JP7073831B2 - 照明器具および照明装置 - Google Patents
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Description
本発明の実施の形態1に係る照明装置1の説明をする。実施の形態1において、天井などの被取付部に設けられた開口に埋め込むように取り付けられる照明装置の一例として、被取付部をTバーなどの固定部材により構成されるシステム天井とし、システム天井に設けられた開口に取り付けられる照明装置1について説明する。
なお、被取付部の開口は略矩形状に設けられ、対向する側辺のうち一対の側辺は図12に示すようにTバーなどの支持部Aが配設され、他方の一対の側辺は図示しない固定具もしくはパネルにより形成されているものである。
はじめに、図1および図2を参照して照明装置1の各部の構成を説明する。図1は照明装置1の斜視図であり、図2は図1に示す照明装置1の分解斜視図である。
照明装置1は、長尺状の照明器具100と、照明器具100に着脱可能に取り付けられる長尺状の光源ユニット200を備えている。
照明器具100、光源ユニット200はいずれも長尺状であり、以下の説明において、長手方向を長手方向X、長手方向Xに対する短手方向を短手方向Yとし、長手方向Xおよび短手方向Yそれぞれに直交する方向を上下方向Zとする。また、照明装置1が照射する被照射面と照明装置1が取り付けられる被取付面が対向する状態において、被照射面から被取付面に向かう方向を上方向Z1とし、上方向Z1と反対側であり被取付面から被照射面に向かう方向を下方向Z2とする。
図3は図2に示す照明器具100の斜視図でありで、図4は図3に示すバネ部122の斜視図であり、図5は図2に示す可動ユニット300の斜視図であり、図6の(a)は図3に示す第一端板310の斜視図であり、図6の(b)は図6の(a)のB方向からみた第一端板310の斜視図であり、図7の(a)は図3に示す第二端板320の斜視図であり、図7の(b)は図7の(a)のC方向からみた第二端板320の斜視図であり、図8は図2で示す照明器具200のA-断面図であり、図9は図2に示す照明器具200のB-B′断面図である。
照明器具200は、被取付部の開口側に設けられる第一本体部110と、この第一本体部110の上側に設けられた第二本体部120と、第一本体部110と第二本体部120を連結する可動ユニット300とを有している。
第一本体部110は、長手方向Xに本体開口11を形成するように設けられた反射部112と、この反射部112の長手方向Xの両端に設けられた第一端板310を有している。
第一端板310の水平保持部312は、照明器具200が支持具Aに取り付けするときに、支持具Aの上方向Z1端部A1と当接するものであり、水平保持部312が支持部Aに当接することで照明器具200は支持具Aに支持される。
また、第一本体部110の本体開口111の長手方向Xの長さL1は、対に設けられた蓋部311の対向する面同士の長手方向Xにおける長さである。本体開口111の長手方向Xの長さL1は、対に設けられた支持部Aの長さL4(図12の(a)に図示)と略同等になるように形成されている。
水平保持部312は、制御用開口313が形成された保持部底面312aと、保持部312aの側辺から上方向Z1に突設した保持部側面312bを有している。
第二本体部120は、略中央の光源ユニット200が取り付けられる主本体121、主本体121の長手方向両端に設けられた第二端板320を有している。
して形成されたものである。側部121bは、長手方向Xの端部側の短手方向Yの端部に第二端板320と係合する突設部121baを有している。突設部121baは、側部121bの短手方向Yの端部から短手方向Y外側へ突出するように設けられている、突設部121baは、例えば、ネジやボルトなどでも良く、板金の一部を突設するように加工したものでも良い。
また、側部121bは、照明装置1を支持部Aに取り付け後に、下方向Z2から上方向Z1を見上げたときに本体開口111から被取付部の裏側が見えないように隠すものである。
バネ部122は図4に示すようにバネ固定部122aと、バネ円弧部122bと、バネ先端部122cが設けられている。バネ固定部122aは、凹部121aの底面に固定される。バネ円弧部122bは、円弧形状をしており、一端にバネ先端部122cが設けられている。バネ先端部122cは、後述する連結金具260に引っ掛けられる。
また、バネ部122は、ステンレス材料や、バネ鋼材などの弾性材料で形成される。なお、バネ部122は、板材の弾性材料を曲げて形成しても良く、線材の弾性材料を曲げて形成してもよい。
第二端板320は、水平保持部312が端板開口321aに挿通されることで、水平保持部312に沿って長手方向Xへ移動することができる。
また、端板支持部321bは、主本体121の長手方向Xの端部に係合するものであり、上下方向Zに併設して2つ設けられている。第二端板320は、端板支持部321bが主本体121の長手方向Xの端部と係合することで、主本体121を保持することができる。端板支持部321bは、主本体121の長手方向Xの端部に設けられた切り欠き部に挿し込まれ係合するものであり、凹部開口121aaの長手方向Xの端部側を覆うように係合している。
端板バネ部322は、第二端板320の移動を規制するものである。端板バネ部322は、第二端板320を主本体121側へ押圧し、第二端板320の意図しない移動を抑制することができる。例えば、第二端部320が水平保持部312から外れるのを抑制することができる。
スリット部323aは、図7に示すように、下側水平部323aa、垂直部323ab、上側水平部323acを有し、コの字状に形成されている。突設部121baは、スリット部323aに係合した状態で、下側水平部323aa、垂直部323ab、上側水平部323acに沿って移動することができる。よって、主本体121はスリット部323aに沿って移動することができる。
なお、端板本体321に設けられた2つの端板保持部321bは、それぞれが下側水平部323aa、上側水平部323acに応じた位置に設けられている。よって、突設部121baが下側水平部323aaで保持されているときは下方向Z2側の端板保持部321bで主本体121を保持し、突設部121baが上側水平部323acで保持されているときは上方向Z1側の端板保持部321bで主本体121を保持する。
また、照明器具100は、可動ユニット300によって、第二本体部120を第一本体部110と対向した状態で、第一本体部110から離れるように可動させることができる。
なお、照明器具100は、図8および図9に示すように、主本体121の凹部開口121aa側と第一端板310の保持部底面312aの間に、点線で示すような光源ユニット200を収容する収容空間S1を形成している。また、収容空間S1は、保持部底面312aと下方向Z1側の端板支持部321bとの間に形成されている。
また、光源ユニット200は、端子台と接続し発光体210に所定の点灯電力を供給する電源装置250と、バネ部122と係合する連結金具260とを備えている。
光源ユニット200は、凹部121aに一部が挿入されるよう主本体121aに取り付けられる。この光源ユニット200の長手方向Xの両端に設けられた対になる蓋240の長さL3は、本体開口111の長さL1よりも長く、凹部開口121aaの長さL2よりも短く形成されている。また、照明器具100に取り付けられた状態で、光源ユニット200の長手方向Xの端部側は、図8および図9に示す凹部開口121aa側と第一端板310の保持部底面312aの間の収容空間S1に収容される。
図12は照明器具100が支持部Aに取り付けられる前の状態であり、図13は図12の状態から照明器具100が支持部Aに取り付けられた状態であり、図14は図13の状態から第二端板320が長手方向Xへ移動した状態であり、図15は図14の状態から第二本体部120が上方向Z1に移動した状態であり、図16は図15の状態から第一本体部110に光源ユニット100が挿し込まれている状態であり、図17は図16の状態から第二本体部120に光源ユニット200が取り付けられている状態であり、図18は図17の状態から第二本体部120に光源ユニット200が取り付けられ、第二端板320が長手方向Xへ移動した状態であり、図19は図18の状態から照明装置1が支持部Aに取り付けられた状態を示す。
図13の状態において、第一本体部110が支持部Aの間に配置された状態で、可動ユニット300の水平保持部312が支持具Aの上方向Z1の端部A1に当接し、爪部335が支持具Aの上方向Z1の端部に引っ掛かることで、照明器具1は支持部Aに固定される。
このとき、被取付部の開口となる長手方向Xにおける対向する支持具A同士の間の長さL4は、照明器具100の本体開口111と略同等の長さになる。
なお、光源ユニット200を取り外すときは、上記の工程の逆の工程により取り外すことができる。
また、光源ユニット200を交換するときは、図16のように、主本体部121が第二端板320の上側水平部323acで保持された状態で交換することができる。主本体部121が上側水平部323acで保持された状態において、既に装着されていた光源ユニット200を外し、新たな光源ユニット200を装着させることができる。
このように、第二本体部120が可動することで、第一本体部110と第二本体部120との間に光源ユニット200を取付けするための作業空間S2を形成することができ、光源ユニットの着脱を容易にすることができる。よって、照明器具100に装着された光源ユニット200の交換も容易にすることができる。
よって、本体開口111の長さが、標準で用意している光源ユニットの長手方向Xの長さよりも短くとも、標準で用意している光源ユニットを照明器具100に取り付けすることができる。これにより、本体開口111の長さに応じた光源ユニットの開発をしなくとも良く、開発工数の抑制、長さの種類の増加による在庫の増大を抑制することができる。
Claims (6)
- 被取付部に設けられた開口に埋め込むように取付けられる長尺状の照明器具であって、
長尺状の光源ユニットが挿入される、長手方向の長さが前記光源ユニットの長さよりも短い本体開口が形成された長尺状の第一本体部と、
前記光源ユニットが取り付けられる長尺状の第二本体部と、
前記光源ユニットを前記第二本体部に取り付ける際に前記第一本体部に対して前記第二本体部が可動できるように、前記第一本体部と前記第二本体部とを接続する可動ユニットと、
を備えたことを特徴とする照明器具。 - 前記可動ユニットは、前記第二本体部を前記第一本体部と対向した状態で前記第一本体部から離れるように移動させることによって、前記第一本体部と前記第二本体部との間に、前記光源ユニットを前記第二本体部に取り付けるための空間を形成することを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
- 前記第二本体部は前記本体開口の前記長手方向の長さよりも長く形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の照明器具。
- 前記第二本体部は前記開口の大きさよりも長く形成されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の照明器具。
- 前記可動ユニットは、前記第一本体部および前記第二本体部の長手方向の端部に設けられたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の照明器具。
- 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の照明器具と、
前記照明器具に着脱可能に取り付けられる光源ユニットと、
を備えた照明装置。
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