JP2008047358A - 照明器具取付装置 - Google Patents

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伸通 西浜
Tomoyuki Ono
登茂之 小野
Satoshi Uehara
上原  智
Tetsuhito Akizuki
徹人 秋月
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Abstract

【課題】大型化を防ぎつつ照明器具の保持強度を向上する。
【解決手段】引掛シーリングキャップ1のハウジング10上面から上方に突出する係合部12,12を、引掛シーリングボディ2のハウジング20下面に設けられた係合孔22,22に挿入して係合させる。故に、引掛刃11,11と引掛刃用刃受部の嵌合だけでなく係合部12,12と係合孔22,22の係合によっても照明器具100を保持することができて保持強度が向上する。しかも、引掛シーリングボディ2に外鍔部を設けていた従来例のように引掛シーリングキャップ1並びに引掛シーリングボディ2が大型化するのを防ぐことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、天井に取り付けられる引掛シーリングボディと、照明器具に取り付けられる引掛シーリングキャップとで構成される照明器具取付装置に関するものである。
この種の照明器具取付装置として引掛シーリングローゼットがある。引掛シーリングローゼットは、引掛シーリングキャップと引掛シーリングボディで構成され、引掛シーリングキャップの引掛刃で引掛シーリングボディの引掛刃用刃受部に嵌合することによって、電気的及び機械的に接続できるようにしたものである(JIS C 8310参照)。ここで、かかる引掛シーリングローゼットでは照明器具の重量を引掛刃と引掛刃用刃受部との嵌合部分のみで受けているため、相対的に重量の重い照明器具を取り付けることが困難であった。
そこで従来、引掛刃とは別に引掛シーリングキャップの上面に係止爪を突設し、引掛シーリングボディの周面に設けられた切り欠き部に係止爪を挿入し且つ引掛シーリングボディの周面下部に設けられた外鍔部に係止爪を係止することにより、引掛刃と引掛刃用刃受部の嵌合部分並びに係止爪と外鍔部の係合部分で照明器具の重量を受けるようにして相対的に重量の重い照明器具も取付可能とした照明器具取付装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−298635公報
しかしながら、特許文献1に記載されている従来例では引掛シーリングボディに設けられた外鍔部に引掛シーリングキャップの係止爪を係止しているため、引掛シーリングキャップ並びに引掛シーリングボディの双方とも外形寸法が大きくなってしまうという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、その目的は、大型化を防ぎつつ照明器具の保持強度が向上する照明器具取付装置を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、照明器具と電気的に接続される引掛刃を有した引掛シーリングキャップと、屋内の電気配線に接続された引掛刃用刃受部を有し天井に取り付けられる引掛シーリングボディとを備え、引掛刃を引掛刃用刃受部に嵌合することにより引掛シーリングキャップと引掛シーリングボディが電気的及び機械的に接続される照明器具取付装置において、上方に突出する係合部が引掛シーリングキャップの上面に設けられ、係合部が挿入されるとともに引掛刃が引掛刃用刃受部に嵌合した状態において係合部と係合する係合孔が引掛シーリングボディの下面に設けられたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、係合部は、引掛シーリングキャップの上面と略平行になるように折曲された係合爪が先端部分に設けられ、係合孔は、一端部が係合爪を挿入可能な寸法であり且つ一端部を除く部位が係合溝を挿入不可能な寸法である長孔状に形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、係合部と引掛刃を電気的に導通させる手段が引掛シーリングキャップに設けられ、引掛刃用刃受部と係合部を電気的に導通させる手段が引掛シーリングボディに設けられたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、引掛シーリングキャップ上面から上方に突出する係合部を、引掛シーリングボディ下面に設けられた係合孔に挿入して係合させれば、引掛刃と引掛刃用刃受部の嵌合だけでなく係合部と係合孔の係合によっても照明器具を保持することができて保持強度が向上し、しかも、引掛シーリングボディに外鍔部を設けていた従来例のように引掛シーリングキャップ並びに引掛シーリングボディが大型化するのを防ぐことができる。
請求項2の発明によれば、係合部の係合爪を一端部から係合孔に挿入し、さらに長孔状の係合孔に沿って係合部を移動させるように引掛シーリングキャップを回動することで係合爪が他端部において係合孔と係合するから、引掛刃と引掛刃用刃受部との嵌合と同時に係合部を係合孔に係合させることができる。
請求項3の発明によれば、係合部を機械的接続だけでなく電気的接続にも利用することで引掛シーリングキャップと引掛シーリングボディの電気的接続の信頼性が向上する。
(実施形態1)
本実施形態の照明器具取付装置は、図1に示すように照明器具100(光源が蛍光ランプの場合は安定器)と電気的に接続される引掛刃を有した引掛シーリングキャップ1と、屋内の電気配線に接続された引掛刃用刃受部(図示せず)を有し天井に取り付けられる引掛シーリングボディ2とを備えている。
照明器具100は、下方に開口した椀形の器具本体101と、器具本体101内に収納されている安定器に給電するための給電線を内部に収めて器具本体101を吊り下げて支持する紐体102とを備えた、いわゆるペンダント形の照明器具であって、紐体102の上端に引掛シーリングキャップ1が取り付けられている。
引掛シーリングキャップ1は、円筒形の合成樹脂成形体からなるハウジング10を具備し、ハウジング10の下面中心から紐体102がハウジング10内に導入されている。ハウジング10内では紐体102内部に収められている給電線が一対の引掛刃11,11と電気的に接続されており、これら一対の引掛刃11,11がハウジング10上面における中心を挟んで対向する位置より上方へ突出している。引掛刃11は、先端部分がハウジング10上面と略平行となるようにほぼ直角に折曲されている。またハウジング10上面においては、ハウジング10上面と略平行になるように折曲された係合爪12aが先端部分に設けられた一対の係合部12,12がハウジング10上面における中心を挟んで対向する位置より上方へ突出している。
引掛シーリングボディ2は円筒形の合成樹脂成形体からなるハウジング20を具備し、ハウジング20の内部に引掛刃用刃受部(図示せず)を収納して構成されている。ハウジング20の下面には引掛刃11,11がそれぞれ挿入される円弧状の引掛刃挿入孔21,21と、係合部12,12がそれぞれ挿入される円弧状の係合孔22,22とが各々一対ずつ設けられている。引掛刃挿入孔21,21は、ハウジング20の下面中心を中心とする円周上に当該中心を挟んで対向する位置に設けられている。同様に、係合孔22,22もハウジング20の下面中心を中心とする円周上に当該中心を挟んで対向し且つ引掛刃挿入孔21,21に挟まれる位置に設けられている。係合孔22は、一端部が係合爪12aを挿入可能な寸法であり且つ一端部を除く部位が係合爪12aを挿入不可能な寸法である円弧形の長孔状に形成されている。
上述のように構成される本実施形態の照明器具取付装置は、引掛刃11,11をそれぞれ引掛刃挿入孔21,21に挿入するとともに係合部12,12を係合孔22,22の一端部に挿入した後、引掛シーリングキャップ1のハウジング10を下方から見て時計回りに回動すれば、引掛刃11,11が各々引掛刃用刃受部と嵌合して電気的且つ機械的に接続されるとともに、係合爪12a,12aが係合孔22,22の他端部において係合孔12a,12aの周縁と係合され、引掛シーリングキャップ1と引掛シーリングボディ2が結合されて照明器具100を取り付けることができる。
而して本実施形態によれば、上述のように引掛シーリングキャップ1のハウジング10上面から上方に突出する係合部12,12を、引掛シーリングボディ2のハウジング20下面に設けられた係合孔22,22に挿入して係合させることによって、引掛刃11,11と引掛刃用刃受部の嵌合だけでなく係合部12,12と係合孔22,22の係合によっても照明器具100を保持することができて保持強度が向上し、しかも、引掛シーリングボディ2に外鍔部を設けていた従来例のように引掛シーリングキャップ1並びに引掛シーリングボディ2が大型化するのを防ぐことができる。なお、引掛刃11,11と係合部12,12とは、互いに寸法や間隔を違えておくことにより、引掛刃11,11が係合孔22,22に、係合部12,12が引掛刃挿入孔21,21にそれぞれ誤挿入されるのを防ぐことが望ましい。
ところで、引掛シーリングキャップ1において係合部12,12と引掛刃11,11を互いに電気的に導通させる手段(リード線や金属板など)をハウジング10内に設けるとともに、引掛シーリングボディ2において引掛刃用刃受部と係合部12,12を電気的に導通させる手段(係合爪12a,12aが嵌合する刃受など)をハウジング20内に設けることによって係合部12,12を機械的接続だけでなく電気的接続にも利用すれば、引掛シーリングキャップ1と引掛シーリングボディ2の電気的接続の信頼性が向上するという利点がある。
(実施形態2)
本実施形態の照明器具取付装置は、実施形態1と共通の引掛シーリングボディ2と、引掛シーリングキャップの1種であって、照明器具に設けられたホルダ(図示せず)に着脱自在に取り付けられる引掛シーリングアダプタ1’とで構成される。但し、引掛シーリングアダプタ1’の基本的な構成は実施形態1の引掛シーリングキャップ1と共通であるので、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、実施形態1の引掛シーリングキャップ1と異なる構成についてのみ説明する。
引掛シーリングアダプタ1’は、図2に示すようにハウジング10の周面に設けられた一対の窓孔13,13から進退自在に突出し各窓孔13,13より突出している状態で照明器具に設けられているホルダと係脱自在に係合する一対の係合部材14,14を備えている(但し、図1では片側の窓孔13及び係合部材14のみが見えている)。係合部材14,14は窓孔13から進出する向きに弾性付勢されており、ハウジング10の下面側に設けられている操作レバー(図示せず)を操作して係合部材14,14を窓孔13内に退出させることで係合部材14,14とホルダとの係合を解除することができるようになっている。またハウジング10の下面中央には照明器具の安定器から導出された給電線の先端に付設されているコネクタ(図示せず)が挿抜自在に接続されるようになっており、かかる給電線を介して安定器に給電される。なお、ホルダは上下方向に開口した円筒形であって、上側の開口から引掛シーリングアダプタ1’のハウジング10が挿通されたときに周面に形成されている段部に係合部材14,14が係合することで引掛シーリングアダプタ1’が固定されるものである。但し、かかるホルダは従来周知であるから詳細な構成についての図示並びに説明は省略する。
而して本実施形態においても引掛シーリングアダプタ1’のハウジング10上面から上方に突出する係合部12,12を、引掛シーリングボディ2のハウジング20下面に設けられた係合孔22,22に挿入して係合させることによって、引掛刃11,11と引掛刃用刃受部の嵌合並びにホルダの段部と係合部材14,14との係合のみならず係合部12,12と係合孔22,22の係合によっても照明器具100を保持することができて保持強度が向上し、しかも、引掛シーリングボディ2に外鍔部を設けていた従来例のように引掛シーリングアダプタ1’並びに引掛シーリングボディ2が大型化するのを防ぐことができる。なお、引掛刃11,11と係合部12,12とは、互いに寸法や間隔を違えておくことにより、引掛刃11,11が係合孔22,22に、係合部12,12が引掛刃挿入孔21,21にそれぞれ誤挿入されるのを防ぐことが望ましい。
また、引掛シーリングアダプタ1’において係合部12,12と引掛刃11,11を互いに電気的に導通させる手段(リード線や金属板など)をハウジング10内に設けるとともに、引掛シーリングボディ2において引掛刃用刃受部と係合部12,12を電気的に導通させる手段(係合爪12a,12aが嵌合する刃受など)をハウジング20内に設けることによって係合部12,12を機械的接続だけでなく電気的接続にも利用すれば、引掛シーリングアダプタ1’と引掛シーリングボディ2の電気的接続の信頼性が向上するという利点がある。
実施形態1を示す斜視図である。 実施形態2における引掛シーリングアダプタの斜視図である。
符号の説明
1 引掛シーリングキャップ
2 引掛シーリングボディ
10 ハウジング
11 引掛刃
12 係合部
12a 係合爪
20 ハウジング
21 引掛刃挿入孔
22 係合孔
100 照明器具

Claims (3)

  1. 照明器具と電気的に接続される引掛刃を有した引掛シーリングキャップと、屋内の電気配線に接続された引掛刃用刃受部を有し天井に取り付けられる引掛シーリングボディとを備え、引掛刃を引掛刃用刃受部に嵌合することにより引掛シーリングキャップと引掛シーリングボディが電気的及び機械的に接続される照明器具取付装置において、
    上方に突出する係合部が引掛シーリングキャップの上面に設けられ、係合部が挿入されるとともに引掛刃が引掛刃用刃受部に嵌合した状態において係合部と係合する係合孔が引掛シーリングボディの下面に設けられたことを特徴とする照明器具取付装置。
  2. 係合部は、引掛シーリングキャップの上面と略平行になるように折曲された係合爪が先端部分に設けられ、係合孔は、一端部が係合爪を挿入可能な寸法であり且つ一端部を除く部位が係合爪を挿入不可能な寸法である長孔状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の照明器具取付装置。
  3. 係合部と引掛刃を電気的に導通させる手段が引掛シーリングキャップに設けられ、引掛刃用刃受部と係合部を電気的に導通させる手段が引掛シーリングボディに設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載の照明器具取付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022111107A (ja) * 2021-01-19 2022-07-29 広東悦亮科技有限公司 シーリングライト

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