JP7365001B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、一対の吊ボルトに取り付けて設置される照明器具に関する。
従来、一対の吊ボルトに取り付けて設置する照明器具として、天井板に設けられた埋込開口に埋め込み設置される埋込形照明器具がある。
一対の吊ボルトは2種類のピッチで天井側に設置されていることが多く、照明器具の天板には各ピッチ毎に一対の挿通孔がそれぞれ設けられている。
照明器具を施工する場合、天井板の埋込開口に照明器具を挿入し、一対の吊ボルトのピッチに対応した天板の各挿通孔に各吊ボルトの先端部を挿通し、天板の下側において各吊ボルトに各ナットを螺着して照明器具を埋め込み設置している。
このとき、天板によって吊ボルトの先端部が隠れて見えないため、天板の各挿通孔に各吊ボルトの先端部が挿通しにくい場合があり、しかも、吊ボルトが天井板に対して斜めになっていたり、吊ボルトの位置が天板の挿通孔の位置からずれている場合には、天板の各挿通孔に各吊ボルトの先端部がより挿通しにくい場合があり、施工性の向上が望まれている。
特開2019-16552号公報
本発明は、一対の吊ボルトのピッチの違いに対応し、施工性を向上できる照明器具を提供することを目的とする。
実施形態の照明器具は、器具本体、および器具本体に配置される光源ユニットを備える。器具本体は、第1のピッチまたは第1のピッチと異なる第2のピッチで天井側に設けられている一対の吊ボルトに取り付けられる一対の吊ボルト取付部を備える。吊ボルト取付部は、第1のピッチの吊ボルトが挿通可能な第1の吊ボルト挿通部と、第2のピッチの吊ボルトが挿通可能な第2の吊ボルト挿通部と、第1の吊ボルト挿通部と第2の吊ボルト挿通部の間に設けられた開口部を有する。開口部は、第1の吊ボルト挿通部と第2の吊ボルト挿通部に連通されているとともに、第1の吊ボルト挿通部と第2の吊ボルト挿通部が互いに対向する方向に対して交差する方向の幅が第1の吊ボルト挿通部および第2の吊ボルト挿通部よりも広い。器具本体は、光源ユニットが配置される反射板、および反射板の上方に突出され吊ボルト取付部が設けられた取付体を備える。取付体は、反射板に格納される格納位置に配置可能とするとともに、格納位置から反射板の上方に突出される突出位置に移動可能とする。
実施形態の照明器具によれば、一対の吊ボルトのピッチの違いに対応し、施工性の向上が期待できる。
第1の実施形態を示す照明器具の上側からの斜視図である。 同上照明器具の下側からの斜視図である。 同上照明器具の取付体の斜視図である。 同上照明器具の器具本体と取付体の斜視図である。 同上器具本体に取付体が格納位置に係止された斜視図である。 同上器具本体から取付体が突出位置に係止された斜視図である。 同上器具本体に取付体が格納位置に係止された端面図である。 同上器具本体から取付体が突出位置に係止された端面図である。 同上器具本体および取付体の底面図である。 同上照明器具の施工時の斜視図である。 同上照明器具の設置状態を示し、(a)(b)に異なるピッチの吊ボルトに取り付けられた設置状態を示す説明図である。 第2の実施形態を示す照明器具の上側からの斜視図である。
以下、第1の実施形態を、図1ないし図11を参照して説明する。
図11に示すように、照明器具10は、設置部である天井板11に設けられた埋込開口12に埋め込み設置される埋込形照明器具である。照明器具10は長尺状に形成され、この照明器具10を埋め込み設置する天井板11の埋込開口12も長尺状に形成されている。天井板11の上方には、施設等の天井側の構造物13が存在する。この構造物13には、天井板11の埋込開口12の上方位置に、埋込開口12の長手方向に対応して一対の吊ボルト14が設置されている。一対の吊ボルト14のピッチは、一般に、例えば800mmである第1のピッチP1の場合と、この第1のピッチP1よりも短い例えば600mmである第2のピッチP2の場合とがある。そして、照明器具10は、第1のピッチP1または第2のピッチP2のいずれで設置されている一対の吊ボルト14に対しても共通に取り付けることが可能となっている。
図1および図2に示すように、照明器具10は、長尺状に設けられており、発光領域が長手方向に沿ってライン状に連続する埋込形ベースライトである。照明器具10は、器具本体20、この器具本体20に配置される光源ユニット(光源バー)21、器具本体20を一対の吊ボルト14に取り付けるための一対の取付体22、器具本体20に配置される端子台23および電源ユニット24等を備えている。なお、本実施形態では、照明器具10の設置状態を基準として、照明器具10の前面側を下側、背面側を上側として説明する。
そして、器具本体20は、金属製(板金製)であり、下面側が開口されている。器具本体20は、長尺な反射板27、およびこの反射板27の長手方向の両端に取り付けられた端板28を有している。さらに、器具本体20は、一対の吊ボルト14に取り付けるための一対の取付体22も有している。
反射板27は、図4にも示すように、本体部30、この本体部30の長手方向に交差する短手方向(幅方向)の両側から突出された両側の反射板部31、およびこれら反射板部31の先端側に設けられた化粧枠部32を有している。本体部30は、天板部33、およびこの天板部33の短手方向の両側から折曲された側板部34を有し、下方に向けて開口した断面略コ字形に形成されている。天板部33の長手方向の両端側には、取付体22が挿通配置される一対の反射板開口35が設けられている。反射板開口35は、天板部33の短手方向の幅よりも小さく、天板部33の長手方向に沿って長い長方形状に形成されている。天板部33の長手方向の中央付近には、天井裏に配線される電源線を引き込むための配線孔36が設けられている。また、反射板部31は、本体部30の短手方向の両側から斜め下方に向けて拡開傾斜するように設けられている。
端板28は、反射板27の長手方向の端面を閉塞している。端板28は、反射板27の化粧枠部32に連続する化粧枠部37を有している。
さらに、器具本体20は、光源ユニット21を着脱可能に取り付けるための一対のばね受金具38を有している。ばね受金具38は、天板部33の下面側で、反射板開口35の長手方向の外側位置に取り付けられている。なお、反射板開口35の長手方向の外側縁部の中央にはばね受金具38の取付面形状に対応して窪みが設けられているが、この窪みは設けられていなくてもよい。
また、光源ユニット21は、長尺状で、細長く形成されている。光源ユニット21は、細長いシャーシ41、このシャーシ41の下面側に配置された図示しない発光モジュール、この発光モジュールを覆ってシャーシ41に取り付けられたカバー42、および器具本体20に着脱可能に取り付けるための一対の取付ばね43を備えている。
発光モジュールは、長尺な基板、およびこの基板に実装された複数の発光素子を備えている。発光素子には、LEDや有機EL等の半導体発光素子が用いられている。複数の発光素子が基板の長手方向に沿って1列または複数列に実装されている。発光モジュールにはコネクタ付の光源側接続ケーブルが接続され、この光源側接続ケーブルがシャーシ41の背面側に引き出されている。
カバー42は、長尺状の透光カバー44、およびこの透光カバー44の両端に取り付けられる端面カバー45を備えている。透光カバー44は、例えば樹脂製で、透光性および光拡散性を有している。透光カバー44の下面側は長手方向に直交する断面が凸湾曲状に形成され、上面側はシャーシ41の両側に長手方向から嵌合されて取り付けられている。そして、透光カバー44は、長手方向に沿ってライン状に発光する発光領域となる。また、端面カバー45は、例えば樹脂製であるが、非透光性であってもよいし透光性を有していてもよい。端面カバー45は、シャーシ41に取り付けられた透光カバー44の端部に装着され、シャーシ41に透光カバー44を保持している。
取付ばね43は、シャーシ41の上面側で長手方向の両端側にばね取付金具46によって取り付けられている。取付ばね43は、下方へ向けてばね力が付与された状態でばね取付金具46に取り付けられている。そして、取付ばね43は、器具本体20のばね受金具38に引っ掛けられ、取付ばね43のばね力によって光源ユニット21を器具本体20に引き上げ、光源ユニット21を器具本体20に取り付けるように構成されている。また、取付ばね43のばね力に抗して光源ユニット21を引き下げ、取付ばね43をばね受金具38から外すことにより、光源ユニット21を器具本体20から取り外せるように構成されている。
また、取付体22は、器具本体20の反射板27とは別体に形成されている。取付体22は、反射板27の反射板開口35に下方から挿通され、反射板27の上面側の天板部33から上方に突出されている。取付体22は、反射板27(本体部30)に格納される格納位置(図5、図7等を参照)に配置可能とするとともに、この格納位置から反射板27の上方に突出される突出位置(図6、図8等を参照)に移動可能とする。取付体22の格納位置は、反射板27の内側に完全に格納されるのではなく、取付体22の上部側の一部が反射板27の上方に突出され、その突出高さが突出位置よりも低くなっている。
図3に示すように、取付体22は、例えば金属板をプレス成形することによって一体に形成されている。取付体22は、器具本体20の長手方向に沿って長い上面部50、およびこの上面部50の短手方向の両側に設けられた側面部51を有している。
上面部50は、長手方向の長さが反射板27の反射板開口35の長手方向の開口幅L1(図4参照)よりも長く、短手方向の幅が反射板開口35の幅よりも狭く設けられている。上面部50には、第1のピッチP1または第2のピッチP2のいずれの吊ボルト14にも取付可能とする吊ボルト取付部52が形成されている。吊ボルト取付部52は、第1のピッチP1の吊ボルト14が挿通可能な第1の吊ボルト挿通部53、第2のピッチP2の吊ボルト14が挿通可能な第2の吊ボルト挿通部54、およびこれら第1の吊ボルト挿通部53と第2の吊ボルト挿通部54の間に設けられた開口部55を有している。吊ボルト取付部52は、反射板27の反射板開口35に連通されている。
第1の吊ボルト挿通部53と第2の吊ボルト挿通部54は、上面部50の長手方向の両端側にそれぞれ位置され、これら第1の吊ボルト挿通部53と第2の吊ボルト挿通部54が互いに対向する方向(あるいは一対の吊ボルト14が並設される吊ボルト並設方向)であって上面部50の長手方向に沿って長い長孔または長溝あるいは切欠きにて構成されている。第1の吊ボルト挿通部53および第2の吊ボルト挿通部54は、上面部50の短手方向(幅方向)の中央位置に設けられている。第1の吊ボルト挿通部53と第2の吊ボルト挿通部54が互いに対向する方向に対して交差する方向の幅は、吊ボルト14が挿通可能とする幅に形成されている。第1の吊ボルト挿通部53または第2の吊ボルト挿通部54を挿通した吊ボルト14には、図9に示すように、上面部50の下面側において、リング状のワッシャ56を介してナット57が螺着される。ワッシャ56は、第1の吊ボルト挿通部53または第2の吊ボルト挿通部54の幅よりも大きいとともに上面部50の長手方向および短手方向の幅よりも小さく、上面部50の下面側に係合可能とする。
開口部55は、第1の吊ボルト挿通部53と第2の吊ボルト挿通部54の間に位置され、第1の吊ボルト挿通部53と第2の吊ボルト挿通部54にそれぞれ連通されている。開口部55は、第1の吊ボルト挿通部53と第2の吊ボルト挿通部54が互いに対向する方向に対して交差する方向の幅が、第1の吊ボルト挿通部53および第2の吊ボルト挿通部54よりも広く設けられている。開口部55は、上面部50から両側の側面部51に亘って連続して開口されている。開口部55は、上面部50に設けられた上面開口部58、および側面部51に設けられた側面開口部59を有し、これら上面開口部58と側面開口部59が連通されている。上面部50の長手方向に対応した方向の上面開口部58の幅は、ワッシャ56の直径よりも大きく設けられている。側面開口部59は、側面部51の下部側近傍まで開口され、下部側から上部側に向かって開口幅が拡開するように設けられている。
上面部50の開口部55に対向する縁部には、上面部50の短手方向の両側から各吊ボルト挿通部53,54に向けて傾斜された導入部60が設けられているとともに、導入部60から上面部50の下面側に向かって折り返された脱落防止部61が突設されている。脱落防止部61は、上面部50の下面側に係合するワッシャ56が開口部55の方向に相対的に移動しても、ワッシャ56が引っ掛かることで、吊ボルト14からの取付体22の脱落を防止するように構成されている。
さらに、側面部51の長手方向の両端縁部には、上部側から、当接部62、格納用窪み部63、格納用係止部64、組立用窪み部65、ガイド部66、および係合部67が順に設けられている。
当接部62は、両端縁部の当接部62間の幅が反射板開口35の長手方向の開口幅L1よりも広く、反射板27の天板部33上に当接可能とする。
格納用窪み部63は、両端縁部の格納用窪み部63間の幅が反射板開口35の長手方向の開口幅L1よりも狭く、反射板27の天板部33の縁部を受け入れ可能とする。
格納用係止部64は、例えば三角形状に突出され、両端縁部の格納用係止部64の先端間の幅が反射板開口35の長手方向の開口幅L1よりも僅かに広く、反射板27の天板部33の下縁部に係止可能とするとともに、反射板27からの突出方向に押圧されることで天板部33の縁部を乗り越え可能とする。そして、格納用窪み部63に配置された天板部33の縁部下側に格納用係止部64が係合することにより、取付体22が格納位置に仮止めされた状態に係止される。
組立用窪み部65は、両端縁部の組立用窪み部65間の幅が反射板開口35の長手方向の開口幅L1よりも短く、かつ、長手方向の一方側の組立用窪み部65と上面部50の長手方向の他端側との間の距離L2(図4参照)が反射板開口35の長手方向の開口幅L1よりも短くなっている。そして、取付体22の上面部50の長手方向の一方側が反射板開口35に挿通されるとともに、一方側の組立用窪み部65が反射板開口35の一方側の縁部に配置されるように取付体22が反射板開口35の一方側に寄せられた状態で、取付体22の上面部50の他方側が反射板開口35に挿通され、その後、取付体22が反射板開口35の他方側に移動されることにより、取付体22が反射板開口35に挿通配置される。
ガイド部66は、両端縁部のガイド部66間の幅が組立用窪み部65から下方に向かって徐々に広くなるように傾斜され、下端側での両端縁部のガイド部66間の幅が反射板開口35の長手方向の開口幅L1と略同程度に設けられている。したがって、取付体22は、係合部67よりも上部側が反射板開口35に下方から挿通されて反射板27の天板部33の上方に突出可能とする。
係合部67は、取付体22が反射板27から上方に突出された突出位置で反射板27の内面側に係合し、器具本体20を支持する。係合部67は、反射板27の天板部33の下面側に係合する上面係合部68、およびこの上面係合部68から反射板27の側板部34の内面側に係合する側面係合部69を有している。係合部67の長手方向の幅は、反射板開口35の長手方向の開口幅L1よりも長い。
さらに、側面部51には、反射板27に対して取付体22を突出位置に係止する係止片部70が設けられている。係止片部70は、上部側を支点として側面部51の外面側に切り起こされている。係止片部70は、各吊ボルト挿通部53,54の側部位置に配置され、各側面部51の長手方向の2箇所に配置されている。係止片部70は、取付体22が格納位置から上方の突出位置に移動される際、反射板開口35の縁部に接触して弾性変形し、反射板開口35の縁部を通過することにより、弾性力によって反射板27の天板部33の上面側領域に突出し、取付体22を突出位置に係止する。
さらに、側面部51には、両側の側面部51間の幅が所定幅よりも狭くなるのを規制する幅規制部71が設けられている。幅規制部71は、側面部51の側面開口部59の下縁から側面部51の内面側に折曲されている。両側の側面部51の幅規制部71が互いに突き合わされている。
なお、取付体22は、長手方向および短手方向の形状が対称形状に形成されており、長手方向のいずれの向きでも反射板開口35に挿通配置でき、その反射板開口35に挿通配置された状態で器具本体20の長手方向の外端側に位置する吊ボルト挿通部が第1の吊ボルト挿通部53、器具本体20の長手方向の中心側に位置する吊ボルト挿通部が第2の吊ボルト挿通部54となる。
また、端子台23は、器具本体20の天板部33の下面側で長手方向の中央付近に取り付けられ、天板部33の配線孔36から引き込まれる電源線が接続される。端子台23は、内部配線によって電源ユニット24と電気的に接続されている。
また、電源ユニット24は、端子台23を通じて供給される外部電源を、光源ユニット21の発光モジュールの発光素子を点灯させるための所定の点灯電源に変換して発光モジュールに供給する。電源ユニット24の一次側である外部電源入力側は、内部配線によって端子台23に電気的に接続されている。電源ユニット24の二次側である点灯電源出力側にはコネクタ付の電源側接続ケーブルが接続され、この電源側接続ケーブルが光源ユニット21の光源側接続ケーブルとコネクタ接続によって着脱可能に接続される。電源ユニット24は、一次側が配線孔36および端子台23に向けて対向するように、天板部33の下面側で長手方向の中央付近に取り付けられている。
そして、このように構成された照明器具10は、工場出荷時の梱包状態において、図5および図7に示すように、取付体22が反射板27に格納された格納位置に配置されている。格納位置の取付体22は、格納用窪み部63に反射板27の天板部33の縁部(反射板開口35の長手方向の縁部)を受け入れ、当接部62が天板部33の上面側に当接され、格納用係止部64が天板部33の下縁部に係合され、反射板27に仮止めされた状態とされる。格納位置の取付体22は、反射板27の上方への突出高さが低い。そのため、照明器具10の梱包状態での梱包サイズを小さくすることができ、流通の際に好ましい形態とすることができる。
また、照明器具10の施工時には、取付体22を反射板27に対する格納位置から上方の突出位置に移動させる。すなわち、取付体22を反射板27からの突出方向に押圧することにより、格納用係止部64が天板部33の縁部を上方に乗り越えさせ、図6および図8に示すように、取付体22を反射板27の上方に突出する突出位置に移動させる。
取付体22を反射板27に対する格納位置から上方の突出位置に移動させる際、取付体22の両端縁部の傾斜状のガイド部66が反射板開口35の長手方向の縁部に接触し、格納位置から突出位置への取付体22の移動をガイドするとともに、取付体22の突出位置において反射板27の長手方向に対する取付体22の位置を位置決めする。さらに、取付体22の突出位置において、取付体22の両側の係合部67が反射板27の内面側に係合し、反射板27の短手方向に対する取付体22の位置を位置決めする。さらに、取付体22の係止片部70は、取付体22が格納位置から上方の突出位置に移動する際、反射板開口35の縁部に接触して弾性変形し、反射板開口35の縁部を通過することにより、弾性力によって反射板27の天板部33の上面側領域に突出し、取付体22を突出位置に係止する。
天井裏に配線されている電源線を、天井板11の埋込開口12から引き出すとともに、器具本体20の配線孔36から器具本体20の内側に引き込む。引き込んだ電源線は、この時点で端子台23に接続してもよいし、器具本体20を天井側に設置してから接続してもよい。
器具本体20の上部側を天井板11の埋込開口12に下方から挿入し、吊ボルト14を取付体22の第1の吊ボルト挿通部53または第2の吊ボルト挿通部54に挿通させる。
このとき、図10に示すように、作業者は、反射板27の下方から反射板開口35を通じて取付体22の吊ボルト取付部52を視認できるとともに、取付体22の開口部55を通じて吊ボルト14の先端側(下端側)を視認できるため、吊ボルト14を取付体22の第1の吊ボルト挿通部53または第2の吊ボルト挿通部54に容易に挿通させることができる。例えば、吊ボルト14に対して取付体22の第1の吊ボルト挿通部53または第2の吊ボルト挿通部54の位置がずれていることが視認された場合には、器具本体20を傾けたり、器具本体20を水平方向に移動させるなどして、吊ボルト14に対して取付体22の第1の吊ボルト挿通部53または第2の吊ボルト挿通部54の位置が一致するように調整することにより、吊ボルト14を取付体22の第1の吊ボルト挿通部53または第2の吊ボルト挿通部54に容易に挿通させることができる。図10は、第1のピッチP1の吊ボルト14を取付体22の第1の吊ボルト挿通部53に挿通させる場合を示す。
なお、まずは吊ボルト14を取付体22の開口部55に挿通させ、この吊ボルト14を開口部55から第1の吊ボルト挿通部53または第2の吊ボルト挿通部54に挿通するように器具本体20を移動させるようにしてもよい。このとき、反射板開口部35に対向する上面部50の縁部には、上面部50の短手方向の両側から各吊ボルト挿通部53,54に向けて傾斜された導入部60が設けられているため、吊ボルト14を開口部55から第1の吊ボルト挿通部53または第2の吊ボルト挿通部54に容易に移動させることができる。
取付体22の第1の吊ボルト挿通部53または第2の吊ボルト挿通部54を挿通した吊ボルト14の先端側にワッシャ56を介してナット57を螺着する。図11に示すように、ワッシャ56が取付体22の上面部50の下面側に係合し、吊ボルト14に取付体22が支持される。ワッシャ56が取付体22の上面部50に係合した状態では、作業に伴う器具本体20の移動によって、ワッシャ56が開口部55の方向に相対的に移動しても、ワッシャ56が脱落防止部61に引っ掛かることで、吊ボルト14からの取付体22の脱落が防止される。そして、ナット57を締め上げることにより、取付体22とともに器具本体20が上昇し、器具本体20の周囲の化粧枠部32,37が天井板11の下面側に当接し、器具本体20が天井側に設置される。
なお、器具本体20を設置する際、予め一方の吊ボルト14の先端側にワッシャ56を介してナット57を螺着しておき、一方の吊ボルト14をワッシャ56およびナット57とともに器具本体20の一方の端部側の取付体22の開口部55に挿通させ、この吊ボルト14を開口部55から第1の吊ボルト挿通部53または第2の吊ボルト挿通部54に挿通するように器具本体20を移動させることにより、器具本体20の一方の端部側を一方の吊ボルト14に引っ掛け、この状態で、他方の吊ボルト14に対して器具本体20の他方の端部側の取付体22を取り付ける作業を行うことができ、作業性を向上できる。
また、図10および図11には、第1のピッチP1の吊ボルト14を取付体22の第1の吊ボルト挿通部53に挿通させて取り付ける場合を示すが、第2のピッチP2の吊ボルト14を取付体22の第2の吊ボルト挿通部54に挿通させて取り付ける場合も同様に施工できる。
続いて、光源ユニット21の光源側接続ケーブルを器具本体20の電源ユニット24の電源側接続ケーブルにコネクタ接続し、光源ユニット21の取付ばね43を器具本体20のばね受金具38に引っ掛け、取付ばね43のばね力によって光源ユニット21を器具本体20に引き上げ、光源ユニット21を器具本体20に取り付ける。器具本体20に取り付けられた光源ユニット21によって、反射板27の反射板開口35等を含む本体部30の内部構造が隠蔽される。
そして、設置された照明器具10に外部電源が供給されることにより、電源ユニット24によって変換された点灯電源が光源ユニット21の発光モジュールに供給され、発光モジュールの発光素子が点灯し、発光素子の光がカバーを透過して下方の照明空間に照射される。
このように構成された照明器具10によれば、器具本体20の吊ボルト取付部52に第1の吊ボルト挿通部53、第2の吊ボルト挿通部54、これら第1の吊ボルト挿通部53と第2の吊ボルト挿通部54との間の開口部55が設けられており、この開口部55は、第1の吊ボルト挿通部53と第2の吊ボルト挿通部54にそれぞれ連通され、かつ、第1の吊ボルト挿通部53と第2の吊ボルト挿通部54が互いに対向する方向に対して交差する方向の幅が、第1の吊ボルト挿通部53および第2の吊ボルト挿通部54よりも広く設けられているため、施工時において、開口部55を通じて吊ボルト14の先端側の位置を視認でき、吊ボルト14を第1の吊ボルト挿通部53または第2の吊ボルト挿通部54に容易に挿通することができる。したがって、照明器具10は、一対の吊ボルト14のピッチの違いに対応し、施工性を向上できる。
また、吊ボルト取付部52を有する取付体22を反射板27の上方に突出させているため、例えば、発光モジュールを用いる照明器具10の器具本体20が薄形であるために、この器具本体20を取り付ける吊ボルト14の長さが不足するようなことがあっても、取付体22によって吊ボルト14に器具本体20を取り付けることができる。
さらに、取付体22の開口部55は、取付体22の上面部50に設けられる上面開口部58に加えて側面部51に設けられる側面開口部59も有するため、天井側の視界が広く、吊ボルト14の位置を視認しやすくできる。
また、反射板27は、吊ボルト取付部52に連通する反射板開口35を有するため、反射板開口35を通じて吊ボルト取付部52を視認でき、つまり反射板開口35および開口部55を通じて吊ボルト14を視認することができ、施工性を向上できる。
また、取付体22は、反射板27に格納される格納位置に配置し、この格納位置から反射板27の上方に突出される突出位置に移動可能とするため、流通時の梱包状態の際には格納位置に配置させることにより、省梱包が実現できる。
なお、照明器具10は、取付体22を用いず、吊ボルト取付部52を反射板27の天板部33に設けてもよい。すなわち、取付体22は、反射板27と共用し、反射板27と一体に設けられていてもよい。
次に、図12に第2の実施形態を示す。
取付体22は、器具本体20の長手方向に沿って連続して設けられている。取付体22は、上面部50、および両側の側面部51を有し、下面側が開口された断面略コ字形に形成されている。上面部50に一対の吊ボルト取付部52が形成されている。
取付体22は、反射板27の上方に突出されている。反射板27の上面には、取付体22の内側に連通、つまり吊ボルト取付部52に連通する反射板開口35が長手方向に沿って連続して形成されている。
なお、取付体22は、器具本体20と別体に設けてもよい。また、取付体22の側面部51は反射板27と一体に設け、上面部50は側面部51と別体に設け、両側の側面部51の上部側に上面部50を固定してもよい。また、取付体22は、反射板27の本体部30と共用し、反射板27と一体に形成してもよい。
この照明器具10においても、一対の吊ボルト14のピッチの違いに対応し、施工性を向上できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 照明器具
14 吊ボルト
20 器具本体
21 光源ユニット
22 取付体
27 反射板
35 反射板開口
52 吊ボルト取付部
53 第1の吊ボルト挿通部
54 第2の吊ボルト挿通部
55 開口部
P1 第1のピッチ
P2 第2のピッチ

Claims (2)

  1. 第1のピッチまたはこの第1のピッチと異なる第2のピッチで天井側に設けられている一対の吊ボルトに取り付けられる一対の吊ボルト取付部を備え、前記吊ボルト取付部は、前記第1のピッチの前記吊ボルトが挿通可能な第1の吊ボルト挿通部と、前記第2のピッチの前記吊ボルトが挿通可能な第2の吊ボルト挿通部と、前記第1の吊ボルト挿通部と前記第2の吊ボルト挿通部の間に設けられ、前記第1の吊ボルト挿通部と前記第2の吊ボルト挿通部に連通されているとともに、前記第1の吊ボルト挿通部と前記第2の吊ボルト挿通部が互いに対向する方向に対して交差する方向の幅が前記第1の吊ボルト挿通部および前記第2の吊ボルト挿通部よりも広い開口部とを有する器具本体と;
    前記器具本体に配置される光源ユニットと;
    を備え
    前記器具本体は、前記光源ユニットが配置される反射板、およびこの反射板の上方に突出され前記吊ボルト取付部が設けられた取付体を備え、
    前記取付体は、前記反射板に格納される格納位置に配置可能とするとともに、この格納位置から前記反射板の上方に突出される突出位置に移動可能とす
    ことを特徴とする照明器具。
  2. 前記反射板は、前記取付体の前記吊ボルト取付部に連通する反射板開口を有する
    ことを特徴とする請求項記載の照明器具
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