JP2010188784A - 携帯機および車両システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザがタイヤの空気圧の調整を思い立ったときに、より簡便にタイヤの空気圧の調整を行うことができるようにする。
【解決手段】ユーザに携行される携帯機2から、車両Cに搭載されて車両Cの各タイヤのタイヤ空気圧を検出するセンサユニット15a〜15d等を強制的に起動させる起動要求信号をUHF帯の電波にて送信するとともに、センサユニット15a〜15dで検出されて車載装置1の制御部11で収集された車両Cのタイヤ空気圧の情報が車載装置1のBT通信部18から送信されてきたときに、この情報を携帯機2のBT通信部24で受信し、受信した車両Cのタイヤ空気圧の情報を携帯機2の表示器29に表示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両のタイヤの空気圧の情報を取得する携帯機およびこの携帯機を含む車両システムに関するものである。
従来から、車両のタイヤの空気圧をモニタリングするTPMS(tire pressure monitoring system)と呼ばれる技術が知られている。一般的なTPMSとしては、タイヤの空気圧をモニタリングして、タイヤの空気圧が基準の空気圧以下になったことを検知した場合に、車両のメータ内に警告表示を行うものが知られている。他にも、例えば特許文献1には、TPMSの一種として、各タイヤに装着される測定ユニットによって各タイヤの空気圧を測定し、測定された各タイヤの空気圧の短期間での推移を示すグラフをカーナビゲーション装置のディスプレイに表示するタイヤ空気圧監視装置が開示されている。
また、タイヤの空気圧を適正な空気圧に調整することが燃費向上にも繋がることが広く知られるようになってきたため、簡単、且つ、無料でこまめにタイヤの空気圧の調整を行いたいというユーザの要望が近年では高まってきている。
特開2005−254932号公報 特開2008−163633号公報 特開2008−213514号公報
しかしながら、一般的なTPMSでは、車両走行中のタイヤの空気圧の低下をドライバーに警告表示する目的で設計されているため、イグニッションスイッチがオフになった状態では、消費電流を抑える目的もあって機能せず、また、その警告表示はメータ内に行われるのみである。従って、ユーザが手持ちの空気入れなどでタイヤの空気圧の調整を行おうとした場合には、わざわざ車両に乗り込んでイグニッションスイッチをオンにしてメータを覗き込むか、市販のエアゲージを購入して使用するかしてタイヤの空気圧を確認する必要があった。
また、特許文献1に開示のタイヤ空気圧監視装置では、上述のグラフ(つまり、タイヤの空気圧の情報)をカーナビゲーション装置のディスプレイで表示させるので、車両のイグニッションスイッチがオンされていない場合といった、車両からカーナビゲーション装置に電源が供給されていない状態ではタイヤの空気圧の情報を表示させることができない。よって、特許文献1に開示のタイヤ空気圧監視装置でも、タイヤの空気圧の情報を確認するためには、その都度車両のイグニッションスイッチをオンさせてカーナビゲーション装置のディスプレイに表示させるか、市販のエアゲージを購入して使用するかしてタイヤの空気圧を確認する必要があった。
つまり、従来の技術では、ユーザがタイヤの空気圧の調整を思い立ったときに簡便にタイヤの空気圧の調整を行うことができないという問題点を有していた。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、ユーザがタイヤの空気圧の調整を思い立ったときに、より簡便にタイヤの空気圧の調整を行うことができるようにする携帯機および車両システムを提供することにある。
請求項1の車両システムは、上記課題を解決するために、車両に搭載されて前記車両のタイヤの空気圧を検出する空気圧検出装置と、ユーザに携行される携帯機であって、前記空気圧検出装置を強制的に起動させる起動要求信号を無線通信によって送信する携帯機側送信手段と、前記空気圧検出装置で検出された前記車両のタイヤの空気圧の情報を無線通信によって取得する携帯機側受信手段と、を備えている携帯機と、を含むことを特徴としている。
これによれば、車両のタイヤの空気圧を検出する空気圧検出装置の起動をユーザに携行される携帯機から無線通信によって強制的に行って、空気圧検出装置で検出された車両のタイヤの空気圧の情報を無線通信によってこの携帯機で取得するので、ユーザがわざわざ車両に乗り込んでイグニッションスイッチをオンにすることによって車両のタイヤの空気圧の情報を取得する場合やユーザが市販のエアゲージを購入して使用することによって車両のタイヤの空気圧の情報を取得する場合のような手間がかからない。
また、空気圧検出装置で検出された車両のタイヤの空気圧の情報を無線通信によってユーザに携行される携帯機で取得するので、この携帯機で取得した車両のタイヤの空気圧の情報をもとに、ユーザの手元でこの車両のタイヤの空気圧の情報を表示させることが可能になる。よって、わざわざ車両に乗り込んでメータを覗き込んだり、カーナビゲーション装置のディスプレイを覗き込んだりしなくても、ユーザの手元で車両のタイヤの空気圧の情報を確認しながらタイヤの空気圧の調整を行うことが可能になる。
従って、以上の構成によれば、ユーザがタイヤ空気圧の調整を思い立ったときに、より簡便にタイヤ空気圧の調整を行うことが可能になる。
ここで、ユーザの手元で車両のタイヤの空気圧の情報を表示させる態様としては、例えば、請求項2〜請求項4の態様がある。
請求項2の車両システムでは、前記携帯機は、前記携帯機側受信手段で取得した前記タイヤの空気圧の情報を表示する携帯機側表示手段を備えていることを特徴としている。
これによれば、ユーザに携行される携帯機に備えられた携帯機側表示手段で車両のタイヤの空気圧の情報を表示させることができるので、ユーザの手元で車両のタイヤの空気圧の情報を表示させることができる。
また、請求項3の車両システムでは、前記ユーザに携行される携帯通信端末であって、前記空気圧検出装置を強制的に起動させる起動要求信号を前記携帯機に無線通信によって送信することで、前記携帯機側送信手段から前記起動要求信号を送信させる通信端末側送信手段と、前記携帯機の前記携帯機側受信手段で取得した前記タイヤの空気圧の情報を、無線通信によって取得する第1通信端末側受信手段と、前記第1通信端末側受信手段で取得した前記タイヤの空気圧の情報を表示する通信端末側表示手段と、を備えている携帯通信端末をさらに含むことを特徴としている。
これによれば、携帯機で取得したタイヤの空気圧の情報を無線通信によってユーザに携行される携帯通信端末が取得し、この携帯通信端末に備えられた通信端末側表示手段で車両のタイヤの空気圧の情報を表示させることができるので、ユーザの手元で車両のタイヤの空気圧の情報を表示させることができる。
また、請求項4の車両システムでは、前記ユーザに携行される携帯通信端末であって、前記空気圧検出装置を強制的に起動させる起動要求信号を前記携帯機に無線通信によって送信することで、前記携帯機側送信手段から前記起動要求信号を送信させる通信端末側送信手段と、前記空気圧検出装置で検出された前記車両のタイヤの空気圧の情報を無線通信によって取得する第2通信端末側受信手段と、前記第2通信端末側受信手段で取得した前記タイヤの空気圧の情報を表示する通信端末側表示手段と、を備えている携帯通信端末をさらに含むことを特徴としている。
これによれば、空気圧検出装置で検出されたタイヤの空気圧の情報を無線通信によってユーザに携行される携帯通信端末が取得し、この携帯通信端末に備えられた通信端末側表示手段で車両のタイヤの空気圧の情報を表示させることができるので、ユーザの手元で車両のタイヤの空気圧の情報を表示させることができる。
また、請求項5の車両システムでは、前記携帯通信端末は、携帯電話機であることを特徴としている。
この請求項5のように、携帯通信端末として携帯電話機を適用する態様としてもよい。
また、請求項6の車両システムでは、前記空気圧検出装置は、前記車両の各タイヤに設けられて前記タイヤの空気圧を検出する空気圧センサと、前記空気圧センサで検出した前記車両の各タイヤの空気圧の情報を無線通信によって送信する無線通信手段と、前記無線通信手段から送信される前記車両のタイヤの空気圧の情報を受信することによって前記空気圧センサで検出した前記車両の各タイヤの空気圧の情報を収集する収集手段と、前記収集手段で収集した前記車両の各タイヤの空気圧の情報を送信する検出装置側送信手段と、前記携帯機の前記携帯機側送信手段から前記起動要求信号が送信されてきた場合に、前記車両の各タイヤに設けられた前記空気圧センサに前記タイヤの空気圧を検出させる検出指示信号を送信する検出指示信号送信手段と、を備え、前記検出指示信号送信手段から送信される前記検出指示信号に従って前記空気圧センサで検出した前記車両の各タイヤの空気圧の情報を前記収集手段で収集し、収集した前記車両の各タイヤの空気圧の情報を前記検出装置側送信手段から送信することを特徴としている。
この請求項6のように、空気圧検出装置は、車両の各タイヤに設けられた空気圧センサに無線通信によって指示を送ってタイヤの空気圧を検出させ、検出されたタイヤの空気圧の情報を無線通信によって収集した後に送信する態様としてもよい。
また、請求項7の車両システムでは、前記携帯機の前記携帯機側受信手段は、前記検出装置側送信手段から送信される前記車両の各タイヤの空気圧の情報を受信することによって、前記空気圧検出装置で検出された前記車両の各タイヤの空気圧の情報を取得することを特徴としている。
この請求項7のように、携帯機の携帯機側受信手段が、検出装置側送信手段から送信される車両の各タイヤの空気圧の情報を受信することによって、空気圧検出装置で検出された車両の各タイヤの空気圧の情報を取得する態様としてもよい。
また、請求項8の車両システムでは、前記携帯通信端末の前記第2通信端末側受信手段は、前記検出装置側送信手段から送信される前記車両の各タイヤの空気圧の情報を受信することによって、前記空気圧検出装置で検出された前記車両の各タイヤの空気圧の情報を取得することを特徴としている。
この請求項8のように、携帯通信端末の第2通信端末側受信手段が、検出装置側送信手段から送信される車両の各タイヤの空気圧の情報を受信することによって、空気圧検出装置で検出された車両の各タイヤの空気圧の情報を取得する態様としてもよい。
また、請求項9の車両システムでは、前記携帯機の前記携帯機側送信手段から送信する前記起動要求信号は、UHF帯の電波にて送信し、前記空気圧検出装置の前記検出装置側送信手段から送信する前記車両の各タイヤの空気圧の情報は、Bluetooth方式に基づく通信プロトコルに従って送信することを特徴としている。
この請求項9のように、携帯機の携帯機側送信手段から送信する起動要求信号は、UHF帯の電波にて送信し、空気圧検出装置の検出装置側送信手段から送信する車両の各タイヤの空気圧の情報は、Bluetooth方式に基づく通信プロトコルに従って送信する態様としてもよい。これによれば、例えば車両の遠隔制御に用いる通信と車両のタイヤの空気圧の情報を取得するのに用いる通信とを混信させずに済む。
また、請求項10の車両システムでは、前記検出指示信号送信手段は、前記車両の各タイヤに設けられたそれぞれの空気圧センサに対して順番に、タイヤの空気圧を検出させる検出指示信号を逐次送信し、前記収集手段は、前記検出指示信号送信手段から逐次送信される前記検出指示信号に従って前記それぞれの空気圧センサで順番に逐次検出されてくる前記車両の各タイヤの空気圧の情報を前記収集手段で収集することを特徴としている。
この請求項10のように、車両の各タイヤに設けられたそれぞれの空気圧センサに対して順番に、タイヤの空気圧を検出させる指示を逐次与えることによって、これらの空気圧センサから逐次検出されてくる車両の各タイヤの空気圧の情報を収集手段で収集する態様としてもよい。
また、請求項11の車両システムでは、前記収集手段で収集した前記それぞれの空気圧センサで順番に逐次検出されてきた前記車両の各タイヤの空気圧の情報をもとに、前記それぞれの空気圧センサのうちに、前記空気圧センサから逐次検出されてくる前記車両のタイヤの空気圧の変化量が所定の閾値以上となった空気圧センサが存在するか否かを判定する第1判定手段をさらに備え、前記第1判定手段によって、前記それぞれの空気圧センサのうちに、前記変化量が所定の閾値以上となった空気圧センサが存在すると判定した場合には、前記それぞれの空気圧センサのうちの、前記変化量が所定の閾値以上となった空気圧センサについてのみ、前記検出指示信号送信手段から前記タイヤの空気圧を検出させる検出指示信号を逐次送信させ、前記車両の各タイヤの空気圧の情報のうち、当該空気圧センサで逐次検出した前記車両のタイヤの空気圧の情報のみを前記収集手段で収集させることを特徴としている。
車両の各タイヤのうちのいずれかのタイヤの空気圧が目だって変化した場合には、そのタイヤの空気圧の調整がユーザによって行われている可能性が高い。以上の構成によれば、タイヤの空気圧の変化量が所定の閾値以上となった空気圧の変化が特定のタイヤで発生(増加であっても低下であってもよい)した場合に、以降は、その特定のタイヤに設けられた空気圧センサについてのみ、タイヤの空気圧を検出させる指示を送り、その空気圧センサからのみ、車両のタイヤの空気圧の情報を収集するので、ユーザが空気圧の調整を行っているタイヤの空気圧の情報のみをユーザの手元で表示させることが可能になる。よって、ユーザが空気圧の調整を行っていないタイヤに設けられた空気圧センサについてはタイヤの空気圧を検出させる指示を送らなくて済むので、無駄な電流消費を抑えることができる。また、ユーザが空気圧の調整を行っているタイヤに設けられた空気圧センサについてのみ、タイヤの空気圧を検出させる指示を送り、その空気圧センサからのみ、車両のタイヤの空気圧の情報を収集するので、ユーザが空気圧の調整を行っていないタイヤに設けられた空気圧センサについての処理を省くことができ、空気圧センサでタイヤの空気圧を検出してからこの検出したタイヤの空気圧の情報を検出装置側送信手段で送信するまでの処理時間を短縮することができる。
また、請求項12の車両システムでは、前記第1判定手段によって前記変化量が所定の閾値以上となったと判定された空気圧センサから逐次検出されてくる前記車両のタイヤの空気圧の変化量が所定の期間以上変化しないか否かを判定する第2判定手段をさらに備え、前記第2判定手段によって、前記変化量が所定の期間以上変化しないと判定した場合には、再度、前記検出指示信号送信手段から前記車両の各タイヤに設けられたそれぞれの空気圧センサに対して順番に、タイヤの空気圧を検出させる検出指示信号を逐次送信させる処理を開始し、前記検出指示信号送信手段から逐次送信される前記検出指示信号に従って前記それぞれの空気圧センサで順番に逐次検出されてくる前記車両の各タイヤの空気圧の情報を前記収集手段で収集させることを特徴としている。
空気圧が目だって変化したタイヤの空気圧が、一定期間以上変化しなくなった場合には、ユーザによって行われていたそのタイヤの空気圧の調整が終了した可能性が高い。この請求項12のように、タイヤの空気圧の変化量が所定の閾値以上となったと判定された空気圧センサから逐次検出されてくる車両のタイヤの空気圧の変化量が所定の期間以上変化しなかった場合に、再度、車両の各タイヤに設けられたそれぞれの空気圧センサに対して順番に、タイヤの空気圧を検出させる指示を送らせ、それぞれの空気圧センサで順番に逐次検出されてくる車両の各タイヤの空気圧の情報を収集する態様としてもよい。
また、請求項13の車両システムでは、前記空気圧検出装置は、前記車両の各タイヤに設けられて前記タイヤの空気圧を検出する空気圧センサと、前記空気圧センサで検出した前記車両のタイヤの空気圧の情報を無線通信にて送信する無線通信手段と、前記携帯機の前記携帯機側送信手段から前記起動要求信号が送信されてきた場合に、前記車両の各タイヤに設けられた前記空気圧センサに前記タイヤの空気圧を検出させる検出指示信号を送信する検出指示信号送信手段と、を備えていることを特徴としている。
この請求項13のように、空気圧検出装置は、車両の各タイヤに設けられた空気圧センサに無線通信によって指示を送ってタイヤの空気圧を検出させ、検出されたタイヤの空気圧の情報を無線通信によって送信させる態様としてもよい。
また、請求項14の車両システムでは、前記携帯機の前記携帯機側受信手段は、前記無線通信手段から送信される前記車両のタイヤの空気圧の情報を受信することによって、前記空気圧検出装置で検出された前記車両のタイヤの空気圧の情報を取得することを特徴としている。
この請求項14のように、携帯機の携帯機側受信手段が、空気圧検出装置の無線通信手段から送信される車両の各タイヤの空気圧の情報を受信することによって、空気圧検出装置で検出された車両の各タイヤの空気圧の情報を取得する態様としてもよい。以上の構成によれば、空気圧センサで検出されたタイヤの空気圧の情報を空気圧検出装置において一旦収集する処理を行わなくても、無線通信手段から送信される車両の各タイヤの空気圧の情報を直接に携帯機の携帯機側受信手段で受信できるので、空気圧センサで検出されたタイヤの空気圧の情報を空気圧検出装置において一旦収集する処理を担う部材をアクティブ状態にする必要がなく、消費電流をより抑えることができる。
また、請求項15の車両システムでは、前記携帯機の前記携帯機側送信手段から送信する前記起動要求信号は、UHF帯の電波にて送信し、前記空気圧検出装置の前記無線通信手段から送信する前記車両の各タイヤの空気圧の情報は、当該UHF帯の電波とは周波数を違えたUHF帯の電波にて送信することを特徴としている。
この請求項15のように、携帯機の携帯機側送信手段から送信する起動要求信号は、UHF帯の電波にて送信し、空気圧検出装置の無線通信手段から送信する車両の各タイヤの空気圧の情報は、当該UHF帯の電波とは周波数を違えたUHF帯の電波にて送信する態様としてもよい。これによれば、例えば車両の遠隔制御に用いる通信と車両のタイヤの空気圧の情報を取得するのに用いる通信とを混信させずに済む。
また、請求項16の車両システムでは、前記携帯機の前記携帯機側受信手段は、受信可能な周波数帯を切り替え可能であって、受信可能な周波数帯を切り替えることによって、前記携帯機側送信手段から送信された前記起動要求信号に応答して前記空気圧検出装置から前記UHF帯の電波にて送信されてくるレスポンス信号と、前記空気圧検出装置の前記無線通信手段から前記UHF帯の電波とは周波数を違えたUHF帯の電波にて送信されてくる前記車両の各タイヤの空気圧の情報とのいずれも受信可能となっていることを特徴としている。
これによれば、1つの携帯機側受信手段によって、携帯機側送信手段から送信された起動要求信号に応答して空気圧検出装置から送信されてくるレスポンス信号と、空気圧検出装置の無線通信手段から送信されてくる車両の各タイヤの空気圧の情報とを容易に区別して受信することが可能になる。
また、請求項17の車両システムでは、前記携帯機は、前記車両の電子キーとしての機能もさらに備えていることを特徴としている。
これによれば、携帯機が車両の電子キーとしての機能も備えているので、この携帯機と車両の電子キーとを別々にユーザが携行する必要がなくなり、利便性が向上する。
また、請求項18の携帯機は、上記課題を解決するために、ユーザに携行される携帯機であって、車両に搭載されて前記車両のタイヤの空気圧を検出する空気圧検出装置を強制的に起動させる起動要求信号を無線通信によって送信する携帯機側送信手段と、前記空気圧検出装置で検出した前記車両のタイヤの空気圧の情報を無線通信によって取得する携帯機側受信手段と、前記携帯機側受信手段で取得した前記タイヤの空気圧の情報を表示する携帯機側表示手段と、を備えていることを特徴としている。
また、請求項19の携帯機は、上記課題を解決するために、ユーザに携行される携帯機であって、車両に搭載されて前記車両のタイヤの空気圧を検出する空気圧検出装置を強制的に起動させる起動要求信号を無線通信によって送信する携帯機側送信手段と、前記空気圧検出装置で検出した前記車両のタイヤの空気圧の情報を無線通信によって取得する携帯機側受信手段と、前記携帯機側受信手段で取得した前記タイヤの空気圧の情報を、前記ユーザに携行されるとともに前記タイヤの空気圧の情報を表示可能な通信端末側表示手段を有する携帯通信端末に無線通信によって送信する仲介手段と、を備えていることを特徴としている。
この請求項18および請求項19によれば、車両のタイヤの空気圧を検出する空気圧検出装置の起動をユーザに携行される携帯機から無線通信によって強制的に行って、空気圧検出装置で検出された車両のタイヤの空気圧の情報を無線通信によってこの携帯機で取得するので、ユーザがわざわざ車両に乗り込んでイグニッションスイッチをオンにすることによって車両のタイヤの空気圧の情報を取得する場合やユーザが市販のエアゲージを購入して使用することによって車両のタイヤの空気圧の情報を取得する場合のような手間がかからない。
また、空気圧検出装置で検出された車両のタイヤの空気圧の情報を無線通信によってユーザに携行される携帯機で取得するので、この携帯機で取得した車両のタイヤの空気圧の情報をもとに、ユーザの手元でこの車両のタイヤの空気圧の情報を表示させることが可能になる。よって、わざわざ車両に乗り込んでメータを覗き込んだり、カーナビゲーション装置のディスプレイを覗き込んだりしなくても、ユーザの手元で車両のタイヤの空気圧の情報を確認しながらタイヤの空気圧の調整を行うことが可能になる。
例えば、請求項18の構成によれば、ユーザに携行される携帯機に備えられた携帯機側表示手段で車両のタイヤの空気圧の情報を表示させることができるので、ユーザの手元で車両のタイヤの空気圧の情報を表示させることができる。また、請求項19の構成によれば、携帯機で取得したタイヤの空気圧の情報を無線通信によってユーザに携行される携帯通信端末に送信し、この携帯通信端末が有する通信端末側表示手段で車両のタイヤの空気圧の情報を表示させることが可能になるので、ユーザの手元で車両のタイヤの空気圧の情報を表示させることが可能になる。
従って、以上の構成によれば、ユーザがタイヤ空気圧の調整を思い立ったときに、より簡便にタイヤ空気圧の調整を行うことが可能になる。
車載装置1の概略的な構成を示すブロック図である。 携帯機2の概略的な構成を示すブロック図である。 車両システム100における情報の流れを概略的に示す模式図である。 車両システム100における車載装置1と携帯機2との間での情報の流れを示すシーケンス図の一例である。 車載装置1の制御部11での収集・転送処理のフローを示すフローチャートである。 全タイヤ情報取得処理のフローを示すフローチャートである。 携帯電話機3の概略的な構成を示すブロック図である。 車両システム200における情報の流れを概略的に示す模式図である。 車両システム200における車載装置1と携帯機2aと携帯電話機3との間での情報の流れを示すシーケンス図の一例である。 車両システム300における情報の流れを概略的に示す模式図である。 車両システム300における車載装置1と携帯機2aと携帯電話機3との間での情報の流れを示すシーケンス図の一例である。 携帯機2bのUHF送受信部43の概略的な構成を示すブロック図である。 車両システム400における情報の流れを概略的に示す模式図である。 車両システム400における車載装置1と携帯機2bとの間での情報の流れを示すシーケンス図の一例である。 車両システム500における情報の流れを概略的に示す模式図である。 車両システム500における車載装置1と携帯機2cと携帯電話機3との間での情報の流れを示すシーケンス図の一例である。
以下、本発明の実施形態について図1〜図6を用いて説明する。本発明に係る車両システム100は、車両Cに搭載される車載装置1およびユーザに携行される携帯機2を含んで構成されており、携帯機2が車両C周囲の無線通信エリア内に入ったときに車両ドアのアンロック等の制御を実行するいわゆるスマートエントリー機能、および携帯機2が有するプッシュスイッチ26・27の操作に応じて車両ドアのロックやアンロック等の制御を実行するいわゆるリモートキーレスエントリー機能を有する。
まず、図1を用いて、車載装置1の概略的な構成について説明を行う。図1は、車載装置1の概略的な構成を示すブロック図である。図1に示すように車載装置1は、制御部11、LF送信部12、エントリーシステム用UHF送受信部13、TPMS(tire pressure monitoring system)用UHF受信部14、センサユニット15a〜15d、右前輪アンテナ(以下、右前輪ANT)16a、左前輪アンテナ(以下、左前輪ANT)16b、右後輪アンテナ(以下、右後輪ANT)16c、左後輪アンテナ(以下、左後輪ANT)16d、コンビネーションメータ17、およびBluetooth(登録商標)通信部18を備えている。
制御部11は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM、I/O等(いずれも図示せず)よりなるマイクロコンピュータを主体として構成され、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで各種の処理を実行するものである。例えば、制御部11は、前述のスマートエントリー機能やリモートキーレスエントリー機能に関する処理を実行する。また、制御部11は、後述するモニタリング処理や後述の収集処理および転送処理も実行する。なお、モニタリング処理、収集処理、および転送処理の詳細については後述する。
LF送信部12は、LFアンテナを有しており、このLFアンテナを介して携帯機2にLF帯(例えば30kHz〜300kHz)の電波にて信号(情報)を送信する。LF送信部12から送信される信号は、例えば車両Cの4箇所に配置されるドアアンテナ、室内アンテナ、およびバックドア外アンテナ(いずれも図示せず)を介して、それぞれ限られた通信エリア内に対してのみ到達する。また、LF送信部12は、制御部11から通信線を介して送られてくる後述の送信要求信号を右前輪ANT16a、左前輪ANT16b、右後輪ANT16c、および左後輪ANT16dに送り、右前輪ANT16a、左前輪ANT16b、右後輪ANT16c、および左後輪ANT16dから送信要求信号を、LF帯の電波にてセンサユニット15a〜15dのそれぞれに出力させる。
なお、本実施形態では、LF送信部12が、制御部11から通信線を介して送られてくる送信要求信号を右前輪ANT16a、左前輪ANT16b、右後輪ANT16c、および左後輪ANT16dからセンサユニット15a〜15dに出力させる機能も担う構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、LF送信部12とは別体の部材に、制御部11から通信線を介して送られてくる送信要求信号を右前輪ANT16a、左前輪ANT16b、右後輪ANT16c、および左後輪ANT16dからセンサユニット15a〜15dに出力させる機能を担わせる構成としてもよい。
エントリーシステム用UHF送受信部13は、UHFアンテナを有しており、このUHFアンテナを介して車載装置1にUHF帯(例えば300MHz〜3GHzのうちの一部の帯域)の電波にて信号(情報)を送信するとともに、当該UHF帯の電波にて携帯機2から送信されてくる信号(情報)をUHFアンテナで受信する。また、エントリーシステム用UHF送受信部13は、制御部11に接続されており、この制御部11から出力された情報をUHFアンテナから送信する一方、UHFアンテナで受信した情報を制御部11に出力する。また、エントリーシステム用UHF送受信部13は、携帯機2から送信されてくる後述の起動要求信号を受信し、制御部11に出力する。
TPMS用UHF受信部14は、UHFアンテナを有しており、UHF帯(例えば300MHz〜3GHzのうちの一部の帯域)の電波にてセンサユニット15a〜15dから送信されてくる信号(情報)をUHFアンテナで受信する。また、TPMS用UHF受信部14は、制御部11に接続されており、上述の送信要求信号に応答してUHF帯の電波にてセンサユニット15a〜15dから送信されてくる後述の送信信号を受信し、制御部11に出力する。
なお、エントリーシステム用UHF送受信部13およびTPMS用UHF受信部14は、ともに、UHF帯の電波にて送信されてくる信号(情報)をUHFアンテナで受信するが、お互いの通信が混信しないように、お互いの使用する周波数帯が重ならないようにずらしているものとする。
センサユニット15a〜15dは、センサユニット15aが右前輪、センサユニット15bが左前輪、センサユニット15cが右後輪、センサユニット15dが左後輪といったように車両Cの各タイヤに設けられる。例えば、センサユニット15a〜15dは、タイヤバルブと一体的に構成され、タイヤのディスクホイールに取り付けられる。なお、センサユニット15a〜15dのそれぞれは、タイヤの空気圧(以下、タイヤ空気圧)を測定して検出する空気圧センサと、無線通信で情報を送受信(例えばLF帯の電波にて送信されてくる信号を受信し、UHF帯の電波にて信号を送信)する無線通信部と、検出したタイヤ空気圧の情報および各タイヤに固有のIDコードを含む送信信号を無線通信部にて送信させるマイコンと(いずれも図示せず)からなるものとする。よって、無線通信部が請求項の無線通信手段として機能する。また、センサユニット15a〜15dは、請求項の空気圧センサおよび無線通信手段として機能する。なお、センサユニット15a〜15dは、右前輪ANT16a、左前輪ANT16b、右後輪ANT16c、および左後輪ANT16dからLF帯の電波にて送信されてくる送信要求信号を無線通信部で受けるたびに、上述の空気圧センサでタイヤ空気圧を検出して送信信号を送信するものとする。
また、制御部11は、センサユニット15a〜15dから送信されてきた送信信号を、TPMS用UHF受信部14を介して受け取り、その送信信号に含まれるタイヤ空気圧の情報に基づいて各タイヤの空気圧の状態を監視するモニタリング処理を行う。なお、制御部11は、このモニタリング処理を行って各タイヤの空気圧の状態を判定するために、LF送信部12を介して右前輪ANT16a、左前輪ANT16b、右後輪ANT16c、左後輪ANT16dからセンサユニット15a〜15dのそれぞれに対して信号の送信を要求する送信要求信号を送信させる。
制御部11は、上述のようにしてセンサユニット15a〜15dのそれぞれに対して送信要求信号を送信し、センサユニット15a〜15dのそれぞれから返信される信号(つまり、前述の送信信号)に含まれるタイヤ空気圧の情報に基づいて各タイヤの空気圧の状態を判定する。なお、制御部11のROM等のメモリには、各タイヤの空気圧の状態が異常であるか否かを判定するための規定圧の情報が記憶されており、制御部11は、センサユニット15a〜15dのそれぞれから返信される信号に含まれるタイヤ空気圧の情報が示すタイヤ空気圧とこの規定圧とを比較することによって各タイヤの空気圧の状態を判定するものとする。制御部11は、例えば車両Cのイグニッションスイッチがオンになっている間、数秒から数分間隔でセンサユニット15a〜15dのそれぞれに対して送信要求信号を送信する。
右前輪ANT16a、左前輪ANT16b、右後輪ANT16c、および左後輪ANT16dは、例えば車両Cの各ホイールハウスに設けられ、通信線を介して制御部11に接続される。詳しくは、右前輪ANT16aが右前輪のホイールハウス、左前輪ANT16bが左前輪のホイールハウス、右後輪ANT16cが右後輪のホイールハウス、そして左後輪ANT16dが左後輪のホイールハウスに設けられる。また、右前輪ANT16a、左前輪ANT16b、右後輪ANT16c、および左後輪ANT16dは、センサユニット15a〜15dの無線通信部にそれぞれ送信要求信号を送信する。詳しくは、右前輪ANT16aはセンサユニット15aの無線通信部に送信要求信号の送信を行い、左前輪ANT16bはセンサユニット15bの無線通信部に送信要求信号の送信を行い、右後輪ANT16cはセンサユニット15cの無線通信部に送信要求信号の送信を行い、そして左後輪ANT16dはセンサユニット15dの無線通信部に送信要求信号の送信を行う。
制御部11から出力された送信要求信号は、LF送信部12によって変調等の処理が行われ、それぞれ右前輪ANT16a、左前輪ANT16b、右後輪ANT16c、左後輪ANT16dからセンサユニット15a〜15dの無線通信部に対して送信される。また、センサユニット15a〜15dの無線通信部から送信されてTPMS用UHF受信部14によって受信された信号は、信号の増幅、復調等の処理が行なわれ、その後、制御部11に送られる。
コンビネーションメータ17は、車両Cのドライバー席の前方のインストルメントパネルに設けられた、スピードメータ、タコメータ、水温計、燃料計などがパッケージングされているメータである。また、コンビネーションメータ17は、例えば、制御部11から出力される各タイヤの空気圧の状態の判定結果を液晶パネル(図示せず)上に表示する。また、コンビネーションメータ17は、例えばLED等からなるウォーニングランプを有
し、制御部11によってタイヤ空気圧が規定圧以下に低下している等、タイヤ空気圧が
異常と判定する判定結果が出力されてきた場合には、ウォーニングランプを点灯させ、ドライバーにタイヤの空気圧が異常である旨を報知する。
Bluetooth(以下、BT)通信部18は、BTアンテナを有しており、このBTアンテナを介して携帯機2に、Bluetooth(BT)方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波にて信号(情報)を送信するとともに、2.4GHz帯の電波にて携帯機2から送信されてくる信号を、BTアンテナを介して受信する。このBT通信部18から送信される信号は、LF送信部12から送信される信号よりも通信エリアが広いものの、後述する携帯機2のUHF送受信部23から送信される信号ほど通信エリアは広くない。また、BT通信部18は、制御部11に接続されており、この制御部11から出力された情報をBTアンテナから送信する一方、このBTアンテナにて受信した情報を制御部11に出力する。
なお、本実施形態では、車載装置1が、BT通信部18を単体にて有する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、BT通信部を有する周知の車載ナビゲーション装置を車両Cに搭載し、この車載ナビゲーション装置のBT通信部をBT通信部18として用いる構成としてもよい。
さらに、制御部11は、車両Cの各タイヤのタイヤ空気圧の情報を収集してBT通信部18から携帯機2に送信する収集処理および転送処理(以下、収集・転送処理と呼ぶ)も実行する。収集・転送処理では、LF送信部12を介して右前輪ANT16a、左前輪ANT16b、右後輪ANT16c、左後輪ANT16dからセンサユニット15a〜15dのそれぞれに対して送信要求信号を逐次送信させ、この送信要求信号に応答してセンサユニット15a〜15dから返信されてくる送信信号を、TPMS用UHF受信部14を介して受信することによって収集し、その送信信号に含まれるタイヤ空気圧の情報およびIDコード(以下、タイヤ情報と呼ぶ)をBT通信部18に送る収集処理が行われる。そして、収集・転送処理では、収集処理に続いて、制御部11がBT通信部18から携帯機2にタイヤ情報を送信させる転送処理が行われる。よって、制御部11およびTPMS用UHF受信部14は、請求項の収集手段として機能する。また、制御部11、LF送信部12、右前輪ANT16a、左前輪ANT16b、右後輪ANT16c、および左後輪ANT16dが請求項の検出指示信号送信手段として機能する。さらに、BT通信部18は、請求項の検出装置側送信手段として機能する。
収集・転送処理のうちの収集処理は、例えば車両Cのイグニッションスイッチがオフのときに、携帯機2からUHF帯の電波にて送信されてくる起動要求信号をエントリーシステム用UHF送受信部13で受信し、このエントリーシステム用UHF送受信部13で受信した起動要求信号が制御部11に入力されたことをトリガとして行われる。また、収集転送処理のうちの転送処理は、収集処理に連続して行われる。なお、車両Cのイグニッションスイッチがオフのときには、エントリーシステム用UHF送受信部13を除く車載装置1の各部はスリープ状態であって、エントリーシステム用UHF送受信部13は常時通電されている予備の電源等によりアクティブ状態にあるものとする。
また、ここで言うところのスリープ状態とは、上述の各部に動作用のクロック信号が供給されておらず、上述の各部の機能が停止している状態を示している。また、動作用のクロック信号は所定の発振回路から供給されるものとし、この発振回路に動作用のクロック信号の供給の停止の指示を行うことによってスリープ状態への切り替えを実行するものとする。なお、スリープ状態では上述の各部の機能が停止している状態にあるので、上述の各部がアクティブ状態にある場合に比べて消費電力が少なくなる。また、例えば起動要求信号が制御部11に入力されたときには、割り込み信号を上述の発振回路に送り、発振回路による動作用のクロック信号の出力を再開させることによって、上述の各部をスリープ状態からアクティブ状態へ強制的に移行させるものとすればよい。なお、本実施形態の例では、起動要求信号に従ってアクティブ状態に移行するのは、車載装置1の各部のうち、既にアクティブ状態であるエントリーシステム用UHF送受信部13を除いた収集・転送処理に必要な制御部11、LF送信部12、TPMS用UHF受信部14、センサユニット15a〜15d、右前輪ANT16a、左前輪ANT16b、右後輪ANT16c、左後輪ANT16d、およびBT通信部18とし、以降ではこれらを合わせて待機部材と呼ぶものとする。また、収集・転送処理に必要な制御部11、LF送信部12、エントリーシステム用UHF送受信部13、TPMS用UHF受信部14、センサユニット15a〜15d、右前輪ANT16a、左前輪ANT16b、右後輪ANT16c、左後輪ANT16d、およびBT通信部18が、請求項の空気圧検出装置として機能する。
続いて、図2を用いて、携帯機2の概略的な構成について説明を行う。図2は、携帯機2の概略的な構成を示すブロック図である。図2に示すように携帯機2は、制御部21、LF受信部22、UHF送受信部23、BT通信部24、記憶部25、プッシュスイッチ26・27、スピーカ28、および表示器29を備えている。
制御部21は、CPU、ROM、RAM、I/O等(いずれも図示せず)よりなるマイクロコンピュータを主体として構成され、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで各種の処理を実行するものである。例えば、制御部21は、前述のスマートエントリー機能やリモートキーレスエントリー機能に関する処理を実行する。
LF受信部22は、LFアンテナを有しており、車載装置1から送信されてくるLF帯の信号(情報)をこのLFアンテナを介して受信する。また、LF受信部22は、制御部21に接続されており、LFアンテナにて受信した信号を制御部21に出力する。
UHF送受信部23は、UHFアンテナを有しており、このUHFアンテナを介して車載装置1にUHF帯の電波にて信号(情報)を送信するとともに、車載装置1からUHF帯の電波にて送信されてくる信号(情報)をこのUHFアンテナを介して受信する。また、UHF送受信部23は、制御部21に接続されており、この制御部21から出力された情報をUHFアンテナから送信する一方、このUHFアンテナにて受信した情報を制御部21に出力する。
BT通信部24は、BTアンテナを有しており、このBTアンテナを介して車載装置1に、BT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波にて信号(情報)を送信するとともに、2.4GHz帯の電波にて車載装置1から送信されてくる信号を、BTアンテナを介して受信する。このBT通信部24から送信される信号は、UHF送受信部23から送信される信号ほど通信エリアは広くない。また、BT通信部24は、制御部21に接続されており、この制御部21から出力された情報をBTアンテナから送信する一方、このBTアンテナにて受信した情報を制御部21に出力する。詳しくは、BT通信部24では、車載装置1のBT通信部18から送信されるタイヤ情報を受信することによってタイヤ情報を取得する。よって、このBT通信部24が請求項の携帯機側受信手段として機能する。
記憶部25は、電気的に内容を書き換えることが可能なメモリによって構成され、各種の情報を記憶する。記憶部25は、制御部21がBT通信部24から受け取ったタイヤ情報を格納する。
プッシュスイッチ26・27は、主にリモートキーレスエントリー機能を利用するためのスイッチである。プッシュスイッチ26がワンプッシュ操作されると、車両ドアのロックが行なわれる一方、プッシュスイッチ27がワンプッシュ操作されると、車両ドアのアンロックが行なわれるようになっている。
スピーカ28は、制御部21に接続されており、予め定められた警告音を出力する。また、表示器29は、テキストや画像を表示するものであって、例えばフルカラー表示が可能な液晶ディスプレイ等を用いて構成することができる。また、表示器29は、制御部21の指示に従って、記憶部25に格納したタイヤ情報をもとに、各タイヤや特定のタイヤのタイヤ空気圧の情報を示す表示等を行う。よって、表示器29が請求項の携帯機側表示手段として機能する。
次に、車載装置1と携帯機2との間における無線通信を用いたコード照合の結果に応じて、車両ドアのアンロックを行なうスマートエントリー機能の概要を説明する。なお、スマートエントリー機能における車載装置1および携帯機2の各部での処理については、例えば特許文献2および特許文献3に開示の技術と同様にして行われるものとすればよい。
車載装置1の各部は、制御部11に制御されて作動し、その制御下で、LF送信部12は、応答信号の送信を要求するいわゆるリクエスト信号を定期的に発信する。また、携帯機2の各部は、制御部21に制御されて作動し、携帯機2がLF送信部12からの上記リクエスト信号を受信可能な無線通信エリア内に入った場合、そのリクエスト信号をLF受信部22が受信する。
なお、LF送信部12とLF受信部22との間では、LF帯の電波を利用した無線通信が行なわれる。車載装置1と携帯機2との通信エリアを車両Cの周辺に制限するべく、リクエスト信号の送受信についてLF帯の電波を利用している。詳しくは、前述したドアアンテナ、室内アンテナ、およびバックドア外アンテナ等から信号を送信することにより、通信エリアを車両ドアの近傍、車室内、トランク外の近傍に制限することができる。これにより、携帯機2が例えば他の車両の車載装置1からのリクエスト信号を受信してしまう可能性を低くすることができる。
LF受信部22が車載装置1からのリクエスト信号を受信すると、UHF送受信部23は、携帯機2に対応する車両Cに固有のコードを含んだ応答信号を送信する。すると、車載装置1では、携帯機2から送信されてくる応答信号をエントリーシステム用UHF送受信部13で受信する。
なお、エントリーシステム用UHF送受信部13およびUHF送受信部23間では、UHF帯の電波を利用した無線通信が行なわれる。上記応答信号の送受信についてUHF帯の電波を利用する理由は、携帯機2から送信される信号の出力レベルが微弱でも相応に通信距離が得られ、車載装置1側へより確実に応答信号を伝達することができるためである。
エントリーシステム用UHF送受信部13が携帯機2から送信されてくる応答信号を受信すると、車載装置1の制御部11は、この応答信号に含まれているコードが制御部11に記憶されているコードと一致しているか否かの照合を行ない、一致していれば、車両ドアのアンロックを許可する。
なお、車両ドアのアンロック以降は、この種の車両システムにおける周知の制御が実行される。例えば、上記アンロック許可状態で、運転席ドアの外側のドアノブに設けられている図示しないタッチセンサからの信号により人がそのドアノブを触ったことを検知すると、制御部11は、ドア制御系へアンロック信号を出力し、その結果、図示しないドアロックモータが駆動され車両ドア全てがアンロック状態になる。また、この他にも、エンジン始動が許可される状態になるなど、様々な制御が行なわれるが、これらの制御そのものは、本発明の要部とは直接関連しない事項となるため、これ以上の説明は省略する。
ここで、図3〜図6を用いて、携帯機2からの要求に応じて車載装置1から車両Cの各タイヤの空気圧の情報を携帯機2に送信する処理の概要を説明する。図3は、車両システム100における情報の流れを概略的に示す模式図である。図3に示すように、携帯機2と車載装置1との間では、車載装置1の起動の要求や停止の要求に関わる通信はUHF帯の電波を用いて行い、車両Cの各タイヤの空気圧の情報の取得に関わる通信はBT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波を用いて行う。
次に、図4を用いて、車両システム100における車載装置1と携帯機2との間での情報の流れの詳細について説明を行う。図4は、車両システム100における車載装置1と携帯機2との間での情報の流れを示すシーケンス図の一例である。なお、ここでは、車載装置1と携帯機2とがUHF帯の電波を用いた通信およびBT通信のいずれについても通信可能な位置関係にあるものとして以降の説明を行う。
まず、車載装置1から車両Cの各タイヤのタイヤ空気圧の情報の取得を開始する旨の所定の操作入力を携帯機2で受け付けたときに、携帯機2の制御部21が携帯機2のUHF送受信部23から前述の待機部材をアクティブ状態に移行させる起動要求信号をUHF帯の電波にて車載装置1に送信する。よって、UHF送受信部23は、請求項の携帯機側送信手段として機能する。
なお、上述の所定の操作入力は、例えばユーザが携帯機2のプッシュスイッチ26およびプッシュスイッチ27を同時に2秒以上押し続ける等の操作入力とすればよい。なお、本実施形態では、プッシュスイッチ26およびプッシュスイッチ27の双方を利用した操作入力を上述の所定の操作入力の一例として示したが、これに限らず、プッシュスイッチ26およびプッシュスイッチ27のいずれか一方のみを利用した操作入力を上述の所定の操作入力とする構成としてもよい。また、プッシュスイッチ26・27以外の操作入力部を携帯機2に新たに設け、この操作入力部を利用した操作入力を上述の所定の操作入力とする構成としてもよい。
続いて、UHF帯の電波にて送信されてくる信号の受信待ちをしていた車載装置1のエントリーシステム用UHF送受信部13が起動要求信号を受信して車載装置1の制御部11に入力し、待機部材をスリープ状態からアクティブ状態に移行させる。そして、制御部11からの指示に従ってエントリーシステム用UHF送受信部13から、待機部材をスリープ状態からアクティブ状態に移行させたことを示すレスポンス信号をUHF帯の電波にて携帯機2に送信する。
さらに、車載装置1のエントリーシステム用UHF送受信部13から送信されてきたレスポンス信号を携帯機2のUHF送受信部23で受信した後に、携帯機2の制御部21は、携帯機2のBT通信部24と車載装置1のBT通信部18とのBT接続を試行する。そして、BT通信部24とBT通信部18との間でBT通信が確立した後に、車載装置1の制御部11が収集・転送処理を行い、収集処理によって得られたタイヤ情報をBT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波にてBT通信部18から携帯機2に送信させる。
続いて、車載装置1のBT通信部18から送信されてきたタイヤ情報を携帯機2のBT通信部24で受信した後に、制御部21の指示に従って、このタイヤ情報をもとに例えば各タイヤのタイヤ空気圧の情報を示す表示を表示器29に行う。なお、タイヤのタイヤ空気圧の情報を示す表示を表示器29に行う場合、制御部21では、タイヤ情報に含まれるIDコードに従って各々のタイヤごとにタイヤ空気圧の情報を対応付けたりなどするものとする。
その後、車載装置1からの車両Cの各タイヤのタイヤ空気圧の情報の取得を停止する旨の所定の操作入力を携帯機2で受け付けたときに、携帯機2の制御部21が携帯機2のUHF送受信部23から前述の待機部材をスリープ状態に戻させる停止要求信号をUHF帯の電波にて車載装置1に送信する。なお、上述の所定の操作入力についても、車載装置1から車両Cの各タイヤのタイヤ空気圧の情報の取得を開始する旨の所定の操作入力と同様にして行われるものとしても構わない。
続いて、車載装置1のエントリーシステム用UHF送受信部13が停止要求信号を受信して車載装置1の制御部11に入力し、待機部材をアクティブ状態からスリープ状態に移行させ、収集・転送処理を停止させる。なお、待機部材をアクティブ状態からスリープ状態に移行させる場合には、制御部11の指示によって待機部材への動作用のクロック信号の供給を停止させることによって行う構成とすればよい。そして、制御部11からの指示に従ってエントリーシステム用UHF送受信部13から、待機部材をアクティブ状態からスリープ状態に移行させたことを示すレスポンス信号をUHF帯の電波にて携帯機2に送信し、車載装置1での処理を終了する。一方、車載装置1のエントリーシステム用UHF送受信部13から送信されてくる、待機部材をアクティブ状態からスリープ状態に移行させたことを示すレスポンス信号を携帯機2のUHF送受信部23で受信した後に、携帯機2での処理も終了する。
ここで、図5を用いて、車載装置1の制御部11での収集・転送処理について説明を行う。図5は、車載装置1の制御部11での収集・転送処理のフローを示すフローチャートである。なお、本フローは、例えば車載装置1のBT通信部18と携帯機2のBT通信部24との間でのBT通信が確立したときに開始される。
まず、ステップS1では、全タイヤ情報取得処理を行ってステップS2に移る。ここで、図6のフローチャートを用いて、全タイヤ情報取得処理の概略について説明を行う。図6は、全タイヤ情報取得処理のフローを示すフローチャートである。
まず、ステップS101では、制御部11が、LF送信部12を介して左前輪ANT16bからセンサユニット15bにLF帯の電波にて送信要求信号を出力させ(以下、左前輪情報要求と呼ぶ)、ステップS102に移る。そして、ステップS102では、この送信要求信号に応じてセンサユニット15bからUHF帯の電波にて送信される、空気圧センサで検出した左前輪のタイヤのタイヤ空気圧の情報を含んだ送信信号(つまり、タイヤ情報)を、TPMS用UHF受信部14を介して受け取り、ステップS103に移る。
ステップS103では、制御部11が、LF送信部12を介して右前輪ANT16aからセンサユニット15aにLF帯の電波にて送信要求信号を出力させ(以下、右前輪情報要求と呼ぶ)、ステップS104に移る。そして、ステップS104では、この送信要求信号に応じてセンサユニット15aからUHF帯の電波にて送信される、空気圧センサで検出した右前輪のタイヤのタイヤ空気圧の情報を含んだ送信信号(つまり、タイヤ情報)を、TPMS用UHF受信部14を介して受け取り、ステップS105に移る。
ステップS105では、制御部11が、LF送信部12を介して左後輪ANT16dからセンサユニット15dにLF帯の電波にて送信要求信号を出力させ(以下、左後輪情報要求と呼ぶ)、ステップS106に移る。そして、ステップS106では、この送信要求信号に応じてセンサユニット15dからUHF帯の電波にて送信される、空気圧センサで検出した左後輪のタイヤのタイヤ空気圧の情報を含んだ送信信号(つまり、タイヤ情報)を、TPMS用UHF受信部14を介して受け取り、ステップS107に移る。
ステップS107では、LF送信部12を介して右後輪ANT16cからセンサユニット15cにLF帯の電波にて送信要求信号を出力させ(以下、右後輪情報要求と呼ぶ)、ステップS108に移る。ステップS108では、この送信要求信号に応じてセンサユニット15dからUHF帯の電波にて送信される、空気圧センサで検出した左後輪のタイヤのタイヤ空気圧の情報を含んだ送信信号(つまり、タイヤ情報)を、TPMS用UHF受信部14を介して受け取り、ステップS2に移る。
図5に戻って、ステップS2では、BT通信部18から携帯機2にBT通信によって前後左右輪の各タイヤについてのタイヤ情報(以下、全タイヤ情報と呼ぶ)を送信させ、ステップS3に移る。ステップS3では、全タイヤ情報を制御部11の例えばRAM等のメモリに一時記憶し、ステップS4に移る。なお、この一時記憶は、例えばこのメモリに新たな全タイヤ情報が書き込まれた場合に上書き消去されるものとする。
ステップS4では、全タイヤ情報取得処理を行ってステップS5に移る。なお、ステップS4の全タイヤ情報取得処理もステップS101〜ステップS108までの一連の処理と同様にして行う。ステップS5では、BT通信部18から携帯機2にBT通信によって全タイヤ情報を送信し、ステップS6に移る。
ステップS6では、ステップS3でメモリに一時記憶した左前輪のタイヤのタイヤ空気圧の情報とステップS4の全タイヤ情報取得処理で取得した左前輪のタイヤのタイヤ空気圧の情報とをもとに、左前輪のタイヤのタイヤ空気圧の変化量が所定の閾値以上であるか否かを判定することによって左前輪のタイヤのタイヤ空気圧に変化があるか否かを判定する。そして、左前輪のタイヤのタイヤ空気圧に変化があると判定した場合(ステップS6でYes)には、ステップS10に移る。また、左前輪のタイヤのタイヤ空気圧に変化があると判定しなかった場合(ステップS6でNo)には、ステップS7に移る。
ステップS7では、ステップS3でメモリに一時記憶した右前輪のタイヤのタイヤ空気圧の情報とステップS4の全タイヤ情報取得処理で取得した右前輪のタイヤのタイヤ空気圧の情報とをもとに、右前輪のタイヤのタイヤ空気圧の変化量が所定の閾値以上であるか否かを判定することによって右前輪のタイヤのタイヤ空気圧に変化があるか否かを判定する。そして、右前輪のタイヤのタイヤ空気圧に変化があると判定した場合(ステップS7でYes)には、ステップS11に移る。また、右前輪のタイヤのタイヤ空気圧に変化があると判定しなかった場合(ステップS7でNo)には、ステップS8に移る。
ステップS8では、ステップS3でメモリに一時記憶した左後輪のタイヤのタイヤ空気圧の情報とステップS4の全タイヤ情報取得処理で取得した左後輪のタイヤのタイヤ空気圧の情報とをもとに、左後輪のタイヤのタイヤ空気圧の変化量が所定の閾値以上であるか否かを判定することによって左後輪のタイヤのタイヤ空気圧に変化があるか否かを判定する。そして、左後輪のタイヤのタイヤ空気圧に変化があると判定した場合(ステップS8でYes)には、ステップS12に移る。また、左前輪のタイヤのタイヤ空気圧に変化があると判定しなかった場合(ステップS8でNo)には、ステップS9に移る。
ステップS9では、ステップS3でメモリに一時記憶した右後輪のタイヤのタイヤ空気圧の情報とステップS4の全タイヤ情報取得処理で取得した右後輪のタイヤのタイヤ空気圧の情報とをもとに、右後輪のタイヤのタイヤ空気圧の変化量が所定の閾値以上であるか否かを判定することによって右後輪のタイヤのタイヤ空気圧に変化があるか否かを判定する。そして、右後輪のタイヤのタイヤ空気圧に変化があると判定した場合(ステップS9でYes)には、ステップS13に移る。また、右後輪のタイヤのタイヤ空気圧に変化があると判定しなかった場合(ステップS9でNo)には、ステップS4に戻ってフローを繰り返す。
言い換えると、ステップS6〜ステップS9の処理では、前後左右輪の各タイヤにそれぞれ設けられたセンサユニット15a〜15dの空気圧センサのうちに、空気圧センサから逐次検出されてくる車両Cのタイヤ空気圧の変化量が所定の閾値以上となった空気圧センサが存在するか否かを判定する。よって、制御部11は、請求項の第1判定手段としても機能する。なお、ステップS6〜ステップS9で言うところの所定の閾値とは、例えば空気圧センサの検出誤差範囲よりも大きい値であって任意に設定可能な値である。
ステップS10では、左前輪のタイヤを、ユーザによってタイヤ空気圧の調整が現在行われているタイヤ(以下、特定タイヤと呼ぶ)として判定し、ステップS14に移る。また、ステップS11では、右前輪のタイヤを特定タイヤとして判定し、ステップS14に移る。さらに、ステップS12では、左後輪のタイヤを特定タイヤとして判定し、ステップS14に移る。そして、ステップS13では、右後輪のタイヤを特定タイヤとして判定し、ステップS14に移る。
ステップS14では、特定タイヤ情報取得処理を行って、ステップS15に移る。特定タイヤ情報取得処理では、特定タイヤに設けられたセンサユニットに対して送信要求信号を出力させ、特定タイヤのタイヤ空気圧の情報を含んだ送信信号を受け取る。ステップS15では、特定タイヤのタイヤ情報を、BT通信部18から携帯機2にBT通信によって送信し、ステップS16に移る。
なお、特定タイヤのタイヤ情報が、BT通信部18から携帯機2にBT通信によって送信され、携帯機2のBT通信部24で受信した場合、携帯機2の制御部21は、前後左右輪の各タイヤのうちの特定タイヤのみのタイヤ空気圧の情報を携帯機2の表示器29に表示させる構成としてもよい。これによれば、前後左右輪の各タイヤのうちの、ユーザが空気圧の調整を実際に行っているタイヤのタイヤ空気圧の情報のみをユーザに提示することができるので、ユーザがタイヤ空気圧の調整を行っているタイヤのタイヤ空気圧の情報を確認しながらタイヤ空気圧の調整を行うことができ、タイヤ空気圧の調整がユーザにとってさらに行い易くなる。
ステップS16では、ステップS4の全タイヤ情報取得処理で取得した特定タイヤのタイヤ空気圧の情報とステップS14で取得した特定タイヤのタイヤ空気圧の情報とをもとに、特定タイヤのタイヤ空気圧の変化量が所定の閾値以上であるか否かを判定することによって特定タイヤのタイヤ空気圧に変化があるか否かを判定する。なお、ここで言うところの所定の閾値は、前述の所定の閾値と同様のものである。そして、特定タイヤのタイヤ空気圧に変化があると判定した場合(ステップS16でYes)には、ステップS14に戻ってフローを繰り返す。また、特定タイヤのタイヤ空気圧に変化があると判定しなかった場合(ステップS16でNo)には、ステップS17に移る。また、ステップS16では、既にステップS16からステップS14に移る処理が行われていた場合には、ステップS14で取得した特定タイヤのタイヤ空気圧の情報と当該タイヤ空気圧の情報を取得する以前にステップS14で取得した特定タイヤのタイヤ空気圧の情報との新旧の特定タイヤのタイヤ空気圧の情報をもとに、特定タイヤのタイヤ空気圧の変化量が所定の閾値以上であるか否かを判定することによって特定タイヤのタイヤ空気圧に変化があるか否かを判定する。
ステップS17では、時間をカウントする図示しないタイマが作動中であるか否かを判定する。そして、タイマが作動中であると判定した場合(ステップS17でYes)には、ステップS19に移る。また、タイマが作動中であると判定しなかった場合(ステップS17でNo)には、ステップS18に移る。ステップS18では、上述のタイマを作動(つまり、タイマスタート)させ、ステップS14に戻ってフローを繰り返す。
ステップS19では、上述のタイマのカウント値が所定の期間以上(例えば5秒程度など)を示す値である(つまり、タイムアウト)か否かを判定する。そして、所定の期間以上であると判定した場合(ステップS19でYes)には、ステップS1に戻ってフローを繰り返す。また、所定の期間以上であると判定しなかった場合(ステップS19でNo)には、ステップS14に戻ってフローを繰り返す。よって、制御部11は、請求項の第2判定手段としても機能する。
以上の構成によれば、車載装置1の各部のうちの、車両Cのタイヤ空気圧を検出する部材の起動をユーザに携行される携帯機2から無線通信によって強制的に行って、センサユニット15a〜15dの空気圧センサで検出された車両Cのタイヤ空気圧の情報を無線通信によってこの携帯機2で取得することができるので、ユーザがわざわざ車両Cに乗り込んでイグニッションスイッチをオンにすることによって車両Cのタイヤ空気圧の情報を取得する場合やユーザが市販のエアゲージを購入して使用することによって車両Cのタイヤ空気圧の情報を取得する場合のような手間がかからない。
また、センサユニット15a〜15dの空気圧センサで検出された車両Cのタイヤ空気圧の情報を無線通信によってユーザに携行される携帯機2で取得し、この携帯機2に備えられた表示器29で当該タイヤ空気圧の情報を表示させることができるので、ユーザの手元でこの車両Cのタイヤ空気圧の情報を表示させることが可能になる。よって、わざわざ車両Cに乗り込んでメータを覗き込んだり、カーナビゲーション装置のディスプレイを覗き込んだりしなくても、ユーザの手元で車両Cのタイヤ空気圧の情報を確認しながらタイヤの空気圧の調整を行うことが可能になる。従って、以上の構成によれば、ユーザがタイヤ空気圧の調整を思い立ったときに、より簡便にタイヤ空気圧の調整を行うことが可能になる。
また、車両Cの各タイヤのうちのいずれかのタイヤ空気圧が目だって変化した場合には、そのタイヤのタイヤ空気圧の調整がユーザによって行われている可能性が高い。以上の構成によれば、タイヤ空気圧の変化量が所定の閾値以上となったタイヤ空気圧の変化が特定タイヤで発生(増加であっても低下であってもよい)した場合に、以降は、その特定タイヤに設けられたセンサユニットについてのみ、タイヤ空気圧を検出させる指示を送り、そのセンサユニットからのみ、車両Cのタイヤ空気圧の情報を収集するので、ユーザが空気圧の調整を行っているタイヤ空気圧の情報のみをユーザの手元で表示させることが可能になる。よって、ユーザが空気圧の調整を行っていないタイヤに設けられたセンサユニットについてはタイヤ空気圧を検出させる指示を送らなくて済むので、無駄な電流消費を抑えることができる。また、ユーザが空気圧の調整を行っているタイヤに設けられたセンサユニットについてのみ、タイヤ空気圧を検出させる指示を送り、そのセンサユニットからのみ、車両Cのタイヤ空気圧の情報を収集するので、タイヤ空気圧の調整が行われていないタイヤに設けられたセンサユニットについての処理を省くことができ、センサユニットの空気圧センサでタイヤ空気圧を検出してからこの検出したタイヤ空気圧の情報をBT通信部18で携帯機2のBT通信部24に向けて送信するまでの処理時間を短縮することができる。
なお、前述の実施形態では、車載装置1のセンサユニット15a〜15dの空気圧センサで検出した車両Cのタイヤ空気圧の情報を携帯機2が取得し、携帯機2の表示器29に当該タイヤ空気圧の情報を表示する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、車載装置1のセンサユニット15a〜15dの空気圧センサで検出した車両Cのタイヤ空気圧の情報を携帯機が取得し、この携帯機が取得した当該タイヤ空気圧の情報をさらに別の携帯通信端末が取得し、この携帯通信端末の備える表示手段によって当該タイヤ空気圧の情報を表示する構成としてもよい。以上の構成の一例として車両システム200の構成について図7〜図9を用いて以下で説明を行う。なお、本実施形態において説明すること以外の構成は、前述の実施形態と同様である。また、説明の便宜上、前述の実施形態の説明に用いた図面に示した部材と同様の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
車両システム200は、車載装置1、携帯機2a、および携帯電話機3を含んでいる。携帯機2aは、表示器29を備えていない点を除けば携帯機2と同様の構成である。また、携帯電話機3は、ユーザに携行される携帯通信端末の一種である。よって、携帯電話機3は、請求項の携帯通信端末として機能する。なお、携帯電話機3は、本実施形態において説明すること以外の構成については、一般に流布されている携帯電話機と大きく異なったところはない。
まず、図7を用いて、携帯電話機3の概略的な構成について説明を行う。図7は、車載装置1の概略的な構成を示すブロック図である。図7に示すように携帯電話機3は、制御部31、BT通信部32、記憶部33、操作入力部34、スピーカ35、および表示器36を備えている。
制御部31は、CPU、ROM、RAM、I/O等(いずれも図示せず)よりなるマイクロコンピュータを主体として構成され、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで各種の処理を実行するものである。
BT通信部32は、BTアンテナを有しており、このBTアンテナを介して携帯機2aに、BT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波にて信号(情報)を送信するとともに、2.4GHz帯の電波にて携帯機2aから送信されてくる信号を、BTアンテナを介して受信する。また、BT通信部32は、制御部31に接続されており、この制御部31から出力された情報をBTアンテナから送信する一方、このBTアンテナにて受信した情報を制御部31に出力する。詳しくは、BT通信部32では、携帯機2aのBT通信部24から送信されるタイヤ情報を受信することによってタイヤ情報を取得する。よって、このBT通信部32が請求項の第1通信端末側受信手段として機能する。
記憶部33は、電気的に内容を書き換えることが可能なメモリによって構成され、各種の情報を記憶する。記憶部33は、制御部31がBT通信部32から受け取ったタイヤ情報を格納する。
操作入力部34は、例えば表示器36と一体になったタッチスイッチもしくはメカニカルなスイッチ等が用いられ、スイッチ操作により制御部31へ各種機能の操作指示を行う。スピーカ35は、制御部31に接続されており、音声やブザー等を出力する。また、表示器36は、テキストや画像を表示するものであって、例えばフルカラー表示が可能な液晶ディスプレイ等を用いて構成することができる。また、表示器36は、制御部31の指示に従って、記憶部33に格納したタイヤ情報をもとに、各タイヤや特定のタイヤのタイヤ空気圧の情報を示す表示等を行う。よって、表示器36が請求項の通信端末側表示手段として機能する。
ここで、図8および図9を用いて、携帯機2aを介した携帯電話機3からの要求に応じて車載装置1から車両Cの各タイヤの空気圧の情報を、携帯機2aを介して携帯電話機3に送信する処理の概要を説明する。図8は、車両システム200における情報の流れを概略的に示す模式図である。図8に示すように、携帯機2aと車載装置1との間では、車載装置1の起動の要求や停止の要求に関わる通信はUHF帯の電波を用いて行い、車両Cの各タイヤの空気圧の情報の取得に関わる通信はBT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波を用いて行う。そして、携帯電話機3と携帯機2aとの間では、携帯機2aの制御指示や車両Cの各タイヤの空気圧の情報の取得に関わる通信を、BT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波を用いて行う。
次に、図9を用いて、車両システム200における車載装置1と携帯機2aと携帯電話機3との間での情報の流れの詳細について説明を行う。図9は、車両システム200における車載装置1と携帯機2aと携帯電話機3との間での情報の流れを示すシーケンス図の一例である。なお、ここでは、車載装置1と携帯機2aとがUHF帯の電波を用いた通信およびBT通信のいずれについても通信可能な位置関係にあり、携帯機2aと携帯電話機3とがBT通信について通信可能な位置関係にあるものとして以降の説明を行う。
まず、車載装置1から車両Cの各タイヤのタイヤ空気圧の情報の取得を開始する旨の所定の操作入力を携帯電話機3の操作入力部34で受け付けたときに、携帯電話機3の制御部31は、携帯電話機3のBT通信部32と携帯機2aのBT通信部24とのBT接続を試行する。そして、BT通信部32とBT通信部24との間でBT通信が確立した後に、携帯電話機3の制御部31が、携帯電話機3のBT通信部32から前述の起動要求信号をBT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波にて携帯機2aに送信する。
続いて、携帯電話機3のBT通信部32から送信されてくる起動要求信号を携帯機2aのBT通信部24で受信した後に、携帯機2aの制御部21が携帯機2aのUHF送受信部23からこの起動要求信号をUHF帯の電波にて車載装置1に送信する。
さらに、UHF帯の電波にて送信されてくる信号の受信待ちをしていた車載装置1のエントリーシステム用UHF送受信部13が起動要求信号を受信して車載装置1の制御部11に入力し、待機部材をスリープ状態からアクティブ状態に移行させる。そして、制御部11からの指示に従ってエントリーシステム用UHF送受信部13から、待機部材をスリープ状態からアクティブ状態に移行させたことを示すレスポンス信号をUHF帯の電波にて携帯機2aに送信する。よって、BT通信部32は、請求項の通信端末側送信手段として機能する。
続いて、車載装置1のエントリーシステム用UHF送受信部13から送信されてくるレスポンス信号を携帯機2aのUHF送受信部23で受信した後に、携帯機2aの制御部21が、携帯機2aのBT通信部24からこのレスポンス信号をBT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波にて携帯電話機3に送信する。
そして、携帯機2aのBT通信部24から送信されてくるレスポンス信号を携帯電話機3のBT通信部32で受信した後に、携帯電話機3の制御部31は、携帯機2aのBT通信部24と車載装置1のBT通信部18とのBT接続を要求する接続要求信号をBT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波にて携帯機2aに送信する。
続いて、携帯電話機3のBT通信部32から送信されてくる接続要求信号を携帯機2aのBT通信部24で受信した後に、携帯機2aの制御部21が、BT通信部24と車載装置1のBT通信部18とのBT接続を試行する。そして、BT通信部24とBT通信部18との間でBT通信が確立した後に、制御部21からの指示に従ってBT通信部24から、BT通信部24とBT通信部18とのBT接続が確立したことを示すレスポンス信号をBT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波にて携帯電話機3に送信する。
さらに、携帯機2aのBT通信部24から送信されてくる、BT通信部24とBT通信部18とのBT接続が確立したことを示すレスポンス信号を携帯電話機3のBT通信部32で受信した後に、携帯電話機3の制御部31は、BT通信部32を、BT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波にて送信されてくる信号の受信待ち状態にする。
また、携帯機2aのBT通信部24と車載装置1のBT通信部18との間でBT通信が確立した後に、車載装置1の制御部11が収集・転送処理を行い、収集処理によって得られたタイヤ情報をBT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波にてBT通信部18から携帯機2aに送信させる。
そして、車載装置1のBT通信部18から送信されてくるタイヤ情報を携帯機2aのBT通信部24で受信した後に、制御部21が、BT通信部24からこのタイヤ情報をBT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波にて携帯電話機3に送信する。よって、制御部21およびBT通信部24が請求項の仲介手段として機能する。
続いて、送信されてくる信号の受信待ちをしていた携帯電話機3のBT通信部32がこのタイヤ情報を受信した後に、制御部31の指示に従って、このタイヤ情報をもとに例えば各タイヤのタイヤ空気圧の情報を示す表示を表示器36に行う。なお、タイヤのタイヤ空気圧の情報を示す表示を表示器36に行う場合、制御部31では、タイヤ情報に含まれるIDコードに従って各々のタイヤごとにタイヤ空気圧の情報を対応付けたりなどするものとする。
その後、車載装置1からの車両Cの各タイヤのタイヤ空気圧の情報の取得を停止する旨の所定の操作入力を携帯電話機3の操作入力部34で受け付けたときに、携帯電話機3の制御部31が携帯電話機3のBT通信部32から前述の待機部材をスリープ状態に戻させる停止要求信号をBT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波にて携帯機2aに送信する。
さらに、携帯電話機3のBT通信部32から送信されてくる停止要求信号を携帯機2aのBT通信部24で受信した後に、携帯機2aの制御部21が携帯機2aのUHF送受信部23からこの停止要求信号をUHF帯の電波にて車載装置1に送信する。そして、車載装置1のエントリーシステム用UHF送受信部13が停止要求信号を受信して車載装置1の制御部11に入力し、待機部材をアクティブ状態からスリープ状態に移行させ、収集・転送処理を停止させる。続いて、制御部11からの指示に従ってエントリーシステム用UHF送受信部13から、待機部材をアクティブ状態からスリープ状態に移行させたことを示すレスポンス信号をUHF帯の電波にて携帯機2aに送信し、車載装置1での処理を終了する。
一方、車載装置1のエントリーシステム用UHF送受信部13から送信されてくる、待機部材をアクティブ状態からスリープ状態に移行させたことを示すレスポンス信号を携帯機2aのUHF送受信部23で受信した後に、携帯機2aの制御部21が、このレスポンス信号をBT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波にて携帯機2aのBT通信部24から携帯電話機3に送信し、携帯機2aでの処理を終了する。そして、携帯機2aのBT通信部24から送信されてくる、待機部材をアクティブ状態からスリープ状態に移行させたことを示すレスポンス信号を携帯電話機3のBT通信部32で受信した後に、携帯電話機3での処理も終了する。
以上の構成によれば、センサユニット15a〜15dの空気圧センサで検出されたタイヤ空気圧の情報を無線通信によってユーザに携行される携帯電話機3が取得し、この携帯電話機3に備えられた表示機36で車両Cのタイヤ空気圧の情報を表示させることができるので、ユーザの手元で車両Cのタイヤ空気圧の情報を表示させることができる。従って、以上の構成によっても、ユーザがタイヤ空気圧の調整を思い立ったときに、より簡便にタイヤ空気圧の調整を行うことが可能になる。
なお、前述の実施形態では、車載装置1のセンサユニット15a〜15dの空気圧センサで検出した車両Cのタイヤ空気圧の情報を携帯機2aが取得し、この携帯機2aが取得した当該タイヤ空気圧の情報を携帯電話機3が取得し、この携帯電話機3の表示器36に当該タイヤ空気圧の情報を表示する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、車載装置1のセンサユニット15a〜15dで検出した車両Cのタイヤ空気圧の情報を、携帯機2aを介さずに携帯電話機3が取得する構成としてもよい。以上の構成の一例として車両システム300の構成について図10および図11を用いて以下で説明を行う。なお、本実施形態において説明すること以外の構成は、前述の実施形態と同様である。また、説明の便宜上、前述の実施形態の説明に用いた図面に示した部材と同様の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
車両システム300は、車載装置1、携帯機2a、および携帯電話機3を含んでいる。車両システム300は、車載装置1のセンサユニット15a〜15dで検出した車両Cのタイヤ空気圧の情報を、携帯機2aを介さずに携帯電話機3が取得する点を除けば車両システム200と同様の構成である。
ここで、図10および図11を用いて、携帯機2aを介した携帯電話機3からの要求に応じて車載装置1から車両Cの各タイヤの空気圧の情報を、携帯機2aを介さずに携帯電話機3に送信する処理の概要を説明する。図10は、車両システム300における情報の流れを概略的に示す模式図である。図10に示すように、携帯機2aと車載装置1との間では、車載装置1の起動の要求や停止の要求に関わる通信はUHF帯の電波を用いて行う。また、携帯電話機3と携帯機2aとの間では、携帯機2aの制御指示に関わる通信を、BT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波を用いて行う。そして、携帯電話機3と車載装置1との間では、車両Cの各タイヤの空気圧の情報の取得に関わる通信を、BT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波を用いて行う。
次に、図11を用いて、車両システム300における車載装置1と携帯機2aと携帯電話機3との間での情報の流れの詳細について説明を行う。図11は、車両システム300における車載装置1と携帯機2aと携帯電話機3との間での情報の流れを示すシーケンス図の一例である。なお、ここでは、車載装置1と携帯機2aとがUHF帯の電波を用いた通信およびBT通信のいずれについても通信可能な位置関係にあり、車載装置1と携帯機2aならびに携帯機2aと携帯電話機3とがBT通信について通信可能な位置関係にあるものとして以降の説明を行う。
図11のシーケンス図は、携帯機2aの制御部21が、携帯機2aのBT通信部24から、待機部材をスリープ状態からアクティブ状態に移行させたことを示すレスポンス信号をBT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波にて携帯電話機3に送信するまでは、図9のシーケンス図と同様の処理が行われる。
そして、携帯機2aのBT通信部24から送信されてくる、待機部材をスリープ状態からアクティブ状態に移行させたことを示すレスポンス信号を携帯電話機3のBT通信部32で受信した後に、携帯電話機3の制御部31は、携帯機2aのUHF送受信部23と車載装置1のエントリーシステム用UHF送受信部13との通信接続の解除を要求する接続解除要求信号をBT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波にて携帯機2aに送信する。
続いて、携帯電話機3のBT通信部32から送信されてくる接続解除要求信号を携帯機2aのBT通信部24で受信した後に、携帯機2aの制御部21が、携帯機2aのUHF送受信部23と車載装置1のエントリーシステム用UHF送受信部13との通信接続を解除する。
また、携帯電話機3のBT通信部32から携帯機2aに接続解除要求信号を送信した後に、携帯電話機3の制御部31が、BT通信部32と車載装置1のBT通信部18とのBT接続を試行する。続いて、BT通信部32とBT通信部18との間でBT通信が確立した後に、車載装置1の制御部11が収集・転送処理を行い、収集処理によって得られたタイヤ情報をBT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波にてBT通信部18から携帯機2aに送信させる。
そして、車載装置1のBT通信部18から送信されてくるタイヤ情報を携帯電話機3のBT通信部32で受信した後に、制御部31の指示に従って、このタイヤ情報をもとに例えば各タイヤのタイヤ空気圧の情報を示す表示を表示器36に行う。なお、BT通信部32では、車載装置1のBT通信部18から送信されるタイヤ情報を受信することによってタイヤ情報を取得する。よって、BT通信部32が請求項の第2通信端末側受信手段として機能する。
その後、車載装置1からの車両Cの各タイヤのタイヤ空気圧の情報の取得を停止する旨の所定の操作入力を携帯電話機3の操作入力部34で受け付けたときに、携帯電話機3の制御部31が携帯電話機3のBT通信部32から前述の待機部材をスリープ状態に戻させる停止要求信号をBT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波にて車載装置1に送信する。
さらに、携帯電話機3のBT通信部32から送信されてくる停止要求信号を車載装置1のBT通信部18で受信して車載装置1の制御部11に入力し、待機部材をアクティブ状態からスリープ状態に移行させ、収集・転送処理を停止させる。そして、車載装置1のエントリーシステム用UHF送受信部13が停止要求信号を受信して車載装置1の制御部11に入力し、待機部材をアクティブ状態からスリープ状態に移行させ、収集・転送処理を停止させる。続いて、制御部11からの指示に従ってBT通信部18から、待機部材をアクティブ状態からスリープ状態に移行させたことを示すレスポンス信号をBT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波にて携帯電話機3に送信し、車載装置1での処理を終了する。一方、車載装置1のBT通信部18から送信されてくる、待機部材をアクティブ状態からスリープ状態に移行させたことを示すレスポンス信号を携帯電話機3のBT通信部32で受信した後に、携帯電話機3での処理も終了する。
以上の構成によっても、ユーザがタイヤ空気圧の調整を思い立ったときに、より簡便にタイヤ空気圧の調整を行うことが可能になる。
なお、前述の実施形態では、車載装置1のセンサユニット15a〜15dの空気圧センサで検出した車両Cのタイヤ空気圧の情報を車載装置1の制御部11で収集した後、車載装置1のBT通信部18から送信されるタイヤ情報を携帯機2・2aで取得する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、車載装置1のセンサユニット15a〜15dの空気圧センサで検出した車両Cのタイヤ空気圧の情報を車載装置1の制御部11で収集せずに、センサユニット15a〜15dの無線通信部から送信されるタイヤ情報を携帯機で取得する構成としてもよい。以上の構成の一例として車両システム400の構成について図12〜図14を用いて以下で説明を行う。なお、本実施形態において説明すること以外の構成は、前述の実施形態と同様である。また、説明の便宜上、前述の実施形態の説明に用いた図面に示した部材と同様の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
車両システム400は、車載装置1および携帯機2bを含んでいる。携帯機2bは、UHF送受信部23の代わりに、受信可能な周波数帯を切り替え可能なUHF送受信部43を備えている点を除けば携帯機2と同様の構成である。
まず、図12を用いて、携帯機2bのUHF送受信部43の概略的な構成について説明を行う。図12は、携帯機2bのUHF送受信部43の概略的な構成を示すブロック図である。図12に示すようにUHF送受信部43は、送信部44、スイッチ(SW)45、増幅回路(AMP)46、局部発信器(LO)47、混合器(MIX)48、バンドパスフィルタ(BPF)49、および復調回路50を備えている。
携帯機2bの制御部21からUHF送受信部43で送信する情報が入力されてきた場合には、送信部44でこの情報を受け取って送信用の信号に変換し、UHFアンテナからこの信号を送信する。なお、制御部21は、UHF送受信部43から信号を送信させる場合には、スイッチ45を切り替えてUHFアンテナと送信部44とを接続させる。
また、UHF送受信部43で信号を受信する場合には、制御部21がスイッチ45を切り替えてUHFアンテナと増幅回路46とを接続させる。そして、UHFアンテナで信号を受信した場合には、この信号が増幅回路46に入力されて増幅された後、局部発振器47から発振された信号と混合器48において混合され、バンドパスフィルタ49を通過して帯域外の周波数成分が除去され、最後に復調回路50で復調されて制御部21に出力される。また、局部発振器47は、制御部21からの指示に従って発振する周波数を切り替えることができるため、制御部21からの指示によって、UHF送受信部43で受信可能な周波数帯を切り替えることが可能である。
ここで、図13および図14を用いて、携帯機2bからの要求に応じて車載装置1のセンサユニット15a〜15dの空気圧センサで検出した車両Cのタイヤ空気圧の情報(詳しくは、タイヤ空気圧の情報を含むタイヤ情報)を携帯機2bで取得する処理の概要を説明する。図13は、車両システム400における情報の流れを概略的に示す模式図である。図13に示すように、携帯機2bと車載装置1との間では、車載装置1の起動の要求や停止の要求に関わる通信も車両Cの各タイヤの空気圧の情報の取得に関わる通信もUHF帯の電波を用いて行う。
なお、携帯機2bのUHF送受信部43では、車載装置1の起動の要求や停止の要求に関わる通信に用いるUHF帯の電波の周波数帯と車両Cの各タイヤの空気圧の情報の取得に関わる通信に用いるUHF帯の周波数帯とのそれぞれに対応可能なように、局部発振器47から発振する周波数を切り替えることによって、UHF送受信部43で受信可能な周波数帯を切り替えている。以下では、車載装置1の起動の要求や停止の要求に関わる通信に用いるUHF帯の電波の周波数帯をUHF送受信部43で受信するモードをエントリーシステム用モードと呼び、車両Cの各タイヤの空気圧の情報の取得に関わる通信に用いるUHF帯の周波数帯をUHF送受信部43で受信するモードをTPMS用モードと呼ぶ。
次に、図14を用いて、車両システム400における車載装置1と携帯機2bとの間での情報の流れの詳細について説明を行う。図14は、車両システム400における車載装置1と携帯機2bとの間での情報の流れを示すシーケンス図の一例である。なお、ここでは、車載装置1と携帯機2bとがUHF帯の電波を用いた通信について通信可能な位置関係にあるものとして以降の説明を行う。
まず、車載装置1から車両Cの各タイヤのタイヤ空気圧の情報の取得を開始する旨の所定の操作入力を携帯機2bで受け付けたときに、携帯機2bの制御部21が、UHF送受信部43をエントリーシステム用モードに切り替える。そして、この切り替えが完了した後に、携帯機2bの制御部21が携帯機2bのUHF送受信部43から前述の待機部材をアクティブ状態に移行させる起動要求信号をUHF帯の電波にて車載装置1に送信する。よって、UHF送受信部43は、請求項の携帯機側送信手段として機能する。なお、上述の所定の操作入力は、図4の説明中で述べたのと同様の操作入力とすればよい。
続いて、UHF帯の電波にて送信されてくる信号の受信待ちをしていた車載装置1のエントリーシステム用UHF送受信部13が起動要求信号を受信して車載装置1の制御部11に入力し、TPMS用UHF受信部14を除く待機部材をスリープ状態からアクティブ状態に移行させる。そして、制御部11からの指示に従ってエントリーシステム用UHF送受信部13から、TPMS用UHF受信部14を除く待機部材をスリープ状態からアクティブ状態に移行させたことを示すレスポンス信号をUHF帯の電波にて携帯機2bに送信する。なお、このレスポンス信号に、各センサユニット15a〜15dの空気圧センサに固有のIDコードとこれらの空気圧センサの位置関係との対比情報を付加して送信し、この対比情報を送信先で利用可能とする構成としてもよい。
さらに、車載装置1のエントリーシステム用UHF送受信部13から送信されてくるレスポンス信号を携帯機2bのUHF送受信部43で受信した後に、携帯機2bの制御部21は、UHF送受信部43をTPMS用モードに切り替える。
また、車載装置1のエントリーシステム用UHF送受信部13から、TPMS用UHF受信部14を除く待機部材をスリープ状態からアクティブ状態に移行させたことを示すレスポンス信号を送信した後に、車載装置1の制御部11がタイヤ情報送信処理を行う。タイヤ情報送信処理では、LF送信部12を介して、左前輪ANT16bからセンサユニット15b、右前輪ANT16aからセンサユニット15a、左後輪ANT16dからセンサユニット15d、右後輪ANT16cからセンサユニット15cの順にそれぞれ1回ずつ送信要求信号を送信させる。なお、この送信要求信号の送信によって、センサユニット15a、センサユニット15b、センサユニット15c、センサユニット15dの順にタイヤ空気圧が検出され、センサユニット15aの無線通信部、センサユニット15bの無線通信部、センサユニット15cの無線通信部、センサユニット15dの無線通信部の順に、UHF帯の電波にてタイヤ情報が送信されることになる。
続いて、センサユニット15a〜15dの各無線通信部からUHF帯の電波にて送信されたタイヤ情報を携帯機2bのUHF送受信部43で受信した後に、携帯機2bの制御部21の指示に従って、このタイヤ情報をもとに例えば各タイヤのタイヤ空気圧の情報を示す表示を表示器29に行う。よって、UHF送受信部43が請求項の携帯機側受信手段として機能する。
その後、車載装置1からの車両Cの各タイヤのタイヤ空気圧の情報の取得を停止する旨の所定の操作入力を携帯機2bで受け付けたときに、携帯機2bの制御部21が、UHF送受信部43をエントリーシステム用モードに切り替える。そして、この切り替えが完了した後に、制御部21がUHF送受信部43から前述の待機部材をスリープ状態に戻させる停止要求信号をUHF帯の電波にて車載装置1に送信する。なお、上述の所定の操作入力についても、車載装置1から車両Cの各タイヤのタイヤ空気圧の情報の取得を開始する旨の所定の操作入力と同様にして行われるものとしても構わない。
続いて、車載装置1のエントリーシステム用UHF送受信部13が停止要求信号を受信して車載装置1の制御部11に入力し、TPMS用UHF受信部14を除く待機部材をアクティブ状態からスリープ状態に移行させる。そして、制御部11からの指示に従ってエントリーシステム用UHF送受信部13から、TPMS用UHF受信部14を除く待機部材をアクティブ状態からスリープ状態に移行させたことを示すレスポンス信号をUHF帯の電波にて携帯機2bに送信し、車載装置1での処理を終了する。一方、車載装置1のエントリーシステム用UHF送受信部13から送信されてくる、TPMS用UHF受信部14を除く待機部材をアクティブ状態からスリープ状態に移行させたことを示すレスポンス信号を携帯機2bのUHF送受信部43で受信した後に、携帯機2bでの処理も終了する。
以上の構成によれば、センサユニット15a〜15dの空気圧センサで検出されたタイヤ空気圧の情報を車載装置1の制御部11において一旦収集する処理を行わなくても、センサユニット15a〜15dの無線通信部からUHF帯の電波にて送信されるタイヤ空気圧の情報(詳しくは、タイヤ空気圧の情報を含むタイヤ情報)を直接に携帯機2bのUHF送受信部43で受信できるので、センサユニット15a〜15dの空気圧センサで検出されたタイヤ空気圧の情報を制御部11において一旦収集する処理を担うTPMS用UHF受信部14をアクティブ状態にする必要がなく、消費電流をより抑えることができる。
なお、前述の実施形態では、車載装置1のセンサユニット15a〜15dの空気圧センサで検出した車両Cのタイヤ空気圧の情報を車載装置1の制御部11で収集せずに、センサユニット15a〜15dの無線通信部から送信されるタイヤ情報を携帯機2bで取得し、携帯機2bの表示器29に表示する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、センサユニット15a〜15dの無線通信部から送信されるタイヤ情報を携帯機で取得し、この携帯機が取得した当該タイヤ空気圧の情報をさらに別の携帯通信端末が取得し、この携帯通信端末の備える表示手段によって当該タイヤ空気圧の情報を表示する構成としてもよい。以上の構成の一例として車両システム500の構成について図15および図16を用いて以下で説明を行う。なお、本実施形態において説明すること以外の構成は、前述の実施形態と同様である。また、説明の便宜上、前述の実施形態の説明に用いた図面に示した部材と同様の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
車両システム500は、車載装置1、携帯機2c、および携帯電話機3を含んでいる。携帯機2cは、表示器29を備えていない点を除けば携帯機2bと同様の構成である。
ここで、図15および図16を用いて、携帯機2cを介した携帯電話機3からの要求に応じて車載装置1のセンサユニット15a〜15dで検出した車両Cのタイヤ空気圧の情報(詳しくは、タイヤ空気圧の情報を含むタイヤ情報)を、携帯機2cを介して携帯電話機3で取得する処理の概要を説明する。図15は、車両システム500における情報の流れを概略的に示す模式図である。図15に示すように、携帯機2cと車載装置1との間では、車載装置1の起動の要求や停止の要求に関わる通信も車両Cの各タイヤの空気圧の情報の取得に関わる通信もUHF帯の電波を用いて行う。そして、携帯電話機3と携帯機2cとの間では、携帯機2cの制御指示や車両Cの各タイヤの空気圧の情報の取得に関わる通信を、BT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波を用いて行う。
なお、携帯機2cのUHF送受信部43でも、車載装置1の起動の要求や停止の要求に関わる通信に用いるUHF帯の電波の周波数帯と車両Cの各タイヤの空気圧の情報の取得に関わる通信に用いるUHF帯の周波数帯とのそれぞれに対応可能なように、局部発振器47から発振する周波数を切り替えることによって、UHF送受信部43で受信可能な周波数帯を切り替えている。以下でも、車載装置1の起動の要求や停止の要求に関わる通信に用いるUHF帯の電波の周波数帯をUHF送受信部43で受信するモードをエントリーシステム用モードと呼び、車両Cの各タイヤの空気圧の情報の取得に関わる通信に用いるUHF帯の周波数帯をUHF送受信部43で受信するモードをTPMS用モードと呼ぶものとする。
次に、図16を用いて、車両システム500における車載装置1と携帯機2cと携帯電話機3との間での情報の流れの詳細について説明を行う。図16は、車両システム500における車載装置1と携帯機2cと携帯電話機3との間での情報の流れを示すシーケンス図の一例である。なお、ここでは、車載装置1と携帯機2cとがUHF帯の電波を用いた通信について通信可能な位置関係にあり、携帯機2cと携帯電話機3とがBT通信について通信可能な位置関係にあるものとして以降の説明を行う。
まず、車載装置1から車両Cの各タイヤのタイヤ空気圧の情報の取得を開始する旨の所定の操作入力を携帯電話機3の操作入力部34で受け付けたときに、携帯電話機3の制御部31は、携帯電話機3のBT通信部32と携帯機2cのBT通信部24とのBT接続を試行する。そして、BT通信部32とBT通信部24との間でBT通信が確立した後に、携帯電話機3の制御部31が、携帯電話機3のBT通信部32からTPMS用UHF受信部14を除く待機部材をアクティブ状態に移行させる起動要求信号をBT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波にて携帯機2cに送信する。
さらに、携帯電話機3のBT通信部32から送信されてくる起動要求信号を携帯機2cのBT通信部24で受信したときに、携帯機2cの制御部21が、携帯機2cのUHF送受信部43をエントリーシステム用モードに切り替える。そして、この切り替えが完了した後に、制御部21がUHF送受信部43から前述の起動要求信号をUHF帯の電波にて車載装置1に送信する。
続いて、UHF帯の電波にて送信されてくる信号の受信待ちをしていた車載装置1のエントリーシステム用UHF送受信部13が起動要求信号を受信して車載装置1の制御部11に入力し、TPMS用UHF受信部14を除く待機部材をスリープ状態からアクティブ状態に移行させる。そして、制御部11からの指示に従ってエントリーシステム用UHF送受信部13から、TPMS用UHF受信部14を除く待機部材をスリープ状態からアクティブ状態に移行させたことを示すレスポンス信号をUHF帯の電波にて携帯機2cに送信する。
さらに、車載装置1のエントリーシステム用UHF送受信部13から送信されてくる、TPMS用UHF受信部14を除く待機部材をスリープ状態からアクティブ状態に移行させたことを示すレスポンス信号を携帯機2cのUHF送受信部43で受信したときに、携帯機2cの制御部21は、UHF送受信部43をTPMS用モードに切り替える。そして、この切り替えが完了した後に、制御部21が携帯機2cのBT通信部24からこのレスポンス信号をBT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波にて携帯電話機3に送信する。
続いて、携帯機2cのBT通信部24から送信されてくる、TPMS用UHF受信部14を除く待機部材をスリープ状態からアクティブ状態に移行させたことを示すレスポンス信号を携帯電話機3のBT通信部32で受信した後に、携帯電話機3の制御部31は、BT通信部32を、BT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波にて送信されてくる信号の受信待ち状態にする。
また、車載装置1のエントリーシステム用UHF送受信部13から、TPMS用UHF受信部14を除く待機部材をスリープ状態からアクティブ状態に移行させたことを示すレスポンス信号を送信した後に、車載装置1の制御部11が前述のタイヤ情報送信処理を行う。そして、センサユニット15a〜15dの各無線通信部からUHF帯の電波にて送信されたタイヤ情報を携帯機2bのUHF送受信部43で受信した後に、制御部21が、BT通信部24からこのタイヤ情報をBT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波にて携帯電話機3に送信する。
続いて、送信されてくる信号の受信待ちをしていた携帯電話機3のBT通信部32がこのタイヤ情報を受信した後に、制御部31の指示に従って、このタイヤ情報をもとに例えば各タイヤのタイヤ空気圧の情報を示す表示を表示器36に行う。
その後、車載装置1からの車両Cの各タイヤのタイヤ空気圧の情報の取得を停止する旨の所定の操作入力を携帯電話機3の操作入力部34で受け付けたときに、携帯電話機3の制御部31が携帯電話機3のBT通信部32から前述の待機部材をスリープ状態に戻させる停止要求信号をBT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波にて携帯機2cに送信する。
さらに、携帯電話機3のBT通信部32から送信されてくる停止要求信号を携帯機2cのBT通信部24で受信したときに、携帯機2cの制御部21が、UHF送受信部43をエントリーシステム用モードに切り替える。そして、この切り替えが完了した後に、携帯機2cの制御部21が携帯機2cのUHF送受信部23からこの停止要求信号をUHF帯の電波にて車載装置1に送信する。
続いて、車載装置1のエントリーシステム用UHF送受信部13が停止要求信号を受信して車載装置1の制御部11に入力し、TPMS用UHF受信部14を除く待機部材をアクティブ状態からスリープ状態に移行させる。そして、制御部11からの指示に従ってエントリーシステム用UHF送受信部13から、TPMS用UHF受信部14を除く待機部材をアクティブ状態からスリープ状態に移行させたことを示すレスポンス信号をUHF帯の電波にて携帯機2cに送信し、車載装置1での処理を終了する。
さらに、車載装置1のエントリーシステム用UHF送受信部13から送信されてくる、TPMS用UHF受信部14を除く待機部材をアクティブ状態からスリープ状態に移行させたことを示すレスポンス信号を携帯機2cのUHF送受信部43で受信した後に、携帯機2cの制御部21が、このレスポンス信号をBT方式に基づく通信プロトコルに従って2.4GHz帯の電波にて携帯機2cのBT通信部24から携帯電話機3に送信し、携帯機2cでの処理を終了する。そして、携帯機2cのBT通信部24から送信されてくる、TPMS用UHF受信部14を除く待機部材をアクティブ状態からスリープ状態に移行させたことを示すレスポンス信号を携帯電話機3のBT通信部32で受信した後に、携帯電話機3での処理も終了する。
以上の構成によっても、センサユニット15a〜15dの空気圧センサで検出されたタイヤ空気圧の情報を車載装置1の制御部11において一旦収集する処理を行わなくても、センサユニット15a〜15dの無線通信部からUHF帯の電波にて送信されるタイヤ空気圧の情報(詳しくは、タイヤ空気圧の情報を含むタイヤ情報)を直接に携帯機2cのUHF送受信部43で受信できるので、センサユニット15a〜15dの空気圧センサで検出されたタイヤ空気圧の情報を制御部11において一旦収集する処理を担うTPMS用UHF受信部14をアクティブ状態にする必要がなく、消費電流をより抑えることができる。
なお、車載装置1は、携帯機2bや携帯機2cから起動要求信号を受信する度に、前後左右輪の各タイヤの空気圧センサに対して1回ずつ順番にLFコマンド(つまり、送信要求信号)を送信し、停止要求信号を受けなくても自動的に車載装置1での処理を終了する構成としてもよい。これによれば、ユーザが単純に車両Cの現在のタイヤ空気圧を確認したいだけの場合に、車載装置1での処理を終了させる操作をユーザが行わなくても済むようになるとともに、余分な回数のタイヤ空気圧の検出を行わずに済み、消費電流を抑えることができる。
また、前述の実施形態では、車載装置1、携帯機2・2a・2b・2c、携帯電話機3の間での無線通信に用いる方式として、UHF帯の電波を用いる方式およびBT方式を例に挙げて説明を行ったが、必ずしもこれに限らない。車載装置1、携帯機2・2a・2b・2c、携帯電話機3の間での無線通信に用いる方式としては、お互いの通信が混信しない組み合わせであれば、あらゆる方式を組み合わせて用いる構成としてもよい。
なお、前述の実施形態では、請求項の携帯通信端末として携帯電話機を適用する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。請求項の携帯通信端末としてユーザが携行するあらゆる通信端末を適用可能であって、例えば、請求項の携帯通信端末として携帯電話機やPDA(personal digital assistant)等を適用する構成とすることも可能である。
また、前述の実施形態では、請求項の携帯機として電子キーを適用する構成、つまり、携帯機2に電子キーとしての機能も備える構成を示したが、必ずしもこれに限らない。請求項の携帯機としてユーザが携行するあらゆる通信端末を適用可能であって、例えば、請求項の携帯機として携帯電話機やPDA(personal digital assistant)等を適用する構成とすることも可能である。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 車載装置、2 携帯機、3 携帯電話機(携帯通信端末)、11 制御部(収集手段、検出指示信号送信手段、空気圧検出装置、第1判定手段、第2判定手段)、12 LF送信部(検出指示信号送信手段、空気圧検出装置)、13 エントリーシステム用UHF送受信部(空気圧検出装置)、14 TPMS用UHF受信部(収集手段、空気圧検出装置)、15a〜15d センサユニット(空気圧センサ、無線通信手段、空気圧検出装置)、16a 右前輪ANT(検出指示信号送信手段、空気圧検出装置)、16b 左前輪ANT(検出指示信号送信手段、空気圧検出装置)、16c 右後輪ANT(検出指示信号送信手段、空気圧検出装置)、16d 左後輪ANT(検出指示信号送信手段、空気圧検出装置)、17 コンビネーションメータ、18 BT通信部(検出装置側送信手段、空気圧検出装置)、21 制御部(仲介手段)、22 LF受信部、23 UHF送受信部、24 BT通信部(携帯機側受信手段、仲介手段)、25 記憶部、26・27 プッシュスイッチ、28 スピーカ、29 表示器(携帯機側表示手段)、31 制御部、32 BT通信部(第1通信端末側受信手段、通信端末側送信手段、第2通信端末側受信手段)、33 記憶部、34 操作入力部、35 スピーカ、36 表示器(通信端末側表示手段)、43 UHF送受信部(携帯機側送信手段、携帯機側受信手段)、44 送信部、45 スイッチ、46 増幅回路、47 局部発信器、48 混合器、49 バンドパスフィルタ、50 復調回路、100・200・300・400・500 車両システム

Claims (19)

  1. 車両に搭載されて前記車両のタイヤの空気圧を検出する空気圧検出装置と、
    ユーザに携行される携帯機であって、
    前記空気圧検出装置を強制的に起動させる起動要求信号を無線通信によって送信する携帯機側送信手段と、
    前記空気圧検出装置で検出された前記車両のタイヤの空気圧の情報を無線通信によって取得する携帯機側受信手段と、を備えている携帯機と、を含む車両システム。
  2. 前記携帯機は、前記携帯機側受信手段で取得した前記タイヤの空気圧の情報を表示する携帯機側表示手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の車両システム。
  3. 前記ユーザに携行される携帯通信端末であって、
    前記空気圧検出装置を強制的に起動させる起動要求信号を前記携帯機に無線通信によって送信することで、前記携帯機側送信手段から前記起動要求信号を送信させる通信端末側送信手段と、
    前記携帯機の前記携帯機側受信手段で取得した前記タイヤの空気圧の情報を、無線通信によって取得する第1通信端末側受信手段と、
    前記第1通信端末側受信手段で取得した前記タイヤの空気圧の情報を表示する通信端末側表示手段と、を備えている携帯通信端末をさらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載の車両システム。
  4. 前記ユーザに携行される携帯通信端末であって、
    前記空気圧検出装置を強制的に起動させる起動要求信号を前記携帯機に無線通信によって送信することで、前記携帯機側送信手段から前記起動要求信号を送信させる通信端末側送信手段と、
    前記空気圧検出装置で検出された前記車両のタイヤの空気圧の情報を無線通信によって取得する第2通信端末側受信手段と、
    前記第2通信端末側受信手段で取得した前記タイヤの空気圧の情報を表示する通信端末側表示手段と、を備えている携帯通信端末をさらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載の車両システム。
  5. 前記携帯通信端末は、携帯電話機であることを特徴とする請求項4に記載の車両システム。
  6. 前記空気圧検出装置は、
    前記車両の各タイヤに設けられて前記タイヤの空気圧を検出する空気圧センサと、
    前記空気圧センサで検出した前記車両の各タイヤの空気圧の情報を無線通信によって送信する無線通信手段と、
    前記無線通信手段から送信される前記車両のタイヤの空気圧の情報を受信することによって前記空気圧センサで検出した前記車両の各タイヤの空気圧の情報を収集する収集手段と、
    前記収集手段で収集した前記車両の各タイヤの空気圧の情報を送信する検出装置側送信手段と、
    前記携帯機の前記携帯機側送信手段から前記起動要求信号が送信されてきた場合に、前記車両の各タイヤに設けられた前記空気圧センサに前記タイヤの空気圧を検出させる検出指示信号を送信する検出指示信号送信手段と、を備え、
    前記検出指示信号送信手段から送信される前記検出指示信号に従って前記空気圧センサで検出した前記車両の各タイヤの空気圧の情報を前記収集手段で収集し、収集した前記車両の各タイヤの空気圧の情報を前記検出装置側送信手段から送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両システム。
  7. 前記携帯機の前記携帯機側受信手段は、前記検出装置側送信手段から送信される前記車両の各タイヤの空気圧の情報を受信することによって、前記空気圧検出装置で検出された前記車両の各タイヤの空気圧の情報を取得することを特徴とする請求項6に記載の車両システム。
  8. 前記携帯通信端末の前記第2通信端末側受信手段は、前記検出装置側送信手段から送信される前記車両の各タイヤの空気圧の情報を受信することによって、前記空気圧検出装置で検出された前記車両の各タイヤの空気圧の情報を取得することを特徴とする請求項6に記載の車両システム。
  9. 前記携帯機の前記携帯機側送信手段から送信する前記起動要求信号は、UHF帯の電波にて送信し、
    前記空気圧検出装置の前記検出装置側送信手段から送信する前記車両の各タイヤの空気圧の情報は、Bluetooth方式に基づく通信プロトコルに従って送信することを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の車両システム。
  10. 前記検出指示信号送信手段は、前記車両の各タイヤに設けられたそれぞれの空気圧センサに対して順番に、タイヤの空気圧を検出させる検出指示信号を逐次送信し、
    前記収集手段は、前記検出指示信号送信手段から逐次送信される前記検出指示信号に従って前記それぞれの空気圧センサで順番に逐次検出されてくる前記車両の各タイヤの空気圧の情報を前記収集手段で収集することを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の車両システム。
  11. 前記収集手段で収集した前記それぞれの空気圧センサで順番に逐次検出されてきた前記車両の各タイヤの空気圧の情報をもとに、前記それぞれの空気圧センサのうちに、前記空気圧センサから逐次検出されてくる前記車両のタイヤの空気圧の変化量が所定の閾値以上となった空気圧センサが存在するか否かを判定する第1判定手段をさらに備え、
    前記第1判定手段によって、前記それぞれの空気圧センサのうちに、前記変化量が所定の閾値以上となった空気圧センサが存在すると判定した場合には、前記それぞれの空気圧センサのうちの、前記変化量が所定の閾値以上となった空気圧センサについてのみ、前記検出指示信号送信手段から前記タイヤの空気圧を検出させる検出指示信号を逐次送信させ、前記車両の各タイヤの空気圧の情報のうち、当該空気圧センサで逐次検出した前記車両のタイヤの空気圧の情報のみを前記収集手段で収集させることを特徴とする請求項10に記載の車両システム。
  12. 前記第1判定手段によって前記変化量が所定の閾値以上となったと判定された空気圧センサから逐次検出されてくる前記車両のタイヤの空気圧の変化量が所定の期間以上変化しないか否かを判定する第2判定手段をさらに備え、
    前記第2判定手段によって、前記変化量が所定の期間以上変化しないと判定した場合には、再度、前記検出指示信号送信手段から前記車両の各タイヤに設けられたそれぞれの空気圧センサに対して順番に、タイヤの空気圧を検出させる検出指示信号を逐次送信させる処理を開始し、前記検出指示信号送信手段から逐次送信される前記検出指示信号に従って前記それぞれの空気圧センサで順番に逐次検出されてくる前記車両の各タイヤの空気圧の情報を前記収集手段で収集させることを特徴とする請求項11に記載の車両システム。
  13. 前記空気圧検出装置は、
    前記車両の各タイヤに設けられて前記タイヤの空気圧を検出する空気圧センサと、
    前記空気圧センサで検出した前記車両のタイヤの空気圧の情報を無線通信にて送信する無線通信手段と、
    前記携帯機の前記携帯機側送信手段から前記起動要求信号が送信されてきた場合に、前記車両の各タイヤに設けられた前記空気圧センサに前記タイヤの空気圧を検出させる検出指示信号を送信する検出指示信号送信手段と、を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両システム。
  14. 前記携帯機の前記携帯機側受信手段は、前記無線通信手段から送信される前記車両のタイヤの空気圧の情報を受信することによって、前記空気圧検出装置で検出された前記車両のタイヤの空気圧の情報を取得することを特徴とする請求項13に記載の車両システム。
  15. 前記携帯機の前記携帯機側送信手段から送信する前記起動要求信号は、UHF帯の電波にて送信し、
    前記空気圧検出装置の前記無線通信手段から送信する前記車両の各タイヤの空気圧の情報は、当該UHF帯の電波とは周波数を違えたUHF帯の電波にて送信することを特徴とする請求項13または14に記載の車両システム。
  16. 前記携帯機の前記携帯機側受信手段は、受信可能な周波数帯を切り替え可能であって、
    受信可能な周波数帯を切り替えることによって、前記携帯機側送信手段から送信された前記起動要求信号に応答して前記空気圧検出装置から前記UHF帯の電波にて送信されてくるレスポンス信号と、前記空気圧検出装置の前記無線通信手段から前記UHF帯の電波とは周波数を違えたUHF帯の電波にて送信されてくる前記車両の各タイヤの空気圧の情報とのいずれも受信可能となっていることを特徴とする請求項15に記載の車両システム。
  17. 前記携帯機は、前記車両の電子キーとしての機能もさらに備えていることを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の車両システム。
  18. ユーザに携行される携帯機であって、
    車両に搭載されて前記車両のタイヤの空気圧を検出する空気圧検出装置を強制的に起動させる起動要求信号を無線通信によって送信する携帯機側送信手段と、
    前記空気圧検出装置で検出した前記車両のタイヤの空気圧の情報を無線通信によって取得する携帯機側受信手段と、
    前記携帯機側受信手段で取得した前記タイヤの空気圧の情報を表示する携帯機側表示手段と、を備えていることを特徴とする携帯機。
  19. ユーザに携行される携帯機であって、
    車両に搭載されて前記車両のタイヤの空気圧を検出する空気圧検出装置を強制的に起動させる起動要求信号を無線通信によって送信する携帯機側送信手段と、
    前記空気圧検出装置で検出した前記車両のタイヤの空気圧の情報を無線通信によって取得する携帯機側受信手段と、
    前記携帯機側受信手段で取得した前記タイヤの空気圧の情報を、前記ユーザに携行されるとともに前記タイヤの空気圧の情報を表示可能な通信端末側表示手段を有する携帯通信端末に無線通信によって送信する仲介手段と、を備えていることを特徴とする携帯機。
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