイプ11に対して、ヘッドパイプ11の中心軸周りに回転不能には、ヘッドパイプ11に対して実質的に回転できないことをいい、具体的には、ヘッドパイプ11に対して10°以上回転できないことを意味する。
図7〜図9に示すように、上ケーシング部31は、上ケーシング部本体31aを備えている。本実施形態では、上ケーシング部本体31aは、磁性体以外の金属で一体に形成されている。具体的には、本実施形態では、上ケーシング部本体31aは、AlまたはAl合金により一体に形成されている。
上ケーシング部本体31aは、筒状の内側筒部31bと、筒状の外側筒部31cと、略リング状の底壁部31dとを有する。内側筒部31bは、ステアリングシャフト15と同軸上に位置している。図7及び図8に示すように、内側筒部31bには、ステアリングシャフト15が挿入されている挿入孔31b1が形成されている。
外側筒部31cは、内側筒部31bの外側に配置されている。外側筒部31cは、内側筒部31b及びステアリングシャフト15と同軸上に配置されている。外側筒部31cと、内側筒部31bとは、ステアリングシャフト15の軸方向において、同じ位置に配置されている。外側筒部31cの中心軸Aの延びる方向の上側端部と、内側筒部31bの中心軸Aの延びる方向の上側端部とは、底壁部31dによって接続されている。この底壁部31dと、内側筒部31bと、外側筒部31cとによって、中心軸Aの延びる方向から視た際にリング状の収容凹部31fが形成されている。
外側筒部31cの内周面には、鉄などの磁性体からなる筒状の磁性部材31gが取り付けられている。本実施形態では、この磁性部材31gと外側筒部31cとによって、対向部としての外側壁部31hが構成されている。対向部としての外側壁部31hは、挿入孔31b1の径方向において、下ケーシング部32と対向している。
下ケーシング部32は、上ケーシング部31に対して、ステアリングシャフト15の中心軸Aの延びる方向に付き合わされている。下ケーシング部32は、基部32aと、ケーシング部本体32bとを備えている。基部32aは、略筒状のボス部32a1と、略円盤状のフランジ部32a2とを備えている。
ボス部32a1は、上ケーシング部本体31aの内側筒部31bの外側に配置されている。フランジ部32a2は、ボス部32a1の下側端部に接続されている。フランジ部32a2は、ボス部32a1から外側筒部31c側に延びている。
ボス部32a1と、内側筒部31bとの間には、ボス部32a1と、内側筒部31bとの摩耗を抑制する筒状の摩耗抑制部材35が配置されている。具体的には、本実施形態では、摩耗抑制部材35として、スライドメタルが配置されている。これにより、上ケーシング部31と下ケーシング部32とは、相互に回転可能となっている。
ケーシング部本体32bは、ボス部32a1の外側に配置されている。ケーシング部本体32bは、例えば、鉄やニッケル、マンガンなどの金属、若しくは、マンガン亜鉛フェライトなどの鉄やニッケル、マンガンなどを含む合金などの磁性体により形成されている。ケーシング部本体32bには、挿入孔が形成されており、その挿入孔にボス部32a1が挿入されている。ケーシング部本体32bとボス部32a1とは、相互に回転不能に固定されている。
ケーシング部本体32bの外周面には、リング状の溝32b1が形成されている。このリング状の溝32b1の内部には、リング状の電磁石36が配置されている。すなわち、電磁石36は、ケーシング部本体32bの外周面に埋設されている。この電磁石36は、鉄などの磁性体からなる筒状の磁性部材31gと、後述する磁性流体41を介して対向している。すなわち、上ケーシング部31の磁性流体41を介して電磁石36と対向する部分の少なくとも一部は、磁性体により構成されている。
図9に示すように、電磁石36は、配線37aによって、ECU(electronic control unit)37に電気的に接続されている。ECU37は、電磁石36に供給される電力の大きさを制御する。これにより、電磁石36により発生する磁場の大きさが制御されている。その結果、ステアリングダンパ30において発生する剪断力の大きさが制御されている。
上ケーシング部31の外側壁部31h及び底壁部31dと、下ケーシング部32との間には、隙間が形成されている。また、上ケーシング部31の外側筒部31cと、下ケーシング部32のフランジ部32a2との間には、第1のシール部材38が配置されている。この第1のシール部材38によって、外側筒部31cとフランジ部32a2との間がシールされている。また、上ケーシング部31の内側筒部31bと、下ケーシング部32のボス部32a1との間には、第2のシール部材39が配置されている。この第2のシール部材39によって、ボス部32a1と内側筒部31bとの間がシールされている。これらのシール部材38,39によって、外側壁部31h及び底壁部31dと、下ケーシング部32との間に形成されている隙間が気密な流体収容室40に形成されている。このため、流体収容室40には、外側筒部31cの内周面と下ケーシング部32の外周面との間に位置し、中心軸Aを中心とする筒状の第1の流体収容部40a(筒状部に相当)と、ケーシング部本体32b及びボス部32a1と下ケーシング部32との間に位置する第2の流体収容部40bとが形成されている。
なお、流体収容室40は微細であるため、描画の便宜上、図7及び図8には流体収容室40は符号を附して図示していない。
流体収容室40には、磁性流体41が収容されている。ここで、「磁性流体」とは、外部から磁場を印加することによって、見かけ上のレオロジー特性が変化する機能性流体をいう。具体的には、磁性流体は、磁場の印加により、液状から、降伏点をもつ半固体状にまで可逆的に即座に変化する。
磁性流体としては、従来種々の流体が知られている。例えば、磁性流体の具体例としては、MR流体(磁気粘性流体:Magneto-rheological fluid)やMCF流体(磁気混合流体:magnetic compound fluid)などが挙げられる。
MR流体は、強磁性体微粒子が液体中に分散されたスラリーからなる。強磁性体微粒子の粒径は、通常、数十nm程度以下である。強磁性体微粒子は、例えば、鉄やニッケル、マンガンなどの金属、若しくは、マンガン亜鉛フェライトなどの鉄やニッケル、マンガンなどを含む合金などにより形成することができる。強磁性体微粒子の表面に、界面活性剤層が形成されている場合もある。界面活性剤層を強磁性体微粒子の表面に形成しておくことにより、強磁性体微粒子の凝集を抑制することができる。
強磁性体微粒子を分散させる液体は、水や水溶液であってもよいし、イソパラフィン、アルキルナフタレン、パーフルオロポリエーテルなどの有機溶媒などであってもよい。
磁場が印加されていない状態においては、磁性流体内の強磁性体微粒子は、ほぼ均一に分散された状態にある。このため、一般的には、磁場が印加されていない状態の磁性流体は、ニュートン流体としての挙動を示す。
一方、磁性流体に磁場が印加されると、磁性流体内の各磁区が磁気的に分極する。このため、例えば、MR流体においては、強磁性体微粒子間に結合力が生じる。その結果、複数の強磁性体微粒子がクラスターを形成する。具体的には、強磁性体微粒子のクラスターは、磁束線の方向に沿って延びる架橋構造を形成する。この架橋構造が形成されることにより、見かけ上の粘性が増大する。通常、この見かけ上の粘性が増大する効果は、MR効果と呼ばれている。MR効果が生じているMR流体は、ニュートン流体としての挙動を示さず、降伏応力値をもつビンガム流体としての挙動を示す。
なお、磁場の変化に伴う磁性流体の見かけ上の粘性変化は非常に速い。磁性流体の見かけ上の粘性は、一般的には、ミリ秒単位で変化する。このため、磁性流体を用いることにより、ステアリングダンパ30において生じる剪断力の大きさを即座に変化させることができる。
例えば、本実施形態のステアリングダンパ30において、図9に示すECU37から電磁石36に電力が供給されていない状態においては、磁性流体41の粘性は低い。このため、ステアリングダンパ30において発生する力は小さい。従って、得られるダンパ作用は弱く、ステアリングシャフト15は、比較的自由に回転する。一般的に、通常走行時は、ECU37は、電磁石36に対して電力を供給していない。このため、ライダーは、ステアリングシャフト15を自由に動かすことができる。よって、高い操舵性が実現される。
自動二輪車1の前輪が溝などにはまったときなど、自動二輪車1が所定の挙動をした場合には、ECU37は、電磁石36に対して電力を供給する。ECU37から電磁石36に電力が供給されると、第1の流体収容部40aの磁性流体41に対して、電磁石36及び磁性体により形成されているケーシング部本体32bから磁性部材31g側に向かう磁場が印加される。これにより、磁性流体41内の強磁性体微粒子により、電磁石36及びケーシング部本体32bと磁性部材31gとの間に架橋構造が形成される。このため、磁性流体41の見かけ上の粘性が急激に大きくなる。その結果、強いダンパ作用が得られ、ステアリングシャフト15の回転に対して大きな減衰力が働く。
これにより、自動二輪車1の前輪が溝などにはまったときなどにおいても、ステアリングシャフト15及びハンドル19のポジションを安定させることができる。
以上説明したように、本実施形態では、ステアリングダンパ30の粘性流体として磁性流体が用いられている。このため、自動二輪車1の走行状態などに応じてステアリングダンパ30において発生させる減衰力の大きさを変化させることができる。従って、軽快なハンドリング性と、安定したハンドリング性とを両立させることが可能となる。特に、磁場の変化に伴って磁性流体の見かけ上の粘性は、非常に速いスピードで変化する。従って、磁性流体を用いることによって、ステアリングダンパ30のダンパ特性を迅速に変化させることが可能となる。
また、磁場が印加された状態にある磁性流体は、通常の粘性流体の粘性よりも大きな見かけ上の粘性を有する。このため、大きな減衰力をステアリングシャフト15に対して付与することが可能となる。従って、要求される減衰力を小さなステアリングダンパ30によって実現できるため、ステアリングダンパ30を小型化することができる。
ところで、本実施形態のステアリングダンパ30は、車体フレーム10とステアリングシャフト15との間に剪断応力を発生させるものである。このため、第2のケーシング部としての上ケーシング部31をステアリングシャフト15に固定することも考えられる。しかしながら、この場合は、前輪22に対して上方向の力が加わることによりステアリングシャフト15が湾曲すると、上ケーシング部31が下ケーシング部32に対して傾く。このため、流体収容室40の厚みが変化する。従って、ステアリングダンパ30において発生する剪断応力の大きさが変化する。その結果、ステアリングシャフト15に付与される減衰力が変化してしまう。よって、上ケーシング部31をステアリングシャフト15に固定した場合は、ステアリングシャフト15に付与される減衰力が安定しにくい。
それに対して、本実施形態では、図7に示すように、ステアリングダンパ30がステアリングシャフト15に対して直接固定されていない。上ケーシング部31が、アッパブラケット17を介してステアリングシャフト15に間接的に固定されている。このため、ステアリングシャフト15が湾曲した場合において、上ケーシング部31が下ケーシング部32に対して傾くことが効果的に抑制される。よって、外側壁部31hと下ケーシング部32との間の距離も変化しにくい。従って、ステアリングダンパ30において発生する減衰力の変化が抑制される。すなわち、前輪22に対して上方向の力が加わるような走行状態においても、ステアリングダンパ30において発生する減衰力を安定化させることができる。
また、ステアリングダンパ30の上ケーシング部31がアッパブラケット17に対して固定されている場合、上ケーシング部31をステアリングシャフト15に対して固定する場合よりも、ステアリングダンパ30の組み付けが容易となる。
さらに、本実施形態では、ステアリングダンパ30とステアリングシャフト15との間に隙間が形成されている。具体的には、カラー45と内側筒部31bとの間に隙間47が形成されている。このため、ステアリングシャフト15が変形した場合にも、ステアリングダンパ30にステアリングシャフト15からの力がより加わりにくくなっている。従って、ステアリングダンパ30の劣化をより効果的に抑制することができる。また、ステアリングダンパ30において発生する減衰力をより効果的に安定化させることができる。
また、本実施形態では、下ケーシング部32が中心軸Aの延びる方向に変位可能である。このため、ステアリングシャフト15が大きく変形し、下ケーシング部32に応力が加わった場合は、下ケーシング部32が中心軸Aに対して平行に上方に変位する。よって、筒状の第1の流体収容部40aの径方向厚みが変化しにくい。従って、ステアリングダンパ30において発生する減衰力をさらに効果的に安定化させることができる。
ところで、前輪22に対して上方向の力がかかった場合、ステアリングシャフト15の最も大きく変形する部分はステアリングシャフト15の下部となる。一方、最も変形しにくい部分は、ステアリングシャフト15の上部となる。このため、ステアリングダンパ30の上ケーシング部31をアッパブラケット17に対して固定し、ステアリングダンパ30をステアリングダンパ30の上部の周りに配置することにより、ステアリングダンパ30にステアリングシャフト15からの力がさらに加わりにくくなっている。従って、ステアリングダンパ30の劣化をさらに効果的に抑制することができる。また、ステアリングダンパ30において発生する減衰力をさらに効果的に安定化させることができる。
また、本実施形態では、ヘッドパイプ11に固定される下ケーシング部32に対して電磁石36が固定されている。このため、ステアリングシャフト15が回転した際の電磁石36の配線37a(図9を参照)の動きが抑制されている。従って、配線37aの損傷などを抑制することができる。
また、本実施形態では、流体収容室40のうち、減衰力の発生に寄与する第1の流体収容部40aが上ケーシング部31と下ケーシング部32との径方向に相互に対向する部分の間に形成されている。このため、減衰力の発生に寄与する流体収容部を上ケーシング部31と下ケーシング部32との軸方向に相互に対向する部分の間に形成されている場合と比較して、ステアリングダンパ30の軸方向の寸法を小さくすることができる。
なお、上記第1の実施形態では、電磁石36が第1の流体収容部40aよりも内側に配置されている例について説明した。但し、電磁石36は、第1の流体収容部40aよりも外側に配置されていてもよい。具体的には、外側壁部31hに電磁石36を配置してもよい。その場合は、下ケーシング部32の電磁石36と対向する部分が磁性体により形成される。
しかしながら、電磁石36を外側壁部31hに配置した場合、外側壁部31hが大型化する傾向にある。このため、ステアリングダンパ30が大型化する傾向にある。例えば、外側壁部31hが大型化する分、下ケーシング部32のケーシング部本体32bを小型化することによりステアリングダンパ30の大型化を抑制することも考えられる。しかし、その場合は、第1の流体収容部40aとステアリングシャフト15の中心軸Aとの間の距離が短くなる。このため、ステアリングダンパ30において発生する減衰力が小さくなる傾向にある。よって、大きな減衰力を発生させようとすると、ケーシング部本体32bを大型化し、第1の流体収容部40aとステアリングシャフト15の中心軸Aとの間の距離を長くする必要がある。従って、ステアリングダンパ30が大型化する傾向にある。
それに対して、本実施形態のように、第1の流体収容部40aよりも内側に電磁石36が配置されている場合は、第1の流体収容部40aとステアリングシャフト15の中心軸Aとの間の距離を長くしつつ、小型化を図ることができる。すなわち、ステアリングダンパ30の小型化と、発生する減衰力の増大とを同時に図ることができる。
なお、本実施形態のステアリングダンパ30は、鞍乗型車両全般に好適に使用される。なかでも、ステアリングダンパ30は、比較的車体が不安定な自動二輪車に特に好適に用いられる。
以下、本発明を実施した好ましい形態の他の例について説明する。なお、下記の説明において、上記第1の実施形態と実質的に共通の機能を有する部材を共通の符号で参照し、説明を省略する。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態では、ステアリングダンパがアッパブラケットとヘッドパイプとの間に配置される例について説明した。但し、本発明において、ステアリングダンパの配置は、ステアリングシャフトと同軸上である限りにおいて特に限定されない。例えば、図10に示すように、ステアリングダンパ30をアンダーブラケット18とヘッドパイプ11との間に配置してもよい。この場合、第2のケーシング部としての上ケーシング部31をアンダーブラケット18に対して固定することが好ましい。
(第3の実施形態)
図11は、第3の実施形態におけるステアリングダンパの分解斜視図である。図12は、第3の実施形態におけるステアリングダンパの前後方向に沿った断面図である。図13は、第3の実施形態におけるステアリングダンパのポテンショメータ付近の平面図である。
図11〜図13に示すように、第3の実施形態のステアリングダンパも、上記第1の実施形態におけるステアリングダンパと実質的に同様の構成を有している。ここでは、第1の実施形態と異なる点のみ説明し、それ以外は、第1の実施形態の説明を援用することとする。また、図1を上記第1の実施形態と共通に参照する。
図11〜図13に示すように、本実施形態のステアリングダンパ30は、ステアリングシャフト15の操舵角を検出する操舵角検出部としてのポテンショメータ50を備えている。ポテンショメータ50は、ステアリングダンパ30の下ケーシング部32に取り付けられている。
ポテンショメータ50は、図示しないセンサ部を有する検出部本体55を備えている。図12及び図13に示すように、検出部本体55は、回転軸51を有する。回転軸51には、ギア52が回転不能に取り付けられている。このギア52は、ステアリングシャフト15に回転不能に取り付けられているギア53と噛合している。このため、ステアリングシャフト15が回転すると、ギア53及びギア52により回転が回転軸51に伝達され、回転軸51が回転する。この回転軸51の回転角がステアリングシャフト15の操舵角として、検出部本体55において検出される。検出部本体55は、検出したステアリングシャフト15の操舵角を、制御部としてのECU37に出力する。ECU37は、ステアリングシャフト15の操舵角を時間で微分することによりステアリングシャフト15の操舵速度を算出する。また、ECU37は、操舵速度をさらに微分することにより操舵加速度を算出する。そして、そのステアリングシャフト15の操舵速度及び操舵加速度に基づいて電磁石36に供給する電力の大きさを制御する。
このため、ステアリングシャフト15に付与する減衰力を好適に制御するためには、ステアリングシャフト15の操舵角を正確に検出する必要がある。ここで、本実施形態では、図12に示すように、ステアリングダンパ30とヘッドパイプ11との間に、ラバーなどの弾性体からなるリング状の弾性部材54が配置されている。このため、図1に示すエンジン27の振動がヘッドパイプ11を介してステアリングダンパ30及びポテンショメータ50に伝わりにくい。従って、エンジン27などの振動に起因するステアリングシャフト15の操舵角の検出精度低下を抑制することができる。従って、高精度にステアリングシャフト15の操舵角を検出することができる。その結果、ステアリングシャフト15に付与する減衰力を好適に制御することができる。
また、弾性部材54を配置することにより、エンジン27の振動などがステアリングダンパ30に伝わりにくくなるため、第1の流体収容部40aの厚みが変化することを抑制することができる。従って、ステアリングダンパ30においてより正確な大きさの減衰力を発生させることができる。
(変形例)
上記第1の実施形態では、上ケーシング部及び下ケーシング部の一部を除く部分がAlまたはAl合金により形成されている例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。例えば、上ケーシング部及び下ケーシング部の少なくとも一方の全体を鉄やニッケルなどの磁性体により形成してもよい。
上記第1の実施形態では、上ケーシング部と下ケーシング部とが、ステアリングシャフトの中心軸の延びる方向に付き合わされている例について説明した。但し、本発明において、上ケーシング部と下ケーシング部との相対的位置関係は特に限定されない。例えば、上ケーシング部と下ケーシング部とをステアリングシャフトの径方向に付き合わせてもよい。
上記第1の実施形態では、下ケーシング部32がヘッドパイプ11に対して直接固定されている例について説明した。但し、下ケーシング部32は、ヘッドパイプ11に対して間接的に固定されていてもよい。
上ケーシング部をアッパブラケットと一体に形成してもよい。また、下ケーシング部をヘッドパイプと一体に形成してもよい。
ステアリングダンパをヘッドパイプ内に配置してもよい。
上記第1の実施形態では、第1の流体収容部40aが周方向の全体にわたって形成されている例について説明した。但し、第1の流体収容部40aは、周方向の一部にのみ形成されていてもよい。
また、上ケーシング部31の底壁部31dに磁性体からなる部材を固定し、第2の流体収容部40bにおいて減衰力を発生させてもよい。その場合は、第1の流体収容部40aを必ずしも設ける必要がない。従って、ステアリングダンパ30の軸方向の寸法をより小さくすることができる。
1 自動二輪車
10 車体フレーム
11 ヘッドパイプ
15 ステアリングシャフト
17 アッパブラケット
18 アンダーブラケット
30 ステアリングダンパ
31 上ケーシング部
31g 磁性部材
32 下ケーシング部
36 電磁石
37 ECU
40 流体収容室
40a 第1の流体収容部
41 磁性流体
47 隙間
50 ポテンショメータ
54 弾性部材

Claims (9)

  1. ヘッドパイプを有する車体フレームと、
    前記ヘッドパイプに回転可能に挿入されているステアリングシャフトと、
    前記ステアリングシャフトに固定されているブラケットと、
    前記ステアリングシャフトが挿入されているリング状のステアリングダンパと、
    を備え、
    前記ステアリングダンパは、
    前記車体フレーム側に対して、前記ヘッドパイプの中心軸周りに回転不能である第1のケーシング部と、
    前記ブラケットに固定されている第2のケーシング部と、
    前記第1のケーシング部と前記第2のケーシング部との間の隙間に配置されている磁性流体と、
    前記第1のケーシング部と前記第2のケーシング部とのうちの一方に取り付けられている電磁石と、
    を有し、
    前記第1のケーシング部と前記第2のケーシング部とのうちの他方の、前記磁性流体を介して前記電磁石と対向する部分の少なくとも一部は、磁性体により構成されている鞍乗型車両。
  2. 請求項1に記載された鞍乗型車両において、
    前記ステアリングダンパと前記ステアリングシャフトとの間には隙間が形成されている鞍乗型車両。
  3. 請求項1に記載された鞍乗型車両において、
    前記ステアリングダンパは、前記ブラケットと、前記ヘッドパイプとの間に配置されている鞍乗型車両。
  4. 請求項3に記載された鞍乗型車両において、
    前記ブラケットには、前記ヘッドパイプよりも上方に位置しているアッパブラケットと、前記ヘッドパイプよりも下方に位置しているアンダーブラケットとが含まれ、
    前記ステアリングダンパは、前記アッパブラケットと、前記ヘッドパイプとの間に配置されている鞍乗型車両。
  5. 請求項3に記載された鞍乗型車両において、
    前記ステアリングダンパと前記ヘッドパイプとの間には、弾性部材が配置されている鞍乗型車両。
  6. 請求項5に記載された鞍乗型車両において、
    前記ステアリングダンパに取り付けられており、前記ステアリングシャフトの操舵角を検出する操舵角検出部と、
    前記操舵角検出部により検出された前記ステアリングシャフトの操舵角に基づいて前記電磁石に供給する電力の大きさを制御する制御部と、
    をさらに備える鞍乗型車両。
  7. 請求項1に記載された鞍乗型車両において、
    前記電磁石は、第1のケーシング部に取り付けられている鞍乗型車両。
  8. 請求項1に記載された鞍乗型車両において、
    前記磁性流体が配置されている第1のケーシング部と前記第2のケーシング部との隙間には、前記ヘッドパイプの中心軸を中心とする筒状部が含まれ、
    前記電磁石と前記磁性体とは、前記筒状部を介して対向しており、
    前記第1のケーシング部は、前記ヘッドパイプの中心軸の延びる方向に変位可能である鞍乗型車両。
  9. 自動二輪車である請求項1に記載の鞍乗型車両。
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