JP2016207621A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置内部の熱循環を促進することにより装置内部の放熱を促進し、不要な蓄熱を防止する照明装置を提供する。
【解決手段】発光素子120aが実装された基板120bが取り付けられる基板取付面部111aを有するプレート部110と、カバー側部131を有し、カバー側部131がプレート部110のプレート側部122を覆ってプレート部110に取り付けられるカバー130とを有する光源ユニット100と、底面部211aと側面部211bと開口縁部211baにより形成される開口部211cとからなる凹部211を有する照明器具200とを備え、光源ユニット100は基板取付面部111aの裏面を底面部211aに対向させると共にカバー側部131を開口縁部211baに対向させて凹部211に取り付けられ、カバー側部131と開口縁部211baとの間に隙間部190が形成される。
【選択図】図7

Description

本発明は、発光素子が実装された長尺形状の光源ユニットと、この光源ユニットを取り付ける照明器具とを有する照明装置に関する。特に、装置内部に空気の流路を構成する照明装置に関する。
照明装置においては、発光素子から発せられる熱により装置内部の温度が上昇し、周辺電子部品の不良を促進してしまうため、放熱を効率的に行う構成が必要である。
特許文献1には、放熱効率を向上させるため、基板を取り付ける取付部材と器具本体とを面接触させる照明装置が開示されている。
特開2014−179209号公報
特許文献1では、光源ユニットにより器具本体の凹部内を密閉してしまうので、凹部内の温度上昇を助長してしまう虞があるという課題がある。
本発明では、装置内部に空気の流路を構成することにより、装置内部の熱循環を促進し、装置内部の放熱を促進すると共に不要な蓄熱を防止することができる照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係る照明装置は、発光素子が実装された基板が取り付けられる基板取付面部を有する板状のプレート部と、前記発光素子を覆うとともに、カバー側部を有し、前記カバー側部が前記プレート部の端部であるプレート側部を覆って前記プレート部に取り付けられるカバーとを有する光源ユニットと、底面部と前記底面部の端部を基端部として立ち上がる側面部とによって形成され、前記側面部の先端部を開口縁部とする開口部が設けられた凹部を有する照明器具とを備え、前記光源ユニットは、前記基板取付面部の裏面を前記底面部に対向させるとともに、前記カバー側部を前記開口縁部に対向させて前記凹部に取り付けられ、前記カバー側部と前記開口縁部とは所定の距離を隔てて配置される。
本発明に係る照明装置によれば、基板取付面部を有する長手方向に延びた板状のプレート部とカバー側部がプレート部のプレート側部を覆ってプレート部に取り付けられるカバーとを有する光源ユニットと、底面部と側面部と開口縁部により形成された開口部とからなる凹部を有する照明器具とを備え、光源ユニットは、基板取付面部の裏面を底面部に対向させると共に、カバー側部を開口縁部に対向させて凹部に取り付けられ、カバー側部と開口縁部との間に隙間部が形成されるので、隙間部から凹部内に空気を流入させることができ、装置内部の熱循環を促進し、装置内部の放熱を促進すると共に不要な蓄熱を防止することができる。
実施の形態1に係る照明装置10の斜視図。 実施の形態1に係る照明装置10の分解斜視図。 実施の形態1に係る光源ユニット100の斜視図。 実施の形態1に係る光源ユニット100の5面図。 (a)は実施の形態1に係る照明装置10の上面図及び端面図、(b)は(a)のA−A断面図。 図5の(a)のB−B断面図。 実施の形態1に係る照明装置10における装置内部の空気の流路を示す図。 実施の形態1に係る照明装置10の6面図。 実施の形態2に係る照明装置10の断面図において、吊ボルト400と電線保持部材160との構成を表した模式図。 実施の形態2に係る電線保持部材160の別例である電線保持部材160aを示す図であり、(a)は電線保持部材160aの6面図、(b)及び(c)は電線保持部材160aの取り付け状態を示す図。 実施の形態2に係る第1電線クランプ180を示す図であり、(a)は第1電線クランプ180の6面図、(b)は第1電線クランプ180の分解斜視図、(c)は電線の取り付け状態を示す図。 実施の形態2に係る第2電線クランプ170の6面図。 実施の形態2に係る電線保持部材160のバリエーションを示す図であり、(a)は電線保持部材160の使用状態を示す断面図、(b)は電線保持部材160の別例である電線保持部材160bの使用状態を示す断面図。 実施の形態3に係る照明装置10Aの斜視図。 図14に示す照明装置10AのB−B断面図。 実施の形態3に係る照明装置10Bの斜視図。 図16に示す照明装置10BのB−B断面図。 実施の形態3に係る照明装置10Cの斜視図。 図18に示す照明装置10CのB−B断面図。 実施の形態3に係る照明装置10Dの斜視図。 図20に示す照明装置10DのB−B断面図。 実施の形態3に係る照明装置10Eの斜視図。 図22に示す照明装置10EのB−B断面図。 実施の形態3に係る照明装置10Fの斜視図。 図24に示す照明装置10FのB−B断面図。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、実施の形態の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「表」、「裏」といった方向や位置が示されている場合、それらの表記は、説明の便宜上、そのように記載しているだけであって、装置、器具、部品等の配置や向き等を限定するものではない。なお、以下の説明では、天井面等のように照明器具を取り付ける取付部の方向を取付方向あるいは上方とし、光源の照射方向を下方として説明する。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係る照明装置10の斜視図である。
図2は、本実施の形態に係る照明装置10の分解斜視図である。
図3は、本実施の形態に係る光源ユニット100の斜視図である。
図4は、本実施の形態に係る光源ユニット100の5面図である。
図5は、(a)は本実施の形態に係る照明装置10の上面図及び端面図であり、(b)は(a)のA−A断面図である。
図6は、図5の(a)のB−B断面図である。
図1から図6を用いて、本実施の形態に係る照明装置10の構成の概要について説明する。
本実施の形態に係る照明装置10は、天井や壁などの取付部300に取り付けられる照明装置であり、長手方向に延びた長尺状の照明装置である。この照明装置10は、長手方向に複数連結して用いられる場合がある。
照明装置10は、光源ユニット100と、光源ユニット100を着脱可能に取り付ける照明器具200とを有する。
<光源ユニット100の説明>
図3、図4及び図6に示すように、光源ユニット100は、プレート部110、LEDモジュール120、カバー130、電源装置140、2つの取付具150を有する。
プレート部110は、長手方向に延びた板状であり、発光素子120aが実装された基板120bが取り付けられる基板取付面部111aを有する。また、プレート部110は、短手方向の端部であるプレート側部110aを有する。また、プレート側部110aは、光源ユニット100が照明器具200に取り付けられた状態で、照明器具200の凹部211の底面部211aに向かって立ち上がる立上部112を備える。
プレート部110は、長尺状の平板である平面部111と、この平面部111の短手方向の両端が折り曲げられて形成される立上部112とを有し、短手方向に切る断面が略コ字形状である。プレート部110は、モジュールフレームとも称される。
基板取付面部111aには、LEDである発光素子120aが実装された基板120bを備えるLEDモジュール120が取り付けられる。また、基板取付面部111aの裏面である装置取付面部111dには、LEDモジュール120に電力を供給する電源装置140と、2つの取付具150とが取り付けられる。
なお、光源ユニット100の光源は、LEDモジュールに限らず、有機ELあるいはレーザなどの発光素子を用いてもよい。
電源装置140は、平面部111の長手方向中央より一方側に寄せて取り付けられている。なお、電源装置140は、平面部111の長手方向中央に取り付けられていても構わない。
2つの取付具150は、平面部111の長手方向の両端側にそれぞれ取り付けられている。取付具150は、後述する照明器具200が備えるバネ230と係合し、光源ユニット100を照明器具200に固定する。
さらに、取付具150は、光源ユニット100の形状に応じて設置される数が変更することができる。光源ユニット100の長手方向の長さが短い場合は、長手方向の一端部のみに取付具150を設置し他端部はフックなどで固定する機構としてもよい。また、光源ユニット100の長手方向の長さが長い場合は、長手方向の両端部と中央部に取付具150を設置してもよい。中央部に取付具150を設置する場合は、取付具150および取付具150に対応し照明器具200に配置され板バネ230が、電源装置140と干渉しない位置を選択する。
カバー130は、基板120bを覆う。また、カバー130は、長手方向に延びたカバー側部131を有する。カバー130は、カバー側部131がプレート部110の短手方向の端部であるプレート側部110aを覆ってプレート部110に取り付けられる。
図6に示すように、カバー130は、プレート部110に取り付けられたLEDモジュール120を覆うようにプレート部110に取り付けられる。立上部112にはカバー130の取付側の端部が取り付けられ、カバー130がプレート部110に固定される。
図4に示すように、電源装置140には、第1電線500cが接続される。第1電線500cは、先端部にコネクタ501が接続されたハーネスである。第1電線500cが後述する端子台240に接続されたハーネス500dと接続されることにより、電源装置140は端子台240から電力を受け取ることができる。
また、電源装置140には、電力をLEDモジュール120に供給するための第2電線500eが接続される。第2電線500eは、電源装置140からプレート部110の長手方向端部を介してLEDモジュール120まで接続される。
なお、図4に記載されている電線保持部材160、第2電線クランプ170、第1電線クランプ180については後述する。
<照明器具200の説明>
照明器具200は、器具本体210と、器具本体210の両端部に取り付けられる端板部220とを備える。
器具本体210は、コの字状に折り曲げられて形成され、長手方向に延びた凹部211を備える。器具本体210は、板金が折り曲げられて形成される。
図2及び図6に示すように、凹部211は、長手方向に延びた底面部211aと、底面部211aの短手方向の両端部を基端部として立ち上がる側面部211bとを備える。また、凹部211は、側面部211bの先端部を開口縁部211baとする開口部211cが形成される。
また、器具本体210は、開口縁部211baから取付側に向かって広がるように形成された傾斜部211dを備える。
凹部211の底面部211aには、端子台240と、2つのバネ230が設置される。端子台240は、電源端子台である。あるいは、端子台240は信号端子台でも構わない。バネ230は、上述した光源ユニット100が備える取付具150に対応する位置に配置される。また、図6に示すように、光源ユニット100が照明器具200に取り付けられた状態では、光源ユニット100が備える電源装置140の少なくとも一部が開口部211cから凹部211に挿入される。
なお、板バネ230は、照明器具200の形状に応じて設置される数が変更することができる。照明器具200の長手方向の長さが短い場合は、長手方向の一端部のみに板バネ230を設置し他端部はフックなどで固定する機構としてもよい。また、照明器具200の長手方向の長さが長い場合は、長手方向の両端部と中央部に板バネ230を設置してもよい。中央部に板バネ230を設置する場合は、板バネ230および板バネ230に対応する光源ユニット100が備える取付具150が、光源ユニット100に取り付けられる電源装置140と干渉しない位置を選択する。
図示はないが、端子台240には外部電源に接続される電源電線500aが接続される。また、図示はないが、端子台240には照明器具200を長手方向に連結した場合に隣接する照明器具に電力や信号を送る送り電線500bが接続される。よって、凹部211内には、電源電線500aや送り電線500b等が配設される。
図5の(a)に示すように、底面部211aには、電源電線500aを通過させる電源線挿入孔250、天井等から吊下げられている吊ボルト400を挿入させるボルト挿入孔251等の各種の貫通孔2501が形成されている。ここでは、底面部211aに4つのボルト挿入孔251が形成されている。
<光源ユニット100の取り付け工程>
次に、照明器具200に光源ユニット100を取り付ける取り付け工程について説明する。照明器具200の天井等の取付部300への取り付けは、天井からつり下げられている吊ボルト400に固定する方法、ネジなどの固定具により直接天井に固定する方法などがある。
照明器具200を取付部300に取り付ける際、天井から引き出される電源電線500a、すなわちFケーブルを、電源線挿入孔250を介して照明器具200の凹部211内に引き込み、端子台240に接続する。
次に、バネ230を光源ユニット100の取付具150と係合させ、光源ユニット100と照明器具200との間に作業空間が存在する状態で、端子台240のハーネス500dのコネクタ502と、電源装置140の第1電線500cのコネクタ501とを接続する等の作業が行われる。その後、光源ユニット100を照明器具200に向かって押し上げ、光源ユニット100が照明器具200に取り付けられる。
<装置内部の空気の流路の構成について>
図7は、本実施の形態に係る照明装置10における装置内部の空気の流路を示す図である。
図8は、本実施の形態に係る照明装置10の6面図である。
図7及び図8を用いて、本実施の形態に係る照明装置10における装置内部の空気の流路について説明する。
図7は、本実施の形態に係る照明装置10の断面図において、装置内部の空気の流路の説明に必要な構成を簡易的に示した模式図である。
図7に示すように、光源ユニット100は、基板取付面部111aの裏面である装置取付面部111dを凹部211の底面部211aに対向させて凹部211に取り付けられる。また、光源ユニット100は、カバー側部131を開口縁部211baに対向させて凹部211に取り付けられる。
このとき、カバー側部131と開口縁部211baとは所定の距離を隔てて配置される。つまり、カバー側部131と開口縁部211baとの間に隙間部190が形成される。
図8に示すように、隙間部190は、照明器具200とカバー130との長手方向の境界部分に形成される。
図7に示すように、カバー130は、発光素子120aに対向するカバー前面部132を備える。カバー前面部132は、短手方向両側のカバー側部131の下端部から連続して形成される。
カバー側部131は、カバー係合部1311とカバー側面部1313とを備える。また、カバー側面部1313はカバー突出部1312を備える。
カバー係合部1311は、立上部112を覆って立上部112と係合する。カバー側面部1313は、カバー前面部132の短手方向の端部から連続して基板取付面部111aに向かって形成される。カバー突出部1312は、カバー係合部1311とカバー側面部1313との間に形成され、凹部211の中央部から離れる向きに突出する。
隙間部190は、カバー突出部1312と開口縁部211baとの間に形成される。
カバー係合部1311は、カバー側面部1313の上部の内側に立上部112に沿って形成される。
カバー側面部1313は、カバー係合部1311の外側部に上端部が接合され、カバー前面部132の短手方向端部に下端部が接合される。
カバー突出部1312は、光源ユニット100が照明器具200に取り付けられた状態で、カバー側面部1313がカバー係合部1311の外側部に接合された部分から開口縁部211baに向かって突出する。
カバー側部131と開口縁部211baとを隔てる距離、つまり隙間部190は、意匠性を損なうことなく空気などの気体が通過できる寸法であり、数ミリ程度が好ましく、1mmから5mm程度が好ましい。2mmから4mmが特に好ましい。なお、隙間部190は、上記の数値以外でも構わない。
図8に示すように、凹部211の底面部211aには、電源線挿入孔250、ボルト挿入孔251等の、底面部211aを貫通する貫通孔2501が形成される。これらの貫通孔2501は空気などの気体が通過できる寸法である。
隙間部190を通過して凹部211の内部に流入した空気は底面部211aに形成された貫通孔2501を通過して凹部211の外部に流出する。つまり、図7の矢印に示すように、凹部211の内部には、空気の流路が形成される。
照明装置10は、光源ユニット100が動作すると光を発する(点灯する)発光素子120aと点灯電力を生成する電源装置140とからは動作熱が発生し凹部211の内部の空気の温度が上昇する。温度が上昇した空気は上方へ移動し底面部211aに形成された貫通孔2501を通過して凹部の外部に流出する。そして、温度が低い空気が隙間部190を通過して凹部211の内部に流入する。このようにして、光源ユニット100から発生する熱は照明装置の外部に排出される。
なお、凹部211の底面部211aには、電源線挿入孔250、ボルト挿入孔251等の貫通孔2501が形成されているが、電源線挿入孔250、ボルト挿入孔251以外にも、空気の流路を形成する目的で貫通孔を形成してもよい。
図7に示すように、開口縁部211baは、凹部211の中央部から離れる向きに滑らかに湾曲した湾曲部211bbを有する。湾曲部211bbは、凹部211の側面部211bが外側に湾曲されて形成されている。
また、カバー突出部1312は、湾曲部211bbに向かって突き出す曲面を形成する。
このように、隙間部190は、短手方向の両側が曲面により構成されているので、空気が通過し易い形状となっている。
また、図1及び図2に示すように、光源ユニット100の長手方向の端部であるユニット端部260は、凹部211の長手方向の端部である凹部端部2111と当接する。図1及び図8に示すように、照明装置10において、ユニット端部260と凹部端部2111とが当接する部分を当接部191とする。
当接部191ではユニット端部260と凹部端部2111とが接触している。また、隙間部190では、光源ユニット100の長尺の側部と照明器具200の開口縁部211baとが接触せずに隙間を有している。すなわち、隙間部190は、光源ユニット100の両側の長尺の側部にスリット状に存在する。
***本実施の形態に係る効果の説明***
本実施の形態に係る照明装置によれば、光源ユニットのカバー側部と照明器具の開口縁部との間に隙間部が形成されるので、器具外の空気を器具本体の凹部内部に取り入れることができる。よって、装置内部の熱循環を促進することが可能となり、直流電源やLEDモジュール等の電子部品の長寿命化を実現すると共に、不要な熱の拡散を防止することができる。
また、本実施の形態に係る照明装置によれば、凹部の底面部に貫通孔が形成され、隙間部から凹部の内部に流入した空気が底面部に形成された貫通孔から流出する空気の流路を構成することができる。よって、器具本体凹部背面の配線穴等の貫通孔を経由して、隙間部から流入した空気を天井裏へ循環させることができるので、より効果的に装置内部の熱循環を促進することができる。
また、本実施の形態に係る照明装置によれば、凹部の中央部から離れる向きに突出したカバー突出部と開口縁部との間に隙間部が形成されるので、照明装置を下方から見た場合でも隙間部がカバー突出部により見え難くなり、意匠性を高くすることができる。また、光源ユニットが照明器具に取り付けられた状態で、カバー突出部の上端部は凹部の内部に位置するので、照明装置の隙間部部分を水平方向から見た場合でも隙間部が存在することが分かり難く、意匠性を高くすることができる。
また、本実施の形態に係る照明装置によれば、開口縁部は凹部の中央部から離れる向きに滑らかに湾曲した湾曲部を有し、カバー突出部は湾曲部に向かって突き出す曲面を形成するので、より空気が流入し易い形状となり、空気の流出入を促進することができる。
また、本実施の形態に係る照明装置によれば、光源ユニットの長手方向端部の当接部において光源ユニットと照明器具とが当たっており、光源ユニットの短手方向の両側の側部のみに隙間部が存在する。したがって、照明装置の光源ユニットに下方から不測の押力が加わった場合でも、光源ユニット自体が凹部内部に陥没し難い丈夫な照明装置を実現することができる。
また、本実施の形態に係る照明装置によれば、隙間部は光源ユニットの両側に長手方向にスリット状に形成されているので、ほこりなどで隙間部全体が詰まることはなく、長期的に空気が流入し易い構造を実現することができる。
実施の形態2.
本実施の形態では、主に、実施の形態1と異なる点について説明する。
本実施の形態は、実施の形態1で説明した光源ユニット100において、電源装置140に接続された第1電線500c、第2電線500e等の電線500を装置取付面部111dにおいて適切な位置に配設することができる構成について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1と同様の構成部については同一の符号を付し、その説明を省略する。
***構成の説明***
図9は、本実施の形態に係る照明装置10の断面図において、吊ボルト400と電線保持部材160との構成を表した模式図である。
図10は、本実施の形態に係る電線保持部材160の別例である電線保持部材160aを示す図であり、(a)は電線保持部材160aの6面図、(b)及び(c)は電線保持部材160aの取り付け状態を示す図である。
図11は、本実施の形態に係る第1電線クランプ180を示す図であり、(a)は第1電線クランプ180の6面図、(b)は第1電線クランプ180の分解斜視図、(c)は電線の取り付け状態を示す図である。
図12は、本実施の形態に係る第2電線クランプ170の6面図である。
図13は、本実施の形態に係る電線保持部材160のバリエーションを示す図であり、(a)は電線保持部材160の使用状態を示す断面図、(b)は電線保持部材160の別例である電線保持部材160bの使用状態を示す断面図である。
図9から図13を用いて、本実施の形態に係る照明装置10において、電源装置140に接続される電線500を適切な位置で固定する構成について説明する。
図9は、本実施の形態に係る照明装置10の断面図において、吊ボルト400と電線保持部材160とを説明するために必要な構成を簡易的に示した模式図である。
プレート部110は、上述したように、発光素子120aが実装された基板120bを一面側の基板取付面部111aに取り付けるとともに、発光素子120aに電力を供給する電源装置140を基板取付面部111aの裏面である他面側の装置取付面部111dに取り付ける。
電線保持部材160は、電源装置140に接続される電線500を保持する。電線保持部材160は、長方形の板状である台座部166を備える。電線保持部材160は、台座部166の長辺方向が装置取付面部111dの短手方向に沿うように設置される。電線保持部材160は、台座部166の長辺方向の端部に、電線500を保持する端部クリップ部162を有する。
電線保持部材160は、電線500等の配線材をクリップする配線クリップとも称される。
端部クリップ部162は、電線保持部材160が装置取付面部111dに設置された状態で、装置取付面部111dの短手方向の中央部P0と装置取付面部111dの短手方向の端部P1との中心部P2より、装置取付面部111dの短手方向の端部P1の側に配置される。図9に示すように、端部クリップ部162は中心部P2近傍であり、かつ端部P1寄りに端部クリップ部162の少なくとも一部が位置していればよい。あるいは、端部クリップ部162全体が中心部P2と端部P1との間に位置していてもよい。また、端部クリップ部162は、端部P1近傍に位置していてもよい。
すなわち、電線保持部材160の両側の端部クリップ部162は、上記のように配置されることにより、保持する電線500を装置取付面部111dの短手方向の中央部P0近傍から離すことができ、電線500が吊ボルト400と干渉することを防ぐことができる。
上述したように、光源ユニット100は、長手方向に延びた底面部211aを備える凹部211を有する照明器具200に、装置取付面部111dを底面部211aに対向させて取り付けられる。また、照明器具200の底面部211aには、吊ボルト400を凹部211に挿入させるボルト挿入孔251が形成される。
電線保持部材160は、長辺方向の中央部の側に台座部166を基端部として立ち上がる支持部165と、支持部165の先端部に形成され短手方向の端部P1側に張り出す張出部161とを備える。支持部165の先端部または張出部161が、ボルト挿入孔251を介して凹部211に挿入される吊ボルト400の先端部401と当接し、凹部211内部への吊ボルト400の侵入を規制する。つまり、支持部165の先端部または張出部161が、ボルト止め部として機能する。
図9に示すように、天井などの取付部300に形成されたボルト孔301から突出する吊ボルト400は、ボルト挿入孔251を介して凹部211の内部に挿入される。図5の(a)では、照明器具200の長手方向の中央部の両側に2つずつのボルト挿入孔251が形成されている。なお、ボルト挿入孔251の数や位置は、照明器具の大きさや長さによって適宜選択される。
電線保持部材160は、図4に示すように、吊ボルト400が挿入される位置、すなわち光源ユニット100が照明器具200に取り付けられた状態で、ボルト挿入孔251に対応する位置に配置される。
好ましくは、電線保持部材160は、少なくとも支持部165の先端部または張出部161のどちらかが、ボルト挿入孔251と重なる位置に配置される。すなわち、電線保持部材160は、照明器具200に対する光源ユニット100の取付方向を法線方向とする断面において、支持部165の先端部または張出部161が、ボルト挿入孔251と重なる位置に形成される。
図10に示すように、張出部161は、台座部166に対向する板状である。張出部161は、板状の上面部で吊ボルト400の先端部401を止める。
電線保持部材160は、張出部161の板状の下面側と台座部166との間に、電源装置140に接続される電線500を保持する中央クリップ部164を備える。図13の(a)(b)に示すように、電線保持部材160,160bは、この中央クリップ部164にも電線500を保持することができる。中央クリップ部164に保持された電線500は、吊ボルト400の先端部401を止める張出部161の直下に保持されるので、吊ボルト400が張出部161に遮られて電線500に干渉することを防止できる。
電線保持部材160は、台座部166における装置取付面部111dの側の面に突出する取付片163を備える。装置取付面部111dには、取付片163と係合する部材取付孔111cが形成される。取付片163が部材取付孔111cに挿入されることにより、電線保持部材160が装置取付面部111dに固定される。
具体的には、例えば、取付片163を装置取付面部111dと交わる向きに押し込み取付片163に設けられた係止爪を装置取付面部111dに引掛ける方法、取付片163を装置取付面部111dに沿って直線方向または回転方向にスライドさせて装置取付面部111dに設けられた係止突起(図示省略)で係止する方法などを、用いることができる。
図10の(b)及び(c)では、取付片163が部材取付孔111cに挿入された後に、台座部166が係止突起167を乗り越えてP10方向にスライドされることにより、電線保持部材160が装置取付面部111dに固定される。
なお、本実施の形態では、形状の異なる3種類の電線保持部材160,160a,160bを示しているが、これらの電線保持部材では、端部クリップ部162の形状と、装置取付面部111dに嵌め込まれる取付片163の形状とが異なっている。その他の部分の形状は、略同一である。
電線保持部材160の端部クリップ部162の形状は、内部に電線500を通過させる部分の形状は略三角形状であり、上部に電線500を挿入するためのスリット1621が形成されている。また、電線保持部材160の取付片163は、端部クリップ部162の外側面から下方に向かって形成される。取付片163の下端部には、装置取付面部111dの部材取付孔111cを通過した後、取付片163が部材取付孔111cから抜けないように部材取付孔111cの縁部に引っ掛ける引掛け部1631を備える。
電線保持部材160aの端部クリップ部162の形状は、内部に電線500を通過させる部分の形状は略正方形状であり、上面に電線500を挿入するためのスリット1621が形成されている。また、電線保持部材160の取付片163は、端部クリップ部162の下側面から下方に向かってL字形状、カギ形状に形成される。電線保持部材160の取付片163は、このL字形状により部材取付孔111cから抜けないような構造となっている。
電線保持部材160bの端部クリップ部162の形状は、内部に電線500を通過させる部分の形状は略長方形状であり、電線保持部材160bの中央側から電線500を挿入する構成となっている。また、電線保持部材160bの取付片163は、電線保持部材160の取付片163と同様の構成である。
なお、図10に示すように、支持部165は、台座部166の両側の長辺から外側に突き出るように壁状(板状)に形成される。このように支持部165を台座部166の両側の長辺から突き出すように形成することにより、張出部161が補強され、電線500と吊ボルト400とが干渉することを確実に防止することができる。なお、ボルト止め部として機能する支持部165の先端部および張出部161の底面部211aに対向する対向面積は、好ましくは、当接する吊ボルト400の先端部401の面積を基準にして決められる。さらに好ましくは、凹部211の内部に挿入される吊ボルト400ボルトの挿入傾きを考慮して、ボルト挿入孔251の開口面積を考慮して決められる。例えば、電線保持部材160は、照明器具200に対する光源ユニット100の取付方向を法線方向とする断面において、張出部161の底面部に対向する対向面積がボルト挿入孔251の開口面積以上であってもよい。また、電線保持部材160は、照明器具200に対する光源ユニット100の取付方向を法線方向とする断面において、張出部161の底面部に対向する対向面積が吊ボルト400の先端部401の面積以上であってもよい。また、電線保持部材160は、照明器具200に対する光源ユニット100の取付方向を法線方向とする断面において、張出部161の底面部に対向する対向面積が吊ボルト400の先端部401の面積未満であってもよい。そして、支持部165は、壁状の態様の他、例えば棒状、筒状などの態様であってもよい。
図4に示すように、装置取付面部111dには、電源装置140に接続される電線500のうち吊ボルト400と干渉しない位置に配設された第1電線500cが存在する。この第1電線500cは、例として電源装置140に接続されたハーネスがあり、電線保持部材160には届かない長さである。
図4に示すように、電源装置140は、装置取付面部111dにおいて吊ボルト400と干渉しない位置に配置される。
また、光源ユニット100は、電源装置140に接続される電線のうち吊ボルト400と干渉しない位置に配設された第1電線500cを、装置取付面部111dの短手方向の端部で保持する第1電線クランプ180を備える。第1電線クランプ180は、ハーネスをクランプするハーネスクランプとも称される。
図11に示すように、第1電線クランプ180は、上面が略正方形状の平たい直方体形状である。対向する一対の側面にそれぞれ取付片部181を備える。下面には複数の第1電線500cを蛇行クランプさせる電線保持部182が形成されている。電線保持部182は、下面に起立した複数の起立壁183によって形成されている。電源装置140に接続される第1電線500cは施工性を考慮した余長を有しており、電線保持部182に沿って蛇行させてクランプすることによって、第1電線500cの余長が調整される。取付片部181が装置取付面部111dに形成された電線クランプ取付孔(図示省略)に挿入されることにより、第1電線クランプ180が装置取付面部111dに固定される。図4に示すように、第1電線クランプ180は、吊ボルト400と干渉しない位置であって装置取付面部111dの短手方向の端部の位置に配置され、第1電線500cをクランプする。
また、図4に示すように、装置取付面部111dには、電源装置140と装置取付面部111dの裏面の基板取付面部111aに取り付けられたLEDモジュール120とを接続する第2電線500eが配設される。この第2電線500eは、装置取付面部111dの長手方向の端部を介してLEDモジュール120に接続される。
光源ユニット100は、電源装置140に接続される電線500のうち基板取付面部111aに取り付けられた基板120bに接続される第2電線500eを、装置取付面部111dの長手方向の端部で保持する第2電線クランプ170を備える。
第2電線クランプ170は、スリット状の電線保持部172が形成されたゴム等の弾性体により形成される。第2電線クランプ170は、ハーネス保持ゴムとも称される。なお、第2電線クランプ170はゴム等の弾性体以外のものであってもよい。
図12に示すように、第2電線クランプ170は、上面が略長方形状の平たい直方体形状である。対向する一対の長辺面のうちの一方の下面に取付片部171を備える。取付片部171がプレート部110の長手方向の端部に差し込まれることにより、第2電線クランプ170が装置取付面部111dに固定される。
第2電線クランプ170には、第2電線500eを挿入するスリット状の電線保持部172が形成される。第2電線クランプ170は、第2電線500eを電線保持部172のスリットに沿って挿入させ、電線保持部172の両側の弾性体の弾性力により第2電線500eを保持する。図4に示すように、第2電線クランプ170は、装置取付面部111dの長手方向の端部に配置される。第2電線クランプ170は、装置取付面部111dにおいて短手方向の端部に沿って配設される第2電線500eを、装置取付面部111dの長手方向の端部において短手方向中央部に誘導する。
***本実施の形態に係る効果の説明***
本実施の形態に係る照明装置によれば、長方形の平板である台座部の長辺方向が装置取付面部の短手方向に沿って設置され、台座部の長辺方向の端部に電線を保持する端部クリップ部を有する電線保持部材を備えるので、電線を装置取付面部の短手方向の中央部近傍から離すことができる。
本実施の形態に係る照明装置によれば、端部クリップ部は装置取付面部の短手方向の中央部と装置取付面部の短手方向の端部との中心部より、装置取付面部の短手方向の端部の側に配置されるので、電線をより確実に装置取付面部の短手方向の中央部近傍から離すことができ、電線が吊ボルトと干渉することを防ぐことができる。
本実施の形態に係る照明装置によれば、電線保持部材は、支持部の先端部に形成され、吊ボルトの先端部を止める張出部を備えるので、電線が吊ボルトと干渉することをより確実に防ぐことができる。
本実施の形態に係る照明装置によれば、電線保持部材が張出部の下面部と台座部との間に中央クリップ部を備えるので、電線が吊ボルトと干渉することを確実に防ぎつつ、短手方向中央部においても電線を保持することができる。
本実施の形態に係る照明装置によれば、吊ボルトと干渉しない位置に配設された第1電線を装置取付面部の短手方向の端部で保持する第1電線クランプを備えるので、電線保持部材が設置されていない部分の電線を保持し、電線の余長を調整し遊びを少なくすることができる。このため、光源ユニットを照明器具に取り付ける際に余長部分を光源ユニットと照明器具との間に挟みこんでしまうおそれがなくなり施工性を向上させる。また、第1電線500cは電源装置140と干渉するおそれもなくなる。さらに、粘着テープなどの保持構成と比較して、組立性、対環境性能および長期信頼性に優れた構成である。
本実施の形態に係る照明装置によれば、基板取付面部に取り付けられた基板に接続される第2電線を装置取付面部の長手方向の端部で保持する第2電線クランプを備えるので、装置取付面部111dにおいて短手方向の端部に沿って配設される第2電線500eを、装置取付面部111dの長手方向の端部において短手方向中央部に誘導することができる。よって、第2電線500eを傷めずに、装置取付面部111dから基板取付面部111aに引き回すことができる。また、電線の余長を調整し遊びを少なくすることができるので、光源ユニットを照明器具に取り付ける際に余長部分を光源ユニットと照明器具との間に挟みこんでしまうおそれがなくなり施工性を向上させる。さらに、粘着テープなどの保持構成と比較して、組立性、対環境性能および長期信頼性に優れた構成である。
以上のように、本実施の形態に係る照明装置によれば、電線保持部材、第1電線クランプ、第2電線クランプを備えているので、電線が吊ボルトと干渉することを防止しつつ、電線を適切な位置に配設することができる。また、電線の遊びを少なくし、電線が照明器具と光源ユニットとの間に挟まったりすることを防ぎ、電線の配線の引き回しをすっきりと整理することができる。
実施の形態3.
本実施の形態では、主に、実施の形態1,2と異なる点について説明する。
本実施の形態は、実施の形態1,2で説明した照明装置10のバリエーションである照明装置10A,10B,10C,10D,10E,10Fについて説明する。
本実施の形態において、実施の形態1と同様の構成部については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態に係る照明装置10A,10B,10C,10D,10E,10Fでは、実施の形態1,2で説明した光源ユニット100と同一の光源ユニット100を備える。
本実施の形態に係る照明装置10A,10B,10C,10D,10E,10Fにおいて実施の形態1と異なる点は、照明器具200の形状である。ただし、照明器具200の凹部211の構成は、実施の形態1,2で説明した凹部211の構成と同一である。よって、光源ユニット100と凹部211との取付構造は、実施の形態1,2で説明した取付構造と同一であり、実施の形態1,2で説明した構成及び効果は本実施の形態に係る照明装置10A,10B,10C,10D,10E,10Fについても適用することができる。
なお、本実施の形態に係る照明装置10A,10B,10C,10D,10E,10Fにおいて、実施の形態1,2で説明したものと形状は異なるが機能が同一の構成については、実施の形態1,2で用いた符号に添え字A,B,C,D,E,Fを付して説明する。
実施の形態1,2で説明した照明装置10は、図5の(a)に示す器具本体210の上面部2101を、天井面等の取付部300に直付けする直付けタイプの照明装置である。図6に示す器具本体210の短手方向の幅Lは、例えば、150mmである。また、照明装置10の傾斜部211dは、水平面から角度θ傾斜している。
図14は、本実施の形態に係る照明装置10Aの斜視図である。また、図15は、図14に示す照明装置10AのB−B断面図である。
照明装置10Aは、直付けタイプである。照明装置10Aは、照明器具200Aの形状が照明装置10の照明器具200と異なる。照明装置10Aの短手方向の幅LAは、照明装置10の短手方向の幅Lの1.4〜1.7倍である。照明装置10Aの短手方向の幅LAは、例えば、230mmである。
傾斜部211dAの水平面からの角度θAは、図6に示す傾斜部211dの水平面からの角度θよりも小さい。
図16は、本実施の形態に係る照明装置10Bの斜視図である。また、図17は、図16に示す照明装置10BのB−B断面図である。
照明装置10Bは、直付けタイプである。照明装置10Bは、照明器具200Bの形状が照明装置10の照明器具200と異なる。また、照明装置10Bは、照明器具200Bが光を反射させる構成を備えていないトラフタイプの照明装置である。
図18は、本実施の形態に係る照明装置10Cの斜視図である。また、図19は、図18に示す照明装置10CのB−B断面図である。
照明装置10Cは、直付けタイプである。照明装置10Cは、照明器具200Cの形状が照明装置10の照明器具200と異なる。また、照明装置10Cは、照明器具200Cの傾斜部211dCが凹部211の開口縁部211baから下方に向かって広がるように形成された反射笠タイプの照明装置である。
図20は、本実施の形態に係る照明装置10Dの斜視図である。また、図21は、図20に示す照明装置10DのB−B断面図である。
照明装置10Dは、天井面等の取付部300に形成された取付孔に埋め込まれて取り付けられる埋込タイプの照明装置である。照明装置10Dは、照明器具200Dの形状が照明装置10の照明器具200と異なる。照明装置10Dの短手方向の幅LDは、例えば150mmである。
図22は、本実施の形態に係る照明装置10Eの斜視図である。また、図23は、図22に示す照明装置10EのB−B断面図である。
照明装置10Eは、埋込タイプの照明装置である。照明装置10Eは、照明器具200Eの形状が照明装置10の照明器具200と異なる。照明装置10Eの短手方向の幅LEは、照明装置10Dの短手方向の幅LDの0.6〜0.7倍である。照明装置10Eの短手方向の幅LEは、例えば、100mmである。
図24は、本実施の形態に係る照明装置10Fの斜視図である。また、図25は、図24に示す照明装置10FのB−B断面図である。
照明装置10Fは、埋込タイプの照明装置である。照明装置10Fは、照明器具200Fの形状が照明装置10の照明器具200と異なる。照明装置10Fは、Cチャンネル回避型の照明装置である。照明装置10Fは、埋め込まれる照明器具200Fの高さHFが、図21に示す照明器具200Dの高さHDや図23に示す照明器具200Eの高さHEよりも低い。照明装置10Fの短手方向の幅LFは、照明装置10Eの短手方向の幅LEの1.8〜2.2倍である。照明装置10Fの短手方向の幅LFは、例えば、220mmである。
上述したように、光源ユニット100と凹部211との取付構造は、実施の形態1,2で説明した取付構造と同一であり、実施の形態1,2で説明した構成及び効果は本実施の形態に係る照明装置10A,10B,10C,10D,10E,10Fについても適用することができる。
以上、本発明の実施の形態1〜3について説明したが、これらの実施の形態の2つ以上を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、2つ以上を部分的に組み合わせて実施しても構わない。その他、これらの3つの実施の形態を、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施しても構わない。
なお、上記の実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
なお、上述した光源ユニット、照明器具、および照明装置は、いずれも長手形状の例であるが、これ限らず、正方形、円形、多角形など他の形状であっても本願発明が適用できる。
10,10A,10B,10C,10D,10E,10F 照明装置、100 光源ユニット、110 プレート部、110a プレート側部、111 平面部、111a 基板取付面部、111ab 露出面部、111b へこみ部、111c 部材取付孔、111d 装置取付面部、112 立上部、122 プレート側部、120 LEDモジュール、120a 発光素子、120b 基板、121 接着面部、121a 窪み部、1231 銅、1232 樹脂コート、130 カバー、131 カバー側部、1311 カバー係合部、1312 カバー突出部、1313 カバー側面部、132 カバー前面部、140 電源装置、141 スペーサ、142 ハーネス、1421 コネクタ、150 取付具、151 取付具上端部、152 バネ挿入孔、153 プレート取付部、154 プレート取付台、160,160a,160b 電線保持部材、161 張出部、162 端部クリップ部、1621 スリット、163 取付片、1631 引掛け部、164 中央クリップ部、165 支持部、166 台座部、167 係止突起、170 第2電線クランプ、171 取付片部、172 電線保持部、180 第1電線クランプ、181 取付片部、182 電線保持部、183 起立壁、190 隙間部、191 当接部、200,200A,200B,200C,200D,200E,200F 照明器具、210 器具本体、2101 上面部、211 凹部、2111 凹部端部、211a 底面部、211b 側面部、211ba 開口縁部、211bb 湾曲部、211c 開口部、211d,211dA,211dB 傾斜部、220 端板部、221 電線挿通孔、230 バネ、240 端子台、250 電源線挿入孔、251 ボルト挿入孔、2501 貫通孔、260 ユニット端部、300 取付部、301 ボルト孔、400 吊ボルト、401 先端部、500 電線、500a 電源電線、500b 送り電線、500c 第1電線、500d ハーネス、500e 第2電線、501,502 コネクタ、600 接着剤、R1 配線領域。

Claims (8)

  1. 発光素子が実装された基板が取り付けられる基板取付面部を有する板状のプレート部と、前記発光素子を覆うとともに、カバー側部を有し、前記カバー側部が前記プレート部の端部であるプレート側部を覆って前記プレート部に取り付けられるカバーとを有する光源ユニットと、
    底面部と前記底面部の端部を基端部として立ち上がる側面部とによって形成され、前記側面部の先端部を開口縁部とする開口部が設けられた凹部を有する照明器具と
    を備え、
    前記光源ユニットは、
    前記基板取付面部の裏面を前記底面部に対向させるとともに、前記カバー側部を前記開口縁部に対向させて前記凹部に取り付けられ、
    前記カバー側部と前記開口縁部とは所定の距離を隔てて配置されることを特徴とする照明装置。
  2. 発光素子が実装された基板が取り付けられる基板取付面部を有する長手方向に延びた板状のプレート部と、前記発光素子を覆うとともに、長手方向に延びたカバー側部を有し、前記カバー側部が前記プレート部の短手方向の端部であるプレート側部を覆って前記プレート部に取り付けられるカバーとを有する光源ユニットと、
    長手方向に延びた底面部と前記底面部の短手方向の端部を基端部として立ち上がる側面部とによって形成され、前記側面部の先端部を開口縁部とする開口部が設けられた凹部を有する照明器具と
    を備え、
    前記光源ユニットは、
    前記基板取付面部の裏面を前記底面部に対向させるとともに、前記カバー側部を前記開口縁部に対向させて前記凹部に取り付けられ、
    前記カバー側部と前記開口縁部とは所定の距離を隔てて配置されることを特徴とする照明装置。
  3. 前記所定の距離は空気が通過できる距離であり、前記カバー側部と前記開口縁部と間には前記所定の距離の隙間が設けられた請求項1、2のいずれかに記載の照明装置。
  4. 前記底面部は、空気が通過できる貫通孔が形成された請求項1から請求項3のいずれかに記載の照明装置。
  5. 前記カバー側部と前記開口縁部との間を通過して前記凹部の内部に流入した空気が前記貫通孔を通過して前記凹部の外部に流出する請求項4に記載の照明装置。
  6. 前記プレート側部は、
    前記光源ユニットが前記照明器具に取り付けられた状態で前記底面部に向かって立ち上がる立上部を備え、
    前記カバーは、
    前記発光素子に対向するカバー前面部であって前記カバー側部と連続するカバー前面部を備え、
    前記カバー側部は、
    前記立上部を覆って前記立上部と係合するカバー係合部と、前記カバー前面部の短手方向の端部から連続して前記基板取付面部に向かって形成されたカバー側面部とを備え、
    前記カバー側面部は、
    前記凹部の短手方向における中央部から離れる向きに突出したカバー突出部を備え、
    前記カバー突出部と前記開口縁部との間に前記所定の距離の隙間が形成される請求項5に記載の照明装置。
  7. 前記開口縁部は、
    前記凹部の短手方向における中央部から離れる向きに滑らかに湾曲した湾曲部を有し、
    前記カバー突出部は、
    前記湾曲部に向かって突出する曲面を形成する請求項6に記載の照明装置。
  8. 前記光源ユニットは、
    長手方向の端部が前記凹部の長手方向の端部と当接する請求項2から7のいずれか1項に記載の照明装置。
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