JP2010191606A - 紙幣処理機 - Google Patents

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Abstract

【課題】寸法差が大きい紙幣であっても取り出しが容易な紙幣処理機の提供。
【解決手段】紙幣の長辺方向の一端を機体奥側にした姿勢での、機外からの投入および機内からの放出の少なくともいずれか一方が行われる取引口12を有し、この取引口12は、紙幣の長辺方向の他端側に開口する主開口部71と、主開口部71から連続して紙幣の短辺方向一端側に開口する側部開口部72とを有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、紙幣処理機に関する。
例えば日本国以外の外国の紙幣においては、紙幣の金種による長辺方向の寸法差が比較的大きい場合があり、このような寸法差の大きい紙幣を効率良く処理するために、その長辺方向を搬送方向に沿わせた姿勢で搬送する紙幣処理機がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−237371号公報
ところで、上記のように長辺方向を搬送方向に沿わせて紙幣を搬送する紙幣処理機では、紙幣が機外から投入され、あるいは紙幣が機内から放出される取引口においても、搬送姿勢に合わせて、紙幣をその長辺方向の一端が機体奥側に位置する姿勢で受けるようになっている。このような取引口において、投入した紙幣を、処理をキャンセルするため取り出したり、機内から放出された紙幣を取り出したりする場合に、紙幣の寸法差が大きいと取り出しにくいという問題があった。
したがって、本発明は、寸法差が大きい紙幣であっても取り出しが容易な紙幣処理機の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、紙幣の長辺方向の一端を機体奥側にした姿勢での、機外からの投入および機内からの放出の少なくともいずれか一方が行われる取引口を有する紙幣処理機であって、前記取引口は、紙幣の長辺方向の他端側に開口する主開口部と、該主開口部から連続して紙幣の短辺方向一端側に開口する側部開口部とを有することを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記取引口は、機体奥側が紙幣の厚さ方向に狭い奥側狭部とされ、前記主開口部側が外端側ほど前記厚さ方向に広くなる傾斜状の拡大部とされていることを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記取引口は、機体奥側が紙幣の厚さ方向に狭い奥側狭部とされ、前記主開口部側の前記側部開口部側が外端側ほど前記厚さ方向に広くなる傾斜状の拡大部とされ、前記主開口部側の前記側部開口部とは反対側が前記奥側狭部と前記厚さ方向に同じ間隔の外側狭部とされていることを特徴としている。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に係る発明において、前記取引口には、前記主開口部と前記側部開口部とを閉塞可能な屈曲形状のシャッタが設けられていることを特徴としている。
請求項5に係る発明は、紙幣がその長辺方向の一端を機体奥側にして機外から投入される取引口としての投入口と、紙幣がその長辺方向の一端を機体奥側にして機内から放出される取引口としての放出口とを有する紙幣処理機であって、前記投入口および前記放出口は、いずれも、紙幣の長辺方向の他端側に開口する主開口部と、該主開口部から連続して紙幣の短辺方向一端側に開口する側部開口部とを有することを特徴としている。
請求項6に係る発明は、請求項5に係る発明において、前記投入口は、機体奥側が紙幣の厚さ方向に狭い奥側狭部とされ、前記主開口部側が外端側ほど前記厚さ方向に広くなる傾斜状の拡大部とされていることを特徴としている。
請求項7に係る発明は、請求項5または6に係る発明において、前記放出口は、機体奥側が紙幣の厚さ方向に狭い奥側狭部とされ、前記主開口部側の前記側部開口部側が外端側ほど前記厚さ方向に広くなる傾斜状の拡大部とされ、前記主開口部側の前記側部開口部とは反対側が前記奥側狭部と前記厚さ方向に同じ間隔の外側狭部とされていることを特徴としている。
請求項8に係る発明は、請求項5乃至7のいずれか一項に係る発明において、前記投入口および前記放出口は、それぞれの前記主開口部が同側に指向し、それぞれの前記側部開口部が同側に指向するように紙幣の厚さ方向に並んで隣接配置され、前記投入口および前記放出口に共通で、それぞれの前記主開口部と前記側部開口部とを閉塞可能な屈曲形状のシャッタが設けられていることを特徴としている。
請求項9に係る発明は、請求項8に係る発明において、前記シャッタは、二枚重ねのシャッタ体で構成されていることを特徴としている。
請求項10に係る発明は、請求項1乃至9のいずれか一項に係る発明において、前記取引口は、照明手段を有することを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、紙幣の長辺方向の一端を機体奥側にした姿勢での、機外からの投入および機内からの放出の少なくともいずれか一方が行われる取引口が、紙幣の長辺方向の他端側に開口する主開口部と、この主開口部から連続して紙幣の短辺方向一端側に開口する側部開口部とを有しているため、寸法差が大きい紙幣群が取引口にある場合でも、すべての紙幣を側部開口部側から同時に把持可能となり、この状態で主開口部側に取り出すことができ、取り出しが容易となる。
請求項2に係る発明によれば、取引口が、機体奥側の紙幣の厚さ方向に狭い奥側狭部で紙幣群の姿勢を安定させ、主開口部側の外端側ほど紙幣の厚さ方向に広くなる傾斜状の拡大部側で紙幣群の把持を容易とする。したがって、取り出しがさらに容易となる。
請求項3に係る発明によれば、取引口が、紙幣の厚さ方向に同じ間隔で狭い、機体奥側の奥側狭部および主開口部側の外側狭部で紙幣群の姿勢を安定させ、主開口部側の外側狭部よりも側部開口部側の、外端側ほど紙幣の厚さ方向に広くなる傾斜状の拡大部側で紙幣群の把持を容易とする。したがって、取り出しがさらに容易となる。
請求項4に係る発明によれば、屈曲形状のシャッタにより主開口部と側部開口部とを閉塞するため、簡素な構造で主開口部および側部開口部を開閉できる。
請求項5に係る発明によれば、紙幣がその長辺方向の一端を機体奥側にして機外から投入される投入口と、紙幣がその長辺方向の一端を機体奥側にして機内から放出される放出口とが、いずれも、紙幣の長辺方向の他端側に開口する主開口部と、この主開口部から連続して紙幣の短辺方向一端側に開口する側部開口部とを有しているため、寸法差が大きい紙幣群が投入口および放出口のいずれにある場合でも、すべての紙幣を側部開口部側から同時に把持可能となり、この状態で主開口部側に取り出すことができ、取り出しが容易となる。
請求項6に係る発明によれば、投入口が、機体奥側の紙幣の厚さ方向に狭い奥側狭部で紙幣群の姿勢を安定させ、主開口部側の外端側ほど紙幣の厚さ方向に広くなる傾斜状の拡大部側で紙幣群の把持を容易とする。したがって、取り出しがさらに容易となる。
請求項7に係る発明によれば、放出口が、紙幣の厚さ方向に同じ間隔で狭い、機体奥側の奥側狭部および主開口部側の外側狭部で紙幣群の姿勢を安定させ、主開口部側の外側狭部よりも側部開口部側の、外端側ほど紙幣の厚さ方向に広くなる傾斜状の拡大部側で紙幣群の把持を容易とする。したがって、取り出しがさらに容易となる。
請求項8に係る発明によれば、それぞれの主開口部が同側に指向し、それぞれの側部開口部が同側に指向するように紙幣の厚さ方向に並んで隣接配置された投入口および放出口に対して、これらに共通で、それぞれの主開口部と側部開口部とを閉塞可能な屈曲形状のシャッタが設けられているため、簡素な構造で投入口および放出口のそれぞれの主開口部および側部開口部を開閉できる。
請求項9に係る発明によれば、シャッタが、二枚重ねのシャッタ体で構成されているため、一方のシャッタ体を他方のシャッタ体側に移動させて重ね合わせることで、投入口の主開口部および側部開口部を閉じた状態のまま、放出口の主開口部および側部開口部を開いたり、他方のシャッタ体を一方のシャッタ体側に移動させて重ね合わせることで、放出口の主開口部および側部開口部を閉じた状態のまま、投入口の主開口部および側部開口部を開いたりすることができる。したがって、簡素な構成で投入口および放出口を択一的に開くことができる。
請求項10に係る発明によれば、取引口が、照明手段を有するため、特に長辺方向長さの短い紙幣を取り忘れることなく、紙幣群を確実に取り出すことができる。
本発明の一実施形態に係る紙幣処理機を概略的に示す側断面図である。 本発明の一実施形態に係る紙幣処理機の要部を示す斜視図であって、投入口が開放された状態を示すものである。 本発明の一実施形態に係る紙幣処理機の要部を示す斜視図であって、放出口が開放された状態を示すものである。 本発明の一実施形態に係る紙幣処理機の取引口形成部材の側断面図である。 本発明の一実施形態に係る紙幣処理機の要部を示す斜視図であって、投入口および放出口が閉塞された状態を示すものである。 本発明の一実施形態に係る紙幣処理機を概略的に示す側断面図であって、入金処理のルートを太線矢印で示すものである。 本発明の一実施形態に係る紙幣処理機を概略的に示す側断面図であって、収納処理のルートを太線矢印で示すものである。 本発明の一実施形態に係る紙幣処理機を概略的に示す側断面図であって、放出処理のルートを太線矢印で示すものである。 本発明の一実施形態に係る紙幣処理機を概略的に示す側断面図であって、取り忘れ回収処理のルートを太線矢印で示すものである。
本発明の一実施形態に係る紙幣処理機を図面を参照して以下に説明する。なお、以下の説明においては、操作者側を「前」、操作者とは反対側を「後」、操作者から見て左を「左」、操作者から見て右を「右」とする。
本実施形態に係る紙幣処理機11は、紙幣Sをその長辺方向を搬送方向に沿わせた姿勢で搬送しつつ処理を行うもので、具体的には、紙幣Sを計数して入金および収納する入金収納処理と、紙幣Sを計数して返却する計数処理とを行うことが可能な紙幣入金機となっている。
図1に示すように、紙幣処理機11は、機体の前面11A側に、機外から紙幣Sが投入される取引口としての投入口12が設けられ、この投入口12のさらに前面11A側に機内から紙幣Sが放出される取引口としての放出口13が設けられている。
投入口12には、紙幣Sがその長辺方向の一端を機体奥側にし短辺側を水平方向(機体左右方向)にした後下がりの姿勢で、厚さ方向に複数枚が集積された紙幣群SSの状態で投入される。投入口12は、最も長辺方向長さの長い紙幣Sの全体を収容可能となっている。
放出口13にも、紙幣Sがその長辺方向の一端を機体奥側にし短辺側を水平方向(機体左右方向)にした前上がりの姿勢で放出され、放出口13内で厚さ方向に複数枚が集積されて紙幣群SSの状態となる。放出口13も、最も長辺方向長さの長い紙幣Sの全体を収容可能となっている。
投入口12の機体奥側には、投入口12に投入された紙幣Sを、一枚ずつ分離して機内に繰り出す分離繰出部20が設けられており、分離繰出部20の機体奥側には、分離繰出部20から繰り出された紙幣Sを搬送する搬送部21が設けられている。この搬送部21は、分離繰出部20から後上がりに延出した後に下側に折り返して前下がりに延出し、さらに水平方向に沿って前方に延出し最後に前上がりに若干延出して放出口13に接続される形状をなしている。
また、紙幣処理機11には、この搬送路21の途中から分岐して鉛直下方に延出した後、水平に沿って後方に延出する搬送路22と、搬送路22の途中位置から分岐し、水平に沿って後方に延出する搬送路23と、搬送路22の搬送路23よりも下流側から分岐し搬送部21に接続される搬送部24とが設けられている。
搬送路21の上流側には、搬送中の紙幣Sの識別と計数とを行う識別部28が設けられている。また、搬送路22の端末位置には、識別部28により正常と識別された紙幣Sを金種混合で一時貯留させる一時貯留部29が接続されている。また、搬送路23の端末位置には、正常と識別された紙幣S以外の紙幣Sの中で偽券と識別された紙幣Sを収納する回収庫30が接続されている。
紙幣処理機11には、搬送路22の下流側から分岐して下方に若干延出した後、水平に沿って前方に延出して最後に下方に延出する搬送路34が設けられており、さらに、搬送路34の途中位置から分岐して下方に延出する搬送路35および搬送路36が設けられている。これらの搬送路34〜36の端末位置には、一時貯留部29から繰り出された紙幣Sを所定の種類別に収納する収納庫37〜39が接続されている。
放出口13の機体奥側にも、放出口13に放出された後に取り忘れとなった紙幣Sを、一枚ずつ分離して機内に繰り出す分離繰出部42が設けられており、分離繰出部42の機体奥側には、分離繰出部42から繰り出された紙幣Sを搬送する搬送部43が設けられている。この搬送部43の端末位置には、取り忘れの紙幣Sを収納する取忘回収庫44が設けられている。
図2に示すように、機体前面11A側には、水平に対し若干前下がりに傾斜する操作面部48が右側に形成されており、この操作面部48には、操作者(入金顧客)により操作される操作ボタン50が複数設けられている。操作面部48の後縁部から上方に立ち上がる正面部51には、操作者に対し表示を行う表示画面52、カード挿入口53、伝票発行口54および表示画面52の左右に設けられて操作者の操作入力を受けつける操作ボタン55が設けられている。
そして、操作面部48の左側には、後側に投入口12が、図3に示すように前側に放出口13が、いずれも操作面部48よりも上方に突出するように設けられている。
つまり、操作面部48の左側には、投入口12および放出口13を形成するための取引口形成部材58が設けられている。この取引口形成部材58は、図2に示すように、操作面部48よりも上側にあって操作面部48と略平行をなす左右方向に長い矩形状の後上面部60と、後上面部60の操作面部48側の側縁部から後上面部60と直交して機体奥側に延出する矩形状の後側面部61と、後上面部60の前縁部から後上面部60および後側面部61と直交して機体奥側に延出する左右方向に沿う矩形状の投入口後面部62とを有している。
また、取引口形成部材58は、図4に示すように、上記した投入口後面部62と対向するように機体奥側に設けられた、投入口後面部62と平行な矩形状の投入口奥側前面部64と、投入口後面部62と対向して投入口奥側前面部64よりも機体外側に設けられた、外端側ほど投入口後面部62との距離を拡大する矩形状の投入口外側前面部65と、投入口外側前面部65の上縁部から上方に延出する、投入口後面部62と平行な矩形状の投入口外端前面部66と、図2に示すように投入口外側前面部65の操作面部48側の側縁部から機体奥側に延出する中間側面部67とを有している。
さらに、取引口形成部材58は、図4に示すように、投入口後面部62、投入口奥側前面部64、投入口外側前面部65および投入口外端前面部66のそれぞれの操作面部48とは反対側の端縁部を結ぶ、機体左右方向に垂直をなす投入口側面部68と、図2に示すように、投入口側面部68の上縁部から後上面部60と面一で操作面部48とは反対側に延出する側上面部69とを有している。なお、投入口外側前面部65は操作面部48よりも上側に位置している。
そして、投入口12は、図4に示すように、上記した投入口後面部62、投入口奥側前面部64、投入口外側前面部65、投入口外端前面部66および投入口側面部68と、投入口後面部62、投入口奥側前面部64および投入口側面部68の奥方にあってこれらに直交する底面部70とで形成されることになり、この投入口12内に、上記したように、紙幣Sがその長辺方向の一端を機体奥側(下側)にし短辺側を機体左右方向にした後下がりの姿勢で、厚さ方向に複数枚が集積された紙幣群SSの状態とされて、底面部70に当接する位置まで投入される。この状態で、紙幣群SSは、底面部70および投入口奥側前面部64を主体として支持される。
上記した投入口後面部62、投入口外端前面部66および投入口側面部68のそれぞれの外端縁部によって、投入口12において紙幣Sの長辺方向の他端側(上側)に開口する主開口部71が形成され、投入口後面部62、投入口外側前面部65および投入口外端前面部66の図2に示す操作面部48側の側縁部で、投入口12において主開口部71から連続して紙幣Sの短辺方向一端側(右側)に開口する側部開口部72が形成されている。ここで、操作面部48の取引口形成部材58側の端縁部には上方に立ち上がる壁板73が設けられており、この壁板73は、操作面部48から投入口外側前面部65の近傍高さまで延出している。側部開口部72は、この壁板73よりも上側に形成されている。
そして、投入口12には、図4に示すように、投入口後面部62と投入口奥側前面部64とによって、機体奥側にあって紙幣Sの厚さ方向に間隔の狭い奥側狭部74が形成され、投入口後面部62と投入口外側前面部65とによって、主開口部71側にあって、外端側ほど紙幣Sの厚さ方向に間隔が広くなる傾斜状の拡大部75が形成されている。拡大部75は、紙幣Sの短辺方向の幅つまり機体左右方向の幅が奥側狭部74と同等になっている。
図2に示すように、上記した側部開口部72は、投入口側面部68と対向する位置にあり、側部開口部72の投入口側面部68とは反対側(機体右側)は、操作面部48より上側にある機外開放の空間部76となっている。つまり、投入口12は、紙幣Sの短辺方向の一端側が側部開口部72を介して空間部76に抜けており、紙幣Sの短辺方向の他端側が投入口側面部68で閉塞されている。
そして、投入口12の閉塞側の側部を形成する投入口側面部68には、投入口12内に光を照射するランプ(照明手段)78が設けられている。
図3に示すように、取引口形成部材58は、前側に、操作面部48よりも上側にあって操作面部48と略平行をなす中間上面部83と、中間上面部83の前縁部から中間上面部83と直交して機体奥側に延出する左右方向に沿う矩形状の放出口後面部85とを有している。
また、取引口形成部材58は、図4に示すように、上記した放出口後面部85と対向するように機体奥側に設けられた、放出口後面部85と平行な矩形状の放出口奥側前面部87と、放出口後面部85と対向して放出口奥側前面部87よりも機体外側且つ操作面部48とは反対側に設けられた、放出口奥側前面部87と面一の矩形状の放出口外側延長前面部88と、放出口後面部85と対向して放出口奥側前面部87よりも機体外側且つ操作面部48側に設けられた、外端側ほど放出口後面部85との距離を拡大する矩形状の放出口外側傾斜前面部89と、放出口外側傾斜前面部89の上縁部から上方に延出する、放出口後面部85と平行な矩形状の放出口外端前面部90と、放出口外側延長前面部88、放出口外側傾斜前面部89および放出口外端前面部90の間にこれらに直交して設けられた中間側面部91と、放出口外側傾斜前面部89の操作面部48側の側縁部から機体奥側に延出する図3に示す前側面部92とを有している。
さらに、取引口形成部材58は、図4に示すように、放出口後面部85、放出口奥側前面部87および放出口外側延長前面部88のそれぞれの操作面部48とは反対側の端縁部を結ぶ、機体左右方向に垂直をなす放出口側面部94と、放出口側面部94、放出口外側延長前面部88および中間側面部91のそれぞれの上縁部から中間上面部83と面一で操作面部48とは反対側に延出する図3に示す側上面部95とを有している。なお、放出口外側傾斜前面部89は操作面部48および壁板73よりも上側に位置している。
そして、放出口13は、図4に示すように、上記した放出口後面部85、放出口奥側前面部87、放出口外側延長前面部88、放出口外側傾斜前面部89、放出口外端前面部90、中間側面部91および放出口側面部94と、放出口後面部85、放出口奥側前面部87および放出口側面部94の奥方にあってこれらに直交する底面部98とで形成されることになり、この放出口13内に、上記したように、紙幣Sがその長辺方向の一端を機体奥側(下側)にし短辺側を機体左右方向にした前上がりの姿勢で機内から放出され、厚さ方向に複数枚が集積された紙幣群SSの状態とされて、底面部98、放出口奥側前面部87および放出口外側延長前面部88を主体として支持される。
上記した放出口後面部85、放出口外側延長前面部88、中間側面部91、放出口外端前面部90および放出口側面部94のそれぞれの外端縁部によって、放出口13において紙幣Sの長辺方向の他端側(上側)に開口する主開口部100が形成され、放出口後面部85、放出口外側傾斜前面部89および放出口外端前面部90の操作面部48側の側縁部で、図3に示すように、放出口13において主開口部100から連続して紙幣Sの短辺方向一端側(右側)に開口する側部開口部101が形成されている。ここで、上記した壁板73は、操作面部48から放出口外側傾斜前面部89の近傍高さまで延出している。側部開口部101は、この壁板73よりも上側に形成されている。
そして、放出口13には、図4に示すように、放出口後面部85と放出口奥側前面部87とによって、機体奥側にあって紙幣Sの厚さ方向に間隔の狭い奥側狭部103が形成され、図3に示すように、放出口後面部85と放出口外側傾斜前面部89とによって主開口部71の側部開口部101側にあって、外端側ほど紙幣Sの厚さ方向に間隔が広くなる傾斜状の拡大部104が形成され、放出口後面部85と放出口外側延長前面部88とによって主開口部100の側部開口部101とは反対側にあって、奥側狭部103の延長上で奥側狭部103と紙幣Sの厚さ方向に同じ間隔をなす外側狭部105が形成されている。拡大部104および外側狭部105は、それぞれ、紙幣Sの短辺方向の幅が奥側狭部103の略半分となっており、奥側狭部103および外側狭部105を形成する図4に示す放出口奥側前面部87および放出口外側延長前面部88で紙幣Sを支持し、拡大部104を形成する放出口外側傾斜前面部89と紙幣群SSとの間に隙間を形成する。
ここで、図3に示すように、側部開口部101は、放出口側面部94と対向する位置にあり、側部開口部101の放出口側面部94とは反対側(機体右側)は、操作面部48より上側にある空間部76となっている。つまり、放出口13は、紙幣Sの短辺方向の一端側が側部開口部101を介して空間部76に抜けており、紙幣Sの短辺方向の他端側が放出口側面部94で閉塞されている。
そして、放出口13の閉塞側の側部を形成する放出口側面部94には、放出口13内に光を照射するランプ(照明手段)107が設けられている。
上記した投入口12の主開口部71と放出口13の主開口部100とが同じ上方向に指向しており、投入口12の側部開口部72と放出口13の側部開口部101とが同じ空間部76の方向に指向しており、この状態で、投入口12および放出口13は、左右方向の位置を合わせて紙幣Sの厚さ方向である前後に並んで隣接配置されている。
そして、これら投入口12および放出口13に共通で、それぞれの主開口部71,100と側部開口部72,102とを閉塞可能な屈曲形状のシャッタ110が設けられている。
図5に示すように、このシャッタ110は、図3に示す放出口13の主開口部100側を開閉可能な上板部111と上板部111の操作面部48側から下方に屈曲して図3に示す側部開口部101側を開閉可能な側板部112とを有する屈曲形状の内側シャッタ体(シャッタ体)113と、図2に示す投入口12の主開口部71側を開閉可能な上板部115と上板部115の操作面部48側から下方に屈曲して図2に示す側部開口部72側を開閉可能な側板部116とを有する屈曲形状をなして内側シャッタ体113の外側に重なる外側シャッタ体(シャッタ体)117とで構成されている。つまり、シャッタ110は、二枚重ねの内側シャッタ体113および外側シャッタ体117で構成されている。内側シャッタ体113の側板部112および外側シャッタ体117の側板部116は、壁板73と、取引口形成部材58との隙間を移動する。
シャッタ110は、図5に示す待機状態では、内側シャッタ体113と外側シャッタ体117とがずれており、内側シャッタ体113が、上板部111および側板部112で放出口13の主開口部100および側部開口部101を閉塞し、外側シャッタ体117が、上板部115および側板部116で投入口12の主開口部71および側部開口部72を閉塞している。
この状態から、投入口12を開く場合には、内側シャッタ体113を停止状態のまま、図示略のシャッタモータにより外側シャッタ体117をスライドさせて内側シャッタ体113に重ね合わせる。これにより、図2に示すように投入口12が開放される。他方、放出口13を開く場合には、外側シャッタ体117を停止状態のまま、図示略のシャッタモータにより内側シャッタ体113をスライドさせて外側シャッタ体117に重ね合わせる。これにより、図3に示すように放出口13が開放される。
以上に述べた紙幣処理機11において、紙幣Sを計数して入金および収納する入金収納処理を行う場合、操作者が、表示画面52のガイド表示にしたがって操作ボタン55で入金収納処理を開始する旨の操作入力を行うと、制御部120が、シャッタモータを駆動し、待機状態にあったシャッタ110の外側シャッタ体117を開くとともにランプ78を点灯させる。これにより、投入口12および放出口13のうち投入口12のみが露出するとともに、投入口12内が明るく照らされる。
この状態で、操作者が紙幣Sを長辺方向を揃え、短辺方向も揃えて、厚さ方向に集積した紙幣群SSの状態で、投入口12内に長辺方向の一端が底面部70に当接するように投入する。すると、紙幣群SSは、底面部70および投入口奥側前面部64を主体として支持されることになり、すべての紙幣Sが底面部70に当接する。このとき、長さの短い紙幣Sは、長さの長い紙幣Sよりも奥方に位置することになるが、最も長さの短い紙幣Sであっても投入口外側前面部65の位置まで延出するように投入口奥側前面部64の奥行き寸法が設定されている。
ここで、操作者が、表示画面52のガイド表示にしたがって操作ボタン55で処理の中止を入力すると、制御部120はシャッタ110の外側シャッタ体117を開状態のままとする。操作者は、紙幣群SSを投入口12から取り出すことになるが、この場合、側部開口部72の拡大部75側から投入口12内に指を入れて、紙幣群SSを把持し、主開口部71側に抜き出す。これにより、長さの短い紙幣Sも長さの長い紙幣Sと一緒に良好に取り出すことができる。また、仮に長さの短い紙幣Sが投入口12に残ってしまっても、ランプ78による照明で取り忘れを抑制することになり、側部開口部72の拡大部75側から挿入された指で容易に取り出される。投入口12から紙幣Sが取り出されたことが図示略のセンサで検出されると、制御部120は、シャッタモータを駆動し、外側シャッタ体117を閉じてシャッタ110を待機状態に戻すとともにランプ78を消灯させる。
他方、投入口12内に紙幣群SSを投入して、操作者が、表示画面52のガイド表示にしたがって操作ボタン55で入金収納処理を実行する旨の操作入力を行うと、制御部120は、シャッタモータを駆動し、開状態にあったシャッタ110の外側シャッタ体117を閉じるとともにランプ78を消灯させる。その後、制御部120は、図6に太線矢印で示すように、投入口12内の紙幣Sを分離繰出部20で一枚ずつ分離して搬送部21に繰り出し、識別部28で識別して、正常な紙幣Sは搬送部21,22で一時貯留部29に一時貯留させる一方、正常でない紙幣Sのうちの偽券は、搬送部21〜23で回収庫30に回収し、偽券以外の識別不能や重送の紙幣Sは、搬送部21で放出口13に放出する。放出口13に放出された紙幣Sは、放出口13内に長辺方向の一端が底面部98に当接するように放出され、複数枚ある場合には、厚さ方向に順次重ねられて、紙幣群SSとなる。この紙幣Sは、底面部98、放出口奥側前面部87および放出口外側延長前面部88を主体として支持されることになり、複数枚ある場合も基本的にすべての紙幣Sが底面部98に当接する。ここで、最も長さの短い紙幣Sであっても放出口外側延長前面部88および放出口外側傾斜前面部89の位置まで延出するように放出口奥側前面部87の奥行き寸法が設定されている。
そして、制御部120は、識別部28の識別結果を表示画面52に表示させるとともに、放出口13に紙幣Sがある場合には、シャッタモータを駆動し、待機状態にあったシャッタ110の内側シャッタ体113を開くとともにランプ107を点灯させる。これにより、投入口12および放出口13のうち放出口13のみが露出するとともに、放出口13内が明るく照らされる。操作者は、返却された紙幣Sを放出口13から取り出すことになるが、その際に、紙幣Sは放出口奥側前面部87および放出口外側延長前面部88で支持されることにより放出口外側傾斜前面部89との間に隙間が形成されている。そして、操作者は、側部開口部101の拡大部104側から放出口13内に指を入れて、放出口外側傾斜前面部89との間に隙間が形成されている紙幣Sを把持し、主開口部100側に抜き出す。これにより、長さの短い紙幣Sも良好に取り出すことができる。このとき、仮に長さの短い紙幣Sが放出口13に残ってしまっても、ランプ107による照明で取り忘れを抑制することになり、側部開口部101の拡大部104側から挿入された指で容易に取り出される。放出口13から紙幣Sが取り出されたことが図示略のセンサで検出されると、制御部120は、シャッタモータを駆動し、内側シャッタ体113を閉じてシャッタ110を待機状態に戻すとともにランプ107を消灯させる。
操作者が、表示画面52のガイド表示にしたがって操作ボタン55で承認操作の入力を行うと、制御部120は、図7に太線矢印で示すように、一時貯留部29の紙幣Sを、搬送路22,34〜36を介して、収納庫37〜39に分類して収納する。ここで、一時貯留部29では、紙幣Sが識別部28の識別順に貯留され、識別順とは逆に繰り出すことになり、この繰り出し順と識別部28の識別結果とに基づいて収納庫37〜39に紙幣Sを分類する。
また、紙幣Sを計数して返却する計数処理を行う場合、操作者が、表示画面52のガイド表示にしたがって操作ボタン55で計数処理を開始する旨の操作入力を行うと、制御部120が、入金収納処理と同様にして、紙幣Sを一時貯留部29に一時貯留させることになり、その後は、入金収納処理とは異なり、制御部120が、図8に太線矢印で示すように、一時貯留部29の紙幣Sを、搬送路22,24,21を介して、放出口13に放出する。すると、紙幣Sは、放出口13内に長辺方向の一端が底面部98に当接するように放出され、厚さ方向に順次重ねられて、紙幣群SSとなる。この紙幣群SSは、底面部98、放出口奥側前面部87および放出口外側延長前面部88を主体として支持されることになり、基本的にすべての紙幣Sが底面部98に当接する。すると、長さの短い紙幣Sは、長さの長い紙幣Sよりも奥方に位置することになるが、上記したように、最も長さの短い紙幣Sであっても放出口外側傾斜前面部89まで延出するように放出口奥側前面部87の奥行き寸法が設定されている。なお、このとき、紙幣群SSは放出口奥側前面部87および放出口外側延長前面部88で支持されることにより放出口外側傾斜前面部89との間に隙間が形成される。
そして、紙幣Sの放出口13への放出が終了すると、制御部120は、シャッタモータを駆動し、待機状態にあったシャッタ110の内側シャッタ体113を開くとともにランプ107を点灯させる。これにより、投入口12および放出口13のうち放出口13のみが露出するとともに、放出口13内が明るく照らされる。操作者は、紙幣群SSを放出口13から取り出すことになるが、その際に、側部開口部101の拡大部104側から放出口13内に指を入れて、放出口外側傾斜前面部89との間に隙間が形成されている紙幣群SSを把持し、主開口部100側に抜き出す。これにより、長さの短い紙幣Sも長さの長い紙幣Sと一緒に良好に取り出すことができる。また、仮に長さの短い紙幣Sが放出口13に残ってしまっても、ランプ107による照明で取り忘れを抑制することになり、側部開口部101の拡大部104側から挿入された指で容易に取り出される。放出口13から紙幣Sが取り出されたことが図示略のセンサで検出されると、制御部120は、シャッタモータを駆動し、内側シャッタ体113を閉じてシャッタ110を待機状態に戻すとともにランプ107を消灯させる。
他方、紙幣Sの放出口13への放出後、所定時間経過しても放出口13に紙幣Sが残存していることが図示略のセンサで検出されると、制御部120は、シャッタモータを駆動し、内側シャッタ体113を閉じてシャッタ110を待機状態に戻すとともにランプ107を消灯させ、その後、図9に太線矢印で示すように、放出口13の紙幣Sを分離繰出部42で一枚ずつ繰り出して搬送部43で取忘回収庫44に収納する。
以上に述べた本実施形態の紙幣処理機11によれば、紙幣Sがその長辺方向の一端を機体奥側にして機外から投入される投入口12と、紙幣Sがその長辺方向の一端を機体奥側にして機内から放出される放出口13とが、いずれも、紙幣Sの長辺方向の他端側に開口する主開口部71,100と、主開口部71,100から連続して紙幣Sの短辺方向一端側に開口する側部開口部72,101とを有しているため、寸法差が大きい紙幣群SSが投入口12および放出口13のいずれにある場合でも、すべての紙幣Sを側部開口部72,101側から同時に把持可能となり、この状態で主開口部71,100側に取り出すことができ、取り出しが容易となる。
また、投入口12が、機体奥側の紙幣Sの厚さ方向に狭い奥側狭部74で紙幣群SSの姿勢を安定させ、主開口部71側の外端側ほど紙幣Sの厚さ方向に広くなる傾斜状の拡大部75側で紙幣群SSの把持を容易とする。したがって、取り出しがさらに容易となる。
また、放出口13が、紙幣Sの厚さ方向に同じ間隔で狭い、機体奥側の奥側狭部103および主開口部100側の外側狭部105で紙幣群SSの姿勢を安定させ、主開口部100側の外側狭部105よりも側部開口部101側の、外端側ほど紙幣Sの厚さ方向に広くなる傾斜状の拡大部104側で紙幣群SSの把持を容易とする。したがって、取り出しがさらに容易となる。
また、それぞれの主開口部71,100が同側に指向し、それぞれの側部開口部72,101が同側に指向するように紙幣Sの厚さ方向に並んで隣接配置された投入口12および放出口13に対して、これらに共通で、それぞれの主開口部71,100と側部開口部72,101とを閉塞可能な屈曲形状のシャッタ110が設けられているため、簡素な構造で投入口12および放出口13のそれぞれの主開口部71,100および側部開口部72,101を開閉できる。
また、シャッタ110が、二枚重ねの内側シャッタ体113および外側シャッタ体117で構成されているため、一方の内側シャッタ体113を他方の外側シャッタ体117側に移動させて重ね合わせることで、投入口12の主開口部71および側部開口部72を閉じた状態のまま、放出口13の主開口部100および側部開口部101を開いたり、他方の外側シャッタ体117を一方の内側シャッタ体113側に移動させて重ね合わせることで、放出口13の主開口部100および側部開口部101を閉じた状態のまま、投入口12の主開口部71および側部開口部72を開いたりすることができる。したがって、簡素な構成で投入口12および放出口13を択一的に開くことができる。
また、投入口12および放出口13が、ランプ78,107を有するため、特に長辺方向長さの短い紙幣Sを取り忘れることなく、紙幣群SSを確実に取り出すことができる。
なお、以上においては、機外から紙幣Sが投入され投入された紙幣Sを機内に取り込む機内取り込み専用の投入口12と、機内から紙幣Sが放出されるとともに紙幣Sを機内に取り込む機外放出および機内取り込み兼用の放出口13とを例にとり説明したが、機内から紙幣が放出されるのみで機内に取り込みを行わない機外放出専用の取引口等、紙幣Sの長辺方向の一端を機体奥側にした姿勢での、機外からの投入および機内からの放出の少なくともいずれか一方が行われる取引口であれば、上記した投入口12の構成および放出口13の構成のいずれを適用することも可能である。
また、取引口の一つに対して、屈曲形状のシャッタにより主開口部と側部開口部とを閉塞するようにしても良く、この場合も、簡素な構造で取引口の主開口部および側部開口部を開閉できる。
加えて、紙幣を入金する紙幣入金機以外の、例えば紙幣の入金および出金を行う紙幣入出金機等の他の紙幣処理機にも勿論、上記構成を適用可能である。
S 紙幣
SS 紙幣群
12 投入口(取引口)
13 放出口(取引口)
11 紙幣処理機
71,100 主開口部
72,101 側部開口部
74,103 奥側狭部
75,104 拡大部
105 外側狭部
110 シャッタ
113 内側シャッタ体(シャッタ体)
117 外側シャッタ体(シャッタ体)
78,107 ランプ(照明手段)

Claims (10)

  1. 紙幣の長辺方向の一端を機体奥側にした姿勢での、機外からの投入および機内からの放出の少なくともいずれか一方が行われる取引口を有する紙幣処理機であって、
    前記取引口は、紙幣の長辺方向の他端側に開口する主開口部と、該主開口部から連続して紙幣の短辺方向一端側に開口する側部開口部とを有することを特徴とする紙幣処理機。
  2. 前記取引口は、機体奥側が紙幣の厚さ方向に狭い奥側狭部とされ、前記主開口部側が外端側ほど前記厚さ方向に広くなる傾斜状の拡大部とされていることを特徴とする請求項1に記載の紙幣処理機。
  3. 前記取引口は、機体奥側が紙幣の厚さ方向に狭い奥側狭部とされ、前記主開口部側の前記側部開口部側が外端側ほど前記厚さ方向に広くなる傾斜状の拡大部とされ、前記主開口部側の前記側部開口部とは反対側が前記奥側狭部と前記厚さ方向に同じ間隔の外側狭部とされていることを特徴とする請求項1に記載の紙幣処理機。
  4. 前記取引口には、前記主開口部と前記側部開口部とを閉塞可能な屈曲形状のシャッタが設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の紙幣処理機。
  5. 紙幣がその長辺方向の一端を機体奥側にして機外から投入される取引口としての投入口と、紙幣がその長辺方向の一端を機体奥側にして機内から放出される取引口としての放出口とを有する紙幣処理機であって、
    前記投入口および前記放出口は、いずれも、紙幣の長辺方向の他端側に開口する主開口部と、該主開口部から連続して紙幣の短辺方向一端側に開口する側部開口部とを有することを特徴とする紙幣処理機。
  6. 前記投入口は、機体奥側が紙幣の厚さ方向に狭い奥側狭部とされ、前記主開口部側が外端側ほど前記厚さ方向に広くなる傾斜状の拡大部とされていることを特徴とする請求項5に記載の紙幣処理機。
  7. 前記放出口は、機体奥側が紙幣の厚さ方向に狭い奥側狭部とされ、前記主開口部側の前記側部開口部側が外端側ほど前記厚さ方向に広くなる傾斜状の拡大部とされ、前記主開口部側の前記側部開口部とは反対側が前記奥側狭部と前記厚さ方向に同じ間隔の外側狭部とされていることを特徴とする請求項5または6に記載の紙幣処理機。
  8. 前記投入口および前記放出口は、それぞれの前記主開口部が同側に指向し、それぞれの前記側部開口部が同側に指向するように紙幣の厚さ方向に並んで隣接配置され、
    前記投入口および前記放出口に共通で、それぞれの前記主開口部と前記側部開口部とを閉塞可能な屈曲形状のシャッタが設けられていることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一項に記載の紙幣処理機。
  9. 前記シャッタは、二枚重ねのシャッタ体で構成されていることを特徴とする請求項8に記載の紙幣処理機。
  10. 前記取引口は、照明手段を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の紙幣処理機。
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