JP2010223282A - ダンパ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シール部材のシール性を損なうことなく、車両の振動を抑制することが可能なダンパ装置を提供する。
【解決手段】作動流体を封入したシリンダと、シリンダにスライド可能に設置され、シリンダの内部を区画するピストンと、ピストンに連結され、シリンダの一端を貫通するピストンロッド6と、シリンダの一端側に設置され、ピストンロッド6を支持するピストンロッド支持部7と、を有するダンパ装置であって、ピストンロッド支持部7は、ピストンロッド6と摺接してシリンダを密閉する環状のシール部材8と、径方向においてシール部材8とピストンロッド支持部7との間に圧縮された状態で配置され、シール部材8をピストンロッド6に向かって押圧する弾性部材9と、を備え、弾性部材9は、シール部材8よりも剛性が小さいことを特徴とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、ダンパ装置に関し、特に、磁性流体等を用いた可変減衰力ダンパ装置に関する。
自動車などの車両の足回りには、路面からのショックを和らげて乗り心地を良くするために、いわゆるサスペンション装置が設けられている。サスペンション装置は、路面からのショックを吸収するためのスプリングや、スプリングの振動を減衰させるためのダンパ装置や、車輪を支持するための各種アームなどを備えている。
特許文献1には、磁気の作用で粘性が変化する磁気粘性流体を用いた車両用の可変減衰力ダンパ装置が記載されている。この可変減衰力ダンパ装置は、磁気粘性流体を封入したシリンダに嵌合するピストンに連結したピストンロッドを、シリンダの端部を閉塞するロッドガイドに摺動自在に貫通させ、ロッドガイドの内周面に設けたシール部材をピストンロッドの外周面に摺接させて磁気粘性流体の漏出を防止している。
米国特許第6883649号明細書
自動車用懸架ばね等のように、定常的に振動しているばね(弾性体)のばね特性は、一般的に、動的荷重に対するばね定数である「動ばね定数」で表される(図12参照)。ピストンロッドと摺接するシール部材についても、良路などの微振幅域での性状は、この動ばね定数で表すことができる。
シール部材について、この動ばね定数が低いと、ピストンロッドがシール部材に対して滑り出す(動摩擦に移行する)までに、ピストンロッドに対してばね成分として機能し、車両の固有振動数が高くなる要因となり、乗り心地を悪くするおそれがあった。また、シール部材がばね成分として機能すると、ばねの設計に際して自動車用懸架ばねの他にシール部材をばねとして考慮する必要が生じ、設計が複雑になるという問題があった。
そこで、動ばね定数は、シール部材のリップ剛性が高いほど大きくなることから、シール部材のリップ剛性を大きくすることによってシール部材の動ばね定数を大きくし、シール部材を剛体に近づけることで、シール部材がばねとして機能して車両の振動の要因になることを防止することが考えられる。
しかしながら、シール部材のリップ剛性を大きくすると、シール部材が剛体に近づいて撓み難くなる。そのため、ピストンロッドの径方向に外部から荷重の入力があった場合に、シール部材とピストンロッドの密着が弱くなり、シール性が低下するおそれがある。
本発明は、これらの問題に鑑みて創案されたものであり、シール部材のシール性を損なうことなく、車両の振動を抑制することが可能なダンパ装置を提供することを課題とする。
本発明は、作動流体を封入したシリンダと、前記シリンダにスライド可能に設置され、前記シリンダの内部を第1流体室及び第2流体室に区画するピストンと、前記第1流体室と前記第2流体室とを連通する流体通路と、前記ピストンに連結され、前記シリンダの一端を貫通するピストンロッドと、前記シリンダの一端側に設置され、前記ピストンロッドを支持するピストンロッド支持部と、を有するダンパ装置であって、前記ピストンロッド支持部は、前記ピストンロッドと摺接して前記シリンダを密閉する環状のシール部材と、径方向において前記シール部材と前記ピストンロッド支持部との間に圧縮された状態で配置され、前記シール部材を前記ピストンロッドに向かって押圧する弾性部材と、を備え、前記弾性部材は、前記シール部材よりも剛性が小さいことを特徴とする。
かかる構成によれば、弾性部材は、前記シール部材よりもリップ剛性が小さいので、シール部材に比較して、ピストンロッドの径方向の変位に対して追従性が良好である。そのような弾性部材が、径方向においてシール部材とピストンロッド支持部との間に圧縮された状態で配置されているので、外部からの荷重の入力によってピストンロッドが偏心したときに、ピストンロッドの変位に追従して弾性部材が伸長し、シール部材をピストンロッドに向かって押圧する。これにより、シール部材のリップ剛性を大きくした場合でも、ピストンロッドとシール部材の間のシール性を損なうことがなく、かつ、車両の振動を抑制することができる。
また、本発明において、前記シール部材は、前記シール部材の内周面から突出して前記ピストンロッドの外周面に摺接する凸部を備え、前記弾性部材は、前記凸部に作用する押圧力が最も高くなるように形成されているのが好ましい。
また、本発明において、前記弾性部材は、前記凸部の径方向外側に位置する部分が、それ以外の部分よりも大きく圧縮されているのが好ましい。
かかる構成によれば、シール性を高めたい凸部において接触面圧を高めることができるとともに、それ以外の場所では接触面圧が高くならないので、シール部材とピストンロッドの間のシール性を高めながらフリクションを低減することができる。
本発明によれば、シール部材のシール性を損なうことなく、車両の振動を抑制することが可能なダンパ装置を提供することができる。
本実施形態に係る可変減衰力ダンパ装置の断面図である。 図1のA部の拡大断面図である。 図1のB部の拡大断面図である。 図3のC部の拡大断面図である。 シール部材の一部を切り欠いて示した拡大斜視図である。 弾性部材の一部を切り欠いて示した拡大斜視図である。 図3のC部の拡大断面図であり、(a)は偏心前、(b)は偏心後、をそれぞれ示している。 路面外乱の振動周波数とばね上における振動ゲインとの関係を示すグラフである。 第1変形例に係る可変減衰力ダンパ装置の要部拡大断面図であり、(a)は図3のC部に対応する部分の拡大断面図、(b)は圧縮する前の弾性部材の断面図である。 第2変形例に係る可変減衰力ダンパ装置の要部拡大断面図であり、(a)は図3のC部に対応する部分の拡大断面図、(b)は圧縮する前の弾性部材の断面図である。 第3変形例に係る可変減衰力ダンパ装置の要部拡大断面図であり、(a)は図3のC部に対応する部分の拡大断面図、(b)は圧縮する前の弾性部材の断面図である。 動ばね定数を説明するための図面である。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の番号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態においては、磁気粘性流体を用いた可変減衰力ダンパ装置を例にとって説明するが、本発明はこれに限定されるものではないことは言うまでもない。
図1は、本実施形態に係る可変減衰力ダンパ装置の断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る可変減衰力ダンパ装置1は、車両のサスペンション装置に用いられる装置であり、車両の振動を減衰させる機能を有する。
可変減衰力ダンパ装置1は、主に、シリンダ2と、シリンダ2に充填された作動流体である磁気粘性流体3と、シリンダ2を第1流体室21と第2流体室22に区画するピストン4と、第1流体室21と第2流体室22とを連通する流体通路5と、ピストン4に連結されたピストンロッド6と、ピストンロッド6を支持するピストンロッド支持部7と、ピストンロッド6とピストンロッド支持部7との隙間をシールするシール部材8と、ピストンロッド支持部7とシール部材8との間に配置された弾性部材9と、を有している。
可変減衰力ダンパ装置1は、流体通路5に磁場を印加して流体通路5を流れる磁気粘性流体3の粘性を制御することで、減衰力を変化させることができるようになっている。
シリンダ2は、後記する磁気粘性流体3を封入する部材であり、一端側が開放された有底円筒状の部材で構成されている。
シリンダ2の一端側は、後記するピストンロッド支持部7によって閉塞されている。また、シリンダ2の一端側には、端部を覆うカップ状のカバー25が外嵌しており、カバー25のさらに一端側にはシリンダ2の端部を保護する円盤状の保護板26が取り付けられている。カバー25及び保護板26の中央部には、貫通孔がそれぞれ形成されている。
シリンダ2の他端側には、ゴムブッシュGBを介して図示しないサスペンションアームが連結される。
シリンダ2の内部には、ピストン4が摺動自在に設置されている。シリンダ2は、ピストン4によって第1流体室21と第2流体室22に区画されている。
また、シリンダ2の内部であってピストン4の他端側には、フリーピストン23が摺動自在に設置されている。フリーピストン23の他端側には、ガス室24が区画されており、ガス室24には高圧ガスが封入されている。
磁気粘性流体3は、例えばマイクロスケールの鉄粒子をオイルなどに混入して構成された流体であり、磁気が作用すると粘性が変化する性質を備えている。磁気粘性流体3は、第1流体室21及び第2流体室22に充填されている。
図2は、図1のA部を拡大して示す断面図である。
図2に示すように、ピストン4は、短尺の柱状部材であり、シリンダ2の内部に摺動自在に設置されている。ピストン4は、ピストンロッド6の他端側に嵌着されるピストン本体41と、ピストン本体41の一端側と他端側に配置される第1カバー42及び第2カバー43と、ピストン本体41に外嵌するピストンリング44と、磁気粘性流体3の粘度を調節するためのコイル45と、を主に備えている。
ピストン本体41は、例えば低炭素鋼などの金属製の円柱状部材である。ピストン本体41の中央部には、ピストンロッド6を挿入するための挿入孔41aが軸方向に貫通形成されている。ピストン本体41の外周部には、コイル45を設置するためのコイル溝41bが環状に形成されている。ピストン本体41の他端側の面には、挿入孔41aとコイル溝41bとを連通するための切り欠き部41cが形成されている。
第1カバー42及び第2カバー43は、例えば円盤状の金属製部材である。
第1カバー42は、ピストンロッド6に形成された段差部62a(詳しくは、段差部62aに設置されたワッシャ47)とピストン本体41に挟まれて、ピストン本体41の一端側に嵌合固定されている。第1カバー42は、中央部にピストンロッド6を挿通するための貫通孔42bを有している。
第2カバー43は、ピストン本体41の他端側の面にねじNで固定されている。
第1カバー42及び第2カバー43は、ピストン本体41よりも大径に形成されている。つまり、第1カバー42及び第2カバー43の周縁部42a,43aは、ピストン本体41の外周面よりも突出している。
第1カバー42及び第2カバー43の周縁部42a,43a付近には、開口孔51,52が周方向に沿って複数形成されている。開口孔51,52は、例えば、周方向に沿って湾曲する円弧状に形成されている。
ピストンリング44は、例えば低炭素鋼などの金属製の円筒状部材であり、その外周面はシリンダ2の内周面に摺接している。ピストンリング44の中空部44aの内径は、ピストン本体41の外径よりも大きく、かつ、第1カバー42及び第2カバー43の外径よりも小さく形成されている。中空部44aの一端側と他端側には、第1カバー42及び第2カバー43の周縁部42a,43aに嵌合する環状溝44b,44cがそれぞれ形成されている。ピストンリング44は、ピストン本体41に対して環状の隙間53を有した状態で、第1カバー42及び第2カバー43に支持されている。
第1流体室21と第2流体室22は、この環状の隙間53と第1カバー42及び第2カバー43の開口孔51,52とによって連通されている。つまり、第1カバー42及び第2カバー43の開口孔51,52と環状の隙間53とは、流体通路5を構成している。
流体通路5は、いわゆるオリフィスを構成しており、流体通路5を通流する磁気粘性流体3の流動抵抗によって減衰力を発生する。
なお、本実施形態では、ピストン4に流体通路5を形成したが、流体通路5を形成する場所はピストン4に限定されるものではなく、例えばシリンダ2の内周面やピストンロッド6などに流体通路5を形成してもよい。
コイル45は、流体通路5に磁場を作用させるための部材であり、ピストン本体41のコイル溝41bに例えば銅線等を巻き付けて構成されている。コイル45には、コイル45に通電するためのハーネス45aが接続されている。ハーネス45aは、切り欠き部41c及びピストンロッド6の貫通孔64を通って外部に導出されている。コイル溝41b及び切り欠き部41cには樹脂が充填されている。つまり、コイル45及びハーネス45aは、樹脂によってモールドされている。
図1に示すように、ピストンロッド6は、例えば長尺な金属製の円柱状(棒状)の部材である。ピストンロッド6は、ロッド本体61と、ロッド本体61の他端側に設けられたピストン取付部62と、ロッド本体61の一端側に設けられた車体取付部63と、を有している。
ピストン取付部62は、ロッド本体61よりも細径に形成されており、ピストン本体41の挿入孔41a(図2参照)に挿入されて固定されている。ピストン取付部62とロッド本体61の境界には段差部62a(図2参照)が形成されている。
車体取付部63は、ロッド本体61よりも細径に形成されており、図示しないストラットマウントを介して車体(例えばストラットタワー)に固定されている。
ピストンロッド6は、軸方向に沿って貫通孔64を有している。貫通孔64には、コイル45から延出するハーネス45aが配線されている。
ロッド本体61には、ピストンロッド6のストロークを規制するためのストッパ65がブラケット66を介して取り付けられている。ブラケット66は、かしめによってロッド本体61に取り付けられる環状部66aと、環状部66aの一端側から径方向外側に延出するフランジ部66bとを有している。ストッパ65は、弾性材料からなる環状の緩衝部材であり、フランジ部66bのピストンロッド支持部7側に設置されている。
図3は、図1のB部の拡大断面図である。
図3に示すように、ピストンロッド支持部7は、ピストンロッド6のスライドをガイドする部材である。
ピストンロッド支持部7は、短尺の円筒形状を呈しており、シリンダ2の一端側に固定されている。具体的には、ピストンロッド支持部7の外周面には、環状のかしめ溝72が形成されており、ピストンロッド支持部7は、シリンダ2のかしめ溝72に対応する部分をかしめることによってシリンダ2に固定されている。なお、このときカバー25も同時にかしめられる。
ピストンロッド支持部7の他端側には、ストッパ65と当接する円盤状のストッパ当接板76が取り付けられている。ストッパ当接板76の中央部には貫通孔が形成されている。
ピストンロッド支持部7の外周面であって、かしめ溝72よりも他端側には、リング溝73が環状に形成されている。このリング溝73には、シリンダ2とピストンロッド支持部7の間における磁気粘性流体3の漏出を防止するためのOリングR1が設置されている。OリングR1は、例えばニトリルゴムなどの弾性体よりなる環状の部材である。
ピストンロッド支持部7の中央部には、ガイド孔71が貫通形成されており、ガイド孔71には、ピストンロッド6が挿通されている。ガイド孔71は、ピストンロッド6の外径と略同径に形成されており、ピストンロッド6をスライド自在に支持している。
ピストンロッド支持部7の内周面(ガイド孔71)の一端側には、一端側が開放されたダストシール溝74が環状に形成されており、このダストシール溝74には、環状のダストシールR2が設置されている。
ダストシールR2は、ピストンロッド6の表面に付着した塵埃がシリンダ2内に侵入することを防止するゴム製の部材である。ダストシールR2は、環状のダストシール本体R2aと、このダストシール本体R2aの一端側の周縁から一端側に向かうほどピストンロッド6に近づくように斜めに突出するシール部R2bと、を有している。
また、ピストンロッド支持部7の内周面の他端側には、他端側が開放された流体シール溝75が環状に形成されており、この流体シール溝75には、環状のシール部材8及び弾性部材9が設置されている。
図4は、図3のC部を拡大して示す断面図である。図5は、シール部材の一部を切り欠いて示した拡大斜視図である。
図4及び図5に示すように、シール部材8は、ピストンロッド6とピストンロッド支持部7の間における磁気粘性流体3の漏出を防止するための部材である。シール部材8は、例えばフッ素ゴムやウレタンゴムなどの弾性材料からなり、後記する弾性部材9よりも剛性が大きくなっている。シール部材8は、図5に示すように、全体として環状に形成されているとともに、断面視で略Y字状に形成されている。
シール部材8は、基部81と、基部81の他端側からピストンロッド6側(内径側)に突出する第1凸部82と、基部81の他端側からピストンロッド6と反対側(外径側)に突出する第2凸部83と、を有している。第1凸部82と第2凸部83の間には略V字状の谷部84が形成されている。
基部81は、断面視で略矩形状に形成されている。基部81の一端側の端面81aは、流体シール溝75の段部75aに当接している。基部81のピストンロッド6側の側面81b(内周面)には、ピストンロッド6に向かって膨出する膨出部81cが形成されており、この膨出部81cと第1凸部82との間には凹部81d(図4参照)が形成されている。
第1凸部82は、基部81の他端側かつ径方向内側の周縁に環状に突設されており、断面視で略五角形状に形成されている。第1凸部82は、図5に示すように、ピストンロッド6に当接していない状態で、他端側に向かうほどピストンロッド6に近づくように斜めに突出している。また、第1凸部82の径方向内側の角部82aは、ピストンロッド6に当接していない状態で、膨出部81cよりも径方向内側に位置している。
第1凸部82は、図4に示すように、流体シール溝75に設置した状態で角部82aがピストンロッド6に当接して加圧されることにより、径方向外側に折り曲げられた状態になる。
第2凸部83は、基部81の他端側かつ径方向外側の周縁に環状に突設されており、断面視で略六角形状に形成されている。第2凸部83は、他端側に向かうほどピストンロッド6から離れるように斜めに突出している。
第2凸部83は、図4に示すように、流体シール溝75に設置した状態で径方向外側の側面83aが弾性部材9に当接して加圧されることにより、径方向内側に折り曲げられた状態になる。
図4及び図6に示すように、弾性部材9は、シール部材8をピストンロッド6に向かって押圧する部材であり、全体として環状に形成されている。弾性部材9は、径方向においてピストンロッド支持部7とシール部材8との間に設置されている。弾性部材9は、シール部材8よりも剛性の小さい材料で構成されている。弾性部材9の材料としては、例えば、ニトリルゴムやシリコーンゴムなどを用いることができる。
弾性部材9は、図6に示すように、基部91と、基部91の他端側に連続して形成された押圧部92と、を有している。
基部91は、断面視で略矩形状に形成されている。基部91の一端側の端面91aは、流体シール溝75の段部75aに当接している。また、基部91の径方向外側の側面91bは、流体シール溝75の側部75bに当接している。また、基部91の径方向内側の側面91cは、シール部材8の基部81に当接している。
押圧部92は、図6に示すように、断面視で略台形状に形成されており、他端側に向かうほど径方向の寸法が大きくなっている。
図5に示すように、押圧部92の径方向外側の側面92aは、流体シール溝75の側部75bに当接している。押圧部92の径方向内側の側面92bは、シール部材8の第2凸部83に当接している。押圧部92は、流体シール溝75に設置された状態において、流体シール溝75の側部75bとシール部材8の第2凸部83とに挟まれて、径方向に圧縮されている。
図4,5,6に示すように、シール部材8の基部81の径方向外側の側面から膨出部81cまでの幅W2と、弾性部材9の基部91の径方向の幅W4との和は、流体シール溝75の径方向の幅W1よりもわずかに大きくなっている。
これに対して、シール部材8の第1凸部82の角部82aから第2凸部83の径方向外側の側面83aまでの幅W3と、弾性部材9の押圧部92の他端側の径方向の幅W5との和は、流体シール溝75の径方向の幅W1よりも十分に大きくなっている。
そのため、図4に示すように、シール部材8と弾性部材9とを流体シール溝75に設置して、ピストンロッド支持部7のガイド孔71にピストンロッド6を挿通すると、第1凸部82及び第2凸部83及び押圧部92は、シール部材8の基部81と弾性部材9の基部91に比べて大きく圧縮される。これにより、シール部材8の第1凸部82が、シール部材81の膨出部81cに比較して、ピストンロッド6の外周面に高い面圧で接触する。
一方、シール部材8の基部81と弾性部材9の基部91は、第1凸部82,第2凸部83,押圧部92に比べて、圧縮量が小さいので、膨出部81cはピストンロッド6に対して、第1凸部82よりも低い面圧で接触する。
ここで、シール部材8の第1凸部82は、弾性部材9に比較して高い剛性を有しており、また、他端側に向かうほどピストンロッド6に近づくように斜めに突出しているので、ピストンロッド6に対する接触面積が小さい。つまり、シール部材8の第1凸部82は、ピストンロッド6に対する接触面積が小さく、かつ、ピストンロッド6に対する接触面圧が大きいので、磁気粘性流体3の中の鉄粉のみを漉し取ることができる。なお、鉄粉を漉し取られた磁気粘性流体3(すなわちオイル)は、シール部材8の膨出部81cと第1凸部82との間の凹部81dに僅かに染み出し、オイル溜りを形成する。このオイル溜りによってピストンロッド6とピストンロッド支持部7とのフリクションが低減され、摺動性が向上する。
次に、シリンダ2に対してピストンロッド6が偏心したときのシール部材8及び弾性部材9の動作について、図7を参照して説明する。
図7は、図3のC部の拡大断面図であり、(a)は偏心前、(b)は偏心後、をそれぞれ示している。
図7(a)に示すように、例えば路面の凹凸や車両の旋回によってタイヤに前後左右方向の力が入力すると、ゴムブッシュGB(図1参照)を介してタイヤに連結されたシリンダ2と、車体に連結されたピストンロッド6との間に、両者の軸心を偏心させるような相対的な荷重Fが径方向に作用する。なお、図7(a)においては、ピストンロッド6に対して荷重Fが作用したものとして描いている。
図7(b)に示すように、ピストンロッド6に荷重Fが作用すると、ピストンロッド6が径方向に移動し、ピストンロッド支持部7のガイド孔71の内周面とピストンロッド6の外周面との間隔dが広がることとなる。なお、図示は省略するが、径方向の反対側では両者の間隔は縮まっている。
弾性部材9は、シール部材8よりも剛性が小さいので、シール部材8に比べて、ピストンロッド6の移動(換言すれば、間隔dの変化)に対する追従性が高い。また、弾性部材9の押圧部92は、基部91に比べて大きく圧縮されている。つまり、弾性部材92は、シール部材8の第1凸部81に作用する押圧力が最も高くなるように形成されている。そのため、ピストンロッド6が移動して間隔dが広がると、弾性部材9の押圧部92が幅W5aから幅W5bに膨張し、シール部材8の第1凸部82をピストンロッド6に向かって押圧する。これにより、シール部材8の第1凸部82が、ピストンロッド6の移動に追従して移動して、ピストンロッド6の外周面に適切な接触面圧と接触面積で常に押し付けられることとなる。
図8は、ダンパ装置の振動周波数とばね上におけるゲインとの関係を示すグラフである。図8中、太線は、本実施形態に係る可変減衰力ダンパ装置1を示し、細線が従来のダンパ装置を示す。なお、実験においては、本実施形態に係る可変減衰力ダンパ装置1のシール部材8は、従来のダンパ装置のシール部材よりも硬いものを用いることとし、その他の条件は同一とした。なお、ゲインは、路面入力による振幅に対するばね上の振幅の割合とした。
図8に示すように、従来のダンパ装置は、車両の周波数が約2Hzとなるところで、最大のゲイン(約3)を示している。
一方、本実施形態に係る可変減衰力ダンパ装置1は、共振周波数が低下し、最大のゲインも約2となっており、ばね上におけるゲインが低減されていることが分かる。
以上のように、本実施形態に係る可変減衰力ダンパ装置1によれば、弾性部材9は、シール部材8よりも剛性が小さいので、シール部材8に比較して、ピストンロッド6の径方向の変位に対して追従性が良好である。そのような弾性部材9が、径方向においてシール部材8とピストンロッド支持部7との間に圧縮された状態で配置されているので、外部からの荷重の入力によってピストンロッド6が偏心したときに、ピストンロッド6の変位に追従して弾性部材9の押圧部92が径方向に伸長し、シール部材8の他端側をピストンロッド6に向かって押圧する。これにより、シール部材8の第1凸部82が、ピストンロッド6の移動に追従して移動して、ピストンロッド6の外周面に適切な接触面圧と接触面積で常に押し付けられることとなる。
また、シール部材8の剛性を高くしてもシール性が損なわれることがないので、シール部材8の剛性を大きくして、ピストンロッド6の摺動方向に対するシール部材8の動ばね定数を大きくすることができ、その結果、シール部材8がばねとして機能することを抑制して、可変減衰力ダンパ装置1のフリクションによる位相遅れを小さくすることができる。これにより、微小振幅域(例えば良路)における共振周波数及びばね上の振動ゲインの上昇を抑制でき、車両の乗り心地を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
以下に、本実施形態に係る可変減衰力ダンパ装置1の変形例について、図9乃至図11を参照して説明する。なお、説明においては、第1実施形態と相違する点について詳しく説明し、第1実施形態と同一の要素については、第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図9は、第1変形例に係る可変減衰力ダンパ装置の要部拡大断面図であり、(a)は図3のC部に対応する部分の拡大断面図、(b)は圧縮する前の弾性部材の断面図である。
図9に示すように、第1変形例に係る可変減衰力ダンパ装置1Aは、弾性部材19の形状が、第1実施形態と異なっている。
弾性部材19は、シール部材8をピストンロッド6に向かって押圧する部材である。
弾性部材19は、全体として環状に形成されており、図9(a)に示すように、径方向においてシール部材8とピストンロッド支持部7との間に配置されている。弾性部材19は、例えばレアフロンなどの樹脂材料で構成されており、シール部材8よりも剛性が小さくなっている。
弾性部材19は、図9(b)に示すように、断面視で略矩形状の基部191と、基部191の他端側から延出する押圧部192と、を有している。
基部191の径方向外側の側面191aの一端側には、凸部191bが環状に形成されている。押圧部192は、基部191に対して、他端側に向かうほどピストンロッド6に近づくように屈曲している。押圧部192の径方向外側の側面192aの他端側には、凸部192bが環状に形成されている。
図9(a)に示すように、シール部材8と弾性部材19とを流体シール溝75に設置して、ピストンロッド支持部7のガイド孔71にピストンロッド6を挿入すると、弾性部材19の押圧部192は、シール部材8を介してピストンロッド6に押されて、ピストンロッド6から離れる方向に折れ曲がって圧縮された状態になる。
押圧部192は、弾性材料で形成されているので、図9(b)に示す状態に復帰しようとするため、この復元力によってシール部材8の他端側がピストンロッド6に向かって押圧されることとなる。
そのため、ピストンロッド6に径方向の荷重が作用して偏心した場合でも、かかる偏心に追従して弾性部材9の押圧部192がピストンロッド6に近づくように変形(復元)し、シール部材8をピストンロッド6に押し付けることができる。
図10は、第2変形例に係る可変減衰力ダンパ装置の要部拡大断面図であり、(a)は図3のC部に対応する部分の拡大断面図、(b)は圧縮する前の弾性部材の断面図である。
図10に示すように、第2変形例に係る可変減衰力ダンパ装置1Bは、(1)弾性部材29の形状、(2)シール部材28の形状、(3)バックアップ部材27、の3点が、第1実施形態と異なっている。
弾性部材29は、全体として環状に形成されており、図10(a)に示すように、径方向においてシール部材8とピストンロッド支持部7との間に配置されている。弾性部材29は、シール部材28よりも剛性が小さい。
弾性部材29は、図10(b)に示すように、断面視で略矩形状の基部291と、基部291の他端側に連続して形成される押圧部292と、を有している。
押圧部292は、断面視で略台形状を呈しており、他端側に向かうほど径方向の幅寸法が大きくなるように形成されている。
図10(a)に示すように、シール部材28は、基部281と、基部281の他端側から突出する第1凸部282及び第2凸部283と、基部281の一端側から突出する第3凸部286と、を有している。第1凸部282と第2凸部283の間には、凹部284が形成されている。
第1凸部282の径方向内側の端面は、ピストンロッド6の外周面に当接している。基部281、第2凸部283及び第3凸部286の径方向外側の側面は、弾性部材29に当接している。第3凸部286は、径方向において、バックアップ部材27と弾性部材29との間に配置されている。
図10(a)に示すように、バックアップ部材27は、ピストンロッド6の軸方向において、シール部材28とピストンロッド支持部7との間に配置されている。バックアップ部材27は、シール部材28よりも硬質で摩擦係数の小さい樹脂(例えばテフロン(登録商標)等)で構成されている。
バックアップ部材27は、環状のベース部271と、ベース部271の径方向内側の周縁から他端側に環状に凸設された凸部272と、を有している。バックアップ部材27の凸部272とシール部材28の第1凸部282の間には、オイル溜りとなる凹部285が形成されている。
図10(a)に示すように、シール部材28と弾性部材29とバックアップ部材27とを流体シール溝75に設置して、ピストンロッド支持部7のガイド溝71にピストンロッド6を挿入すると、弾性部材29の押圧部292は、シール部材28を介してピストンロッド6に押されて、基部291と略同じ厚さに圧縮される。
押圧部292は、弾性材料で形成されているため、図10(b)に示す状態に復帰しようとするため、この復元力によってシール部材28の他端側がピストンロッド6に向かって押圧されることとなる。
そのため、ピストンロッド6に径方向の荷重が作用して偏心した場合でも、かかる偏心に追従して弾性部材29の押圧部292がピストンロッド6に近づくように変形(復元)し、シール部材28をピストンロッド6に押し付けることができる。
また、バックアップ部材27は、シール部材28よりも硬質で摩擦係数の小さい樹脂(例えばテフロン(登録商標)等)で構成されているので、シール部材28の第1凸部282がピストンロッド6に強く押された場合に、バックアップ部材27がピストンロッド6に当接して第1凸部282の過剰な圧縮を防止することができる。これにより、第1凸部282とピストンロッド6の摩擦力の急増を抑制することができる。
図11は、第3変形例に係る可変減衰力ダンパ装置の要部拡大断面図であり、(a)は図3のC部に対応する部分の拡大断面図、(b)は圧縮する前の弾性部材の断面図である。
図11に示すように、第3変形例に係る可変減衰力ダンパ装置1Cは、弾性部材39の形状が、第2変形例と異なっている。
弾性部材39は、シール部材28をピストンロッド6に向かって押圧する部材である。
弾性部材39は、全体として環状に形成されており、図11(a)に示すように、径方向においてシール部材28とピストンロッド支持部7との間に配置されている。弾性部材39は、例えばレアフロンなどの樹脂材料で構成されており、シール部材28よりも剛性が小さくなっている。
弾性部材39は、図11(b)に示すように、断面視で略矩形状の基部391と、基部391の他端側から延出する押圧部392と、を有している。
基部391の径方向外側の側面391aの一端側には、凸部391bが環状に形成されている。押圧部392は、基部391に対して、他端側に向かうほどピストンロッド6に近づくように屈曲して形成されている。押圧部392の径方向外側の側面392aの他端側には、凸部392bが環状に形成されている。
なお、弾性部材39の作用については、第1変形例と略同様であるので、その説明を省略する。また、バックアップ部材27の作用については第2変形例と同様であるので、その説明を省略する。
1 可変減衰力ダンパ装置(ダンパ装置)
2 シリンダ
3 磁気粘性流体
4 ピストン
5 流体通路
6 ピストンロッド
7 ピストンロッド支持部
8 シール部材
9 弾性部材
21 第1流体室
22 第2流体室

Claims (3)

  1. 作動流体を封入したシリンダと、
    前記シリンダにスライド可能に設置され、前記シリンダの内部を第1流体室及び第2流体室に区画するピストンと、
    前記第1流体室と前記第2流体室とを連通する流体通路と、
    前記ピストンに連結され、前記シリンダの一端を貫通するピストンロッドと、
    前記シリンダの一端側に設置され、前記ピストンロッドを支持するピストンロッド支持部と、を有するダンパ装置であって、
    前記ピストンロッド支持部は、
    前記ピストンロッドと摺接して前記シリンダを密閉する環状のシール部材と、
    径方向において前記シール部材と前記ピストンロッド支持部との間に圧縮された状態で配置され、前記シール部材を前記ピストンロッドに向かって押圧する弾性部材と、を備え、
    前記弾性部材は、前記シール部材よりも剛性が小さいことを特徴とするダンパ装置。
  2. 前記シール部材は、前記シール部材の内周面から突出して前記ピストンロッドの外周面に摺接する凸部を備え、
    前記弾性部材は、前記凸部に作用する押圧力が最も高くなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のダンパ装置。
  3. 前記弾性部材は、前記凸部の径方向外側に位置する部分が、それ以外の部分よりも大きく圧縮されていることを特徴とする請求項2に記載のダンパ装置。
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