JP2019106257A - 照明器具 - Google Patents

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【課題】器具本体が設置された状態で光源ユニットを容易に取り外すことができる照明器具を提供する。【解決手段】照明器具10は、内部に中空部22が形成され凹部開口21が形成された箱体であり、両側面に開口部20aがそれぞれ形成された器具本体20と、凹部開口21に載置され、器具本体10に取り付けられる光源ユニット30と、光源ユニット30に設けられ、中空部22に収容されて開口部20aに係合し、光源ユニット30を器具本体20に取り付ける取付ばね31と、を備える。取付ばね31は、光源ユニット30に取り付けられる基部と、基部の両端側に設けられ、光源ユニット30が凹部開口21に載置されて器具本体20に取り付けられた状態で、開口部20aから外側に突出する突出部と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、取付ばねによって器具本体に取り付けられる光源ユニットを備える照明器具に関する。
光を天井又は壁等に投射したときに反射する反射光を利用する間接照明等は、照明器具が狭い空間に設置されることが多い。このため、光源ユニットが器具本体から容易に着脱することができることが求められている。従来、板バネ状係止部材によって器具本体にLED照明ユニットが取り付けられる照明器具が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1は、板バネ状係止部材が器具本体に設けられた係止孔に係止されることによって、LED照明ユニットが器具本体に取り付けられる。
特開2016−81766号公報
光源ユニットは、交換等のために器具本体から取り外される場合がある。この場合、交換作業を容易にするために、器具本体が設置されたまま光源ユニットが取り外されることが求められる。しかしながら、特許文献1に開示されたLED照明器具は、板バネ状係止部材が係止孔に係止されると、板バネ状係止部材が器具本体の内側に収容されるため、板バネ状係止部材に触れることができない。このため、器具本体が設置された状態で、板バネ状係止部材の係止を解除することが困難である。よって、器具本体が設置されたまま、光源ユニットを取り外すことが難しい。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、器具本体が設置された状態で光源ユニットを容易に取り外すことができる照明器具を提供するものである。
本発明に係る照明器具は、内部に中空部が形成され凹部開口が形成された箱体であり、両側面に開口部がそれぞれ形成された器具本体と、凹部開口に載置され、器具本体に取り付けられる光源ユニットと、光源ユニットに設けられ、中空部に収容されて開口部に係合し、光源ユニットを器具本体に取り付ける取付ばねと、を備え、取付ばねは、光源ユニットに取り付けられる基部と、基部の両端側に設けられ、光源ユニットが凹部開口に載置されて器具本体に取り付けられた状態で、開口部から外側に突出する突出部と、を有する。
本発明によれば、取付ばねの突出部は、光源ユニットが器具本体に取り付けられた状態で、開口部から外側に突出している。このため、光源ユニットが器具本体に取り付けられても、取付ばねに触れることができる。このため、器具本体が設置された状態で、突出部と開口部との係合を解除することができる。従って、器具本体が設置された状態で光源ユニットを容易に取り外すことができる。
実施の形態1に係る照明器具10を示す組立斜視図である。 実施の形態1に係る照明器具10を示す側面図である。 実施の形態1に係る照明器具10を示す分解斜視図である。 実施の形態1に係る照明器具10を示す正面図である。 実施の形態1における取付ばね31を示す斜視図である。 実施の形態1における取付ばね31を示す正面図である。 実施の形態1に係る照明器具10が組み立てられる様子を示す図である。 実施の形態1における光源ユニット30が器具本体20に仮保持された状態を示す図である。 実施の形態1における光源ユニット30が器具本体20に取り付けられた状態を示す断面図である。 実施の形態2に係る照明器具110を示す断面図である。 実施の形態2に係る照明器具110を示す断面図である。 実施の形態3に係る照明器具210を示す断面図である。 実施の形態3に係る照明器具210を示す断面図である。
実施の形態1.
以下、本発明に係る照明器具の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、実施の形態1に係る照明器具10を示す組立斜視図であり、図2は、実施の形態1に係る照明器具10を示す側面図である。図1及び図2に示すように、照明器具10は、長手方向に延びて長尺状をなしている。照明器具10は、天井等の被取付部(図示せず)に取り付けられる器具本体20と、器具本体20に取り付けられる光源ユニット30と、光源ユニット30を器具本体20に取り付ける取付ばね31とを備えている。
図3は、実施の形態1に係る照明器具10を示す分解斜視図である。図3に示すように、器具本体20は、被取付部に取り付けられる面に対向する面が凹部開口21となっており、内部に中空部22が形成された直方体状の箱体である。器具本体20の両側面には、開口部20aが形成されており、器具本体20の中空部22には、光源ユニット30の一部が挿入される。これにより、照明器具10が構成されている。また、器具本体20の中空部22には、電源装置(図示せず)及び端子台(図示せず)等が収容されている。
図4は、実施の形態1に係る照明器具10を示す正面図である。図4に示すように、光源ユニット30は、器具本体20の凹部開口21に載置され、光を照射するLED32と、複数のLED32が実装された基板33とを有する。また、光源ユニット30は、基板33が取り付けられるフレーム34と、基板33を覆うようにフレーム34に取り付けられるカバー35とを有している。LED32は、長手方向に一列に複数並べられている。基板33は、長手方向に延び、複数のLED32が実装されている。フレーム34は、長手方向に延びる板状の部材であり、一側面に基板33が取り付けられ、他側面に取付ばね31が取り付けられる。カバー35は、LED32から照射される光の配光を制御する。
図5は、実施の形態1における取付ばね31を示す斜視図であり、図6は、実施の形態1における取付ばね31を示す正面図である。図5及び図6に示すように、取付ばね31は、器具本体20の中空部22に、電源装置及び端子台等と干渉しないように収容される。取付ばね31は、フレーム34に取り付けられる基部40と、基部40の両端側に設けられる突出部50と、突出部50から延びる先端部60とを有している。基部40は、フレーム34に取り付けられる基端部41と、基端部41の両端に接続され、基端部41から内側に折り曲げられた第1の折り曲げ部42とを有している。また、基部40は、第1の折り曲げ部42の先端に接続され、第1の折り曲げ部42から更に内側に折り曲げられた第2の折り曲げ部43を有している。
突出部50は、第2の折り曲げ部43の先端に接続され、鋭角状に折り返された形状をなしている。図4に示すように、突出部50は、光源ユニット30が凹部開口21に載置されて器具本体20に取り付けられた状態で、開口部20aを通って器具本体20の内側から外側に突出する。ここで、一方の突出部50から他方の突出部50までの自然長は、器具本体20の幅よりも長い。
先端部60は、突出部50に接続され内側に向かって延びる第1の先端折り曲げ部61と、第1の先端折り曲げ部61の先端に接続され、第1の先端折り曲げ部61から外側に折り曲げられた第2の先端折り曲げ部62とを有している。また、先端部60は、第2の先端折り曲げ部62の先端に接続され更に外側に折り曲げられた仮保持部63を有している。仮保持部63は、光源ユニット30が器具本体20に仮保持された状態で、開口部20aを通って器具本体20の内側から外側に突出する。仮保持部63は、引掛け形状をなしている。ここで、一方の仮保持部63から他方の仮保持部63までの自然長は、器具本体20の幅よりも長い。
図7は、実施の形態1に係る照明器具10が組み立てられる様子を示す図である。次に、光源ユニット30が器具本体20に取り付けられるときの動作について説明する。図7に示すように、先ず、光源ユニット30の取付ばね31の仮保持部63が、器具本体20の上端部に当たった状態で、光源ユニット30が器具本体20側に移動される。その際、2つの突出部50が内側に押し込まれ、仮保持部63同士の距離が器具本体20の幅よりも短くされる。これにより、2つの仮保持部63が器具本体20に挿入されることが可能となる。ここで、一方の仮保持部63から他方の仮保持部63までの自然長が器具本体20の幅よりも長いため、取付ばね31は外側に付勢される。
図8は、実施の形態1における光源ユニット30が凹部開口21から離間して器具本体20に仮保持された状態を示す図である。図8に示すように、光源ユニット30が器具本体20側に移動されると、やがて、仮保持部63が器具本体20の開口部20aに挿入されて開口部20aに係合される。このとき、仮保持部63同士は近づいているため、取付ばね31は外側に付勢されている。従って、取付ばね31が開口部20aから自然に外れることはない。これにより、光源ユニット30が器具本体20に仮保持される。
仮保持において、フレーム34と器具本体20との間には、取付ばね31があるのみであり、取付ばね31がない部分には一時的に空間Sが形成される。このため、フレーム34と器具本体20との間の空間Sを利用して、配線作業等を行うことができる。このように、本実施の形態1では、光源ユニット30が器具本体20に仮保持されるため、光源ユニット30の基板33と器具本体20の内部に設けられた端子台等とを接続する配線の作業等を容易に行うことができる。
光源ユニット30が器具本体20に仮保持された状態において、開口部20aから突出した仮保持部63が内側に押し込まれると、仮保持部63と開口部20aとの係合が解除される。仮保持部63と開口部20aとの係合が解除された状態で、更に、2つの突出部50が内側に押し込まれ、突出部50同士の距離が器具本体20の幅よりも短くされる。これにより、2つの突出部50が器具本体20に挿入されることが可能となる。ここで、一方の突出部50から他方の突出部50までの自然長が器具本体20の幅よりも長いため、取付ばね31は外側に付勢される。
そして、更に光源ユニット30が器具本体20側に移動されると、図4に示すように、突出部50が器具本体20の開口部20aに挿入されて開口部20aに係合される。このとき、突出部50同士は近づいているため、取付ばね31は外側に付勢されている。従って、取付ばね31が開口部20aから自然に外れることはない。これにより、光源ユニット30が器具本体20に着脱自在に固定される。
図9は、実施の形態1における光源ユニット30が器具本体20に取り付けられた状態を示す図であり、図2のA−A断面図である。図9に示すように、光源ユニット30が器具本体20に取り付けられた状態で、取付ばね31は、内側に縮められており、先端部60の仮保持部63が器具本体20の内面を押圧している。即ち、取付ばね31は、初期状態Fに比べて縮められている。このため、取付ばね31は外側に付勢されている。ここで、突出部50が開口部20aに係合しているため、取付ばね31の外側に戻ろうとする反発力が抑制されている。
次に、光源ユニット30が器具本体20から取り外されるときの動作について説明する。光源ユニット30が器具本体20に取り付けられた状態において、開口部20aから突出した突出部50が内側に押し込まれると、突出部50と開口部20aとの係合が解除される。これにより、抑制されていた取付ばね31の反発力が開放されて、光源ユニット30を器具本体20から押し出す方向に力が作用する。従って、光源ユニット30を器具本体20から容易に取り外すことができる。
本実施の形態1によれば、取付ばね31の突出部50は、光源ユニット30が器具本体20に取り付けられた状態で、開口部20aから外側に突出している。このため、光源ユニット30が器具本体20に取り付けられても、取付ばね31に触れることができる。このため、器具本体20が設置された状態で、突出部50と開口部20aとの係合を解除することができる。従って、器具本体20が設置された状態で光源ユニット30を容易に取り外すことができる。
また、光源ユニット30は、フレーム34の一部が器具本体20に挿入されていることで、フレーム34が挿入時のガイドになり、取り付けし易くすることができる。
実施の形態2.
図10は、実施の形態2に係る照明器具110を示す断面図である。本実施の形態2は、突出部150が傾斜している点で、実施の形態1と相違する。本実施の形態2では、実施の形態1と共通する部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図10に示すように、突出部150は、光源ユニット30側に傾斜している。即ち、突出部150と器具本体20の側壁とのなす角度が鋭角となっている。これにより、突出部150は、開口部20aから露出した状態で、光源ユニット30側に傾いている。これにより、突出部150が意図的に押し込まれていない状態で、意図せず水平方向の力が突出部150に働いても、突出部150が開口部20aに引っ掛かって係合が解除されない。このように、本実施の形態2は、突出部150が傾斜しているため、突出部150が開口部20aに係合する力が強化されている。
図11は、実施の形態2に係る照明器具110を示す断面図であり、図10の破線枠内を拡大した図面である。図11に示すように、光源ユニット30が器具本体20に取り付けられた状態において、開口部20aから突出した突出部150が内側に押し込まれる。本実施の形態2では、突出部150が傾斜しているため、突出部150には水平方向ではなく斜め方向に力が加えられる。突出部150が水平方向に押し込まれると、先端部60が器具本体20の内側の中央方向にずれるだけで、光源ユニット30を効率的に押し上げないおそれがある。これに対し、本実施の形態2は、斜め方向に力が加わることで仮保持部63が本来の位置(コーナー)を維持し、効果的に光源ユニット30を押し上げることができる。
突出部150が斜め方向に力が加えられることにより、先端部60の移動と共に突出部150も移動する。従って、突出部150と開口部20aとの係合が解除される。このように、突出部150が傾斜していることにより、光源ユニット30が器具本体20から取り外されることを補助することができる。
実施の形態3.
図12は、実施の形態3に係る照明器具210を示す断面図である。本実施の形態3は、器具本体20が突起220bを有している点で、実施の形態1と相違する。本実施の形態3では、実施の形態1と共通する部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図12に示すように、突起220bは、器具本体20の内面から内側に突出し、光源ユニット30が器具本体20に取り付けられる際、先端部60が器具本体20の両側方向に移動するようにガイドする。これにより、先端部60の仮保持部63が器具本体20の内面を確実に押圧する。
図13は、実施の形態3に係る照明器具210を示す断面図であり、図12の破線枠内を拡大した図面である。図13に示すように、光源ユニット30が器具本体20に取り付けられた状態において、開口部20aから突出した突出部50が内側に押し込まれる。本実施の形態3では、実施の形態1と同様に突出部50が水平であるため、突出部50には水平方向に力が加えられる。
このとき、突出部50が水平方向に移動して、仮保持部63が水平方向に移動しても、突起220bに当たって、光源ユニット30側にガイドされるため、先端部60が器具本体20の内側の中央方向にずれることを抑制することができる。このように、器具本体20に突起220bが設けられていることにより、光源ユニット30が器具本体20から取り外されることを補助することができる。
なお、光源ユニットは、光源ユニット30の形状だけでなく、器具本体20に入り込む形状でもよい。また、器具本体は、反射板を設けるような形状でもよい。反射板に開口部20aが形成されることによって、実施の形態1〜3と同様の効果を得ることができる。また、取付ばね31は、板材を曲げて形成された板ばねだけでなく、線材を曲げて形成されたものでもよい。また、取付ばね31の一部のみに線材が用いられてもよい。
10 照明器具、20 器具本体、20a 開口部、21 凹部開口、22 中空部、30 光源ユニット、31 取付ばね、32 LED、33 基板、34 フレーム、35 カバー、40 基部、41 基端部、42 第1の折り曲げ部、43 第2の折り曲げ部、50 突出部、60 先端部、61 第1の先端折り曲げ部、62 第2の先端折り曲げ部、63 仮保持部、110 照明器具、150 突出部、210 照明器具、220b 突起。

Claims (6)

  1. 内部に中空部が形成され凹部開口が形成された箱体であり、両側面に開口部がそれぞれ形成された器具本体と、
    前記凹部開口に載置され、前記器具本体に取り付けられる光源ユニットと、
    前記光源ユニットに設けられ、前記中空部に収容されて前記開口部に係合し、前記光源ユニットを前記器具本体に取り付ける取付ばねと、を備え、
    前記取付ばねは、
    前記光源ユニットに取り付けられる基部と、
    前記基部の両端側に設けられ、前記光源ユニットが前記凹部開口に載置されて前記器具本体に取り付けられた状態で、前記開口部から外側に突出する突出部と、を有する
    照明器具。
  2. 前記突出部は、
    前記光源ユニット側に傾斜している
    請求項1記載の照明器具。
  3. 前記取付ばねは、
    前記突出部から延び、前記光源ユニットが前記凹部開口から離間して前記器具本体に仮保持された状態で、前記開口部から外側に突出する先端部を更に有する
    請求項1又は2記載の照明器具。
  4. 前記器具本体は、
    内面から内側に突出し、前記光源ユニットが前記凹部開口に載置される際、前記先端部が前記器具本体の両側方向に移動するようにガイドする突起を有する
    請求項3記載の照明器具。
  5. 前記光源ユニットが前記凹部開口に載置された状態で、前記先端部が前記器具本体の内面を押圧して、前記取付ばねが外側に付勢される
    請求項3又は4記載の照明器具。
  6. 前記突出部が前記器具本体の内側に向けて押し込まれたとき、前記突出部と前記開口部との係合が解除されて、前記光源ユニットが前記器具本体から取り外される
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明器具。
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