JP2019192541A - 灯具、照明装置および灯具用のカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】外殻部であるカバーの外面部に、埃、汚れなどが溜まりにくくするカバー、灯具および照明装置を提供する。【解決手段】照明器具に装着される灯具であって、光源となる発光素子と、発光素子を覆い、照明器具に装着された状態において外部に露出した部分の外面部に対する法線の向きが、発光素子の光軸に沿う向きから光軸に直交する向きまでの範囲内となる外壁部を有する、透光性を有するカバーとを備えたものである。【選択図】図5

Description

本発明は、灯具、照明装置および灯具用のカバーに関するものである。特に、照明器具の器具本体と着脱可能な構成の灯具などに係るものである。
照明装置において、光源となる発光素子を保護するため、カバーで覆うことがある。このとき、筒形のカバーなどにより密閉した密閉構造を有する灯具を備える照明装置が提案されている(たとえば、特許文献1および特許文献2参照)。
特開2015−146264号公報 特開2016−058266号公報
しかしながら、外殻部であるカバーの形状によっては、カバーの外表面部分に、埃、汚れなどが溜まりやすくなる。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、本発明は、埃、汚れなどが溜まりにくいカバー、灯具および照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係る灯具は、照明器具に装着される灯具であって、光源となる発光素子と、発光素子を覆い、照明器具に装着された状態において外部に露出した部分の外面部に対する法線の向きが、発光素子の光軸に沿う向きから光軸に直交する向きまでの範囲内となる外壁部を有する、透光性を有するカバーとを備えたものである。
本発明によれば、カバーの外周部は、外部に露出した部分の外面部に対する法線の向きが、発光素子の光軸に沿う向きから光軸に直交する向きまでの範囲内となっているので、埃などが留まりにくい形状となり、埃、汚れなどが溜まりにくくなる。
本発明の実施の形態に係る照明装置1の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る照明装置1の照明器具2と灯具3とを分割した分割斜視図である。 本発明の実施の形態に係る灯具3の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る灯具3の端部における分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る照明装置1の断面図である。 本発明の実施の形態に係る透光性カバー30に係る効果を説明する図(その1)である。 本発明の実施の形態に係る透光性カバー30に係る効果を説明する図(その2)である。 本発明の実施の形態における変形例1として示す照明装置1aについて説明する図である。 本発明の実施の形態における変形例2として示す照明装置1bについて説明する図である。 本発明の実施の形態における変形例3として示す照明装置1cについて説明する図である。 本発明の実施の形態における変形例4として示す照明装置1dについて説明する図である。
以下、本発明の実施の形態に係る灯具、照明装置および灯具用のカバーについて、図面を参照して説明する。各図において同じまたは対応する構成要素には、同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
ここで、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、実施の形態の説明において、上、下、左、右、前、後、表、裏といった向きあるいは位置が示されている場合がある。これらの表記は、説明の便宜上の記載であり、装置、器具、あるいは部品などの配置、方向および向きを限定するものではない。
実施の形態.
<照明装置1の構成>
図1から図5を参照して、実施の形態に係る照明装置1の構成を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る照明装置1の斜視図である。図2は、本発明の実施の形態に係る照明装置1の照明器具2と灯具3とを分割した分割斜視図である。図3は、本発明の実施の形態に係る灯具3の斜視図である。図4は、本発明の実施の形態に係る灯具3の端部における分解斜視図である。図5は、本発明の実施の形態に係る照明装置1の断面図である。
以下の説明において、照明装置1の長手方向に沿った方向を長手方向Xとする。また、長手方向Xに直交し、長手方向Xに対する短手方向を短手方向Yとする。そして、長手方向Xおよび短手方向Yのいずれとも直交する方向を上下方向Zとする。また、長手方向Xにおいて、長手端部側への向きを、端向きX1とする。そして、端向きX1と反対側への向きであり、長手中央側への向きを中向きX2とする。さらに、上下方向Zにおいて、照明装置1が取り付けられる造営部9側(すなわち、天井、壁などの被取付部側)への向きを上向きZ1とする。そして、上向きZ1と反対側への向きであり照明装置1から光が照射される照射空間側への向きを下向きZ2とする。ここで、上向きZ1は、灯具3が照明器具2に取り付けられる向きであり、下向きZ2は、灯具3が照明器具2から取り外される向きである。
本実施の形態における照明装置1は、後述する天井、壁などの造営部9に取り付けられる照明器具2と照明器具2に装着される灯具3によって構成される。本実施の形態では、いわゆるトラフタイプの照明器具2を例として示す。照明器具2を構成する器具本体20は、実施の形態1では、金属製の板材を折り曲げて形成される。器具本体20は、器具底面部21、2つで一組となる器具側面部22および器具端部23を有している。また、器具端部23には、ノックアウト24が形成され、後述する電線(図示せず)などを挿通する際に取り外される。照明器具2の構成などについて、さらに説明する。
装着部25は、(収容部、凹部)は、装着された灯具3の一部を収容する。装着部25は、器具本体20の器具底面部21、一組の器具側面部22および器具端部23により形成される。このため、装着部25は空間を有する。ここで、装着部25が収容する灯具3の一部は、照射側ではない非照射部となる。また、器具本体20の下端に位置する開口端部26は、器具本体20に囲まれていない開口部分である。開口端部26は、照明器具2の装着部25に対して、灯具3の着脱を行う際の装着口となる。連結部27には、灯具3が取り付けられる。本実施の形態では、連結部27は、器具端部23と一体に形成されている。開口端部26から長手方向Xにおける中向きX2に向って、折り曲げて形成されている。ネジ孔28は、灯具3に取り付けられた、後述する連結ネジ48がねじ止めされる孔である。連結ネジ48がねじ止めされ、灯具3が照明器具2に装着される。
照明具および光源ユニットとなる灯具3は、照明器具2に装着されて使用される。本実施の形態では、長手方向Xにおける両端部に取り付けられた連結ネジ48によって照明器具2の連結部27に装着される。実施の形態1の灯具3は、主として、透光性カバー30、発光部60などを有している。
透光性カバー30は、少なくとも可視光を透過する透光性の材料が用いられ、後述する取付部材50、発光部60、点灯装置(図示せず)などを内部の空間に収容し、保護する、筒形状の外殻部である。透光性カバー30は、ガラス、ポリカーボネイト、アクリルなどの樹脂材料を用いて形成することができる。また、透光性カバー30において、装着部25から外部に露出している部分は外観意匠部分にもなる。本実施の形態の透光性カバー30は、押出成形によって筒形部材を、製品の仕様などに応じて必要な長さに切断することで、製造することができる。
本実施の形態では、透光性カバー30のうち、装着部25から外部に露出している部分は、後述する発光部60の照射側および台座51の表面を覆う外殻部(外壁部)になる。ここで、この部分の外周部37については、外面部に対する法線の向きが、後述する発光素子61の光軸Lに沿う向きから光軸Lに直交する向きまでの範囲内となっている。たとえば、下方に向けて光が照射されるように照明器具2に装着された灯具3において、透光性カバー30の装着部25から外部に露出している部分は、外面部が下方、斜め下方、あるいは側方(水平方向外側)に向いており、上方、あるいは斜め上方に向いていない。また、透光性カバー30のうち、装着部25に収容され、外部に露出していない部分は、点灯装置(図示せず)の器具側、台座51における取付面部52の裏面側を覆う外殻部(外壁部)になる。ここで、透光性カバー30について、製品の仕様などに応じて、光拡散性、波長弁別性などを有するものであってもよい。また、透光性カバー30のうち、外部に露出していない部分については、反射性、遮光性などを有する材料を用いて形成してもよい。
本実施の形態の筒形の透光性カバー30は、内部に収容される機器を覆い、内部に収容される機器に対する位置によって、一組の並行部31、第1接続部32および第2接続部33に分かれている。また、2つのリブ34が設けられている。一組の並行部31は、透光性カバー30において、一組の面が同じ距離で並行する面を有している。本実施の形態では、一組の並行部31の外側の面部分となる外面部および内側の面部分となる内面部は、それぞれ、ともに平面形状である。一組の外面部および内面部は、透光性カバー30に収容される発光素子61の光軸Lに沿った平面であり、外殻部(外壁部)の外表面となっている。本実施の形態では、この平面は、灯具3が照明器具2に装着された状態で、上下方向Zに沿っている。さらに、この平面は、一組の外面部および内面部は、灯具3が照明器具2に装着された状態で、それぞれ対向する器具側面部22に沿った平面でもある。そして、灯具3が照明器具2に取り付けられるまたは取り外される向きに沿った平面にもなる。このため、透光性カバー30の並行部31は、短手方向Yにおいて、器具側面部22より外側にはならず、器具側面部22の内側に位置する。並行部31のうち、灯具3が照明器具2に装着されたときに露出している部分は、灯具3の側方における照射部となる。
第1接続部32は、一組の並行部31における照射側の端部どうしを繋いでいる部分であり、後述する発光素子61の光軸Lと交わり、灯具3の主たる照射部となる。第1接続部32は、発光素子61からの光を下方に向けて照射する。第1接続部32の外面部および内面部は、1または複数の面で構成されている。図5に示すように、本実施の形態では、透光性カバー30における第1接続部32の外面部および内面部が、1つの曲面で構成されている場合について説明する。ここで、第1接続部32の外面部および内面部が、複数の面で構成される場合は、複数の異なる曲率の複数の曲面、複数の異なる角度の複数の平面、これらの曲面と平面とを組み合せて構成することができる。第2接続部33は、一組の並行部31における器具側の端部どうしを繋いでいる部分であり、灯具3が照明器具2に装着された状態において、装着部25に収容される部分である。本実施の形態では、透光性カバー30における第2接続部33の外面部および内面部は、1つの曲面で構成されている場合について説明する。ここで、第2接続部33の外面部および内面部が、複数の面で構成される場合は、複数の異なる曲率の複数の曲面、複数の異なる角度の複数の平面、これらの曲面と平面とを組み合せて構成することができる。
リブ34は、透光性カバー30の外面部の法線方向に張り出すように設けられる。本実施の形態では、リブ34は、各並行部31において、外側に向って張り出すように設けられている。そして、各リブ34は、並行部31と一体形成される。各リブ34は、透光性カバー30の長手方向Xに延設されている。リブ34は、灯具3が照明器具2に装着された状態で、器具側面部22における開口端部26付近と対向するような位置に形成される。
カバー端部35は、透光性カバー30の両端部分である。嵌合部36は、カバー端部35において端部カバー40が嵌合される部分である。端部カバー40と嵌合できるように、嵌合部36の外面部はリブ34を有していない。前述したように、押出成形によって押出した筒形部材を切断して透光性カバー30を製造する場合には、長手方向Xに延設されたリブ34のうち、嵌合部36に対応する部分を削除する。外周部37は、一組の並行部31、第1接続部32および第2接続部33となる外殻部(外壁部)の外面側である。また、内周部38は、一組の並行部31、第1接続部32および第2接続部33となる外殻部(外壁部)の内面側である。
端部カバー40は、透光性カバー30の長手方向Xにおける両端部に取り付けられる。端部カバー40は、封止具43を挟んで嵌着(嵌合)することによって、透光性カバー30を密閉構造とする。ここで、端部カバー40に取り付けられる取付部材50および透光性カバー30は、照明装置1の使用環境温度、灯具3の点灯時と消灯時とにおける温度の変化に対し、特に、長手方向Xにおける伸縮量が異なる。端部カバー40は、透光性カバー30の密閉を維持しながら、透光性カバー30および取付部材50の長手方向Xにおける端部どうしが、相互に移動可能となるような構造となっている。端部カバー40は、外カバーとなる第1端部カバー41と内カバーとなる第2端部カバー42とを有している。第1端部カバー41は、第1カバー主部410、第1カバー貫通孔411および415、第1カバー係合孔412、第1カバー周部414、第1カバー電線保持部416、第1カバー端面部417、第1カバー排水孔418並びに第1カバー蓋419を有している。また、第2端部カバー42は、第2カバー主部420、第2カバー貫通孔421、第2カバー係合片422および第2カバー周部425を有している。ここで、本実施の形態の第1端部カバー41および第2端部カバー42は、樹脂材料を用いて形成されているものとして説明する。ただし、これに限定するものではない。樹脂材料以外の金属材料、セラミック材料などを用いて形成されてもよい。また、本実施の形態では、第1端部カバー41と第2端部カバー42と別部材とし、嵌着(嵌合)して一体化するようにしているが、あらかじめ一体化された1つの部材として成形するようにしてもよい。
パッキンなどのシール部材となる封止具43は、透光性カバー30の長手方向Xにおける両端部と端部カバー40との間に挟まれた状態で、透光性カバー30の長手方向Xにおける両端部を密閉する。封止具43は、樹脂材料を用いて弾性変形するように形成されて、透光性カバー30および端部カバー40に密着する。封止具主部430は、後述する内周部435の内側を塞ぐように形成される。封止具主部430は、固定具54の固定部56と第2端部カバー42の第2カバー主部420とに挟まれる。電線挿通部431は、電線(図示せず)を通過させる電線挿通孔432を有している。また、ネジ挿通部433は、ボス部57を被覆する。ネジ挿通部433の先端には、固定ネジ75をネジ止めするネジ挿通孔434を有している。内周部435は、第2端部カバー42の第2カバー周部425と透光性カバー30の内周部38とに挟まれる部分である。また、連結部436は、第2端部カバー42の第2カバー主部420と透光性カバー30のカバー端部35とに挟まれる部分である。そして、外周部437は、第1端部カバー41の第1カバー周部414と透光性カバー30の外周部37とに挟まれる部分である。
連結具44は、灯具3の長手方向Xの両端部に備えており、灯具3を照明器具2に取り付けるための取付金具ある。本実施の形態では、連結具44は、金属製の板材を折り曲げて形成されているものとする。ただし、これに限定するものではなく、押出成形など、他の方法で形成されてもよい。連結部45は、照明器具2の連結部27に当接する。連結部45の断差部450には、連結ネジ挿通孔451を通過した連結ネジ48を固定する抜け止めワッシャー49が配置される。断差部450の断差寸法は抜け止めワッシャー49の厚さ寸法と同じである。固定部46は、ボス部57が取り付けられる。固定部46は、端部カバー40と封止具43を、取付部材50の固定具54とともに挟持する。固定部46は、固定ネジ75をネジ止めする固定ネジ挿通孔460を有している。また、係合部47は、電線(図示せず)を通過させる電線挿通孔470を有している。また、第1カバー電線保持部416と係合する係合片471を有している。
取付部材50は、発光部60、点灯装置(図示せず)などを透光性カバー30内の空間に固定させる部材である。このため、取付部材50は、透光性カバー30に収容される。そして、取付部材50は、後述する固定ネジ75によって、端部カバー40および連結具44に固定される。したがって、取付部材50は、透光性カバー30には直接固定されていないが、透光性カバー30の長手方向Xにおける両側のカバー端部35に嵌合(嵌着)している端部カバー40を介して繋がっている。
台座51は、取付部材50の主たる部分であり、発光部60、点灯装置(図示せず)などが取り付けられる。本実施の形態では、台座51は、金属製の板材を折り曲げて形成されているものとする。ただし、これに限定するものではなく、押出成形など、他の方法で形成されてもよい。また、図示などは特にしていないが、放熱効率(熱放射率)、光の利用効率(反射率)などを向上させるために、表面処理、機能部材の敷設などを台座51に行うようにしてもよい。台座51の取付面部52において、照射側の面である表面には、発光部60が取り付けられる。また、器具側の面である裏面には、点灯装置(図示せず)などが取り付けられる。側部53は、取付面部52の短手方向Yの両端部分から照射側に折り曲げられた立設部分である。側部53は、台座51の剛性を向上させる。本実施の形態では、側部53は、照射側だけに立設させているが、照射側および器具側の両方に立設させるようにしてもよい。また、本実施の形態では、側部53は、取付面部52の短手方向Yの両端部分に立設させているが、たとえば、取付面部52の短手方向Yにおける中央部分など、両端部分以外の位置に立設させてもよい。
固定具54は、台座51の長手方向Xの両端部分に備えており、透光性カバー30の両端部に取り付けられた端部カバー40および連結具44に取付部材50を固定する金具である。ここで、本実施の形態では、固定具54は台座51と別部材で構成しているが、これに限定するものではない。たとえば、台座51の両端部分を折り曲げるなどして、台座51が固定具54と同じ機能をもつ部分を有するようにしてもよい。固定具54は、取付ネジ(図示せず)などの固定部材を用いて取り付けてもよい。固定具54は、取付部55および固定部56を有している。取付部55は、固定具54を台座51に取り付ける部分である。取付部55は、カシメ、溶着(溶接)、嵌着(係着)などの方法で台座51と構造的に一体化される。固定部56は、ボス部57が取り付けられている。固定部56は、連結具44の固定部46とともに端部カバー40と封止具43とを挟持する。ボス部57には、固定ネジ75がねじこまれるネジ孔58が形成されている。ネジ孔58の内周側には、ネジ溝が形成されている。そして、連結具44の外側から、連結具44の固定ネジ挿通孔460、第2端部カバー42の第2カバー貫通孔421、第1端部カバー41の第1カバー貫通孔411および封止具43のネジ挿通孔434が、固定ネジ75により、ネジ止めされる。
発光部60は、発光素子61、基板62などを有している。発光素子61は、電力供給により発光する。本実施の形態では、発光素子61に、発光ダイオード(Light Emitting Diode;以下、LEDと称す)素子を用いる。そして、本実施の形態の発光素子61は、波長が440〜480〔nm〕の青色光を出射するLEDチップ上に、青色光を黄色光に波長変換する蛍光体を配してパッケージ化された面実装部品である疑似白色LED素子である。ここで、発光素子61が出射する光は、光束値が最大であり、発光面に垂直な光軸Lに対して、対称に照射角αだけ広がる。本実施の形態では、発光素子61の照射角αは、120度であるものとする。発光素子61は、固体レーザ(Solid State Laser)、半導体レーザ(Semiconductor Laser)、有機EL(Electro Luminescence)、無機ELなどを用いてもよい。基板62は、ガラス−エポキシ基板(FR−4)、ガラス−コンポジット基板(CEM−3)、紙エポキシ基板(FR−3)、紙フェノール基板(XPC)、金属ベース基板などが用いられる。
発光部60は、他にも、発光素子61の電源となる点灯装置(図示せず)を有している。点灯装置は、外部から供給される電力から発光素子61を点灯させる電力に変換して、発光素子61に供給する。本実施の形態では、点灯装置は、前述したように、台座51の裏面に、ネジ(図示せず)などの固定部材を用いて取り付けられた状態で、発光素子61などとともに筒状の透光性カバー30に収容されている。ただし、点灯装置は、灯具3ではなく、照明器具2に取り付けられてもよい。この場合、後述する電線(図示せず)は、点灯装置から発光素子61に供給される電力の供給経路として機能する給電線となる。
本実施の形態における電線(図示せず)は、一端は点灯装置(図示せず)に接続される。そして、他端は、照明器具2に取り付けられている端子台(図示せず)に接続される。外部電源から電力の供給を受ける受電経路として機能する電源線となる。固定ネジ75は、連結具44、端部カバー40、および封止具43および取付部材50の固定具54を固定するネジである。
<作用効果>
図6および図7は、本発明の実施の形態に係る透光性カバー30に係る効果を説明する図である。以上のような構成による本実施の形態の照明装置1において、灯具3に、上述した透光性カバー30を用いることで、次のような効果を奏する。
本実施の形態の灯具3における透光性カバー30には、外面部および内面部が同じ距離で並行する一組の並行部31を有している。また、一組の並行部31のうち、灯具3が照明器具2に装着された状態で露出している部分は、灯具3の側方(水平方向外側)に向いている。そして、一組の並行部31における照射側の端部どうしは第1接続部32によって繋がっている。このように、透光性カバー30のうち、灯具3が照明器具2に装着された状態において露出している部分は、短手方向Yに膨出しておらず、側方から下方のいずれかの方向に向いている。したがって、透光性カバー30の並行部31において、上方あるいは斜め上方に向いた面が存在しない。
このため、透光性カバー30のうち、灯具3が照明器具2に装着された状態において露出している部分に、たとえば、図6に示す矢印D1の向きに埃などが運ばれた場合でも、図6の矢印D2で示すように、下方に流れ落ちる。したがって、透光性カバー30の外周部37には、埃などが溜まらない。このため、透光性カバー30は清潔に保たれ、また、透光性が保たれる。つまり、灯具3は意匠性が損なわれることがなく、また、光の利用効率が維持されるので、灯具3から照射される光量(光束値)、配光といった光学性能が維持される。
また、本実施の形態の灯具3では、透光性カバー30のうち、灯具3が照明器具2に装着された状態で露出している部分は、短手方向Yの外側(側方)に膨出していない。このため、図6の矢印Wに示すように、側方から受ける風を、外周部37に沿って、スムーズに迂回させることができる。すなわち、透光性カバー30において露出している部分は、空気抵抗が小さい形状となっている。このため、風圧の影響を受けにくく、照明装置1は風による揺れが発生しにくくなる。つまり、強い風に晒される屋外などであっても、照明装置1は、灯具3が照明器具2から外れたり、照明器具2が造営部9から外れたりするおそれがない。また、照明装置1から照射空間に対して安定して光が照射される。
また、本実施の形態では、透光性カバー30の対向する並行部31の外側に向って張り出すように、一体形成された一組のリブ34が長手方向Xに延設されている。このため、透光性カバー30の剛性を向上させることができ、灯具3の反り、撓み、捩れなどの変形を抑制することができる。
また、一組のリブ34は、照明器具2の装着部25において、短手方向Yにおける中心部分に灯具3が装着されるように案内する。このため、リブ34により、照明器具2との関係において、灯具3の位置決め(センタリング)を行うことができる。
そして、リブ34は、灯具3が照明器具2に装着された状態で、器具側面部22における開口端部26付近と(下端部)対向するような位置に形成されている。このため、装着部25に埃などが入り込むことを抑制することができる。そして、図6に示すように、透光性カバー30の第2接続部33の下方(矢印P)に流下する埃などは、リブ34によってできるS部に留まり、リブ34より下側の、透光性カバー30が露出している部分に落ちることを抑えることができる。
さらに、図6および図7に示すように、リブ34によって、灯具3と照明器具2との隙間を目立たなくすることができる。また、隙間が残ったとしても、隙間の位置は、偏りなくバランスされるので、点灯時および消灯時のいずれの場合でも、照明装置1の意匠性を向上させることができる。
<変形例>
上述した灯具3は、上述した照明器具2と灯具3との組み合わせによる照明装置1以外のさまざまな照明装置1に適用することができる。次に、図8〜図11を参照して、装置の変形例について説明する。
<変形例1>
図8は、本発明の実施の形態における変形例1として示す照明装置1aについて説明する図である。図8(a)は、図5に対応して、照明装置1aを長手方向Xに見た照明器具2aおよび灯具3の形状を説明する図である。また、図8(b)は、上下方向ZのZ1方向に見た照明装置1aの一部を示す斜視図である。そして、図8(c)は、別の角度から見た照明装置1aの一部を示す斜視図である。
図8に示すように、変形例1の照明器具2aは、造営部9の方向に向かう光の一部を反射させ、拡散させる傾斜部200aが形成された器具本体20aを有している。変形例1として、図8に示す照明装置1aにおいても、上述した灯具3を用いることができ、同様の効果を奏する。
<変形例2>
図9は、本発明の実施の形態における変形例2として示す照明装置1bについて説明する図である。図9(a)は、図5に対応して、照明装置1bを長手方向Xに見た照明器具2bおよび灯具3の形状を説明する図である。また、図9(b)は、上下方向ZのZ1方向に見た照明装置1bの一部を示す斜視図である。そして、図9(c)は、別の角度から見た照明装置1bの一部を示す斜視図である。
図9に示す変形例2の照明器具2bは、図8に示す変形例1の照明器具2aに形成された傾斜部200aよりも広い、傾斜部200bが形成された器具本体20bを有している。変形例2として、図9に示す照明装置1bにおいても、上述した灯具3を用いることができ、同様の効果を奏する。
<変形例3>
図10は、本発明の実施の形態における変形例3として示す照明装置1cについて説明する図である。図10(a)は、図5に対応して、照明装置1cを長手方向Xに見た照明器具2cおよび灯具3の形状を説明する図である。また、図10(b)は、上下方向ZのZ1方向に見た照明装置1cの一部を示す斜視図である。そして、図10(c)は、別の角度から見た照明装置1cの一部を示す斜視図である。
図10に示すように、変形例3の照明器具2cは、造営部9の方向に向かう光の一部を反射させる笠部29が形成された器具本体20cを有している。笠部29は、器具側面部22が折り曲げられて一体形成されている。変形例3では、一組の器具側面部22に、それぞれ笠部29が形成されている。変形例3として、図10に示す照明装置1cにおいても、上述した灯具3を用いることができ、同様の効果を奏する。
<変形例4>
図11は、本発明の実施の形態における変形例4として示す照明装置1dについて説明する図である。図11(a)は、図5に対応して、照明装置1dを長手方向Xに見た照明器具2dおよび灯具3の形状を説明する図である。また、図11(b)は、上下方向ZのZ1方向に見た照明装置1dの一部を示す斜視図である。そして、図11(c)は、別の角度から見た照明装置1dの一部を示す斜視図である。
図11に示すように、変形例4の照明器具2cは、造営部9の方向に向かう光の一部を反射させる笠部29dが、一組の器具側面部22の一方に取り付けられた器具本体20dを有している。変形例4として、図11に示す照明装置1dにおいても、上述した灯具3を用いることができ、同様の効果を奏する。
1,1a,1b,1c,1d 照明装置、2,2a,2b,2c,2d 照明器具、3 灯具、9 造営部、20,20a,20b,20c,20d 器具本体、21 器具底面部、22 器具側面部、23 器具端部、24 ノックアウト、25 装着部、26 開口端部、27 連結部、28 ネジ孔、29,29d 笠部、30 透光性カバー、31 並行部、32 第1接続部、33 第2接続部、34 リブ、35 カバー端部、36 嵌合部、37 外周部、38 内周部、40 端部カバー、41 第1端部カバー、42 第2端部カバー、43 封止具、44 連結具、45 連結部、46 固定部、47 係合部、48 連結ネジ、49 抜け止めワッシャー、50 取付部材、51 台座、52 取付面部、53 側部、54 固定具、55 取付部、56 固定部、57 ボス部、58 ネジ孔、60 発光部、61 発光素子、62 基板、75 固定ネジ、200a,200b 傾斜部、410 第1カバー主部、411,415 第1カバー貫通孔、412 第1カバー係合孔、414 第1カバー周部、416 第1カバー電線保持部、417 第1カバー端面部、418 第1カバー排水孔、419 第1カバー蓋、420 第2カバー主部、421 第2カバー貫通孔、422 第2カバー係合片、425 第2カバー周部、430 封止具主部、431 電線挿通部、432 電線挿通孔、433 ネジ挿通部、434 ネジ挿通孔、435 内周部、436 連結部、437 外周部、450 断差部、451 連結ネジ挿通孔、460 固定ネジ挿通孔、470 電線挿通孔、471 係合片。

Claims (8)

  1. 照明器具に装着される灯具であって、
    光源となる発光素子と、
    該発光素子を覆い、前記照明器具に装着された状態において外部に露出した部分の外面部に対する法線の向きが、前記発光素子の光軸に沿う向きから前記光軸に直交する向きまでの範囲内となる外壁部を有する、透光性を有するカバーと
    を備えた灯具。
  2. 前記カバーは、
    前記外面部の法線方向に張り出すように形成されたリブを有する請求項1に記載の灯具。
  3. 前記カバーは、
    前記発光素子を挟んで、前記光軸に沿う向きの外壁部となる一組の並行部を有する請求項1または請求項2に記載の灯具。
  4. 前記カバーは、
    前記並行部における前記外面部の法線方向に張り出すように形成されたリブを有する請求項3に記載の灯具。
  5. 前記カバーは、
    前記発光素子によって照射側において、一組の前記並行部の端部どうしを繋ぐ外壁部となる第1接続部を有する請求項3または請求項4に記載の灯具。
  6. 発光による照射を行う灯具と、
    前記灯具が装着される装着部を有する照明器具と
    を備え、
    前記灯具は、
    光源となる発光素子と、
    該発光素子を覆い、前記照明器具に装着された状態において外部に露出した部分の外面部に対する法線の向きが、前記発光素子の光軸に沿う向きから前記光軸に直交する向きまでの範囲内となる外周部を有する、透光性を有するカバーと
    を備えた照明装置。
  7. 照明器具に装着される灯具が有する発光素子を覆うカバーであって、
    前記照明器具に装着された状態において外部に露出した部分の外面部に対する法線の向きが、前記発光素子の光軸に沿う向きから前記光軸に直交する向きまでの範囲内となる外周部を有する灯具用のカバー。
  8. 前記カバーは、筒形状である請求項7に記載の灯具用のカバー。
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