JP2010224702A - ノンダイアフラム構法の設計方法 - Google Patents

ノンダイアフラム構法の設計方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010224702A
JP2010224702A JP2009069253A JP2009069253A JP2010224702A JP 2010224702 A JP2010224702 A JP 2010224702A JP 2009069253 A JP2009069253 A JP 2009069253A JP 2009069253 A JP2009069253 A JP 2009069253A JP 2010224702 A JP2010224702 A JP 2010224702A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
steel pipe
section
additional spring
construction method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009069253A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4812851B2 (ja
Inventor
Shin Nakajima
伸 中島
Norio Nakajima
教雄 中島
Hiroshi Nakajima
拓 中島
功雄 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakajima Steel Pipe Co Ltd
Original Assignee
Nakajima Steel Pipe Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nakajima Steel Pipe Co Ltd filed Critical Nakajima Steel Pipe Co Ltd
Priority to JP2009069253A priority Critical patent/JP4812851B2/ja
Publication of JP2010224702A publication Critical patent/JP2010224702A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4812851B2 publication Critical patent/JP4812851B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】パネル部として、厚肉の四角形鋼管を採用した形式の利点を維持でき、四角形鋼管を簡単に製造でき、パネル部を最適の板厚にできるノンダイアフラム構法の設計方法を提供する。
【解決手段】柱部とパネル部と梁部の断面を選択し設定数値と比較して寸法・材質が適用範囲内か否かを判断し、適用範囲外では断面選択に戻って新たな断面を選択する。適用範囲内ではパネル部フランジ面の耐力が梁部の終局耐力以上か否かを判断し、終局耐力以上のとき、通しダイアフラム構法とのフレーム剛性を比較して付加バネの要・不要を判定する。付加バネ不要は付加バネを考慮しない設計として、通常の構造規定の計算に入るか、または新たな断面の選択に戻り、付加バネ要は断面を変更するか否かの判断を行い、断面を変更しないときには付加バネの計算を行って、付加バネを考慮した設計を行ったのち、通常の構造規定の計算に入る。
【選択図】図1

Description

本発明は、柱部(シャフト部)とパネル部(仕口部)とに四角形鋼管を用い、パネル部は、4枚のプレート状板を四角形状に配置して隣接間を溶接することで四面ボックス状に形成するとともに、柱部の板厚に対してパネル部の板厚を厚くしたノンダイアフラム構法の設計方法に関するものである。
従来、支柱として使用される角形鋼管柱は、複数の鋼管を溶接結合することにより構成されており、その際に溶接結合として、たとえば通しダイヤフラム方式や内ダイヤフラム方式などが提供されている。しかし、これら通しダイヤフラム方式や内ダイヤフラム方式によると、組立て工数(溶接箇所)が多くかつ溶接長さは長くなり、以て全体作業が複雑化するとともに製作費が高くなるなどの問題点があった。そこで最近では、このような問題点を解決したものとして、パネル部(パネルゾーン用のコラム)に、熱間成形により得た厚肉の短尺角形鋼管を採用したノンダイアフラム構法の構成が提供されている。すなわち、所定の板厚の長尺角形鋼管と、この長尺角形鋼管よりも板厚が厚くかつパネルゾーンを形成する長さの半成形短尺角形鋼管とを、それぞれ冷間成形で製造する。そして半成形短尺角形鋼管は、加熱炉において加熱したのち熱間成形して短尺角形鋼管を製造する。このようにして得た長尺角形鋼管と短尺角形鋼管とをアーク溶接などで結合することで角形鋼管柱を得ていた。
このような熱間成形により得た厚肉の短尺角形鋼管を採用した角形鋼管柱によると、組立て工数を削減できるとともに溶接長さを短くでき、以て全体を簡略化して経済的となり、さらにパネルゾーンは、短尺角形鋼管の予め厚い板厚によって十分な強度を確保でき、梁材の溶接による結合は何ら支障なく行え、しかも角形鋼管柱はパイプジョイント形式で得られ、内蔵リブなどがない状態に仕上げることができて、中にコンクリートなどを充填させる構成も容易に採用できる、などの種々な利点を期待できる(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2003−268877号公報(第1−2頁、図1−図4)
しかし、上記した熱間成形により得た厚肉の短尺角形鋼管を採用した角形鋼管柱によると、短尺角形鋼管を得るための熱間製造設備が必要となり、簡単に製造することはできないことなどから、短尺角形鋼管自体が高価なものとなる。
そこで本発明の請求項1記載の発明は、パネル部として、厚肉の四角形鋼管を採用した形式の種々な利点を維持し得、しかも四角形鋼管を簡単に製造し得るものでありながら、パネル部を最適の板厚にし得るノンダイアフラム構法の設計方法を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載のノンダイアフラム構法の設計方法は、柱部とパネル部とに四角形鋼管を用い、パネル部は、4枚のプレート状板を四角形状に配置して隣接間を溶接することで四面ボックス状に形成するとともに、柱部の板厚に対してパネル部の板厚を厚くしたノンダイアフラム構法の設計方法であって、柱部とパネル部と梁部との断面を選択して設定数値と比較することで寸法・材質が適用範囲内か否かを判断し、適用範囲外であるときは断面選択に戻って新たな断面を選択し、適用範囲内であるときはパネル部フランジ面の耐力が梁部の終局耐力以上か否かを判断し、梁部の終局耐力以上のとき、通しダイアフラム構法とのフレーム剛性を比較して付加バネの要・不要を判定し、ノンダイアフラム構法の剛性が高く付加バネが不要の判定の場合には付加バネを考慮しない設計として、通常の構造規定の計算に入るか、または新たな断面の選択に戻り、またノンダイアフラム構法の剛性が低く付加バネが要の判定の場合には断面を変更するか否かの判断を行い、断面を変更しないときには付加バネの計算を行って、付加バネを考慮した設計を行ったのち、通常の構造規定の計算に入ることを特徴としたものである。
したがって請求項1の発明によると、柱部の四角形鋼管とパネル部の四角形鋼管とを、直線状に位置させて端面どうしを相対向させたのち溶接により結合することで、板厚の厚い四角形鋼管をパネルゾーンとして四角形鋼管柱を構成し得、しかも板厚の厚い四角形鋼管は、溶接機のみの製作作業で、どのような場所においても簡単に製造し得る。そして、このようなパネル部の板厚を厚くした鉄骨構造物を得るために、通常の構造規定の計算に入る前に、パネル部フランジ面の耐力が梁部の終局耐力以上か否かの判断や、通しダイアフラム構法とのフレーム剛性を比較して付加バネの要・不要の判定などを行って、新たな断面の選択に戻れる。これにより、パネル部に最適の板厚(現在よりも薄い板厚)の四角形鋼管を使用し得る。
また本発明の請求項2記載のノンダイアフラム構法の設計方法は、上記した請求項1記載の構成において、パネル部フランジ面の耐力が梁部の終局耐力以上か否かの耐力評価は、パネル部フランジ面の面外耐力が梁部の終局耐力以上か否かの判断と、パネル部フランジ面のパンチングシア耐力が梁部の終局耐力以上か否かの判断とを、いずれかを先行させて2段階で行うこととし、かかるパネル部フランジ面の両耐力評価で、いずれかが梁部の終局耐力以下のとき、柱部とパネル部と梁部との断面選択に戻って新たな断面を選択することを特徴としたものである。
したがって請求項2の発明によると、通常の構造規定の計算に入る前に、パネル部フランジ面の面外耐力が梁部の終局耐力以上か否かの判断と、パネル部フランジ面のパンチングシア耐力が梁部の終局耐力以上か否かの判断とを行って、新たな断面の選択に戻れる。
そして本発明の請求項3記載のノンダイアフラム構法の設計方法は、上記した請求項1または2記載の構成において、パネル部フランジ面の耐力が梁部の終局耐力以上のとき、通しダイアフラム構法とのフレーム剛性を比較して付加バネの要・不要は、順番を任意として、1)〜3)のパラメータでフレーム剛性の評価を行うこととし、
1)[パネル部板厚/柱部外径]をパラメータとして、付加バネの要・不要を判定、
2)[梁幅]/柱部外径]をパラメータとして、付加バネの要・不要を判定、
3)[梁せい/柱部外径]をパラメータとして、付加バネの要・不要を判定、
この、1)〜3)のパラメータにより、通しダイアフラム構法とフレーム剛性を比較して、1)〜3)のパラメータに対して、ノンダイアフラム構法の剛性が高く付加バネが不要の判定の場合には付加バネを考慮しない設計とし、いずれかのパラメータに対して、ノンダイアフラム構法の剛性が低く付加バネが要の判定の場合には、断面を変更するか否かの判断を行うことを特徴としたものである。
したがって請求項3の発明によると、通常の構造規定の計算に入る前に、1)〜3)のパラメータにより、通しダイアフラム構法とフレーム剛性を比較して、付加バネの要・不要を判定して、新たな断面の選択に戻れる。
上記した本発明の請求項1によると、パネル部の板厚を厚くした鉄骨構造物を得るために、通常の構造規定の計算に入る前に、パネル部フランジ面の耐力が梁部の終局耐力以上か否かの判断や、通しダイアフラム構法とのフレーム剛性を比較して付加バネの要・不要の判定などを行って、新たな断面の選択に戻ることができる。これによりパネル部に、柱部の板厚に対して板厚を厚くした四角形鋼管を用いることによる種々な利点を維持し得るものでありながら、パネル部に最適の板厚(現在よりも薄い板厚)の四角形鋼管を用いることができて、鉄骨重量を軽減できるとともに、パネル部のフレームがより柔らかくなることで、建物の一次固有周期を長くでき(一次固有周期を上げることができ)、さらに建物重量を軽くでき、そしてこれらは、いずれも耐震性の向上に寄与できる。
また上記した本発明の請求項2によると、通常の構造規定の計算に入る前に、パネル部フランジ面の面外耐力が梁部の終局耐力以上か否かの判断と、パネル部フランジ面のパンチングシア耐力が梁部の終局耐力以上か否かの判断とを行って、新たな断面の選択に戻ることができる。
そして上記した本発明の請求項3によると、通常の構造規定の計算に入る前に、1)〜3)のパラメータにより、通しダイアフラム構法とフレーム剛性を比較して、付加バネの要・不要を判定して、新たな断面の選択に戻ることができる。
本発明の実施の形態1を示し、ノンダイアフラム構法の設計方法のフローチャートである。 同柱部の材質と寸法との図表である。 同パネル部の材質と寸法との図表である。 同増厚余長部長さの図表である。 同柱部とパネル部の組み合わせの適否図表である。 同[パネル部板厚/柱部外径]をパラメータとした付加バネの要・不要の判定グラフ図である。 同[梁幅/柱部外径]をパラメータとした付加バネの要・不要の判定グラフ図である。 同[梁せい/柱部外径]をパラメータとした付加バネの要・不要の判定グラフ図である。 同鉄骨構造物の要部の一部切り欠き斜視図である。 同鉄骨構造物の要部の縦断正面図である。 同鉄骨構造物の要部の平面図である。 同鉄骨構造物の縦断面図である。 本発明の実施の形態2を示し、柱部の材質と寸法との図表である。 同柱部とパネル部の組み合わせの適否図表である。
[実施の形態1]
以下に、本発明の実施の形態1を、柱部(シャフト部)に冷間成形した四角形鋼管を採用し、パネル部(仕口部)に四面ボックス状の四角形鋼管を採用した状態として、図に基づいて説明する。
図9〜図12は、ノンダイアフラム構法によって構築した鉄骨構造物25の一例を示すもので、所定の板厚tの長尺四角形鋼管(柱部の四角形鋼管の一例)11と、この長尺四角形鋼管11の板厚tよりも厚い板厚tでかつパネルゾーン(仕口部)を形成する長さ(高さ)Lの短尺四角形鋼管(パネル部の四角形鋼管の一例)12とを有する。ここで所定の板厚tとは、鉄骨構造物25の規模に応じて採用される長尺四角形鋼管11の外寸(外径)Bなどにより決定されるもので、たとえば外寸Bが500mmのときに板厚tは25mmである。また長尺四角形鋼管11の板厚tと短尺四角形鋼管12の板厚tとは、たとえば[2t≒t]とされている。さらに短尺四角形鋼管12の外寸(外径)Bは長尺四角形鋼管11の外寸Bに対して、[B≒B+10mm]とされている。そして長尺四角形鋼管11は、冷間プレスなどによる冷間成形によって外形状、すなわち、その外寸Bと、各コーナ部11Aにおける外周曲面の曲率半径R、たとえば[B/5]の曲率半径Rが形成されている。
前記短尺四角形鋼管12は、4枚のプレート状板を四角形状に配置して隣接間を溶接することで形成されている。ここで4枚のプレート状板は、それぞれ2枚の2種類、すなわち、外寸Bと同等状の幅の2枚の長幅プレート状板12Aと、外寸Bから2枚分の板厚tを引いた値よりも少し狭い幅の2枚の短幅プレート状板12Bとからなる。そして短幅プレート状板12Bの両端部には、その傾斜角度θが35°〜45°の開先部(傾斜端面)12bが形成されている。この2種類、4枚のプレート状板12A,12Bは、同じ種類のプレート状板12Aと12A、12Bと12Bが相対向された状態で四角形状に配置され、そして隣接間を溶接することで正四角形状の短尺四角形鋼管12が形成される。
すなわち、長幅プレート状板12Aの一面(内面側)で、その端面12aから板厚tに相当して内側に入り込んだ位置には四角棒状の裏当て金13が配置されて溶接14Aにより固定されている。そして、相対向された長幅プレート状板12A間に短幅プレート状板12Bが嵌め込み状に位置され、短幅プレート状板12Bの内面側が裏当て金13に当接されて溶接14Bにより固定されている。さらに、長幅プレート状板12Aの内面側と短幅プレート状板12Bの開先部12bと裏当て金13の外向き露出面とが溶接15により固定されている。これにより、4枚のプレート状板12A,12Bを使用した正四角形状(四面ボックス状)の短尺四角形鋼管12が形成される。
図1、図4〜図8に示されるように、冷間成形により製造された前記長尺四角形鋼管11は、加工手段(切削加工装置など)において端部の外側部分が切削加工され、以て端部には、所定角度の開先部(端面)11bが形成される。そして、長尺四角形鋼管1の端部には、四角リング状の裏当て金16が内嵌されたのち、溶接17により固定されている。なお、短尺四角形鋼管12の端部は、溶接のための開先部を加工しておらず、扁平端面(端面)とされている。以上のように短尺四角形鋼管12は、溶接機のみの製作作業で、どのよう場所においても簡単に製造できるとともに、製作時間を短縮して安価に製造できる。また長尺四角形鋼管11は、その開先部11bが外側からの加工であることから、製作時間を短縮して安価に形成できる。
上記のように形成された長尺四角形鋼管11と短尺四角形鋼管12とを、その外周形状を同一状として直線状に位置させたのち、長尺四角形鋼管11の内部に位置させた裏当て金16の外端面を、短尺四角形鋼管12の扁平端面に相当接させる。そして外側から仮り付け溶接したのち、外側からの全周に亘っての溶接(アーク溶接など。)18により結合することで、長尺四角形鋼管11と短尺四角形鋼管12とを外側からの溶接18により結合して、短尺四角形鋼管12をパネルゾーンとした四角形鋼管柱(柱材用鋼管)19を構成し得る。その際に溶接18による結合は、裏当て金16を利用した状態で好適に行える。
上記のようにして構成した四角形鋼管柱19は、所定本数が建築現場などに運搬され、そしてパネルゾーンを形成する長さLの短尺四角形鋼管12の外面に、梁部(梁材)20が溶接21によって結合される。すなわち梁部20は、横方向の梁幅2bと縦方向のフランジ板厚tを有する上下一対のフランジ板(横板)20Aと、中央部分の縦板20Bとにより断面H字状に形成されており、その梁せいDが短尺四角形鋼管12の長さLよりも短いことで、結合状態において上下に均等状の増厚余長部xが形成される。なお四角形鋼管柱19は、図12の仮想線に示すように、積上げ状に配置されたのち、その上下間が溶接18により結合されることで、所定長さ(高さ)に構成される。
そしてパネルゾーンは、短尺四角形鋼管12の予め厚い板厚tによって十分な強度を確保し得、梁部20の溶接21による結合は何ら支障なく行える。また四角形鋼管柱19はパイプジョイント形式で得られ、内蔵リブや裏当て金などがない状態に仕上げ得る。その際に短尺四角形鋼管12の扁平端面から梁部20の上下面との間に所定長さ、たとえば200〜250mmの増厚余長部xを取ることにより、パネルゾーンを形成する長さLの短尺四角形鋼管12における上下端の近傍部分にヒンジ作用が発生する効果がある。
すなわち新耐震設計法により、柱部と梁部が接合するパネル部(パネルゾーン部分)が地震力によって降伏しないように規制するか、または降伏を認める場合は、建築物全体のバランスを考えて安全サイドに設計する必要がある。この場合、応力の集中するパネル部と、比較的応力の影響が少ない柱部との継手方法において、加工が簡単なこの継手構造を用いることにより、地震力によってパネルゾーン近傍でプラスティックヒンジが形成されるとともに、パネル部から柱部への地震力の伝達がスムーズに行われることに特色がある。
以下に、上記した実施の形態1におけるノンダイアフラム構法によって構築した鉄骨構造物25の設計方法、すなわち、長尺四角形鋼管(柱部)11に冷間成形四角形鋼管を用いるとともに短尺四角形鋼管(パネル部)12に、4枚のプレート状板12A,12Bを四角形状に配置して隣接間を溶接15することで四面ボックス状に形成した四角形鋼管を用い、長尺四角形鋼管11の板厚tに対して短尺四角形鋼管12の板厚tを厚くしたノンダイアフラム構法の設計方法を、図1〜図8に基づいて説明する。
まず、長尺四角形鋼管(柱部)11と短尺四角形鋼管(パネル部)12と梁部20との断面を選択する(ステップ1)。すなわち設計者の判断により、スパン、階高及び長尺四角形鋼管11と短尺四角形鋼管12と梁部20との仮定断面を選択する。
そして、選択した各断面数値と設定数値と比較することで、寸法・材質が適用範囲内か否かを判断する(ステップ2)。すなわち、柱部に適用する冷間成形四角形鋼管の材質と断面寸法は図2の表であり、またパネル部に適用可能な四面ボックス状に形成した四角形鋼管の材質と断面寸法は図3の表であり、そしてパネル部の増厚余長部xの長さはパネル外径による2種類の図4の表である。さらにパネル部と柱部の組合わせは図5の表であり、ここで○印は適用範囲内を示している。
このような図2〜図5の設定数値は、コンピュータに入力、または紙面データとされており、したがって、前述の選択した各断面数値との比較は、設計者が目視しながら判断し、またはコンピュータ画面に自動的に判断表示される。そして3つの断面数値のうち、1つでも設定数値の適用範囲外(NO)であるときは断面選択に戻って新たな断面を選択する(ステップ1)。
また3つの断面数値の全てが適用範囲内(YES)であるとき、短尺四角形鋼管(パネル部)12のパネル部フランジ面12Cの耐力が梁部20の終局耐力以上か否かを判断する。すなわち、パネル部フランジ面12Cの耐力が梁部20の終局耐力以上か否かの耐力評価は、パネル部フランジ面12Bの面外耐力(パネル部面外曲げ全塑性耐力)Tが梁部20の終局耐力(梁フランジ終局耐力)T以上か否かの判断(ステップ3)と、パネル部フランジ面12Cのパンチングシア耐力Qが梁部20の終局耐力Q以上か否かの判断(ステップ4)とを、2段階で行うこととしている。
そして、先行(ステップ3)のパネル部フランジ面12Cの耐力評価で、パネル部フランジ面12Cの面外耐力Tが梁部20の終局耐力T以下(NO)と判断されたときは、すなわち[T<T]と判断されたときは、断面選択に戻って新たな断面を選択する(ステップ1)。また、先行(ステップ3)のパネル部フランジ面12Cの耐力評価で、パネル部フランジ面12Cの面外耐力Tが梁部20の終局耐力T以上(YES)と判断されたとき、すなわち[T≧T]と判断されたとき(パネル部フランジ面12Cの面外耐力Tが梁部20の終局耐力Tを上回ることを確認したとき)は、後続(ステップ4)のパネル部フランジ面12Cの耐力評価に移る。なお、理論値と実験結果の補正として面外耐力Tに0.9を掛けて安全率を高め、以て[0.9×T≧T]を満足するか否かにより確認する。
その際に、パネル部フランジ面12Cのパンチングシア耐力が梁部20の終局耐力以上とすることで、パンチングによる破壊を防止できる。ここでパンチングシア耐力は、実用的には下式によって確認する。すなわち、[パネル部板厚:t]とし、[梁部のフランジ板厚:t]としたとき、
/t<1.232‥‥(SN490の梁材が接続される場合)
/t<1.493‥‥(SN400の梁材が接続される場合)
を満足するか否かにより確認する。
そして、後続(ステップ4)のパネル部フランジ面12Cの耐力評価で、パネル部フランジ面12Cのパンチングシア耐力が梁部20の終局耐力以下(NO)と判断されたとき、すなわち、[Q<Q]と判断されたときは、断面選択に戻って新たな断面を選択する(ステップ1)。また後続(ステップ4)のパネル部フランジ面12Cの耐力評価で、パネル部フランジ面12Cのパンチングシア耐力が梁部20の終局耐力以上(YES)と判断されたとき、すなわち、[Q≧Q]と判断されたときは、次のステップである通しダイアフラム構法とのフレーム剛性を比較して付加バネの要・不要を判定するに移る。
ここでノンダイアフラム構法の剛性は、柱部、梁部、パネル部で構成されるフレームにおいて評価するもので、通しダイアフラム構法と比較してノンダイアフラム構法のフレーム剛性(十字型部分架構の剛性)が高い場合は現行設計に従い、またノンダイアフラム構法の剛性が低い場合には付加バネを考慮することにより、剛性の補正を行う。この場合、付加バネの要否は3つのパラメータ、すなわち、以下の、1)〜3)のパラメータでフレーム剛性の評価を行うことで判定する。
1)[パネル部板厚t/柱部外径B]をパラメータとして、付加バネの要・不要を判定(ステップ5)。
2)[梁幅2b/柱部外径B]をパラメータとして、付加バネの要・不要を判定(ステップ6)。
3)[梁せいD/柱部外径B]をパラメータとして、付加バネの要・不要を判定(ステップ7)。
ここで、たとえば柱部外径Bが450mmと700mmの場合で、[パネル部板厚t/柱部外径B=1/12]をパラメータとして付加バネの要・不要の判定が図6に示され、[梁幅2b/柱部外径B=5/9]をパラメータとして付加バネの要・不要の判定が図7に示され、[梁せいD/柱部外径B=14/9]をパラメータとして付加バネの要・不要の判定が図8に示されている。
そして、1)のパラメータに対して、ノンダイアフラム構法のフレーム剛性が高く付加バネが不要(NO)の判定の場合には、2)のパラメータでフレーム剛性の評価を行うに移る。この、2)のパラメータに対して、ノンダイアフラム構法のフレーム剛性が高く付加バネが不要(NO)の判定の場合には、3)のパラメータでフレーム剛性の評価を行うに移る。そして、3)のパラメータに対して、ノンダイアフラム構法のフレーム剛性が高く付加バネが不要(NO)の判定の場合には、すなわち、1)〜3)のパラメータの全てで付加バネが不要(NO)の判定の場合には、付加バネを考慮しない設計として(ステップ8)、通常の構造規定の計算(ステップ12)に入るか、または断面選択に戻って新たな断面を選択する(ステップ1)。
また、1)〜3)のパラメータのうち、いずれかのパラメータに対して、ノンダイアフラム構法の剛性が低く付加バネが要(YES)の判定の場合には、断面を変更するか否かの判断を行う(ステップ9)。そして、断面を変更する(YES)と判断したときは、断面選択に戻って新たな断面を選択する(ステップ1)。また、断面を変更しない(NO)と判断したときは、付加バネの計算を行う(ステップ10)。
そして付加バネを考慮した設計(ステップ11)を行ったのち、通常の構造規定の計算(ステップ12)に入る。すなわち、一次設計(許容応力度計算による設計)から二次設計(保有水平力計算による設計)への計算に入る。
以上のようにして、通常の構造規定の計算(ステップ12)に入る前に、ノンダイアフラム構法の設計方法(ステップ1〜ステップ11)を組み込むことによって、パネル部フランジ面12Cの耐力が梁部20の終局耐力以上か否かの判断や、通しダイアフラム構法とのフレーム剛性を比較して付加バネの要・不要の判定などを行って、新たな断面の選択に戻ることができる。これによりパネル部に、柱部の板厚に対して板厚を厚くした四角形鋼管を用いることによる種々な利点を維持し得るものでありながら、パネル部に最適の板厚(現在よりも薄い板厚)の四角形鋼管を用いることができて、鉄骨重量を軽減(5〜10%減)できるとともに、短尺四角形鋼管(パネル部)12のフレームがより柔らかくなることで、建物の一次固有周期を長くでき(一次固有周期を上げることができ)、さらに建物重量を軽くできる。そしてこれらは、いずれも耐震性の向上に寄与できる。
[実施の形態2]
以下に、本発明の実施の形態2を、図13、図14に基づいて説明する。
上記した実施の形態1では、柱部の四角形鋼管として冷間成形した長尺四角形鋼管11を使用しているが、本発明の実施の形態2では熱間成形した長尺四角形鋼管11を使用している。この場合にコーナ部11Aの外周曲面の曲率半径Rは、たとえば2.0tとなる。そして、柱部に適用する熱間成形角形鋼管の材質と断面寸法は図13の表である。またパネル部と柱部の組合わせは図14の表であり、ここで○印は適用範囲内を示している。
上記した実施の形態1では、短尺四角形鋼管12として、それぞれ2枚で2種類のプレート状板12A,12Bを四角形状に配置して隣接間を溶接15した形式が示されているが、これは1種類で4枚のプレート状板を四角形状に配置して隣接間を溶接した形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、長尺四角形鋼管11と短尺四角形鋼管12とを溶接18により結合することで、短尺四角形鋼管12をパネルゾーンとして四角形鋼管柱19を構成し、この四角形鋼管柱19を建築現場などに運搬し、そして短尺四角形鋼管12の外面に梁部20を溶接21によって結合しているが、これは長尺四角形鋼管11と短尺四角形鋼管12とを建築現場などに運搬し、そして建築現場などにおいて長尺四角形鋼管11と短尺四角形鋼管12とを溶接18により結合することで、短尺四角形鋼管12をパネルゾーンとして四角形鋼管柱19を構成してもよい。また、短尺四角形鋼管12の外面に梁部20を溶接21によって結合したのち、建築現場などに運搬してもよい。
上記した実施の形態1では、柱部の四角形鋼管である長尺四角形鋼管11としてシームレス形式が示されているが、これはたとえば、ロール成形によるワンシーム四角形鋼管、プレス成形による一対のみぞ型材を向き合わせて突き合わせ溶接したツーシーム四角形鋼管、一対の圧延みぞ型材を溶接してなるツーシーム四角形鋼管、圧延山型材を一対、向き合わせて溶接したツーシーム四角形鋼管、4枚のプレート状板を四角形状に配置して隣接間を溶接した四面ボックスなどであってもよい。
上記した実施の形態1では、横断面で正四角形状の長尺四角形鋼管11や短尺四角形鋼管12を採用しているが、これは横断面で長方四角形状も同様に採用し得るものである。
上記した実施の形態1では、パネル部フランジ面12Cの面外耐力Tが梁部20の終局耐力T以上か否かの判断を先行させ、パネル部フランジ面12Cのパンチングシア耐力Qが梁部20の終局耐力Q以上か否かの判断を後続させた形式が示されているが、これは先行と後続を逆として2段階で行う形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、付加バネの要・不要を、1)2)3)の順番としたパラメータでフレーム剛性を評価する形式が示されているが、これは順番を任意として、すなわち1)3)2)の順番、2)1)3)の順番、2)3)1)の順番、3)1)2)の順番、3)2)1)の順番とした形式などであってもよい。
11 長尺四角形鋼管(柱部の四角形鋼管)
12 短尺四角形鋼管(パネル部の四角形鋼管)
12A 長幅プレート状板(プレート状板)
12B 短幅プレート状板(プレート状板)
12C パネル部フランジ面
13 裏当て金
15 溶接
16 裏当て金
19 四角形鋼管柱
20 梁部
21 溶接
25 鉄骨構造物
長尺四角形鋼管11の板厚
短尺四角形鋼管12の板厚
L 短尺四角形鋼管12の長さ
B 長尺四角形鋼管11の外寸
短尺四角形鋼管12の外寸
2b 梁幅
フランジ板厚
D 梁せい
x 増厚余長部

Claims (3)

  1. 柱部とパネル部とに四角形鋼管を用い、パネル部は、4枚のプレート状板を四角形状に配置して隣接間を溶接することで四面ボックス状に形成するとともに、柱部の板厚に対してパネル部の板厚を厚くしたノンダイアフラム構法の設計方法であって、
    柱部とパネル部と梁部との断面を選択して設定数値と比較することで寸法・材質が適用範囲内か否かを判断し、適用範囲外であるときは断面選択に戻って新たな断面を選択し、適用範囲内であるときはパネル部フランジ面の耐力が梁部の終局耐力以上か否かを判断し、梁部の終局耐力以上のとき、通しダイアフラム構法とのフレーム剛性を比較して付加バネの要・不要を判定し、ノンダイアフラム構法の剛性が高く付加バネが不要の判定の場合には付加バネを考慮しない設計として、通常の構造規定の計算に入るか、または新たな断面の選択に戻り、またノンダイアフラム構法の剛性が低く付加バネが要の判定の場合には断面を変更するか否かの判断を行い、断面を変更しないときには付加バネの計算を行って、付加バネを考慮した設計を行ったのち、通常の構造規定の計算に入ることを特徴とするノンダイアフラム構法の設計方法。
  2. パネル部フランジ面の耐力が梁部の終局耐力以上か否かの耐力評価は、パネル部フランジ面の面外耐力が梁部の終局耐力以上か否かの判断と、パネル部フランジ面のパンチングシア耐力が梁部の終局耐力以上か否かの判断とを、いずれかを先行させて2段階で行うこととし、かかるパネル部フランジ面の両耐力評価で、いずれかが梁部の終局耐力以下のとき、柱部とパネル部と梁部との断面選択に戻って新たな断面を選択することを特徴とする請求項1記載のノンダイアフラム構法の設計方法。
  3. パネル部フランジ面の耐力が梁部の終局耐力以上のとき、通しダイアフラム構法とのフレーム剛性を比較して付加バネの要・不要は、順番を任意として、1)〜3)のパラメータでフレーム剛性の評価を行うこととし、
    1)[パネル部板厚/柱部外径]をパラメータとして、付加バネの要・不要を判定、
    2)[梁幅]/柱部外径]をパラメータとして、付加バネの要・不要を判定、
    3)[梁せい/柱部外径]をパラメータとして、付加バネの要・不要を判定、
    この、1)〜3)のパラメータにより、通しダイアフラム構法とフレーム剛性を比較して、1)〜3)のパラメータに対して、ノンダイアフラム構法の剛性が高く付加バネが不要の判定の場合には付加バネを考慮しない設計とし、いずれかのパラメータに対して、ノンダイアフラム構法の剛性が低く付加バネが要の判定の場合には、断面を変更するか否かの判断を行うことを特徴とする請求項1または2記載のノンダイアフラム構法の設計方法。
JP2009069253A 2009-03-23 2009-03-23 ノンダイアフラム構法の設計方法 Active JP4812851B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009069253A JP4812851B2 (ja) 2009-03-23 2009-03-23 ノンダイアフラム構法の設計方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009069253A JP4812851B2 (ja) 2009-03-23 2009-03-23 ノンダイアフラム構法の設計方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010224702A true JP2010224702A (ja) 2010-10-07
JP4812851B2 JP4812851B2 (ja) 2011-11-09

Family

ID=43041845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009069253A Active JP4812851B2 (ja) 2009-03-23 2009-03-23 ノンダイアフラム構法の設計方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4812851B2 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09245073A (ja) * 1996-03-11 1997-09-19 Ohbayashi Corp 鋼材の選定支援方法
JP2002038586A (ja) * 2000-07-26 2002-02-06 Yokogawa Bridge Corp 増厚補強型の柱梁接合部及びそれを有する角形柱
JP2002038585A (ja) * 2000-07-21 2002-02-06 Nippon Steel Metal Prod Co Ltd ノンダイアフラム工法による角形鋼管柱の柱梁仕口部
JP2003268877A (ja) * 2002-03-20 2003-09-25 Nakajima Steel Pipe Co Ltd 角形鋼管柱
JP2003286744A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Daiwa House Ind Co Ltd 角形鋼管柱の柱頭部梁接合構造
JP2007146565A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Daiwa House Ind Co Ltd ノンダイアフラム形式の柱−梁偏心接合部の耐力予測方法及び同偏心接合構造
JP2010053563A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Kobe Steel Ltd 柱梁接合構造及び接合方法
JP2010216138A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Nakajima Steel Pipe Co Ltd ノンダイアフラム構法の設計方法
JP2010216137A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Nakajima Steel Pipe Co Ltd ノンダイアフラム構法の設計方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09245073A (ja) * 1996-03-11 1997-09-19 Ohbayashi Corp 鋼材の選定支援方法
JP2002038585A (ja) * 2000-07-21 2002-02-06 Nippon Steel Metal Prod Co Ltd ノンダイアフラム工法による角形鋼管柱の柱梁仕口部
JP2002038586A (ja) * 2000-07-26 2002-02-06 Yokogawa Bridge Corp 増厚補強型の柱梁接合部及びそれを有する角形柱
JP2003268877A (ja) * 2002-03-20 2003-09-25 Nakajima Steel Pipe Co Ltd 角形鋼管柱
JP2003286744A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Daiwa House Ind Co Ltd 角形鋼管柱の柱頭部梁接合構造
JP2007146565A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Daiwa House Ind Co Ltd ノンダイアフラム形式の柱−梁偏心接合部の耐力予測方法及び同偏心接合構造
JP2010053563A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Kobe Steel Ltd 柱梁接合構造及び接合方法
JP2010216138A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Nakajima Steel Pipe Co Ltd ノンダイアフラム構法の設計方法
JP2010216137A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Nakajima Steel Pipe Co Ltd ノンダイアフラム構法の設計方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4812851B2 (ja) 2011-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6990979B2 (ja) 建築物の架構構造
JP4025708B2 (ja) 角形鋼製ボックス柱
JP2010127051A (ja) 波形鋼板耐震壁、波形鋼板耐震壁の設計方法、及び建築物
JP4990313B2 (ja) ノンダイアフラム構法の設計方法
JP2019214899A (ja) 柱梁接合部構造
JP4812851B2 (ja) ノンダイアフラム構法の設計方法
JP4990312B2 (ja) ノンダイアフラム構法の設計方法
JP2011132745A (ja) 鉄骨構造物
JP6905738B2 (ja) 柱梁接合構造物
JP6128058B2 (ja) 梁端部の接合構造
JP6677030B2 (ja) フランジ構造及び形鋼
JP2010216115A (ja) 鉄骨構造物
JP6986751B2 (ja) 柱梁接合構造
JP4758683B2 (ja) ユニット建物の補強構造
JP2019218713A (ja) 耐力壁
JP2017145670A (ja) 柱梁接合構造の製造方法及び柱梁接合構造
KR102366228B1 (ko) 기둥-빔 접합 구조의 제조 방법 및 기둥-빔 접합 구조
KR20110049424A (ko) 건축비계의 직립부재용 포켓
JP4966673B2 (ja) 柱と梁の接合構造
JP2019138143A (ja) 柱梁接合構造の製造方法及び柱梁接合構造
JP2020023785A (ja) スカラップ及びそのスカラップを用いた梁端現場接合部
JP2020070585A (ja) 耐力壁および建物
JP2019157598A (ja) 鋼板耐震壁及びそれを備えた鋼板耐震壁構造
JP2018172859A (ja) 箱形断面柱および柱梁接合構造
JP7252249B2 (ja) 角形鋼管及び角形鋼管の溶接方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110726

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4812851

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250