JP6625192B2 - 光源ユニット - Google Patents
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Description
このため、光源ユニット2の自重のため、係止部261(係止金具26)の取付構造に起因する隙間の積み重ねに伴う自重方向への変位の発生や、係止部261の弾性変形の発生により、光源ユニット2が自重方向に下がってしまうおそれがある。この場合、係止部261の側方近辺における光源ユニット2と器具本体1との間に隙間ができてしまう。
長尺形状の光源ユニットであって、
発光素子が実装された長尺形状の発光部と、
長尺形状の平板状の取付部であって一方の面に前記発光部が取り付けられる取付部、及び長尺形状をなす前記取付部の長手方向に沿う一方の端部から前記発光部とは反対方向に立設する側面部を有する保持部と、
先端に引掛部を有し、長尺形状をなす前記取付部の短手方向となる前記取付部の幅方向にスライドするように前記取付部の他方の面に取付けられたスライド部と
を備え、
前記スライド部は、
第一の嵌合部を有し、
前記保持部は、
前記側面部の方向に第二の嵌合部を有し、
前記スライド部は、
前記側面部の方向にスライドした場合に、前記側面部から遠ざかる方向に前記引掛部が前記側面部から突き出すと共に前記第一の嵌合部が前記第二の嵌合部に嵌まることを特徴とする。
図1から図13を参照して本実施の形態における照明器具を説明する。本実施の形態では、本発明に係わる照明器具の一例として天井などの被取付部に取り付けられる、逆富士形の照明器具について説明する。以下の説明において、便宜上、天井面側(被取付面側)を上面側とし、床面側(被取付面と反対側)を下面側として説明をおこなう。
図1及び図2に示すように、照明器具300は、被取付部に当接するように設置される器具本体部100と、器具本体部100に脱着可能に取り付けられる光源部200(光源ユニット)から構成されている。
図4、図6のように、凹部111とは、底面部112、側壁部113−1,113−2で構成され、断面がコの字形状で、長手方向の範囲118にわたり形成される部分である。なお、図4に示す本体部110(底面部112、側壁部113−1,113−2、傾斜部114−1,114−2)は1枚の板を折り曲げて形成されるが、複数枚の板から形成しても構わない。凹部111の底辺側となる底面部112は、天井などの被取付部に当接する。側壁部113−1には、図2、図4に示すように、略矩形状をした引掛孔130が器具本体部100の前後方向における両端寄りの位置にそれぞれ設けられている。また、凹部111の開口の長手方向の側辺のそれぞれから、傾斜部114−1、114−2が形成されている。なお、長手方向の両側には凹部111及び傾斜部114−1、114−2を覆うように端板120−1,120−2が取り付けられている。
(1)LEDユニット210は、複数のLED211(発光素子)と、複数のLED211が実装されている基板212とを有する。LEDユニット210は、照明器具300の長手方向(図1)と略同等となるように長尺形状に形成されており、複数のLED211は基板212の長尺方向へ並ぶよう配設されている。
(2)保持部220は、LEDユニット210が取り付けられる。
(3)カバー部230は、LEDユニット210を覆うように保持部220に取り付けられて、LEDユニット210から照射される光を拡散制御する。
(4)光源蓋部240は、カバー部230の端部を覆う。
(5)バネ部250は器具本体部100に配設されたバネ係止金具150に係止される。バネ部250は、スライド爪部400と共に光源部200を器具本体部100に取り付けけるための取り付け部品であり、バネ部250と共に、器具本体部100に取り付けられた光源部200の自重を支える。
(6)バネ保持部260は、バネ部250を保持する。
(7)点灯装置270は、LEDユニット210を点灯させる。
(8)スライド爪部400は器具本体部100に形成された引掛孔130と係合する。
(2)垂直部412は、スライド片411から略垂直に突設されている。垂直部412は略中央に、貫通孔として形成された第一の嵌合部4101である爪開口部4101−1を有する。
(3)爪本体部413は、垂直部412に対してスライド片411が延びる方向と反対方向に延びる。
(4)爪先端部414は、爪本体部413の先端が爪本体部413と鋭角をなすように折り曲げられた形状をなしている。
(1)また図6に示すように、保持底面部422は、保持正面部221の他方の面221bに当接するように固定される。保持底面部422はスライド片411をスライド可能に保持するL形状をした保持爪部421を有する。
(2)図8に示すように、保持側面部423は、保持底面部422より略垂直に立ち上がり、爪部410が保持部220から延出するスライド方向に形成されている。保持側面部423には第一の嵌合部4101である爪開口部4101−1と嵌合する第二の嵌合部4201としての保持突部4201−1が形成されている。図8のスライド爪部400では、第一の嵌合部4101は爪開口部4101−1であり開口形状であり、第二の嵌合部4201は保持突部4201−1であり突形状である。
(1)カバー爪部231は、保持部220の保持側面部222−1,222−2に係合する。
(2)反射部232は、保持正面部221の一方の面221aと対向するように形成されている。
(3)水平部233は、カバー爪部231の保持正面部221側端部から保持正面部221の外側に向かって水平に形成されている。
(4)拡散部234は、水平部233の端部から、LEDユニット210を覆うように略円弧形状をなす。
次に、図9、図10、図13を参照して、光源部200の器具本体部100への取り付け方法を説明する。
(1)はじめに、図9に示すように爪部410を、爪固定部420の保持突部4201−1が遠ざかっている状態から、図10に示すように保持突部4201−1に近づくよう幅方向223にスライドさせる。図10の状態では、爪部410の爪開口部4101−1が爪固定部420の保持突部4201−1に挿し込まれて嵌合する。図9から図10の状態に爪部410がスライドする場合、爪本体部413の突出し長さLは、L1からL2に増加する。このように、爪部410は、保持側面部222−1の方向にスライドした場合に、保持側面部222−1から遠ざかる方向に爪先端部414が保持側面部222−1から突き出すと共に、第一の嵌合部4101である爪開口部4101−1が第二の嵌合部4201である保持突部4201−1に嵌まる。
(2)次に、図13(a)に示すように、延出するようにスライドされた爪先端部414を、器具本体部1000の引掛孔130に引っ掛ける。
(3)その後、図13(b)に示すように、引っ掛けた箇所(2箇所の引掛孔130)を回転の軸とし光源部200を回転させ、図12に示すようにバネ部250の腕部252−2をバネ係止金具150の係止溝部153に係合させて、腕部252−2を係止片152に取り付ける。これにより、図6の状態のように、光源部200は器具本体部100に取り付けられる。
また第一の嵌合部4101である爪開口部4101−2は、保持突部4201−2が嵌る形状の開口であり、図15では長方形として示した。
図18に示すように、爪固定部420Bでは保持側面部423の最も近くに配置された対となる保持爪部421が、第二の嵌合部4201である保持突部4201−3を兼ねている。保持突部4201−3は保持底面部422から突き出た突形状である。
また第一の嵌合部4101である爪開口部4101−3は、保持突部4201−3が嵌る形状の開口(切欠き形状)である。図18に示すように爪開口部4101−3は、a,b,c,dで示される矩形の切欠き形状である。図18に示す保持突部4201−3の上面421aが、爪開口部4101−3のa〜bを結ぶ周縁と嵌合することで、図17の嵌合状態になる。
本実施の形態では、光源部200のスライド爪部400では、スライドすることで爪開口部4101−1が保持突部4201−1に嵌り、光源部200の側方から爪本体部413が延出する爪部410により、器具本体部100に取り付けられる。スライド爪部400では、爪本体部413が光源部200の側方から延出する向きにスライドしたときにスライド方向に対して略垂直方向(下面側)となる自重方向に対して剛性を向上させる嵌合部(爪開口部4101−1、保持突部4201−1)を有している。
よって、爪部410は爪固定部420に、がたつきなくしっかりと固定される。また、嵌合部(爪開口部4101−1、保持突部4201−1)は引掛孔130寄りに配置されるので、爪本体部413が引掛孔130の周縁から光源部200の自重による反力を受ける場合にも弾性変形が小さくなる。このため、爪部410は光源部200の自重を強固に支持できるので、光源部200と器具本体部100との間に隙間ができるのを抑制できる。上記の効果をスライド爪部400A,400Bも同様に有することは明らかである。
水平部、234 拡散部、240 光源蓋部、250 バネ部、251 基端部、252−1 腕部、252−2 腕部、260 バネ保持部、270 点灯装置、300 照明器具、400,400A,400B スライド爪部、410,410A,410B 爪部、411 スライド片、412 垂直部、413 爪本体部、414 爪先端部、4101 第一の嵌合部、4101−1,4101−2,4101−3 爪開口部、420,420A,420B 爪固定部、421 保持爪部、422 保持底面部、423 保持側面部、4201 第二の嵌合部、4201−1,4201−2,4201−3 保持突部。
Claims (3)
- 複数の発光素子が配設された、長尺形状の発光部と、
一方の面に前記発光部が取り付けられる長手形状の取付部、前記取付部の長手方向に沿う一方の端部から前記発光部とは反対方向に立設するように形成された側面部、及び、前記取付部から前記発光部と反対方向に立設するように前記取付部の一部によって形成された保持爪部を有する保持部と、
先端に引掛部を有し、短手方向となる前記取付部の幅方向にスライドするように前記保持爪部によって保持された状態で前記取付部の他方の面に取付けられたスライド部と
を備えた光源ユニット。 - 前記保持爪部は、
前記取付部の一部を前記発光部と反対方向に切り起こして形成されている請求項1に記載の光源ユニット。 - 前記スライド部は、
第一の嵌合部を有し、
前記保持部は、
第二の嵌合部を有し、
前記スライド部は、
前記側面部に向かってスライドした場合に、前記引掛部が前記側面部から遠ざかるように前記側面部から突出すると共に前記第一の嵌合部が前記第二の嵌合部に嵌まる請求項1又は請求項2に記載の光源ユニット。
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