JP2010221758A - 車両用操舵装置のクラッチ - Google Patents

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拓也 楢崎
Naotaka Chino
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Abstract

【課題】内輪カム外周と外輪内周の間に係合子が楔状に噛み込んで係合することにより締結されるクラッチにおいて、内輪カム外周と外輪内周の間に噛み込んでいない状態の係合子が、噛み込む際、例えば、クラッチ締結時の左右切り返しにおいて、内輪カムと外輪の間に噛み込む係合子が切り変わる際に、内輪カム及び外輪と係合子との接触音が発生してしまう。
【解決手段】操舵時、内輪カム18と外輪19の間に楔状に噛み込むローラ20の内輪カム18との接触面(ローラ接触面18b)を、ローラ20が内輪カム18と外輪19に接触する位置である接触位置における外輪19の接線方向に傾斜する傾斜面により形成した。
【選択図】図4

Description

この発明は、ステアバイワイヤ(Steer−By−Wire:SBW)システムに備えられる、車両運転者が操作することによって直接操向輪を転舵することができる車両用操舵装置のクラッチに関する。
従来、電気的にステアリング操作を行うステアバイワイヤ(SBW)システムが知られている。このステアバイワイヤシステムは、車両運転者によって操作されるステアリングホイール(操舵輪)と操向輪とを機械的に接続又は切断可能なクラッチを備え、クラッチを切断(解放)すると共にステアリングホイールの操舵角に基づいて、操向輪を転舵アクチュエータによって転舵駆動する。
ステアバイワイヤシステムにおいて、システム正常時には、クラッチが開放されて操舵角に応じ転舵アクチュエータにより操向輪が転舵されるが、例えば、転舵モータ異常等のシステム失陥時や電源遮断時等のシステムダウン時には、クラッチが接続(締結)されてステアリングホイールと操向輪が機械的に接続され、運転者が直接ステアリングホイールを操作することにより操向輪を転舵することを可能にしている。
このようなステアバイワイヤシステムとして、ステアリングホイール及び操向輪の、一方に接続した入力軸に連結された内輪カムと、他方に接続した出力軸に連結された外輪の間に、係合子が噛み込むことで内輪カムと外輪を締結し、入力軸と出力軸との間のトルクの伝達を可能とするクラッチを有する、「バイワイヤステアリングシステムのフェールセーフ機構およびバイワイヤステアリングシステム」(特許文献1参照)が知られている。
特開2005−8073号公報
しかしながら、従来の「バイワイヤステアリングシステムのフェールセーフ機構およびバイワイヤステアリングシステム」は、内輪カム外周と外輪内周の間に係合子が楔状に噛み込んで係合することによりクラッチが締結され、内輪カム外周と外輪内周の間の係合子の係合が解除されることによりクラッチが開放される構成を有している。つまり、転舵される方向により、右転舵の場合は入力軸からみて一方側の係合子が噛み込み、左転舵時は他方側の係合子が噛み込むことで、入力軸と出力軸が連結される。
このため、内輪カム外周と外輪内周の間に噛み込んでいない状態の係合子が、噛み込む際、例えば、クラッチ締結時の左右切り返しにおいて、内輪カムと外輪の間に噛み込む係合子が切り変わる際に、内輪カム及び外輪と係合子との接触音が発生してしまう。
この発明に係る車両用操舵装置のクラッチは、操舵時、内輪カムと外輪の間に楔状に噛み込む係合子の内輪カムとの接触面を、係合子が内輪カムと外輪に接触する位置である接触位置における外輪の接線方向に傾斜する傾斜面により形成した。
この発明によれば、内輪カムと外輪の間に噛み込む係合子は、接触位置における外輪の接線方向に傾斜する傾斜面により形成された接触面に接触することにより徐々に噛み込み速度を減少させるので、係合子が内輪カムと外輪に接触する際の衝撃が緩和され、接触音を極力発生させないようにすることができる。
この発明の第1実施の形態に係る車両用操舵装置のクラッチが備えられた車両用操舵装置を示す説明図である。 図1のクラッチの構成を説明する分解構成図である。 図1のクラッチの締結状態を示し、(a)は入力軸方向に沿う面から見た説明図、(b)はローラ位置の入力軸半径方向に沿う面から見た説明図である。 内輪カムの外面の脚部側部分を拡大して示す入力軸半径方向に沿う面から見た説明図である。 図1のクラッチの解放状態を示し、(a)は入力軸方向に沿う面から見た説明図、(b)はローラ位置の入力軸半径方向に沿う面から見た説明図である。 この発明との比較例として、ステアリングホイール操作による左右転舵時の接触音発生状態を示し、(a)は右転舵時の説明図、(b)は左転舵時の説明図である。 この発明の第2実施の形態に係る内輪カムの外面の脚部側部分を拡大して示し、(a)は転舵操作開始前の入力軸半径方向に沿う面から見た説明図、(b)は転舵操作開始後の入力軸半径方向に沿う面から見た説明図である。 この発明の第3実施の形態に係る内輪カムの外面の脚部側部分を示し、(a)はローラ噛み込み前の入力軸半径方向に沿う面から見た説明図、(b)はローラ噛み込み後の入力軸半径方向に沿う面から見た説明図である。
以下、この発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1は、この発明の第1実施の形態に係る車両用操舵装置のクラッチが備えられた車両用操舵装置を示す説明図である。図1に示すように、車両用操舵装置のクラッチ10は、車両用操舵装置11に備えられており、ステアリングホイール(操舵輪)12と、ステアリングホイール12により操舵される操向輪13とを、機械的に接続又は切断することができる。
ステアリングホイール12の操舵力は、ステアリングコラム軸14からラック&ピニオン機構のラックギヤ15を経て、操向輪13のタイロッド16に伝達される。ステアリングコラム軸14には、ステアリングホイール12の操舵トルクを検出するトルクセンサ17が設けられている。
この車両用操舵装置11は、ステアリングホイール12の操作情報に基づく電気信号により作動する転舵アクチュエータによって、操向輪13を転舵駆動するステアバイワイヤ(Steer−By−Wire:SBW)システムを構成しており、SBWシステムにおける、転舵モータ異常等のシステム失陥時や電源遮断等によるシステムダウン時のためのバックアップシステムとして、ステアリングコラム軸14とラックギヤ15の間にクラッチ10が搭載されている。
図2は、図1のクラッチの構成を説明する分解構成図である。図3は、図1のクラッチの締結状態を示し、(a)は入力軸方向に沿う面から見た説明図、(b)はローラ位置の入力軸半径方向に沿う面から見た説明図である。
図2及び図3に示すように、クラッチ10は、内輪カム18、外輪19及び複数(一例として、8個を図示)のローラ(係合子)20を有しており、内輪カム18の外面(外周面)18aと外輪19の内面(内周面)19aとの間にローラ20が噛み込んで係合することにより締結状態となり、内輪カム18の外面18aと外輪19の内面19aの間に係合していたローラ20の係合が解除されることにより解放状態となる。
内輪カム18は、ステアリングホイール12の操作に連動して軸周方向に回動する入力軸21に連結されており、入力軸21の回動時に入力軸21に連動して一体的に回動する。内輪カム18を格納する円筒状に形成された外輪19は、内輪カム18を覆って内輪カム18の回りを自在に回動するように配置されており、操向輪13(図1参照)に外輪19の回動を伝達する出力軸(図示しない)に連結されている。
内輪カム18と内輪カム18を覆う外輪19との間には、入力軸21方向に重ねて摺動保持器22と回転保持器23が、それぞれの脚部22a,23aを交互に位置させて配置されている。両脚部22a,23aは何れも、重なり合う内輪カム18の外面18aと外輪19の内面19aの間に形成される空間を自由に移動することができる。
摺動保持器22は、内輪カム18が挿通可能な円環部22bと、円環部22bに入力軸21方向に突設されると共に略等間隔離間する4個の脚部22aを有しており、各脚部22aは、入力軸21を挿通させたアーマチュア24に連結されている。回転保持器23は、内輪カム18が挿通可能な円環部23bと、円環部23bに入力軸21方向に突設されると共に略等間隔離間して4個の脚部23aを有している。
摺動保持器22と回転保持器23のそれぞれの脚部22a,23aは、重なり合う内輪カム18の外面と外輪19の内面19aとの間に、隣接する脚部22a,23a間距離が長い空間と短い空間が交互に位置するように配置されている。この4箇所の脚部22a,23a間距離が長い空間のそれぞれには、コイルバネ等のバネ部材25と共にローラ20,20が配置されている。各バネ部材25は、並置された2個一組ずつ、内輪カム18とアーマチュア24との間に位置するバネ保持部材26に位置決め保持されている。
内輪カム18と外輪19の間に配置された摺動保持器22と回転保持器23の、それぞれの円環部22b,23bの対向面間には、ボールカム(ボールトルクカム)機構27が介在している。ボールカム機構27は、円環部22bと円環部23bのそれぞれの対向面に設けられた円弧状断面のカム溝27a,27aと、両カム溝27a,27a間に挟み込まれたボール27bとを有している。
ローラ20は、例えば、円柱状に形成されて、内輪カム18の外面18aに接触しつつ移動可能に配置されており、バネ部材25の両側に位置する2個のローラ20,20は、バネ部材25に付勢されて、一方は脚部22aに、他方は脚部23aに、それぞれ押し当てられている。
各ローラ20が移動する内輪カム18の外面18aは、各ローラ20が押し当てられている両脚部22a,23a間の略中央と、各脚部22a,23aとを直線状に結ぶ平坦面(平面)により形成されている。この平坦面は、入力軸21半径方向断面において、内輪カム18の外面18aを円弧とした場合、円弧に対する弦に相当する。つまり、ローラ20が配置された脚部22a(或いは脚部23a)側へ向かう空間は、外輪19の内面19a側を上面に、平坦面からなる内輪カム18の外面18a側を下面にして、脚部22a(或いは脚部23a)に向かうに連れて上下面間距離が狭まった、楔形状空間となる。なお、脚部22aと脚部23aは、楔形状空間を自由に移動することができる。
また、この楔形状空間を形成する内輪カム18の外面18aの脚部(脚部22a或いは脚部23a)側部分であるローラ(係合子)接触面18bは、傾斜面により形成されている。
図4は、内輪カムの外面の脚部側部分を拡大して示す入力軸半径方向に沿う面から見た説明図である。図4に示すように、内輪カム18のローラ接触面18bは、内輪カム18の外面18aに対し内輪カム18の回動中心軸方向に傾斜(外輪の接線方向に傾斜)した、例えば、平坦面からなる傾斜面により形成されている。つまり、ローラ接触面18bが傾斜面により形成されているので、楔形状空間のローラ20噛み込み部分は、傾斜面でない場合(接触面が、2つのローラ20、20に接触する1平面である場合)に比べ、噛み込み先に向かうに連れて狭まる度合いが緩やかになっている。
また、図2及び図3に示すように、アーマチュア24が回転自在に装着された入力軸21には、アーマチュア24の外側(内輪カム18とは反対側)に隣接して、入力軸21と一体的に回転するロータ28が装着されている。アーマチュア24は、ロータ28側に突設された複数の脚24aを介して、ロータ28に対し、入力軸21方向に規制された離反距離のもと接近離反可能に、且つ、入力軸21を軸心として回動自在に、装着されている。このロータ28には、電磁コイル29が内蔵されており、電磁コイル29の励磁によりコイル吸引力が発生することで、アーマチュア24がロータ28に引き寄せられ密着する。
次に、クラッチ10の動作について説明する。
(クラッチ締結時)
図3に示すように、クラッチ10は、クラッチ締結時、電磁コイル29が無励磁状態にあり、各ローラ20は、バネ部材25に付勢されて、脚部22a或いは脚部23aに押し当てられている。各ローラ20を介して、脚部22a或いは脚部23aにバネ部材25の付勢力が作用することにより、脚部22aと脚部23aは、互いに離反するように押し広げられ、摺動保持器22と回転保持器23が互いに逆向きに内輪カム18の回りを移動する。
脚部22aと脚部23aが押し広げられるのに伴って、バネ部材25の両側に位置してバネ部材25に付勢されている両ローラ20,20は、外輪19の内面19aと内輪カム18の外面18aとで囲まれ、脚部22a(或いは脚部23a)側が狭まった楔形状空間に入り込むことになる。楔形状空間に入り込んだ両ローラ20,20は、各ローラ20の内輪カム18と外輪19との噛み込み位置まで、即ち、アーマチュア24が外輪19に接触するまで移動する。
脚部22aと脚部23aが押し広げられて、摺動保持器22と回転保持器23が互いに逆向きに移動するのに伴い、両円環部22b,23bの対向面間に介在するボールカム機構27において、ボール27bが両カム溝27a,27aから略露出した状態になり、両円環部22b,23b間の距離が拡大する。そのとき、円環部22bと共に脚部22aが、ロータ28から離反するように移動し、それに連れて、アーマチュア24が、ロータ28から離反し外輪19のロータ28対向端面に向かって移動する。
そして、互いに逆向きに回動移動する内輪カム18と外輪19との位相差が許容値を超えた時点で、ローラ20が内輪カム18と外輪19の間に楔状に噛み込むことにより、入力軸21に連結する内輪カム18と、出力軸に連結する外輪19が締結状態になる。
(クラッチ解放時)
図5は、図1のクラッチの解放状態を示し、(a)は入力軸方向に沿う面から見た説明図、(b)はローラ位置の入力軸半径方向に沿う面から見た説明図である。
図5に示すように、クラッチ10は、クラッチ解放時、電磁コイル29が励磁状態になってコイル吸引力が発生し、外輪19に接触していたアーマチュア24は、ロータ28側に引き寄せられる。アーマチュア24がロータ28側に引き寄せられるのに伴い、アーマチュア24と脚部22aが連結されている摺動保持器22もロータ28側に移動する。摺動保持器22のロータ28側への移動時、摺動保持器22と回転保持器23の間に介在しているボールカム機構27において、ボール27bがカム溝27a内に略埋没した状態になるように、摺動保持器22と回転保持器23が互いに逆向きに移動する。
摺動保持器22と回転保持器23の移動に伴って、脚部22aと脚部23aがそれぞれバネ部材25の両側に位置するローラ20,20を付勢力に抗して互いに接近させるように、両脚部22a,23aが接近移動し、バネ部材25を押し縮めて圧縮状態にする。この両脚部22a,23aの接近移動により、両ローラ20,20は、入り込んでいた楔形状空間から押し出され、内輪カム18と外輪19との噛み込み位置から離脱する。
そして、両ローラ20,20が、内輪カム18と外輪19との噛み込み位置から離脱することにより、入力軸21に連結する内輪カム18と、出力軸に連結する外輪19の締結が解除され、解放状態になる。
上述したように、クラッチ10は、入力軸21に連結する内輪カム18と出力軸(図示しない)に連結する外輪19の間に、ローラ20が楔状に噛み込み、内輪カム18と外輪19が係合することにより、入力軸21を経て入力した操舵トルクが走行輪13に伝達される締結状態となり、一方、ローラ20の噛み込みが解除され、内輪カム18と外輪19の係合が解除されることにより、操舵トルクが走行輪13に伝達されない解放状態となる。
この操舵トルクの伝達に際し、ステアリングホイール12の操作により転舵される方向が右側となる右転舵の場合は、入力軸21から見て右側のローラ20が内輪カム18と外輪19の間に楔状に噛み込み、左転舵の場合は入力軸21から見て左側のローラ20が内輪カム18と外輪19の間に楔状に噛み込む。
つまり、内輪カム18と外輪19の重なり空間に配置されたローラ20は、操舵による入力軸21の回動時、内輪カム18の外面18aと外輪19の内面19aとの間に楔状に噛み込むが、このときの、内輪カム18とローラ20の接触部位は、内輪カム18の外面18aと外輪19の内面19aとからなる間隙、及びローラ20の外径で決まる。このため、内輪カム18のローラ接触面18bを回動中心軸方向に傾斜する傾斜面(すなわち外輪の接線方向に傾斜する傾斜面、図4参照)により形成したことで、ローラ20が入り込む内輪カム18と外輪19の間隙への入り込み量(ローラ20の移動量)に対する、内輪カム18と外輪19の間隙の減少量が小さくなり、ローラ20が噛み込む際の噛み込み度合いが緩和されることになる。
すなわち、内輪カム18と外輪19の間隙へローラ20噛み込む際に、徐々に狭くなる内輪カム18と外輪19の間隙によって、ローラ20の内輪カム18及び外輪19に対する相対的な移動速度(以下、移動速度)が徐々に低下し、完全に噛み込む(ローラ20の移動速度が0となる)直前のローラ20の移動速度を低減する事ができ、結果としてローラ20が内輪カム18及び外輪19と接触する際の衝撃を緩和することができる。
具体例を示せば、下がり傾斜となる傾斜面を形成しない場合(接触面が、2つのローラ20、20に接触する1平面である場合)、ローラ噛み込み時の内輪カム18と外輪19の成す角度(楔角度)は、例えば約8度に設定されているが、下がり傾斜となる傾斜面を形成することにより、ローラ20が噛み込み係合状態になるまで、即ち、楔角度が約8度になるまでの角度変化が緩やかになるので、ローラ20が内輪カム18及び外輪19と接触する際の衝撃を緩和することができる。
この結果、ローラ20の噛み込みに要する時間が長くなって噛み込み速度が遅く、即ち、噛み込み動作が除々に行われることになるので、クラッチ締結時及び左右切り返し転舵操作時に行われるローラ20の噛み込みにおいて、ローラ20が内輪カム18と外輪19に接触する際の衝撃が緩和され、接触音を極力発生させないようにすることができる。
これに対し、内輪カム18の外面18aに下がり傾斜となる傾斜面を形成しない場合、ローラ20が内輪カム18と外輪19に接触する際に接触音が発生することが避けられない。つまり、外面18aがそのまま延長されていると、ローラ20が入り込む内輪カム18と外輪19の間隙が急に狭くなってローラ20の噛み込み速度が速く、即ち、噛み込み動作が一気に行われることになる。
図6は、この発明との比較例として、ステアリングホイール操作による左右転舵時の接触音発生状態を示し、(a)は右転舵時の説明図、(b)は左転舵時の説明図である。
図6に示すように、ステアリングホイール12を操作したときの左右転舵方向により、転舵操作に伴って内輪カム18が回動し、バネ部材25の両端に設けられたローラ20,20がそれぞれ内輪カム18と外輪19の間に噛み込む。
このため、この発明に係る車両用操舵装置のクラッチ10とは異なり、内輪カム18のローラ接触面18bを下がり傾斜となる傾斜面(図4参照)により形成していない場合、ステアリングホイール12を操作して左右転舵切り返しを行うと、切り返す毎に各ローラ20の噛み込みが行われ((a),(b)参照)、その都度、ローラ20が内輪カム18と外輪19に接触する接触音(例えば、金属同士が接触する際の衝撃音)が発生してしまう。
(第2実施の形態)
図7は、この発明の第2実施の形態に係る内輪カムの外面の脚部側部分を拡大して示し、(a)は転舵操作開始前の入力軸半径方向に沿う面から見た説明図、(b)は転舵操作開始後の入力軸半径方向に沿う面から見た説明図である。図7に示すように、この第2実施の形態に係る内輪カム18は、外面18aのローラ接触面18bが、内輪カム18の中心軸に向かう下がり傾斜となる傾斜面により形成されているのに加え、その傾斜面が上向き凸状の曲面により形成されている。その他の構成及び作用は、第1実施の形態に係る内輪カム18と同様である。
上記構成を有するクラッチ10を備えた車両用操舵装置11において、例えば、ステアリングホイール12を右転舵方向に操作する際、バネ部材25の左端に設けられたローラ20が、転舵操作開始前、内輪カム18と外輪19の間隙に臨んだ状態((a)参照)から、転舵操作開始後、内輪カム18の回転により内輪カム18と外輪19の間隙に噛み込む((b)参照)。
このとき、内輪カム18の外面18aのローラ接触面18bが、内輪カム18の中心軸に向かう下がり傾斜、且つ、上向き凸状の曲面からなる傾斜面(図中、実線参照)により形成されていることから、ローラ20が入り込む内輪カム18と外輪19の間隙の入り込み量に対する減少率が、ローラ接触面18bが曲面からなる傾斜面ではない(破線参照)場合に比べて小さくなる。このため、転舵時に行われるローラ20の噛み込みにおいて、ローラ20が内輪カム18と外輪19に接触する際の衝撃が緩和され、接触音を極力発生させないようにすることができる。
このローラ接触面18bを形成する曲面は、同一曲率を有する上向き凸状のものに限られず、例えば、噛み込み先に向かうに連れて曲率が大きく、即ち、曲がり度合いがきつくなるように、同一曲率を有していなくても良く、結果的に、噛み込み先に向かうに連れて狭まる度合いが緩やかになる曲面により形成されていれば良い。
このように、ローラ接触面18bが、内輪カム18の中心軸に向かう下がり傾斜に加え、上向き凸状の曲面からなる傾斜面により形成されていることから、ローラ20が入り込む内輪カム18と外輪19の間隙の入り込み量に対する減少率が、曲面でない傾斜面の場合に比べて更に小さくなり、ローラ20が噛み込む際の噛み込み度合いが更に緩和されることになる。
(第3実施の形態)
図8は、この発明の第3実施の形態に係る内輪カムの外面の脚部側部分を示し、(a)はローラ噛み込み前の入力軸半径方向に沿う面から見た説明図、(b)はローラ噛み込み後の入力軸半径方向に沿う面から見た説明図である。
図8に示すように、この第3実施の形態に係る内輪カム18は、ローラ20が内輪カム18と外輪19の間隙に入り込み噛み込み状態になる際に、ローラ20が接触しつつ移動する、少なくとも内輪カム18の外面18aの脚部側部分であるローラ接触面18bに、ローラ噛み込み時に接触音を発生し難くする接触音発生抑制部30を設けている。その他の構成及び作用は、上記実施の形態に係る内輪カム18と同様である。
この接触音発生抑制部30は、例えば、ローラ噛み込み時に発生する接触音を吸収する機能を有する吸音部材等、ローラ20が内輪カム18と外輪19に接触する際の衝撃が緩和され、接触音を極力発生させないようにすることができる部材、具体的には、ローラ20を形成する部材よりも剛性が低い材質からなる部材により形成されている。
このような部材の一例として、ナイロン66やポリアミドイミド等の高い強度を有する樹脂部材があり、この樹脂部材を成型して、クラッチ締結時にローラ20と内輪カム18が接触するローラ接触面18bを形成するように、内輪カム18に組み込むことにより、金属同士の接触を防止する。なお、接触音発生抑制部材30は、少なくとも脚部側部分であるローラ接触面18bに設けられていれば良いが、外面18a全域に設けても良い。
また、この第3実施の形態に係る外輪19は、少なくとも、内面19aのローラ20が内輪カム18と外輪19の間隙に入り込み噛み込み状態になる際にローラ20が接触しつつ移動する部分に、ローラ噛み込み時に接触音を発生し難くする接触音発生抑制層31を形成している。その他の構成及び作用は、上記実施の形態に係る外輪19と同様である。
この接触音発生抑制層31は、例えば、ローラ噛み込み時に発生する接触音を吸収して消音する機能を有する吸音皮膜等、ローラ20が内輪カム18と外輪19に接触する際の衝撃が緩和され、接触音を極力発生させないようにすることができる皮膜材料(コーティング材料)、具体的には、ローラ20を形成する部材よりも剛性が低い材質からなる皮膜材料を塗布(コーティング)して形成される。このような皮膜材料の一例として、高弾性で衝撃の吸収に優れ耐摩耗性も高いウレタン樹脂や、フッ素樹脂があり、この皮膜材料を、外輪19の内面19aのローラ接触部位全周に渡って、例えば、微粒子を圧縮性の気体に混合して高速衝突させるWPC(登録商標)処理を行う。
なお、接触音発生抑制層31は、外輪19の内面19aの少なくともローラ20の接触移動部分に塗布されていれば良いが、内面19a全域に設けても良い。
ここでは、接触音発生抑制層31を外輪19の内面19aに塗布したが、外輪19の内面19aではなく内輪カム18の外面18aに、外輪19の内面19aに塗布するのと同様に塗布しても良い。この場合、少なくとも移動するローラ20が接触する面を塗布する。このように、接触音発生抑制層31を内輪カム18の外面18aに塗布しても、外輪19の内面19aに塗布した場合と同様の効果を得ることができる。
また、この第3実施の形態に係るローラ20は、少なくとも、ローラ20が内輪カム18と外輪19の間隙に入り込み噛み込み状態になる際に外面18aと内面19aに接触する部分である、接触面に、ローラ噛み込み時に接触音を発生し難くする接触音発生抑制層32を形成している。その他の構成及び作用は、上記実施の形態に係るローラ20と同様である。
この接触音発生抑制層32は、例えば、ローラ噛み込み時に発生する接触音を吸収する機能を有する吸音皮膜等、ローラ20が内輪カム18と外輪19に接触する際の衝撃が緩和され、接触音を極力発生させないようにすることができる皮膜材料(例えば、接触音発生抑制層31でも良い)、具体的には、内輪カム18の外面18a及び外輪19の内面19aを形成する部材よりも剛性が低い材質からなる皮膜材料を塗布(コーティング)して形成される。なお、接触音発生抑制層32は、ローラ20の少なくとも接触面に形成されているが、ローラ20の外周面全域に形成しても良い。
上記構成を有するクラッチ10を備えた車両用操舵装置11において、ステアリングホイール12を左右転舵操作する際、バネ部材25の左端に設けられたローラ20が、転舵操作開始前、内輪カム18と外輪19の間隙に臨んだ状態((a)参照)から、転舵操作開始後、内輪カム18の回転により内輪カム18と外輪19の間隙に噛み込む((b)参照)。
このとき、内輪カム18の外面18aのローラ接触面18bが接触音発生抑制部材30により形成され、外輪19の内面19a(或いは内輪カム18の外面18a)に接触音発生抑制層31が形成され、ローラ20の接触面に接触音発生抑制層32が形成されていることから、内輪カム18と外輪19の間隙に入り込むローラ20は、接触音発生抑制層32を介して接触音発生抑制部材30と接触音発生抑制層31に接触しつつ移動することになる。
よって、クラッチ締結時及び左右切り返し転舵操作時に行われるローラ20の噛み込みにおいて、ローラ20が内輪カム18と外輪19に接触する際の衝撃が緩和され、接触音を極力発生させないようにすることができる。
このように、接触音発生抑制部材30を設けたり、接触音発生抑制層31や接触音発生抑制層32を形成したりすることで、クラッチ10の締結時、何れも金属部材からなるローラ(例えば、機械構造用鋼記号:SUJ2)と内輪カム(例えば、機械構造用鋼記号:SCr420)及び外輪(例えば、機械構造用鋼記号:SCr420)とが直接接触せずに、弾性力を備えた樹脂部材を介在させることになるので、接触音を発生させてしまう金属部材同士の直接接触を防止している。
なお、内輪カム18が接触音発生抑制部材30を設けている構成、外輪19或いは内輪カム18が接触音発生抑制層31を形成している構成、及びローラ20が接触音発生抑制層32を形成している構成は、全てを同時に適用しても良いが、各構成を個別に或いは任意に組み合わせて選択的に適用しても良い。
上述した第1実施の形態から第3実施の形態において説明した各構成は、必要に応じ、それぞれ個別に或いは任意に組み合わせて選択的に適用しても良く、また、全てを同時に適用しても良い。
この発明は、内輪カムと外輪の間に噛み込む係合子が、内輪カム回動中心軸方向に傾斜する傾斜面により形成された接触面に接触することにより徐々に噛み込み速度を減少させることになり、係合子が内輪カムと外輪に接触する際の衝撃が緩和されて、接触音を極力発生させないようにすることができるので、車両用操舵装置のクラッチに最適である。
10 クラッチ
11 車両用操舵装置
12 ステアリングホイール
13 操向輪
14 ステアリングコラム軸
15 ラックギヤ
16 タイロッド
17 トルクセンサ
18 内輪カム
18a 外面
18b ローラ接触面
19 外輪
19a 内面
20 ローラ
21 入力軸
22 摺動保持器
22a,23a 脚部
22b,23b 円環部
23 回転保持器
24 アーマチュア
25 バネ部材
26 バネ保持部材
27 ボールカム機構
27a カム溝
27b ボール
28 ロータ
29 電磁コイル

Claims (6)

  1. 操舵輪の操作に連動して軸周方向に回動する入力軸に連結され、前記入力軸に連動して回動する内輪カムと、
    前記内輪カムを覆って前記内輪カムの回りを回動自在に配置され、回動を操向輪へ伝達する外輪と、
    前記内輪カムと前記外輪の重なり空間に配置され、操舵による前記入力軸の回動時、前記内輪カムの外面と前記外輪の内面との間に楔状に噛み込む係合子とを有し、
    前記内輪カムの外面の、前記係合子が噛み込む際に前記外輪の内面との間に挟まれる前記係合子が接触する係合子接触面を、前記係合子が前記内輪カムと前記外輪に接触する位置である接触位置における前記外輪の接線方向に傾斜した傾斜面により形成し、
    前記係合子が噛み込み前記内輪カムと前記外輪が係合することにより、前記入力軸を経て入力した操舵トルクが前記走行輪に伝達される締結状態となり、前記係合子の噛み込みが解除され前記内輪カムと前記外輪の係合が解除されることにより、前記操舵トルクが前記走行輪へ伝達されない解放状態となる車両用操舵装置のクラッチ。
  2. 前記係合子接触面は、平面或いは曲面である請求項1に記載の車両用操舵装置のクラッチ。
  3. 前記内輪カムの少なくとも前記係合子接触面に、係合子噛み込み時に接触音を発生し難くする接触音発生抑制部を設けた請求項1または2に記載の車両用操舵装置のクラッチ。
  4. 前記外輪の内面の少なくとも前記係合子が接触する部分に、係合子噛み込み時に接触音を発生し難くする接触音発生抑制層を形成した請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用操舵装置のクラッチ。
  5. 前記係合子の、少なくとも前記係合子が噛み込む際に前記内輪カムの外面と前記外輪の内面に接触する部分に、係合子噛み込み時に接触音を発生し難くする接触音発生抑制層を形成した請求項1から4のいずれか一項に記載の車両用操舵装置のクラッチ。
  6. 前記操舵輪の操作情報に基づく電気信号により作動する転舵アクチュエータによって前記操向輪を転舵駆動するステアバイワイヤシステムに備えられる請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用操舵装置のクラッチ。
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