JP2007064379A - シリンダ装置 - Google Patents

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弘幸 小林
Yoshihiro Nakamura
喜浩 中村
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Abstract

【課題】 シリンダ装置のリバウンドストッパの振動による異音の発生を防止する。
【解決手段】 単筒式の油圧緩衝器10において、シリンダ11の開口端部に、リバウンドストッパ14、パッキン15、ロッドガイド16を嵌合して、シリンダ11の内面から突出させたビード20、21及び27によってこれらを軸方向に位置決めして保持する。パッキン15に、リバウンドストッパ14に常時当接する突起部15を形成する。突起部25によってリバウンドストッパ14を弾性的に支持することにより、リバウンドストッパ14とビード20、21との間に軸方向の隙間があっても、リバウンドストッパ14の振動を防止することができる。リバウンドストッパ14が大きな荷重によって移動した場合、突起部25の変形によってリバウンドストッパ14の移動を吸収することにより、その荷重がパッキン15の本体部分に直接作用するのを防止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、油圧緩衝器、油圧シリンダ等のシリンダの端部からピストンロッドが突出されたシリンダ装置に関するものである。
一例として、特許文献1に記載されているような単筒式油圧緩衝器のピストンロッドのシール部の構造について、図5を参照して説明する。図5に示すように、シリンダ1のピストンロッド2が突出される開口端部には、リバウンドストッパ3、パッキン4、ロッドガイド5及びオイルシール6が装着されている。
特開2004−125023号公報
リバウンドストッパ3は、スチール製の環状部材であり、シリンダ1内に嵌合され、シリンダ1の内面から突出する2つの環状のビード7、8の間で軸方向に保持されている。そして、ピストンロッド2に取付けられたリバウンドゴム(図示せず)に当接することにより、ピストンロッド2の最大伸長位置を規定する。パッキン4は、ゴム等の弾性体からなり、シリンダ1とピストンロッド2との間をシールしている。ロッドガイド5は、焼結金属等からなり、ピストンロッド2を摺動可能に案内すると共に、パッキン4を支持している。パッキン4及びロッドガイド5は、ビード8と、シリンダ1の開口端の内周縁部に突出された環状のビード9との間で保持されている。オイルシール6は、ロッドガイド5に取付けられて、ピストンロッド2の表面に付着した油液を掻きとると共にシリンダ1内へのダストの侵入を防止する。
次に、上記従来のピストンロッドのシール部の構造の問題点について説明する。
塑性加工によってシリンダ1にビード7、8を形成する際のスプリングバック等によって、ビード7、8とリバウンドストッパ3との間には、軸方向の隙間が生じ、また、パッキン4は、シリンダ1内に封入されたガスの圧力によってロッドガイド5側に常時押圧されるので、リバウンドストッパ3とパッキン4との間にも隙間が生じことになる。このため、ピストンロッド1の伸縮ストロークによるシリンダ1の内圧の変化及び車両の振動によって、リバウンドストッパ3がビード7,8間で振動して異音を発生する。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、ストッパの振動による騒音の発生を防止することができるシリンダ装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、シリンダの端部からピストンロッドが突出されたシリンダ装置において、前記シリンダ内の端部の軸方向内側に環状のストッパを嵌合し、軸方向外側に前記シリンダと前記ピストンロッドとの間をシールするパッキンを嵌合し、前記シリンダの内面から径方向内側に突出する突出部によって前記ストッパ及び前記パッキンをそれぞれ軸方向に位置決めし、前記パッキンに、前記ストッパに常時当接して該ストッパを弾性的に支持する突起部を形成したことを特徴とする。
本発明に係るシリンダ装置によれば、パッキンの突起部がストッパに常時当接して、ストッパを弾性的に支持するので、ストッパと突出部との間に隙間があっても、ストッパの振動を防止することができる。ストッパに大きな荷重が作用してストッパが移動した場合、突起部の変形によってストッパの移動を吸収することができるので、その荷重がパッキンの本体部分に直接作用することがない。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態は、本発明を自動車のサスペンション装置に装着される単筒式の油圧緩衝器に適用したものであり、その要部であるピストンロッドのシール部の構造を図1に示す。
図1に示すように、油圧緩衝器10(油圧緩衝器)は、有底円筒状のシリンダ11内がフリーピストン(図示せず)によって、底部側の高圧ガス室と開口端側の油室12とに画成されている。油室12内には、ピストンロッド13が連結されたピストン(図示せず)が摺動可能に嵌装されており、シリンダ11とピストンロッド13との間は後述するシール部によってシールされている。ピストンには、ピストンの摺動によって油液が流通する油路及びこの油路の油液の流れを制御するオリフィス、ディスクバルブ等からなる減衰力発生機構が設けられている。そして、ピストンロッド13の伸縮ストロークによって油路に生じる油液の流れを減衰力発生機構によって制御することにより、減衰力を発生させる。
次に、本実施形態の要部であるシリンダ11とピストンロッド13との間のシール部の構造について説明する。
シリンダ11の開口端部には、図5に示す従来例と同様、リバウンドストッパ14(ストッパ)、パッキン15、ロッドガイド16及びオイルシール17が装着されている。
リバウンドストッパ14は、スチール製の環状部材であり、ピストンロッド13を挿通させる開口18が設けられた中央部がパッキン15側へ突出されて凸部19が形成されている。リバウンドストッパ14は、シリンダ11内に嵌合され、塑性加工によってシリンダ11の内周から突出された2つの環状のビード20、21(突出部)の間で軸方向に位置決めされている。そして、ピストンロッド13に取付けられたリバウンドゴム(図示せず)がリバウンドストッパ14に当接することによってピストンロッド13の最大伸長位置が規定される。
パッキン15は、ゴム等の弾性体からなる環状部材であり、外周部がシリンダの内周面に密着され、内周部には、ピストンロッド13に摺接する耐摩耗性のシール部材22が嵌合されており、シリンダ11とピストンロッド13との間をシールしている。パッキン15は、図2乃至図4に示すように、リバウンドストッパ14側の端面の外周部に、断面形状が三角形の環状溝23が形成されている。また、環状溝23の内周側には、両端部が丸みを帯びた円弧状の台座24が円周方向に等間隔で4つ突出されている。台座24は、頂部が平坦に形成されており、この平端な頂部の内周側の両端部に、リバウンドストッパ14の中央の凸部19に当接する断面形状が半円形の突起部25が形成されている。突起部25は、パッキン15がシリンダ11に組込まれた状態で、リバウンドストッパ14の凸部19に常時当接して、これを押圧する突出高さHをもって形成されている。
ロッドガイド16は、焼結金属等からなる凸形状の環状部材であり、外周部がシリンダ11内に嵌合され、内周部にピストンロッド13の外周面に摺接する低摩擦の摺動部材25が嵌合されており、ピストンロッド13を摺動可能に案内すると共に、パッキン15を軸方向に支持している。パッキン15及びロッドガイド16は、ビード21と、シリンダ11の開口部の内周縁部に突出された環状のビード27(突出部)との間で軸方向に位置決めされて保持されている。
オイルシール17は、ロッドガイド16の突出された中央部に嵌合されており、ピストンロッド13の表面に付着した油液を掻きとると共にシリンダ11内へのダストの侵入を防止する。
以上のように構成した本実施形態の作用について次に説明する。
パッキン15の突起部25がリバウンドストッパ14の凸部19に常時当接して、これを押圧するので、ビード20、21とリバウンドストッパ14との間に隙間Sがあっても、リバウンドストッパ14は、突起部25によって弾性的に支持されるので、シリンダ内の圧力変動又は車両の振動によってビード20、21間で振動して異音を発生することがない。
一方、パッキン15は、突起部25をリバウンドストッパ14に常時当接させて支持されるので、ピストンロッド13の伸縮によってシリンダ11内の圧力が変動しても、移動することがなく、安定したシール性を得ることができ、油液の漏れ及び減衰力が不安定になるのを防止することができる。
また、ピストンロッド13が最大伸長位置まで伸長し、リバウンドゴムがリバウンドストッパ14に衝突して、リバウンドストッパ14が上方のビード21に当接するまで移動した場合、突起部25及び台座23が変形してリバウンドストッパ14の移動を吸収することにより、パッキン15に大きな荷重がかからないので、パッキン15及びロッドガイド16がシリンダ11から抜けるのを防止することができる。
特に、実施の形態においては、突起部25が実質的に点で接触する突起とし、突起部25の高さHを、製品加工によって生じるビード20、21とリバウンドストッパ14との間に隙間Sの最大値以上に設定されているので、リバウンドゴムからの入力は殆ど、突起部25にて吸収できる。
なお、上記実施形態では、一例として本発明を単筒式の油圧緩衝器に適用した場合について説明しているが、本発明は、これに限らず、油圧シリンダ等のシリンダ部からピストンロッドが突出する他のシリンダ装置にも同様に適用することができる。
本発明の一実施形態に係る油圧緩衝器の要部であるピストンロッドのシール部の縦断面図である。 図1に示す油圧緩衝器のパッキンの下面図である。 図3のパッキンの縦断面図である。 図3に示すパッキンの要部の拡大縦断面図である。 従来の単筒式油圧緩衝器のピストンロッドのシール部の縦断面図である。
符号の説明
10 油圧緩衝器(シリンダ装置)、11 シリンダ、13 ピストンロッド、14 リバウンドストッパ(ストッパ)、15 パッキン、20、21、27 ビード(突出部)、25 突起部

Claims (1)

  1. シリンダの端部からピストンロッドが突出されたシリンダ装置において、前記シリンダ内の端部の軸方向内側に環状のストッパを嵌合し、軸方向外側に前記シリンダと前記ピストンロッドとの間をシールするパッキンを嵌合し、前記シリンダの内面から径方向内側に突出する突出部によって前記ストッパ及び前記パッキンをそれぞれ軸方向に位置決めし、前記パッキンに、前記ストッパに常時当接して該ストッパを弾性的に支持する突起部を形成したことを特徴とするシリンダ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9995361B2 (en) 2014-05-19 2018-06-12 Kyb Corporation Damper

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