JP2010202002A - 車両用室内照明灯 - Google Patents

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宏幸 鈴木
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Abstract

【課題】天井板に取り付けられたハウジングを、簡単かつ速やかに取り外し可能にし、ハウジングの係止部および当接部間に天井板の開口部縁部が適確に保持されているか否かを看取可能にする。
【解決手段】ロック凸部43により維持されている挟持状態を解除するための治具61を挿入可能にするための治具孔58を、該ロック凸部43の下方に設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の天井に取り付けられる車両用室内照明灯に関するものである。
車両用室内照明灯として、内部にバルブを有するハウジングを、天井板の開口部へ嵌め込むようにして取り付けるものが種々提案されている。図9〜図12はかかる従来の車両用室内照明灯を示す(特許文献1参照)。この車両用室内照明灯について説明すると、車両用室内照明灯11は、図示しないバルブが取り付けられるハウジング12を有している。このハウジング12は、例えば、射出成形により合成樹脂から形成されており、平面視略矩形状に形成されている。このハウジング12は、その上面側が天井板に対する取り付け面とされており、この取り付け面には、その四隅に、取り付け部13が設けられている。
そして、この室内照明灯11は、そのハウジング12を、車両の天井板21に形成した矩形状の開口部22に嵌め込むことにより、取り付け部13が開口部22の縁部に係合し、天井板21に取り付けられる。天井板21は、その開口部22の縁部が、周方向にわたって上方へ屈曲されて突出された突条部23とされている。
図10に示すように、取り付け部13は、係止部31を有している。この係止部31は、外方へ突出する円弧面を持つ突出部32を有しており、この突出部32の上方側および下方側には、それぞれテーパ面33、34が形成されている。
テーパ面33は、天井板21の開口部22への嵌め込み方向(上方)へ向かってハウジング12の内方へ次第に傾斜するテーパ形状に形成されている。また、テーパ面34は、突出部32の突出方向へ向かって次第に上方へ傾斜するテーパ形状に形成されている。
係止部31は、その上部が、アーム35によってハウジング12に連結されている。このアーム35は、肉薄に形成されて弾性変形可能とされている。そして、この係止部31は、アーム35によるハウジング12との連結箇所を支点として、回動可能とされている。
また、係止部31の上端部には、上方へ突出するレバー36が形成されており、係止部31は、レバー36に、図10中矢印イ方向へ力が作用すると、アーム35による連結箇所を支点として突出部32の突出方向へ回動される。
係止部31は、その下端部に、ハウジング12の内方へ向かって延在するロック片41を有しており、このロック片41の先端部には、ロック凸部42、43がそれぞれ上下に突出するように形成されている。なお、ロック凸部43は、下方へ向かってハウジング12の内方へ次第に傾斜するテーパ面44を有している。
ハウジング12は、ガイドスリット46を有しており、このガイドスリット46には、ロック片41が挿通されている。また、ガイドスリット46のハウジング12の内方側には、係合凸部47が形成されており、この係合凸部47とガイドスリット46との間に、下方側のロック凸部43が嵌合可能な溝部48が形成されている。そして、ロック片41と係合凸部47とからロック機構が構成されている。また、溝部48を形成する係合凸部47は、上方へ向かってハウジング12の外方側へ次第に傾斜するテーパ面49を有している。
ハウジング12は、その外周縁部が当接部51とされており、この当接部51には、天井板21の開口部22の縁部における下面部分が当接されるようになっている。
次に、上記構造の車両用室内照明灯11を天井板21に取り付ける場合について説明する。図11および図12は、それぞれ室内照明灯の天井板21への取り付け方を示す取り付け部の構造の要部断面図である。
室内照明灯11を天井板21に取り付けるには、まず、取り付け部13を上方に向けた状態にて、室内照明灯11のハウジング12を、天井板21の開口部22へ嵌め込む。このようにすると、ハウジング12の取り付け部13を構成する係止部31のテーパ面33が、天井板21の開口部22の縁部に当接する。
さらに、図11に示すように、ハウジング12の当接部51が天井板21の下面に当接するまでハウジング12を開口部22へ嵌め込む。すると係止部31のテーパ面33が開口部22の縁部によってハウジング12の内方へ押圧される。これにより、アーム35が弾性変形し、係止部31がアーム35によるハウジング12との連結箇所を支点としてハウジング12の内方へ回動され、ロック片41がガイドスリット46に案内されてハウジング12の内方へ押し込まれる。
次いで、この状態にて、係止部31のレバー36をハウジング12の内方(図10中矢印イ方向)へ押圧すると、係止部31がアーム35によるハウジング12との連結箇所を支点としてハウジング12の外方へ回動され、係止部31のテーパ面34が天井板21の開口部22の縁部へ乗り上げる。これにより、天井板21の開口部22の縁部に形成された突条部23は、当接部51と係止部31とによって挟持される。
更に、レバー36を矢印イ方向へ押圧すると、ロック片41に形成された下方のロック凸部43のテーパ面44が溝部48を形成する係合凸部47のテーパ面49に当接し、これらのテーパ面44、49の傾斜方向に沿ってロック片41が持ち上がる。そして、ロック片41の下方のロック凸部43が係合凸部47を乗り越えると、図12に示すように、このロック凸部43が溝部48に嵌合するとともに、下方のロック凸部43および上方のロック凸部42がガイドスリット46の縁部に係合し、係止部31の回動が規制される。また、ロック片41の下方のロック凸部43は、係合凸部47に係合し、係止部31の逆方向への回動も規制され、ハウジング12の内方側へ戻ることなく、外部に突出した状態に維持される。
特開2005−306132号公報
しかしながら、かかる従来の車両用室内照明灯にあっては、ハウジング12を天井板21に組み付けた後で、例えば照明灯用電線に断線事故が発生するなどしてその前記レバー36を前記矢印イ方向やその逆方向に操作することによっても、ロック凸部43と係合凸部との係合解除は不可能である。また、ロック凸部43と係合凸部との係合状態がハウジング12の外部(下部)から看取できないため、ハウジング12自体を天井板21から取り外すことができない。この結果、天井板21をこれの取り付け部から取り外す必要があり、そのために面倒で煩雑な作業を行わなければならず、このことに多大な作業時間を費やしてしまうという不都合があった。
また、ハウジングの天井板への取り付けが確実か否か、つまり前記係止部31および当接部51間に天井板21の開口部22の縁部が適確に保持されているか否かを目視等で確認することもできないという不都合があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、天井板に取り付けられたハウジングを、簡単な治具操作によって天井板から速やかに取り外し可能にするとともに、前記係止部および当接部間に天井板の開口部の縁部が適確に保持されているか否か、つまりハウジングが天井板から不用意に脱抜することがないように確実に固定されているか否かを容易に確認することができる車両用室内照明灯を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る車両用室内照明灯は、下記(1)〜(3)を特徴としている。
(1) 車両の天井板に取り付けられる車両用室内照明灯であって、
前記天井板に形成された開口部に嵌め込まれるハウジングと、該ハウジングの外方へ突出可能に設けられた係止部とを有し、
該係止部が、前記ハウジングを前記開口部に嵌め込んだ状態にて前記ハウジングの外方へ突出されることにより前記ハウジングの外周縁部とともに前記天井板の開口縁部を挟持し、
前記ハウジングの外方へ突出された前記係止部を固定し、前記ハウジングの外周縁部と前記係止部とによる前記天井板の開口縁部の挟持状態を維持するロック機構を備え、
前記ロック機構により維持されている挟持状態を解除するための治具を挿入可能にするための治具孔を、該ロック機構の下方に設けたこと。
(2)上記(1)の構成の車両用室内照明灯であって、
前記治具孔は、前記ロック機構により維持されている挟持状態を解除する際の前記治具の移動方向に沿って長軸が延びる楕円形状であること。
(3)上記(1)または(2)の構成の車両用室内照明灯であって、
前記ロック機構には、前記治具孔に挿入された前記治具の先端を係止する凹部が形成されたこと。
上記(1)の構成の車両用室内照明灯によれば、前記ハウジングの外周縁部と前記係止部とによる前記天井板の開口縁部の挟持状態は、この治具孔に係止用のロック凸部が係止されていることをハウジングの下方から看取することで確認することができる。また、この治具孔を通してハウジングの下方から治具を挿入し、その治具の先端を係止部の一部に衝き当てながらこの係止部を前記ハウジング内の上方へ押し上げることで、これを前記ハウジングの内方側へ移動させることができる。この移動によって、係止部は天井板の開口縁部に対する前記挟持状態を解除し、その係止部の突出部がその天井板の開口縁内周面に接する位置に至る。従って、この状態でハウジングの一部を摘むなどして下方への引き下ろすと、このハウジングを天井板から簡単に取り外すことができる。この結果、照明用配線の修理や保守管理を、天井板を取り外さなくても簡単、迅速に実施可能になる。
上記(2)の構成の車両用室内照明灯によれば、治具の先端を係止部のロック凸部下面に衝き当てながら治具孔の長軸方向に沿って移動させることで、前記ハウジングの外周縁部と前記係止部とによる前記天井板の開口縁部の挟持状態をスムースに解除することができる。また、一旦前記ハウジングの外周縁部と前記係止部とによる前記天井板の開口縁部の挟持状態を解除した後であっても、係止部のロック凸部に衝き当てながら、挟持状態を解除する場合とは逆方向に治具の先端を移動させることによって、前記ハウジングの外周縁部と前記係止部によって前記天井板の開口縁部を再び挟持させることができる。
上記(3)の構成の車両用室内照明灯によれば、前記治具孔に挿入された治具の先端が前記ロック凸部の凹部に係止されることで、治具の先端が前記ロック凸部に対して滑ることなく、前記係止部の移動や回動の動作を確実かつ速やかに実施可能にし、車両用室内照明灯の組み付け作業を効率化することができる。
本発明によれば、天井板に取り付けられたハウジングを、天井板を外すことなく、治具操作によって天井板から簡単かつ速やかに取り外すことができるとともに、天井板の開口部の縁が、前記ハウジングの係止部および当接部間に適確に保持されているか否かをハウジングの外から看取、確認することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の実施形態である車両用室内照明灯における取り付け部の要部を示す断面図である。 図1における車両用室内照明灯の天井板への取り付け構造を示す要部の断面図である。 図1における車両用室内照明灯の天井板への取り付け構造を示す要部の断面図である。 図1における車両用室内照明灯の天井板からの取り外し構造を示す要部の断面図である。 本発明の実施形態である車両用室内照明灯の天井板からの他の取り外し構造を示す要部の断面図である。 図5における長孔付近の拡大斜視図である。 図5における長孔を利用した治具操作状況を示す説明図である。 図1におけるロック凸部の他の例を斜め下方から見た斜視図である。 従来の車両用室内照明灯の構造を示す斜視図である。 図8における車両用室内照明灯の構造の要部を示す断面図である。 図8における車両用室内照明灯の天井板への取り付け構造を示す要部の断面図である。 図8における室内照明灯の天井板への取り付け構造を示す要部の断面図である。
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1の実施形態である車両用室内照明灯の構造を示す斜視図、図2は、図1における車両用室内照明灯の天井板への取り付け構造を示す要部の断面図、図3は、図1における車両用室内照明灯の天井板への取り付け構造を示す要部の断面図、図4は、図1における車両用室内照明灯の天井板からの取り外し構造を示す要部の断面図、図5は、本発明の実施形態である車両用室内照明灯における他の取り付け部の要部を示す断面図、図6は、図5における長孔付近の拡大斜視図、図7は、図5における長孔を利用した治具操作状況を示す説明図、図8は、図1におけるロック凸部の他の例を斜め下方から見た斜視図である。
車両用室内照明灯11は、バルブが取り付けられるハウジング12を有し、このハウジング12は、合成樹脂の射出成形により平面視で略矩形状に形成されている。このハウジング12は、その上面側が天井板21に対する取り付け面とされている。この取り付け面には、その四隅に、取り付け部13が設けられている。
この室内照明灯11は、そのハウジング12を、車両の前記天井板21に形成した矩形状の開口部22へ押し込むようにして嵌め込むことで、取り付け部13が開口部22の縁部に係合し、天井板21に取り付けられる。天井板21は、その開口部22の縁部が、周方向にわたって上方へ屈曲されて突出された突条部23とされている。
取り付け部13は、係止部31を有している。この係止部31は、外方へ突出する突出部32を有しており、この突出部32の上方側および下方側には、それぞれテーパ面33、34が形成されている。
テーパ面33は、天井板21の開口部22への嵌め込み方向へ向かってハウジング12の内方へ次第に傾斜している。テーパ面34は、突出部32の突出方向へ向かって次第に上方へ傾斜している。
係止部31は、その上部が、アーム35によってハウジング12に連結されている。このアーム35は、肉薄に形成されて弾性変形可能とされている。そして、この係止部31は、アーム35によるハウジング12との連結箇所を支点として、回動可能とされている。
また、係止部31の上端部には、上方へ突出するレバー36が形成されており、係止部31は、レバー36に、図1中矢印イ方向へ力が作用すると、アーム35による連結箇所を支点として突出部32の突出方向へ回動される。
係止部31は、その下端部に、ハウジング12の内方へ向かって延在するロック片41を有しており、このロック片41の先端部には、ロック凸部42、43がそれぞれ上下に突出するように形成されている。なお、ロック凸部43は、下方へ向かってハウジング12の内方へ次第に傾斜するテーパ面44を有している。
ハウジング12は、ガイドスリット46を有しており、このガイドスリット46には、前記ロック片41がそのロック片41の長手方向に移動可能に挿通されている。ハウジング12とアーム35との前記連結箇所からは、垂下突起片55が下方に向けて突設されている。
また、ハウジング12には、その垂下突起片55の下方にこの垂下突起片55に対し所定間隔をおいて、略水平に伸びる底部壁56が延設されている。そしてこの底部壁56上面の垂下突起片55に対向する位置に、起立突起片57が形成されている。そして、これらの垂下突起片55および起立突起片57間が前記ガイドスリット46を構成している。
また、ガイドスリット46よりもハウジング12の内方側の底部壁56には、係合凸部47が形成されており、この係合凸部47と起立突起片57との間に、ロック凸部43の下端部が係合(または嵌合)可能な治具孔58が形成されている。この治具孔58はロック凸部43と治具孔58との嵌合を解除するための治具61を底部壁56下方から挿入できる貫通孔である。そして、ロック片41と係合凸部47と治具孔58とからロック機構が形成されている。また、治具孔58を形成する係合凸部47は、上方へ向かってハウジング12の外方側へ次第に傾斜するテーパ面49を有している。
ハウジング12は、前記底部壁56に連続する外周部上面が天井板21に対する当接部51とされており、この当接部51には、天井板21の開口部21の縁部における下面部分が当接されるようになっている。
次に、上記構造の車両用室内照明灯11を天井板21に取り付ける場合について説明する。図2および図3は、それぞれ室内照明灯11の天井板21への取り付け方を示している。
室内照明灯11を天井板21に取り付けるには、まず、取り付け部13を上方に向けた状態にて、室内照明灯11のハウジング12を、天井板21の開口部22へ押し込むようにして嵌め込む。このようにすると、ハウジング12の取り付け部13を構成する係止部31のテーパ面33が、天井板21の開口部22の縁部に当接する。
すなわち、図2に示すように、ハウジング12の当接部51が天井板21の下面に当接するまでハウジング12を開口部22へ押し込むと、係止部31のテーパ面33が開口部22の縁部によってハウジング12の内方へ押圧される。これにより、アーム35が弾性変形し、係止部31がアーム35によるハウジング12との連結箇所を支点としてハウジング12の内方へ回動され、ロック片41がガイドスリット46に案内されてハウジング12の内方へ押し込まれる。
この状態にて、係止部31のレバー36をハウジング12の内方(図1中矢印イ方向)へ押圧すると、係止部31がアーム35によるハウジング12との連結箇所を支点としてハウジング12の外方へ回動され、係止部31のテーパ面34が天井板21の開口部22の縁部へ乗り上げる。これにより、天井板21の開口部22の縁部に形成された突条部23は、当接部51と係止部31とによって挟持される。
更に、レバー36を矢印イ方向へ押圧すると、ロック片41に形成された下方のロック凸部43のテーパ面44が治具孔58の開口部を形成する係合凸部47のテーパ面49に当接し、これらのテーパ面44、49の傾斜方向に沿ってロック片41が持ち上がる。そして、ロック片41の下方のロック凸部43が係合凸部47を乗り越えると、図3に示すように、このロック凸部43が治具孔58の開口部に落ち込むように嵌合する。
また、下方のロック凸部43および上方のロック凸部42がガイドスリット46を構成する垂直突起片55および起立突起片57に係合し、レバー36の押圧操作による係止部31の前記回動が規制される。また、ロック片41の下方のロック凸部43は、係合凸部47に係合し、係止部31の逆方向への回動も規制され、ハウジング12の内方側へ戻ることはない。これにより、これにより係止部31の突出部32は天井板21の開口部22の縁部に乗り上げた状態が維持される。
このように、ハウジング12を天井板21の開口部22に嵌め込んだ状態にて、係止部31をハウジング12の外方へ突出させることにより、極めて容易に、天井板21の開口部22の縁部を、ハウジング12の当接部51と係止部31とによって確実に挟持し、ハウジング12を天井板21にガタつきなく取り付けることができる。
次に、ハウジング12の当接部51と係止部31とによる天井板21の開口部22の端部に対する挟持状態を解除する場合を説明する。この場合には、図4に示すようにドライバなどの治具61を用意するとともに、ハウジング21の底部壁56に嵌合された透明カバー(または半透明カバー)63を外す。そして、その治具61の先端部61aを底部壁56の下方から前記治具孔58に挿入する。
その治具61の先端部61aは、治具孔58内でその治具孔58の開口部に臨むロック凸部43の下面を受ける。ここで前記治具61の先端部を治具孔58内に、矢印P方向に更に強く挿入していくと、ロック凸部43は治具孔58の開口部から浮上するように上方に強制的に押し上げられる。
このとき、前記テーパ面34は天井板21の開口部22の縁部からハウジング12の内方への、係止部31が持つ反発力を受けている。このため、ロック凸部43は係合凸部47との係合が解除されると、続いてハウジング12の内方(図4の矢印R方向)へ移動する。従って、ロック片41もガイドスリット46にガイド(支承)されながらハウジング12の内方へ移動する。
この係止部31のハウジング12内方への移動によって、ハウジング12の当接部51と係止部31とによる天井板21の開口部22の縁部に対する挟持状態が解除される。この解除された状態では、係止部31の突出部32が開口部22の周縁に軽く摩擦接触した状態である。従って、前記治具61の先端部61aを治具孔58から抜き去りハウジング12の一部、例えば前記底部壁56の当接部51等に指先や爪先を掛けて引き下げることにより、ハウジング12を天井板21から簡単かつ迅速に分離することができる。このため、照明灯用電線の修理や保守、管理を迅速に実施することができる。
また、前記ハウジング12の当接部51と係止部31とによる天井板21の開口部22の縁部に対する挟持状態は、ハウジング12の下部から治具孔58を通してロック凸部42の下端を看取することで、容易に確認することができる。
また、常時は、治具孔58がロック凸部43の下端面によって塞がれているため、この治具孔58を通してハウジング12の内部がこのハウジング12の外側(下方)から露見することがない。このため、所望のデザインを持つハウジング12の外観全体の美感を損ねることもない。また、治具孔58を通してに湿気や塵埃がハウジング12内に浸入することをも回避できる。
なお、前記においては、治具孔58が治具61の先端部61aが挿入可能なサイズ幅の貫通孔である場合について述べたが、図5乃至図7に示すように、ハウジング12の内方へ長軸が延びる楕円形状の長孔62としてもよい。この場合には、治具61の先端61aをその長孔62の領域内で移動操作可能になるため、この治具61による前記ロック凸部43の移動操作、つまりロック片の移動操作が容易になる。
すなわち、ハウジング12の底部板56の下方から長孔62内に治具61の先端部61aを挿入して、その先端部61a上にロック凸部43の下面を支持し、この支持を保った状態で治具61の先端部61aを長孔62内において、図7の矢印Q方向に移動させることで、係止部31自体の前記反発力を併用して、前記挟持状態を円滑かつ速やかに解除することができる。また、この治具操作によって、ハウジング12の当接部51と係止部31とによる天井板21の開口部22の縁部に対する再挟持、つまり再度のロック操作が可能になる。
また、前記においては、前記ロック片41のロック凸部43の下面、つまり治具61の先端部61aに当接されて操作される操作面43aが、各図に示すように平坦である場合を示した。これに対しこの操作面43aまたはテーパ面44、あるいはこれらの操作面43aおよびテーパ面44に連続する部位に、図7に示すような凹部43bを形成することができる。この場合には、この凹部43bに治具61の先端部61a端を係止させることで、そのロック凸部43を長孔62に沿って、ハウジング12内の所定位置に自由自在に移動させることができる。
従って、ハウジング12の当接部51と係止部31とによる天井板21の開口縁部に対する挟持状態の解除操作や再度の挟持ロック操作を容易化できる。この場合において、前記凹部43bは治具61の先端部61a端を係止可能であれば、その形状やサイズを問わない。
このように、本実施形態の車両用室内照明灯では挟持状態を解除する治具61の先端部61aを出し入れするための治具孔58を、ロック機構下方の底部壁56に設けたことによって、天井板21に取り付けられたハウジング12を、治具6の操作によって天井板21から簡単に取り外すことができる。また、係止部31および当接部51間に天井板21の開口部22の縁部が適確に保持されているか否か、つまりハウジング12が天井板21に確実に固定されているか否かを簡単に確認することができる。
また、前記治具孔58を、ロック凸部43により維持されている挟持状態を解除する際の治具61の移動方向に沿って長軸が延びる楕円形状の長孔62とすることにより、治具61の先端61aを係止部31のロック凸部43下面に衝き当てなが長孔62に沿って移動させることで、ハウジング12の外周縁部51と係止部31とによる天井板21の開口22縁部の挟持をスムースに行える。
さらに、前記ロック機構のロック凸部43に、治具孔58、62に挿入された治具61の先端61aを係止する凹部43bを形成したことで、治具61の先端61aがロック凸部43に対して滑ることなく、係止部31の移動や回動を確実かつ速やかに実施可能にし、車両用室内照明灯の組み付け作業を効率化できる。
11、61 車両用室内照明灯
12 ハウジング
13 取り付け部
21 天井板
22 開口部
31 係止部
34 テーパ面
36 レバー
41 ロック片(ロック機構)
42、43 ロック凸部
43a 操作面
43b 凹部
44 テーパ面
46 ガイドスリット(ガイド部)
47 係合凸部(ロック機構)
51 当接部(外周縁部)
55 垂下突起片
56 底部壁
57 起立突起片
58 治具孔
61 治具
61a 先端部
62 長孔(治具孔)
63 透明カバー(半透明カバー)

Claims (3)

  1. 車両の天井板に取り付けられる車両用室内照明灯であって、
    前記天井板に形成された開口部に嵌め込まれるハウジングと、該ハウジングの外方へ突出可能に設けられた係止部とを有し、
    該係止部が、前記ハウジングを前記開口部に嵌め込んだ状態にて前記ハウジングの外方へ突出されることにより前記ハウジングの外周縁部とともに前記天井板の開口縁部を挟持し、
    前記ハウジングの外方へ突出された前記係止部を固定し、前記ハウジングの外周縁部と前記係止部とによる前記天井板の開口縁部の挟持状態を維持するロック機構を備え、
    前記ロック機構により維持されている挟持状態を解除するための治具を挿入可能にするための治具孔を、該ロック機構の下方に設けたことを特徴とする車両用室内照明灯。
  2. 前記治具孔は、前記ロック機構により維持されている挟持状態を解除する際の前記治具の移動方向に沿って長軸が延びる楕円形状であることを特徴とする請求項1記載の車両用室内照明灯。
  3. 前記ロック機構には、前記治具孔に挿入された前記治具の先端を係止する凹部が形成されたことを特徴とする請求項1または2記載の車両用室内照明灯。
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