JP5575005B2 - 回転電機、および回転電機の製造方法 - Google Patents

回転電機、および回転電機の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、回転電機に関わり、特に回転電機を構成するステータコアの改良に関する。
回転電機の固定子(ステータ)には、積層鉄心が使用されている。積層鉄心はプレス等で打ち抜かれた薄板状の珪素鋼板を複数枚積層して、カシメや溶接等により一体化された構造を有する。積層鉄心を使用した固定子に、巻線を高密度に巻くことで、回転電機の高効率化や大容量化、さらには小形化を図ることができる。固定子に巻線を高密度に巻く場合の作業性を向上させるために、固定子鉄心を複数に分割した分割鉄心が採用されている。分割鉄心を採用した場合、高密度な巻線ができる一方で、分割鉄心同士の結合方法について工夫が必要となる。結合方法に関しては、これまでに下記の文献のような工夫が知られている。
特許文献1は、ヨークと歯部とを分割した固定子を開示する。ヨークの内周には複数の凹状に形成された切欠部が設けられている。歯部には切欠部が圧入可能な先端が設けられている。複数の歯部に対して巻線を施した後、ヨークの切欠部と歯部の先端を圧入により結合する。この方法は、ヨークが無い状態で歯部に巻装(巻線を高密度に巻くこと)できるので、ヨークがある場合に比べ、巻装の作業性が良い。
特許文献2は、リング状のコアバックとティースコアに分割した固定子を開示する。ティースコアの外端部には先端部が斜めに形成された傾斜部を有する突片が設けられている。コアバックの内周部には突片の大きさよりも大きく、内縁部が斜めに切り欠かれた凹部が形成されている。コアバックの凹部にティースコアの突片を軸方向に嵌入した後、ティースコアの傾斜部を傾斜方向に回転させ、溶接等により分割鉄心を結合する。
先行文献3は、歯部とヨークに分割した固定子を開示する。中継ピンを設けられ、巻線が巻回されたコイルボビンを各歯部に挿入したのち、ヨークと歯部を焼き嵌めすることで、固定子が製造される。中継ピンは巻線の巻き始め部と巻き終わり部になる。
しかしながら前記特許文献では、次の課題が残されている。特許文献1では、ヨークがある場合に比べ、高密度な巻線が可能である。しかし、より高密度な巻線を実施しようと歯部を旋回するフライヤを用いて直接歯部に巻装する手段をとる場合、このフライヤが、巻装対象とする歯部に隣接する歯部と干渉することが想定される。
特許文献2に係るステータコアの製造方法によれば、位置決めは容易となるが、ティースを挿入し回転移動で位置決めしたのちに、スポット溶接等によりティースを固定する必要がある。この結果、製造工程の増大により製品が高価になることが想定される。
特許文献3では、巻線が巻かれたコイルボビンを歯部に挿入する。巻装時に巻装対象以外のティースと巻装装置(フライヤやノズル)等との干渉を避けるスペースが確保され、フライヤで直接歯部に巻くため、巻線の高密度化が可能である。しかし、巻線の巻き始め部と巻き終わり部になる中継ピンを設けているため、電気結線作業の接続箇所が多いうえに、多大の労力や、労力に代替する材料費(例えば、プリント基板等)が必要になる。
特開平2−7839号公報 特開平7−59278号公報 特開平9−46979号公報
本発明の課題は、分割鉄心同士の位置決めを容易にすることと、製造工程の増大となる溶接等を用いずに、分割鉄心同士を強固に結合することにある。
本願に係る回転電機は、ヨークの端部にほぞ部と蟻溝部が形成されたT字状の磁極片を複数枚積層してなる第1のティースコア、第2のティースコア、第3のティースコアおよび第4のティースコアを有するステータコアと、積層された第1のティースコアと第3のティースコアのティースに巻装される第1のコイルと、積層された第2のティースコアと第4のティースコアのティースに巻装される第2のコイルと、ステータコアの内側に配設された回転子とを備えている。第1のティースコアに積層された第3のティースコアは第2のティースコアと同じ形状寸法を有するとともに第2のティースコアに積層された第4のティースコアは第1のティースコアと同じ形状寸法を有している。第1のティースコアと第2のティースコアはほぞ部と蟻溝部を係合させて交互にかつ環状に配設されているとともに、第3のティースコアと第4のティースコアもほぞ部と蟻溝部を係合させて交互にかつ環状に配設されている。第1のティースコアのほぞ部の根元幅は、第2のティースコアのほぞ部の根元幅よりも、狭くなっているか、または、広くなっていて、第1のティースコアのほぞ部の根元幅が第2のティースコアのほぞ部の根元幅よりも狭い場合は、第1のティースコアの蟻溝部の根元幅が第2のティースコアの蟻溝部の根元幅よりも広く、第1のティースコアのほぞ部の根元幅が第2のティースコアのほぞ部の根元幅よりも広い場合は、第1のティースコアの蟻溝部の根元幅が第2のティースコアの蟻溝部の根元幅よりも狭い、ものである。
第1のティースコアと第2のティースコアを挿入すると、ほぞ部と蟻溝部が隙間のあいた状態になるため、分割鉄心同士の位置決めが容易となる。また各ティースコアの結合を圧入によって行うため強固な結合力が得られ、製造工程の増大となる溶接等が不要である。
本発明にかかわる回転電機の概略構成を示す側面断面図である。 固定子の上面図(a)と固定子の側面図(b)である。 ステータコアの全体構成を示す斜視図である。 第1ユニットティースの構造を示す図である。 第2ユニットティースの構造を示す図である。 第1コアユニットの斜視図(a)と平面図(b)である。 第2コアユニットの斜視図(a)と平面図(b)である。 コア保持治具に第1コアユニットを逆反り形態で固定した状態を示す斜視図である。 コア保持治具に第2コアユニットを逆反り形態で固定した状態を示す斜視図である。 第1コアユニットと第2コアユニットが対向している状態を説明する図である。 第1コアユニットと第2コアユニットの結合方法を説明する図で、ほぞ部に蟻溝部を挿入した状態を示す斜視図である。 第1コアユニットと第2コアユニットを圧入した状態を示す斜視図である。 ティースコアに巻装する前の状態を示す平面図である。 2番目のティースコアに対して巻装する状態を示す平面図である。 ユニットティースを構成する全てのティースコアに対して巻装した状態を示す平面図である。 実施の形態1の固定子の電気結線を示す簡略図である。 実施の形態2における第1ティースコアを示す平面図である。 実施の形態2における第2ティースコアを示す平面図である。 実施の形態3に係る第1ユニットティースの形態を説明する斜視図である。 実施の形態3に係る第2ユニットティースの形態を説明する斜視図である。 実施の形態3の第1コアユニットを示す斜視図である。 実施の形態3の第2コアユニットを示す斜視図である。 環状状態で第1、第2コアユニットを積層方向および周方向に位置をずらした状態を示す斜視図である。 第1コアユニットと第2コアユニットを周方向から組み合わせ、ほぞ部に蟻溝部を挿入した状態を示す斜視図である。 第1コアユニットと第2コアユニットを積層方向に圧入し固定した状態を示す斜視図である。 実施の形態3に関わる固定子の製造方法について説明する図(a)〜(d)である。 実施の形態4に関わるユニットティースを示す図である。 実施の形態4に関わるユニットティースに巻装する手順を説明する平面図(a)〜(f)である。 実施の形態4に関わる固定子の電気結線を示す簡略図である。 実施の形態5におけるユニットティースを示す平面図である。 実施の形態5におけるユニットティースを示す断面図である。
実施の形態1.
以下、実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本願に関わる回転電機の概略断面構成を表す側面図である。インナーロータ型の回転電機51は、中空状の固定子52と、固定子52の中空部に、間隔を介在して配設された回転子53と、固定子52と回転子53を収容する円筒状のフレーム54から構成されている。固定子52は、磁性材料からなる円筒形状のステータコア(固定子鉄心)55と、巻線から形成された複数のコイル56から構成されている。
回転子53は金属製の回転子シャフト57と、回転子シャフト57の周囲に配設される回転子連結材58から構成されている。回転子53は、コイル56に電流を流して固定子52を励磁するに伴い回転を始める。実施の形態1はコンデンサ電動機の固定子52を想定している。まず、固定子52のステータコア55を構成するコアユニットの構造とその結合方法について説明した後、固定子の製造方法を説明する。
図2(a)は固定子の上面図、図2(b)は固定子の側面図である。固定子52はステータコア55とコイル56から構成されている。ステータコア55は第1コアユニット14と第2コアユニット15から構成される。4個の第1コアユニット14と4個の第2コアユニット15は周方向に交互にしかも環状に配設されている。
コイル56a〜56hは第1コアユニット14および第2コアユニット15にインシュレータ23を介在させて巻装されている。第1コアユニット14と第2コアユニット15は両端部で係合され、環状に一体化されている。第1コアユニット14の渡り線26aは積層方向の上側に、第2コアユニット15の渡り線26bは積層方向の下側に、配置される。コイル56には、端子61a、61bから電力が供給される。
図3はステータコア(固定子コア)を示す斜視図である。ステータコア55は鋼板などの積層物である第1ユニットティース1と第2ユニットティース9から構成される。第1ユニットティース1と第2ユニットティース9の積層方法の違いによって、第1コアユニット14および第2コアユニット15を構成する。第1コアユニット14は第1ユニットティース1が下段に配設され、上段に第2ユニットティース9が配設されている。第2コアユニット15は第1ユニットティース1が上段に配設され、下段に第2ユニットティース9が配設されている。第1ユニットティース1および第2ユニットティース9には、蟻溝部とほぞ部が形成されている。第1ユニットティース1と第2ユニットティース9は、ヨークの両端に設けられた蟻溝部とほぞ部を利用して、交互に環状に配置される。
第1ユニットティース1の構造を図4に基づいて説明する。実施の形態1に係る第1ユニットティース1は単独のティースコア6からなるため、ユニットティースとティースコアは同じものを指す。ティースコア6は珪素鋼板などの薄板から形成された第1鉄心板(磁極片)3を複数枚積層したものである。T字状のティースコア6は外周に円弧面を有したヨーク4と、ヨーク4から径方向内側に突出したティース5を有する。第1ユニットティース1は、ヨーク4の片端部に第1ほぞ部7と、他端部に積層方向から第1ほぞ部7が挿入可能な第1蟻溝部8を有する。第1ほぞ部7の根元幅L1と第1蟻溝部8の根元幅L2の関係は、例えばL1/L2=0.9程度とする。第1ほぞ部7と第1蟻溝部8を係合した場合、隙間があく状態であり、挿入が容易に可能である。第1鉄心板3にはヨーク4の中央付近に貫通穴13を設けている。
第2ユニットティース9の構造を図5に基づいて説明する。実施の形態1に係る第2ユニットティース9は単独のティースコア6からなる。ティースコア6は珪素鋼板などの薄板から形成された第2鉄心板(磁極片)10を複数枚積層したものである。ティースコア6は外周に円弧面を有したヨーク4と、ヨーク4から径方向内側に突出したティース5を有する。第2ユニットティース9は、ヨーク4の両端の一方に第2ほぞ部11と、他方に第2蟻溝部12を有する。第2ほぞ部11の根元幅L3と第2蟻溝部12の根元幅L4の関係は、例えばL4/L3=0.9程度とする。第2鉄心板10にはヨーク4の中央付近に貫通穴13を設けている。
第1ほぞ部7に第2蟻溝部12が圧入され、第1蟻溝部8に第2ほぞ部11が圧入される。第2ほぞ部11の根元幅L3は第1ほぞ部7の根元幅L1よりも広くなっている。第2蟻溝部12の根元幅L4は第1蟻溝部8の根元幅L2より狭くなっている。第2ほぞ部11は、積層方向から第1蟻溝部8と圧入可能である。第2蟻溝部12は、積層方向から第1ほぞ部7が圧入可能である。
図6(a)は第1コアユニットの斜視図、図6(b)は第1コアユニットの平面図である。第1コアユニット14は、第1ユニットティース1の上に第2ユニットティース9が積層されている。上から第1コアユニット14を覗いた場合、第2ほぞ部11の方が第1ほぞ部7よりも大きいため、第1ほぞ部7は隠れて見ることはできない。同様に、上から第1コアユニット14を覗いた場合、第2蟻溝部12の方が第1蟻溝部8よりも小さいため、第1蟻溝部8は隠れて見ることはできない。
図7(a)は第2コアユニットの斜視図、図7(b)は第2コアユニットの平面図である。第2コアユニット15は、第2ユニットティース9の上に第1ユニットティース1が積層されている。上から第2コアユニット15を覗いた場合、第2ほぞ部11の方が第1ほぞ部7よりも大きいため、第2ほぞ部11を見ることはできる。同様に、上から第2コアユニット15を覗いた場合、第2蟻溝部12の方が第1蟻溝部8よりも小さいため、第1蟻溝部8を見ることができる。
実施の形態1では、ステータコア(固定子コア)55は第1のティースコアないし第4のティースコアから構成される。図6において、第1ユニットティース1を第1のティースコアと見なすと、第2ユニットティース9は第3のティースコアに該当する。このとき図7において、第2ユニットティース9は第2のティースコア、第1ユニットティース1は第4のティースコアに該当する。実施の形態2ないし5においても同様のことが成立する。
また、図6において、第2ユニットティース9を第1のティースコアと見なすと、第1ユニットティース1は第3のティースコアに該当する。このとき図7において、第1ユニットティース1は第2のティースコア、第2ユニットティース9は第4のティースコアに該当する。
次に第1コアユニット14と第2コアユニット15の結合方法を説明する。図8はコア保持治具に第1コアユニットを逆反り形態で固定した状態を示す斜視図である。コア保持治具16は、ベース板17、ヒンジピン18、止め輪19から構成される。ベース板17にはユニットティースを固定するための雌ネジ加工が施された取付穴20と、複数のベース板17を連結可能にするための連結穴21が設けられている。同じ形状のベース板17を複数個連結できるように、ベース板17の両端部は異形状となっている。
連結穴21にベース板17を重ね、ヒンジピン18を連結穴21に通し、ヒンジピン18の先端部に止め輪19を装着することで、コア保持治具16が完成する。コア保持治具16の取付穴20とティースコア6の貫通穴13にネジを通すことで、第1コアユニット14はコア保持治具16に固定される。コア保持治具16は固定子52を構成する第1コアユニット14を全て固定できる。
図9はコア保持治具16に第2コアユニット15を逆反り形態で固定した状態を示す斜視図である。コア保持治具16には固定子52を構成する第2コアユニット15が全て固定されている。全てのユニットティースは、第2ユニットティース9をコア保持治具16に接する形で固定されている。コア保持治具16を使えば、第1コアユニット14および第2コアユニット15を、ティース5が径方向内側にむく環状形態にすることも可能である。
そのためには、先ず逆反り形態の状態で、4箇所のヒンジピン18A〜18Dの中から一本のヒンジピンを連結穴21から抜く。例えば、コア保持治具16のヒンジピン18Dを連結穴21から抜くとする。次いでヒンジピン18Bを定点にして、ヒンジピン18Dで係止されていた2枚のベース板を外側に向かって広げてゆき、今まで内側であった部分を外側にしてベース板を閉じる。ヒンジピン18Dを連結穴21に戻し、止め輪19で固定することで環状形態となる。ベース板17の取付穴20は、固定子52を環状とした場合の各ティースコア6の貫通穴13の位置に開口されている。コア保持治具16は、各ティースコア6の積層方向の片側にしか部材が無い状態としている。このことにより第1コアユニット14と第2コアユニット15の結合作業を行う際に、各ユニットティースに取り付けたコア保持治具16が各ユニットティースと干渉することを避けることができる。
次にユニットティースの結合方法を説明する。第1コアユニット14はコア保持治具16Aに固定され、第2コアユニット15はコア保持治具16Bに固定されているものとする。先ず上述した方法で第1コアユニット14と第2コアユニット15を環状形態とする。次に図10を参照して、コア保持治具16Aとコア保持治具16Bを相反の位置(対称な位置)として、積層方向に位置をずらした状態とする。第1コアユニット14および第2コアユニット15には、図13〜図15に示す方法で、コイルが巻装されているものとする。
図11はコア保持治具16Aに固定した第1コアユニット14の第1ユニットティースと、コア保持治具16Bに固定した第2コアユニット15の第1ユニットティースを積層方向から組み合わせ、第1ほぞ部7に第1蟻溝部8を挿入した状態を示す斜視図である。第1コアユニット14の第1ユニットティース1を第2コアユニット15の第1ユニットティース1に挿入することで、各ユニットティースの位置決めを行う。このとき、第1コアユニット14の第1ほぞ部7と第2コアユニット15の第1蟻溝部8に隙間が空く状態となる。第1コアユニット14の第1蟻溝部8と第2コアユニット15の第1ほぞ部7にも隙間が空く状態となる。
図12はコア保持治具16Aに固定した第1コアユニット14とコア保持治具16Bに固定した第2コアユニット15を圧入し固定した状態を示す斜視図である。第1コアユニット14と第2コアユニット15の距離を縮めるように積層方向に移動させることで、第1コアユニット14の第1ユニットティース1と第2コアユニット15の第2ユニットティース9を、また第1コアユニット14の第2ユニットティース9と第2コアユニット15の第1ユニットティース1を、それぞれ圧入し、結合することができる。
このとき、第1コアユニット14の第1ほぞ部7と第2コアユニット15の第2蟻溝部12が嵌合され、また第1コアユニット14の第1蟻溝部8と第2コアユニット15の第2ほぞ部11が嵌合される状態となる。第1ほぞ部7と第1蟻溝部8の挿入では隙間が生じるが、最終的には分割鉄心の結合面に意図的な隙間が生じないようになっている。このようにすることで、第1コアユニット14と第2コアユニット15を結合することができる。
次に、ユニットティースにコイルを巻装する方法について説明する。図13を参照し、逆反り形態で第1コアユニット14をコア保持治具16に固定し、コア保持治具16は回転板22に固定する。回転板22は、モータ等に接続され、中心Oを中心として回転可能な状態となっている。ティース5a〜5dには絶縁性を有するインシュレータ23a〜23dを取り付けている。ティース5に巻線を巻き回すフライヤ24は、旋回中心25を中心として、時計周りの方向または逆方向に旋回でき、この旋回と同期して、フライヤ24が矢印方向へ揺動する。
ティース5に巻き回すワイヤ27は、フライヤ24の基端からフライヤ24の内部を通ってワイヤ27A、Bまで繋がっている。フライヤ24の先端から出ているワイヤ27Bの端末をコア保持治具16等に固定した後、時計回りにフライヤ24を所定の回数分旋回および矢印方向に揺動させながらティースコア6aのティース5aに巻装する。次に、回転板22を回転させ、ティースコア6bをフライヤ24に対向させ、ティース5bに巻装する。このとき、図14に示すようにティースコア6aに巻いた巻き終わりのワイヤ27を切断することなく、渡り線26として連続に巻装する。この渡り線26はヒンジピン18の頭部を通過させて引き回す。
後は、同様の作業を行うことで、ティース5c、ティース5dにも連続に巻装することで、図15の状態となる。このとき、渡り線26は全て、積層方向のコア保持治具16側に配置している。次にコア保持治具16を変形し、第1コアユニット14を環状形態とする。第2コアユニット15についても同様に巻装し、環状形態にする。次に、前述したように第1コアユニット14と第2コアユニット15を結合することで、回転電機の固定子52を製造することができる。
図16は実施の形態1の固定子52の電気結線を示す簡略図である。端子60aを始点とするワイヤは、コアユニット14c、コアユニット14d、コアユニット14a、コアユニット14bに巻装され、端子60cで終点となる。端子60bを始点とするワイヤは、コアユニット15b、コアユニット15c、コアユニット15d、コアユニット15aに巻装され、端子60dで終点となる。最終的には端子60bと端子60cは結線される。
このような構成とすることで、次の効果がある。第1コアユニットと第2コアユニットの第1ユニットティースを挿入すると、第1ほぞ部と第1蟻溝部が挿入される状態となるため、ユニットティース(分割鉄心)同士の位置決めが容易となる。ユニットティースの結合を圧入によって行うため強固な結合力が得られ、製造工程の増大となる溶接等が必要とならない。第1コアユニット14または第2コアユニット15を構成する全てのティース5に対して、渡り線26を用いて連続に巻装したため、電気結線作業の接続箇所が少なくなり、多大の労力や、労力に代替する材料費(例えば、プリント基板等)を抑制することでできる。巻装時に逆反り形態とするため、巻装対象以外のティース5と巻装装置(フライヤ24)等との干渉を避け、作業性を向上することで巻線の高密度化を可能とすることができる。
さらに、渡り線26を各コア保持治具16側に置き、コア保持治具16を積層方向の相反な位置に配置してユニットティースを結合するため、ユニットティースの結合時に各渡り線26とユニットティースが干渉することが無く、渡り線26の絶縁被膜の劣化を抑制することができる。渡り線26をヒンジピン18を通過させて引き回すため、逆反り形態でコア保持治具16を回転させても渡り線26のたるみを抑制することができ、巻装中にフライヤ24と渡り線26の干渉を防止することができる。渡り線にフライヤが当たらないことで渡り線の絶縁皮膜の劣化を防止できる。
さらに、コア保持治具16を用いて変形(逆反り形態、環状形態)、巻装、結合作業を行うため、分割された複数のティースコア6の取り扱いが個々で行う場合に比べ、容易となる。第1コアユニット14と第2コアユニット15を結合した状態では、第1ほぞ部7と第1蟻溝部8を組み合わせた場合に比べ、第1ほぞ部7と第2蟻溝部12又は第1蟻溝部8と第2ほぞ部11を組み合わせた場合に生じる隙間を抑えることができる。このため、積層方向を全て第1ユニットティース1で積層する場合に比べ、隙間を抑え、磁気抵抗増加による回転電機の効率の低下を抑制することができる。
さらに、ベース板17の取付穴20の位置を、固定子52を環状とした場合の各ティースコア6の貫通穴13の位置と同じ位置としたため、周方向の位置決めをコア保持治具に固定するだけで行うことができる。逆反り形態後に環状形態とするだけで、ユニットティースを固定子とする位置に配置することができ、生産性を高めることができる。さらに逆反り形態で巻装しても、環状形態や固定子とした場合に渡り線の長さ調整が不要となり、生産性を高めることができる。
実施の形態2.
実施の形態2は実施の形態1と比較し第1ユニットティース1と第2ユニットティース9のほぞ部と蟻溝部の形状が異なる。固定子52の製造方法の手順は実施の形態1の場合と基本的に同じであるので、固定子52の製造方法については詳しい説明は省略する。図17は本発明の実施の形態2における第1ユニットティース1を示す平面図である。本実施例では、第1ほぞ部7の長さL6と第1蟻溝部8の長さL7にはL6<L7という寸法関係が成り立つように構成しているため、第1ユニットティース1を環状に配置すると、周方向に隙間が生じるようになる。
図18は本発明の実施の形態2における第2ユニットティース9を示す平面図である。第1ほぞ部7の長さL6と第2蟻溝部12の長さL9をL6<L9という寸法関係にし、第1蟻溝部8の長さL7と第2ほぞ部11の長さL8をL8<L7という寸法関係にしている。第1ユニットティース1と第2ユニットティース9を交互に環状に配置すると、第1ユニットティース1と第2ユニットティース9の間に隙間が生じるような状態となる。但し、第1ほぞ部7と第2蟻溝部12、第2ほぞ部11と第1蟻溝部8は圧入固定できる状態であり、これは実施の形態1と同様である。
実施の形態2のような構成とすることで次のような効果が得られる。第1ほぞ部、第1蟻溝部、第2ほぞ部、第2蟻溝部に関し、上記の寸法関係(L6<L7、L6<L9、L8<L7)にしたことで、圧入固定に使用する部分以外のユニットティース間に隙間が生じるため、ユニットティースの固定に必要な部分のみ圧入することで、圧入力を抑制し、固定子52の圧入による精度悪化を抑制することができる。
実施の形態3.
実施の形態3に関わる回転電機はコンデンサ電動機を想定している。実施の形態3では、ステータコアは第1鉄心板(第1の連結磁極片)3と第2鉄心板(第2の連結磁極片)10から構成される。巻装作業時には実施の形態1で使用したコア保持治具16を使用しない。なお実施の形態1と対応もしくは相当する構成部分には同一の符号を示す。
先ず、実施の形態3に係る第1ユニットティースの形態を説明する。図19は第1ユニットティースの斜視図である。本実施の形態では、4個のティースコア6a〜6dが折り曲げ可能な薄肉部29を介して連結されている。ティースコア6a〜6dを構成する第1鉄心板(第1の連結磁極片)3は一体化されている。第1ユニットティース1を構成する4個のティースコアのうち、片端側に配置されたものをティースコア6aとし、他端側に配置されたものをティースコア6dとする。ティースコア6aのヨークは、薄肉部29の反対側に第1蟻溝部8を有する。ティースコア6dのヨークは、薄肉部29の反対側に第1ほぞ部7を有する。第1ほぞ部7と第1蟻溝部8は、積層方向から挿入され係合した場合、隙間があく状態であり、挿入が容易に可能である。第1鉄心板3にはヨーク4の中央付近に貫通穴13を設けている。
図20は第2ティースコアの斜視図である。本実施の形態では、4個のティースコア6e〜6hが薄肉部29を介して結合されている。ティースコア6e〜6hを構成する第2鉄心板(第2の連結磁極片)10は一体化されている。第2ユニットティース9を構成する4個のティースコアのうち、片端側に配置された磁極片をティースコア6eとし、他端側に配置された磁極片をティースコア6hとする。ティースコア6eのヨークは、薄肉部29の反対側に第2蟻溝部12を有する。ティースコア6hのヨークは、薄肉部29の反対側に第2ほぞ部11を有する。第2鉄心板10にはヨーク4の中央付近にそれぞれ貫通穴13を設けている。
第2ほぞ部11は、根元幅L3が第1ほぞ部7の根元幅L1よりも広く、積層方向から第1蟻溝部8と圧入可能である。第2蟻溝部12は、根元幅L4が第1蟻溝部8の根元幅L2より狭く、積層方向から第1ほぞ部7が圧入可能である。第1ユニットティース1と第2ユニットティース9は交互に環状に配置される。第1ほぞ部7に第2蟻溝部12が圧入され、第1蟻溝部8に第2ほぞ部11が圧入される。第1ユニットティース1と第2ユニットティース9の積層方法の違いによって、第1コアユニット14および第2コアユニット15を構成する。
第1ほぞ部7の先端幅L5と第1蟻溝部8の根元幅L2は、L5<L2という寸法関係にしている。このようにすることで、第1ほぞ部7と第1蟻溝部8を周方向(同一平面上)に移動させるだけで、ユニットティースの位置決めができる。第2ほぞ部11の根元幅L3は第1ほぞ部7の根元幅L1よりも広い。第2蟻溝部12の根元幅L4は第1蟻溝部8の根元幅L2より狭い。第2ほぞ部11は、積層方向から第1蟻溝部8と圧入可能である。第2蟻溝部12は、積層方向から第1ほぞ部7が圧入可能である。
図21は実施の形態3の第1コアユニット14を示す斜視図である。第1コアユニット14は第1ユニットティース1が下段に配設され、上段に第2ユニットティース9が配設される。上から第1コアユニット14を覗いた場合、第2ほぞ部11の方が第1ほぞ部7よりも大きいため、第1ほぞ部7は隠れて見ることはできない。同様に上から第1コアユニット14を覗いた場合、第2蟻溝部12の方が第1蟻溝部8よりも小さいため、第1蟻溝部8は隠れて見ることはできない。
図22は実施の形態3の第2コアユニット15を示す斜視図である。第2コアユニット15は第1ユニットティース1が上段に配設され、下段に第2ユニットティース9が配設される。上から第2コアユニット15を覗いた場合、第1ほぞ部7の方が第2ほぞ部11よりも小さいため、第2ほぞ部11を見ることができる。同様に上から第2コアユニット15を覗いた場合、第1蟻溝部8の方が第2蟻溝部12よりも大きいため、第2蟻溝部12を見ることができる。
次に実施の形態2のユニットティースの結合方法について説明する。第1コアユニット14と第2コアユニット15には、後述する方法ですでにコイルが巻装されているものとする。図23は環状状態で第1コアユニットと第2コアユニットを積層方向および周方向に位置をずらした状態を示す斜視図である。第1コアユニット14と第2コアユニット15を環状形態とし、第1コアユニット14の第1ユニットティース1の上端部と第2コアユニット15の第1ユニットティース1の上端部が積層方向に同じ位置となるように配置する。
図24は第1コアユニット14の第1ユニットティース1と第2コアユニット15の第1ユニットティース1を周方向から組み合わせ第1ほぞ部7に第1蟻溝部8を挿入した状態を示す斜視図である。第1コアユニット14の第1ユニットティース1に第2コアユニット15の第1ユニットティース1を周方向に押し付け、挿入することで、ユニットティース同士の位置決めを行う。このとき、第1コアユニット14の第1ほぞ部7と第2コアユニット15の第1蟻溝部8に隙間が空く状態となる。第1コアユニット14の第1蟻溝部8と第2コアユニット15の第1ほぞ部7にも隙間が空く状態となる。なお、第1コアユニット14と第2コアユニット15は、積層方向に係合させても、第1ほぞ部7と第1蟻溝部8は嵌合する。
図25は第1コアユニット14と第2コアユニット15を積層方向に圧入し固定した状態を示す斜視図である。第1コアユニット14と第2コアユニット15の距離を縮めるように積層方向に移動させることで、第1コアユニット14の第1ユニットティース1と第2コアユニット15の第2ユニットティース9を、また第1コアユニット14の第2ユニットティース9と第2コアユニット15の第1ユニットティース1を、それぞれ圧入し、結合することができる。このとき、第1コアユニット14と第2コアユニット15の第1ほぞ部7と第2蟻溝部12が嵌合され、また第1コアユニット14と第2コアユニット15の第1蟻溝部8と第2ほぞ部11が嵌合される状態となる。このようにすることで、第1コアユニット14と第2コアユニット15を結合することができる。
次に、実施の形態3の固定子52の製造方法について説明する。図26(a)はティースコア6aに巻装する前の状態を示す平面図であり、図26(b)はティースコア6cに対して巻装した状態を示す平面図であり、図26(c)はティースコア6bに対して巻装する状態を示す平面図であり、図26(d)は第1コアユニット14を構成する全てのティースコア6に対して巻装した状態を示す平面図である。
図26(a)を参照して、各ティースコア6のティース5に絶縁性を有するインシュレータ23を取り付け、逆反り形態で第1コアユニット14を回転板22に固定する。次に、フライヤ24の先端から出ているワイヤ27Bの端末をインシュレータ23等に固定した後、時計回りの方向にフライヤ24を所定の回数分旋回および矢印方向に揺動させながらティースコア6aのティース5aに巻装する。
次に、回転板22を回転させ、ティースコア6cをフライヤ24に対向させ、ティース5cに巻装する。このとき、図26(b)に示すようにティースコア6aに巻いた巻き終わりのワイヤ27を切断することなく、渡り線26aとして連続に巻装し、ティースコア6cの巻き終わりのワイヤ27を切断する。
次に、図26(c)に示すようにティースコア6bをフライヤ24に対向させ、ティース5bに巻装する。最後に、図26(d)に示すように回転板22を回転し、ティースコア6dをフライヤ24に対向させ、ティース5dに巻装する。このとき、ティースコア6bに巻いた巻き終わりのワイヤ27を切断することなく、渡り線26bとして連続に巻装し、ティースコア6dの巻き終わりのワイヤ27を切断する。このとき、第1コアユニット14の渡り線26は全て、積層方向の片側(第2ユニットティース9側)のみに配置している。次に薄肉部を折り曲げ、環状形態とする。
第2コアユニット15についても同様に巻装し、環状形態にする。前述したように第1コアユニット14と第2コアユニット15を結合し、必要な電気結線を行うことで、回転電機の固定子52を製造することができる。固定子52の電気結線は図16のようになる。図2(a)、(b)に示すように第1コアユニット14の渡り線26は積層方向の上側、第2コアユニット15の渡り線26は、積層方向の下側に配置される。
このような構成とすることで、次の効果がある。第1ユニットティース1の第1ほぞ部7の先端幅L5と第1蟻溝部8の根元幅L2をL5<L2としたため、第1ユニットティース1同士を周方向からも挿入することができるため(積層方向からも挿入可能)、実施の形態1に比べさらに位置決めが容易となる。
実施の形態1のようにティースコアが個々ばらばらであると、各ティースコアをコア保持治具にセットする必要があり作業が増加することやその取り扱いに手間がかかる。これに対して、ティースコアが折り曲げ可能に連結されているので、コア保持治具にセットする手間が無くなる、巻装後の各ティースコアを環状に組み立てる際の取り扱いが容易になる、逆反り形態・環状形態をユニットティースだけで行うことができる、などの理由により生産性の向上を図ることができる。また、コア保持治具16が不要となり、治具費用の抑制が可能である。さらに、ティースコアの連結手段として単純な薄肉部29を形成するだけで済むために製造が容易である。
実施の形態4.
実施の形態4は実施の形態3と比較し、各ユニットティースを構成する磁極片の数が異なる。但し、各ユニットティースの結合方法は実施の形態3の場合と基本的に同じであるので、詳しい説明は省略する。実施の形態4に関わる回転電機は10極12スロットのブラシレスDCモータを想定している。
図27は、6個のティースコア6a〜6fが薄肉部29にて連結されている第1コアユニット14を示す。第1コアユニット14は、実施の形態3と同様に第1ユニットティース1の上に第2ユニットティース9が積層されている。同様に、第2コアユニット15は、第2ユニットティース9の上に第1ユニットティース1を積層することで構成する。
コアユニットに巻装する手順について説明する。図28(a)はティースコア6aとティースコア6bを逆反り形態とし巻装する図、図28(b)はティースコア6aとティースコア6bに連続で装着した状態を示す図、図28(c)はティースコア6cとティースコア6dを逆反り形態とし巻装する図、図28(d)はティースコア6cとティースコア6dを連続に巻装した状態を示す図、図29(e)はティースコア6eとティースコア6fを逆反り形態とし巻装する図、図28(f)はティースコア6eとティースコア6fを連続に巻装した状態を示す図である。
図28(a)に示すように、第1コアユニット14において、第1コアユニット14の端部の周方向から順に連続する2個のティースコア6aとティースコア6bを逆反り形態とし、ティースコア6aに対して巻装する。次に図28(b)に示すようにティースコア6aに巻いた巻き終わりのワイヤを切断することなく、渡り線26aとしてティースコア6bに連続に巻装する。この後、2個のティースコア6aとティースコア6bを図28(c)に示すように環状形態とする。さらに、図28(c)に示すようにティースコア6bから周方向に連続する2個の磁極片(6c、6d)を逆反り形態とし、ティースコア6cに対して巻装する。
次に図28(d)に示すようにティースコア6cに巻いた巻き終わりのワイヤを切断することなく、渡り線26bとしてティースコア6dに連続に巻装する。この後、2個のティースコア6cとティースコア6dを図28(e)に示すように環状形態とする。次に図29(e)に示すようにティースコア6dから周方向に連続する2個の磁極片(6e、6f)を逆反り形態とし、ティースコア6eに対して巻装する。次に図28(f)に示すようにティースコア6eに巻いた巻き終わりのワイヤを切断することなく、渡り線26cとしてティースコア6fに連続に巻装する。
この後、2個のティースコア6eとティースコア6fを図28(f)に示すように環状形態とする。このようにして、コアユニットに対して巻装することができる。第2コアユニットも同様に巻装する。巻装された第1コアユニットと第2コアユニットは実施の形態3で説明した方法で圧入する。次に図29に示すような必要な電気結線作業を行うことで回転電機の固定子を構成することができる。
本実施の形態の構成とすることで次のような効果が得られる。実施の形態3のように、1個のユニットティースを構成する磁極片の数が4個である場合、全てのティースコアを逆反り形態としてもそれぞれにフライヤや巻線対象の磁極片と隣接するティースコアの間隔を広くとることができ高密度な巻線を行える。本実施の形態のように1個のユニットティースを構成するティースコアの数が5個以上の場合であると、ユニットティースを構成する全てのティースコアを1度に逆反り形態とすると、磁極片同士が干渉することがある。
本実施の形態のように巻装対象とするティースコアのみ逆反り形態で巻装した後、環状形態とし、次の巻装対象のティースコアを逆反り形態とするという作業を繰り返し行うため、磁極片同士の干渉や、巻装対象以外のティース5と巻装装置(フライヤ24)等との干渉を避け、作業性を向上することで巻線の高密度化を可能とすることができる。
本実施の形態では特許文献3のように各磁極片に中継ピンを設けていない。隣接する磁極片に対して連続で巻装するため、特許文献3に比べ、電気結線作業の接続箇所が少なくなり、多大の労力や、労力に代替する材料費(例えば、プリント基板等)を抑制することでできる。
実施の形態5.
本実施の形態は実施の形態1〜4と比較し、ティースコアの連結手段が異なる。ユニットティースは、積層された複数枚のT字状の磁極片がボス部で連結されてなる。但し、固定子52の製造方法の手順は実施の形態3の場合と基本的に同じであるので、固定子52の製造方法についての詳しい説明は省略する。
図30は、4個のティースコア6a〜6dが突起部と窪み部を有する連結手段を介して連結されている状態を示すユニットコアの平面図である。ティースコア6には、ヨーク4の周方向端部において各薄板の積層方向に突起部30と窪み部31が設けられている。突起部30と窪み部31とを積層方向に交互にカシメ止めして一対の磁極片を折り曲げ可能に連結する。本実施の形態の場合も、突起部30と窪み部31を中心に回転させることで、逆反り形態と環状形態にすることができる。同様に、第2コアユニット15についても突起部30と窪み部31を設ける。
図31は本実施の形態において、ユニットティースの連結手段の連結部分を示す断面図である。本実施の形態の構成とすることで次のような効果が得られる。連結手段を突起部30と窪み部31で構成したため、複数回折り曲げても薄肉部ではないために亀裂が生じたり、その結果、磁気抵抗が高くなることで、磁気特性が低下するなどの不具合が生じることを防止することができる。
ティースコア6を折り曲げ可能に連結する連結手段として、薄肉部29、カシメ止めされた突起部30と窪み部31の例を挙げたが、これに限らず、例えば互いに接するティースコア6について、ヨーク同士をピン結合によって折り曲げ可能に連結する構成とすることも可能である。
1:第1ユニットティース、3:第1鉄心板、4:ヨーク、5:ティース、6:ティースコア、7:第1ほぞ部、8:第1蟻溝部、9:第2ユニットティース、10:第2鉄心板、11:第2ほぞ部、12:第2蟻溝部、13:貫通穴、14:第1コアユニット、15:第2コアユニット、16:コア保持治具、17:ベース板、18:ヒンジピン、19:止め輪、20:取付穴、21:連結穴、22:回転板、23:インシュレータ、24:フライヤ、25:旋回中心、26:渡り線、27:ワイヤ、29:薄肉部、30:突起部、31:窪み部、52:固定子

Claims (11)

  1. ヨークの端部にほぞ部と蟻溝部が形成されたT字状の磁極片を複数枚積層してなる第1のティースコア、第2のティースコア、第3のティースコアおよび第4のティースコアを有するステータコアと、
    積層された前記第1のティースコアと前記第3のティースコアのティースに巻装される第1のコイルと、
    積層された前記第2のティースコアと前記第4のティースコアのティースに巻装される第2のコイルと、
    前記ステータコアの内側に配設された回転子とを備えていて、
    前記第1のティースコアに積層された前記第3のティースコアは前記第2のティースコアと同じ形状寸法を有するとともに前記第2のティースコアに積層された前記第4のティースコアは前記第1のティースコアと同じ形状寸法を有しており、
    前記第1のティースコアと前記第2のティースコアはほぞ部と蟻溝部を係合させて交互にかつ環状に配設されているとともに、前記第3のティースコアと前記第4のティースコアもほぞ部と蟻溝部を係合させて交互にかつ環状に配設されており、
    前記第1のティースコアのほぞ部の根元幅は、前記第2のティースコアのほぞ部の根元幅よりも、狭くなっているか、または、広くなっていて、
    前記第1のティースコアのほぞ部の根元幅が前記第2のティースコアのほぞ部の根元幅よりも狭い場合は、前記第1のティースコアの蟻溝部の根元幅が前記第2のティースコアの蟻溝部の根元幅よりも広く、
    前記第1のティースコアのほぞ部の根元幅が前記第2のティースコアのほぞ部の根元幅よりも広い場合は、前記第1のティースコアの蟻溝部の根元幅が前記第2のティースコアの蟻溝部の根元幅よりも狭い、ことを特徴とする回転電機。
  2. 前記第1のティースコアのほぞ部の根元幅が前記第2のティースコアのほぞ部の根元幅よりも狭い場合、前記第1のティースコアのほぞ部の長さは前記第2のティースコアの蟻溝部の長さよりも短く、前記第1のティースコアの蟻溝部の長さは前記第2のティースコアのほぞ部の長さよりも長いことを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記第1のティースコアのほぞ部の根元幅が前記第2のティースコアのほぞ部の根元幅よりも広い場合、前記第1のティースコアのほぞ部の長さは前記第2のティースコアの蟻溝部の長さよりも短く前記第1のティースコアの蟻溝部の長さは前記第2のティースコアのほぞ部の長さよりも長いことを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  4. T字状の磁極片が薄肉部で一体化された連結磁極片を複数枚積層してなる第1のユニットティース、第2のユニットティース、第3のユニットティースおよび第4のユニットティースを有するステータコアと、
    積層された前記第1のユニットティースと前記第3のユニットティースのティースに巻装される第1のコイルと、
    積層された前記第2のユニットティースと前記第4のユニットティースのティースに巻装される第2のコイルと、
    前記ステータコアの内側に配設された回転子とを備えていて、
    前記第1のユニットティースに積層された前記第3のユニットティースは前記第2のユニットティースと同じ形状寸法を有するとともに前記第2のユニットティースに積層された前記第4のユニットティースは第1のユニットティースと同じ形状寸法を有しており、
    前記第1のユニットティースと前記第2のユニットティースは片端側の磁極片に形成されたほぞ部と別端側の磁極片に形成された蟻溝部を互いに係合させて環状に配設されるとともに、前記第3のユニットティースと前記第4のユニットティースも片端側の磁極片に形成されたほぞ部と別端側の磁極片に形成された蟻溝部を互いに係合させて環状に配設されており、
    前記第1のユニットティースのほぞ部の根元幅は、前記第2のユニットティースのほぞ部の根元幅よりも、狭くなっているか、または、広くなっていて、
    前記第1のユニットティースのほぞ部の根元幅が前記第2のユニットティースのほぞ部の根元幅よりも狭い場合は、前記第1のユニットティースの蟻溝部の根元幅が前記第2のユニットティースの蟻溝部の根元幅よりも広く、
    前記第1のユニットティースのほぞ部の根元幅が前記第2のユニットティースのほぞ部の根元幅よりも広い場合は、前記第1のユニットティースの蟻溝部の根元幅が前記第2のユニットティースの蟻溝部の根元幅よりも狭い、ことを特徴とする回転電機。
  5. 積層された複数枚のT字状の磁極片がボス部で連結されてなる第1のユニットティース、第2のユニットティース、第3のユニットティースおよび第4のユニットティースを有するステータコアと、
    積層された前記第1のユニットティースと前記第3のユニットティースのティースに巻装される第1のコイルと、
    積層された前記第2のユニットティースと前記第4のユニットティースのティースに巻装される第2のコイルと、
    前記ステータコアの内側に配設された回転子とを備えていて、
    前記第1のユニットティースに積層された前記第3のユニットティースは前記第2のユニットティースと同じ形状寸法を有するとともに前記第2のユニットティースに積層された前記第4のユニットティースは前記第1のユニットティースと同じ形状寸法を有しており、
    前記第1のユニットティースと前記第2のユニットティースは片端側の磁極片に形成されたほぞ部と別端側の磁極片に形成された蟻溝部を互いに係合させて環状に配設されるとともに、前記第3のユニットティースと前記第4のユニットティースも片端側の磁極片に形成されたほぞ部と別端側の磁極片に形成された蟻溝部を互いに係合させて環状に配設されており、
    前記第1のユニットティースのほぞ部の根元幅は、前記第2のユニットティースのほぞ部の根元幅よりも、狭くなっているか、または、広くなっていて、
    前記第1のユニットティースのほぞ部の根元幅が前記第2のユニットティースのほぞ部の
    根元幅よりも狭い場合は、前記第1のユニットティースの蟻溝部の根元幅が前記第2のユニットティースの蟻溝部の根元幅よりも広く、
    前記第1のユニットティースのほぞ部の根元幅が前記第2のユニットティースのほぞ部の根元幅よりも広い場合は、前記第1のユニットティースの蟻溝部の根元幅が前記第2のユニットティースの蟻溝部の根元幅よりも狭い、ことを特徴とする回転電機。
  6. 前記第1のユニットティースのほぞ部の根元幅が前記第2のユニットティースのほぞ部の根元幅よりも狭い場合、前記第1のユニットティースのほぞ部の長さは第2のユニットティースの蟻溝部の長さよりも短く、前記第1のユニットティースの蟻溝部の長さは前記第2のユニットティースのほぞ部の長さよりも長いことを特徴とする請求項4または5に記載の回転電機。
  7. 前記第1のユニットティースのほぞ部の根元幅が前記第2のユニットティースのほぞ部の根元幅よりも広い場合、前記第1のユニットティースのほぞ部の長さは前記第2のユニットティースの蟻溝部の長さよりも短く前記第1のユニットティースの蟻溝部の長さは前記第2のユニットティースのほぞ部の長さよりも長いことを特徴とする請求項4または5に記載の回転電機。
  8. 前記第1のティースコアの渡り線は積層方向の上側に、前記第2のティースコアの渡り線は積層方向の下側に配置されていることを特徴とするとする請求項1から3のいずれか1項に記載の回転電機。
  9. 前記第1のユニットティースの渡り線は積層方向の上側に、前記第2のユニットティースの渡り線は積層方向の下側に配置されていることを特徴とするとする請求項4から7のいずれか1項に記載の回転電機。
  10. 請求項1から請求項3、及び、請求項8のいずれか一項に記載の回転電機の製造方法であって、
    ヨークにほぞ部と蟻溝部が形成されたT字状の磁極片を複数枚積層してなる同形状の第1のティースコア及び第4のティースコアを作製する工程と、
    ヨークにほぞ部と蟻溝部が形成されたT字状の磁極片を複数枚積層してなる同形状の第2のティースコア及び第3のティースコアを作製する工程と、
    第1の治具上に、前記第3のティースコアを積層方向に配置し、前記第3のティースコアの上に前記第1のティースコアを積層方向に配置し固定する工程と、
    第2の治具上に、前記第2のティースコアを積層方向に配置し、前記第2のティースコアの上に前記第4のティースコアを積層方向に配置し固定する工程と、
    前記第1の治具の上に固定された前記第3のティースコア及び前記第1のティースコアからなる第1のコアユニットのそれぞれのティースにコイルを巻装する工程と、
    前記第2の治具の上に固定された前記第2のティースコア及び前記第4のティースコアからなる第2のコアユニットのそれぞれのティースにコイルを巻装する工程と、
    コイルが巻装された前記第1のコアユニットと前記第2のコアユニットとを対向した状態で環状に配置し、前記第1のティースコアと前記第4のティースコアのそれぞれのほぞ部が、隣り合うティースコアの蟻溝部に合わさるよう位置決めを行う工程と、
    前記位置決めを行った状態で前記第1のコアユニットと前記第2のコアユニットとを積層方向に移動させ、前記第1のティースコアと前記第2のティースコアのそれぞれのほぞ部を隣り合うティースコアの蟻溝部と係合させるとともに、前記第3のティースコアと前記第4のティースコアのそれぞれのほぞ部を隣り合うティースコアの蟻溝部と係合させて圧入する工程とを備え、
    前記工程を行うことで得られた固定子の内側に回転子を配置させる工程とを更に備えた回転電機の製造方法。
  11. 請求項4から請求項7、及び、請求項9のいずれか一項に記載の回転電機の製造方法であって、
    固定子を構成する全てのティース数が4×N個(Nは2以上の整数)の場合に、2×N個のT字状の磁極片が連結されてなる連結磁極片を複数枚積層してなり、ヨークの端部にほぞ部と蟻溝部が形成された第1乃至第4のユニットティースを作成する工程と、
    前記第1乃至第4のユニットティースの内、第1のユニットティースに第3のユニットティースを積層し、第1のコアユニットを作成する工程と、
    前記第1乃至第4のユニットティースの内、第2のユニットティースに第4のユニットティースを積層し、第2のコアユニットを作製する工程と、
    前記第1のコアユニットを端部から順に2個単位でティースコアを逆反り形態とし、逆反り形態であるティースコアの一方にコイルを巻装し、当該コイルを切断することなく、他方のティースコアに連続して巻装する工程と、
    前記第2のコアユニットを端部から順に2個単位でティースコアを逆反り形態とし、逆反り形態であるティースコアの一方にコイルを巻装し、当該コイルを切断することなく、他方のティースコアに連続して巻装する工程と、
    前記第1のコアユニットを構成する全てのティースコアにコイルを巻装した状態で、前記第1のコアユニットを環状に配置する工程と、
    前記第2のコアユニットを構成する全てのティースコアにコイルを巻装した状態で、前記第2のコアユニットを環状に配置する工程と、
    環状に配置された第1のコアユニットの第1のユニットティースと環状に配置された第2のコアユニットの第4のユニットティースのそれぞれのほぞ部が、他のユニットティースの蟻溝部に合わさるよう位置決めを行う工程と、
    前記第1のコアユニットと前記第2のコアユニットを積層方向に移動させ、前記第1のユニットティースと前記第2のユニットティースのそれぞれのほぞ部と蟻溝部を係合させるとともに、前記第3のユニットティースと前記第4のユニットティースのそれぞれのほぞ部と蟻溝部も係合させて圧入する工程とを備え、
    前記工程を行うことで得られた固定子の内側に回転子を配置させる工程とを更に備えた回転電機の製造方法。
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