JP2010246352A - 回転電機及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】10極12ティースの直列スター結線の回転電機を構成するための固定子を、各相の巻線を切断せずに連続して巻き付けることができ、巻線端末部の接続回数を削減して安価に製作できるようにする。
【解決手段】出力軸方向に沿って薄板を積層した積層鉄心からなる一対の磁極片3を有するユニットコア2を備え、このユニットコア2は各磁極片3がバックヨーク部31とこのバックヨーク部31から突出したティース部32とを有するとともに、バックヨーク部31同士が折り曲げ可能に連結されており、このユニットコア2の2個を1組として連続して巻線4が施されるとともに、この2個1組のユニットコア2の3組が円環状に配置されて固定子が構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転電機及びその製造方法に係り、特には回転電機を構成する固定子の改良に関する。
回転電機の固定子には、プレス等で打ち抜かれた薄板状の珪素鋼板を複数枚積層して、カシメや溶接等により一体化した構造の積層鉄心が使用されている。そして、この積層鉄心を使用した固定子に巻線を高密度に巻くことで、回転電機の高効率化や大容量化、さらに小形化を図ることができる。このような固定子に巻線を高密度に巻く場合の作業性を向上させるため、従来より固定子鉄心を複数個に分割化した分割鉄心が採用されている。
例えば、下記の特許文献1では、固定子をティース毎に完全に分割化した構造の分割鉄心が採用されている。そして、この分割鉄心のティース部にそれぞれ巻線を施した後、分割部に設けられた凹部と凸部を結合一体化して円環状に形成することで固定子を構成している。
また、下記の特許文献2では、積層鉄心で構成される複数個(例示では3個)の磁極片をジョイント部を介して折り曲げ可能に互いに連結して1つの連結体を構成し、この連結体の各磁極片のティース部にそれぞれ巻線を施した後、これらの各磁極片をジョイント部で屈曲させて円弧状に形成し、これらの各連結体の複数個(例示では3個)について、その突き合わせ端部同士を一体結合して円環状に形成することで固定子を構成している。
特開平8−186958号公報 特開2008−92691号公報
しかし、特許文献1の場合、各ティース部に巻かれた巻線の巻き始め部分と、巻き終わり部分、および各分割鉄心の相互間を結ぶための渡り線の部分をそれぞれ必要な電気回路となるように接続しなければならず、接続箇所が多くなるために多大の労力や、労力に代替する材料費(例えば、プリント基板等)が必要となる。
また、特許文献2の構成の場合、隣接する磁極片を逆反り状態にできるため、巻線を施す作業が容易化できるものの、例えば10極12ティースの回転電機の固定子を構成する場合、各々の連結体は、3個分の磁極片が一体連結された状態に形成する必要があるため、金型費用が高価となる。
しかも、例えば10極12ティースの回転電機で直列スター結線を行う場合、同相内での連続巻線を実施する際、特にV相の巻線を施す際に4個の連結体の全てを同時に鉄心保持具に保持しておく必要が生じ(図4(b)参照)、その結果、自動巻線機の機能が複雑となったり、大型化してしまい、ひいては回転電機の固定子が高価なものになってしまう。
この不具合を回避するために、連続巻線を実施しないようにすると、同相内の巻線の端末部分を切断することになるため、巻線の端末部分同士の接続箇所が増え、特許文献1と同様、多大の労力や、労力に代替する材料費(例えば、プリント基板等)が必要となる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、巻線の高密度化が可能で、金型費用と巻線機などの設備費用を抑制することかでき、さらに巻線端末部の接続回数を削減することができて、安価な固定子を備えた10極12ティースの回転電機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る回転電機は、出力軸方向に沿って薄板を積層した積層鉄心からなる一対の磁極片を有するユニットコアを備え、このユニットコアは、上記各磁極片がバックヨーク部とこのバックヨーク部から突出したティース部とを有するとともに、互いに隣接する上記バックヨーク部同士が折り曲げ可能に連結されており、このユニットコアの2個を1組として連続して巻線が施されるとともに、この巻装された2個1組のユニットコアの3組が円環状に配置されて固定子が構成されていることを特徴としている。
本発明によれば、ユニットコア内の両磁極片の相互間や、ユニットコアの相互間を切断せずに連続して巻線を施すことができる。このため、巻線端末部の接続回数を削減でき、安価な固定子を構成することができ、10極12ティースの直列スター結線の回転電機を提供することができる。
本発明の実施の形態1における回転電機において、固定子を構成するためのユニットコアの斜視図である。 同ユニットコアを組み合わせて構成された固定子の断面図である。 固定子断面における結線状態を示す結線図である。 固定子を構成する全てのユニットコアを直線状に並べて、結線の状態を模式的に表した結線略図で、同図(a)は実施の形態1に対応し、同図(b)は従来技術に対応している。 ユニットコアの各磁極片に嵌着される絶縁用ボビンを固定子の径方向外方側から見た場合の斜視図である。 同絶縁用ボビンを固定子の径方向内方から見た場合の斜視図である。 同絶縁用ボビンを図5の符号A方向から見た平面図である。 同絶縁用ボビンを図5の符号B方向から見た正面図である。 同絶縁用ボビンを図5の符号C方向から見た側面図である。 回転電機の固定子を形成する場合に使用される自動巻線機の概略構成図である。 3相交流の1相分(ここではV相)に対応するユニットコアの2個1組に対して連続巻線を施した状態を示す説明図である。 3相交流の1相分(ここではU相)に対応するユニットコアの2個1組に対して連続巻線を施した状態を示す説明図である。 本発明の実施の形態2における回転電機において、固定子を構成するためのユニットコアの平面図である。 同ユニットコアを組み合わせて構成された固定子の断面図である。 ユニットコアの突き合わせ端面に形成された凹部と凸部の形状を示す平面図である。 ユニットコアの突き合わせ端面に形成された凹部と凸部の嵌合形態の説明図である。 ユニットコアの端面同士を突き合わせてユニットコア相互間を一体的に結合するときの状態を模式的に示す説明図である。 本発明の実施の形態3における回転電機において、固定子を構成するユニットコアのバックヨーク部に形成された凹部近傍の状態を示す平面図である。 同ユニットコアのバックヨーク部の端面の形成された凹部と凸部とを嵌め合わせた状態を示す平面図である。 本発明の実施の形態4における回転電機において、固定子を構成するユニットコアの磁極片に絶縁用ボビンを嵌着した状態の一部を示す側面図である。 各ユニットコア間を渡り線で接続する場合の変形例を示す説明図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における回転電機において、固定子を構成するためのユニットコアの斜視図、図2は同ユニットコアを組み合わせて構成された固定子の断面図、図3は固定子断面における結線状態を示す結線図、図4は固定子を構成する全てのユニットコアを直線状に並べて、結線の状態を模式的に表した結線略図である。なお、図4ではユニットコアは簡略化して表しティース部に巻かれる巻線や絶縁用ボビンは省略している。
この実施の形態1の回転電機の固定子1は、複数個(ここでは6個)のユニットコア2を備え、このユニットコア2は、回転出力軸方向(図2で紙面に直交する方向)に沿って薄板を複数枚積み重ねてカシメや溶接等により固定されてなる積層鉄心で構成された一対の磁極片3を備える。各磁極片3は、バックヨーク部31と、このバックヨーク部31から突出したティース部32とを有し、各バックヨーク部31には、固定子1の製造に際して後述の鉄心保持治具8にユニットコア2を取り付けるための取付穴34が形成され、また、互いに隣接するバックヨーク部31同士が薄肉33を介して折り曲げ可能に連結されている。
なお、ここでは磁極片3同士を連結する薄肉33は、バックヨーク部31の一部を薄肉にすることにより構成しているが、これに限らず、各磁極片3のバックヨーク部31同士を回転可能な連結部と揺動自在にヒンジ結合して折り曲げ可能に連結した構成、例えば、積層方向のカシメ用凹凸を利用して回動自在に成されている形状にすることも可能である。
また、各ユニットコア2のティース部32には、回転出力軸方向の前後から後述する一対の絶縁用ボビン7が嵌着され、この絶縁用ボビン7が嵌着されたユニットコア2の2個を1組として連続して巻線4が施されている。これによって、ユニットコア2の2個1組が、3相交流のそれぞれの相U,V,Wの内の1相分に対応している。
そして、この巻装された2個のユニットコア2同士が互いに円の中心Oを挟む点対称位置に対向配置されるとともに、ユニットコア2の2個1組を3組用いて周方向に沿って60度ずつ順次ずらせて円環状に配置され、こうして円環状に配置された各ユニットコア2のバックヨーク部31の突き合わせ端部同士が溶接や接着により一体結合されることにより、10極12ティースの3相DCブラシレスモータ用の固定子1が構成されている。
なお、図2ないし図4において、各ユニットコア2の各々の磁極片3に対して付された符号U,V,Wは3相交流のそれぞれの相に対応しており、Nは中性点である。また、各相U,V,Wに対する添え字は、それぞれのユニットコア2の各磁極片3に巻き付けられた各巻線4を区別するために示しており、U1とU1’の違いは、巻回方向が左右反対であることを示す。例えば、図3においてバックヨーク部31側から見てU1が左回り、U1’が右回りを示す。またU1とU2との違いは、U1がユニットコア2の1番に巻き付けられる巻線であり、U2がユニットコア2の2番に巻き付けられる巻線であることを示す。
前述のごとく、例えば10極12ティースの回転電機で各相の巻線4を直列に連続してスター結線する場合において、先の特許文献2の場合には、図4(b)に示すように、同相内で連続して巻線4を実施する際、特にV相の巻線4を施すときには、3つの磁極片3からなる連結体50の4個分について、各連結体50の相互間を結ぶ渡り線41を経由して切れ目なく全て連続して巻線4を巻き付ける必要があるので、4個の連結体50を全て同時に鉄心保持治具8に保持しておく必要が生じる。そのため、自動巻線機の機能が複雑となったり、大型化してしまう。
これに対して、この実施の形態1では、図4(a)に示すように、同相内で連続して巻線4を実施する際、U,V,Wの各相のいずれについても、2個1組のユニットコア2を1単位として、その単位内で互いに連結された磁極片3間を結ぶ渡り線44や2つのユニットコア2の間を結ぶ渡り線41を経由して連続して巻線4を巻き付ければよいので、巻線端末部の接続回数を削減でき、安価な回転電機の固定子1を得ることができる。
図5は絶縁用ボビン7を固定子の径方向外方側から見た場合の斜視図、図6は絶縁用ボビン7を固定子の径方向内方から見た場合の斜視図、図7は絶縁用ボビンを図5の符号Aで示す方向から見た平面図、図8は絶縁用ボビンを図5の符号B方向から見た正面図、図9は絶縁用ボビンを図5の符号C方向から見た側面図である。
この絶縁用ボビン7は、各磁極片3のティース部32に嵌合されるティース嵌合部71と、バックヨーク部31に嵌合されるバックヨーク嵌合部72とを有する。
そして、ティース嵌合部71には、巻線4をティース部32に整列して巻き付けるための巻線整列溝74が形成され、また、ティース嵌合部71とバックヨーク嵌合部72との境界部分には、巻線4の巻き始め部分がそれ以降に巻かれる部分と干渉することを避けるために、その左右の位置に巻線4の巻始め部分を外側に逃すための巻始め線逃がし溝75が形成されている。さらに、バックヨーク嵌合部72には、その左右に各相の巻線4の巻き始め部分や巻き終わり部分、また前述の各渡り線41,44(以下、これらを総称して巻線端末部と称する)を収納するための巻線端末部収納溝76が形成され、さらに、巻線端末部収納溝76に収納された巻線端末部を保持するために紐や結束バンド等を差し込むための巻線固定孔77が形成されている。
図10は上記構成の回転電機の固定子1を形成する場合に使用される自動巻線機の概略構成図である。
この自動巻線機は、ユニットコア2の固定用の鉄心保持治具8、およびフライヤ9を有する。ここに、鉄心保持治具8は、円盤状のもので、その周方向に沿って各磁極片3に形成された取付穴34に差し込まれる取付ピン81が設けられており、鉄心保持治具8の中心Oを中心として回転が可能である。また、フライヤ9は、ユニットコア2の各磁極片3のティース部32に巻線4を巻き付けるためのもので、その旋回軸91を中心として、旋回軸91の軸端に取り付けられたアーム部92が矢印θで示すように正逆転方向にそれぞれ旋回可能に設けられるとともに、整列巻きを行うために旋回動作と同期して旋回軸91が軸方向(符号Z方向)へスライドするように構成されている。そして、供給される巻線4は、フライヤ9のアーム部92の基端側からアーム部92の内部を通って先端部分まで繋がっている。
図11は3相交流の1相分(ここでは一例としてV相)に対応するユニットコア2の2個1組に対して連続に巻線4を施した状態を示す説明図、図12は3相交流の残りの2相分(ここでは一例としてU相)に対応するユニットコア2の2個1組に対して連続に巻線4を施した状態を示す説明図であり、各ティース部32に巻かれる巻線4の部分は省略している。なお、U相、W相の場合は、V相の場合と巻線4が施される方向、および巻き始め部分および巻き終わり部分の位置が逆になっている。また、これとは逆に図11をU相、W相、図12をV相とすることでも10極12ティースの回転電機を構成することができる。
次に、図10および図11を参照して固定子を形成するために、1相分(ここではV相)を構成する2個1組のユニットコア2の各ティース部32に巻線4を施す方法について説明する。なお、ここでの説明は、便宜上ユニットコアやその磁極片が区別できるように、これらに個々別々の符号を付す。
まず、2つのユニットコア2a,2bそれぞれについて、ティース部32が外側に位置するように薄肉部33を折り曲げて逆反らせて隣接する磁極片3a,3b間の距離を広くし、この状態で鉄心保持治具8の取付ピン81に各磁極片3a,3b,3c,3dのバックヨーク部31に形成された取付穴34を挿入するなどして固定する。その際、各ユニットコア2a,2bは、鉄心保持治具8の中心Oを挟む略点対称位置となるように配置する。そして、鉄心保持治具8を回転してまず一つの磁極片3aをフライヤ9の正面位置に移動させる。
次に、フライヤ9のアーム部92の先端から出ている巻線4の端末部分を鉄心保持治具8に設置している巻き始め線固定用ピン82等に固定した後、巻線4を巻始め線逃がし溝75に沿わせてから、フライヤ9を旋回(ここではバックヨーク部31側から見て右回り旋回)するとともに、これに同期して旋回軸91を軸方向(Z方向)に沿ってスライドさせながらこの磁極片3aのティース部32に巻線4を施す。
その際、一つのユニットコア2aを構成する一対の磁極片3a,3bの内、巻線4を施す作業を行っていない他方の磁極片3bが常にフライヤ9の旋回先端の回転面Qよりも外側(図10では符号P1で示す箇所)に位置するようにユニットコア2aの配置位置を設定して巻線作業を行う。このようにすれば、ユニットコア2a内の一方の磁極片3aに巻線4を施す際、これに連結された他方の磁極片3bにフライヤ9が干渉することを確実に避けることができるので都合が良い。また、一つのユニットコア2aを構成する一対の磁極片3a,3bの内、巻線4を施す作業を行っていない他方の磁極片3bとは反対側の位置(図10では符号P2で示す箇所)でフライヤ9をZ方向にスライドさせる。これは、巻線4を長い距離移動させる必要がある場合でも、他方の磁極片3bにフライヤ9が干渉することを確実に避けることができるので都合が良い。
次に、鉄心保持治具8を回転し、他方の磁極片3bをフライヤ9の正面位置(図10の磁極片3aの位置)に移動させる。このとき、このユニットコア2aを構成する一方の磁極片3aに巻回した巻線4の巻き終わり部分を切断することなくこれを渡り線44として、絶縁用ボビン7の巻線端末部収納溝76を通した後、他方の磁極片3bの絶縁用ボビン7の巻始め線逃がし溝75に沿わせ、続いて、この他方の磁極片3bのティース部32に対して一方の磁極片3aに巻いた方向とは逆方向(この例ではバックヨーク部31側から見て左回り)に巻線4を施す。
その際、巻線4を施す作業を行っていない一方の磁極片3aが常にフライヤ9の旋回先端の回転面Qよりも外側(図10では符号P2で示す箇所)に位置するようにユニットコア2aの配置位置を設定して巻線作業を行うことで、これに連結された一方の磁極片3aにフライヤ9が干渉することを確実に避けることができる。また、一つのユニットコア2aを構成する一対の磁極片3a,3bの内、巻線4を施す作業を行っていない他方の磁極片3aとは反対側の位置(図10では符号P1で示す箇所)でフライヤ9をZ方向にスライドさせる。これは、巻線4を長い距離移動させる必要がある場合でも、他方の磁極片3aにフライヤ9が干渉することを確実に避けることができるので都合が良い。
次に、鉄心保持治具8を回転し、磁極片3cをフライヤ9の正面位置(図10の磁極片3aの位置)に移動させる。このとき、他方の磁極片3bに巻いた巻線4の巻き終わり部分を切断することなく、他方のユニットコア2bに至るだけの所定長さ分を渡り線41として確保した後、他方のユニットコア2bを構成する一方の磁極片3cに対して、巻線4を巻始め線逃がし溝75に沿わせてから、磁極片3bと同じ方向(バックヨーク部31側から見て左回り)に巻線4を施す。
その際、巻線4を施す作業を行っていない他方の磁極片3dが常にフライヤ9の旋回先端の回転面Qよりも外側(図10では符号P3で示す箇所)に位置するようにユニットコア2bの配置位置を設定して巻線作業を行うことで、これに連結された他方の磁極片3dにフライヤ9が干渉することを確実に避けることができる。また、一つのユニットコア2bを構成する一対の磁極片3c,3dの内、巻線4を施す作業を行っていない他方の磁極片3dとは反対側の位置(図10では符号P4で示す箇所)でフライヤ9をZ方向にスライドさせる。これは、巻線4を長い距離移動させる必要がある場合でも、他方の磁極片3dにフライヤ9が干渉することを確実に避けることができるので都合が良い。
最後に、鉄心保持治具8を回転し、他方の磁極片3dをフライヤ9の正面位置(図10の磁極片3aの位置)に移動させる。このとき、このユニットコア2bを構成する一方の磁極片3cに巻回した巻線4の巻き終わり部分44を切断することなくこれを渡り線44として、絶縁用ボビン7の巻線端末部収納溝76を通した後、他方の磁極片3dの絶縁用ボビン7の巻始め線逃がし溝75に沿わせ、続いて、この他方の磁極片3dのティース部32に対して一方の磁極片3cに巻いた方向とは逆方向(この例ではバックヨーク部31側から見て左右回り)に巻線4を施す。
その際、巻線4を施す作業を行っていない一方の磁極片3cが常にフライヤ9の旋回先端の回転面Qよりも外側(図10では符号P4で示す箇所)に位置するようにユニットコア2bの配置位置を設定して巻線作業を行うことで、これに連結された一方の磁極片3cにフライヤ9が干渉することを確実に避けることができる。また、一つのユニットコア2bを構成する一対の磁極片3c,3dの内、巻線4を施す作業を行っていない他方の磁極片3cとは反対側の位置(図10では符号P3で示す箇所)でフライヤ9をZ方向にスライドさせる。これは、巻線を長い距離移動させる必要がある場合でも、他方の磁極片3cにフライヤ9が干渉することを確実に避けることができるので都合が良い。
こうして、2個1組のユニットコア2a,2bの各々の磁極片3a,3b,3c,3dのティース部32に巻線4を施した後、これらの各ユニットコア2a,2bを鉄心保持治具8から取り外し、図11に示すように、ティース部32を逆反り状態から両者が円弧状となるように元に戻すことで、V相に対応する2個1組のユニットコア2a,2bに対して連続して巻線4が施される。
以下、同様にしてU相およびW相に対応するユニットコア2の2個1組に対しても巻線4を施し、これらのユニットコア2の2個1組を3組用いて、これらの3組が図2に示したように周方向に沿って順次60度ずつずらせて配置して円環状にする。そして、溶接や接着等により各ユニットコア2の互いに隣接する端面同士を結合することで一体化する。続いて、図3、図4(a)に示した結線状態となるように結線処理を行い、また、巻線端末部収納溝76に巻線端末部を収納し(図示せず)、紐や結束バンド等を巻線固定孔77に挿入して巻線端末部を固定する。これにより、10極12ティースの3相DCブラシレスモータ用の固定子が構成される。
以上のように、この実施の形態1の回転電機においては、例えば10極12ティースで直列スター結線を行う場合、従来技術では、渡り線41を経由して切れ目なく全て連続して巻線4を巻き付ける必要があるので、巻線端末部の接続回数が多くなるのに対して、この実施の形態1の構成では、図4(a)に示したように、2つのユニットコア2の相互間を渡り線41を経由して切断することなく連続に巻き付けることで1相分の巻線4が得られるため、巻線端末部の接続回数を削減することができ、安価な回転電機の固定子を得ることができる。
また、図10に示したような自動巻線機を使用する場合、従来技術(例えば先の特許文献2)では、V相の巻線4を施す際に4個全ての連結体50を保持せねばならず、自動巻線機が大型化するのに対して、この実施の形態1では、2個1組のユニットコア2を同時に保持できれば各相に連続して巻線作業を実施できるため、装置の小型化と機能の簡略化が図れ、製作費用を抑制できる。
また、従来技術(例えば先の特許文献2)の場合には連結体50として3個分の磁極片3が一体連結された状態の金型を製作する必要がある。これに対して、この実施の形態1では、2個分の磁極片3が連結されたユニットコア2のみ製作できればよいので、3個分の磁極片3が一体連結された状態の金型を製作する場合に比べて金型は比較的小型になり、金型費用を抑制することができる。
さらに、絶縁用ボビン7に巻始め線逃がし溝75を設けたことで、巻線4の巻き始め部分とそれ以降に巻かれる部分との干渉を避けることができ、これを左右に設けたことで左回りおよび右回りの巻線4を施す場合のいずれにおいても、整列性の高い巻き付けを行うことができる。そして、巻線端末部収納溝76に巻線端末部を収納し、巻線固定孔77に紐や結束バンド等で固定することができるため、電位差が高い各相間での接触を避けることができて絶縁不良を抑制することができる。また、中性点Nの固定も容易に行える。
実施の形態2.
図13は本発明の実施の形態2における回転電機において、固定子を構成するためのユニットコア2の平面図、図14は同ユニットコア2を組み合わせて構成された固定子の断面図であり、実施の形態1と対応もしくは相当する構成部分には同一の符号を示す。なお、図14はユニットコア2に嵌着される絶縁用ボビン7やティース部32に巻き付けられる巻線4は省略している。
この実施の形態2においても、一対の磁極片3を有するユニットコア2を備え、このユニットコア2は、上記各磁極片3がバックヨーク部31とこのバックヨーク部31から突出したティース部32とを有するとともに、互いに隣接する上記バックヨーク部31同士が折り曲げ可能に連結されており、このユニットコア2の2個を1組として連続して巻線4が施されるとともに、この巻装されたユニットコア2の2個1組を3組使用し、これを円環状に配置されて固定子が構成されている。
ここで、実施の形態1では各ユニットコア2の互いに隣接する突き合わせ端部同士が溶接や接着により一体結合されているが、この実施の形態2では、ユニットコア2の両端面にそれぞれ形成されている凹部25と凸部26とを嵌め合わせることにより、端面同士が一体的に結合されている。
上記のように各ユニットコア2の両端面の一方側には凹部25が、他方側には凸部26が設けられているが、これらの凹部25と凸部26の具体的な形状は図15に示すようになっている。
すなわち、凹部25には、図15(a)、(b)に示すようにアリ溝状の2種類の形状のものがあり、以下、両者を区別するために図15(a)に示す形状の凹部25を第1凹部25aと、図15(b)に示す形状の凹部25を第2凹部25bと称する。また、凸部26は、図15(c)、(d)に示すようにアリ溝状の2種類の形状のものがあり、両者を区別するために図15(c)に示す形状の凸部26を第1凸部26aと、図15(d)に示す形状の凸部26を第2凸部26bと称する。
ここに、第1、第2凹部25a、25b、および第1、第2凸部26a、26bの各形状の関係を説明する。
第1凹部25aに対して、第1凸部26aは周方向からの挿入ができず積層方向(回転電機の出力軸方向)からの挿入のみが可能であり、第2凸部26bは周方向および積層方向の双方からの挿入が可能となるような形状に形成されている。また、第2凹部25bに対して、第1凸部26aおよび第2凸部26bは、共に周方向および積層方向の双方からの挿入が可能となるような形状に形成されている。
したがって、これらの第1、第2凹部25a、25bと第1、第2凸部26a、26bの各形状の関係により、これらを嵌め合わせる際には、図16(a)〜(d)に示すような組み合わせが生じる。すなわち、図16(a)に示す第1凹部25aと第1凸部26aの組み合わせは、第1凹部25aに対して第1凸部26aの積層方向からの挿入は許容するが、周方向からの挿入は許容しない嵌合形態(以下、これを第1嵌合形態と称する)Xとなる。また、図16(b)〜(d)に示すように、第1凹部25aと第2凸部26b、第2凹部25bと第1凸部26a、第2凹部25bと第2凸部26bの各組み合わせは、いずれも周方向および積層方向の双方からの挿入を許容する嵌合形態(以下、これを第2嵌合形態と称する)Yとなる。
そして、各ユニットコア2の突き合わした端面同士を一体的に結合するためには、ユニットコア2の組立完了時に、上記の第1嵌合形態Xと第2嵌合形態Yとが積層鉄心の積層方向に沿って所定枚数分ずつ交互に発生するように、予め各ユニットコア2を次のように積層配置する。
例えば、図17(a)に示すように、積層方向の上から順に、1枚目〜4枚目のユニットコア2については、第1嵌合形態Xが生じるように、その一方(図中左側)の端面に第1凹部25a(図中斜線で示す)が、他方(図中右側)の端面に第1凸部26a(図中斜線で示す)が形成され、5枚目〜9枚目のユニットコア2については、第2嵌合形態Yが生じるように、その一方の端面に第2凹部25bが、他方の端面には第2凸部26bが形成されている。また、10枚目〜13枚目のユニットコア2については、第1嵌合形態Xが生じるように、その一方の端面に第1凹部25a(図中斜線で示す)が、他方の端面に第1凸部26a(図中斜線で示す)が形成され、14枚目〜25枚目のユニットコア2については、第2嵌合形態Yが生じるように、その一方の端面に第2凹部25bが、他方の端面には第2凸部26bが形成されている。以下、第1嵌合形態Xと第2嵌合形態Yとがユニットコア2の積層方向に沿って所定枚数分ずつ交互に発生するように配置されている。
このようにして構成されたユニットコア2の両端部を一体的に結合するには、図17(a)に示すようにユニットコア2が積層方向に4枚分だけ位置ずれするように、その端面同士を突き合わせ、次に図17(b)に示すように、各ユニットコア2の両端面に形成されている凹部25と凸部26とを嵌め合わせる。この場合、各ユニットコア2には図16(a)で示したような第1嵌合形態Xは生じず、図16(b)〜(d)に示したような第2嵌合形態Yとなる。したがって、各ユニットコア2の一方の端面に設けられている各凹部25に対して、他方の端面に設けられている各凸部26を全ての周方向から挿入することができる。
この嵌合状態では端面が積層方向に4枚分ずれているので、図17(c)に示すように、このずれを無くすように突き合わせた端部の上下面が面一となるように、ユニットコア2を積層方向に圧入する。この圧入作業によって、図中斜線で示す位置において図16(a)に示したような第1嵌合形態Xが生じ、第1凹部25aに対して、第1凸部26aが挿入されて、両者が嵌め合わされる。その結果、ユニットコア2の突き合わせ端面同士が互いに一体的に結合される。なお、本例では、第1嵌合形態Xを生じる際のユニットコア2の積層枚数は4枚、第2嵌合形態Yを生じる際のユニットコア2の積層枚数は5枚としたが、この数に限定されるものではない。また、凹部25と凸部26の位置関係は各ユニットコア2について左右逆であってもよい。
以上のように、実施の形態2の回転電機用固定子は、ユニットコア2の端面を積層方向にずらして周方向から突き合わせた後、積層方向から圧入するだけで第1嵌合形態Xを構成する第1凹部25aと第1凸部26aとの嵌め合いにより、突き合わせた端面同士を一体的に結合することができるので、溶接や接着が不要となる。このため、ユニットコア2の熱変形等の影響を除くことができて内径精度を確保でき、しかも突き合わせ端面同士を簡単かつ確実に固着することができるため信頼性が高く、さらに安価な回転電機用固定子を製作することが可能となる。
実施の形態3.
図18は本発明の実施の形態3における回転電機において、固定子を構成するユニットコアのバックヨーク部に形成された凹部近傍の状態を示す平面図、図19はユニットコアのバックヨーク部の端面の形成された凹部と凸部とを嵌め合わせた状態を示す平面図である。
この実施の形態3の特徴は、実施の形態2(図13〜図17)に示した構成のユニットコア2を前提として、バックヨーク部31の各凹部25(25a,25b)近傍の外周部に径方向内方に向けて一部を切り欠いた切欠部27が形成されていることである。
この場合、凹部25(25a,25b)と凸部26(26a,26b)を圧入等によって嵌め合わせると、バックヨーク部31の凹部25と切欠部27との間の部分28が径方向外方に撓むが、予め切欠部27が形成されているため、図19に示すように、当該部分28がユニットコア2の外径より外側に飛び出さない状態でバックヨーク部31の端面同士を一体的に結合することができる。そのため、固定子をシェル等に焼き嵌めする工程がある場合、シェル等への固定子の挿入を確実に行うことができるので都合が良い。
実施の形態4.
図20は本発明の実施の形態4における回転電機において、固定子を構成するユニットコアの磁極片に絶縁用ボビンを嵌着した状態の一部を示す側面図である。図21は、各ユニットコア間を渡り線で接続する場合の変形例を示す説明図である。
この実施の形態4において、ユニットコア2の各磁極片3に嵌着される絶縁用ボビン7は、実施の形態1(図5〜図9)の場合と同様、バックヨーク嵌合部72に巻線端末部収納溝76が形成されているが、特にこの実施の形態4の特徴として、この巻線端末部収納溝76は、外面から内方に向けて次第に傾斜したテーパ部76aが形成される。また、その底部76bは、渡り線のゆるみ抜け防止を図る上で巻線端末部の外径に略合致した円弧状に形成されている。
この実施の形態4で回転電機用の固定子を製造する手順は、基本的に実施の形態1の場合と同様に、固定子1を形成する全てのユニットコア2を一体化した後、図11に示したように、渡り線41をユニットコア2の外径方向に配置させ、図3、図4(a)に示した結線となるように結線処理を行うが、その際、図20の破線で示すように、ユニットコア2の相互間を結ぶ渡り線41や、ユニットコア3内の隣接する磁極片3間を結ぶ渡り線44を巻線端末部収納溝76のテーパ部76aに沿わせて収納して底部76bに着座させる。
これにより、渡り線41,44を巻線端末部収納溝76内に収納する際に、渡り線41,44の収納が容易となるとともに、収納後は渡り線41,44が巻線端末部収納溝76から不意に抜け落ちるのを防止することができ、電位差が高い他相の渡り線との接触を避けることができる。また、巻線4の最初の巻き始め部分や、最後の巻き終わり部分についても、同様に巻線端末部収納溝76から不意に抜け落ちるのを防止することができ、電位差が高い他相の巻き始め部分や、最後の巻き終わり部分との接触を避けることができるので都合がよい。
なお、先の図11に示した例では、2個1組の各ユニットコア2a,2b相互間を結ぶ渡り線41は、固定子1の外周に沿わせたようにしているが、全てのユニットコア2を円環状に結合する工程時に渡り線41が各ユニットコア2に干渉するのを避けることができる態様ならばどのように引き回すかについては特別な制約はなく、例えば、円環状に配置される各ユニットコア2の径方向の内方側に位置させたり、あるいは径方向の外方側に位置させることができる。特に、図21に示すように、渡り線41をユニットコア2の内径方向に配置させる場合には、全てのユニットコア2を円環状に結合する際、渡り線41が各ユニットコア2に干渉するのを避けることができ、かつ、渡り線41の長さをユニットコア2の外径方向に確保する場合に比べて短くできるので都合が良い。
1 固定子、2 ユニットコア、25 凹部、26 凸部、3 磁極片、
31 バックヨーク部、32 ティース部、33 薄肉部、4 巻線、
41,44 渡り線、7 絶縁用ボビン、75 巻始め線逃がし溝、
76 巻線端末部収納溝、76a テーパ部、76b 底部、77 巻線固定孔、
8 鉄心保持治具、9 フライヤ、Q 回転面、X 第1嵌合形態、Y 第2嵌合形態。

Claims (5)

  1. 出力軸方向に沿って薄板を積層した積層鉄心からなる一対の磁極片を有するユニットコアを備え、このユニットコアは、上記各磁極片がバックヨーク部とこのバックヨーク部から突出したティース部とを有するとともに、互いに隣接する上記バックヨーク部同士が折り曲げ可能に連結されており、このユニットコアの2個を1組として連続して巻線が施されるとともに、この2個1組のユニットコアの3組が円環状に配置されて固定子が構成されていることを特徴とする回転電機。
  2. 上記ユニットコアの互いに突き合わされる一方の端面には凹部が、他方の端面には凸部がそれぞれ設けられ、これらの凹部と凸部は、積層方向からの嵌合を許容するが周方向からの嵌合は許容しない形状の組み合わせとなる第1嵌合形態と、周方向および積層方向の双方からの嵌合を許容する形状の組み合わせとなる第2嵌合形態とがそれぞれ生じるように形成されており、かつ、上記各ユニットコアは、上記第1嵌合形態と第2嵌合形態とが積層方向に沿って所定枚数分ずつ交互に発生するように積層配置され、上記第1嵌合形態となる凹部と凸部との嵌合により上記ユニットコアの上記端面同士が一体的に結合されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 上記バックヨーク部の凹部近傍の外周部には、径方向内方に向けて一部を切り欠いた切欠部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の回転電機。
  4. 請求項1記載ないし請求項3のいずれか1項に記載の回転電機を製造する方法であって、上記ユニットコアを構成する各磁極片のティース部にそれぞれ巻線を施す際に巻線装置であるフライヤを使用し、巻線を供給する上記フライヤ先端部がユニットコアを構成する一方の磁極片のティース部に対して旋回動作されると共にティース部の延伸方向に沿ってスライドされる場合、上記フライヤの旋回先端の回転面に対して、巻線を施す作業を行っていない他方の磁極片が常に外側に位置するようにユニットコアの位置を設定して巻線作業を行うことを特徴とする回転電機の製造方法。
  5. 請求項1記載ないし請求項3のいずれか1項に記載の回転電機を製造する方法であって、ユニットコアを構成する各磁極片のティース部に巻線供給用のフライヤを使用して巻線を施す場合に、上記フライヤ先端部を、上記ユニットコアを構成する一方の磁極片の上記ティース部に対して当該ティース部の延伸方向と平行にスライドしつつ旋回動作させると共に、巻線の巻き終わり位置が上記ティース部の先端部である場合に、上記フライヤ先端部を、上記一方の磁極片に対して、上記ユニットコアの他方の磁極片とは反対側に配置して上記ティース部の延伸方向と平行にスライドして、上記巻線を上記巻き終わり位置から上記ティース部の突出根元位置まで戻す回転電機の製造方法。
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