JP2010210840A - 転写定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】転写定着部材27と加圧部材67A、67B、68とによって形成されるニップ部に向けて搬送される記録媒体Pの転写定着面を加熱する加熱手段87、88を備える。そして、記録媒体Pの搬送方向に対してニップ部における中心位置から下流側の位置にかけて、転写定着部材27と加圧部材67Bとの間に転写電界を形成する。
【選択図】図2
Description
このような転写定着装置を備えた画像形成装置は、転写工程と定着工程とを別々におこなう画像形成装置に比べて、表面性の粗い記録媒体を使用しても画像品質の低下が起こり難いという利点がある。
これに対して、転写定着装置を備えた画像形成装置では、トナー像に対して転写と同時に熱を加えるため、トナーが軟化・溶融して粘弾性を帯びたブロック状の塊になる。そのため、表面性の粗い記録媒体を使用して定着部材と記録媒体との間に微小ギャップが形成されても、その部分に画像が塊として転写されてしまう。したがって、画像は、ボソボソにならずに、良好で高画質なものになる。
さらに、従来の転写定着装置は、上述した転写定着ベルトの加熱工程に加えて、作像部の熱的損傷を低減するために転写定着工程後の転写定着ベルトを冷却する冷却工程がおこなわれている場合が多かった。このような加熱・冷却のサイクルが繰り返されるために、転写定着装置における消費エネルギが大きくなっていた。
しかし、その場合であっても、表面の凹凸の大きさが30μm程度の表面性の極めて粗い記録媒体(凹凸紙)を通紙したときには、普通紙(表面性が比較的滑らかな記録媒体である。)を通紙したときに比べて、画像のドット再現性が低下してしまう可能性が高かった。
図1〜図7にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのカラー複写機の装置本体、2は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部(露光部)、20Y、20M、20C、20BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応したプロセスカートリッジ、21は各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにそれぞれ収容された感光体ドラム(像担持体)、22は感光体ドラム21上を帯電する帯電部、23Y、23M、23C、23BKは感光体ドラム21上に形成される静電潜像を現像する現像装置、24は感光体ドラム21上に形成されたトナー像を転写定着ベルト27に転写する転写バイアスローラ、25は感光体ドラム21上の未転写トナーを回収するクリーニング装置、を示す。
また、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKは、それぞれ、感光体ドラム21、帯電部22、クリーニング装置25が、一体化されたものである。そして、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにおける感光体ドラム21上では、それぞれ、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像形成がおこなわれる。
まず、原稿Dは、原稿搬送部51の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部55のコンタクトガラス53上に載置される。そして、原稿読込部55で、コンタクトガラス53上に載置された原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
書込み部2において、光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応して射出される。レーザ光は、ポリゴンミラー3に入射して反射した後に、レンズ4、5を透過する。レンズ4、5を透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、複数のローラ部材28A〜28C、85に張架・支持された転写定着ベルト27との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、転写定着ベルト27の内周面に当接するように転写バイアスローラ24が設置されている。そして、転写バイアスローラ24の位置で、転写定着ベルト27(転写定着部材)上に、感光体ドラム21上に形成された各色の画像(トナー像)が、順次重ねて転写される(第1転写工程である。)。
その後、感光体ドラム21表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム21における一連の作像プロセスが終了する。
転写定着ベルト27に担持されたトナー像は、転写定着ベルト27と加圧ベルト68とのニップ部にて、記録媒体Pの転写定着面(おもて面)に転写されるとともに定着される(転写・定着工程である。)。詳しくは、記録媒体Pの転写定着面がニップ部の直前で加熱板87(加熱手段)によって加熱されて、ニップ部にて、転写定着面の熱と、ヒータ70(第2の加熱手段)によって予備的に加熱された転写定着ベルト27の熱と、によってトナー像が加熱・溶融されるとともに、ニップ部の圧力によってトナー像が転写定着面に定着される。なお、転写定着装置66の構成・動作については、後で図2及び図3を用いてさらに詳しく説明する。
その後、転写定着ベルト27表面は、ベルトクリーニング部29の位置に達する。そして、転写定着ベルト27上の残トナー等の付着物がベルトクリーニング装置29に回収されて、転写定着ベルト27上の一連の転写定着プロセスが完了する。
また、本実施の形態1では、第2の加熱手段としてのヒータ70を転写定着ベルト27の外周面に対向する位置に設置したが、第2の加熱手段としてのヒータ70を転写定着ベルト27の内周面に対向する位置に設置することもできる。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部61から、給紙ローラ62により給送された転写紙Pが、搬送ガイド63を通過した後に、レジストローラ64に導かれる。レジストローラ64に達した記録媒体Pは、転写定着ベルト27上のトナー像とタイミングを合わせて、転写定着ベルト27と加圧ベルト68とのニップ部に向けて搬送される。このとき、ニップ部に向けて搬送される記録媒体Pは加熱板87(図2を参照できる。)に案内されるとともに、ブラシ状ローラ91によって加熱板87に向けて付勢されながら、記録媒体Pの転写定着面のみが加熱板87によって加熱される。
その後、フルカラー画像が転写・定着された記録媒体Pは、排紙搬送経路を通過して、排紙ローラ80によって装置本体1外に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。なお、本実施の形態1における画像形成装置は、記録媒体Pの搬送速度(又は、プロセス線速)が、300mm/秒程度に設定されている。
トナー結着樹脂としては、以下の組成のものを使用することができる。
例えば、ポリエステル、ポリスチレン、ポリp−クロロスチレン、ポリビニルトルエン等のスチレン及びその置換体の単重合体;スチレン−p−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン−α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、 スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレンーイソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体等のスチレン系共重合体が挙げられる。
また、以下の樹脂を混合して使用することもできる。ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリアミド、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックス等が挙げられる。この中で特に、ポリエステル樹脂を含有しているものは充分な定着性を得るために、好ましい。特に結晶性ポリエステル樹脂は、紙接触時に充分に軟化溶融し、定着強度とともに色再現性の高い画像形成が可能となる。ポリエステル樹脂は、アルコールとカルボン酸との縮重合によって得られるが、用いられるアルコールとはポリエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブテンジオール等のジオール類、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA、ポリエキシエチレン化ビスフェノールA、ポリオキシプロピレン化ビスフェノールA等のエーテル化ビスフェノル類、これらを炭素数3〜22の飽和もしくは不飽和の炭化水素基で置換した2価のアルコール単体、その他の2価のアルコール単体を挙げることができる。
また、ポリエステル樹脂を得るために用いられるカルボン酸としては、例えばマレイン酸、フマール酸、メサコン酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、マロン酸、これらを炭素数3〜22の飽和もしくは不飽和の炭化水素基で置換した2価の有機酸単量体、これらの酸無水物、低級アルキルエステルとリノレイン酸の2量体、その他の2価の有機酸単量体を挙げることができる。
バインダー樹脂として用いるポリエステル樹脂を得るためには、以上の2官能性単量体のみによる重合体のみでなく、3官能以上の多官能性単量体による成分を含有する重合体を用いることも好適である。かかる多官能性単量体である3価以上の多価アルコール単量体としては、例えばソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトロール、1,4−サルビタン、ペンタエスリトール、ジペンタエスリトール、トリペンタエスリトール、蔗糖、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリオール、グリセロール、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、1.3.5−トリヒドロキシメチルベンゼン、その他を挙げることができる。
また3価以上の多価カルボン酸単量体としては、例えば1,2,4−ペンゼントリカルボン酸、1,2,5−ペンゼントリカルボン酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル−2−メチル−2−メチレンカルボキシプロパン、テトラ(メチレンカルボキシル)メタン、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン酸、エンボール3量体酸、これらの酸無水物、その他を挙げることができる。
また、外添加剤として、トナーの流動性を向上させる目的で、シリカ、酸化チタン、アルミナ等、さらに必要に応じて脂肪酸金属塩類やポリフッ化ビニリデン等を添加しても良い。
特に、転写定着装置66は、トナーを充分に加熱することが可能であるため、サブミクロンの大粒径シリカ等の添加剤を比較的多量に用いても定着性や定着温度に影響を与えないため、流動性・転写性を考慮した外添処方が可能である。
図2は、転写定着装置66の一部を示す拡大図である。図3は、転写定着装置66におけるニップ部の近傍を示す拡大図である。
図2及び図3を参照して、転写定着装置66は、転写定着部材としての転写定着ベルト27、加熱手段としての加熱装置87、88、加圧部材67、68、ブラシ状ローラ91(付勢部材)、第2の加熱手段としてのヒータ70、均しローラ85、等で構成される。
加圧ベルト68は、ポリイミド等で形成された基材上に表面層(離型層)が形成されたエンドレスベルトであって、転写定着ベルト27との摩擦抵抗によって図2の時計方向に回転する。加圧ベルト68は、スプリング69に付勢された加圧パッド67A、67Bによって、転写定着ベルト27を介してローラ部材28Aに圧接する。こうして、加圧ベルト68と転写定着ベルト27との間に、所望のニップ部が形成される。なお、本実施の形態1では、ニップ部におけるニップ幅N(図3を参照できる。)が10〜15mm程度に設定されている。また、加圧ベルト68の内周面と加圧パッド67との間には、双方の部材の摩擦抵抗を低減するためにシリコーンオイルやフッ素グリス等の潤滑剤が塗布されている。
ここで、本実施の形態1における加圧パッド67は、材質が異なり搬送方向(記録媒体Pの搬送方向であって、図2及び図3の左右方向である。)に隣接する2つの加圧パッド67A、67Bからなり、搬送方向下流側に設置された第2加圧パッド67Bにのみ所定の電圧(転写バイアス)を印加して転写電界を形成しているが、これについては後で詳しく説明する。
加熱板87は、板厚が0.2mm程度の銅又はアルミニウムからなる板状部材である。加熱板87は、レジストローラ64の近傍からニップ部の近傍にかけて延設されていて、ニップ部に向けて搬送される記録媒体Pを案内する案内板(ガイド板)として機能する。また、加熱板87は、ニップ部に向けて搬送される記録媒体Pの転写定着面(おもて面)に接触して、発熱体88で発生した熱を記録媒体P(転写定着面)に伝熱する伝熱板としての機能も有する。
発熱体88は、PTC特性を有する発熱体であって、加熱板87の搬送面(記録媒体Pに対向する面である。)の反対側の面に貼着されている。PTC特性を有する発熱体は、所定のキューリー点となると抵抗が急激に上昇しる抵抗発熱体であるため、その自己温度制御機能によって加熱板87が異常昇温してしまう不具合を抑止することができる。具体的に、本実施の形態1では、加熱板87の温度が140〜200℃の範囲で制御されている。
なお、本実施の形態1では、加熱板87を熱伝導率が高く比較的安価な銅やアルミニウムで形成しているために、加熱効率が高く比較的安価な加熱装置87、88を提供することができる。
本実施の形態1では、加熱板87を板状に形成して、その先端をできる限りニップ部に近づけるとともに、その搬送方向の長さをできる限り長く設定しているために、転写定着工程前の記録媒体Pの加熱効率を向上させることができる。
なお、加熱板87の案内面(記録媒体Pに接触する面である。)を、耐摩耗性が高いダイヤモンドライクカーボン(DLC)やグラファイトライクカーボン(GLC)で覆設することもできる。
本実施の形態1では、記録媒体Pの転写定着面を加熱していて、出力画像上にて充分な光沢を得るための温度を独立して設定できるので、ヒータ70(ハロゲンヒータやカーボンヒータである。)によって加熱される転写定着ベルト27の温度(定着設定温度)を低くできる。また、記録媒体Pは転写・定着工程の直前に加熱されるので、過剰に加熱されずに、トナーTと記録媒体Pとの密着性も必要以上に高められることはない。
すなわち、本実施の形態1の構成によれば、低温定着が可能であって、装置のウォームアップ時間を短縮できて、省エネルギ化を向上させることができる。また、転写定着ベルト27への熱移動を抑制できるので、転写定着ベルト27の耐久性を向上させることができる。さらに、転写定着ベルト27の加熱温度が低減されるために、転写定着ベルト27の熱劣化を抑制できる。
ここで、本実施の形態1では、レジストローラ64からニップ部(転写定着ベルト27と加圧ベルト68とのニップ部である。)までの距離が、画像形成装置1で通紙可能な最小サイズの記録媒体Pの搬送方向の長さよりも短く設定されているために、レジストローラ64とニップ部との間で記録媒体Pに与えられる搬送力は、主としてレジストローラ64によって与えられるものである。
本実施の形態1では、加熱板87に圧接するブラシ状ローラ91の加圧幅が3〜12mmになるように設定されている。
なお、本実施の形態1では、付勢部材としてブラシ状ローラ91を用いたが、付勢部材として発泡ウレタンやフェルト等で形成された表面層を有するローラ部材や、加熱板87との対向面にブラシ毛が設置された板状部材等を用いることもできる。
これに対して、本実施の形態1では、図2に示すように、ニップ部を通過した後の転写定着ベルト27の表面の幅方向の温度分布を均一化するとともに、転写定着工程後の転写定着ベルト27を冷却する冷却手段としての均しローラ85を設置している。
均しローラ85は、ニップ部に対して転写定着ベルト27の走行方向下流側に配設されたローラ部材であって、3つのローラ部材28A〜28Cとともに転写定着ベルト27を張架・支持する。冷却手段としての均しローラ85は、ヒートパイプであって、その内部で熱を効率的に対流させることで、転写定着ベルト27を冷却するとともに転写定着ベルト27表面の幅方向の温度分布を均一化する。これにより、転写定着ベルト27の加熱を最小限に抑えてニップ部に搬送される直前の記録媒体Pを加熱板87によって加熱する場合であっても、定着ムラやオフセット等の定着不良が発生するのを抑止することができる。
具体的には、上述したように、本実施の形態1における加圧パッド67は、材質が異なり搬送方向に隣接する2つの加圧パッド67A、67Bからなり、搬送方向下流側に設置された第2加圧パッド67Bにのみ所定の電圧(転写バイアス)を印加して、ニップ部の中心位置から下流側にかけて転写電界を形成している。
これに対して、第2加圧パッド67Bは、ニップ部における中心位置から下流側の位置にかけて加圧ベルト68を介して転写定着ベルト27に圧接するように配設されている。第2加圧パッド67Bは、ステンレス鋼等の導電性材料で形成されていて、電源部から所定の電圧(転写バイアス)が印加されて下流側のニップ部N2に転写電界を形成している。
ここで、「ニップ部における中心位置」とは、記録媒体Pと転写定着ベルト27とが最も強い圧接力で接触している位置であって、通常はニップ幅Nの中央位置である(ニップ部を形成する構成部品の形態等によっては中央位置にならない場合もある。)。なお、図3を参照して、本実施の形態1では、第1加圧パッド67Aと第2加圧パッド67Bとの境界部分がニップ部Nの中心位置となるように、加圧パッド67を凸状に形成している。
これにより、表面の凹凸が極めて大きな記録媒体P(例えば、表面の凹凸の大きさが30μm程度の表面性の極めて粗い凹凸紙である。)を通紙した場合であっても、ドット再現性の良好な画像を出力することができる。
しかし、図4を参照して、凹凸の大きさが30μm程度の表面性の極めて粗い凹凸紙Pを通紙する場合には、転写定着ベルト27が充分に密着している領域Aと、転写定着ベルト27が充分に密着していない領域Bと、が形成されてしまう。したがって、転写定着ベルト27が充分に密着していない領域Bでは充分な熱転写定着がおこなえずに、普通紙を通紙した場合に比べて、ドット再現性が低下してしまう。
本実施の形態1の構成によれば、弾性層を有する転写定着ベルト27が密着できないような凹凸を有する記録媒体P(凹凸紙)に対して、密着できる領域では熱転写定着をおこない、密着できない領域ではニップ部において記録媒体Pがトナーを定着しうる温度を保っているうちに転写電界によって静電転写をおこない、同時に定着させることができることになる。
図5に示すように、トナーを加熱していくと、トナーの電荷が消失していくのがわかる。詳しくは、トナーの軟化点Ts付近でトナー電荷が消失してきて、軟化点Tsよりも高い温度ではトナーが電荷を保持できなくなる。したがって、トナーの温度が軟化点Tsよりも低い温度のときに、第2加圧パッド27Bに転写電圧(転写バイアス)を印加して下流側ニップ部N2にて静電転写をおこなうことで、下流側ニップ部N2における転写効率を高められることになる。転写定着ベルト27に記録媒体Pが最も密着している状態から転写バイアスを印加するのが理想であるが、転写定着ベルト27と記録媒体Pとの空隙が充分に小さい状態であれば通常の静電転写工程よりも良好な画像を得ることができる。
具体的に、記録媒体P(転写定着面)の凹凸の大きさを検知する検知手段としては、記録媒体Pの表面に光を反射させる反射型の光学センサや、記録媒体Pの表面に接触することにより静電気容量のかわる静電容量型センサ、等を用いることができる。そして、ニップ部Nにおいて転写定着ベルト27が記録媒体Pに充分に密着できないような凹凸を有する記録媒体P(凹凸紙)が通紙される場合にのみ、下流側ニップ部N2に転写電界を形成する。すなわち、表面性がそれほど粗くない記録媒体P(普通紙等である。)が通紙される場合には、下流側ニップ部N2には転写電界が形成されずに、従来の転写定着装置と同様の転写定着工程(ただし、転写定着工程直前の記録媒体Pの加熱はおこなわれる。)がおこなわれることになる。これにより、第2加圧パッド27Bに転写バイアスが印加される頻度は必要最小限のものとなって、装置で消費される電力を低減することができる。
具体的に、ニップ部における圧接力を可変する可変手段としては、加圧パッド67を付勢するスプリング69の保持位置を上下動させる可動機構等を用いることができる。そして、ニップ部Nにおいて転写定着ベルト27が記録媒体Pに充分に密着できるような凹凸を有する記録媒体P(例えば、表面性が滑らかなコート紙等である。)が通紙される場合には、可変手段によってニップ部の圧接力を低下させる。これにより、ニップ部Nの圧接力が適宜に低減されるために、出力画像の画質を低下させることなく、転写定着ベルト27や加圧ベルト68にかかるストレスを低減して装置の耐久性を高めることができる。
また、本実施の形態1では、加圧パッド67を2つの加圧パッド27A、27Bで構成したが、加圧パッドを3つ以上の加圧パッドで構成することもできる。例えば、上流側に転写バイアスを印加しない第1加圧パッドを設置して、中心位置から下流側にかけて転写バイアスを印加する第2加圧パッドを設置して、さらにその下流側に転写バイアスを印加しない第3加圧パッドを設置することもできる。
そして、このような場合であっても、上述した本実施の形態1における効果と同様の効果を得ることができる。
このように、加熱装置87、88(加熱手段)とヒータ70(第2の加熱手段)とによって、記録媒体P(転写定着面)の温度が転写定着ベルト27の表面温度よりも高くなるように加熱することで、それぞれのトナーとの界面の粘弾性の違いでホットオフセットを防止することができる。すなわち、トナー層において、記録媒体P側の温度を高く、転写定着ベルト27側の温度を低くすることで、転写定着ベルト27とトナーとの付着力よりも、記録媒体Pとトナーとの付着力を高くして、転写定着ベルト27に対するトナーの離型性を上げることで、転写定着ベルト27へのオフセットが生じない良好な画像が得られる。さらに、耐ホットオフセット性が向上することによって、離型性をあげるためにトナー中に添加するワックスの量を減量することができる(又は、なくすことができる)ため、色再現性、現像性、帯電性の向上が見込まれる。また、転写定着ベルト27の温度を低く設定することで、転写定着ベルト27の冷却が容易になるとともに、転写定着ベルト27に接触している感光体ドラム21等の熱的劣化等の不具合を低減することができる。
(Tt+Tp)/2>Tfb …(1)
Tt<Tfb …(2)
Tb<Ts …(3)
なる3つの条件式を成立させることが好ましい。
ここで、トナーの軟化温度、流出開始温度は、「高化式フローテスターCFT500D型」(島津製作所社製)を用いて測定することができる。フローテスターとは溶融物(トナー)が細管を通過するときの粘性抵抗を測定する細管式レオメーターである。測定方法は、まず、シリンダーに充填された試料(トナー)を、周囲から熱して溶融させ、上部からピストンによって一定の圧力を加える。その後、溶融したトナーは細い穴を持ったダイを通して押し出され、フローレートから試料の流動性(溶融粘度)が求められる。なお、測定条件は、荷重:5kgf/cm2、昇温速度:3.0℃/min、ダイ口径:1.00mm、ダイ長さ:10.0mmである。
実験は、ヒータによって加熱されるニップ部直前のトナー像(転写定着ベルト27)の表面温度をTt(図6の横軸に対応する。)と、加熱装置によって加熱されるニップ部直前の記録媒体Pの表面温度をTp(図6の縦軸に対応する。)と、を可変して、出力された定着画像の定着性(オフセットの有無)を観察したものである。また、図6(A)は流出開始温度Tfbが90℃のトナーを用いたときの実験結果であって、図6(B)は流出開始温度Tfbが110℃のトナーを用いたときの実験結果である。また、実験では、通紙する記録媒体Pとしてコート紙「カサブランカX」(王子製紙社製、坪量100g/m2)を用い、ニップ部におけるニップ時間を50msに、ニップ部における面圧を2kgf/cm2に設定した。また、図6において、「○」は定着性が良好な状態であって、「◇」は極微小なホットオフセットが発生した状態であって、「△」は微小なホットオフセットが発生した状態であって、「×」は許容できないレベルのホットオフセットが発生した状態であって、「□」はコールドオフセットが発生した状態である。なお、図6中の、破線で示す傾斜線は良好な定着性を確保することができる定着下限温度を示し、この破線より上方の範囲が良好な定着性を確保できる範囲である。
図6(A)及び図6(B)から、定着下限温度以上で、トナーの流出開始温度Tfbよりもニップ部直前のトナー像の温度Ttが高い場合(Tfb<Tt)には、ホットオフセットが発生して良好な画像が得られないことがわかる。そこで、上記の条件式(1)、(2)を満足するように、加熱装置を構成して適正な温度制御をおこなうことにより、オフセットのほとんどない良好な画像を得ることができる。なお、図6(A)及び図6(B)から、(Tfb−Tt≧20℃)なる条件が成立したときにはホットオフセットの量がさらに減り、(Tfb−Tt≧30℃)なる条件が成立したときにはホットオフセットがほぼ完全になくなることがわかる。
また、上記の条件式(3)は、転写定着ベルト27とのニップ部を形成している加圧ベルト68の温度をトナー軟化点温度以下に規定するものであって、これにより両面プリント時の表裏面(第1面と第2面とである。)の画像光沢差を軽減することができる。
Tp>Tfb …(4)
Tt<Ts …(5)
なるさらに2つの条件式を成立させることが好ましい。
先に図5を用いて説明したように、トナーを加熱していくとトナーの電荷が消失して、転写バイアスが効かなくなってくる。特に、トナーの温度が軟化点温度Ts以上になると、トナーは流動化してしまって電荷を保持できないため、転写バイアスがさらに効かなくなってしまう。したがって、上記の条件式(5)が満足される状態で、第2加圧パッド27Bに転写バイアスを印加して下流側ニップ部N2にて静電転写をおこなう必要がある。
また、ニップ部における定着性を確保するためには、トナーの温度をトナー流出開始温度Tfb以上に上げる必要がある。つまり、静電転写をおこなえる温度領域では、トナーの定着性を充分に確保できない。本実施の形態1における転写定着装置66は、加熱装置87、88によって記録媒体Pの加熱をおこなっているために、上記の条件式(4)、(5)が満足される状態となって、記録媒体Pに密着していないトナーはトナー流出開始温度Tfb以下の温度になる。そして、そのようなトナーに対して、第2加圧パッド27Bに転写バイアスを印加することで、下流側ニップ部N2にて良好な静電転写をおこなうことができる。
例えば、図7(A)に示す転写定着装置66は、転写定着ベルト27の側にパッド部材670A、670Bが設置されている。2つのパッド部材670A、670Bは、転写定着ベルト27を介して加圧ローラ680に圧接して、所望のニップ部を形成している。加圧ローラ68は、アルミニウム等からなる円筒状の芯金上に表面層(離型層)が形成されたものであって、図2の時計方向に回転する。また、上流側のパッド部材670Aには転写バイアスが印加されずに、下流側のパッド部材670Bには転写バイアスが印加されて、ニップ部の中心位置から下流側の位置にかけて転写電界が形成されている。なお、転写定着ベルト27の側と、加圧部材の側と、の双方にパッド部材を設けることもできる。
また、図7(B)に示す転写定着装置66は、加圧ベルト681がレジストローラ64から送出された記録媒体Pをニップ部まで搬送する搬送ベルトとしても機能している。
また、図7(C)に示す転写定着装置66は、第2加圧パッドの代わりにローラ状部材671Bを設置している。そして、このローラ状部材671Bに所望の転写バイアスを印加することで、下流側ニップ部N2のみに転写電界を形成している。なお、ニップ部を形成するためのローラ状部材は、図7(C)に示す形態のものに限定されることなく、上流側ニップ部N1にもローラ状部材を設置することもできるし、転写定着ベルト27の側(図7(A)のパッド状部材の位置である。)にローラ状部材を設置することもできる。
また、本実施の形態1では、転写定着工程後の転写定着ベルト27を冷却する冷却手段として均しローラ85を用いたが、冷却手段として転写定着ベルトの表面に対向する冷却ファンを用いることもできる。
また、本実施の形態1では、転写定着ベルト27を加熱する第2の加熱手段としてのヒータ70を設置したが、記録媒体Pを加熱する加熱装置67、68による加熱のみでニップ部における転写定着工程を充分におこなえる場合には、第2の加熱手段としてのヒータ70の設置をおこなう必要はない。
そして、これらの場合であっても、本実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
図8にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図8は、実施の形態2における転写定着装置の近傍を示す拡大図であって、前記実施の形態1における図2に相当する図である。本実施の形態2における転写定着装置は、各色の感光体ドラム21上に形成されたトナー像が中間転写ベルト95に1次転写された後に転写定着ベルト27に2次転写されて記録媒体Pに3次転写される点が、各色の感光体ドラム21上に形成されたトナー像が転写定着ベルト27に1次転写されて記録媒体Pに2次転写される前記実施の形態1のものと相違する。さらに、本実施の形態2における転写定着装置は、転写定着工程前の記録媒体Pを加熱する加熱装置(加熱手段)の構成が、前記実施の形態1のものと相違する。
ここで、本実施の形態2においても、転写定着ベルト27と加圧ベルト68とのニップ部の近傍に、転写定着工程直前の記録媒体Pを加熱する加熱装置が設置されている。ただし、本実施の形態2における加熱装置は、ヒータが内設されていて図8の反時計方向に回転する加熱ローラ86である。また、転写定着工程直前の記録媒体Pを加熱ローラ86(加熱手段)に向けて付勢する付勢ローラ92(付勢部材)が設置されている。
そして、本実施の形態2における転写定着装置66も、前記実施の形態1のものと同様に、2つの加圧パッド67A、67Bが設置されていて、そのうちの下流側の第2加圧パッド67Bにのみ転写バイアスが印加されて下流側ニップ部N2に転写電界が形成される。
図9にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図9は、実施の形態3における画像形成装置の一部を示す構成図である。本実施の形態3における画像形成装置は、1つの感光体ドラム21が設置されている点が、4つの感光体ドラム21が設置されている前記実施の形態1のものと相違する。さらに、本実施の形態3における転写定着装置66は、転写定着工程前の記録媒体Pを加熱する加熱装置(加熱手段)の構成が、前記実施の形態1のものと相違する。
その後、転写定着ベルト27上に担持されたトナー像Tは、加圧ベルト68とのニップ部の位置で、前記各実施の形態と同様に、加熱装置によって加熱された記録媒体P上に転写・定着される。
そして、本実施の形態3における転写定着装置66も、前記各実施の形態のものと同様に、2つの加圧パッド67A、67Bが設置されていて、そのうちの下流側の第2加圧パッド67Bにのみ転写バイアスが印加されて下流側ニップ部N2に転写電界が形成される。
27 転写定着ベルト(転写定着部材)、
66 転写定着装置、
67 加圧パッド、
67A 第1加圧パッド、
67B 第2加圧パッド、
68 加圧ベルト、
70 ヒータ(第2の加熱手段)、
87 加熱板(加熱手段)、
88 発熱体(加熱手段)、
91 ブラシ状ローラ(付勢部材)、
95 中間転写ベルト、 P 記録媒体。
Claims (8)
- 記録媒体の転写定着面にトナー像を転写するとともに定着する転写定着装置であって、
トナー像を担持するとともに、所定方向に走行する転写定着部材と、
前記転写定着部材に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧部材と、
前記ニップ部に向けて搬送される記録媒体の前記転写定着面を加熱する加熱手段と、
を備え、
記録媒体の搬送方向に対して前記ニップ部における中心位置から下流側の位置にかけて、前記転写定着部材と前記加圧部材との間に、前記転写定着部材に担持されたトナー像を記録媒体上に転写させる方向の電界を形成することを特徴とする転写定着装置。 - 記録媒体の搬送方向に対して前記ニップ部における中心位置から上流側の位置にかけて、前記転写定着部材と前記加圧部材との間に電位差を形成しないことを特徴とする請求項1に記載の転写定着装置。
- 前記加圧部材は、
記録媒体の搬送方向に対して前記ニップ部における中心位置から上流側の位置にかけて加圧ベルトを介して前記転写定着部材に圧接する第1加圧パッドと、
記録媒体の搬送方向に対して前記ニップ部における中心位置から下流側の位置にかけて加圧ベルトを介して前記転写定着部材に圧接する第2加圧パッドと、
を具備し、
前記第2加圧パッドにのみ電圧が印加されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の転写定着装置。 - 前記転写定着部材と前記加圧部材との間に形成される前記電界は、記録媒体及び前記転写定着部材の加熱がされていないものとしたときに前記ニップ部において転写率が70%となるように印加される電圧よりも低い電圧を印加することにより形成されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の転写定着装置。
- 前記ニップ部に搬送される記録媒体の前記転写定着面の凹凸の大きさを直接的又は間接的に検知する検知手段を備え、
前記検知手段によって検知される前記転写定着面の凹凸の大きさが所定値を超える場合にのみ、前記転写定着部材と前記加圧部材との間に前記電界を形成することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の転写定着装置。 - 前記ニップ部に搬送される記録媒体の前記転写定着面の凹凸の大きさを直接的又は間接的に検知する検知手段と、
前記加圧部材と前記転写定着部材とによる前記ニップ部における圧接力を可変する可変手段と、
を備え、
前記検知手段によって検知される前記転写定着面の凹凸の大きさが所定値以下である場合に、前記ニップ部における圧接力が小さくなるように前記可変手段を制御することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の転写定着装置。 - 前記転写定着部材に担持されたトナー像を加熱する第2の加熱手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の転写定着装置。
- 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の転写定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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