JPH04264476A - 転写定着装置 - Google Patents

転写定着装置

Info

Publication number
JPH04264476A
JPH04264476A JP3045454A JP4545491A JPH04264476A JP H04264476 A JPH04264476 A JP H04264476A JP 3045454 A JP3045454 A JP 3045454A JP 4545491 A JP4545491 A JP 4545491A JP H04264476 A JPH04264476 A JP H04264476A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intermediate transfer
toner
toner image
heater
transfer member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3045454A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Obuchi
徹 大渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP3045454A priority Critical patent/JPH04264476A/ja
Publication of JPH04264476A publication Critical patent/JPH04264476A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Electrophotography (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は像担持体上に形成された
各色のトナー像を順次中間転写体に一次転写した後、こ
の中間転写体上の多色トナー像を記録材上に同時転写定
着する転写定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より感光ドラム上のトナー像を一端
中間転写体に一次転写し、最終的にこれを記録材に2次
転写すると共に、定着する転写定着装置は種々に提案さ
れている。例えば、1次転写部で静電転写を行ない2次
転写部で圧力転写するもの(特公昭49−209号)、
2次転写部において加圧、加熱手段を有するもの(特開
昭50−23234号)、1次転写部で圧力転写を行な
い2次転写部で転写定着を同時に行なうもの(特開昭5
9−12576号)、1次転写及び2次転写に補助プロ
セス手段としてコロナチャージャを用いたもの(特開平
1−92771号、特開平1−282571号、特開平
1−284883号)、1次転写部で静電転写を行ない
2次転写部において圧力ローラと熱源を持つ搬送ローラ
により転写定着を同時に行なうもの(特開平2−108
072号)等がある。
【0003】また、転写定着を同時に行なうものとして
は、中間転写体の表面自由エネルギー(付着力)、硬度
、熱量を規定したもの(特開昭49−78559号)、
2次転写部に加圧、加熱手段を有するもの(特開昭50
−23234号)、付加重合タイプのシリコンゴムを含
有する中間転写層が特徴となっているもの(特開昭57
−23975号、特開昭59−50473号)、1次転
写部で静電転写を行ない2次転写部で圧力転写定着する
もの(特開昭59−139070号)、中間転写体とし
てポリアミド繊維識布基材にシリコンゴムの転写層を有
するもの(特開昭62−293270号)等が提案され
ている。
【0004】一方、中間転写体の2次側で熱を介して記
録材に同時に転写定着を行なえば、転写効率(静電転写
によると80〜90%)を向上でき、記録材である紙の
環境による容量変化に伴う転写効率の低下を防止できる
と共に、トナーの飛び散りを防止できることから、かか
る転写定着装置も種々に提案されている。
【0005】一色の画像を形成する場合、かかる転写定
着装置としては粘着性及び離型性を有する中間転写体に
感光ドラム上のトナー像を粘着1次転写し、この中間転
写体上のトナー像を加熱、加圧手段により記録材上に溶
融して転写、定着させるものが多く提案されている。こ
れは、1次転写部においてシリコンゴムからなる中間転
写体を感光ドラムに圧接させ、感光ドラム上のトナー像
を粘着力により中間転写体に転写させるものであり、2
次転写部において、中間転写体に圧接する熱ローラ2を
介して中間転写体上のトナー像を記録材上に加熱溶融す
ると共に浸透させ、この記録材を中間転写体の離型効果
を利用して該中間転写体から分離させるものである。
【0006】また、多色画像を形成するものでは、中間
転写体上に順次各色のトナー像を多重1次転写する必要
があり、1次転写部で粘着転写法を用いるのは不都合で
あるため、1次転写部では静電転写が用いられるが、2
次転写部では一色の場合と同様な加熱、加圧手段が用い
られているものが多く提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多色画
像を形成する場合、中間転写体上に形成された複数色、
複数層のトナー像を加熱、溶融及び混色させる必要があ
るため、一般に軟化点の低いシャープメルト性のトナー
が使用されるが、かかるトナーは低粘度を示し、よく溶
融混色してカラー画像として必要な発色性、光沢性は得
られるものの、離型性に乏しいといった欠点がある。
【0008】このため、上記の如き中間転写体を介して
記録材上に多色画像を形成する転写定着装置では転写定
着不良を生じ易く、オフセット現像を生じ易いという不
都合があった。
【0009】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
、その目的とする処は、熱作用により中間転写体上の多
色トナー像を記録材上に同時に転写定着する場合でも、
転写定着不良等の生じることなない転写定着装置を提供
するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、像担持体に形成された各色のトナー像を所定方
向に移動するフィルム状の中間転写体に順次一次転写し
た後、この中間転写体を挟み込む如く配設される熱源と
ローラ間に記録材を通過させ、中間転写体上の多色トナ
ー像をこの記録材上に同時に転写、定着させる転写定着
装置において、前記熱源を中間転写体の移動方向に直交
して配設される細い線状ヒータで構成したことを特徴と
する。
【0011】
【作用】中間転写体上の多色トナー像を熱源とローラに
より記録材上に同時に転写定着させるに当り、熱源を中
間転写体の移動方向に直交して配設される細い線状ヒー
タで構成したため、中間転写体上のトナー像が短時間で
記録材上に加熱溶融されると共に、記録材側に転写定着
されつつあるこのトナー像の冷却も中間転写体の移動と
ともに短時間の内にシャープに行なわれる。従って、中
間転写体からのトナー像の離型性がよくなり、中間転写
体上のトナー像は画像不良等を生じることなく記録材上
に転写定着される。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0013】先ず、本発明の第1実施例を図1乃至図3
により説明する。
【0014】図2は多色画像の形成可能なカラー画像形
成装置の主要部を示すものであり、図中10は像担持体
である感光ドラム(OPC感光体)であり、該感光ドラ
ム10の周りには前露光ランプ11、1次帯電器12(
コロナ放電タイプ)、現像ユニット13、クリーニング
器14が配設されている。また感光ドラム10の上方に
は転写定着装置20、給紙箱15、レジストローラ16
が配設され、感光ドラム10の左方にはレーザスキャナ
17、ミラ−18,19が配設されている。
【0015】現像ユニット13にはマゼンタ色、シアン
色、イエロー色、ブラック色のトナーを収容する4つの
現像器13a,13b,13c,13dが組み込まれて
おり、現像ユニット13が図1中矢印方向に移動するこ
とにより、必要な現像器13a,13b,13c,13
dを感光ドラム10に位置決めし、感光ドラム10上に
所定色のトナー像を形成できるようになっている。現像
器13a,13b,13c,13d内の現像剤はトナー
とキャリアとが一定比率で混合されたものから構成され
、現像器13a,13b,13c,13dの現像シリン
ダー周りにブラシ状に穂立ちされた現像剤のうちトナー
のみが現像シリンダーへのバイアス電圧の印加によって
感光ドラム10側に供給される。
【0016】転写定着装置20は無端状のフィルム状シ
ート材からなる中間転写ベルト21と、該中間転写ベル
ト21を回転移動させる駆動ローラ22と、中間転写ベ
ルト21に張力を与えるテンションローラ23と、感光
ドラム10に対向する如く転写ベルト21の内面側に配
設され、感光ドラム10上のトナー像を中間転写ベルト
21に静電転写させる1次転写ローラ24と、中間転写
ベルト21の内面側にこの中間転写ベルト21と当接し
て配設されるヒータ25と、中間転写ベルト21を介し
てヒータ25と対向する如く配設され、この中間転写ベ
ルト21に接離可能な加圧ローラ26等とから構成され
ている。
【0017】前記ヒータ25は中間転写ベルト21を上
方に持ち上げる如く配設され、テンションローラ23と
ヒータ25間の中間転写ベルト21は水平状態で張られ
ているが、ヒータ25と駆動ローラ22間の中間転写ベ
ルト21はヒータ25の角部で約45度だけ下方に屈曲
され記録紙Pの分離部を形成した状態で張られている。 尚、27は駆動ローラ22回転用のモータ、28は該モ
ータ27を制御するための制御回路である。
【0018】即ち、1次帯電器12によって一様帯電さ
れた感光ドラム10にレーザスキャナ17、ミラー18
,19を介して所定色(例えばマゼンタ色)の画像光L
が露光されると、この感光ドラム10上には静電潜像が
形成される。該静電潜像は感光ドラム10の回転ととも
に、所定位置に位置決めされた現像ユニット13のマゼ
ンタ現像器13aによりトナーが供給されてマゼンタ色
のトナ−像として顕像化される。そして、このトナー像
は感光ドラム10の回転とともに1次転写ローラ24の
方へ移動され、転写バイアス電圧が印加されたこの1次
転写ローラ24により、中間転写ベルト21上に1次転
写される。
【0019】マゼンタ色のトナー像の転写が終了した感
光ドラム10はクリーニング器14により残留トナーが
クリーニングされ、前露光ランプ11により除電された
後、再び1次帯電器12により帯電され、レーザスキャ
ナ17を介して次のシアン色の画像光Lが露光され、静
電潜像が形成される。該静電潜像は現像ユニット13の
シアン現像器13bによりトナーが供給されてシアン色
のトナー像として顕像化され、該トナー像は1次帯電ロ
ーラ24によって中間転写ベルト24上のマゼンタ色の
トナー像上に多重転写される。この場合、中間転写ベル
ト21は駆動ローラ22等によって回転されているが、
マゼンタ色のトナー像を1次帯電ローラ24の位置に移
動させるタイミングは制御回路28によりモータ27を
コントロールしてなされる。尚、この間加圧ローラ26
は中間転写ベルト21から離間した状態となっている。
【0020】以後同様な作業が繰り返され、中間転写ベ
ルト21上にイエロー色、ブラック色のトナー像が多重
転写され、この多重転写されたトナー像がヒータ25と
加圧ローラ26間に移動してきた段階で、このトナー像
はヒータ25による加熱と加圧ローラ26による押圧に
よって記録紙P上に転写され同時に定着される。この作
業は、中間転写ベルト21上のトナー像を加圧ローラ2
6と中間転写ベルト21間にある記録紙P上にヒータ2
5により加熱溶融させると共に、加圧ローラ26により
加圧してなされ、中間転写ベルト21に付着した記録紙
Pはヒータ25と加圧ローラ26間を出た分離部で中間
転写ベルト21から曲率分離される。尚、給紙箱15か
ら取り出された記録紙Pはレジストローラ16によって
タイミングを合されて、ヒータ25及び加圧ローラ26
等の方へ搬送される。
【0021】ここで、多色のカラー画像を形成するため
に使用されるいわゆるシャープメルト性のトナーについ
て説明する。
【0022】トナーは、ポリエステル樹脂またはスチレ
ンーアクリルエステル樹脂の如き結着樹脂、着色剤(染
料、昇華性染料)、荷電制御剤の如きトナー形成用材料
を溶融混練、粉砕、分級することにより製造される。必
要とあれば、トナーに各種外添剤(例えば、疎水性コロ
イダルシリカ)を添加する外添工程を付加してもよい。
【0023】カラートナーは、定着性及びシャープメル
ト性を考慮すると、結着樹脂としてポリエステル樹脂を
使用したものが特に好ましい。シャープメルト性ポリエ
ステル樹脂としては、ジオール化合物とジカルボン酸と
から混合される分子の主鎖にエステル結合を有する高分
子化合物が例示される。
【0024】特に、次式 (式中Rはエチレンまたはプロピレン基であり、x,y
はそれぞれ1以上の正の整数であり、かつx+yの平均
値は2〜10である。)で代表されるビスフェノール誘
導体もしくはその置換体をジオール成分とし、2価以上
のカルボン酸又はその酸無水物又はその低級アルキルエ
ステルとからなるカルボン酸成分(例えばフマル酸、マ
レイン酸、無水マレイン酸、フタル酸、テレフタル酸、
トリメリット酸、ピロメリット酸など)とを少なくとも
共縮重合したポリエステル樹脂がシャープな溶融特性を
有するのでより好ましい。
【0025】ポリエステル樹脂の軟化点は75〜150
℃、好ましくは80〜120℃が良い。ポリエステル樹
脂を結着樹脂として含有するトナーの軟化特性を図3に
示す。軟化点の測定法に関して以下に説明する。
【0026】フローテスターCFT−500A型(島津
製作所製)を使用し、ダイ(ノズル)の直径0.2mm
、厚み1,0mmとして20Kgの押出荷重を加え初期
設定温度70℃で、予熱時間300秒の後、6℃/分の
速度で等速昇温した時、描かれるトナーのプランジャー
降下量−温度曲線(以後軟化S字曲線という)を求める
。試料となるトナーは1〜3g精秤した微粉末を用い、
プランジャー断面積は10cm2 とする。軟化S字曲
線は図3のようなカーブとなる。等速昇温するに従い、
トナーは徐々に加熱され流出が開始される(プランジャ
ー降下A→B)。さらに昇温すると溶融状態となったト
ナーは大きく流出し(B→C→D)プランジャー降下が
停止し終了する(D→E)。
【0027】S字曲線の高さHは全流出量を示し、H/
2のC点に対応する温度T0はその試料(例えば、トナ
ーまたは樹脂)の軟化点を示す。
【0028】トナー及び結着樹脂がシャープメルト性を
有するか否かは、トナーまたは結着樹脂の見掛けの溶融
粘度を測定することにより判定できる。
【0029】本発明においてシャープメルト性を有する
トナーまたは結着樹脂とは見掛けの溶融粘度が103ボ
イズを示す時の温度をT1、5×102ボイズを示す時
の温度をT2とした時 T1=90〜150℃ |ΔT|=|T1−T2|=5〜20℃の条件を満たす
ものをいう。
【0030】これらの温度−溶融粘度特性を有するシャ
ープメルト性樹脂は加熱されることにより極めてシャー
プメルトに粘度低下を起こすことが特徴でる。このよう
な粘度低下が最上部トナー層と最下部トナー層との適度
な混同を生じせしめ、さらにトナー層自体の透明性を急
激に増加させ、良好な減色混合を起こすものである。一
方、このようなシャープメルト性のカラートナーは親和
力が大きく定着時、オフセットし易い。
【0031】さて、以上の如きシャープメルト性のトナ
ーを使用し、中間転写ベルト21を介して記録紙P上に
多色画像を形成すれば、このトナーの特性として離型性
が悪いため、中間転写ベルト21から記録紙Pへの転写
等が十分になされず、画像不良を生じさせてしまうと共
に、中間転写ベルト21上に残留したトナーが他の記録
紙Pに付着してしまうオフセット現像が生じ易い。そこ
で、本実施例ではトナーの離型性向上のために転写定着
装置20を図1で示されるものの如く構成した。
【0032】先ず、ヒータ25を低熱容量の細い線状加
熱体等で構成し、トナー像Tの加熱を短時間で行なうこ
とにより、その後の冷却を短時間でシャープに行なって
中間転写ベルト21からのトナー像の離型性の向上を図
った。
【0033】ヒータ25は図1で示される如く、中間転
写ベルト21の横断方向(移動方向に直交する方向)を
長手方向とし、該長手方向に沿って内部に上向き凹溝2
51aが形成され剛性、高耐熱性、断熱性を有するヒー
タ支持体251と、該ヒータ支持体251の凹溝251
a内に配設されるヒータ基板252と、ヒータ支持体2
51の凹溝251a内のヒータ基板252上に設けられ
る細い発熱体253と、ヒータ基板252の下部側に設
けられる検温素子254等から構成される。
【0034】ヒータ支持体251は加熱体253を中間
転写ベルト21に対して断熱支持するもので、例えばP
PS(ポリフェニレンサルファイド)、PAI(ポリア
ミドイミド)、PI(ポリイミド)、PEEK(ポリエ
ーテルエ−テルケトン)、液晶ポリマー等の高耐熱性樹
脂や、これ等の樹脂とセラミックス、金属、ガラス等と
の複合材料等で構成される。ヒータ基板252は1例と
して厚み1.0mm、幅10mm、長さ310mmのア
ルミナ基板等から構成される。
【0035】検温素子254は一例としてヒータ基板2
52の下面(発熱体253の配設とは逆の面)の略中央
部にPt(白金)等をスクリーン印刷等により膜上に塗
工して構成される低熱容量の測温抵抗体から構成される
。尚、検温素子254として低熱容量のサーミスタ等を
ヒータ基板252に当接して配置するようにしてもよい
【0036】発熱体253は例えばヒータ基板252の
上面の略中央部長手方向に沿ってAg/Pd(銀、パラ
ジウム)等の電気抵抗材料を厚み約10μm、幅1〜3
mm(長さは中間転写ベルト21と略同一)の大きさで
スクリーン印刷等により塗工し、その上に表面保護層と
して耐熱ガラスを約10μmコートした線状(又は帯状
)のものであり、中間転写ベルト21の幅方向に配設さ
れるトナー像Tを短時間で加熱溶融できるものである。 この発熱体253はその長手方向両端部より100Vの
AC電源が通電され、その全長に亘って熱を発生するも
のであり、検温素子254の検知温度に応じて通電電力
の位相角が180度となるように制御されるものである
【0037】次に中間ベルト21を耐熱性、離型性、耐
久性等のある単層又は複合層フィルム(耐熱層である基
層上に離型層を積層したもの)から構成し、その離型性
の向上を図った。具体的には耐熱層として20μm厚さ
のポリイミドを使用し、離型層として10μm厚さのR
TV(室温加硫タイプ)シリコンゴムを使用した。耐熱
層、離型層の形成方法は、ポリミド層をブラスト処理等
により表面加工した後、RTVシリコンゴム用のプライ
マ−をスプレ−塗工により膜状に塗布し、その上にRT
Vシリコンゴムをスプレー塗布することにより行なう。
【0038】尚、加圧ローラ26はシリコンゴム等の離
型性の良いゴム弾性層から構成され、不図示の付勢手段
により、必要により例えば4〜7Kgの力で記録紙P及
び中間転写ベルト21をヒータ25側に押圧させるもの
であり、図1で示される如くその記録紙P当接側が該記
録紙Pの搬送方向に回転するようになっている。
【0039】以上の如く転写定着装置20を構成したた
め、中間転写ベルト21上のトナー像Tを記録紙Pに転
写定着させるに当り、ヒータ25を介してトナー像Tの
加熱、冷却が瞬時にシャープに実現され、中間転写ベル
ト21からのトナーの離型性がよくなって、シャープメ
ルト性のトナーからなる多色トナー像Tであってもオフ
セットや画像不良を生じさせることなく記録紙P上に転
写定着できることとなる。また、中間転写ベルト21の
離型性も離型層としてシリコンゴムを使用することによ
り向上されているため、以上の効果は更に向上する。
【0040】次に、本発明の第2実施例を図4により説
明する。尚、第1実施例に係るものと同一機能を有する
ものについては同一符号を付しその説明を省略する。
【0041】本実施例では転写定着装置20に記録紙P
の分離手段として第2テンションローラ29を設け、加
圧ローラ26やヒータ25を介してトナー像Tが転写定
着された記録紙Pを中間転写ベルト21から直ちに分離
させるのではなく、該中間転写ベルト21に記録紙Pを
付着させた状態で所定距離搬送させ、中間転写ベルト2
1及び記録紙Pを十分に冷却させた後、この記録紙Pを
第2テンションローラ29の位置で中間転写ベルト21
から分離するようにした。尚、中間転写ベルト21、ヒ
ータ25、加圧ローラ26等は第1実施例のものと同一
のものが使用されるものとする。
【0042】而して、本実施例でもヒータ25、中間転
写ベルト21等により第1実施例と同様な効果を得るこ
とができると共に、本実施例では特に記録紙P及び中間
転写ベルト21を十分に冷却させた後、記録紙Pを中間
転写ベルトから分離するようにしているため、中間転写
ベルト21からのトナーの離型性が一層向上する。特に
記録紙Pや中間転写ベルト21の冷却が複雑な冷却装置
等を設けることなく、第2テンションローラ29の追加
のみで簡単になせるという点に本実施例の特徴がある。
【0043】次に、本発明の第2実施例を図5により説
明する。尚、第1実施例に係るものと同一機能を有する
ものについては同一符号を付しその説明を省略する。
【0044】本実施例では加圧ローラ26にトナーと逆
極性の電圧を印加し、静電引力を利用して中間転写ベル
ト21からのトナー像の離型性の向上を図った。即ち、
加圧ローラ26の芯金部26aにバイアス電源30を介
してトナーと逆極性(トナーは正に帯電されているもの
とす)の負のバイアス電圧を印加できるようにし、記録
紙P上にトナー像Tの転写定着が開始された時点で、加
圧ローラ26に負のバイアス電圧を引加するようにした
。尚、ヒータ25、中間転写ベルト21等は第1実施例
に係るものと同一のものが使用されているものとする。
【0045】而して、本実施例でもヒータ25、転写ベ
ルト21等により第1実施例と同様な効果を得ることが
できると共に、本実施例では特に加圧ローラ26をトナ
ーと逆極性に帯電させるようにしているため、中間転写
ベルト21上のトナー像は静電引力の作用により記録紙
P側に移動容易となり、中間転写ベルト21からのトナ
ーの離型性の向上を図ることができる。
【0046】尚、加圧ローラ26の押圧力を上げること
により転写定着の効率、即ち、離型性の向上を図ること
も考えられるが、この場合中間転写ベルト21の制御が
困難となり、該中間転写ベルト21の回動にピッチムラ
が生じて好ましくない。
【0047】
【発明の効果】以上の説明で明らかな如く本発明によれ
ば、中間転写体上の多色トナー像を線状ヒータで瞬時に
加熱溶融するようにしているため、記録材上に転写定着
されたトナー像の冷却も短時間のうちにシャープになさ
れ、中間転写体からのトナーの離型性が向上する。従っ
て、記録材上のトナー像に転写定着不良は生じず、オフ
セットも生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る転写定着装置の主要部の断面
図である。
【図2】同転写定着装置を備えた画像形成装置の主要部
の断面図である。
【図3】トナーの軟化特性を示す図である。
【図4】第2実施例に係る転写定着装置の主要部の断面
図である。
【図5】第3実施例に係る転写定着装置の主要部の断面
図である。
【符号の説明】
10      感光ドラム(像担持体)21    
  中間転写ベルト(中間転写体)25      ヒ
ータ(熱源) 26      加圧ローラ(ローラ)253    
発熱体(線状ヒータ) P        記録紙(記録材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  像担持体に形成された各色のトナー像
    を所定方向に移動するフィルム状の中間転写体に順次一
    次転写した後、この中間転写体を挟み込む如く配設され
    る熱源とローラ間に記録材を通過させ、中間転写体上の
    多色トナー像をこの記録材上に同時に転写、定着させる
    転写定着装置において、前記熱源を中間転写体の移動方
    向に直交して配設される細い線状ヒータで構成したこと
    を特徴とする転写定着装置。
  2. 【請求項2】  前記中間転写体の表面層をシリコンゴ
    ムで構成したことを特徴とする請求項1記載の転写定着
    装置。。
  3. 【請求項3】  前記中間転写体の移動方向の、熱源と
    ローラからやや離間した位置に記録材を中間転写体から
    分離する分離手段を設けたことを特徴とする請求項1又
    は2記載の転写定着装置。
  4. 【請求項4】  中間転写体に対し記録材側に配設され
    る前記ローラにトナーと逆極性の電圧を印加したことを
    特徴とする請求項1又は2記載の転写定着装置。
JP3045454A 1991-02-19 1991-02-19 転写定着装置 Pending JPH04264476A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3045454A JPH04264476A (ja) 1991-02-19 1991-02-19 転写定着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3045454A JPH04264476A (ja) 1991-02-19 1991-02-19 転写定着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04264476A true JPH04264476A (ja) 1992-09-21

Family

ID=12719799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3045454A Pending JPH04264476A (ja) 1991-02-19 1991-02-19 転写定着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04264476A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5969746A (en) * 1995-12-18 1999-10-19 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus for reproducing halftone images
JP2010210840A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Ricoh Co Ltd 転写定着装置及び画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5969746A (en) * 1995-12-18 1999-10-19 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus for reproducing halftone images
JP2010210840A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Ricoh Co Ltd 転写定着装置及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07210022A (ja) トナー画像定着方法及び加熱加圧フューザ
WO2003065128A1 (fr) Dispositif electro-photographique pleine couleur dans lequel est utilise un toner liquide
JPH0844220A (ja) 画像形成装置
US5499088A (en) Color toner image fixing apparatus having a back-up member, heater and film with a deformable surface layer
JPH02162383A (ja) 画像形成装置
JP2621449B2 (ja) 定着装置
JPH04264476A (ja) 転写定着装置
JP2002278338A (ja) 定着装置及びその定着装置を有する画像形成装置
JP2002244450A (ja) カラー画像形成装置
JPH09160408A (ja) 画像形成装置
JP2542079B2 (ja) 定着装置
JPH0915933A (ja) 画像形成装置及び加熱装置
JPH0916004A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP2962859B2 (ja) 定着装置
JP2851216B2 (ja) 画像形成装置
JPH08272256A (ja) 画像形成装置
JPH0619352A (ja) 画像形成装置
JPH0268582A (ja) 定着ローラ
JPH05265344A (ja) 混色定着装置
JP2004078114A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JPH05273877A (ja) 画像形成装置
JPH04240884A (ja) 定着装置
JPH05216359A (ja) 定着装置
JPH03241380A (ja) 加熱装置
JPH07271134A (ja) 画像形成装置