JP2010211288A - 自動販売機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自動販売機100は、U字状に配置された冷却吸込ダクト40と、冷却底ダクト50と、冷却吹出ダクト60とを有し、冷却吹出ダクト60内には前後仕切板70によって、前面寄りで所定の高さまで上昇する第1風流れW1を形成する第1風路60Aと、後面寄りの範囲において上昇した後で前面方向に方向転換する第2風流れW2を形成する第2風路60Bと、が形成されている。第2風路60Bの上下仕切部67の下方には、第2風流れW2における前面方向の風流れを幅方向に案内する風向板80が設置され、第2風路60Bにおける吹出孔61を形成する吹出貫通孔61bは、第1風路60Aにおける吹出孔61を形成する吹出貫通孔61aよりも後面寄りに位置している。
【選択図】図3
Description
そして、商品を収納する商品ラックの各段に対応した位置に、吹出孔および吸込孔を設けることによって、各段に収納された商品の均一冷却を容易にすると共に、後面(前面に対峙する面に同じ)寄りの吹出孔および吸込孔を閉じて前面寄りの吹出孔および吸込孔を開くことができる遮蔽ガイドを設け、ガラス扉を通しての外気への熱ロス(冷熱の散逸)を低減するゾーン運転を可能にする発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、商品収納庫の上部に加熱送風手段を配置して、収納した商品の一部を加熱するために断熱仕切板によって商品収納庫を加熱室と冷却室とに区分した際、両室間を完全に断熱することができない。このため、加熱室から侵入する温熱によって冷却室の断熱仕切板に近い範囲の冷却が阻害され、当該範囲に収納された商品が十分に冷却されないという問題があった。
該商品収納庫内で、前記開閉扉から所定の間隔を設けて上下方向で複数段設置され、後面寄りから前面方向に収納する商品を搬送する商品ラックと、
前記商品収納庫の天面寄りに配置された加熱送風手段と、
前記商品収納庫の一方の側面に沿って配置され、吸込孔が形成された冷却吸込ダクトと、
該冷却吸込ダクトに対向して前記商品収納庫の他方の側面に沿って配置され、前面寄りの範囲に吹出孔が形成された冷却吹出ダクトと、
前記冷却吸込ダクトと前記冷却吹出ダクトとを連通し、前記商品収納庫の底面に沿って配置された冷却底ダクトと、
該冷却底ダクトの内部に配置された冷却送風手段と、
前記商品収納庫に着脱自在に設置され、前記商品収納庫を上部の加熱室と下部の冷却室とに仕切る断熱仕切板と、
前記冷却吹出ダクトの前記商品収納庫の外側に庫外側風路と、前記冷却吹出ダクトの前記商品収納庫の内側で前記冷却室の範囲に庫内側風路と、を形成する内外仕切板と、
前記庫内側風路の内部に設置され、前記冷却手段によって送られた空気を、前面寄りで所定の高さまで上昇する第1風流れと、後面寄りの範囲において上昇すると共に、前記所定の高さを超えた位置で前面方向に方向転換する第2風流れとを形成する前後仕切板と、を有する。
前記第2風流れの前記所定の高さを超えた位置における群の貫通孔の一部が、前記第1風流れにおける群の貫通孔よりも、後面寄りに形成され、
且つ、前記第2風流れにおける前記所定の高さを超えた位置における群の貫通孔の数が、前記第1風流れにおける群の貫通孔の数よりも、多いことを特徴とする。
(5)本発明に係る自動販売機(請求項5)は、前記(1)乃至(4)の何れかにおいて、前記前後仕切板が上下方向で移動自在であることを特徴とする。
図1および図2は本発明の実施の形態1に係る自動販売機を説明するものであって、図1は加熱と冷却を実行する場合、図2は冷却のみ実行する場合で、それぞれ(a)は正面視の断面図、(b)は側面視の断面図である。なお、各図は模式的に描かれたものであるから、各部材の相対的な大小関係等を限定するものではない。
図1および図2において、自動販売機100は、断熱材11によって包囲され、前面(図中、Y方向)が開口した商品収納庫10と、商品収納庫10の前面を開閉するガラス扉(開閉扉に同じ)12と、を有している。
商品収納庫10には、ガラス扉12から所定の間隔を設けて商品ラック20が、上下方向で7段設置されている。商品ラック20は、後面寄りから前面方向に収納する商品を搬送する。
また、商品収納庫10の上から2段目の商品ラック20と3段目の商品ラック20との間に、断熱仕切板13a、13bが着脱自在に設置されている。すなわち、後面寄りに設置された断熱仕切板13aと前面寄りに設置された断熱仕切板13bとによって、商品収納庫10は上部の加熱室10Hと下部の冷却室10Cとに仕切られている。
図1において、加熱室10Hを加熱する際、加熱室10Hは商品収納庫10の天面に近い後面寄りに配置された加熱送風手段30によって加熱される。加熱送風手段30は、加熱吸込ダクト31と、加熱ファン32と、庫内ヒータ33と、加熱風胴34とを有している。図1に加熱空気が流れる加熱吸込ダクト31および加熱風胴34を右下がりの斜線で示している。
冷却室10Cの一方の側面(図1の(a)における右側中、+X側)に沿って、吸込孔41が形成された冷却吸込ダクト40と、冷却吸込ダクト40に対向して商品収納庫10の他方の側面(図1の(a)における左側中、−X側)に沿って配置され、前面寄りの範囲に吹出孔61が形成された冷却吹出ダクト60と、冷却吸込ダクト40と冷却吹出ダクト60とを連通し、商品収納庫10の底面に沿って配置された冷却底ダクト50と、が配置されている。
そして、冷却吹出ダクト60は、加熱室10Hに冷却空気を送るための第3風路60C(庫外側風路に同じ)と、冷却室10Cに冷却空気を送るための第1風路60Aおよび第2風路60B(両者をあわせた風路が庫内側風路に同じ)に仕切られている(これについては別途詳細に説明する)。
図3および図4は本発明の実施の形態1に係る自動販売機における冷却吹出ダクトを説明するものであって、図3の(a)は部分(庫内側風路)を示す側面視の断面図、図3の(b)は部分(庫内側風路)の一部(風向板)を透過して示す側面視の断面図、図3の(c)は図3の(a)におけるA−A断面を示す断面図、図3の(d)は図3の(a)におけるB−B断面を示す断面図、図4は部分(庫内側風路)の一部を透過して示す斜視図である。なお、各図は模式的に描かれたものであるから、各部材の相対的な大小関係等は限定するものではない。
さらに、冷却吹出ダクト60は、断熱仕切板13aと略同じ位置に設置された上下仕切部67と、ダクト内板62とダクト外板64との間に、これらを略平行に設置された左右仕切部68と、からなる断面L字状の内外仕切板69が設けられている。
すなわち、冷却吹出ダクト60は内外仕切板69によって、商品収納庫10の外寄りに位置する庫外側風路(以下「第3風路」と称す)60Cと、商品収納庫10の内寄りに位置する庫内側風路とに、仕切られている。そして、第3風路60Cは、加熱室10Hを冷却する際に、冷却空気が通過する流路になる。
冷却吹出ダクト60の前記庫内側風路の内部には、冷却手段53によって送られた冷却空気を、前面寄りで所定の高さ(上から3段目の商品ラック20と4段目の商品ラック20との間に相当する)まで上昇する第1風流れW1と、後面寄りの範囲において上昇すると共に、所定の高さを超えた位置で前面方向に方向転換するΓ(ガンマ)状の第2風流れW2とを形成する前後仕切板70が設置されている。
すなわち、前後仕切板70は鉛直部71と水平部72とを具備するL字状に形成された板材であって、これによって、第1風流れW1を形成する第1風路60Aと、第2風流れW2を形成する第2風路60Bとが形成されている。
さらに、前記庫内側風路(第1風路60Aおよび第2風路60B)の最も前面寄り(+Y方向)に風向板80が設置されている。風向板80は、第2風流れW2における前面方向(Y方向)の風流れを幅方向(X方向、冷却吸込ダクト40の方向に同じ)に案内したり、第1風流れW1において、前面方向(Y方向)で外側(−X方向)の隅部に、風流れの淀みができ難くするものであって、幅方向(X)方向)に対して角度(θ)が概ね30〜60°(例えば、45°)傾いている。
吹出孔61は、それぞれ4個の吹出貫通孔61aからなる7群によって形成され、それぞれの群が、上下方向で商品ラック20の位置に対応した位置になるように、所定の間隔を設けて配置されている。このとき、吹出貫通孔61aは第1風路60Aの全域と第2風路60Bの前面寄りの位置に形成されているから、第2風路60Bの第1風路60Aの後方範囲、すなわち、上方向の風流れが形成される範囲には吹出貫通孔61aが形成されていない。
しかしながら、第2風路60Bの後面寄りで上下仕切部67の近く(上から3段目の商品ラック20と4段目の商品ラック20との間に相当する)に吹出貫通孔61bが形成されている。すなわち第2風流れW2の所定の高さを超えた位置では、第1風路60Aにおける群を形成する貫通孔の個数(4個)よりも多い個数(合計6個)の貫通孔が形成され、その一部(吹出貫通孔61b)は第1風路60Aにおけるものより後面寄りに位置している。
また、高さ方向で、上下仕切部67の位置や前後仕切板70の水平部72の位置を、限定するものではない。さらに、風向板80を撤去しても相当の作用効果が得られるものである。
図5は本発明の実施の形態1に係る自動販売機における冷却吸込ダクトを説明する一部を透過して示す斜視図である。なお、図5は模式的に描かれたものであるから、各部の相対的な大小関係等は限定するものではない。
冷却吸込ダクト40は、前後方向(Y−Z面と平行)に所定の間隔を設けて配置されたダクト内板42およびダクト外板(図示しない)と、幅方向(X−Z面と平行)に所定の間隔を設けて配置されたダクト前板43およびダクト後板45と、から形成された筒状であって、ダクト内板42の下端の近くには、冷却底ダクト50に空気を送り出すための循環空気流出口46が形成されている。
また、ダクト内板42の上端近くには後面寄りに、6個の吸込貫通孔41bが形成され、ダクト内板42の上端は開口して循環空気流入口48が形成されている。
すなわち、冷却吸込ダクト40の上端近くでは、合計10個の吸込貫通孔41a、41bと循環空気流入口48とによって、冷却吹出ダクト60の第2風流れW2から吹き出された冷却空気が、容易に冷却吸込ダクト40に流入するようになっている。
なお、本発明は、吸込貫通孔41aおよび吸込貫通孔41bの数量や形状を限定するものではない。
自動販売機100は以上の構成であるから、加熱室10Hを加熱して冷却室10Cを冷却する際、冷却送風手段53から送られた冷却空気は、冷却吹出ダクト60の第1風路60Aおよび第2風路60Bに流入し、それぞれ第1風流れW1および第2風流れW2となる。
第1風流れW1は上昇しながら(+Z方向の流れながら)、吹出貫通孔61aから商品収納庫10の内部に吹き出し、商品ラック20に収納された商品を冷却した後、吸込貫通孔41aから冷却吸込ダクト40に吸い込まれて冷却送風手段53に戻る。
一方、第2風流れW2は、前面方向(+Y方向)に流れながら、吹出貫通孔61bおよび吹出貫通孔61aから商品収納庫10の内部、特に、断熱仕切板13aの直下に吹き出し、主に、上から3段目の商品ラック20に収納された商品を冷却した後、吸込貫通孔41a、41bおよび循環空気流入口48から、冷却吸込ダクト40に吸い込まれて冷却送風手段53に戻る。
このため、上下仕切部67の直下に到達した冷却空気は、前面寄りに形成された吹出貫通孔61aから商品収納庫10に吹き出し、後面寄りに形成された吹出貫通孔61bからは、ほとんど吹き出していない(矢印で模式的に示す)。このため、幅方向の両端の前面寄りの範囲(破線で囲った範囲)に、冷却空気が到達しないため、加熱室10Hからの温熱の侵入によって当該範囲に収納された商品の温度が上昇(冷却が不充分に同じ)している。
そして、第2風流れW2は上昇に伴う風量の減少がないまま、上下仕切部67の直下に到達し、後面寄りに形成された吹出貫通孔61bおよび前面寄りに形成された吹出貫通孔61aの双方から商品収納庫10に吹き出している。
このとき、風向板80が設置されていないため、前面寄りに形成された吹出貫通孔61aからは、前面側(Y方向)への風流れが強くなっている。このため、冷却吸込ダクト40の近くで前面寄りの範囲(破線で囲った範囲)に、冷却空気が到達しないため、加熱室10Hからの温熱の侵入によって当該範囲に収納された商品の温度が上昇(冷却が不充分に同じ)している。また、ガラス扉12に衝突する風流れによって冷熱がガラス扉12を介して大気中に散逸し、熱ロスが増加している。
そして、第2風流れW2は上昇に伴う風量の減少がないまま、上下仕切部67の直下に到達し、前面寄りに形成された吹出貫通孔61aから商品収納庫10に吹き出している。
このとき、風向板80が設置されているものの、風量が多いことから、吹き出し風速が速くなり、ガラス扉12に衝突する風流れが生じている。このため、冷却吸込ダクト40の近くで前面寄りの範囲(破線で囲った範囲)に、冷却空気が到達しないため、加熱室10Hからの温熱の侵入によって当該範囲に収納された商品の温度が上昇(冷却が不充分に同じ)している。また、ガラス扉12に衝突する風流れによって冷熱がガラス扉12を介して大気中に散逸し、熱ロスが増加している。
このとき、風向板80によって第2風流れW2の前面方向への流れは幅方向(+X方向)に案内されているから、吹出貫通孔61aからは、主に冷却吸込ダクト40の近くで前面寄りの範囲に向かって、冷却空気が吹き出されている。
このため、前面寄りで幅方向の広い範囲(破線で囲った範囲)に、冷却空気が到達するから、当該範囲に収納された商品を均一に冷却することができる。また、冷却吸込ダクト40のダクト内板42および冷却吹出ダクト60のダクト内板62から突出する部材がないから、商品ラックの幅(x方向の距離)を狭める必要がなく、収納する商品の数量が減少しない。
以上、自動販売機100において、上部に収納した商品を加熱し、下部に収納した商品を冷却する場合について説明しているが、自動販売機100は収納した商品の全てを冷却することができるものである。
このとき、断熱仕切板13a、13bおよび上下仕切部67を撤去して、加熱送風手段30を停止する。そうすると、冷却送風手段53から送られた冷却空気は、第1風路60Aおよび第2風路60Bの双方に流入し、第2風路60Bに流入した冷却空気は、商品収納庫10の天井近く(冷却吹出ダクト60の加熱吸込ダクト31の前面側)まで上昇し、吹出貫通孔61aから商品収納庫10に吹き出す。
なお、風向板80を着脱自在にしておき、全室を冷却するとき、風向板80を撤去するようにしてもよい。
図7〜図9は本発明の実施の形態2に係る自動販売機を説明するものであって、図7の(a)は部分(庫内側風路)を一部(移動前後仕切板)を撤去して示す側面図、図7の(b)は部分(庫内側風路)に設置される一部(移動前後仕切板)を示す斜視図、図8の(a)は加熱室に冷却空気を送らない場合の庫内側風路を示す側面視の断面図、図8の(b)は加熱室に冷却空気を送る場合の庫内側風路を示す側面視の断面図、図9は、一部(移動前後仕切板)の効果を確認した実験結果である。
図7において、本発明の実施の形態2に係る自動販売機(図示しない)は、これが有する冷却吹出ダクト60の庫内側風路に、自動販売機100(実施の形態1)における前後仕切板70に替えて、移動前後仕切板270が設置されたものであって、これを除く部材は自動販売機100に同じである。なお、自動販売機100と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
また、移動前後仕切板270は、前後仕切板70の鉛直部71に相当する鉛直部271(正確には鉛直部71より短い)と、前後仕切板70の水平部72に相当する水平部272と、鉛直部271と水平部272とに接続された当接部273と、を有し、当接部には、固定用ボルト274が貫通自在な固定用孔273aが形成されている。
したがって、当接部273をダクト内板62(Y−Z面)に当接した際、鉛直部271は「X−Z面」に、水平部272は「X−Y面」に平行になり、鉛直部271は水平部72に当接し、固定用スリット62aと固定用孔273aとの位相が一致する。
よって、上から3段目の吹出孔61に相当する位置に貯蔵された商品が、過剰に冷却されることがなくなる。
すなわち、全段から冷却空気を吹き出す場合、本発明においては、水平部272を3段目と4段目との間から、4段目と5段目との間に引き下げている。水平部272を3段目と4段目との間に配置した場合の各吹出孔61から吹き出された吹出風量(m3/min)を「白丸と破線」で、4段目と5段目との間に配置した場合の各吹出孔61から吹き出された吹出風量(m3/min)を「黒丸と実線」で、それぞれ表示している。
したがって、第1風路60Aに流入した冷却空気は、4段目〜7段目の合計4段から、5段目〜7段目の合計3段の冷却を分担することになるため、それぞれの段からの吹出風量が増している。一方、第2風路60Bに流入した冷却空気は、3段目のみから、3段目および4段目の合計2段の冷却を分担することになるため、それぞれの段からの吹出風量が減少している。よって、それぞれの段に相等する位置に貯蔵された商品の冷却が均一化されている。
10C 冷却室
10H 加熱室
11 断熱材
12 ガラス扉
13a 断熱仕切板
20 商品ラック
30 加熱送風手段
31 加熱吸込ダクト
32 加熱ファン
33 庫内ヒータ
34 加熱風胴
40 冷却吸込ダクト
41 吸込孔
41a 吸込貫通孔
41b 吸込貫通孔
42 ダクト内板
43 ダクト前板
45 ダクト後板
46 循環空気流出口
48 循環空気流入口
50 冷却底ダクト
51 蒸発器
52 冷却ファン
53 冷却送風手段
60 冷却吹出ダクト
60A 第1風路
60B 第2風路
61 吹出孔
61a 吹出貫通孔
61b 吹出貫通孔
62 ダクト内板
63 ダクト前板
64 ダクト外板
65 ダクト後板
66 冷却空気流入口
67 上下仕切部
68 左右仕切部
69 内外仕切板
70 前後仕切板
71 鉛直部
72 水平部
80 風向板
100 自動販売機
62a 固定用スリット
270 移動前後仕切板
271 鉛直部
272 水平部
273 当接部
273a 固定用孔
274 固定用ボルト
W1 風流れ
W2 風流れ
Claims (5)
- 前面に開閉扉が設置された商品収納庫と、
該商品収納庫内で、前記開閉扉から所定の間隔を設けて上下方向で複数段設置され、後面寄りから前面方向に収納する商品を搬送する商品ラックと、
前記商品収納庫の天面寄りに配置された加熱送風手段と、
前記商品収納庫の一方の側面に沿って配置され、吸込孔が形成された冷却吸込ダクトと、
該冷却吸込ダクトに対向して前記商品収納庫の他方の側面に沿って配置され、前面寄りの範囲に吹出孔が形成された冷却吹出ダクトと、
前記冷却吸込ダクトと前記冷却吹出ダクトとを連通し、前記商品収納庫の底面に沿って配置された冷却底ダクトと、
該冷却底ダクトの内部に配置された冷却送風手段と、
前記商品収納庫に着脱自在に設置され、前記商品収納庫を上部の加熱室と下部の冷却室とに仕切る断熱仕切板と、
前記冷却吹出ダクトの前記商品収納庫の外側に庫外側風路と、前記冷却吹出ダクトの前記商品収納庫の内側で前記冷却室の範囲に庫内側風路と、を形成する内外仕切板と、
前記庫内側風路の内部に設置され、前記冷却手段によって送られた空気を、前面寄りで所定の高さまで上昇する第1風流れと、後面寄りの範囲において上昇すると共に、前記所定の高さを超えた位置で前面方向に方向転換する第2風流れとを形成する前後仕切板と、を有する自動販売機。 - 前記庫内側風路の内部に設置され、前記吹出口から吹き出される空気の吹き出し方向を、前記冷却吸込ダクト方向寄りに案内する風向板が設置されることを特徴とする請求項1記載の自動販売機。
- 前記吹出孔が、それぞれ複数個の貫通孔からなる複数の群によって形成されると共に、該群が所定の間隔を設けて上下方向に配置され、
前記第2風流れの前記所定の高さを超えた位置における群の貫通孔の一部が、前記第1風流れにおける群の貫通孔よりも、後面寄りに形成され、
且つ、前記第2風流れにおける前記所定の高さを超えた位置における群の貫通孔の数が、前記第1風流れにおける群の貫通孔の数よりも、多いことを特徴とする請求項1または2記載の自動販売機。 - 上下方向で、前記吹出孔が前記商品ラックの位置に対応していることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の自動販売機。
- 前記前後仕切板が上下方向で移動自在であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の自動販売機。
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